ココロ図書館
題材:図書館,
以下はWikipediaより引用
要約
『ココロ図書館』(ココロとしょかん)は、髙木信孝による日本の漫画作品。メディアワークス刊行『月刊コミック電撃大王』にて、2000年4月号から2002年7月号まで連載された。単行本は全3巻+ファンブック1巻。2001年にはテレビアニメ化もされた。
原作・アニメを通じて後述する理由から脚本家の黒田洋介が脚本として作品に参加している。2013年には、ワニブックスより全2巻の新装版として再単行本化されている。
あらすじ
人里離れた山奥にある小さな図書館。そこには、穏やかで優しい「いいな」、しっかり者の「あると」、そして図書館と同じ名前の「こころ」が司書として働いている。この司書三姉妹と、それを取り巻く人々とが織成す心温まるほのぼの物語。
連載の経緯
Boo名義で発行していた髙木の同人誌を高く評価していた脚本家の黒田洋介が、髙木が会社を退職して漫画家を目指して修業をすると本人から聞き、「実力があるのに今から漫画家修業をするのでは遅すぎる」として、知り合いである『月刊コミック電撃大王』の編集長に髙木の売り込みを行った。編集長もBooの絵柄は評価しており、すぐに連載に前向きな返事が得られた。このとき黒田はシナリオを書くことを指示され、これを引き受けたことで連載が具体化した。黒田によれば、髙木から退職の報告を受けてから連載が決まったことを髙木に連絡するまで1時間半の出来事であったと言う。こうした経緯から、黒田が原作・アニメを通じてこの作品の脚本を担当することとなった。
登場人物
担当声優は、アニメ版の物
こころ
声 - 斎藤千和
本作の主人公。末っ子。前向きで素直、頑張り屋で純真な性格(10歳)。司書服のカラーは赤。
本を読むのが大好きで、ひめみやきりん先生の大ファン。素敵な司書になるのが将来の夢。得意なことはじょうろで虹を出すこと。チョコレートケーキが大好物。キットという猫を飼っている。姉たちに囲まれて幸せだと感じている。アニメ12話のラストでは、車椅子の少年に運命的な出会いを感じる。
あると(PN.ひめみやきりん)
声 - 市原由美
次女。しっかり者で、料理が得意な眼鏡っ子(15歳)。司書服のカラーは黒。
家計を助けるためとこころに楽しい本を読ませてあげたい思いから姉妹には内緒で「ひめみやきりん」と言うP.Nで少女向け小説を執筆しているが、恥ずかしいからとこころに純粋に本を楽しんでもらうため内緒にしている、代表作は「 - 天使さま」シリーズ。執筆を深夜に行なっているのですぐに眠ってしまう。
いいな
声 - 沢城みゆき
長女。ココロ図書館の館長代理(17歳)。司書服のカラーは紫。
少しのほほんとしているが、姉妹を優しく見守る。こころのことを「こころん」と呼んで溺愛しており、部屋にはこころの写真をいっぱい貼り、あるとや朱葉がこころとお風呂に入った時も嫉妬するなど極度のシスコンでこころが司書研修などで居なくなってしまった時には生きた屍状態になってしまい、周囲の迷惑を考えず、困らせたこともある。あるとにこころに彼氏が出来たら血の雨が降ると言われるほど。特技はコンピュータ。料理の腕前は爆弾と言われ、口にすると自分でも気絶してしまう。
作中では自動車を運転するシーンがあるが、愛車は白塗りの旧ドイツ軍水陸両用車シュビムワーゲン。アニメでは同車は軍人であった父親の愛車である事が明らかにされている。
キット
岡嶋翠(おかじま みどり)
声 - 佐々木瑶子
図書館の常連客のひとり。朱葉の母。
本作以前から存在していたBoo(髙木)の持ちキャラの一人であり、Booのページ「M's GARDEN」では1998年冬コミ時点で発表したとされる同名キャラクターのCGが確認できる。
岡嶋朱葉(おかじま あかは)
佐伯さらら(さえき さらら)
エレーヌ・デュフォン
窪田さえこ(くぼた さえこ)
アニメオリジナル
上沢純(うえざわ じゅん)
星野かえで(ほしの かえで)
深海みさと(ふかみ みさと)
みさとの父
メイド
執事
梶原(かじはら)
カージーズエンジェル
ファニートータス
声 - 藤原啓治
ココロ図書館の蔵書「ジョルディの日記」を狙って現れた世界的怪盗。変装の名人で、梶原警部や上沢、イトウ(カージーズエンジェルの一人)、こころに変装した。
第12話、第13話にも登場。梶原警部は彼を「愛亀」と呼んでいる。
朝倉ひびき(あさくら ひびき)
珠音(しゅね)
井上ひかり(いのうえ ひかり)
百千万理恵(ももち まりえ)
水元らいか(みずもと らいか)
うさぎ
少年
「ジョルディの日記」の登場人物
サン・ジョルディ
声 - 千葉進歩
本編の約20年前に起きた出来事を記している「ジョルディの日記」の筆者。実はココロ図書館に深い関わりのある人物でもある。
原作では同じ名前がおとぎ話の中に使われた程度で、図書館との関わりは明示されていない。
百千(ももち)
ウエザワ
愛亀(あいがめ)
アニメ
概要
2001年10月からテレビ東京で放送、全13話。途中シリアスな展開がなされることもあるが、基本はまったり癒し系アニメであり、怪盗は登場したが「悪人」が一人も登場しない物語。全話の脚本を書いた黒田洋介によると、「全く毒の無い」物語にするためかなり苦労したというコメントがある。
登場メカ
シュビムワーゲン
シトロエンHバン
ヴェスパ
トラクター
ハーレーダビッドソン
オースチン・ミニクーパー
ヘリ
ファニートータスの気球
シトロエン・2CV
シトロエン・DS
FN ブローニングM1910
列車
コンパロイド
ロールス・ロイス・シルヴァーシャドウ
ティーガーI
ユンカースJu87
ワルサーP38
ルガーP08
Kar98k
ドロイド
T-34
GAZ-67
アルファロメオ・ジュリア
スタッフ
- 原作 - 髙木信孝
- 監督 - 舛成孝二
- キャラクターデザイン - 橘秀樹
- プロップデザイン - 常木志伸
- 美術監督 - 鹿野良行
- 色彩設計 - 松本真司
- 撮影監督 - 近藤慎与
- 編集 - 松村正宏
- 音響監督 - 菊田浩巳
- 音楽 - 保刈久明
- プロデューサー - 北山茂、松田桂一
- アニメーション制作 - スタジオディーン
- 製作 - ビクターエンタテインメント
主題歌
オープニングテーマ「ビーグル」
エンディングテーマ「月はみてる」
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 司書になります | 黒田洋介 | 舛成孝二 | こでらかつゆき ますなりこうじ |
橘秀樹 |
2 | 今の私にできること | こでらかつゆき | 加藤敏幸 | 大河原晴男 | |
3 | 内緒のきりん先生 | 松下ユキヒロ | 吉田俊司 | 佐藤和巳 畑良子 | |
4 | 司書のモットー | こでらかつゆき | 佐藤照雄 | 塩川貴史 | |
5 | 狙われた図書館 | 古川政美 | 工藤裕加 斎藤哲人 | ||
6 | コンパロイドの司書 | こでらかつゆき | 加藤敏幸 | 大河原晴男 | |
7 | こころがいない日 | 吉田俊司 | なかじまちゅうじ | ||
8 | お母さんに逢いたい | 佐藤照雄 | 塩川貴史 | ||
9 | 奇蹟 | こでらかつゆき | 鈴木芳成 | 橘秀樹 桜井親良 千葉崇洋 | |
10 | 図書館がなくなる | 加藤敏幸 | 大河原晴男 | ||
11 | ジョルディの日記 | こでらかつゆき | 吉田俊司 | 斎藤哲人 | |
12 | こころ あると いいな | 佐藤照雄 | 工藤裕加 塩川貴史 | ||
13 | ココロ図書館の冬 | 加藤敏幸 | 大河原晴男 |
商品
電撃コミックスEX (原作コミック)
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ガムコミックスプラス(新装版)
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シングル
サウンドトラック
関連作品
- 漫画 PUREまりおねーしょん - 「ココロ図書館」の約8年後を舞台とする物語。ゲストとして成長したこころが登場する他、回想シーンに珠音が登場する。