マリンスノーの伝説
以下はWikipediaより引用
要約
『マリンスノーの伝説』(マリンスノーのでんせつ)は、松本零士原作、藤川桂介脚本によるテレビスペシャル用長編アニメーション。ジャンルは「海洋冒険ロマン」。
正式タイトルは『夏休み子どもスペシャル 松本零士・長編オリジナルアニメ マリンスノーの伝説』(なつやすみこどもスペシャル まつもとれいじちょうへんオリジナルアニメ - )。
宇宙と同じように人類の未知の領域である海を題材に、『銀河鉄道999』の松本零士を原作・監督・総設定に迎え、テレビ朝日の「ゴールデンタイム・スペシャルアワー」第1弾として企画、製作された。1980年8月12日放映。2時間枠(本編94分)作品。後にビクターからビデオソフト(VHS、β)とVHDディスクが発売された。
放送時間は火曜19:00 - 20:51(JST)。『夏休み人気アニメ大行進』(19:00 - 20:00)と『笑アップ歌謡大作戦』(20:00 - 20:54)は休止。また20:51 - 20:54には『ミニミニ招待席』を放送した。
あらすじ
地球では人口増加対策として海洋都市計画が実施されていた。沖博士やナミと共に海洋都市建設に携わっていた海野広は、ある日、埋立工事現場の爆発事故に巻き込まれる。事故の直後、ナミは「雪の降る故郷に帰る」と広に告げて姿を消す。ナミの故郷は指宿なのに「雪の降る故郷」とは? ナミに埋立地爆破容疑がかけられていると知った広は指宿へと向かう。
その頃、海洋科学局には「海の民の女王イザナミ」から宣戦布告が届いていた。海の民と陸の民の、生存を懸けた戦いが始まったのである。
登場人物
地上人(陸の民)
海野 広(うみの ひろし)
島岡 ナミ(しまおか なみ)
声 - 麻上洋子
海洋都市計画の設計士。工事現場爆破事件の直後に姿を消す。
実は海の民の女王イザナミの娘で、陸の民の海洋進出を阻止するための工作員として赤ちゃんの頃に地上に送り込まれ、子供のない老夫婦の島岡夫妻に育てられた。
沖博士(おき、名は不明)
Dr.ゼルバート
山盛 正(やまもり ただし)
スタッフ
- 制作:井上克洋
- 原作・監督・総設定:松本零士
- プロデューサー:高橋正樹(テレビ朝日)/中村俊也(NOW企画)/広岡修(オカスタジオ)
- 脚本:藤川桂介
- 演出:池野文雄
- 作画監督:山下征二
- 原画:佐藤徹、大西克美、中村範子、桜井美知代、川筋豊、木下ゆうき、富沢和雄、亀垣一、高橋邦仁、寺司重幸
- 美術:半藤克美/河野次郎
- メカ設定:板橋克己
- 音響監督:明田川進
- 音楽:小笠原寛
- 企画制作:株式会社NOW企画
- 制作協力:オカスタジオ
主題歌
「海に還る」「ふたりの郷(ふるさと)」
「鴉鷺」は白鳥英美子と白鳥澄夫のユニットで“あろ”と読む。放映当時、主題歌EPレコード、サントラLPレコードが発売されたほか、92年にはビクター音楽産業のインビテーションレーベルより鴉鷺のアルバムとしてサントラがCD化された。
主題歌は2013年現在、白鳥英美子のベストアルバムCDにボーナストラックとして収録されている。
参考文献
- 鴉鷺「マリンスノーの伝説」解説書