はじめての甲子園
以下はWikipediaより引用
要約
『はじめての甲子園』(はじめてのこうしえん)は、火村正紀による日本の漫画作品。『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)にて連載された。単行本は全7巻。略称は「はじっこ」。
2008年11月にドラマCD化もされている。
あらすじ
生徒が一人しかいない私立土井中野高校に入学した二屋球人(にや きゅうと)は、一人ぼっちで野球を続けていた。しかし、校長が突如甲子園出場を宣言した。スカウトされた新入部員、五丈原竜(ごじょうげん りゅう)や一色緑(いっしき みどり)等と共に甲子園出場を目指す。
登場人物
※キャストはドラマCD版のもの。
土井中野高校
作者の出身地である愛知県にある高校で、中高一貫私立校だが生徒数は少ない。新メンバーが入るまでは生徒は二屋一人だった。また、教師も少なくアミ彦と校長しかいない。一時は人間よりも犬の割合のほうが多かった。生徒数が少ないため経営がギリギリなところを校長が頑張ってやっている。学校を宣伝するために甲子園に出場しようとしている。名前の由来は「ド田舎の高校」らしい。
二屋球人(にや きゅうと)
声:小林ゆう
本作の主人公。土井中野高校1→2年生。野球部キャプテンでポジションはキャッチャー。生徒会長でもある。プロ野球でピッチャーをしていた父親とバッテリーを組むのが幼い頃の夢だった。幼い頃に両親を亡くし、叔母夫婦に育てられた。新道伐人とはいとこ同士で両親をなくしてから高校に入るまで叔母夫婦とともに一緒に暮らしていた。現在は野球部の寮で生活している。柳の怪我を気遣い、左側を歩くようにするなど優しい一面もある。可愛い物好きで泣き虫。無類の犬好き。極度のファザコン。
一色緑(いっしき みどり)
声:白石涼子
甲子園出場のためスカウトされた選手。野球歴10年。女の子だが、男の子のような顔でよく間違えられる。そして口調も男勝りである。周りから胸はAAAカップと言われている。高校1→2年生、ポジションはピッチャーで右投げ、ノビのある剛速球が持ち味のかなりの実力派投手。のちにストレートと同じリリースからチェンジアップを投げられるようになる。特技はマッサージ。憧れの人は王貞治。紫は双子の兄。過去のトラウマで、幽霊やお化けといったホラー物が苦手。逆に感動モノにはしこたま感動し、アミ彦がたまたま見せたアニメに号泣するほど。幼少の頃、リトルリーグに入ることを親に反対された。
五丈原竜(ごじょうげん りゅう)
声:平田広明
緑と同じく、甲子園出場のためにスカウトされた高校1→2年生(ただし野球経験ナシ)。右投げ右打ちでポジションは基本的にはサード(柳にはベンチと言われていた)。「教師をボコって」前の高校を退学になったという不良(本人談によればそれはタイマンであった)。緑に好意有り。超高校級のパワーを持っており、緑によればバッティングセンスはあるらしいが守備はかなり下手。お姉ちゃんに変わってしまったお兄さんがいる。事あるごとに鼻血を噴出し、土高を血で染めている。
千代田アミ彦(ちよだ アミひこ)
声:関智一
土高唯一の教員ゆえに仕方なく野球部の顧問もしている。教育委員会のブラックリストに載っており、そのために土高をクビになれば雇ってもらえる学校がない。将来の夢は漫画家で、「萌え」な漫画やゲームに興味があり、それ故に生徒達からは呼び捨てで呼ばれたり、『アダルトチルドレン』(単行本では『アダルトチルドレン』が『ピーターパン』に変更)などと言われている。好きなタイプは血の繋がらない妹。職業が結婚サギ師の彼女に騙された過去があって貧乏。名前の「アミ」はラテン語で【友達】の意味で、テル彦の命名。危うく母親に「キミ彦mkII」や「AAA」や「あああ」とつけられるところだった。
雨四光柳(あめしこう やなぎ)
声:小林沙苗
大東海学園に在学する雨四光桜の弟。中学では全国制覇した天才ピッチャーだったが怪我で野球ができなくなり、転入当初は走ることもままならなかった。精密な打撃が得意。2人の兄にマネージャーにならないかと誘われ、大東海学園へ入学。そしてその後土井中野高校に転入。球人からは『やっくん』と呼ばれ、聞き間違いが多く、ドジな部分もある。新道からは『ケガ四光』と呼ばれていた。元々は左投げ左打ちだが、高校2年時の対大東海1年生の試合では右投げでセカンドを守っていた。
一色紫(いっしき ゆかり)
緑の双子の兄。右投げ右打ち。対大東海1年生の試合ではセンターを守っていた。黄朽葉と藍鉄に緑を連れ戻すよう頼む。昔は弱気な緑を庇ってやったことが多く、彼女の野球に対する才能も見い出していた。緑が野球を始めてから、自分も親に推されてリトルリーグに黄朽葉と藍鉄と共に入るが、まったく才能がなく、そのせいで野球が嫌いになった。現在でもスローボールを空振りして尻もちをつくほどである。リトルリーグに入りたいという緑の願いを叶えるため、緑と入れ替わったが、その後緑が入っていた女子チームを辞めている。自分と一緒に野球がしたいという緑の気持には全く気付いていなかった。緑との一対一の対決で初めてそのことを知った。ピアノの腕は中々のもので、夜音楽室で人体模型と共にピアノの練習をしていた。
三ツ矢元就(みつや もとなり)
教師
千代田テル彦(ちよだ テルひこ)
犬
カントク
コーチ
大東海学園
静岡県にある甲子園出場経験のある野球名門高校。男子校で、寮が設置されている。
新道伐人(しんどう ばっと)
声:櫻井孝宏
二屋の従兄弟で、小、中学時代にバッテリーを組んでいたが、二屋の捕手としての力不足に合わせた結果、成長しなくなってしまい、大東海学園で全く通用しなかったことから二屋を恨んでいる。高校入学後には一塁手に転身。金髪で、従兄弟だとは思えないほど顔も性格も似ていない。今は二屋との約束を破り名門大東海学園に通っている。女子大生のそっくりな姉がいる。本人曰く、『自分の毒舌がリトルリーグ級ならば自分の姉は大リーグ級』。人が一番言われたくない事を的確に突いてくるドS番長。その嫌われ方は登板した際に味方応援団から野次が飛ぶという程の前代未聞である。千鶴に「どんなスクールライフ送ってんのアイツ……」と驚愕されていた。別名『逆恨みの貴公子』。そんな新道に二屋が懐いているのは、新道の顔が二屋の父親そっくりなため。三元代との試合で負傷した桧尾に代わってピッチャーを務める。抑えとして好投をするが、結局藍鉄に特大場外サヨナラ満塁ホームランを打たれて敗北。その後控えの廊下で千鶴にピッチングを伝授してもらうよう頼む。
雨四光桜(あめしこう さくら)
声:鈴村健一
大東海学園2年生で新道の先輩。ポジションはセカンドで右投げ左打ち。茶髪。女好きだが女にはモテず、男子生徒に好かれていたり、小学校のときには雄の孔雀に求愛されるなど悲惨な境遇。男子校に入ってしまったことをかなり悔やんでいる。男女共学だった中学時代に10個は貰えたらしいバレンタインチョコが、男子高に入ってからは20個に増え、男子校の厳しさを知った。孔雀に求愛されたのがトラウマで鶏肉が苦手。2年時にスタメンであり、素晴らしいバッティングセンスと学校一の足を持つが、脳みそも軽く、新道に『アホ四光先輩』と呼ばれる始末。弟を溺愛している。しかし後に、その足の速さは自分のどの才能も及ばない野球の天才であった弟の柳に、負けたくない努力で唯一負けなかった能力であると判明した。女性に対する執着は人一倍で、試合後のインタビューで野球そっちのけで千鶴と共に彼女募集したり、対戦相手が共学だと男子校の神が降りてきてパワーアップする、荒神がモテていると勘違いし本気で呪い殺そうとしたり、最悪の印象を与えた荒神の姉達を紹介してくれとせがむなど必死な様子。ちなみに男子校108の必殺技の一つ、男の嫉妬(メンズ・ジェラシイ)を使うことができる。
雨四光千鶴(あめしこう ちづる)
声:杉田智和
大東海学園の野球部監督で、桜と柳の兄。茶髪で後ろで髪をまとめている。桜と同じく柳を溺愛している。エロ本収集などの趣味有り。お嫁さん募集中。新道からは『ダメ四光監督』と呼ばれているが名門高校の監督だけあり本来は指導と面倒見に優れた大人物で、それこそ(プライドが高い)新道からも頭を下げて指導を請うたほど。
荒神仁(あらがみ じん)
桧尾(ひのきお)
不動アキラ(ふどう あきら)
稗田(ひえだ)
阿野雲商業
長野県にある高校。守備が堅いが、打撃力がなく点が取れないという欠点を抱えている。
灰島陽(はいじま よう)
倖積十郎(ゆき せいじゅうろう)
倉田伶音(くらた れいん)
舞山鞍人(まいやま くらうど)
瀬葉(せば)
灰島たね(はいじま たね)
三元大付属高校
福岡県にある甲子園出場、優勝経験のある野球名門校。
黄朽葉剣(きくちば けん)
藍鉄シロウ(あいてつ しろう)
その他
森野りんご(もりの りんご)