漫画

GANTZ:E


ジャンル:青年漫画,SF漫画,

舞台:江戸時代,

漫画

原作・原案など:奥浩哉,

作画:花月仁,

出版社:集英社,

掲載誌:週刊ヤングジャンプ,ヤンジャン!,

レーベル:ヤングジャンプコミックス,

発表期間:2020年1月9日 -,

巻数:既刊6巻,



以下はWikipediaより引用

要約

『GANTZ:E』(ガンツイー)は、原作:奥浩哉、作画:花月仁による日本の漫画作品。『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて、2020年6・7合併号より2024年1号までシリーズ連載され、『ヤンジャン!』へ移籍して、2024年1月9日(〇〇五九:新奇への動揺)より毎月更新で連載中。『GANTZ』シリーズのスピンオフで、奥浩哉にとって本作が初の時代劇作品である。

沿革

2019年10月19日、『ヤングジャンプ』創刊40周年記念イベント「ヤンジャン文化祭」が東京都の渋谷ストリームホールにて開催され、奥浩哉の原作による新プロジェクトについて、同誌の編集長である板谷智崇により発表される。奥の作品が同誌に掲載されるのは6年ぶりで、『GANTZ』以来であった。イベントでは「時代劇風のラフイラスト」を公開。

2020年1月9日発売の『週刊ヤングジャンプ』6・7合併号にて、奥の「初の時代劇」作品として本作の連載を開始。作品のタイトルは表紙などで明記されず、第1話の最後で明かされるという、「斬新な構成」で発表される。

同年8月には単行本第1巻の発売に合わせ、すゑひろがりずが本作を紹介する動画を公開。

あらすじ

第1巻
時は江戸時代。とある村の17歳の青年半兵衛は、同じ村のお春に求婚するが、お春は隣村の政吉という青年に恋心を抱いていた。自分と同じく上背があると聞いた半兵衛は政吉に会うため隣村へと向かう。そこには剣術を磨く政吉がいた。半兵衛は政吉に相撲を挑むが、二人がもみ合っていると村娘が川に流されたと助けを求められる。とっさに濁流に飛び込んだ半兵衛と政吉は、溺れた娘を救出するが、自分たちは濁流に流され意識を失う。
死んだと思った半兵衛と政吉は気が付くと古寺にいた。そこには大きな黒い球体があり、武士ややくざ者、町民など複数の人間が集まっていた。皆自分は死んだと思っており、あの世かという会話をしていると、そこに姫君らしき娘と、ガンツスーツを来た美青年が現れる。美青年はすぐに装備を身に着け、戦いの準備をするよう一同に迫る。黒い球がうなりだし、宮本武蔵を討伐するミッションが与えられる。半兵衛と政吉はスーツを着用するが、転送が始まってしまう。美青年の必死な呼びかけで、複数の者がスーツケースや武器を手に持った状態で一行は転送される。
どこかの河原に転送された一行に、槍を持ち甲冑をまとったカラス兵たちが襲い掛かる。未装備の者は次々と殺されていくが、半兵衛・政吉・美青年は何とかカラス兵を殲滅する。しかし美青年いわく大将を討ち取らねば帰ることができない。そこへ十文字槍を持った巨人の坊主が現れる。
第2巻
半兵衛・政吉とXショットガンを持った町民らが共闘し、巨人坊主を討伐する。安堵する一行だが、町民の一人があれが宮本武蔵に見えたか?と疑問を口にしていると、剣豪のような巨人が2体現れる。半兵衛と政吉は競うように2体に戦いを挑み、半兵衛が長髪の剣豪を絞殺、政吉が刀(ガンツソード)で丁髷の剣豪を刺し殺す。安堵するのも束の間、美青年が武蔵がまだいると注意を促すと、巨人の足音と共に白髪のような剣豪が現れる。白髪剣豪は「どうやって清十郎と伝七郎をやった」などと語りながら秘剣つばめ返しを繰り出す。町民を守るため、美青年が盾になりスーツの耐久が限界を迎えるなか、半兵衛と政吉は二人で長髪剣豪を討伐する。そこへすかさず般若の面を被ったような巨大な武蔵が現れる。半兵衛と政吉が歯が立たないなか、ガンツバイクやハードスーツで武装した黒鋼の集団が現れる。

登場キャラクター
登場人物

声優はコミックス第2巻発売記念PVのもの

半兵衛(はんべえ)

声 - 河西健吾
とある村の長身な青年。強い人間に憧れるはじめガンツスーツを纏い素手で戦うが、美青年が負傷した後はガンツソードを持ち長髪の剣豪の首を刎ねる。
容姿は長身である点を除けば本編の主人公である玄野計に酷似している。
政吉(まさきち)

声 - 皆川純子
半兵衛の隣村の長身な青年。剣術を磨いており、戦闘ではガンツソードで戦う。
容姿は本編の登場人物である和泉紫音に酷似しており、戦闘においてガンツソードを好んで用いる点も共通している(ただし和泉とは異なり、髪は後ろで束ねている)。
お春(おはる)

声 - 小倉唯
半兵衛の村の娘。半兵衛に求婚されるが、隣村の政吉へ恋心を寄せる。
美青年(びせいねん)

今回のミッションの生き残り。何度も戦闘を生き残り、点数についても理解しているが、ボスを倒せずに共闘者を求めていた。見た目が美少女のようだが「俺」などと発言し、町民にも「兄ちゃん」などと呼ばれ、半兵衛にも「女みたいに泣くんじゃねーよ」と言われるなど、男と思われていた。しかし、第3巻第20話で「お咲」と呼ばれ、胸がある描写をされていることから実際には女性であった。
雷蔵(らいぞう)
zガンやハードスーツやガンツロボなど100点武器を使い戦うメンバー、70点の宮本武蔵を一踏みで倒すほどの実力を持っている。
仏像編では大仏星人を倒し、クローンの千手観音5体と戦い、4体を無傷で倒すが5体目を道連れにして生死不明の状態になる

星人

カラス兵(カラスへい)

頭がカラスで、手などは人間。武士の鎧を身に着け、槍で一行を襲撃する。
坊主(ぼうず)

見た目が坊主の巨人。政吉にガンツソードで顔面を切られ死亡。十文字槍を持った著名な僧については宝蔵院胤舜を参照。
清十郎(せいじゅうろう)

長髪な剣豪巨人。ガンツスーツを纏った半兵衛に絞殺される。吉岡清十郎も参照。
伝七郎(でんしちろう)

丁髷の剣豪巨人。ガンツソードで政吉に刺殺される。吉岡伝七郎も参照。
白髪の剣豪(はくはつのけんごう)

佐々木小次郎らしき白髪の剣豪巨人。剛腕で秘剣つばめ返しを何度も繰り出すが、半兵衛と政吉の連続攻撃の前に倒れ、最後は半兵衛に首を落とされる。
宮本武蔵(みやもとむさし)

般若の面のような顔立の剣豪巨人。既刊2巻時点で直接宮本武蔵との言及はないが、小次郎らしき剣豪が死に際「武蔵が来る」と発言している。

反響

「奥浩哉原作時代劇」として告知されていたため、連載開始時には本作が『GANTZ』であったことに対し、読者から反響があった。SNSで拡散され、連載開始当日は「1時間あたり750ツイートを超える」ほど話題となった。作画の花月の画力について、奥の絵柄と似ているという声がSNS上で挙がった。展開については、読者から「シュールすぎるけど目が離せない」という意見が挙がっていた。

書誌情報
  • 奥浩哉(原作)・ 花月仁(作画) 『GANTZ:E』 集英社〈ヤングジャンプコミックス〉、既刊6巻(2023年11月17日現在)
  • 2020年8月19日発売、 ISBN 978-4-08-891678-1
  • 2021年4月19日発売、 ISBN 978-4-08-891860-0
  • 2021年12月17日発売、 ISBN 978-4-08-892160-0
  • 2022年7月19日発売、 ISBN 978-4-08-892371-0
  • 2023年3月17日発売、 ISBN 978-4-08-892631-5
  • 2023年11月17日発売、 ISBN 978-4-08-893055-8