黒神
以下はWikipediaより引用
要約
『黒神』(くろかみ)は、原作・林達永()、作画・朴晟佑()、脚本協力・川美我()(第22話から)による日本の漫画作品。『ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス)にて、2004年創刊号から2012年13号まで連載された。2012年6月時点で単行本の累計発行部数は160万部を突破している。
2009年1月から6月までテレビアニメが放送された。
あらすじ
母親を事故で亡くした伊吹慶太(いぶき・けいた)は、ある夜、上位元神霊(じょういもとつみたま)であるクロと出会う。しかし、クロを抹殺しようとする謎の男に襲われ、左腕を吹き飛ばされてしまう。クロは慶太を死なせないために、自分の左腕と交換し、契約を結ぶ。そして、慶太とクロを取り巻く状況は急変していく。
登場人物
表記される声優は、日本版 / 韓国版 / 英語版とする。
主要人物
クロ
声 - 下屋則子 / チョン・ミスク / ローラ・ベイリー
種族:獅子神(ししがみ)一族
イクシード:「滅牙得救世(メガエグゼ)」、「犠我得救世(ギガエグゼ)」、「天雷得救世(テラエグゼ)」
身長:150センチメートル、体重:42キログラム、誕生日:11月11日、外見年齢:推定15歳、元神霊年齢:不明
本作の主人公。慶太と契約を結んだ上位元神霊。
原作
一人称は「クロ」もしくは「私」。かなり天然ボケで世間知らず。それゆえ、よく人に騙されるお人好し。基本的に誰に対しても丁寧口調で接しているが、激昂した際は少々荒い口調になる。
本来は兄である元神霊最強の男「黎真」を倒すため、放浪の旅を続けていた。イクシードの滅牙得救世(メガエグゼ)は拳に力を最大限にこめて攻撃する。シンプルだがそれだけに威力はかなり高い。また、56話では滅牙得救世をバージョンアップさせたイクシード「犠我得救世(ギガエグゼ)」が登場した。阿邏宣との戦闘による敗北で戦闘恐怖症に陥っている。
美しい女性の姿をしており、衣装もマイクロミニであるなど露出度が高い。ノーパンであるという説もある(公式ガイドブックでも「下着を穿くのは気持ち悪い」と発言している。着替えを貰った後はブルマや短パンを穿くようになった。アニメ版ではスパッツを着用している)。同じスクウェア・エニックス繋がりでアーケードカードゲーム『ロード オブ ヴァーミリオン』にてカード化されている。
アニメ版
慶太との初対面時のラーメン屋台では数十円しか所持していないにもかかわらずラーメンを注文しようとする(原作ではちゃんと料金を払っていた)など、原作以上の天然ボケかつ世間知らずとして描かれている。サブである慶太と契約してしまったために技術で勝るもテラが足りず、戦闘では不利に陥ることが多い。実際に何度か慶太はテラ枯渇で死にかけるが、慶太のルートにテラを全て奪われたあと、テラ循環の力を手に入れ、クロ自身の戦闘能力も大幅に上昇、最強の契約者を得た黎真と戦えるまでになった。
実は真神の1人の生まれ変わりであり、真神の生まれ変わりであるため、彼女の紋章は他の獅子神一族とは違う。黎真はクロを助けるために獅子神一族を裏切り、残りの真神を不完全に復活させて倒すため、各地の霊石を破壊した。
清き処での真神との戦いの途中、雷を使う真神として覚醒してしまうが、慶太との絆によって真神の力を保持したまま元神霊へと回帰する。慶太と茜のサポートを得てイクシード「テラエグゼ」(後々原作にも登場)を発動させ真神を打ち破るが、ドッペルライナーシステムの呪いはクロの中に残ってしまう。
最後には人間界からドッペルライナーシステムを隔離するため、慶太と別れて清き処に閉じこもる。数十年後、慶太が死の間際に最後のシンクロを行い、ドッペルライナーシステムの呪いを引き取り、その呪縛から解放した。
伊吹慶太(いぶき けいた)
声 - 浪川大輔、三瓶由布子(少年期・サウンドコミック)/ キム・ヨンソン / ジェイソン・グリフィス
サウザンド:「超新星儀(ノヴァスフィア)」:光の玉を放つ指輪。
本作の準主人公。原作とアニメ版の双方において、人物設定が最も異なるキャラクター。
原作
ゲームクリエイター(シナリオ担当・プロジェクトリーダー)、19歳。九州出身。
生活・金銭面で茜に大きく依存しており、一種のヒモ状態にある。クロとの契約や沖縄での戦いを経て、心身ともに成長していく。謎の男(征司の部下)に襲われ、左腕を切り飛ばされるもクロと左腕を交換し、(不本意ながら)契約を結ぶ。
少し頑固な乱暴者だが、優しい部分もある。異性の好みについては、初期に「Cカップ以下は女と認めない」と公言していたが、力を得るためにクロをレイプしかけたことがある。ナムの修行で特殊な数珠によってクロと手が繋がった状態での生活を強いられて以来、クロを女性として意識し始めるようになるが、その感情を真っ向から否定している。
アニメ版
高校2年、17歳。関東圏出身。容姿がより中性的なものに変更され、また人格面についてもナーバスな印象が強くなっている。
幼い頃に経験した母親の死と、中学生時代に起こった友人の自殺を機に、失ったときの悲しみを味わわないよう人と関わることを避けている。また、クロに対しても辛く当たることが多かったが、彼女の過去を知っていくうちに心を通わせていく。
原作同様、当初からゲーム好きな描写が散見されたものの、コンピューターゲーム製作などは行っておらず、原作でのゲーム制作仲間である阿部と窪山も登場しない。また、茜に依存しきっていた原作と異なり、彼女から擁護から自立しようとする姿勢がたびたび見受けられ、コンビニや屋台などで外食する機会の方が多い。
クロとの邂逅前後、身近にいる人物が相次いで死亡し、さらに担任教師が「黎真」側の人間だったことで、精神的に追い詰められていく。その後、征司に襲われ出血多量で力尽きるが、クロと心臓を交換してもらい契約を結んだ。元神霊の常識ではまず無いはずの「サブの契約者」であり、テラ許容量の面で他の契約者たちに大きく劣り、戦闘に勝利しても倒れたりすることが多い。テラの量は少ないが、クロに流すテラの量を操作するなどテラとの親和性は高い。
沖縄での戦いの後、半年間意識を失っていた。蔵木の策略によって自分のルートに出会い、テラを失うが、クロとテラを循環させることによって生き長らえる。蔵木と雷呀を倒したのち、清き処へと赴く。
最後の戦いとしてクロたちと共に真神に挑み、一時はクロが真神として覚醒するが引き戻し、クロ以外の二体を消滅させた。ドッペルライナーシステムの呪いがクロの中に残っていたため、別れることになる。
最終回では茜と結婚し、茜や孫共に幸せに寿命を全うした。死の間際、クロと最後のシンクロを行い、クロの中に残った呪いを引き取り、その呪縛から解放した。
原作
ゲームクリエイター(シナリオ担当・プロジェクトリーダー)、19歳。九州出身。
生活・金銭面で茜に大きく依存しており、一種のヒモ状態にある。クロとの契約や沖縄での戦いを経て、心身ともに成長していく。謎の男(征司の部下)に襲われ、左腕を切り飛ばされるもクロと左腕を交換し、(不本意ながら)契約を結ぶ。
少し頑固な乱暴者だが、優しい部分もある。異性の好みについては、初期に「Cカップ以下は女と認めない」と公言していたが、力を得るためにクロをレイプしかけたことがある。ナムの修行で特殊な数珠によってクロと手が繋がった状態での生活を強いられて以来、クロを女性として意識し始めるようになるが、その感情を真っ向から否定している。
アニメ版
高校2年、17歳。関東圏出身。容姿がより中性的なものに変更され、また人格面についてもナーバスな印象が強くなっている。
幼い頃に経験した母親の死と、中学生時代に起こった友人の自殺を機に、失ったときの悲しみを味わわないよう人と関わることを避けている。また、クロに対しても辛く当たることが多かったが、彼女の過去を知っていくうちに心を通わせていく。
原作同様、当初からゲーム好きな描写が散見されたものの、コンピューターゲーム製作などは行っておらず、原作でのゲーム制作仲間である阿部と窪山も登場しない。また、茜に依存しきっていた原作と異なり、彼女から擁護から自立しようとする姿勢がたびたび見受けられ、コンビニや屋台などで外食する機会の方が多い。
クロとの邂逅前後、身近にいる人物が相次いで死亡し、さらに担任教師が「黎真」側の人間だったことで、精神的に追い詰められていく。その後、征司に襲われ出血多量で力尽きるが、クロと心臓を交換してもらい契約を結んだ。元神霊の常識ではまず無いはずの「サブの契約者」であり、テラ許容量の面で他の契約者たちに大きく劣り、戦闘に勝利しても倒れたりすることが多い。テラの量は少ないが、クロに流すテラの量を操作するなどテラとの親和性は高い。
沖縄での戦いの後、半年間意識を失っていた。蔵木の策略によって自分のルートに出会い、テラを失うが、クロとテラを循環させることによって生き長らえる。蔵木と雷呀を倒したのち、清き処へと赴く。
最後の戦いとしてクロたちと共に真神に挑み、一時はクロが真神として覚醒するが引き戻し、クロ以外の二体を消滅させた。ドッペルライナーシステムの呪いがクロの中に残っていたため、別れることになる。
最終回では茜と結婚し、茜や孫共に幸せに寿命を全うした。死の間際、クロと最後のシンクロを行い、クロの中に残った呪いを引き取り、その呪縛から解放した。
佐野茜(さの あかね)
声 - 大原さやか / ハン・シンジョン / ジュリー・アン・テイラー
サウザンド:「アイオライトアビス」:サウザンドにテラを貯めて一気に放出し、元神霊に送り込む。
身長:168センチメートル、体重:48キログラム、誕生日:9月4日、年齢:21歳
番外編の主人公。高校卒業後、銀行に勤務しているOL。
原作
慶太の幼馴染。物語開始の約7〜8年前、幼くして母親を亡くした慶太を不憫に思い、その後ずっと彼の面倒を見てきた心優しい人物。
実は学生時代から慶太に想いを寄せており、第三者からの告白もすべて断ってきた経緯がある。当初はクロに対して優しく接していたが、恋敵になりそうとみるや態度を硬化させるなど、大人げない一面も見せている。
容姿端麗でスタイル抜群。母性豊かで大らかな性格だが、処女で妄想癖が強い。得意料理はロールキャベツ。毎朝律儀に慶太の世話を焼いている。「黎真」側のドッペルライナー魁音寺雪をルートにするため命を狙われていたが、実は茜がルートであり、雪がサブであった。原作では最後まで戦闘に参加していない。
後日談となる最終話では、慶太と結婚して1児を設けている。
アニメ版
ストーリー全体を通じ、原作以上にクローズアップされている。また原作に比べ、少々ドジで要領の悪い描写が目立つ。
蔵木に自分が雪のサブと騙され、魁音寺グループのビル内で軟禁状態であったが、雪と出会い、自分がルートであることを知る。その後、雪と共に生きていこうとするが、乗っていたヘリコプターが海に墜落し、行方知れずであったが、黎真の契約者として清き処に現れる。
実はクロと黎真の母が夢で見た「真神に仇なす者」で、2人のサブが死にマスタールートになったことで世界の運命を左右するほどの膨大にして最大のテラを持ち、人間としての限界を超えた「最強の契約者」となった。ヘリコプター墜落の際、黎真によって救い出されたのち、獅子神一族に代々伝わるサウザンドを渡され、自身が「真神に仇なす者」であることをはじめ真神との因果すべてを理解し、黎真と契約した。
真神の復活後、黎真とともに真神に挑み、サウザンド「アイオライトアビス」でテラを極限にまで送り込んで黎真をサポートした。真神を一時的に消し去ったが、クロが真神として覚醒したこともあって苦戦を強いられ、再生した2体の真神を倒すために黎真の必殺たるイクシード「超尋獅咆」にテラを送り込んだ。
最終回では原作同様、慶太と結婚する。その後、2人の孫を儲けるまで長生きする。
プニプニ
声 - 冬馬由美 / チョン・スッキョン / マイケル・シンターニクラス
クロと行動を共にする犬。犬種はミニチュアダックスフントらしい。空腹時のナムにイタチと間違われて食われかけたがことあるため、彼女に対して復讐心を持っている。
名前の由来は、「プニプニ製菓」という会社のダンボール箱の中で眠っていたのをクロが見つけたから。
クロの仲間達
エクセル
声 - 田村ゆかり / ハン・ギョンファ / ステファニー・シェー
サウザンド:「方陣障壁(ヘキサ・ウォール)」:周囲にバリアを展開するペンダント。
身長:142センチメートル、体重:36キログラム、誕生日:不明、外見上の年齢:14歳
ドイツ出身。シュタイナーの契約者。人間としてのかつての名前はマリア。一見10代の少女だが、シュタイナーとの契約によって成長と老化が極端に遅くなっただけであり、実際には通常より長い時間を生きている(作中において、契約してから100年目を迎えている)。弟を殺した“アルターエゴ(逸れし者)”に復讐するため、人間としての名を捨て、シュタイナーと契約した。複数の戦闘装身具「サウザンド」を所有している。その中の一つ、「方陣障壁(ヘキサ・ウォール)」によってシュタイナーの戦闘を後方支援する。黎真との戦闘により左足を失うのと同時にシュタイナーから供給されていたテラも絶たれ瀕死となるが、水華魅が独断で契約をしたため一命を取り留めるも記憶喪失となってしまう。蔡守との戦いで記憶を取り戻し、改めて水華魅をパートナーとして魁音寺グループと獅子神一族に戦いを挑む。テラの総量を示す許容率(パイ・テラ)のレベルは高く、水華魅は全盛期の慎吾を上回る膨大さと語っている。
アニメでは第2話の後半で姿を現し、本登場は第3話から。原作と異なりシュタイナーのほか運転手役の協力者を同伴している。沖縄での戦いの後はTNOとは別行動をとり、シュタイナーの復讐のために水華魅と契約し、黎真を追い詰めるが、契約者を得た黎真に敗北する。
シュタイナー
声 - 中田譲治 / パン・ソンジュン / パトリック・ザイツ
種族:ゲルマン・ハイ・カウンシル一族
イクシード:「STAMPEDE(スタンピード)」
身長:198センチメートル、体重:105キログラム、誕生日:不明、外見年齢:推定40歳、元神霊年齢:不明
元神霊一族で組織される欧州連合“The Noble One(ザ・ノーブル・ワン)”に属する上位元神霊。エクセルともに来日した。日本でのアルターエゴ多発現象を調査し、茜に接触を図る。イクシードのスタンピードは、本体と同じ質量・同レベルのパワーを持つ分身4体を出現させ、敵を攻撃する。各分身体は本体の命令に従いつつ、それぞれ独自の状況判断で戦闘が可能。黎真との戦闘により致命的ダメージを受け、最後の「スタンピード」で水華魅にエクセルを託して消滅。
エクセルと恋愛関係にあったことから水華魅にはロリコン呼ばわりされている。
北条水華魅(ほうじょう みかみ)
声 - 甲斐田裕子
種族:銀虎(ぎんこ)一族
イクシード:「煉攻武神(れんこうぶしん)」
身長:172センチメートル、体重:51キログラム、誕生日:不明、外見年齢:25歳前後、元神霊年齢:不明
トラブルシューターを生業としている上位元神霊。雪の依頼により茜を拉致しようと試み、クロ達と衝突する。戦闘スタイルは、クロがボクシングを基礎とした立ち技中心であるのに対し、関節技や絞め技といった超近接戦闘を得意としている。イクシード「煉攻武神」は、体組織の密度を爆発的に高める身体強化系の能力。効果持続型のイクシードであるため、戦いが長引けば契約者に大きな負担がかかる。慎吾が亡くなった後、しばらく姿を隠していたがシュタイナーとエクセルが魁音寺のビルに奇襲を仕掛けたと聞き、様子を伺っていたがシュタイナーの最後の「スタンピード」からエクセルを託され、面倒を見ることになる。蔡守との戦いでは相手をする振りをして逃げ出す算段を考えていたが慎吾の形見のフェラーリを破壊されて逆上。蔡守を叩きのめそうとするが失敗、逆に窮地に追い込まれるも記憶を取り戻したエクセルとのシンクロにより蔡守を倒す。
アニメ版では慎吾の薬と引き換えに比瑢の依頼で失敗したトライバルエンドやクロの拉致をしていた。その後、エクセルと契約し、黎真と戦い追い詰めるが、契約者を得た黎真に敗北する。
ナム
声 - ゆかな / イ・ジヒョン / エヴァ・カミンスキー
種族:山神霊(サンシンリョン)
イクシード:「百人分身(ベックインブンシン)」
サウザンド:「霊殊玉大長刀(ヨンジュオックデションイン)」
身長:165センチメートル、体重:48キログラム、誕生日:不明、年齢不詳
原作
韓国の霊山・智異(チリ)山を守護する山神霊。一人称は「私」、稀に「儂」。ボロくなった自分のお社を自分で建て直すために副業で占いをしていたが、その的中率の高さと裏腹に不必要な事も全て言うため評判が最悪で疎まれていた。とある依頼で日本のテレビ番組に出演する為に来日したが、荷物を全て盗まれて路銀も尽き餓死寸前で見つけたプニプニを食べようとしていたところをクロ達と出会い、その後は慶太の家に居候している。戦闘ではイクシード「百人分身」を発動し、その能力は読んで字の如く、多人数に分身し相手を翻弄する。接触した相手の脳に直接語りかける共鳴波音を使う。社会常識に欠けるが拾ってきた日本語の本を読んだだけで日本語を話せる語学力がある。戦闘恐怖症になったクロを復活させる為に嫌々ながら協力する。「おっぱい」を武器と考えており、慶太をその武器で窒息死寸前に追い込んだ。日本のビールはコクがあって好きらしい。10巻で性質の悪い絡み上戸が判明し、茜が犠牲になった。人間の男と結婚していた事があるらしい。
織慧(おりえ)
舞凪(マナ)
種族:紫龍(しりゅう)一族
紫龍一族の上位元神霊。髪をツインテールに結った小柄な美少女。紫龍一族にある複数の武術を統合させた帝龍流の使い手であり、シンクロ無しでクロや獅子神一族の下位元神霊を圧倒するほどの強さを持っている。
本来の帝龍流の後継者であった姉の優凪が一族の掟を破って人間の男と結婚し、人間社会に溶け込んだことが原因で、人間を忌み嫌い見下している。そのため契約など他人の力を借りることを拒絶していたが、海焔との戦いで姉の想いに触れ、その忘れ形見である優司と契約し勝利。同時に両親を亡くした勇司と優衣を引き取る。契約後も人間を見下す高飛車な態度は変わっておらず、優司と優衣にも自分と同じように振舞うことを強要している。
中谷 勇司(なかたに ゆうじ)、中谷 優衣(なかたに ゆい)
小暮里央奈(こぐれ りおな)
声 - 伊藤静
アニメオリジナルキャラクター。
魅音寺グループのマスタールート。魅音寺グループの施設から逃げ出してきたところを揶雲に助けられ戦う強い力を得るために契約者になった。活発な性格だがかなり口が悪い。常にジョイジョイ(元ネタはSOYJOY)を持ち歩いている。
揶雲(やくも)
声 - 野島裕史
種族:獅子神一族
イクシード:「ランドスパウト」
アニメオリジナルキャラクター。
獅子神一族の元神霊で里央奈の契約者。クロを「姫様」と呼び敬愛している。黎真の一番弟子。イクシードの「ランドスパウト」は足にテラを込め、一撃を放つ。
獅子神一族・魁音寺グループ関係者
獅子神黎真(ししがみ れいしん)
声 - 小西克幸 / イ・ウォンサン / クリスピン・フリーマン
種族:獅子神一族
イクシード:「千尋獅咆(せんじんしほう)」、「超尋獅咆(ちょうじんしほう)」(共にアニメオリジナル技)
獅子神一族の長であり、クロの実兄。一人称は「私」、稀に「俺」。
原作
獅子神一族の“清き処”において、母である巫女を殺して霊石を封印したのち、淀み汚れきった人間界のテラを浄化する新聖地開闢計画(ギ・ティス・エバンゲリアス)を計画し、その成就のために暗躍している。人間界では雪と接触する前までは彼女の学校の教師を、その後は魁音寺グループの社員なっている。魁音寺の財力を得るため、雪にはサブからルートになる方法があると偽っていた。シュタイナーとの戦いでは、契約者無し、シンクロ無しの状態でエクセルとシンクロしたシュタイナーを圧倒している。清き処でクロと再会したが、真性に心臓を抜かれ、クロに一族殺害の真相を告げて死亡した。原作では最後まで誰とも契約せず、イクシードも使用していない。
アニメ版
原作と同様に人間界に溶け込み、魁音寺グループの社員として活動していた。雪には彼女自身がサブではなくルートであると嘘を言っていた。沖縄でシュタイナーを倒した後、霊石を破壊するが、蔵木の計略によりワームホールに落ち、死亡したと思われていた。それから半年後、茜を契約者として清き処に現れ、TNOの元神霊達を一掃した。その後、水華魅とエクセルを倒し、クロと慶太も茜とのシンクロにより倒した。だが、実はこれらすべては真神の生まれ変わりであるクロを救うためにやったことである。
清き処にいたとき、母から真神との悪しき因果を断ち切ることや一族に伝わるサウザンドを託され、クロを救うために母や長老をはじめとする獅子神一族を抹殺し、「真神に仇なす者」である茜と契約するために人間界へと降りた。そして、魁音寺グループの財力を得てマスタールートを製造し、それによって開かれたワームホールを通してすべての霊石を破壊したのち、マスタールートとなった茜にすべてを伝えて契約を交わした。
真神を復活させたのち、茜とともに真神と激戦を繰り広げ、彼女のテラにより真神を圧倒し、イクシード「千尋獅咆」で一時的に消し去った。だが、クロが真神として覚醒したこともあって苦戦を強いられ、ほか2体の真神も再生したことで追い詰められた。最後は元に戻ったクロと連携し、自らの命を代償とする究極のイクシード「超尋獅咆」を放ち、真神から膨大なテラによる再生能力を奪った。死の間際、雪に対して「すまなかった」と謝罪した。
魁音寺雪(かいおんじ ゆき)
声 - 雪野五月
身長:168センチメートル、体重:48キログラム、誕生日:9月4日、年齢:21歳
日本でも有数の複合企業である魁音寺グループの総帥。茜のドッペルライナーで、黎真と手を組んで茜の拉致を企んでいる。茜とは正反対の性格をしており、高飛車で抜け目がない。嗤苑からはアルターエゴの匂いがすると指摘されている。元神霊を無力化する方法を知っているらしい。
アニメ版では自分がサブである事を告げられる。蔵木が茜(ルート)の存在を確保している事、また総裁である父親の指示で隠れるように暮らしている。また、他にも兄弟が何人かいるが、それらは全員マスタールートとなり会社を任されている。黎真が死亡したと父親と共に聞かされショックを受ける。どうやら黎真の事を愛していたようである。サブである自分に絶望して死のうとしたものの、慶太の言葉で思い直し、茜を殺してマイナスルートになろうとするが、茜に説得されて改心。茜と二人で生きていこうとするが、ドッペルライナーシステムにより、乗っていたヘリコプターが海に墜落し死亡。すでにもう一人のサブも死亡していたため、雪が死亡したことにより、茜がマスタールートとなった。
比瑢(ひよう)
声 - 浜田賢二
種族:獅子神一族
イクシード:「魔流闘雫(まりゅうとうだ)」
獅子神一族の上位元神霊。かつて獅子神一族の“清き処”で実験と称して同族や人間を殺めていたため、処刑されたはずだったが、密かに逃れて黎真の下についていた。沖縄に点在する聖地を破壊し、“アルターエゴ(逸れし者)”の持つ負の力を人為的に集積していた。霊石を破壊し、沖縄を負の力で覆い尽くそうとしたが、クロ達によって防がれる。倒される直前に奇妙な姿になった。詳細は不明だが、公式ガイドブックによると比瑢は自分自身に対しても何らかの人体実験的な強化策を施していたためらしい。
「魔流闘雫」は液体を固定し操作するイクシード。その場にある水を球状に固定化し飛び道具として攻撃する他、相手の体液を破裂させて体内から直接ダメージを与えることも可能。
アニメ版ではクロに対して異様なまでの執着を見せており、サディスティックにいたぶって興奮する異常性を見せた。また黎真の部下であることに満足している模様。最期は蔵木と雷呀によって下位元神霊をつくりだすためにテラを吸いつくされた。
七瀬忍(ななせ しのぶ)
宮地利士郎(みやじ としろう)
声 - 遠藤大智
比瑢の下位元神霊。黎真の配下でもあり、比瑢の下位元神霊を束ねている。そのため、他の下位元神霊とは一線を画している。かつて隆人の門下生であったが、既に空手をやめている。カクマの麟光瞬麒によって谷底へと落ちて行った。
アニメ版では機嫌を損ねた比瑢に殺される。
征司(せいじ)
声 - 竹若拓磨
イクシード:「咬竜殲滅攻式」「咬竜 降魔殺界(こうりゅうごうまさっかい)」
獅子神一族の下位元神霊。比瑢の部下。力を与えた部下を使い、はぐれ元神霊を探し出してその力を吸収している。力を蓄え上位元神霊になることを目指している。常に「シビレる」ことを求める危ない性格で、失敗した部下は容赦なく処分する。これまでに4人のはぐれ元神霊を倒しており、契約直後のクロを苦戦させるが慶太によって(アニメではクロと慶太に)イクシードの性質を読まれ、感電死。
イクシードは鞭状のエネルギー攻撃で、剣状と見ると軌道が読めず翻弄される。「降魔殺界」はこれを6本同時に相手めがけてぶつける技。
阿邏宣(アラギ)
声 - 小山剛志
種族:銀虎(ぎんこ)一族
イクシード:「獣魔装(じゅうまそう)」
派生技:「獣魔卍旋風」(じゅうまマンジせんぷう)
実働部隊長の一人。クロと慶太を「仲間にするか、さもなくば殺せ」と命令を受けて、その実力を確かめるために襲撃。根っからの戦闘狂で任務よりも戦闘を優先するため契約者の宙にどやされる事もしばしば。イクシードの獣魔装は魔獣の血が混じった一族の中でもごく稀に誕生する特異体質で、左腕を獣のように変形する。黎真暗殺計画で再びクロと対峙するも、成長したクロと慶太の前に敗北し、「この先に待ちうけるのは本当のバケモノだ」と忠告する。
アニメ版では真神の力を狙って清き処に現れるが、慶太とクロに敗北する。
城之内 宙(じょうのうち そら)
声 - 渡辺明乃
サウザンド:「大地の審判(グラビ・ドゥーム)」:周囲の空間の重力を自在に操作する。
阿邏宣の契約者で恋人。妖艶な美女だが阿邏宣を尻に敷く女傑。戦闘の際にはサウザンド「大地の審判」でサポートをする。
蔡守(さいしゅ)
嗤苑(しおん)
ゴースト
天麻(てんま)
声 - 長嶝高士
黎真に仕える上位元神霊。黒衣を纏い、杖をついている翁の姿をしている。霊石の出力算出を担当。南フランスで局地的にテラを0にする大規模実験を行い、村を全滅させた。
アニメ版では、琥珀という少女と契約者としており、真神の力を狙って清き処に現れた。クロを追い詰めるも、「隠された力」の直撃を受けて死亡した。
琥珀(こはく)
蔵木大地(くらき だいち)
声 - 日野聡 / キム・ドゥヒ / クリストファー・クローメル
アニメオリジナルキャラクター。
コンビニなどにモニターカメラを設置し、ドッペルライナー探しをしている青年。
元の名前は沢村大地。慶太の中学時代の同級生であり親友だったが、死亡した自分のサブ・蔵木が周囲に自分として認識されたため、その蔵木として生きている。温和そうな外見とは裏腹に高圧的な性格をしており、雪に手をあげる場面もある。また、窮地に追い込まれるとヒステリックになる。
慶太から聞いていた母親の死にまつわる話からドッペルライナーシステムと元神霊の存在を知り、黎真と出会い直属の部下になったが、人間の運命にドッペルライナーシステムを使おうと考え、その為に沖縄で黎真に反旗を翻してワームホールへと落とした。その後、魁音寺グループの副総帥になるが慶太とクロに敗北する。最終話では魁音寺グループの副総帥を辞任しており、ドッペルライナーシステムの消滅を感知していた。
作画の朴晟佑がキャラクターデザインを担当している。
雷呀(らいが)
声 - 宮下栄治
種族:緋馬一族
イクシード:「シディーソード」
アニメオリジナルキャラクター。
蔵木と契約している元神霊。寡黙な性格。黎真への復讐を理由に蔵木と手を結ぶ。慶太とクロとの戦いで一度は追い詰めるが、クロの新たなイクシード、ギガエグゼの前に敗れ、自分に復讐の機会を与えてくれた蔵木に感謝を示し消えていった。
坪田
バイクメン
声 - 武虎
イクシード:「天龍封拿衝」 (てんりゅうふうだしょう)
アニメに登場。獅子神一族の下位元神霊。比瑢の部下で、バイク部隊のリーダー。比瑢からの命令で、クロ捕獲と慶太、茜の抹殺を図るが、シュタイナーに邪魔され敗北。作戦に失敗したことで比瑢からの依頼で、水華魅に始末させられる。
魁音寺冬樹
美優紀
声 - 佐藤利奈
アニメオリジナルキャラクター。
魁音寺グループのマスタールート。慶太のクラスメイトの山田理佐のドッペルライナーで邪陀の契約者。ルートであることを誇り、自分の栄光がサブの死によって成り立っていることを知っても平然としているなどかなり強気で冷徹な性格をしている。
邪陀
森羅
えみ
声 - ささきのぞみ
アニメオリジナルキャラクター。
魁音寺グループのマスタールート。慶太の近所に住んでいたまゆのドッペルライナーで森羅の契約者。天真爛漫なえみとは対照的に感情の起伏があまりなく、無表情。幼いうちからマスタールートとなったことで魁音寺グループのマスタールートの中でも最大のテラを持っており、自分では制御できなかった。森羅が敗北したことで意識を失う。
朧鬼
九条
駸
帽子の男
ヘッド
声 - 東地宏樹
アニメオリジナルキャラクター。
魁音寺の元神霊狩り部隊の頭で下位元神霊。人工サウザンドでイクシードを強化しており、火を操る。水華魅を狙って水華魅の家を放火し奇襲するもエクセルと契約した水華魅の煉攻武神の前に敗北する。なお、情報不足で契約者(エクセル)の存在を知らなかった。
The Noble One
ベルンハルト
声 - 加瀬康之
種族:ゲルマン・ハイ・カウンシル一族
イクシード:「ドレッドフルストーム」(アニメオリジナル技)
上位元神霊の男。TNO所属。増援部隊として沖縄に現れ慶太達を救出する。慶太とクロをTNOに入るように勧めるが、警戒した慶太に断られる。沖縄の霊石破壊事件以降、マカナと島の警備についている。
アニメでは撤退という組織の命令に逆らって日本に残っている。その後残ったメンバーとクロ達と共に魁音寺ホテルへ潜入し、グスタフ側のTNOのメンバーや魁音寺グループの連中と交戦する。魁音寺ホテル戦闘後に清き処が出現しクロ達を残してTNOのメンバーと共に清き処に調査に向かい、調査中に死んだはずの黎真と遭遇して交戦し黎真の攻撃からジーンをかばい死亡した。
ジーン
グスタフ
声 - 白熊寛嗣
アニメオリジナルキャラクター。
TNOを統括する元神霊の一人。共存均衡に反し、魁音寺グループと手を結ぶ。魁音寺ホテルに潜入してきたベルンハルト達とTNOのメンバーを戦わせて大佐と共に逃亡し、車で移動中に世界中の霊石が破壊されたため運転手が意識不明となり車が橋から墜落し爆死した。
大佐
ヘルマン
元神霊
カクマ
声 - 喜多村英梨
種族:緋馬(ひば)一族
イクシード:「麟光瞬麒(りんこうしゅんき)」
沖縄に住む上位元神霊の少年。ニライカナイ編で登場する。10年前、比瑢らによって他の一族を殺されており、生き残った双子のマカナと共に島の霊石を守っている。比瑢の部下・利士郎によって攫われたマカナを助ける為、慶太の祖父・永嶺隆人と契約を交わす。イクシード「麟光瞬麒」は、急激に移動速度を上昇させ、超高速で相手に突進する、能力強化と攻撃を兼ねた技である。霊石が壊された後、テラをもう一度呼び込むために、自らが霊石となった。
アニメ版では彼が聖域への鍵であり、聖域を開くために雷呀に殺される。なおアニメでは慶太の祖父・永嶺隆人と契約を交わしていない。
マカナ
黎真とクロの母
声 - 久川綾
種族:獅子神一族
「先知の夢」を見る巫女でもある。亡き夫に代わり、最長老と共に一族を治めていたが、大聖護祖祭の日に黎真に殺害される。
アニメ版では、クロが真神の生まれ変わりであること、「真神に仇なす者」である茜が誕生し、その者がマスタールートとなれば人間として最大のテラも持つことを予言して、黎真に一族に伝わるサウザンドを渡した。霊王石に巫女の血を吸わせて大地の封印を解くため、自身を黎真に殺害させた。
元神霊関係者
北条慎吾(ほうじょう しんご)
永嶺隆人(ながみね りゅうじん)
声 - 西村知道 / ? / ピーター・フェルナンデス
慶太の母方の祖父。空手の達人で『武心』の異名を持つ。故郷の聖地とマカナを守る為に、自らの腕を切り落として助けを請うカクマの姿に胸を打たれ、カクマと契約し共闘する。最期は慶太にカツを入れた後、息を引き取った。
アニメ版では慶太を心配して東京に付いて来ている。
一般人
先述の通り、主人公・伊吹慶太の大幅な設定変更に伴い、周辺人物(友人・知人)たちも軒並み一新されている。
原作・アニメ版共通
伊吹摩季(いぶき まき)
石田まゆ
山崎優子(やまざき ゆうこ)
亜里沙
原作のみ
アニメ版のみ
山田理佐(やまだ りさ)
声 - 佐藤利奈 / イ・ジヒョン / メレディス・ザイトリン
慶太のクラスメイト。成績下位の劣等生だが、明るく元気な性格。弟がいる。
劇中で最初に死亡した人物。「黎真」側の人間によってドッペルライナーと出会い、事故で命を落とす。
シズカ
用語
元神霊(もとつ みたま)
山神霊(サンシンリョン)
共存均衡
ドッペルライナー
アニメ版ではルートは最終的存在では無く、三人のうちテラの最も強い者を便宜上識別する際の呼称。それ以外の二人はサブと呼ぶ。二人のサブを消滅させたルートはマスタールートと呼ばれ、原作のルートと同等の存在になる。
逸れし者(アルターエゴ)
契約
パートナーの死亡によって契約は解除されるが、その後別のパートナーとの再契約は可能。
アニメ版では心臓を交換することで契約が成立し、それ以外の部分では不可能(比瑢が心臓以外の交換でも契約できるか実験をして判明)。またサブと契約することはタブーとされており、サブが契約してシンクロをし、戦い続けた場合、老化が早まったりテラが底を突き死に至るとされる。
イクシード
サウザンド
新聖地開闢計画(ギ・ティス・エバンゲリアス)
アニメのみの設定
テラ循環
真神(まさがみ)
はるか昔、人間と元神霊と共に生まれたとされる三位一体の神。人間を利用するだけ利用した後、そのテラを自分の物にしようとして人間を殺そうとしたが、人間と契約した元神霊との数百年に及ぶ戦いに敗れ、獅子神一族の霊王石と世界中の霊石によって封印される。倒される間際、人間にはドッペルライナーシステムを、獅子神一族には倒された真神の一体が数百年に一度転生するという呪いをかけた、この物語で起こる戦い全ての元凶である。
クロは獅子神一族に与えられた呪いによる真神の転生であり、茜は「真神に仇なす者」であった。黎真は真神であるクロを救うため、そして「真神に仇なす者」たる茜と契約するために奔走していた。
物語の終盤、炎の真神、氷の真神が黎真によって不完全な状態で復活さられる。黎真や茜と激しい戦いを繰り広げ、一時は消滅させられたが、2体の封印が解けたことでクロが雷の真神として覚醒した。クロは黎真に襲いかかり戦い始め、ほかの2体もともに攻撃を仕掛けたが、慶太の呼びかけによりクロは引き戻された。ほかの2体は黎真が自らの命を引き換えに放ったイクシード「超尋獅咆」よって膨大なテラによる再生能力を奪われ、その後消滅を避けるために合体したものの、クロのイクシード「天雷得救世」によって葬り去られた。
単行本
単行本は韓国でも、マンファ(漫画を指す言葉)として大元 C.I.(Daewon Culture Industry Inc.)から発売された。第2巻は日韓同時発売。中国語版は台湾の青文出版社(CHING WIN PUBLISHING CO., LTD.)から出版された。英語版はOrbitおよびYen Pressから出版された。フランス語版はKi-oonから出版された。
- スクウェア・エニックス 編 編『黒神 公式ガイドブック』スクウェア・エニックス、2009年2月25日。ISBN 978-4-7575-2504-7。
テレビアニメ
2009年1月より『黒神 The Animation』(くろかみ ジ・アニメーション)のタイトルで放送。全23話。初の日米韓同時放送テレビアニメ。
ストーリーや登場人物の設定などを原作から大胆に変更し、パンチラも抑えられている。物語後半はアニメ独自の展開となり、最終回で完全に完結した物語となった。
前期及び最終2話(「彩の無い世界」が流れた回)のエンディングアニメは、背景は同じで、主要キャラクター(クロ・慶太・茜)の誰が登場しどのような行動をするかが、ストーリー進行に従って変わっていくという作りになっている。
DVD第8巻最終巻に未放送外伝エピソード『虎と翼』を収録。沖縄での闘いから半年後に、エクセルと元神霊・水華魅との出会いが描かれる。2009年8月9日のイベントでは一部先行上映もされている。
スタッフ
- 原作 - 林達永、朴晟佑(掲載「ヤングガンガン」スクウェア・エニックス刊)
- 監督 - 小林常夫
- シリーズ構成 - 吉田玲子
- キャラクターデザイン・総作画監督 - 西村博之
- プロップデザイン - 宮本崇
- 美術監督 - 吉原俊一郎
- 美術設定 - 藤瀬智康
- 色彩設計 - 安部なぎさ
- 撮影監督 - 和田尚之
- 編集 - 内浦良典
- 音響監督 - 菊田浩巳
- 音楽 - 石川智久
- 音楽プロデューサー - 小池克実、眞野昇
- プロデューサー - 佐藤弘幸、湯川淳、杉山登
- 制作 - サンライズ、バンダイビジュアル、テレビ朝日
主題歌
オープニングテーマ
「sympathizer」(第1話 - 第12話、特別編、第23話)
「tRANCE」(第13話 - 第22話、外伝)
エンディングテーマ
「彩の無い世界」(第1話 - 第16話、第22、23話)
「月光の契り」(第17話 - 第21話、外伝)
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 放送日 |
---|---|---|---|---|---|---|
Episode 1 | 三位一在 | 吉田玲子 | 小林常夫 | 西村博之 | 2009年 1月8日 | |
Episode 2 | 契約 | 小林常夫 西村博之 |
小坂春女 | 吉田大輔 齋藤雅和 |
1月15日 | |
Episode 3 | シンクロ | よこた和 | 左藤洋二 | 中野彰子 門山高月 相馬満(画面構成) |
1月22日 | |
Episode 4 | 追跡者 | 浦畑達彦 | サトウシンジ | 町谷俊輔 | Kwon youn-hee 坂本修司(バイクアクション作監) |
1月29日 |
Episode 5 | イクシード | 小島正士 | ところともかず 山崎健志 |
筧井司 | 2月5日 | |
Episode 6 | サブの契約者 | 浅川美也 | 佐藤卓哉 | 大野和寿 | 鎌田均 松原一之 |
2月12日 |
Episode 7 | クロの過去 | 吉田玲子 | 桑原智 | 喜多幡徹 | 飯飼一幸 服部憲知 |
2月19日 |
Episode 8 | 緋馬一族 | 浦畑達彦 | 小林常夫 | 小坂春女 | 相馬満 南伸一郎 |
2月26日 |
Episode 9 | 母の影 | 吉田玲子 | 小島正士 | 左藤洋二 | Shin hyung-sik Kwon youn-hee |
3月5日 |
Episode 10 | 末路 | 浅川美也 | サトウシンジ | 町谷俊輔 | 土器手司 齋藤雅和 |
3月12日 |
Episode 11 | 再会 | 桑原智 | ところともかず 小野田雄亮 |
貫井司 早宮諺 早川ナオミ |
3月19日 | |
Episode 12 | 激闘 | 浦畑達彦 | 米たにヨシトモ | 大野和寿 | Shin hyung-sik Kim dea hum Kwon youn-hee |
3月26日 |
特別編 | インターミッション | - | - | - | - | 4月9日 |
Episode 13 | 新世界 | 吉田玲子 | 黒津安明 | 喜多幡徹 | 相馬満 松原一之 | |
Episode 14 | 突破口 | 浅川美也 | 小島正士 | 小坂春女 | 南伸一郎 | 4月16日 |
Episode 15 | 修羅 | 浦畑達彦 | サトウシンジ | 左藤洋二 | 土器手司 齋藤雅和 |
4月23日 |
Episode 16 | 崩壊 | 吉田玲子 | 米たにヨシトモ | 町谷俊輔 | 相馬満(レイアウト作画監督) 鎌田均(原画作画監督) 高井浩一 |
4月30日 |
Episode 17 | 真神 | 桑原智 米たにヨシトモ |
友田政晴 | 松井誠 | 5月7日 | |
Episode 18 | 異変 | 浅川美也 | サトウシンジ 米たにヨシトモ |
山田弘和 | Kwon youn-hee | 5月14日 |
Episode 19 | 千尋 | 浦畑達彦 | 佐藤卓哉 | 喜多幡徹 江島泰男 |
松原一之 小暮昌広 相馬満 鎌田均 |
5月21日 |
Episode 20 | 覚醒 | 吉田玲子 | 大畑晃一 米たにヨシトモ |
大野和寿 町谷俊輔 |
青木真理子 | 5月28日 |
Episode 21 | 神変 | 浦畑達彦 | 米たにヨシトモ | Kwon youn-hee 相馬満 鎌田均 |
6月4日 | |
Episode 22 | 運命 | 吉田玲子 | 小林常夫 | 友田政晴 | 西村博之 鹿間貴裕 |
6月11日 |
Episode 23 | 道 | 左藤洋二 | 相馬満 齋藤雅和 南伸一郎 |
6月18日 | ||
外伝(未放送) | 虎と翼 | 浅川美也 | 西村博之 | 12月22日 |
放送局
表記 | 放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送区分 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
黒神 | 関東広域圏 | テレビ朝日 | 2009年1月8日 - 6月18日 | 木曜 26:40 - 27:10 | テレビ朝日系列 | 製作局 |
中京広域圏 | メ〜テレ | 2009年1月14日 - 6月24日 | 水曜 26:50 - 27:20 | |||
日本全域 | BIGLOBEストリーム | 2009年1月15日 - 6月25日 | 木曜 10:00 更新 | インターネットテレビ | ||
北海道 | 北海道テレビ | 2009年1月18日 - 6月28日 | 日曜 27:15 - 27:45 | テレビ朝日系列 | ||
近畿広域圏 | 朝日放送 | 2009年1月19日 - 6月29日 | 月曜 26:26 - 26:56 | |||
福岡県 | 九州朝日放送 | 2009年1月22日 - 7月2日 | 木曜 27:10 - 27:40 | |||
日本全域 | AT-X | 2009年5月1日 - 10月9日 | 金曜 8:30 - 9:00 | CS放送 | リピート放送あり | |
흑신 | 韓国 | AniBOX | 2009年1月9日 - 6月19日 | 金曜 22:00 - 22:30 | ||
Kurokami | 米国 | iaTV | 2009年1月8日 - 2009年1月9日 - (日本年月日) |
木曜 20:00 - 20:30 金曜 10:00 - 10:30(日本時間) |
CS放送 |
テレビ朝日 木曜26:40 - 27:10枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
プレミアショップ
(テレビショッピング枠) |
黒神 The Animation
|
プレミアショップ
(再びテレビショッピング枠) |
インターネットラジオ
くろかみ 〜Radioしすてむ〜 | |
---|---|
ジャンル | インターネットラジオ |
インターネットラジオ | |
配信期間 | 2008年12月5日 - 2009年7月3日 2009年8月21日(公開録音) |
配信サイト | デジタルビート、音泉 |
配信日 | 毎週金曜日 |
配信回数 | 全31回 (プレ:1回・本編:28回・特別:1回・公録:1回) |
配信形式 | ストリーミング |
パーソナリティ | 浪川大輔(伊吹慶太役) 下屋則子(クロ役) 大原さやか(佐野茜役) |
提供 | デジタルビート |
その他 | プレ放送および特別放送あり。 |
テンプレート - ノート | |
ポータル | ラジオ |
『くろかみ 〜Radioしすてむ〜』は2008年12月5日にプレ放送が配信され、2008年12月12日から 2009年6月26日までが本編。そして、2009年7月3日には、『特別番組 浪川大輔プレゼンツ 帰ってきたくろかみ 〜Radioしすてむ〜 はやっ!』がデジタルビートと音泉で毎週金曜日に更新されていたWEBラジオ。そして、2009年8月21日にはヤングフェスティバルで行なわれた公開録音のものがデジタルビートで配信されている。
パーソナリティ
- 浪川大輔(伊吹慶太役)
- 下屋則子(クロ役)
- 大原さやか(佐野茜役)
ゲスト
- 04,09,10,11,公録回目:日野聡(蔵木大地 役)
- 07回目:林達永(イム・ダリョン)・朴晟佑(パク・ソンウ)(原作者・作画)
- 14,15回目:雪野五月(魁音寺雪 役)
- 14,26公録回目:石川智久(アニメ版の音楽担当)
- 15回目:岩田光央(ADとして)
- 28回目:小西克幸(獅子神黎真 役)
コーナー
OPコーナー
オレ、サブかも知れない…
目指せ☆マスタールート!
ダイスケ/サトシ 180
Shiko Shiko! Ban Ban! オレだけマスタールート!(公録回)
放送
- 初回、2008年12月5日(00回)のみ14分01秒、実験放送と題して放送された。
- 音泉では、2009年2月12日配信分(09回) のストリームが諸事情のため配信日が2009年2月15日になった。
- OPコーナー2009年6月12日(27回)でルートの下屋があまりにひどかったので途中で大原にルートを降ろされるという異例の事態もあった。
- 2009年7月3日(29回)は、ふつおた祭りになり、コーナーは、ダイスケ180のみあった。
- 2009年8月21日は、公開録音の模様を配信した。23分35秒。
主題歌(ラジオ)
オープニングテーマ
「sympathizer」【前期】(1回目 - 11回目)
「Hyper positive!!」【後期】(12回目 - 29回目)
エンディングテーマ
「彩の無い世界」【前期】(1回目 - 11回目)
「裏道ブルース」【後期】(12回目 - 29、公録回目)