世紀末研究所
以下はWikipediaより引用
要約
『世紀末研究所』(せいきまつけんきゅうじょ)は、小林よしのりによる日本の漫画作品。『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて、1979年創刊号から1980年4号まで連載された。
概要
日本初のヤング誌として『ヤングジャンプ』が創刊される際、『ヤングジャンプ』の発足メンバーで2代目編集長にもなる角南攻は、『週刊少年ジャンプ』から多くの主力作家に声をかけ、創刊当時の『ヤングジャンプ』は『週刊少年ジャンプ』の漫画家で多くが占められた。小林もその一人で、『ゴーマンガ大辞典』での自己レビューでは「当時のヤング誌は巻末に、二色カラーのショートページギャグ漫画が載っており、脇をかためる目玉作品として、自分が選ばれた」と語っている。
内容は「いわゆる発明コメディ(毎回主人公が、問題解決のために珍発明をしたり、発明が原因で新たな騒動が起きる)」「小林ならではのギャグセンス」「日本初のヤング誌ならではの表現(小林によると「女の裸を描いてもいい漫画雑誌」)」の三点の融合。
当時小林は『東大一直線』と『救世主ラッキョウ』を連載中であり、3本目として本作も同時連載する事で、自らをやっと漫画家として認めたと語っている。この多忙のため、執筆枚数は毎回8ページが月2回だった(創刊当初の『ヤングジャンプ』は隔月刊)。ただし前2作はやがて小林と周囲の衝突から不本意に連載終了し、しばらくは本作1本のみの連載が続く。
前述の自己レビューよると「今読み返しても呆れるくらい好き勝手に描いていて、読者からの反応も悪くなく、このまま長期連載にしてもよかったが、『東大』の続編として『東大快進撃』を描く考えが出てきたため、終了した」という。
登場人物
研究所のメンバー
研究所は睾丸のような丸い棟2つと陰茎のようなタワーから構成されている。近所を美女が通りかかるとタワーの上から放水し、ヒーロー物作品で敵が接近したかのように、所内に警報が響き渡る。
最終回では現代の世相にことごとく「うんにゃのっと」した世紀末親子が、仲間と共に研究所をロケットにして宇宙へ飛び立ち、「発明品を沢山持って1999年頃地球に戻る」と語り、ミシェル・ノストラダムス師の予言集にある「1999年7の月に降ってくる恐怖の大王」は彼らではないかという可能性を、読者に示しながら終わっている。
世紀末 捏造(せいきまつ ねつぞう)
理科ちゃん人形(りかちゃんにんぎょう)
博士がよく抱えている女の子の人形。現在のシチュエーションに応じて台詞を出すが、人格を持っている訳ではないので声はフキダシでなく、描き文字で書かれる。『東大』の初期のエピソードにも、同じ名前の参考書が登場している。
千春(ちはる)
単行本
- 集英社 ヤングジャンプコミックス 全2巻
- 集英社 集英社漫画文庫 全2巻
- 徳間書店 トクマコミックス 全1巻
参考文献・出典
- 小林よしのりの異常天才図鑑(イースト・プレス)こちらのみエピソードが一本収録されている。
- 小林よしのりのゴーマンガ大辞典(イースト・プレス)
東大一直線(登場人物) - おぼっちゃまくん(登場人物) - いなか王兆作 - いろはにほう作 - 遅咲きじじい - 風雲わなげ野郎 - 救世主ラッキョウ - 世紀末研究所 - 厳格に訊け!
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