ラストピリオド -終わりなき螺旋の物語-
ゲーム:ラストピリオド -終わりなき螺旋の物語-ラストピリオド -巡りあう螺旋の物語-
ゲームジャンル:RPG,
開発・発売元:Happy Elements,
キャラクターデザイン:whoopin,
発売日:2016年,5月10日,5月11日,
アニメ
原作:Happy Elements,
監督:岩崎良明,
シリーズ構成:白根秀樹,
キャラクターデザイン:高橋みか,
音楽:マニュアル・オブ・エラーズ,
アニメーション制作:J.C.STAFF,
製作:LAST PERIOD ANIMATION PROJECT,
放送局:TOKYO MX,
話数:全12話,
以下はWikipediaより引用
要約
『ラストピリオド -終わりなき螺旋の物語-』(ラストピリオド おわりなきらせんのものがたり)は、Happy Elementsによる日本のスマートフォン向けRPG。略称はラスピリ。
2019年8月にメジャーアップデートを実施し『ラストピリオド -巡りあう螺旋の物語-』へとリニューアルされた。
2022年12月27日をもってサービスを終了。終了前の12月22日にストーリーや図鑑を閲覧可能なメモリアルアプリが配信されている。
登場人物
ハル
声 - 花江夏樹
本作の主人公である、新米ピリオド。スパイラルを浄化してアートに変える能力を持つ一族の出で、故郷アンダンテがスパイラルによって滅ぼされたことから、アーク・エンドの一員となる。
同居人であり幼馴染のちょこといつも一緒にいるが、旅の目的として、非常に辛い選択を抱えている。
第二部では白い騎士の様な姿をした状態で登場している。
ミウ
ちょこ
リーザ
ガジェル
エーリカ
カンパネルラ
声 - M・A・O
ハルたちの先輩で、よく後輩たちをからかう。エーリカとは付き合いが長く、食えない性格をしている事から、よくエーリカにたしなめられている。
出自にある秘密があるが、途中ハルには素性がばれてしまう。
ジレッド
声 - 金城大和
ハルと同郷の兄貴分。エーリカとは同期であり、本部に所属している。
作中では所謂イケメンであり、女性に非常にモテる。若い頃には相当数の女性を口説きまくっていたそうである。ちなみにエーリカも口説かれた一人であるが、彼女からは正式に断られている。
食堂で働いていた女性・ココットと出会い、お互い惹かれ合い恋仲となる。しかしココットは後に事件によって亡き人となってしまい、ジレッドは喪失感を抱え、ハル達の前から姿を消す。
ワイズマン
裏の主人公の様な扱いをされている三人組。三人ともそれぞれハンデを抱えているが、生来からのものではなく、呪いである。そのハンデを解消する為に、あるものを探す旅を行っている。
アニメ版ではハルたちのライバル三人組で、ことあるごとにハルたちを妨害する。
ミザル
キカザル
声 - 鬼頭明里
ヘッドホンをしており、声による攻撃を用いる。メガネをかけているもののワイズマンの中で唯一顔が全て見えていて、美少女として扱われることが多い。耳が聴こえない。
三人の中では非常に快活であり、とにかく声が大きく騒がしい。(ミザルに頻繁にうるさいと文句を言われている)
イワザル
声 - 真野あゆみ
口元に布を巻いている。ガトリング砲を武器として用いる。言葉をしゃべることができない。その為発言は全て「んー」が基本となっている。
三人の中では爛漫さを持っているが、意外と周りをよく見れて行動が取れる。言葉が喋れない彼女の発言や意思は、キカザルが通訳する様な形で読み取っている。
グル
ルルナ
声 - 田辺留依
ワイズマンと行動を共にする少女。イオナ同様助っ人を呼び出す能力を持つ。アニメ版ではリンゴをかじりながらアンドロイドが嫌いと発言した。
アニメ版オリジナルキャラとして先行登場し、ゲーム版では、イベントストーリー「ルルナ、イベントやりま」で初登場。
尚、彼女は本来ゲーム版の方では実在しない存在であり、アニメ版から異世界であるゲーム版へ飛ばされてきた事がイベントストーリー内で判明する。(その為、ゲーム版のワイズマンメンバーは、彼女の事を知らない)
アハト
ネロ
メルディア
オラクル
ユミル
ムル・ラトゥム
第二部
ブラッドレルム
世界観
本作は、強い絶望をもって死んだ者がスパイラルという異形の怪物となって甦る世界を舞台としている。このため、ただ単にモンスターを倒しても根本的な問題は解決しないため、スパイラルの復活を阻止するには討伐組織アーク・エンドの団員である「ピリオド」の持つ武器「レガリア」が必要である。 「ピリオド」になるためには認定試験を受ける必要がある。
本作に登場する世界は「六大国」と呼ばれる国家に分かれる。
六大国
ヒューマレルム
アニマルレルム
スペアレルム
ブラッドレルム
スカイレルム
ヘルレルム
開発
本作は、「気軽に遊べる」というコンセプトと「悲しみの連鎖に終止符を打つ」というテーマで、開発が行われた。開発の中心は『マジョカ†マジョルナ』の開発チームであり、『マジョカ†マジョルナ』からもキャラクターが登場している。本作はゲーマーだけでなくアニメや漫画のファンもターゲットにしており、物語への没入感を高めるためにキャラクターのセリフは吹き出しで表示されるほか、キャラクターデザインもかわいらしさとかっこよさを両立したものが採用された。
「ラストピリオド」というタイトルは、開発の後期に決定した。本作のプロデューサーである松田晃佑は、この言葉を採用した理由について、「この単語は元々バスケットボールの専門用語として使われているため、造語よりかはある程度なじみのある語感の方が頭に入りやすい」とファミ通とのインタビューの中で述べている。
本作はアニメ化を目標に開発され、オープニングアニメーションの制作にはEGG FIRMとJ.C.STAFFが起用された。
キャラクター設定
本作の開発にはキャラクターを重視する方針がとられ、アニメ化しても違和感のないキャッチーでカジュアルなキャラクターデザインにするよう、キャラクタデザイナーのwhoopinに指示が出された。松田は、whoopinのキャラクターデザインについて、「色気がありながらもいやらしくない」と評価しており、whoopinのデザインがキャラクターの魅力の大部分を支えていると述べている。多くのスマートフォン向けRPGではプレイヤーが自己投影しやすくするために主人公の名前が設定されていないのに対し、本作では主人公に「ハル」という名前が付けられ、仲間との3人組で行動するなど、他のキャラクターとの関係性が明確化された。
主人公のハルやヒロインのちょこをはじめとする主要な登場人物はアニメやライトノベルのキャラクターを参考に作られた。また、『マジョカ†マジョルナ』のガチャの画面に登場するガチャコは無機質だったのに対し、本作のガチャの画面に登場するイオナは明るい性格のキャラクターとして作られた。
キャストのうち、ミウ役の声優は伏せられており、2018年2月4日に行われたファン感謝祭にて、ノイン役の上田麗奈が兼任していたことが明かされた。
反響
本作は配信開始から間もなく、ダウンロード数が100万回を突破した。また、配信直後にあたる2015年5月20日の時点でプロモーションが行われなかったのにも関わらず、Happy Elementsの他タイトルをプレイするユーザーからの人気もあり、口コミによるユーザー層の拡大にも成功した。本作のプロデューサーの松田は、キャラクターの魅力と「六大国」の個性の強さが人気の理由ではないかとGameBizとのインタビューの中で推測している。
小説
全てMF文庫J(KADOKAWA/メディアファクトリー)より刊行。
- ラストピリオド 終止符の約束(著・イラスト:Happy Elements)2016年1月25日発売、ISBN 978-4040680156
- ラストピリオド 果たすべき約束の物語(著:暁雪、カバーイラスト:高橋みか、口絵・本文イラスト:荻pote)2018年4月25日発売、ISBN 978-4040698601
テレビアニメ
原作 | Happy Elements |
---|---|
キャラクターデザイン | whoopin |
監督 | 岩崎良明 |
シリーズ構成 | 白根秀樹 |
アニメーションキャラクター デザイン・総作画監督 |
高橋みか |
美術監督 | 岩瀬栄治 |
美術設定 | 大平司 |
色彩設計 | 安藤智美 |
撮影監督 | 廣瀬唯希 |
編集 | 新見元希 |
音楽 | マニュアル・オブ・エラーズ |
音響監督 | 岩浪美和 |
音響効果 | 小山恭正 |
音響制作 | マジックカプセル |
音楽制作 | NBCUniversal Entertainment |
音楽プロデューサー | 藤平直孝 |
プロデューサー | 松田晃佑、黒須礼央、大原幸蔵 万木壮、三上公也、畠山拓郎 |
鈴木薫(アニメーション制作) | |
プロデュース | EGG FIRM |
アニメーション制作 | J.C.STAFF |
製作 | LAST PERIOD ANIMATION PROJECT |
2018年4月から同年6月まで、TOKYO MX・ABCテレビ・BS11・AT-Xにて放送された。
ストーリーは原作通りではなく、後述のようにオリジナルとなっている。
あらすじ
ハルが赴任したアーク・エンドの第8支部は謎の盗難によって財政破綻に陥った。本部からも見放され、残されたハルたち3人のピリオドは、支部を再建すべく闇営業に奔走する。
制作
ゲーム版(以降、「原作」)のオープニングアニメーションと同様に、EGG FIRMがプロデュース、J.C.STAFFがアニメーション制作を担当した。
テレビアニメ版のスタッフは、EGG FIRMとJ.C.STAFFが松田に提案する形で決められた。男性主人公の描写がうまく、キャラクターと真摯に向き合うという理由から、監督には『ゼロの使い魔』などで知られる岩崎良明が起用された。松田は、岩崎が原作をやりこんでいたためにキャラクターの魅力を確保してくれて助かったと、アニメ!アニメ!とのインタビューで述べている。キャラクターデザインの高橋みかは、J.C.STAFFの推薦で起用された。シリーズ構成には『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の白根秀樹が起用されたほか、いくつかの話の脚本は原作のシナリオライターが執筆した。
「原作とアニメのそれぞれでファンを生み出すことが重要である」という方針から、原作とは異なり、ハルたち主人公チームとワイズマンの対立を軸にした1話完結のエピソードが展開する。松田は、原作のストーリーをそのままアニメ化するつもりはないとアニメ!アニメ!のインタビューで述べており、EGG FIRMの代表取締役である大澤信博とJ.C.STAFFのプロデューサーである松倉友二と価値観を共有していたとも述べている。コンセプトについては原作と同様に「攻める」としており、メタフィクション要素やパロディなどが多く含まれているほか、「コール」も演出として登場する。
ハル役の花江夏樹は、テレビアニメ版について「ファンタジーながらも日常系の雰囲気が強い作品」と超!アニメディアとのインタビューの中で述べている。
第3話は2017年に原作でコラボレーションした『ひぐらしのなく頃に』の登場人物に酷似した人物が登場する内容であり、第3話の放送に合わせて原作でも復刻イベントが開催された。また、第7話はアニメ『けものフレンズ』のパロディとして、当時の炎上騒動をぶり返す「最も攻めた」内容となっている。
主題歌
オープニングテーマ「欲張りDreamer」
エンディングテーマ「ワイズマンのテーマ」
挿入歌「Shining!」(第6話)
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | コンテ | 演出 | 作画監督 |
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第1話 | 終了のお知らせ | 白根秀樹 | 岩崎良明 |
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第2話 | 温泉改 | 小林孝志 | 森義博 |
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第3話 | その日暮らし | 谷畑ユキ |
| 藏本穂高 |
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第4話 | おゼル持ち | 杉原研二 | 倉川英揚 | 野上良之 |
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第5話 | 沼の名は。 | 白根秀樹 | 檜川信夫 | 工藤利春 |
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第6話 | 仮面の告白 | 杉原研二 | 橋本敏一 |
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第7話 | あにまるトモダチ |
| 檜川信夫 | 森義博 |
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第8話 | 水着貝 | 水上清資 | 広尾進 | 野上良之 |
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第9話 | 膨張する銀河 | 白根秀樹 | 檜川信夫 | 藏本穂高 |
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第10話 | はぴえれ怪 | Happy Elements | 橋本敏一 |
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第11話 | 架空の話 | 白根秀樹 |
| 野上良之 |
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第12話 | ラストピリオド |
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放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 | 備考 |
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2018年4月12日 - 6月28日 | 木曜 0:00 - 0:30(水曜深夜) | TOKYO MX | 東京都 | |
木曜 2:15 - 2:45(水曜深夜) | ABCテレビ | 近畿広域圏 | 『水曜アニメ〈水もん〉』第1部 | |
2018年4月13日 - 6月29日 | 金曜 0:00 - 0:30(木曜深夜) | BS11 | 日本全域 | BS放送 / 『ANIME+』枠 |
2018年4月15日 - 7月1日 | 日曜 0:00 - 0:30(土曜深夜) | AT-X | 日本全域 | CS放送 / リピート放送あり |
配信期間 | 配信時間 | 配信サイト |
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2018年4月12日 - 6月28日 | 金曜 0:00更新 | GYAO! |
2018年4月 - 6月 | 不明 |
BD
Webラジオ
『ラジオピリオド ―ワイズマンの秘密基地―』は、2018年4月10日から6月26日にかけて、音泉にて毎週火曜に配信された番組。パーソナリティはミザル役の原田彩楓、キカザル役の鬼頭明里、イワザル役の真野あゆみ。