みき&ユーティ
以下はWikipediaより引用
要約
『みき&ユーティ』は、成田美名子による日本の漫画作品。
1977年9月号から1979年7月号にかけて白泉社の漫画雑誌『LaLa』にて連載された。単行本は同社の花とゆめコミックスから全2巻。2008年現在は、白泉社文庫から全1巻が刊行されている。
あらすじ
函館にある全寮制の男子高校「聖ヨハネ学園」の2年生、ユーティー・ブラウンは「ユーティリティー(万能)」の異名を持つ秀才であるが、実は自分の生き方を探して悩む当たり前の高校生でもある。本作は、そんなユーティーと仲間たちの人間模様を、ユーティーの1学年下の後輩、小笠原幹夫の視線を通して描く。
主な登場人物
ユーティー・ブラウン
小笠原幹夫
ルシフィン・デュ・サゼ
1960年1月30日生まれ。高2の2学期に聖ヨハネ学園に転入。「バンカラで気さくな野生の王国原始少年」の異名を取る。生徒会役員の一人。ぶっきらぼうで取っつきにくいが、実はなかなか親切な男である。後述のようにアメリカで育ったらしいが、日本語は母語のように流暢に操ることが出来る。また日本の大衆文化を好んでいるようで、『あしたのジョー』のLPレコードを嬉しそうに抱えているシーンも描かれている。
後に川原翼に「いい男」と評されているが、本作登場時は「怪奇タッチの顔」「サスペリア」などと言われていた。
なお本作の最後に聖ヨハネ学園を卒業(卒業式の日付は1979年3月7日)した後、1981年3月にはサンフランシスコに住んでおり、『エイリアン通り』第2話に登場している。また『エイリアン通り』第7話の川原翼との会話(1981年10月下旬)では、「7年くらい前」にロサンゼルスに住んでいたことがあると発言している。家庭状況は一切不明で、高2の冬休みには「帰国費用が無い」との理由で一人だけ聖ヨハネ学園の寮に残って年を越した。
山崎
書誌情報
- 成田美名子 『ウェルカム』 白泉社〈花とゆめコミックス〉、全1巻
- 1978年8月20日発売、ISBN 978-4-592-11626-4
- 成田美名子 『みき&ユーティ』 白泉社〈花とゆめコミックス〉、全2巻
- 1979年4月20日発売、ISBN 978-4-592-11044-6
- 1979年10月20日発売、ISBN 978-4-592-11045-3
- 成田美名子 『みき&ユーティ』 白泉社〈白泉社文庫〉、全1巻
- 2001年3月15日発売、ISBN 978-4-592-88707-2