トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ
以下はWikipediaより引用
要約
『トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ』(Transformers: The Headmasters)は、『トランスフォーマー』シリーズのアニメ作品第3弾で、前作『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010』の日本版の続編。1987年(昭和62年)7月3日 - 1988年(昭和63年)3月28日まで日本テレビで放映。全38話。
概要
(日本国内における)トランスフォーマーのアニメシリーズとしての第3作目。海外アニメの吹き替え版だった前作までの設定を引き継いで作られた、日本オリジナルの作品である。前作までと比べて、オープニング・エンディングを含めて、いわゆる日本製アニメのような作風に変わった。ストーリーは前作の直接の続編であり、続けて登場するキャラクターも多いが、声優が前作から大きく差し替えられている。また海外(特にアメリカ)では規制によりアニメなどに「死」を取り入れることができないという事情があったが、本作品では制作が日本なこともあり、過去2作の海外アニメならではの軽快なテンポで進行するドラマとは裏腹に、死生観をテーマにしたウェットなドラマが展開された。
シリーズ構成の藤川桂介によると当初は続編ではなく、世界観をリセットする予定だったが、諸般の事情から頭の部分は海外の設定を取り入れて製作された。また多数のキャラクターを使い切ることが出来なかったと語る。
ストーリーの主軸となるヘッドマスターズに加え、ビークルからロボットに変形する従来の「トランスフォーマー」のスタイルを発展させた様々なバリエーションを持ったキャラクターが登場する。玩具展開においてもその多様化が顕著だった。
海外では同時期に『トランスフォーマー ザ・リバース』が展開された。登場するキャラクターはほとんど同じだが、ストーリーが大きく異なるパラレルワールドとしての位置付けであり、その後の日本で製作された作品とは全くの接点を持たない。
場面転換『エンブレムターン』は本作品でも健在だが、セル画になっている。またこれとは別演出の場面転換シーンの方が多用され、回によっては1度しか使われないこともある。
ストーリー
400万年前、戦乱の続く故郷「セイバートロン星」を離れ、平和な新天地を求め旅立つ者が多くいた。その中に「マスター星」と呼ばれる惑星に不時着した者たちがいた。この惑星の自然環境はあまりに過酷であり、彼らはそれに耐えるべく独自の進化を遂げた。その彼らこそが、「ヘッドマスターズ」である。
そして『2010』の翌年、西暦2011年から物語は始まる。マスター星を追放されたスコルポノックたちがガルバトロンが指揮を執るデストロン軍団に加わる一方、同じくマスター星から彼らを追い戦艦マキシマスでセイバートロン星へとやって来たフォートレスたちがサイバトロン戦士として加わり、戦いが再開された。
やがてサイバトロン総司令官はロディマスコンボイからフォートレスへと移る一方で、新破壊大帝ガルバトロンの滅亡と共にスコルポノックがデストロンリーダーとしての実権を握り、自らを恐怖大帝メガザラックと名乗る。
全宇宙を支配しようと企むデストロン軍団とそれを阻止せんとするサイバトロン戦士との戦いが、壮大な宇宙を舞台に繰り広げられる。
登場人物
サイバトロン
サイバトロンヘッドマスター
本来の姿である小型ロボットのヘッドマスターが頭部に変形し、ビークルから胴体に変形したトランステクターに合体(ヘッドオン)して標準サイズのトランスフォーマーとして行動する新戦力。ヘッドオン状態による本体への負担はほとんどないらしく、普段からヘッドオン状態で行動し、他のトランスフォーマーたちと同じ目線でコミュニケーションを取っている。彼らならではのクロスヘッドオンと呼ばれる戦法があり、クロームドーム、ハードヘッド、ハイブロウ、ブレインストームたちは頭部を入れ替えることによって様々な戦況を切り抜ける手段であるだけでなく、突発的なパワーを出すことも可能となる。4人で円陣を組むことでエネルギーを放射するヘッドフォーメーションを繰り出す。トランスフォームする際には「トランスフォーム、ダッシュ」と叫ぶ。
攻撃指揮官クロームドーム(ヘッドマスター:クローム)
地上攻略員ハードヘッド(ヘッドマスター:ロス)
声 - 平野正人
パワフルな戦士だが普段は温厚な性格。年齢は人間で16~18歳くらい。右肩のハードキャノン、2丁のハードレーザーと、射撃武器が多いが接近戦が得意である。クロームドームと勝手に行動(襲撃など)することが多いが、失敗に終わることが多い。自然を愛する。趣味は歌で、ツインキャストのカラオケで歌うこと。高速戦車に変形。必殺技は「ハンマー投げ」。
電子戦闘員ハイブロウ(ヘッドマスター:ゴーター)
声 - 小林通孝
4人の中で冷静で理知的。年齢は人間で16~18歳くらい。戦闘は苦手。血気に逸るクロームドームのブレーキ役でもある。また、クロームドームとハードヘッドが無茶な行動に出てピンチに陥った際、ブレインストームと2人で救助に向かうことが多い。趣味は勉強と読書。発明が得意で、ダニエルのチャレンジブラスターを開発したのも彼である。中盤ではメガザラックの弱点の調査を任されていた。並列ローター式のヘリコプターに変形。武器は2丁のブロウライフル。必殺技は「地獄突き」。
光子破壊員ブレインストーム(ヘッドマスター:ストーム)
声 - 田中亮一
4人の中では大人びており、クールな性格。年齢は人間で16~18歳くらい。クロームドームとは親友だが気障なニヒルでスマートなやり方を好むため、熱くなりがちなクロームドームたちと衝突しがちである。趣味はゲーム。光速ジェット機に変形。武器は2丁の光子パルス砲。必殺技は「真空切り」。
総司令官フォートレス(ヘッドマスター:セレブロス)
声 - 沢木郁也
第2話から登場。ロディマスコンボイの任命でサイバトロンの指揮権を委ねられ、新たな総司令官となる。宇宙航行可能な戦艦兼基地であるマキシマスの艦長で、司令官に任命されるまではキャップと呼ばれていた。後述するフォートレスマキシマスにヘッドオンする際にその頭部に変形するトランステクターを持ったヘッドマスターであり、変形した状態で戦艦マキシマスのコックピットにて指揮を執ることもある。同じヘッドマスターの4人とは違って劇中では常にヘッドオン状態のフォートレスで日常生活を行い、トランステクターと本体が分離した描写は回想シーンを除いて描かれていない。
冷静沈着で思慮深いが、無駄な戦いを避ける平和主義者のためやや慎重になりすぎる面もあり、また自らは前線に出ることも少ない。その性格や資質から彼はお世辞にも司令官に向いた人物とはいえないが、血の気の多いクロームドームだけでなく、ベテラン戦士のブランカーらターゲットマスターを信頼し重用するなど本人もまたそれを自覚し補おうとしていたようである。ダニエルに対してはスパイクに代わり父親のように振る舞う。
フォートレスマキシマス
サイバトロンターゲットマスター
「ターゲットオン」のかけ声と共に、銃に変形したパートナーが片腕にドッキングする。また、ビークルモードでも車体に武器としてドッキングする。当初はホットロディマス、ブラー、チャーが再登場してターゲットマスターに加わり、ロディマスがリーダーとなる予定があったが、取り止めとなった(海外では実際の玩具が販売された)。
陸上攻撃員ブランカー
声 - 幹本雄之
第27話から登場。サイバトロンターゲットマスターのリーダー。スーパーカーに変形し、パートナーはピースマンで、ソニックブラスターに変形する。歴戦の勇士で、クロームドームら若き戦士に対しては気障な言動で嫌味とも忠告とも取れる話し方をするが実は情に厚い。かつて、コンボイの下にいたことがある。
射撃員サーショット
スナイパー アートファイヤー
トレインボット
二重スパイ
ダブルスパイ(サイバトロンモード時:スペースパンチ / デストロンモード時:カウンターパンチ)
声 - 佐藤正治
第16話から登場。サイバトロン所属のスパイ戦士。ビークルモードとしてポンティアック・フィエロ、サイバトロンとデストロンの双方のロボットモードにトランスフォームが可能。宇宙の情報屋という肩書きでデストロンに潜入し、スパイとしてサイバトロン側に様々な情報を促す。普段は冷静だが、トランスフォームしているロボットモードがどっちだったかを忘れたりと自分の姿に困惑することがある。ビークルモード時は所属マークを隠している。武器は、スペースパンチの時は2連式追撃砲、カウンターパンチの時は光電子砲。
設定上はサイバトロンモードとデストロンモードにはそれぞれ名前があるものの、本作品では専らダブルスパイと呼ばれている。
ファイアーボット
第22話から登場。口から吐く炎を武器とする戦士(玩具では火花を出すギミックが付いた)。ビーストフォーマーの住むビースト星を守るため星に残ったが、後に合流している。
火炎攻撃員 ダブルクロス
クローンボット
ヘッドマスター・ティーンズ
前作より登場するキャラクター(サイバトロン)
サイバトロン長官コンボイ
総司令官ロディマスコンボイ
声 - 石丸博也
前作と同様、サイバトロンの総司令官。当初はマトリクスのエネルギー補充のために元の姿ホットロディマスに戻っていたが、サイバトロンの長老・アルファートリンのスパークでマトリクスが復活し、ロディマスコンボイに返り咲く。コンボイ亡き後、引き続き総司令官としてフォートレスたちサイバトロンヘッドマスターと共闘するが、セイバートロン星爆発を機に指揮権をフォートレスに譲り、チャーとブラーを連れて新天地を求め旅立つ。前作での経験とコンボイの死を二度も目の当たりにしたゆえか、前作より司令官としての責任感はついた模様。ホットロディマス時はドラッグカー風のスーパーカー、ロディマスコンボイではキャンピングカーに変形する。総集編である第37話のナレーションも担当。
シティコマンダー ウルトラマグナス
声 - 大塚芳忠
メトロフレックスのシティーコマンダー。キャリーカーに変形する。フォートレスたちが宇宙に出ている中、地球にシックスショット率いるデストロンが襲来した際、シックスショットと一対一の戦いを挑むが7番目の形態「ウイングウルフ」によって戦死する。死後、メトロフレックスの計らいにより地球で埋葬された。
戦士チャー
声 - 阪脩
経験豊かなベテラン戦士。フォートレスとは古い友人である。サイバトロンの知恵袋としてロディマスコンボイを支え、また、若き戦士たちの指導の立場にあるようでもある。セイバートロン星の爆破後、ロディマスと共に旅立つ。変形はピックアップトラック型スーパーカー。
情報員ブラー
声 - 山口健
臆病で神経質な性格のせいか早口で落ち着きがないが、任務は着実にこなす優秀なサイバトロン情報員。ただし、今作では臆病な面ばかりが目立つようになった。セイバートロン星の爆破後、ロディマスと共に旅立つ。スーパーカーに変形。
女性戦士アーシー
声 - 川浪葉子
ウーマン(女性型)サイバトロン。優しく勇敢な性格である。スーパーカーに変形する。本作品ではロディマスたちが去ってゆく中、フォートレスの秘書的存在になる。サイバトロンヘッドマスターにとっては憧れの存在である。
サバイバリスト ウィーリー
副官マイスター
サイバトロン・オートボット
スクランブルシティー メトロフレックス
通信員ブロードキャスト(第4話からツインキャスト)
カセットボット部隊
その他のサイバトロン
オペレーター
偵察員
ジャック
情報員
デストロン
デストロンヘッドマスター
ヘッドマスターが頭部に変形し、動物メカから変形するトランステクターと合体(ヘッドオン)する。
戦闘指揮官ウィアードウルフ(ヘッドマスター:モンゾ)
声 - 森功至
デストロンヘッドマスターのリーダー。年齢は人間で25歳くらい。身長8.2m、剣術の使い手。スカルとワイプには兄貴と慕われて、他の仲間からは「ウルフ」とも呼ばれる。状況に流されやすい2人と比べ、誇り高くいかなる時も戦士として行動する。趣味はハンティング。オオカミに変形。武器はウルフガンとテールサーベル。必殺技は「回転切り」。
湿原兵スカル(ヘッドマスター:グラックス)
声 - 戸谷公次
暴れ者で水中戦が得意。年齢は人間で20~23歳くらい。身長8.8m、頭が悪く、物事を勘違いしたりとぼけたりしてはワイプに突っ込まれている。趣味は食事。ワニに変形。武器はスカルレーザーとテールサーベル。必殺技は「卍固め」。
催眠術兵ワイプ(ヘッドマスター:ボラス)
声 - 龍田直樹
「コウモリアマモリオリタタンデワイプ」という呪文による催眠術を得意とし、敵を戦意喪失させたり自白に用いたりする。後に呪文のバリエーションが増える。また、パイロット版では「フンガーホ、フガホ」と唱えていた。年齢は人間で20~23歳くらい。身長8.5m、陰湿な性格で、コウモリに変形するがコウモリが苦手という一面も。相手の神経を麻痺させるワイプスネークガンが武器。趣味は魔術やホラー関係のものを集めること。必殺技は「催眠拳」。
玩具ではアニメと違い背部の羽が逆転している。
恐怖大帝メガザラック(ヘッドマスター:スコルポノック)
ホラートロン
ロボット・ジェット機・動物メカの3つの形態を持つヘッドマスター。動物メカに変形する際には、頭部も動物メカ用の頭部に変形してヘッドオンする。かつて、マスター星を他のデストロンヘッドマスター共々追い出されたが、3つの形態を持つトランステクターを完成させ、デストロンに加入する。デストロンヘッドマスターズとは仲が良くないらしい。
戦闘兵エイプフェイス(ヘッドマスター:スパズマ)
デストロンターゲットマスター
概要はサイバトロンターゲットマスターと同じ。当初はサイクロナス、スカージがターゲットマスターに加わり、サイクロナスがリーダーとなる予定があったが取り止めになった(海外では実際に玩具が販売された)。
速射兵スラッグスリンガー
シックスチェンジャー
忍者参謀シックスショット
声 - 池水通洋
ロボット・レーザーガン・オオカミ・ジェット機・バトルカー・タンクと6つの形態に変形できる忍者参謀。話し方も「拙者」、「~でござる」と忍者口調。年齢は人間で30~35歳くらい。身長は10.6m、戦闘に於いては常に単独行動を執り、本体を含め6体の分身を使っての撹乱戦法を得意とする。また、各分身も個別にトランスフォーム可能。武器は2丁のレーザー砲と手裏剣。
元は宇宙の流れ者だったが、デストロンに協力し地球のダイノベースの指揮を執る。過去のエネルギーギャングをしていた時にクロームドームの親友であるアベルを殺害し、非情にももう一人の親友ジャックを手駒にしてその命も奪う。7番目の形態「ウイングウルフ」にてウルトラマグナスも倒したため、クロームドームやダニエルから仇として憎まれる。だが、ダニエルと惑星ダロスに漂流した際に親交を深め、最後には恩讐を越えた友情で結ばれる。メガザラックに抹殺されそうになったこともあってデストロンを去り、その後は影からダニエルを激励している。
CMでは、「君は、シックスショットを、六つに変えられるか!?トランスフォームの謎を、いくつ解けるか!?」と煽っており、さらにマニュアルに封印がなされていた。
クローントロン
同型のロボット2体がそれぞれ違うメカに変形する。クローンボットとは仲間だったが、彼らと決別としてデストロンの仲間になった。終盤においてシックスショットの尋問により、メガザラックの計画を話してしまい、その後破壊されたが、最終回では再び登場している。
地上兵士パウンス
ツーインワン
前作より登場するキャラクター(デストロン)
新破壊大帝ガルバトロン
声 - 加藤精三
デストロンの破壊大帝で、ユニクロンによって強化された前々作の破壊大帝メガトロン。レーザーガンと移動砲台に変形。前作に比べて凶暴な面は幾分なりを潜めた。セイバートロン星爆発後の行方不明となった期間に、事実上、スコルポノック(後の恐怖大帝メガザラック)にデストロンの主導権を奪われてしまう。その後再びトップに就くも、南極でのクロームドームたちとの戦闘で行方不明となってしまった。メガトロンとして総集編である第36話のナレーションも担当。身長9.1m
航空参謀サイクロナス
スウィープス参謀スカージ
ダイノベース ダイナザウラー
情報参謀サウンドウェーブ(第4話からサウンドブラスター)
地球人
ダニエル
声 - 鈴木富子 (次回予告ナレーションも兼任)
『ザ・ムービー』から登場したスパイクとカーリーの息子で、本作品では人間側の主人公として活躍。ウィリーと仲が良く、いつも一緒に行動する。好奇心旺盛ながらも、臆病な性格だったが、次第に一人前の戦士として成長し、物語中盤より専用の銃であるチャレンジブラスター(形状はタカラ(現・タカラトミー)が発売したビデオチャレンジャー)を持つこともあった。
本作品に於いては次回予告のナレーションも担当。決まり言葉は「さあ、みんなで、ヘッドオン!」
ゲストキャラクター
カール
パピカ
声 - 伊藤美紀
人類と動物が共存する星パラダイス星に住む少女。デストロン襲撃のことを偵察に来たハイブロウに伝え、デストロンに捕らえられたハイブロウ救出にも尽力する。
「友情のヘッドフォーメーション」に登場した。
ビーストフォーマー
恒温動物がサイバトロンに協力、変温動物がデストロン側である異星人。
サイバトロン(ビーストフォーマー)
デストロンに攫われ、地下工場に捕らえられた仲間たちを助けるために戦う反乱軍。
名誉戦士プラチナタイガー
子猿
スタッフ
- プロデューサー - 佐藤博久(株式会社タカラ)、横山賢二、吉田竜也(東映動画)※所属社名( )はノン・クレジット
- 企画 - 中野隆幸
- 原案 - 金田益美(連載誌 - 『テレビマガジン』、『たのしい幼稚園』、『おともだち』、『コミックボンボン』)
- シリーズ構成 - 藤川桂介
- 音楽 - 石田勝範
- 製作担当 - 目黒宏(東映動画)
- 美術デザイン・美術 - 丸森俊昭
- シリーズディレクター - 佐々木勝利
- 日本テレビプロデューサー - 清水篤
- キャラクターデザイン - まがみばん
- オーディオディレクター - 小松亘弘
- 編集 - 花井正明
- 録音 - 市川修
- 音響効果 - 横山正和(E&M)
- 選曲 - 宮下滋
- 現像 - 東映化学
- 制作 - 株式会社タカラ、東映(東映動画)、コスモプロモーション(36、37話)
主題歌・挿入歌
オープニングテーマ - 「ザ・ヘッドマスターズ」
第17話よりタカラ(現・タカラトミー)が発売した玩具・ビデオチャレンジャーとのタイアップのため、デストロンに点滅処理がなされていた。
エンディングテーマ - 「君はトランスフォーマー」(第1- 35、38話)
第36、37話のEDには戦え!超ロボット生命体トランスフォーマーの原語版OPが使用された。
挿入歌
「立て! 怒りのヘッドマスター」(第24、26、28、32話)
「デストロン讃歌」(第27、29話)
本編未使用曲
「僕等のヘッドマスター」
「TRANSFORM!」
「臆病者同盟」
「戦士の休息」
「宇宙には国境がない」
「宇宙に架ける虹」
放送リスト
36-38話は関東未放映。36-38話はDVD・LD - BOX未収録。
2006年10月から2007年2月まで、東映チャンネルの「スーパーロボット列伝」にてニューマスター版で再放送された。
話数 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 作画監督 | 放送日 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 空から来た四人の戦士 | 藤川桂介 | 佐々木勝利 | 大島城次 | 1987年 7月3日 |
2 | マスター星の謎 | 安藤豊弘 | 吉沢孝男 | 三井洋一 | 7月10日 |
3 | 夢のダブルコンボイ誕生 | 荒木芳久 | 伊藤政雄 | 林和男 | 7月17日 |
4 | カセット大作戦 | 安藤豊弘 | 松浦錠平 | 三井洋一 | 7月24日 |
5 | ビースト星の反乱 | 荒木芳久 | 生頼昭憲 | 林和男 | 7月31日 |
6 | 悪魔の隕石接近 | 藤川桂介 | 佐々木勝利 | 8月7日 | |
7 | 四百万年・謎のベール | 荒木芳久 | 生頼昭憲 | 金田一郎 | 8月28日 |
8 | 恐怖!六ツの影 | 安藤豊弘 | 伊藤政雄 | 金子順 | 9月4日 |
9 | セイバートロン星危機一髪 (前編) | 荒木芳久 | 松浦錠平 | 大森英敏 | |
10 | セイバートロン星危機一髪 (後編) | 佐々木勝利 | 林和男 | 9月11日 | |
11 | 影の大帝スコルポノック | 安藤豊弘 | 伊藤政雄 | 9月18日 | |
12 | 謎の休火山大噴火 | 生頼昭憲 | 大島城次 | 9月25日 | |
13 | ヘッドオン!! フォートレスマキシマス | 荒木芳久 | 佐々木勝利 | 上村栄司 | 10月2日 |
14 | 火星爆破!! 危うしマキシマス | 安藤豊弘 | 松浦錠平 | 八幡正 | 10月9日 |
15 | 火星爆破!! 出現メガザラック | 生頼昭憲 | 林和男 | 10月16日 | |
16 | 帰って来た不死身の帝王 | 荒木芳久 | 吉沢孝男 | 三井洋一 | 11月20日 |
17 | 惑星サンドラSOS | 佐々木勝利 | 上村栄司 | 11月27日 | |
18 | ダニエル史上最大のピンチ!! | 安藤豊弘 | 吉沢孝男 | 八幡正 | 12月4日 |
19 | 蜂の巣惑星を死守せよ!! | 松浦錠平 白旗伸郎 |
中尾正樹 | 12月11日 | |
20 | 見せかけ星の攻防戦 | 荒木芳久 | 生頼昭憲 | 三井洋一 | 12月18日 |
21 | メガザラックの弱点をあばけ!! | 安藤豊弘 | 吉沢孝男 | 林和男 | |
22 | 友情のヘッドフォーメーション | 荒木芳久 | 佐々木勝利 | 上村栄司 | |
23 | 宇宙海賊船の謎 | 安藤豊弘 | 松浦錠平 | 八幡正 | 12月25日 |
24 | ウルトラマグナス死す!! | 荒木芳久 | 白旗伸郎 | 中尾正樹 | 1988年 1月22日 |
25 | 氷山に消えた破壊大帝 | 生頼昭憲 | 林和男 | 1月29日 | |
26 | 地球に賭けるこの命 | 安藤豊弘 | 佐々木勝利 | 上村栄司 | 2月5日 |
27 | 奇跡の戦士ターゲットマスター (前編) | 荒木芳久 | 伊藤政雄 北爪史示 |
管沼栄治 | 2月12日 |
28 | 奇跡の戦士ターゲットマスター (後編) | 安藤豊弘 | 吉沢孝男 | 八幡正 | 2月19日 |
29 | 危うしマスターソード!! | 白旗伸郎 | 中尾正樹 | 2月26日 | |
30 | ザラックシールド攻防戦 | 荒木芳久 | 松浦錠平 | 林和男 | 3月4日 |
31 | デストロン全滅作戦 | 佐々木勝利 | 上村栄司 | 3月11日 | |
32 | わが友シックスショット! | 安藤豊弘 | 伊藤政雄 北爪史示 |
管沼栄治 | 3月18日 |
33 | アステロイドの決闘 | 生頼昭憲 | 八幡正 | 3月25日 | |
34 | 最後の地球大決戦 (前編) | 荒木芳久 | 白旗伸郎 | 中尾正樹 | |
35 | 最後の地球大決戦 (後編) | 佐々木勝利 | 上村栄司 | 3月28日 | |
36 | 英雄伝説コンボイVSメガトロン(総集編) | 金田益実(構成) | 田島荘三 | - | 未放映 |
37 | 英雄伝説2010ウォーズ(総集編) | ||||
38 | 英雄伝説ヘッドオン!マスター戦士(総集編) | 佐々木勝利 |
放送局
※放送日時は1988年2月中旬 - 3月上旬時点、放送系列は放送当時のものとする。
放送地域 | 放送局 | 放送系列 | 放送日時 | 備考 |
---|---|---|---|---|
関東広域圏 | 日本テレビ | 日本テレビ系列 | 金曜 17:00 - 17:30 | 制作局 |
北海道 | 北海道テレビ | テレビ朝日系列 | ||
新潟県 | テレビ新潟 | 日本テレビ系列 | ||
近畿広域圏 | 読売テレビ | |||
青森県 | 青森テレビ | TBS系列 | 木曜 16:30 - 17:00 | |
岩手県 | テレビ岩手 | 日本テレビ系列 | 日曜 7:45 - 8:15 | |
宮城県 | ミヤギテレビ | 水曜 17:00 - 17:30 | ||
秋田県 | 秋田放送 | 日曜 10:30 - 11:00 | ||
山形県 | 山形テレビ | フジテレビ系列 | 月曜 16:30 - 17:00 | |
福島県 | 福島中央テレビ | 日本テレビ系列 | 金曜 17:30 - 18:00 | |
山梨県 | テレビ山梨 | TBS系列 | 水曜 16:25 - 16:55 | |
長野県 | 信越放送 | 金曜 17:30 - 18:00 | ||
静岡県 | 静岡第一テレビ | 日本テレビ系列 | 日曜 8:30 - 9:00 | |
富山県 | 富山テレビ | フジテレビ系列 | 火曜 16:25 - 16:55 | |
石川県 | 石川テレビ | 木曜 16:10 - 16:40 | ||
福井県 | 福井テレビ | 金曜 16:30 - 17:00 | ||
中京広域圏 | 中京テレビ | 日本テレビ系列 | 木曜 17:00 - 17:30 | |
鳥取県・島根県 | 日本海テレビ | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
木曜 17:00 - 17:30 | |
広島県 | 広島テレビ | 日本テレビ系列 | 日曜 8:30 - 9:00 | |
山口県 | テレビ山口 | TBS系列 | 木曜 17:00 - 17:30 | |
香川県・岡山県 | 西日本放送 | 日本テレビ系列 | 水曜 17:00 - 17:30 | |
愛媛県 | 愛媛放送 | フジテレビ系列 | 金曜 7:30 - 8:00 | 現:テレビ愛媛。 |
高知県 | 高知放送 | 日本テレビ系列 | 木曜 16:30 - 17:00 | |
福岡県 | 福岡放送 | 土曜 8:00 - 8:30 | ||
佐賀県 | サガテレビ | フジテレビ系列 | 金曜 16:28 - 16:58 | |
長崎県 | 長崎放送 | TBS系列 | 火曜 17:20 - 17:50 | |
熊本県 | 熊本県民テレビ | 日本テレビ系列 | 木曜 17:00 - 17:30 | |
大分県 | テレビ大分 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
木曜 16:00 - 16:30 | |
宮崎県 | テレビ宮崎 | 金曜 7:30 - 8:00 | ||
鹿児島県 | 鹿児島テレビ | フジテレビ系列 日本テレビ系列 |
火曜 16:30 - 17:00 | |
沖縄県 | 沖縄テレビ | フジテレビ系列 | 木曜 16:30 - 17:00 |
映像ソフト化
- VHS
- 戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー 英雄伝説編(タカラ)
- 1988年ごろに玩具付属のロボットポイントによる通信販売限定で発売。第36 - 38話を収録。
- LD
- トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ セット(タカラ)
- 1996年に通信販売限定で発売。
- DVD
- トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ DVD-BOX(パイオニアLDC)
- 2002年8月23日発売。
- トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ DVD-SET(NBCユニバーサル・エンターテイメント)
- 2014年11月27日発売。
- 戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー 英雄伝説編(タカラ)
1988年ごろに玩具付属のロボットポイントによる通信販売限定で発売。第36 - 38話を収録。
- トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ セット(タカラ)
1996年に通信販売限定で発売。
- トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ DVD-BOX(パイオニアLDC)
2002年8月23日発売。
- トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ DVD-SET(NBCユニバーサル・エンターテイメント)
2014年11月27日発売。
玩具展開
海外で先に発売されたものをテックスペックなどを変更して発売。ヘッドマスターを中心に、本作品ではファイヤーボット、ツーインワンなどギミックに富んだ商品が多い。日本オリジナル商品としてトレインボット、マスター戦士なども発売された。
当初の企画とのスケジュールの変更もあったため、玩具ナンバーに多くの欠番が見られ、他にもカセットボット・カセットロンなどナンバーが一新されたにもかかわらず未発売になるケースも見られた。
商業記録では10,000円を超える大型商品フォートレスマキシマスのヒットにより、トランスフォーマーの初期の5作品の中では一番の売り上げを記録した。
小説
トランスフォーマー ザ・ヘッドマスターズ 夢戦争
ゲーム
トランスフォーマー ザ・ヘッドマスターズ
備考
- 当初、タカラから「人間キャラは全く出さなくていい」と言われたが、シリーズ構成の藤川が「せめて子供を出したい」と提案、そのためダニエルがメインに置かれている。
- ターゲットマスターは当初、第1話から登場する予定だったが、商品の関係から終盤に回された。また第1作に登場するキャラクター、チップも第1話のみ登場が考えられていた
- 2010キャラの降板やセイバートロン星の爆破はスポンサーの意向に沿って、展開されたストーリーである。
- 最終回では「ロディマスコンボイの帰還」「フォートレスマキシマスがセイバートロン星にヘッドオン。黄金に輝く姿で突撃する」などの別案も存在していた。