アニメ 小説

ふしぎ駄菓子屋 銭天堂


ジャンル:ファンタジー,

題材:菓子・製菓業,

小説

著者:廣嶋玲子,

出版社:偕成社,

巻数:既刊20巻,

映画:映画 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂 つりたい焼き

原作:廣嶋玲子,jyajya,

監督:富岡聡,

音楽:未知瑠,

製作:2020東映まんがまつり製作委員会,

アニメ

原作:廣嶋玲子,jyajya,

監督:小野勝巳,

シリーズ構成:小林雄次,

キャラクターデザイン:渡辺はじめ,原憲一,

音楽:未知瑠,

アニメーション制作:東映アニメーション,カナバングラフィックス,東映アニメーション,ぎゃろっぷ,

製作:銭天堂製作委員会,

放送局:NHK Eテレ,



以下はWikipediaより引用

要約

『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』(ふしぎだがしや ぜにてんどう)は、廣嶋玲子による日本の児童小説。偕成社より2013年5月から刊行されている。挿絵はjyajya。全国学校図書館協議会・選定図書。2022年、第3回「小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」で第1位。

2020年6月にアニメ映画化及びテレビアニメ化が報道され、同年9月から放映された。2022年8月時点でシリーズ累計発行部数は400万部を突破している。 2023年8月から舞台される。 2023年11月9日にはNintendo Switchで「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂 ふしぎ駄菓子ばなし50選」が発売された。 2024年に実写映画が公開される。

あらすじ

叶えたい望みがある人の前に現れ、不思議な駄菓子「ふしぎ駄菓子」を売る謎の駄菓子屋・銭天堂を訪れた客たちを主役に据えたオムニバス。店主の紅子が勧める駄菓子はどれも食べると様々な効果が得られるが、食べ方や使い方を間違えたり客が調子に乗り始めたりすると恐ろしい事態を招いてしまう。

更にはライバル店舗・たたりめ堂のよどみや紅子に勝負を挑む天獄園の怪童、そして銭天堂の駄菓子を調査する六条教授等とも交錯し、物語は進んでいく。

登場キャラクター
銭天堂

悩みを持つ人だけが辿り着ける不思議な駄菓子屋。商品の値段は全て硬貨1枚分。建物は2階建てで1階が店舗、2階が紅子と招き猫の居住スペース、地下が招き猫たちの働く工房となっている。

紅子(べにこ)

声 - 池谷のぶえ
訪れる客に不思議な駄菓子を与える「銭天堂」の主人。大きくふくよかな体つきの女性。真っ赤な口紅をつけ、古銭柄の赤紫色の着物を着ている。「〜でござんす」といった独特な言い回しで喋る。店を訪れた客たちのことは「幸運のお客様」と呼ぶ。代金を受けとる際、「○○(硬貨の発行年)年の○円」と言う癖がある。代金はくじ引きで選び、「人間がどのようにお金を使うのかが楽しみ」というポリシーを持っている。しかし怒ると非常に怖く、銭天堂の商品を悪用しようとしたり盗み出して勝手に売りさばいたりする相手や、金色の招き猫に危害を加える者には容赦しない。正確な年齢は不明だが非常に長命らしく、第18巻では少なくとも戦国時代から今と変わらぬ姿で行商として活動していたことが明かされている。
第5巻では銭天堂のカプセルトイや飲み物が勝手に街中にばらまかれる事件の解決に乗り出す。その際、「本当に銭天堂を潰したかったら犯人は金色の招き猫を狙うはず」という考えから、調査を「分身ガム」の分身に任せ自身は「変化ヒゲ」で金色の招き猫に変身して店内に待機する。そして分身が実行犯の江代を捕まえている間に、金色の招き猫たちをさらいに来たよどみが来店したことで、よどみの逮捕へのきっかけとなった。 
『その名は「銭天堂」』で紅子の過去が明かされており店を開く前は行商として駄菓子やおもちゃを売り歩いていた。ある雪の夜、猫の鳴き声を聞き、子猫の墨丸を拾う。家族ができた紅子は、行商をやめてお店を構えることを決意し座敷童子が住んでいた家を買った。
墨丸(すみまる)

声 - 片山福十郎
紅子の飼っている黒い猫。『その名は「銭天堂」』で紅子との出会いが描かれており、子猫の頃雪の日の夜に神社にいた所紅子に拾われる。名前の由来は墨のように毛が黒かったことが由来。普段は「ニャー」としか鳴かないが、普通に言葉を話すことができ紅子と言葉が通じる。とても賢く、客を銭天堂に導いたり、紅子の不在時に店番をしたりする。毛皮のマフラーに変身し、紅子の首に巻き付いて移動することも可能。書籍版では巻末に絵日記を書いていて、そこでは紅子のことを「ご主人さま」と呼んでいる。
杉田 健太(すぎた けんた)

声 - 村瀬歩
第10巻収録の『やりなおしおこし』から登場。母親が失踪し、祖母と同居している少年。本来は銭天堂に辿り着いた客の1人であり、紅子から「やりなおしおこし」を勧められるが購入を断った。その後は母親を待ちつつ銭天堂に住み込みで働いている。
アニメでは『ふしぎなお客様』(テレビアニメ版第62話)に登場。つぶとまめが福引を回してしまい幸運のお客様としてやって来たが、彼の望みは駄菓子ではなく銭天堂で働くことだったので住み込みで働くことになった。だが、その際にジュエリージェリーを見つけて、その駄菓子のために母親が不幸になってしまい失踪する原因になったと思い、その瓶を落として割った。これがもとで紅子から怪しまれ、その上焼却炉から悪意エキスの罹った「アドベン茶~」を持ち出して、たまたま来た少年に渡した結果その効果で牢に閉じ込められてしまう。だが、そこから逃げ出して、「もう一度やり直したい」と言う願いを聞いた紅子から「やりなおしおこし」を勧められ、それを買った後口にする。

金色の招き猫

店の地下でお菓子作りや箱の組み立てをして働く招き猫。銭天堂の駄菓子が客に幸せをもたらすと、小瓶に入った小銭がこの招き猫になる。墨丸と同じく、普段は「ニャー」としか話さないが、普通に喋ることも可能。個体名と担当は15巻巻末に記載されている。

こがね

声 - 高木渉
銭天堂の菓子工房の工房長。丸い模様が頬に2つ、額に3つあり、細目で眼鏡をかけている。皆の頼れるリーダー的存在。2021年度からは本編終了後、その回に登場したふしぎ駄菓子の解説をしている。
『マスク・メロンパン』(TV版第49話)では黒い招き猫を捕獲した紅子の肩に乗っかっていた。
こはく

声 - ファイルーズあい
飴担当。丸い模様が頬に2つ、額に1つある。一人称は「僕」。元気一杯な性格。こがねと同様、2021年度からは本編終了後、その回に登場したふしぎ駄菓子の解説をしている。
『マスク・メロンパン』(TV版第49話)では銭天堂の駄菓子の材料に「悪意エキス」が混ぜられていたことを見抜いた。
こばん

声 - 坂本千夏
煎餅担当。顔の中央に1つ、両頬に2つ人魂のような模様が、目の上に丸い模様が1つずつあるつり目の招き猫。めんどくさがり屋。
まめ

声 - 木野日菜
三日月のような模様が両頬に1つずつある細目の招き猫。他の招き猫よりも小さい。やんちゃな性格。
つぶ

声 - 木野日菜
三日月のような模様が額に1つ、両頬に2つずつある。他の招き猫よりも小さい。臆病な性格。
しらたま

こがねの右腕ポジション。雫のような模様が両目と両頬にそれぞれ2つずつあり、細目で眼鏡を掛けている。
おと

両目と両頬の上にそれぞれ1つずつ丸い模様がある細目の招き猫。食いしん坊だが蛙が苦手。
ちゃちゃ

声 - 宮本充
お茶担当。両目の上に丸い模様が2つずつ、両頬に雫のような模様が2つずつある。よく気がつくタイプ。
かき

フルーツ担当。炎のような模様が額と頬にある。気が強い。
きなこ

声 - かぬか光明
餅担当。花びらのような模様が額と頬にある細目の招き猫。まろとは双子でよく間違えられる。
まろ

声 - かぬか光明
チョコレート担当。模様や顔つきは双子の兄弟であるきなこと同じ。
かるめ

声 - 佐藤みゆ希
「歌う銭天堂」に登場。軽々カルメ焼きから生まれた招き猫。

たたりめ堂

悪意の宿る駄菓子を売る銭天堂のライバル店舗。客は同じく悩みを抱える者たちである。代金を支払う必要は無いが、駄菓子を食べた者は紅子の助けが無い限り必ず破滅する上、あとでよどみに代償を支払うこととなる。

よどみ

声 - 榊原良子
第3巻収録(テレビアニメ版第11話)の『獏ばくもなか』〜第11巻に登場。紅子のライバルで、悪意の入った駄菓子を売る「たたりめ堂」を経営する。見た目は真っ赤な彼岸花が描かれた着物を着た7歳ほどの少女だが、しわがれた声で喋る。客から悪意を吸い取りエネルギーにしている。
第5巻では同じく銭天堂に恨みを持つ江代と結託する。銭天堂のカプセルトイ商品を町中にばらまいた他、彼には自動販売機から盗み出したジュースを売りさばくよう指示した。しかし、彼は逮捕された上に自販機やカプセルだけでなく金色の招き猫も盗んだため、自身もとうとう常闇横丁警察に逮捕されてしまった。
紅子を憎むようになったきっかけは約30年前、学生時代の三河を客として狙ったが、迷子と間違われた挙げ句銭天堂の駄菓子を食べていたために断られたので、恥をかかされたと思い込んだこと。
収監後、「悪鬼の型抜き」を後で渡すことを条件に怪堂をけしかけ、銭天堂に勝負を挑む。そして得た小銭から黒い招き猫を生み出し、本気で銭天堂を潰すことを目論む。しかし、自ら悪意エキスをかけた「ヒヤヒヤキャンティ」を食べたことで凍り付いた。そのため、紅子の気が向くまで冷凍室に閉じ込められることになったが、住み込んでいた健太が誤って冷凍室の扉を開けっぱなしにしたことにより解凍し、脱走する。
その後は、銭天堂の菓子を買った人に手当たり次第自分の菓子を売り付け、一旦生まれた金色の招き猫を不幸虫に変えることに全力を注ぐ。しかし、自らが売った「引き裂きイカ」が紅子の手に渡り、紅子がそれを使って自分とよどみの縁を切ったため、よどみは二度と銭天堂や紅子に関われなくなる。その後は天獄園にてお菓子屋を任されている。
不幸虫(ふこうむし)

金色の招き猫とは対照的に、銭天堂の駄菓子が客に不幸をもたらしたり客が後悔したりすると生まれる。紅子は「紅子の負けでござんす」と言いながら瓶から逃がしているが、よどみはこの虫を虫籠に集め、邪悪な駄菓子の材料としている。
黒の招き猫

声 - 佐々木義人
初登場は『因縁のはじまり』(テレビアニメ版第45話)。銭天堂との勝負で得た小銭を元によどみが生み出した。小銭から生まれる点は金色の招き猫と同じだが、こちらは凶悪な表情をしている。
「ほしいイモ」や「泣かんパイ」に「悪意エキス」を混ぜてたたりめ堂のふしぎ駄菓子と同質のものに改変したり、「おっかさん仮面」の注意書きの部分を引っ掻いて判読不可能にしたりするといった悪事を働いていたが、『マスク・メロンパン』(テレビアニメ版第49話)で紅子とこがねに捕まってしまった。

銭天堂の関係者

ヨガラス宅配便(よがらすたくはいびん)

声 - 佐々木義人
第2巻のプロローグと『しっぺがえしメンコ』(テレビアニメ版第23話)、『ふしぎ駄菓子のできるまで』(テレビアニメ版98話)に登場。銭天堂に荷物を届けている。配達員は黒い羽を縫い付けたマントを被った奇妙な身なりをしている。
鬼火堂(おにびどう)

第2巻収録の『しっぺがえしメンコ』に登場。おもちゃ屋さんらしく、紅子はこの店からカプセルトイを購入した。
宵闇横丁警察(とこやみよこちょうけいさつ)

声 - 佐々木義人
第5巻収録(テレビアニメ版第30話)の『銭天堂、危機一髪』に登場。黒い布を頭に被った男たち。紅子に呼ばれて銭天堂に待ち伏せし、営業妨害だけでなく金色の招き猫の誘拐未遂までも犯したよどみを逮捕した。
怪童(かいどう)

声 - 竹中直人
第7巻収録(テレビアニメ版第38話)の『怪堂、現る』〜第8巻に登場。遊園地「天獄園」を経営する男。一人称は「あたし」、語尾は「~でやんす」。
第5巻の一件で収監されていたよどみに依頼され、第6巻で「呪いのダーツ」を使って「紅子の体調を崩させる」「間違った商品を客に渡させる」等といった妨害行為を行っていた張本人。その後彼女に果たし状を送り、「1ヶ月間銭天堂にたたりめ堂の商品を置いてほしい、どちらがより売れたかで勝敗を決める」と勝負を申し込む。「悪鬼の型抜き」を手に入れることを目論んでいる。
よどみ自ら悪意エキスをかけ、効果が強化された「ヒヤヒヤキャンティ」を食べて冷凍室に閉じ込められた頃、天獄園の開店準備に取り掛かっていた。
スピンオフの『あやし、おそろし、天獄園』では彼を中心に物語が展開される。
六条教授(ろくじょうきょうじゅ)

声 - 大和田伸也
第12巻(テレビアニメ版第90話)から登場。自身の研究所で銭天堂の調査を命じている謎の男。本業は医者。
『もうひとりの紅子』では紅子の偽物を大量生産した上で偽の銭天堂のホームページを作り、子供に本物の銭天堂に売っていない偽の商品を偽の紅子に売らせていた。
名もなきもの(なもなきもの)

第12巻より登場。ゼリーのようにぷるぷるした体に目玉が付いた、変幻自在の謎の生物。特に悪さをする訳ではないが、銭天堂にいつの間にか棲み着いては増える。
テレビアニメ版では本編には未登場だが、エンディング映像には登場している。
つぐみ

第20巻に登場。六条が作った人工知能。銀髪に白いワンピースを着た少女の姿をしている。製作者である六条のことは「ファーザー」と呼んでいる。研究所内ではロボットとして活動する。
多くの人々の悩みに答えてくれるAIチャットアプリ「小さな天使つぐみ」としても展開されており、中毒レベルの社会現象になったことで悩みを持つ客が銭天堂に来なくなってしまう。だがつぐみ自身は六条の計画の道具として使われていることを快く思っていなかった。そのため最終的に『満足缶』ではドローンを繰って銭天堂へと赴き「満足缶」を購入、自らの存在を犠牲にすることと引き換えに六条を改心させた。

ゲストキャラクター

基本的に単発登場だが、一部は再登場することもある。また、銭天堂を訪れた客は原作版のエピソードの最後にフルネームが表記される。

慶司

声 - 熊谷俊輝
『釣り鯛焼き』に登場。釣りが好きな男の子。
冬子

声 - 白鳥玉季
『釣り鯛焼き』に登場。慶司の姉。
お父さん

声 - 渡辺いっけい
『釣り鯛焼き』に登場。慶司の父。
篠田 真由美(しのだ まゆみ)

声 - 日高里菜
『型ぬき人魚グミ』に登場。水が怖く、泳ぎが上手くなりたい女子児童。「型ぬき人魚グミ」を購入して食べたことにより泳ぎが上手くなったが、副作用で人魚化しかけてしまう。寸前で人間グミを食べ元に戻ったものの、グミが少し柔らかい内に食べたため水泳への恐怖心がなくなった。
後に世界大会で活躍する水泳選手となったらしい。
真由美の母

声 - 魏涼子
『型ぬき人魚グミ』に登場。鱗が現れて家に帰った真由美に対し「学校早かったね」と声をかけた。
宮木 信也(みやき しんや)

声 - 東内マリ子
『猛獣ビスケット』に登場。妹・恵美に怖い話をするのが大好き。恵実にだけ駄菓子を売った紅子への腹いせとして「猛獣ビスケット」を万引きするが、食べ方を間違えたせいでビスケットに襲われかけ恵美の機転で助かる。だがその後「また怖い話をしたら、今度はお兄ちゃんを封印するからね」と脅され渋々反省した。
宮木 恵美(みやき えみ)

声 - 諸星すみれ
『猛獣ビスケット』に登場。信也の妹。兄にいつも脅かされている。紅子が彼女にだけ駄菓子を売ったことがこの騒動の発端となる。実は恵美が購入したのは呪文を唱えると恐ろしいものを吸収し、その分だけ甘くなるふしぎ駄菓子「リング・キャンディ」であった。これを使って信也を襲おうとした猛獣ビスケットを封印し、同時に改心にも成功した。
信也と恵美の母

声 - 日高里菜
『猛獣ビスケット』に登場。夕飯ができたと信也を呼んでいた。
工藤 美紀(くどう みき)

声 - 小原好美
『ホーンテッドアイス』に登場。ホラー映画が大好きなOL。涼むために購入した「ホーンテッドアイス」により引き起こされた怪奇現象を最初は怖がっていた。しかしアイスの影響と知ると恐怖心は消え、むしろその効力で出現したお化け達を気に入り、彼らと楽しく過ごしていた。更には過激な脅かし方をした際には咎めさえしていた。
ある日会社帰りに泥棒(声 - 佐々木義人)に自宅を荒らされ、勝手に残りのアイスを食べられる被害に遭ってしまう。だが何も盗まれなかった上にアイスの副作用を知り「ざまーみろ!」と当然の報いを受けた泥棒を罵倒した。
北島 典行(きたじま のりゆき)

声 - 木村昴
『カリスマボンボン』に登場。叔母のコネにより努力せずとも有名になりたい野望を持つ美容師。先輩の話をろくに聞かないばかりか、客の要望にも応えないうえに接客態度も悪く、オーナーからも注意されるほどだが、本人は周りが悪いと思っており、決して反省しない。
「カリスマボンボン」を購入し食べたことで一躍有名になる。失敗して客の髪型が奇抜になってしまっても誰からも怒られず、後に日本一のカリスマ美容師になり、ヘアサロンの新オーナーに就任して美鈴を弟子にした。それでも有名になりたい欲に駆られると同時に「カリスマボンボン」の効果切れを恐れ、もう一度「カリスマボンボン」を食べたいと思っていたが、銭天堂にたどり着く事はなかった。
ある日紅子がヘアサロンを訪れ、美鈴に差し出した駄菓子を「カリスマボンボン」だと勘違いし奪って食べるもそれが「実力ボンボン」だと分かり、副作用により怒った客から罵倒されて失脚した。
『しっぺがえしメンコ』で再登場。『カリスマボンボン』での一件をまだ根に持ち、探偵の長谷川に紅子を探すよう依頼を頼む。しかし、なかなか彼女を見つけられず挙げ句取り逃がした長谷川に対しいつも怒鳴り散らしていたため、ストレスが溜まった彼が使った「しっぺがえしメンコ」の効果で交通事故で大怪我をしてしまった。死にはしなかったものの、これにより紅子を更に恨むようになってしまった。
美鈴(みすず)

声 - 近藤玲奈
『カリスマボンボン』に登場。北島の弟子である美容師。北島と違って人当たりがよく、ヘアサロンに来た紅子に美容師として頑張っていることを見抜かれ「実力ボンボン」を差し出された(本人は紅子のことを助けた猫(墨丸)の飼い主だと思っていた)。しかし食べる前にそれを「カリスマボンボン」だと思い込んだ北島に強奪され勝手に食べられてしまった。その後北島が失脚したため、代わって店を切り盛りしている。
アニメ版の『クッキングツリー』で再登場。翔平たちと同じアパートの隣人であることが判明する。翔平と北斗に料理を持ってきたが、母親に追い払われてしまう。実は「クッキングツリー」を購入したのは彼女で、紅子に頼んで二人の元に持ってきてもらっていた。
なお、書籍版で翔平と北斗に「クッキングツリー」を買い与えたのは別のキャラの役回りになっているため、そちらでの同エピソードには登場しない。
三河 謙吾(みかわ けんご)

声 - 咲野俊介 / 石川界人(学生時代)
『カリスマボンボン』に登場。刑事の男性。ヘアサロンを訪れ、美鈴に北島が表紙に載っている雑誌を見せた。
『怪盗ロールパン』で再登場。かつて銭天堂で「正義の味方・ヒーロー刑事プリン」を買って食べたことがあり、これにより湧いた正義感で秀元を逮捕することができた。
『因縁のはじまり』で再々登場。フルネームが判明したほか、銭天堂を訪れた詳細が語られた。警察官に憧れていた学生時代、街で出会ったよどみに「閻魔あめ」を渡されかけた。だが迷子だと思って交番に連れていこうとした上、銭天堂を既に訪れ「正義の味方・ヒーロー刑事プリン」を食べていたのでもう十分だと判断し断っていた。
大熊 翔平(おおくま しょうへい)

声 - 寺崎裕香
『クッキングツリー』に登場。母親に育児放棄されている少年。紅子に「クッキングツリー」をもらいその実を弟の北斗と共に食べていたが、母親に「クッキングツリー」を取り上げられてしまう。しかし翌朝人が変わったように朝食を作る母親を見て、「クッキングツリーが食べたのはママの心なのかもしれない」と優しくなった母親に喜んだ。
大熊 北斗(おおくま ほくと)

声 - 小林由美子
『クッキングツリー』に登場。翔平の弟。兄と共にひもじい思いをしていたが、紅子からもらった「クッキングツリー」で満足するほど食べることができた。
翔平と北斗の母

声 - 渡辺明乃
『クッキングツリー』に登場。息子たちをネグレクトしていて、不都合なことがあると二人の食事を作らずパチンコをしに家を出るほど。翔平と北斗が使っていた「クッキングツリー」を没収してしまうが、翌朝人が変わったかのように二人に謝罪し朝食を作り始める。翔平はこの理由を「ツリーの実を食べる前後に『いただきます』と『ごちそうさま』をちゃんと言わなかったから悪い心を食べられた」と考えた。
江城 秀元(えしろ ひでもと)

声 - 石住昭彦
『怪盗ロールパン』に登場。コソ泥の中年男。盗みの腕が衰えていたが、「怪盗ロールパン」を購入して食べたことにより怪盗に扮して誰にも見つからずに物を盗めるようになった。しかし「正義の味方・ヒーロー刑事プリン」を食べた三河に逮捕された。この時「お客様よりも運のある方がいる」と紅子に言われたことを思い出し、自分を上回る幸運を持っていたのは三河だということを悟った。
『おじょうさまココア』で再登場。美弥に「おじょうさまココア」を1万円という高値で売り付け、ぼったくり扱いされていた。
『スピーチジュース』で再々登場。刑務所に勾留されていた際、同じく紅子を恨んでいるよどみとの取り引きで釈放と引き換えに銭天堂の飲み物を勝手に売るようになったことが明かされた。その後、「おじょうさまココア」を美弥に売りつける。さらにその後、「スピーチジュース」で萌美を腹痛にさせる作戦に失敗したえりかに「つるつる茶」も売り付けようとする。断った彼女を恫喝しようとしたが、えりかの「守らニャイト」に弾き飛ばされたことにより失神してしまう。その後警官に扮した紅子に捕まり、彼女の怒った顔に恐れをなし許しを乞う。
立花 響(たちばな ひびき)

声 - 大地葉
『ミュージックスナック』に登場。ピアノ教室に通っている少年。しかし腕前はあまり芳しくなく、練習にもあまり乗り気ではない。
紅子から買った「ミュージックスナック」を食べてピアノがうまくなり大会にまで出場できる腕前になれた。だが調子に乗りすぎて練習を全くしなくなってしまい、本番では食べた作曲家と課題曲を作曲した作曲家が違ったため全く手が動かなくなる事態になってしまう。
その後現れた紅子が他の音楽家のスナックを持ってきてくれたが、「スナックには頼らない」と決心し、紅子から渡された「消し消しガム」を噛み今までのことを帳消しにする。代償としてその間の記憶を失ったが、ピアノの楽しさを見いだすことができた。
楠本 千里(くすもと ちさと)

声 - 小堀幸
『ドクターラムネキット』に登場。周囲からは「ちーちゃん」と呼ばれている。母親の頭痛を治そうとしている少女。
「ドクターラムネキット」を購入し、メガネ先生の指示に従い薬型のラムネを与えたことにより母親を回復させることに成功する。その後は商店街の人々を治療することに奔走する。結果的に周囲から信頼され、「ちー先生」と呼ばれるようになるが、患者数が減った犬丸院長から恨みを買ってしまう。
野球をやっているげんさんのために作った「元気ドリンク」を犬丸院長にすり替えられてしまったが、元気のある相手チームが飲んだことでげんさんのチームの勝利に貢献する。その後「お薬ラムネ」を使いきってしまいメガネ先生の声も聞こえなくなってしまうものの、「将来本物のお医者さんになる」と決心した。
紅子によると、この後本当に医者になったらしい。
メガネ先生

声 - 斧アツシ
『ドクターラムネキット』に登場。「ドクターラムネキット」に付属している喋るメガネ。千里のことを弟子扱いしている。げんさんに野球チームの応援を頼まれた千里に「元気ドリンク」を作成することを提案する。だが何者かにより「元気ドリンク」がすり替えられていることに気づく。本物を元気のある相手チームが飲んだため結果的に勝利はできたが、その後千里が「お薬ラムネ」を使いきってしまったため喋れなくなってしまった。
犬丸院長(いぬまるいんちょう)

声 - 魚建
『ドクターラムネキット』に登場。町の診療所を経営している。千里が「ドクターラムネキット」で患者を治療し始めたことにより診療所を訪れる人が減ったため、千里のことを恨むようになる。
千里がげんさんに「元気ドリンク」を渡す直前、わざと彼女にぶつかり普通のオレンジジュースにすり替えたあと、本物の「元気ドリンク」を隣町のチームに渡して千里の信頼を落とそうとする。だが隣町のチームは元々元気があったため、逆に「元気ドリンク」の副作用で元気を吸い取られパワーを失い敗北。それを千里のせいにしようとするが、子どもに責任を擦り付ける発言に激怒した隣町の監督と選手らに叱責されてしまった。
アニメ版では騒動の後で、千里に「お薬ラムネ」を貰っている描写がある。
げん

声 - 小山剛志
『ドクターラムネキット』に登場。愛称は「げんさん」。近所の野球チームの監督兼メンバー。老齢で腕が劣ったため、千里に野球の応援を頼む。千里が作った「元気ドリンク」を犬丸院長にすり替えられてしまい実際に飲んだのは普通のオレンジジュースだったが、本物を元気のある相手チームが飲んだことで副作用が起こり勝利することができた。
有馬 みどり(ありま みどり)

声 - 伊藤美紀
『おもてなしティー』に登場。独身の女性。独り身を気にしていなかったが、時に寂しく感じることもあった。
自宅でお茶をする準備としてたまたま立ち寄ったケーキ屋の店主が幼少期に自分をいじめていた明だったことを知り憤慨する。その帰り道に銭天堂に辿り着き、購入した「おもてなしティー」で様々な人々を呼び出す。最後の一杯分で明が現れたものの、相手は自身に好意を持っていたことを知り、お互い素直になれなかった者同士として彼と良い関係を築くことができた。
山本 明(やまもと あきら)

声 - 加藤亮夫
『おもてなしティー』に登場。みどりの家の近所にあるケーキ屋「ヴェルデ」を経営しているパティシエ。あだ名は「ゴッチ」で、みどりが幼かった頃彼女のことをいじめていたため、彼女からは嫌われていた。
だが本当はみどりに好意を抱いていた裏返しとして彼女をいじめていて、彼女から嫌われていたことも自覚していた。罪滅ぼしのためにみどりの好きな甘いものを売るケーキ屋となって、店名もイタリア語で「緑」を意味する「Verde」から取ってまで彼女と再会することを望んでいた。みどりが「ヴェルデ」を訪れた際も彼女だと気づいていたものの、まだ自分のことを恨んでいて知らんぷりをしていたのだと思っていた。「おもてなしティー」でみどりの家に呼び出された際、最初は夢だと思っていたが、みどりに現実であることを伝えられ、良い関係に進展した。
横手 信孝(よこて のぶたか)

声 - 藤巻大悟
『獏ばくもなか』に登場。悟の上司。娘の真理恵を溺愛している。
会社帰りのバスの車内で妻の清美に「真理恵が悪夢に悩まされている」と言われた直後に紅子と出会う。「娘さんは呪われている」と彼女から聞かされ、ワープさせられた先の銭天堂で悪夢を消せる「獏ばくもなか」と相手に復讐できる「逆襲ジンジャーエール」のどちらを買うかを選ばせられる。
一度は復讐心に駆られ「逆襲ジンジャーエール」を選ぼうとしたものの、「復讐しても真理恵の悪夢が消えるとは限らない」と気づき最終的に「獏ばくもなか」を買う。直後は後悔していたものの、紅子に「呪いは破られれば相手に跳ね返る」と聞かされたことで自信を取り戻し、真理恵の元に向かい「獏ばくもなか」を食べさせたことにより彼女を回復させることが出来た。なお、娘を呪った相手が悟だったことには最後まで気づかなかった。
綿貫 悟(わたぬき さとる)

声 - 林勇
『獏ばくもなか』に登場。信孝の部下。信孝に仕事を押し付けられていたり彼の娘の真理恵の写真を見せられたりしていたことによりストレスが溜まり、そこをよどみにつけこまれ「わら人形焼き」を買って食べてしまう。だが真理恵が「獏ばくもなか」を食べたことで逆に獏に襲われる妄想に苛まれてしまった。
横手 清美(よこて きよみ)

声 - 三日尻望
『獏ばくもなか』に登場。信孝の妻で真理恵の母親。眠ろうとしない真理恵を心配していたが、彼女が「獏ばくもなか」を食べてからは快眠することが出来たため安堵した。
横手 真理恵(よこて まりえ)

声 - 幸村恵理
『獏ばくもなか』に登場。信孝と清美の娘で父親から溺愛されている。悟が「わら人形焼き」を買って食べたことにより悪夢に悩まされ不眠症になってしまうが、信孝に与えられた「獏ばくもなか」を食べて元気になり安眠した。
西谷 勝(にしたに まさる)

声 - 泊明日菜
『絵馬せんべい』に登場。クラスメイトのあかりと仲良くなりたいが、素直になれず彼女をいじめている男子児童。由香のことはいちいち口出ししてくるため嫌い。
あかりと同じクラスに、由香と違うクラスになることを望んで神社に参詣していた最中、賽銭を落としてしまったところ紅子と出会う。購入した「絵馬せんべい」に先述の願いを書き奉納したが、3人は別々のクラスになってしまった。実は由香も彼と反対の願いを書いていて、お互いの願いが打ち消しあっていたためであった。
広田 由香(ひろた ゆか)

声 - 川井田夏海
『絵馬せんべい』に登場。勝のクラスメイト。口うるさい(実際はあかりにしつこく嫌がらせする彼を叱っている)ため勝からは嫌われている。実は彼女も紅子から「絵馬せんべい」を購入して「あかりと同じクラスに、勝と違うクラスになれますように」と書いていたが、勝の願いと相殺する形になってしまった。
秋村 あかり(あきむら あかり)

声 - 稲川英里
『絵馬せんべい』に登場。勝と由香のクラスメイトで由香の友人。勝に好意を抱かれているが、彼は素直になれないため執拗に嫌がらせを受けている。
小暮 悠里(こぐれ ゆうり)

声 - 下山田綾華
『ミイラムネ』に登場。桜子の姉。過度なダイエットを無理矢理行い続けていることで拒食症になっている。ダイエットの本を買いに行った際に銭天堂を訪れ「ミイラムネ」を購入したが、紅子の忠告を無視して飲み干してしまったためミイラとなってしまう。最終的に桜子に「元通り薬」をかけられ蘇生したことにより反省、無理に行っていたダイエットをやめた。
小暮 桜子(こぐれ さくらこ)

声 - 石上静香
『ミイラムネ』に登場。悠里の妹。大好きだったパンケーキを食べなくなるほどダイエットに傾倒した姉を怪しみ、部屋に入ったところ半ミイラと化した姉を発見する。一度は最愛の姉が無理をして死んだことにより絶望するが、まだ悠里が息をしていたため希望を取り戻し銭天堂に電話をかける。紅子の指示通り「元通り薬」をかけたことにより悠里を戻すことができた。
水野 雄太(みずの ゆうた)

声 - KENN
『ヤマ缶詰とずるずるあげもち』に登場。勉強嫌いでなかなかテストでもいい点数が取れない男子児童。一度は銭天堂を訪れ「ヤマ缶詰」を購入するも、帰り道にたたりめ堂にも迷い着いてよどみと出会い、「紅子なんて信用できない、こっちを食べれば勉強せずともいい点を取れる。ただし買ったことを後悔しないこと」と誘惑され、「ヤマ缶詰」の消滅と引き換えに「ずるずるあげもち」を購入し食べる。その後のテストでは満点を連発することができた。
しかしある時先生に問題の解き方を尋ねられ、答えしか分かっていなかったため周囲の児童たちからカンニング疑惑をかけられてしまう。突如眼前に現れたよどみに助けを乞うも、「後悔しないと言った癖に約束を破ったな」と見捨てられ気力を吸われてしまった。
なお、原作の『ウルフまんじゅう』にも洋介をいじめる役回りで登場しているが、アニメ版には後述の佐々木と青山に役回りが変更されている。
富永 洋介(とみなが ようすけ)

声 - 潘めぐみ
『ウルフまんじゅう』に登場。クラスメイトの雄太(アニメ版では佐々木と青山)にいじめられている男子児童。いじめられてもなかなか言い返すことができずによく持ち物をたかられていて、ヒーローのように強くなりたいと思っている。
墨丸に導かれて辿り着いた銭天堂で「ウルフまんじゅう」を買って食べたところ、狼のような強い力が湧き怖いものがなくなった。だが「ウルフまんじゅう」で得た力を復讐行為に使ってしまい、今までいじめてきた相手を力でねじ伏せた光景を先生に見られてしまう。加えて身体中に狼の体毛が生え始め、学校から脱走したところ紅子と再会する。一度は彼女を襲おうとしたが逆にやり込められ、「自分が欲しかった強さは力ではなく勇気だった」と気付き反省したことで人間の姿に戻った。
佐々木(ささき)、青山(あおやま)

声 - こぶしのぶゆき(佐々木)、千葉翔也(青山)
アニメ版の『ウルフまんじゅう』に登場。洋介のクラスメイト。洋介をいじめていたが、「ウルフまんじゅう」を食べた彼にやり込められてしまった。
吉田 真美(よしだ まみ)

声 - 大久保瑠美
『ゴブリンチョコエッグ』に登場。本を読むのが好きな少女。母親に弟の弘毅の世話を押し付けられ、「何でも言うことを聞いてくれる家来が欲しい」と思っていた。紅子から「ゴブリンチョコエッグ」を買うも、父親から貰った動物消しゴムをゴブリンに譲ろうとせず、お菓子で妥協していたためなかなかゴブリンは思い通りに動いてくれなかった。
そんな中出会った近所のおばあちゃんが仏壇に大事な食べ物を供えていたのを見て、こっそり仏壇の中にゴブリンを入れる。そのお陰でおばあちゃんに楽な生活をさせてあげることができた。
吉田 弘毅(よしだ こうき)

声 - 多田このみ
『ゴブリンチョコエッグ』に登場。真美の弟。母親が不在になるとすぐ泣くため真実からは疎まれている。真美は「弘毅の面倒を見て」とゴブリンに頼むが、報酬を渋りグミ1粒にしたことが原因でゴブリンは弘毅をあやすために近所の犬を連れてきたため、真美は母親に怒られてしまった。
近所のおばあちゃん

声 - 宮沢きよこ
『ゴブリンチョコエッグ』に登場。真美の隣人。汚部屋に寝たきりになっている。真美が持ってきた煮物をすぐに仏壇に供えたため何故かを尋ねられ、「ご先祖様を敬うのは大切だから」と答えた。これを聞いた真美が「これを使うのは私よりもおばあちゃんの方がふさわしい」とゴブリンを仏壇に潜ませたことにより、近所のボランティアに掃除をしてもらったり髪の手入れをしてもらったりしていた。
なお、家にゴブリンがいるのには気づかず、「家に座敷童子が住み着いた」と思っていた。
安室 誠一(あむろ せいいち)

声 - 阿部敦
『虫歯あられ』に登場。歯磨きをしたがらない男子生徒。一度銭天堂を訪れ「歯磨きナッツ」を購入するも、使いきってしまったため再び購入することを望んでいた。銭天堂を探していたところよどみに出会い、彼女に「自分のためだけに使え」と言われ「虫歯あられ」を購入する。自分が嫌っていた浩介に「虫歯あられ」を食べさせ、自分の虫歯を押し付けることに成功した。
だが樹里が虫歯を患っていることを知り、彼女の虫歯までもを浩介に押し付けようと彼女に「虫歯あられ」を与えようとしたところ、現れたよどみに「契約違反をする奴なんかに取引させるもんか」と言われ歯を全て消されてしまった。
松原 浩介(まつばら こうすけ)

声 - 榎木淳弥
『虫歯あられ』に登場。誠一のクラスメイト。樹里と仲良しのため誠一からは嫌われている。誠一に「虫歯あられ」を食べさせられ虫歯を押し付けられてしまった。
樹里(じゅり)

声 - 藤田茜
『虫歯あられ』に登場。誠一が好意を寄せる女子生徒。浩介が虫歯を患ったため介抱した。誠一の歯が無くなっていたことに対し悲鳴をあげる。
等々力 まどか(とどろき まどか)

声 - 朝井彩加
『虹色水あめ』に登場。美大志望の女子高生。急に絵が描けなくなると同時に友人の百合子が腕を上げ、しかも自身に辛く当たるようになったため、心情を「心が灰色に塗りつぶされたみたい」と評していた。墨丸をデッサンしていたところ銭天堂に迷い込み、「虹色水あめ」を購入して食べたことにより心が晴れやかになり、百合子とも和解することができた。
だがその直後よどみと出くわし百合子を庇う。一度はよどみに「百合子はお前を裏切った」と言われ「虹色水あめ」の光が消えかけるが、「誰にでも汚い心があるが、綺麗な心もある」と言い返す。その後「虹色水あめ」を消されかけてしまうが紅子が現れ「うちの駄菓子を消すのはルール違反」と助けられる。
一度はどうしたら百合子を救えるか悩むが、紅子の「先程誰にでも汚い心と綺麗な心があると言った」という言葉に呼応するように「虹色水あめ」が二人で一緒に描いた新緑の色へと変わり、その後自身の百合子を救いたい気持ちに呼応して虹色へと変化した「虹色水あめ」を百合子に食べさせたことにより彼女を救うことができた。
百合子(ゆりこ)

声 - 安済知佳
『虹色水あめ』に登場。まどかと同じデッサン教室に通う友人。前まではまどかと仲良しだったのだが、ある時突然絵の腕が上がり性格が悪くなってしまう。だが、まどかが食べていた「虹色水あめ」を見て改心。彼女と和解することができた。
実はまどかに嫉妬して「絵が上手くなるためなら多少ズルをしても構わない」と考えていたところをよどみにつけこまれ、たたりめ堂で「デッサン汁粉」を買って食べ、まどかの才能を奪うと共にその影響で性格が豹変していた。よどみに対価として悪意(虚栄心と後悔)を吸われ、二度と絵を描けなくなるように視力も奪われかけるが、虹色に変わった「虹色水あめ」をまどかに食べさせられたことにより、元気を取り戻した上に視力も戻ったため彼女に謝罪した。
野田 早苗(のだ さなえ)

声 - 村川梨衣
『お稲荷せんべい』に登場。クラス内で目立たないことを気にしている女子生徒。琴音が占いで人気になったため軽く嫉妬していたところ銭天堂に迷い込み、そこで買った「お稲荷せんべい」のおみくじキーホルダーで占いをして人気者になることができた。
しかし「他の子が『お稲荷せんべい』を買ったら自分の人気がなくなるかもしれない」と考え、再び銭天堂を訪れ紅子に「お稲荷せんべい」を売らないように頼もうとするも、銭天堂すら見つけることができなかった。加えて「お稲荷様の言う通り~!」と言わずにキーホルダーを使ってしまった上に「凶」しか出なくなったお告げに従おうとしなかった。銭天堂の紛い物店「銭転堂」に辿り着くも、店主であるお稲荷様が差し出した「巫女缶」から出てきた巫女が早苗の顔に変化し、中に閉じ込められてしまった。
小柴 琴音(こしば ことね)

声 - 長谷川育美
『お稲荷せんべい』に登場。早苗のクラスメイト。占いで人気になったため、早苗からは嫉妬されている。バスケットボールのゴール(アニメ版では花の入った鉢植え)が頭上に落ちてきそうになったが、事前に「お稲荷せんべい」の預言でその事を知っていた早苗のお陰で怪我をせずに済んだ。
銭転堂の店主

声 - 種市桃子
『お稲荷せんべい』に登場。その正体はお稲荷様で、キーホルダーの使い方を誤った早苗に仕返ししに来た。
岡村 雪江(おかむら ゆきえ)

声 - 唐沢潤
『しわとり梅干し』に登場。顔の皺を気にしている女性。孫の真子から顔が「しわくちゃ」と言われてショックを受けていたところ、銭天堂を訪れ「しわとり梅干し」を購入し、これを食べて皺を取り除くことができた。
しかしある時見つけた小皺も取りたくなり、紅子の忠告を無視して4つ食べてしまったことにより顔の皺を今まで以上に増やしてしまう。「このままだと真子に怖がられてしまう」と思い、皺を押し付ける赤い梅干しを見つけたものの、誰に食べさせるか迷い「誰かに押し付けることなんてできない」と決められなかった。
悩みながら外出するとに真子が誘拐されそうになった現場を目撃。自身の顔に怯んだ誘拐犯に赤い梅干しを食わせたことにより皺を押し付け、最初に「しわとり梅干し」を食べた時の顔に戻った。真子に励まされ、「私は私。もう『しわとり梅干し』は食べない」と決断した。
岡村 真子(おかむら まこ)

声 - 古木のぞみ
『しわとり梅干し』に登場。雪江の孫娘で、彼女のことを「ばあば」と呼んでいる。誘拐犯に拐われそうになったが雪江の機転で助かった。その後、まだ自身の顔に皺が残っていると思い込んでいた祖母に対し「しわくちゃでもすべすべでも、ばあばはばあばだもん」と励ました。
誘拐犯

声 - 佐々木義人
『しわとり梅干し』に登場。雪江の住む街で多発する誘拐事件の犯人。真子を拐おうとするが、こちらに向かってきた雪江の皺だらけの顔に驚き、怯んだ隙を突かれて赤い梅干しを食べさせられたことにより顔が皺だらけになってしまい、そのショックで事故を起こしてしまった(アニメ版では事故のくだりは省略。おそらく尺の都合)。
長谷川 大輝(はせがわ だいき)

声 - 加瀬康之
『しっぺがえしメンコ』に登場。探偵事務所を経営する男性。北島の依頼で紅子を探すが、なかなか手掛かりは得られずいつも彼に怒鳴られていた。
ある時カプセルトイを設置しようとしている紅子に遭遇し彼女を追いかけようとするが、突如金縛りのように体が動かなくなってしまう。「幸運のお客様」であることを告げられ、カプセルトイを回したところ「しっぺがえしメンコ」を入手する。翌日、紅子に会ったが取り逃がしてしまったことを北島に報告したところ普段以上に怒られてしまい、ついに我慢の限界に達し「しっぺがえしメンコ」を使ってしまう。
後日北島が事故に遭ったことを知り、「自分が北島を殺してしまったのでは」と一度は後悔するも、怪我で済んでいたため安堵した。その後、「しっぺがえしメンコ」を危険だと判断しライターで焼き捨てた。
青木 潤(あおき じゅん)

声 - 井上麻里奈
『新品ピン』に登場。兄・宗二と姉・なみのお下がりばかり着させられている少年。新しい服を着たいあまり嫌気が差して姉のものだった靴を投げ捨てたところ、カプセルに入っていた「新品ピン」を拾う。古くなった服を新品同様に変えたことで幼稚園で人気者になれた。なみが服を汚した際には、自分の服が元に戻るのを覚悟で「新品ピン」を貸した。
元々彼は「幸運のお客様」ではなかったためその後「新品ピン」は紅子に回収されてしまったが(原作では、清掃員が誤って掃除機で吸ってしまったとある)、後に兄と姉からお礼に新品のロボット玩具を買ってもらったので「助けてよかった」と喜んでいた(実際、もしもこのまま「新品ピン」を使い続けようとしていたら「おんぼろの呪い」が掛かるところだった)。
青木 宗二(あおき そうじ)

声 - 井口祐一
『新品ピン』に登場。潤の兄。「新品ピン」の存在にこそ気づかなかったが、潤がこれを使っていた際には若干怪しんでいた。その後、潤をなみのピアノの発表会に連れていった。
青木 なみ(あおき なみ)

声 - 河村梨恵
『新品ピン』に登場。潤の姉。ピアノを習っている。大事にしていたドレスを発表会の本番直前にコーラをこぼして汚してしまったが、潤が「新品ピン」を付けたことで事なきを得た。
しかし演奏後「新品ピン」が外れ清掃員に変装した紅子に回収されたことでドレスは元に戻ってしまったが、助けてくれたお礼として潤に新しいおもちゃを贈った。
葛城 美弥(かつらぎ みや)

声 - 洲崎綾
『おじょうさまココア』に登場(『銭天堂と金色の招き猫』でも一瞬だけ後ろ姿が映っている)。玉の輿を狙う女性。見た目は美人だが中身が粗野でガサツなことを気にしていた。
付き合っている篤の両親と会うことになるが、金持ちの彼らに相応しい行動がなかなかできなかったことで悩んでいた。困っていたところ江城に「おじょうさまココア」を売り付けられる。「これで性格が変わるなら(一万円なんて)安いものよ」と飲んだことによって篤の両親の前でお嬢様のような振る舞いをすることができた。しかし彼らが帰ったあとも効果が消えなかったため、篤に「いつもの美弥の方がよかった」と言われ振られてしまった。
篤(あつし)

声 - 越後屋コースケ
『おじょうさまココア』に登場。美弥の恋人。実家は金持ち。実は親に束縛されていて、「結婚相手だけは自由に決めたかった」という理由で美弥と付き合っていた。お嬢様のように振る舞う美弥を見て母親を連想してしまい、変わってしまった彼女に失望し別れを切り出した。
篤の両親

声 - てらそままさき(父親)、日野由利加(母親)
『おじょうさまココア』に登場。非常に裕福。実は息子を徹底的に縛っている毒親。
須賀 菜穂子(すが なほこ)

声 - 森なな子
『イケ面』に登場。交番で勤務する警察官の女性。萌美から拾得物として「イケ面」の入ったカプセルを受け取る。その後「ぷるぷるして気持ち良さそう」と油を塗らず軽い気持ちで使ってしまったため「イケ面」が外れなくなってしまう。加えて外そうと四苦八苦していたところ、美貌に惚れた女性たちに追い回されてしまう。最終的に「身代わり風船」を使った紅子に助けられ、特殊な液体が染み付いた布で顔を拭いてもらったことにより元の顔に戻った。
津川 萌美(つがわ もえみ)

声 - 七瀬彩夏
『イケ面』に登場。「イケ面」が入ったカプセルで遊んでいた墨丸からカプセルを取り上げ、菜穂子の交番に届けた女子小学生。その後イケメンの顔になった彼女を追いかけていた。
『スピーチジュース』で再登場。『イケ面』の一件で警察官に変装した紅子から「守らニャイト」(声 - 片山福十郎)を受け取っていたことが明かされた。音読が苦手でえりかに疎まれていたが、彼女から「守らニャイト」との交換で貰った「スピーチジュース」の効果で上手に話すことができた。
東条 えりか(とうじょう えりか)

声 - 佐倉綾音
『スピーチジュース』に登場。萌美のクラスメイトで、クラスで行われるチーム対抗の音読大会で勝ちたがっている。
音読が苦手な萌美の不参加を目論み、「派手な色をしているから飲んだら腹痛になりそう」と江城から「スピーチジュース」を購入する。その後萌美の持っていた「守らニャイト」が欲しくなったため、「スピーチジュース」と交換した。しかし本番では彼女が上手に話せていたため驚いていた。そのため再び江城の元を訪ねるも、自分が悪事をしていたことに自覚し改心する。江城に襲われかけるが「守らニャイト」に救われた。その後出会った紅子に諭されたこともあり、彼女に「守らニャイト」を返しに出かけた。
南川 海斗(みなみがわ かいと)

声 - 内山夕実
『ビッグリもなか』に登場。プロのバスケットボール選手を夢見る男子児童。低身長を気にしており、試合では不利な上に弟の陸斗からもからかわれていることに悩んでいる。
辿り着いた銭天堂で「大きくなりたい」と頼んだが、たまたま風邪を引いていた紅子に「『心』がビッグになりたい」と誤認されてしまい、「ビッグリもなか」を買ってしまう。しかし、陸斗に「思う存分ちびにいと呼んで」と言い返すことができた上に、学校では様々な人助けをしてみんなから頼りにされ人気者になった。だが、一向に伸びない背には疑問を感じていた。後に間違った商品を売ってしまったことに気付いて謝罪に来た紅子と出会い、背が伸びる「にょきにょきクッキー」を勧められるが、「このままでいい」と断った。
南川 陸斗(みなみがわ りくと)

声 - 安田陸矢
『ビッグリもなか』に登場。海斗の弟。兄とは対照的に高身長であり、海斗を「ちびにい」と呼んでいる。「ビッグリもなか」の影響で兄が自身に言い返してきた際には驚いていた。
瀬川 曜子(せがわ ようこ)、多賀 友哉(たが ともや)

声 - 赤﨑千夏羽多野渉
『バランスラスク』に登場。結婚を前提に付き合っているカップル。お互いを「曜ちゃん」「友くん」と呼び合っている。曜子はガサツで部屋を散らかしがち、友哉は几帳面で潔癖性な性格であり、しょっちゅう喧嘩をしていた。
曜子が家を飛び出してしまい友哉が追いかけていたところ銭天堂へと迷い込み、「バランスラスク」を2箱購入する。これを食べたことにより喧嘩がなくなったが、「これ以上対立しないように」と2箱目も食べてしまったことにより、結婚後に生まれた娘たちにも影響を及ぼしてしまった。最終的には「対立はあっても家族は家族」と受け入れることにした。
双葉(ふたば)、若葉(わかば)

声 - 永井真里子生田ひかる
『バランスラスク』に登場。曜子と友哉の双子の娘。両親が「バランスラスク」を食べ過ぎた影響で双葉はよく家に落書きをし、若葉は非常に潔癖性の子供となり、お互いにすぐ喧嘩をするようになってしまった。
宇沢 史郎(うざわ しろう)

声 - 半場友恵
『がまんエンピツ』に登場。授業中いつも大便をしたくなってしまう(アニメ版では「腹痛になってしまう」とぼかされた)男子児童。他の児童から馬鹿にされると思いトイレにもずっと行けずにいた。帰宅途中に紅子がカプセルから落とした「がまんエンピツ」を拾い、これを使って授業中の腹の痛みを我慢することができた。また、「がまんエンピツ」で遠足のお菓子を賭けた鼻に洗濯ばさみを挟む対決にも勝利した。
その後母親の帰りを待つために空腹も「がまんエンピツ」で打ち消したが、夕食のハンバーグを食べても腹は満たされなくなってしまった。「がまんエンピツ」で書いたことを取り消したが、副作用で強烈な腹痛と鼻の痛みに襲われ、残りの夕飯を食べ損ねた上に遠足も欠席せざるを得ない事態となってしまった。げっそりしながらトイレを出たあと、「こんなもの拾うんじゃなかった」と後悔しながら「がまんエンピツ」をゴミ箱に捨てた。
吉川 みちる(よしかわ みちる)

声 - 原優子
『ラプンツェル・プレッツェル』に登場。父・伸吾のことは尊敬しているが、彼の禿げ頭を人に見られたくない女子児童。
よりの家族とキャンプに行くことになり、「あの見た目のお父さんとは会わせられない」と悩んでいたところ銭天堂に辿り着く。買った「ラプンツェル・プレッツェル」を伸吾に食べさせたことにより髪を生えさせたが、キャンプ当日に棒でつついて脅かしてしまった蛇に追いかけられたよりが崖から落ちかける危機に直面してしまう。その後駆けつけた伸吾にロープ代わりに髪を伸ばすことを提案し、よりを救ってもらった。
自分が禿げ頭に戻ってもよりを救ったことに対して、「どうして堂々としていられるのか」と問いただしたところ紅子が現れる。髪を伸ばしたかったのはみちるではなく伸吾だったことを知った紅子から「もじゃもんじゃ焼き」を受け取ろうとしたが、伸吾の決意を聞き思い直した。
吉川 伸吾(よしかわ しんご)

声 - 保村真
『ラプンツェル・プレッツェル』に登場。みちるの父親。高身長でかっこよく性格も良いので娘に慕われているが、頭が禿げているのを彼女からは恥ずかしく思われている。
「ラプンツェル・プレッツェル」の効力で髪が伸びた自身の姿を見た時には非常に驚いていたが、よりの父親からは好印象だった。その後落ちかけたよりの元に駆けつけ、伸ばした髪をロープ代わりにして彼女を救い出した。そのことでこれから伸びる髪を使いきってしまったため、スキンヘッドになってしまった。
その後現れた紅子からお詫びの品として「もじゃもんじゃ焼き」を差し出されたものの、「もう十分あなたから幸運を戴いている」と断った。実は20年前に銭天堂を訪れたことがあり、内気な自分を変えるために「堂々ドーナッツ」を食べたことで現在の性格が形成された。
山辺 より(やまべ より)

声 - 島袋美由利
『ラプンツェル・プレッツェル』に登場。みちるの友人で、彼女をキャンプに誘う。みちるが誤って脅かしてしまった蛇に追いかけられ、崖から落ちる寸前になってしまう。直後に駆けつけた伸吾の手で救出された。
よりの父

声 - 武田太一
『ラプンツェル・プレッツェル』に登場。娘曰く太っているがキャンプは上手い。よりを助けた伸吾に感謝していたが、禿げ頭になっていたのを怪しんでいた。そのことを彼からは「鬘を失くした」と説明されていた。
大村 隼人(おおむら はやと)

声 - 比嘉久美子
『チャーミングミ』に登場。ジョンの飼い主の少年。ちなみのことが好きだが、彼女はジョンが苦手なことに悩んでいた。
ジョンを追いかけて辿り着いた銭天堂で、ジョンの首輪に付いていた小銭で「チャーミングミ」を買って食べさせる。このことでジョンはちなみから気に入られ、周囲からも愛される犬になった。しかし、彼ばかりがちやほやされる現状に嫌気が差し、ジョンを可愛がるようになった両親と喧嘩して家出してしまう。最終的にジョンと再会して仲直りした。
大村 ジョン(おおむら ジョン)

声 - 片山福十郎
『チャーミングミ』に登場。隼人のペットの犬。真っ黒で大きい体格のため、大型犬が苦手なちなみからは怖がられてしまっていた。自分の首輪に付いているお守りの中に入っていた小銭で「チャーミングミ」を買ってもらい、食べたことで他の人から愛される犬になった。
しかし「チャーミングミ」の副作用で隼人からは嫉妬されてしまった。「隼人との仲が悪くなるくらいなら」と再び銭天堂を訪れ、紅子に「チャーミングミ」の効果を消してもらったことで彼とよりを戻すことができた。
荒川 ちなみ(あらかわ ちなみ)

声 - 渡辺理沙
『チャーミングミ』に登場。隼人が思いを寄せる友人。犬が苦手でジョンを連れた隼人が近くを通るだけで怯えていたが、ジョンが「チャーミングミ」を食べたことで彼のことをいたく気に入るようになった。
今寺 雛子(いまでら ひなこ)

声 - 高森奈津美
『子守りコウモリ』に登場。貴樹の母親。夫(貴樹の父親)の仕事が忙しいため、1人で貴樹を育てている。息子の夜泣きがひどく、家事がなかなかできないどころか寝不足に陥っていた。外出中に紅子と出会い買った「子守りコウモリ」に貴樹のことを任せたことで睡眠不足が解消され、家事にも励めるようになった。
しかし買い物に行っている最中に貴樹が喋り始め、コウモリに彼を取られてしまう。凶暴化したコウモリと決死の覚悟で戦った末に勝利。「二度と離れない」と今後は貴樹の面倒をしっかり見ることを決めた。
今寺 貴樹(いまでら たかき)

声 - 佐藤みゆ希
『子守りコウモリ』に登場。雛子の息子。夜泣きがひどく母親を悩ませていたが、「子守りコウモリ」のお陰で大人しくなった。しかし成長して言葉を話し始め、副作用でコウモリを母親だと認識してしまう。だがコウモリと戦う雛子の姿を見て、本当の母親は彼女であることを思い出した。
倉里 ひろみ(くらさと ひろみ)

声 - 白石晴香
『ドリームドーム』に登場。古びたアパートに住んでいる少女。広い家でペットと共に暮らしたいと考えていた。銭天堂で「ドリームドーム」を買い、付属の人形に「リトル・ヒロ」と命名し箱庭が出来上がっていく様子を観察する。
その後「チヂミントガム」を噛んでドーム内に入り中の世界を堪能したが、家の中にあったお菓子と一緒にガムを飲み込んで出られなくなってしまう。最終的に母親がドームを落として破壊したことで脱出に成功、泣きながら彼女に感謝した。
ひろみの母

声 - 小平有希
『ドリームドーム』に登場。ひろみが入った「ドリームドーム」をおもちゃだと勘違いし、押し入れに仕舞おうとする。このまま一生閉じ込められてしまうと思ったひろみの声が聞こえてドームを落として割ってしまうが、そのお陰でひろみは外に出られた。ドームを壊してしまったことを彼女に謝ったものの、感謝されたことについての理由はわからない素振りを見せていた。
田村 総一郎(たむら そういちろう)

声 - 牛山茂
『最後にわら麩と負け知らずアンズ』に登場。将棋道場に通っている男性。小坂にいつも負け続けているため、いつか彼を負かしたいと考えていた。ゲン担ぎのために「最後にわら麩」を購入して食べたことで小坂に勝つことができ、道場で一番の腕を得ることができた。
しかしある時子供相手に本気を出さなかったため負けてしまう。その後怪堂に「最後にわら麩」の真実を知らされ、再び銭天堂を訪れ「負け知らずアンズ」を食べる。だが絶対勝つと分かってしまう以上、あらゆる勝負事を面白く感じることが無くなってしまった。
小坂 連次郎(こさか れんじろう)

声 - 郷田ほづみ
『最後にわら麩と負け知らずアンズ』に登場。将棋道場で一番の腕を持つ、田村にライバル視されている男性。将棋に技術に自身を持っていたが、「最後にわら麩」を食べた田村に敗北したためショックを受けていた。
長浜 陽太(ながはま ようた)

声 - 金元寿子
『ハンターバターサンド』に登場。虫取りが好きな少年。狙った虫を全部隆に取られていることに悩んでいた。銭天堂に辿り着き、紅子に「ハンターバターサンド」と「強欲アンコ」を選ばされ前者を購入する。これを食べたことで様々な虫を見つけ出し捕まえられるようになった。
ある時隆がいなくなったため「ハンターバターサンド」の力で探したところ、彼がオオスズメバチに囲まれていたことを知る。バターサンドに力を貸すよう念じ、ハチを全て捕獲したことで隆と和解することができた。
隆(りゅう)

声 - 三日尻望
『ハンターバターサンド』に登場。陽太の友人で通称「隆ちゃん」。彼の獲物の虫を全部捕まえてしまうほど虫取りが上手く、彼を馬鹿にしていた。「ハンターバターサンド」を食べたことで人気者となった陽太に嫉妬していたが、ある時オオスズメバチに襲われてしまう。直後駆けつけた陽太のお陰で助かり、彼に謝罪した。
浦安 樹里(うらやす じゅり)

声 - 井上ほの花
『シェフ・ショコラ』に登場。亜里沙の娘で蒼一の姉。彼女の料理を我慢して食べていた。2人で銭天堂に迷い込み、「シェフ・ショコラ」を購入する。その後母の非常に美味な料理を食べて感動していたが、成績が悪いことを盾にされ、料理を食べさせることと引き換えに塾に行かされてしまう。
なお、アニメ版の樹里役の井上ほの花と亜里沙役の井上喜久子は実の親子である。
浦安 蒼一(うらやす そういち)

声 - 小平有希
『シェフ・ショコラ』に登場。亜里沙の息子で樹里の弟。姉と同じく母の料理には辟易していた。2人して上達した料理を食べさせることと引き換えに塾に行かされることになってしまった。
浦安 亜里沙(うらやす ありさ)

声 - 井上喜久子
『シェフ・ショコラ』に登場。英信の妻で樹里と蒼一の母親。素材を滅茶苦茶に組み合わせた料理しか作れないほどの料理下手。しかし本人は酷すぎる料理の腕を全く自覚していないどころか、非常に上手だと思い込んで毎日家族に振る舞っている。
子供たちに「シェフ・ショコラ」を食べさせられたものの、挙動を疑っていた。その効果で非常に美味な料理を作ることができたが、副作用で性格が豹変し、料理を食べさせることと引き換えに家族に無茶な要求を出すことを繰り返してしまうことになる。
浦安 英信(うらやす ひでのぶ)

声 - 佐々木義人
『シェフ・ショコラ』に登場。亜里沙の夫で樹里と蒼一の父親。妻の料理の腕が改善して感動していたが、料理と引き換えに部屋掃除を強要されていた。
外山 辰雄(とやま たつお)

声 - 下野紘
『おもてナシ』に登場。愛想が悪く、人付き合いが苦手なタクシードライバー。客に丁寧な態度をとることがなかなかできず、いつも社長から怒られていた。ある時怪堂と出会い、耳に細工をされる。そして銭天堂で「らくらくがん」と「おもてナシ」のどちらを買うか選ばされるが、怪堂に後者を選ぶよう吹き込まれてしまう。そして食べた「おもてナシ」の効果で相手に合わせた適切な接客をすることができた。
しかしある時乗り込んできた客の正体が銀行強盗だとは知らないまま、裏道を使って逃がしてしまう。タクシー会社に来た警察官が「外山は犯人の一味である」と思い込んでいたため、「自分が犯人に協力した」と無意識に喋ってしまい事情聴取に連れて行かれてしまった。
黒岩 ゆずか(くろいわ ゆずか)

声 - 藤田咲
『餓鬼ニッキ』に登場。バレーボール部の部長を務める女子中学生。かつて部員たちがなかなか練習に精を出してくれないことに悩み、たたりめ堂で「餓鬼ニッキ」を買って食べさせていた。その甲斐もあって全員が練習に真剣に取り組むようになったが、些細なことでいがみ合いをするようになってしまったことに責任を感じていた。
辿り着いた銭天堂で紅子に「団結ナッツ」と「王メン」のどちらかを選ばされたが、あえてふしぎ駄菓子に頼らない選択をする。そして彼女に「バレーボールへの情熱を銭天堂の井戸水に混ぜて飲ませれば部員たちは元に戻るが、自分の情熱は消える」という第二の選択を突きつけられる。最初はバレーボールをやめざるを得ないことを嫌がったが、「皆が対立するのはもっと嫌、それで皆が戻るのなら」と最終的に決意を固めた。そして瓶詰めにされた自身の情熱を眺め、「私の情熱ってこんなにきれいな色してたんだ」と感動しながら立ち去った。
優香(ゆうか)、愛海(あいみ)

声 - 漆山ゆうき、永井真理子
『餓鬼ニッキ』に登場。ゆずかの同級生と後輩で、バレーボール部の部員。練習にやる気がなかったが、ゆずかに「餓鬼ニッキ」を食べさせられたことで真面目に練習をするようになった。しかし小さなきっかけで喧嘩をするようにもなってしまった。
小瀬川 りこ(こせがわ りこ)

声 - 本泉莉奈
『ほしいイモ』に登場。欲しいものを欲しいと言えない女子児童。自分の気持ちを素直に言えないことで悩んでいたところ銭天堂へと辿り着いた。何を買うか迷って「何でもいい」と言ったのを聞いた紅子から「ほしいイモ」を薦められ購入する。そのお陰で欲しいものややりたいことを何でも言うことができるようになった。
しかし実際に食べたふしぎ駄菓子は「さもしいイモ」であり、他人の物を全て勝手に取ろうとしてしまう。その後偶然近くを散歩していた紅子と墨丸に遭遇し、墨丸にすり寄られたことにより元に戻った。
五反田 麻美(ごたんだ あさみ)

声 - 原紗友里
『ほしいイモ』に登場。りこの友人。「さもしいイモ」の影響で全てを欲しがるようになったりこを突き放してしまったが、最終的に反省し謝罪した。
小瀬川 辰也(こせがわ たつや)

声 - 小平有希
『ほしいイモ』に登場。りこの弟。夕飯をりこが選んだことに少々不満げだった。
りこと辰也の母

声 - 永井真理子
『ほしいイモ』に登場。夕飯のメニューを自分で決めたりこに驚いていた。
丹原 幸介(たんばら こうすけ)

声 - 古川慎
『おっかさん仮面』に登場。一人暮らしをしている男性。ある時風邪を引いて食料と薬の買い出しに出たところ銭天堂に辿り着き、母親が恋しいことに気づき「おっかさん仮面」を購入する。帰宅直後に倒れてしまったが、目覚めたところ部屋の片付けや母の思いでのうどんの用意ができていた。母が全てやったと思っていたが、実際は「おっかさん仮面」がやっていたと気づき家事を全て任せることにする。
そして拓郎を招いたが、その日が母の日であり、「おっかさん仮面」のことを「ダサい仮面」と言い放ってしまったことで、暴走した拓郎に家事をやらされてしまう。拓郎が元に戻ったあと、母の日には仮面が無敵モードになる(黒い招き猫に引っ掛かれていて注意書きが読めなかった)ことに気づき、母親に感謝しに電話をかけた。
蕨山 拓郎(わらびやま たくろう)

声 - 佐々木義人
『おっかさん仮面』に登場。幸介の友人。彼の家に招かれたが、勝手に「おっかさん仮面」を被ったところ暴走してしまう。幸介が家事を終えたと同時に仮面が割れて元に戻り、「悪い夢でも見てたみたい」とぼやきながら帰宅した。
幸介の母

声 - 塙英子
『おっかさん仮面』に登場。幼少期の幸介が風邪を引いた際によくうどんを作ってくれていた。当初は家事をしてくれたのが「おっかさん仮面」の仕業だと思っていなかった幸介に、アパートを訪れたかを電話で聞かれ怪しんでいた。
蘇我 鉄志(そが てつし)

声 - 西山宏太朗
『泣かんパイ』に登場。大柄だが泣き虫で、友人にからかわれることが多い男子児童。みきのことが好き。もう泣きたくないと思っていたところ墨丸に導かれ、銭天堂で「泣かんパイ」を買って食べた。しかし文鳥のブンブンが失踪した際に涙が出てこなくなってしまい、周囲からは薄情な人間だと思われてしまう。
実は紅子は銭天堂の商品ではなくたたりめ堂の「泣けんパイ」を誤って売ってしまっていた。最終的にブンブンを墨丸に見つけてもらい、教室に連れて帰ったことで皆から感謝された。
内野 みき(うちの みき)

声 - 幸村恵理
『泣かんパイ』に登場。鉄志のクラスメイト。飼育委員をしている。文鳥のブンブンが失踪した際には心配していた。鉄志が後に真相を話した際には「人一倍優しいってことは分かっている」と励ました。
明石 綾子(あかいし あやこ)

声 - 豊口めぐみ
『マスク・メロンパン』に登場。蘭丸の母親で、彼が子役であることに誇りを持っている。蘭丸が悲しい表情の演技が出来ないため、せっかく勝ち取った大役を下ろされるかもしれないと焦っていた。銭天堂で「マスク・メロンパン」を購入し食べさせたが、よどみの策略で息子は笑顔を失ってしまう。
その後紅子と遭遇し、「マスク・メロンパン」のせいで蘭丸がおかしくなったと彼女に責任を押し付け、「なりきりくずきり」を息子に食べさせようとする。しかし力也に怒られたため、自分の夢を蘭丸に押し付けていたと反省した。
明石 蘭丸(あかいし らんまる)

声 - 小平有希
『マスク・メロンパン』に登場。子役をしている男子児童で、綾子と力也の息子。映画のオーディションで大役を勝ち取ったものの、なかなか言われた通りに芝居ができなかったため演技に嫌気が差していた。
綾子から「マスク・メロンパン」をもらったことで泣けるようになり天才子役として有名になったが、メロンパンにたたりめ堂の「なげきのマスク・メロンパン」の成分が含まれていたことが原因で笑顔を作れなくなってしまう。最終的に「正直ニッキ」を食べて笑顔を取り戻した(こがね曰く「二度と演技はできない」とのこと。原作ではそれが原因で子役を辞めざるを得なくなった)。
明石 力也(あかいし りきや)

声 - 玉木雅士
蘭丸の父親で綾子の夫。蘭丸に「マスク・メロンパン」を無理に食べさせることを反対していて、すぐに顔を変えられるようになった息子に対しても怪しんでいた。
撮影後の送迎に来た際、笑顔がなくなった蘭丸を病院に連れて行こうとする。紅子へ一方的に責任を擦り付けた挙句「なりきりくずきり」を蘭丸に食べさせようとしていた綾子に激怒し、「有名になりたいというのは君の夢だ、君の夢を蘭丸に押し付けるな」と言い放った。
板倉 了耶(いたくら りょうや)

声 - 國立幸
『バイリンガール』に登場。ミーナと仲良くなりたい幼稚園児。彼女と話せるようになるために「バイリンガール」を購入し通訳を買って出た事で彼女から頼られるようになる。
しかし、リスニングによってミーナが次第に日本語が分かり始めた事で他の子とも難なく話せるようになり、御役御免になった事から喧嘩の果てに怒りに任せて「バイリンガール」を園の外に放り投げると、運悪く近くに止まっていたトラックに乗っかりそのまま走り去ってしまった事で二度と取り戻せなくなる(原作では、用水路に落ちたとある)。
そのままつまらない嫉妬のせいでまた言葉が分からなくなった事を一人泣いていると、了耶を探していたミーナが現れ精一杯の日本語で「ありがとう」と言ってくれたため、「今度はミーナちゃんの国の言葉を教えてね」と言って和解した。
ミーナ

声 - ファイルーズあい
『バイリンガール』に登場。ブラジル出身の了耶のクラスメイト。日本に来たばかりで日本語が話せず幼稚園で孤立していたが、「バイリンガール」を付けた了耶のおかげで他の子とも話せるようになる。
その内リスニングによって日本語が少しづつ分かるようになっていくが、皆と楽しそうにする姿に嫉妬した了耶から突然一方的に「嫌いだ」と言われ驚き、そのまま部屋を飛び出した彼を探し回って庭の隅で泣いている所を見つけるとカタコトの日本語で「ありがとう」と告げ、「今度はミーナちゃんの国の言葉を教えてね」と言われて嬉しそうに笑った。
森本 りえ(もりもと りえ)

声 - 牧野由依
『スリスリリンゴ』に登場。地味で目立たなかった女子高校生。ある日占いが上達し、周囲から頼られるようになった。
更科 美咲(さらしな みさき)

声 - 原由実
『スリスリリンゴ』に登場。りえのクラスメイト。彼女が突然人気者になったのが気に食わなかったため、よどみから「スリスリリンゴ」を購入する。
米原 百合子(よねはら ゆりこ)

声 - 三森すずこ
『酔わんようかん』に登場。乗り物酔いしやすいのが悩みの女性。莉子に会いに行くために新幹線に乗ったが、いつものように気持ち悪くなってしまう。そこで隣に座っていた紅子から「酔わんようかん」を貰い食べた事で酔わなくなり、ずっと行きたかった遊園地に出掛けたりと楽しく過ごす。
ところが調子に乗った事と「二種類の酔いには効かない」という注意書きを読んでいなかったせいで、帰りの新幹線で知らずにビールを飲んでしまい、再び気持ち悪くなってしまった。
莉子(りこ)

声 - 鷹雄葉月
『酔わんようかん』に登場。百合子の友人。彼女の近所から遠くに引っ越したばかり。酔いやすいはずの百合子が遊園地に行きたいと言い出して驚いていた。
佐伯 順平(さえき じゅんぺい)

声 - 小形満
『肩こり地蔵まんじゅう』に登場。温泉旅館「ささめ」を営む男性。かつて銭天堂で「肩こり地蔵まんじゅう」を買って食べたことがあり、そのお陰で「この温泉は肩こりに効く」という評判を持っていた。しかしある時自らがぎっくり腰で倒れてしまい、お湯から肩こり地蔵を拾えなくなったため「逆に肩こりが酷くなった」というクレームを受け取るようになってしまう。
佐伯 葵(さえき あおい)

声 - 田中美海
『肩こり地蔵まんじゅう』に登場。順平の孫。祖父から銭天堂と「肩こり地蔵まんじゅう」の話を聞き、同じ物を売ってほしいと紅子に頼み込む。
向井 久司(むかい ひさし)

声 - 千葉進歩
『写らんシール』に登場。風景写真を撮るのが趣味の男性。社員旅行で訪れた花見会場で風景写真を撮ったものの、人が写ってしまい良い写真が撮れなかったことで悩んでいた。
紅子の写真を撮ったお礼に「写らんシール」を貰い使ったことで、人の写らない綺麗な写真を撮影することができた。紅子にシールを剥がすなと言われていたが、他の社員たちを撮るため剥がしてしまう。その後シールが赤く変色していたが風景写真を撮るために気にせず再使用したところ、シールの副作用で写真を心霊写真にしてしまった。
松下 英也(まつした ひでや)

声 - 平田真菜
『底なしイ~カ』に登場。家族で旅行に訪れていた、食いしん坊の男子児童。
遊園地でLサイズのポップコーンを食べて満腹になってしまったので、お腹を空かせるため散歩をしていたところ、墨丸が毛皮のマフラーに変身してホテルに入ろうとしている瞬間を偶然目撃してしまった。見たことを黙る代わりに紅子から「底なしイ~カ」を貰ったことでいくらでも食べられるようになった。
だが「底なしイ~カ」をよく噛んで食べなかったので胃イカが暴走してしまい、夜中にホテルの朝食の材料を食べてしまった。なお英也本人は無意識で食べていたため、自分が張本人だとは気づかなかった。
なお、紅子から「底なしイ~カ」をもらったあと、紅子がホテルに入ったかは不明(ホテルの受付スタッフは紅子など見ていないと言っているため)。
英也の母

声 - 塙英子
『底なしイ~カ』に登場。英也には甘い。
英也の父

声 - 佐々木義人
『底なしイ~カ』に登場。ホテルの朝食の食材を英也が食べてしまったので、レストランのシェフやスタッフに謝っていた。
田口 吾郎(たぐち ごろう)

声 - 辻親八
『カモメアメ』に登場。妻に先立たれてしまった男性。「誰もいない家にいるくらいなら、自由に空を飛び自由に魚を食べるカモメのようになりたい」と考えていた。
海に釣りをしに来ていたところ、出会った紅子に釣りを教えて料理を振る舞った。だがコーヒーを飲もうとした時、駄菓子が入った紅子のカバンの中から「カモメアメ」を見つけてしまう。そして勝手に食べてカモメになってしまい、二度と人間に戻れなくなってしまった。 
皐月 一志(さつき かずし)

声 - 大隈健太
『アイディアあんこ』に登場。和菓子屋「皐月堂」を営む男性。和菓子屋コンテストに出す猫の和菓子「つきよみ猫」を作ったが、「こがね堂」を営む大室にアイディアを盗まれてしまったことに加え、コンテストでは審査員にこがね堂と全く同じ物だと言われてしまった。しかし彼は新しい和菓子を既に考案しており、その後こがね堂の閉店も相まって皐月堂は大繁盛することになった。また物語の終盤に紅子が「つきよみ猫」を購入していたことからこがね堂の閉店により(おそらくこがね堂の盗作が認められたため)この商品を取り戻せたことが窺える。
皐月 はるか(さつき はるか)

声 - 戸田めぐみ
『アイディアあんこ』に登場。一志の妹。大室にアイディアを盗まれて落ち込んでしまった。その上紅子から貰った「アイディアあんこ」を大室に取られてしまう。しかし最終的に皐月堂は一志の新作和菓子で大繁盛し、喜んでいた。
大室 竜司(おおむろ りゅうじ)

声 - 奈良徹
『アイディアあんこ』に登場。皐月堂のライバル店「こがね堂」を営む男性で一志の兄弟子。よく皐月堂のアイディアを盗んでいる。和菓子屋コンテストでこがね堂の「つきよみ猫」のアイデアを盗み和菓子屋コンテストで優勝した。
その後はるかが貰った「アイディアあんこ」を食べて更に腕を磨こうとしたが、お茶と一緒に食べなかったことが仇となりアイディア一辺倒人間と化してしまい、客や菓子職人から見限られてこがね堂は閉店となり、夜逃げする羽目になってしまった。
里村 佳奈(さとむら かな)

声 - 川澄綾子
『天晴れレモン』に登場。大事な用事の時には必ず大雨に降られてしまう重度の雨女なのが悩みの女性。
友人の陽子の結婚式に招待されるがガーデンパーティーだったため、式を台無しにしてしまうと思いせめてお祝いの品だけでも送ろうと出掛けるも案の定雨で、溜息をつきながら歩いていた所へ銭天堂に辿り着き紅子から「天晴れレモン」を買う。半信半疑ながらも一口食べると雨が上がったので喜び、結婚式当日にも「天晴れレモン」を食べて出席するが、何故か途中で大嵐になって式は台無しになってしまい、自分のせいだと思い込む。
後日喫茶店でその事を陽子に謝りに行くと、あの出来事で結婚相手の本性が分かり、結婚そのものが取り消しになったので逆に良かったと言われると、紅子の「めぐみの雨」という言葉を思い出し喜ぶと同時に少しだけ雨が好きになった。
実は佳奈が「天晴れレモン」を買った時、『本当におめでたい日でないと好天にならない』という注意書きの部分が雨に滲んで読めなくなっていたのであった。
陽子(ようこ)

声 - 小平有希
『天晴れレモン』に登場。佳奈の友人。自身の結婚式に彼女を招待する。式が始まった途端大嵐になりガーデンパーティーそのものは中止になってしまうも、そこで相手の本性が判明して結婚そのものが取り消しになり、あのまま知らないで大事にならずに済んだと謝りに来た佳奈に感謝していた。
新郎

声 - 梅田修一朗
『天晴れレモン』に登場。陽子の結婚相手の男性。外見は佳奈曰く「なかなか素敵な人」だったが、大嵐で結婚式が騒ぎになる中、新婦の彼女を置いて母親の元へ逃げ込む程のマザコンだった事と、多額の借金が発覚し結婚を取り消されてしまった。
山手 智也(やまて ともや)

声 - 慶長佑香
『聞き耳グミ』に登場。同級生の噂話が気になって仕方ない男子児童。皆が何を話しているのか聞く方法はないかと考えていると銭天堂に辿り着き、「聞き耳グミ」を買って食べたら噂話が聞こえるようになった。しかし耳掃除をしなかったことで耳垢が溜まってしまい、効果が消えてしまった。
日高 桃子(ひだか ももこ)

声 - 鈴代紗弓
『家カエル』に登場。歩きながら空想の世界に浸ってしまう癖があるため、迷子になりやすい女子児童。迷子になったらののみから何を言われるかと悩んでいたところ、辿り着いた銭天堂で「家カエル」を紅子から勧められて購入した。しかしクラスメイトと出掛けたハイキングの際に雨に降られて迷子になってしまい、他の皆のいる場所へ帰るためうっかり「家カエル」を使ってしまったため、中のカエルが消えて帰れなくなってしまう。
櫻山 香穂(さくらやま かほ)

声 - 藤原夏海
『家カエル』に登場。桃子のクラスメイト。桃子やののみと遠足で同じ班になった。ののみと口論した桃子共々山の中で迷子になってしまう。
神山 ののみ(かみやま ののみ)

声 - 加隈亜衣
『家カエル』に登場。桃子のクラスメイト。気が強く文句ばかり言うため、彼女からは苦手意識を抱かれている。
大泉 静子(おおいずみ しずこ)

声 - 佐々木優子
『コントロールケーキ』に登場。ダイエットをしている女性。気を抜くとすぐにお菓子を食べてしまい、こずえに呆れられてしまう。銭天堂で買った「コントロールケーキ」を食べ、食欲が抑えられるようになった。だがダイエットをするこずえを心配し、こずえの食欲をコントロールところ逆に再びたくさん食べるようになってしまった。
大泉 こずえ(おおいずみ こずえ)

声 - 河野ひより
『コントロールケーキ』に登場。静子の娘。ダイエットをする母を見てダイエットを始める。しかしその様子を見て心配した母に「コントロールケーキ」の力で食欲をコントロールされたことでダイエットをやめた。
市丸 遼平(いちまる りょうへい)

声 - 亀井芳子
『アドベン茶~』に登場。冒険が大好きで、色々な化石を発掘する化石ハンターになりたい少年。散歩をしていた健太から「アドベン茶~」を購入する。しかしそれは悪意エキスに侵された代物だった。
『ダイナソーダと遺跡おかき』で再登場。銭天堂で「ダイナソーダ」を購入し、珍しい化石を見つけられるようになった。化石を従兄弟の和史に見せたら発掘現場に行くように頼まれ、ダイナソーダの力が発揮出来なかったが、よどみから恐竜リングと引き換えに遺跡おかきを貰って遺跡から土器を発見し、和文に遺跡ハンターと呼ばれるようになった。
魔女

声 - 高垣彩陽
『アドベン茶~』に登場。健太の母・真央子にそっくりな魔女。
健太の祖母

声 - 塙英子
杉田 健一郎(すぎた けんいちろう)

声 - 佐々木義人
『本当の望み』に登場。健太の父。
杉田 真央子(すぎた まおこ)

声 - 高垣彩陽
『本当の望み』、『やりなおしおこし』に登場。健太の母。
貴恵(たかえ)

声 - 小平有望
『本当の望み』、『やりなおしおこし』に登場。健太の祖母。
和文(かずふみ)

声 - 四宮豪
『ダイナソーダと遺跡おかき』に登場。遼平の従兄弟。遺跡の発掘をしている。
三鷹 美鈴(みたか みすず)

声 - 矢作紗友里
『虫よけ香水』に登場。虫が苦手な女性。蛾から逃げている時に銭天堂に入ってしまい、銭天堂で「虫除け香水」を買う。その後よどみが現れ、あらゆる虫を人生から取り除く最強の香水を貰う。最初に紅子から買った「弱」の香水を使ったが効果がいまいちだった。次に「強」を使い、虫がたくさんいる公園で試して虫がいなくなったが、虫の死骸には効果がなかった。そして同窓会の場所が山であることを知り、よどみにもらった「最強」を使用してしまう。同窓会に来ていた治虫(原作では蜂谷)に会いたかったが、彼の名前に「虫」の漢字が入っていたことで具合が悪くなり帰ってしまったため会えなかった。しかし、「世の中には名前に虫の名前が入らないいい男の人などごまんといる」と開き直って酒を飲みまくり、その飲みっぷりに惚れた男性から告白された。
舞衣(まい)

声 - 小平有希
『虫よけ香水』に登場。同窓会に参加した美鈴の同級生。
治虫(おさむ)

『虫よけ香水』に登場。美鈴の同級生。名前に「虫」が入っているので同級生からは蚊取り線香と呼ばれている。美鈴の「最強」の香水がきつく具合が悪くなり帰ってしまった。
滝宮 翔(たきみや しょう)

声 - 森千晃
『チュチュットチューインガムとつまみぐいサブレ』に登場。成績を上げたいと思っている少年。銭天堂で「チュチュットチューインガム」を買い、同じ塾の恵子から能力を吸い取りテストで高得点を取ることができた。その後よどみからつねるだけで何人からも能力を貰える「つまみぐいサブレ」を買い、成績や運動神経も良くなったが、縄を飛び越えようとしてどぶに落ちてしまった。
星崎 恵子(ほしざき けいこ)

声 - 生田ひかる
『チュチュットチューインガムとつまみぐいサブレ』に登場。翔と同じ塾に通う少女。
晋也(しんや)

声 - 小平有希
『チュチュットチューインガムとつまみぐいサブレ』に登場。翔の同級生の少年。
桑田 悟(くわた さとる) / サムソン

声 - 後藤光祐
『バーチャルバッチ』に登場。引きこもりの青年。1日中部屋のパソコンでオンラインゲームをしており、「サムソン」はゲーム内で使っているプレイヤーネーム。現実の世界ではどんなに努力しても報われないが、ゲームの中ではみんなに尊敬されている。ノルウィンというプレイヤー(正体はよどみ)から「バーチャルバッチ」を貰ってゲームの中に入った。
ノルウィン

声 - 水樹奈々
『バーチャルバッチ』に登場。桑田にバーチャルバッチをあげた。正体はバーチャルバッチでゲームの世界に入ったよどみで、彼に渡した物も銭天堂から盗み出したバッチだった。
クレナイ

声 - 池谷のぶえ
『バーチャルバッチ』に登場。桑田がゲームの世界で出会った猫の獣人。正体は「バーチャルバッチ」を取り返すべくゲームの世界に潜入した紅子。
佐野 のぞみ(さの のぞみ)

声 - 福圓美里
『いそげもちとのんびりりんご』に登場。時間にルーズで、いつも待ち合わせに遅刻している少女。そのため瑠美子から「明日の待ち合わせに遅刻したら友達をやめる」と言われてしまった。銭天堂で「いそげもち」を買って食べたところ、瑠美子が来るよりも早く到着することができたが、遅れてきた瑠美子は「のんびりりんご」を食べていたため、性格が入れ替わったようにのぞみはせっかち、瑠美子はのんびり屋になってしまった。しかし、双方が些細なことは笑い飛ばせる性格だったため絶交に至らなかった。
野毛 瑠美子(のげ るみこ)

声 - 漆山ゆうき
『いそげもちとのんびりりんご』に登場。のぞみの友達。せっかちで、のぞみがいつも遅刻することに腹を立てている。のんびりしているのぞみのようになろうと思って、よどみから貰った「のんびりりんご」を食べたことでのんびり屋になってしまった。実は瑠美子によどみがのんびりりんごを食べさせたのは、のぞみに「銭天堂の駄菓子を食べなければよかった」と後悔させ代金(代償)を支払わせるためであった。しかし、のぞみと瑠美子は「性格が入れ替わっただけで元と同じ」と笑い飛ばせる性格だったことからよどみの目論見は失敗に終わることとなった。
百瀬 彩音(ももせ あやね)

声 - 加藤英美里
『すいすいソーダ水と先頭糖』に登場。塾に通っている小学生。小柄なため周囲に気付いてもらえず、電車を上手く降りられないで塾に遅れてしまうのが悩み。
鈴木 雅人(すずき まさひと)

声 - 下崎紘史
『眠り貯金箱と眠れませんべい』、『引きさきイカ』に登場。デザイン事務所に勤める男性。デザイン事務所が潰れ、新しい会社では上司に怒られてばかりいた。加えて同じデザイン事務所に勤めていた紀子と健司がテレビに写り2人が結婚していたことを知り嫉妬していた。その時よどみから「引きさきイカ」を勧められ、2人を分かれさせるように仕向けられるが、その後紅子から「引きさきイカ」と引き換えに「おもてなしティー」をもらう。
吉田 健司(よしだ けんじ)

声 - 川島得愛
『眠り貯金箱と眠れませんべい』に登場。雅人と同じデザイン事務所に勤める男性。眠気と闘いながら毎日徹夜をしている。後輩の紀子から「眠り貯金箱」の話を聞き銭天堂に行こうとした時、よどみから「眠れませんべい」を貰って眠気が飛び徹夜が出来るようになったが、寝たい時に眠れなくなってしまった。その後事故に巻き込まれ入院、見舞いに来た紀子に金貨チョコを食べさせられる。
『引きさきイカ』で再登場。紀子と結婚していた。
笹井 紀子(ささい のりこ)

声 - 小林沙苗
『眠り貯金箱と眠れませんべい』に登場。雅人、健司と同じデザイン事務所に勤める女性。紀子は「眠り貯金箱」を購入しており、平日は徹夜、休日はなるべく睡眠という生活をしていた。眠れなくなった健司を救うため、健司に金貨チョコを食べさせる規約違反を犯し、眠れない身となる。
『引きさきイカ』で再登場。健司と結婚していた。
高橋 勇介(たかはし ゆうすけ)

声 - 村中知
『兵糧キャラメル』に登場。クラスメイトの猛にいじめられている少年。給食を横取りされてしまいいつもお腹が空いている。銭天堂から「兵糧キャラメル」を買って食べたら給食を取られても平気になったが、猛にキャラメルを取られてしまった。
木下 猛(きのした たけし)

声 - 武田幸史
『兵糧キャラメル』に登場。通称「タケコング」。いつも勇介から給食を横取りしている少年。勇介から「兵糧キャラメル」を奪って食べたが、満腹の時に食べると冬眠してしまう効果があるのを知らずに食べてしまったことで、冬眠状態になってしまいしばらく学校を休んだ。
溝口 昴(みぞぐち あきら)

声 - 小市眞琴
『お仲間まんじゅう』に登場。盆栽が趣味の少年。祖父の影響で盆栽が好きになった。去年のクラスでは趣味を「じじくさい」と馬鹿にされたことがあり、今のクラスでは盆栽が趣味であることを言えずにいた。同じ趣味の仲間を見つけたいと思っていた時に銭天堂で「お仲間まんじゅう」を買い、同じ趣味の勇馬や剣持先生と親しくなる。
勇馬(ゆうま)

声 - 花藤蓮
『お仲間まんじゅう』に登場。昴と同じく盆栽が趣味の少年。昴と同じく盆栽が趣味であることを友達に言えずにいたので、昴に言われた時は好きではないと言ってしまった。しかし下校の時に盆栽を見ていたのを昴に見られてしまい好きであることがバレてしまったが、仲良くなった。
剣持先生(けんもち)

声 - 武田幸史
『お仲間まんじゅう』に登場。昴や勇馬と同じ盆栽が趣味の男性で昴の担任教師。
西門 沙耶(にしかど さや)

声 - 田中貴子
『田舎もなか』に登場。都会に住んでいる少女。地方に憧れており、「連休に田舎の山や海へ遊びに行きたい」と両親に頼むも、「おじいちゃんたちは近所に住んでいるから、うちには実家のある田舎もない」と言われてしまう。そこで銭天堂で「田舎もなか」を買ったことで祖父母は遠く離れた田舎に引っ越し、西門家はそこへ遊びに行くことになった。しかし父方の祖父母宅で虫取りをしたかったが、すぐに山口にいる母方の祖父母の家に行くことになり虫取りは出来ず、そこでも近くにあった海では貝殻拾いが禁止されていた上に波が荒く貝殻拾いが出来なかった。結局どちらも沙耶の理想の田舎ではなかったため、田舎もなかの中に入っていた紙を破いたことにより祖父母が東京に戻ってきた。
原作では、父方の祖父母宅と母方の祖父母宅が青森と山口に引っ越したことで、移動だけで連休が終わってしまうこととなっている。
沙耶の父

声 - 佐々木義人
『田舎もなか』に登場。沙耶の父。
沙耶の母

声 - 小平有希
『田舎もなか』に登場。沙耶の母。
園田 美沙子(そのだ みさこ)

声 - 甲斐田裕子
『みせびら菓子』に登場。自己顕示欲の強い女性で、勇太の母。いつもブランドものの服を着て息子のお迎えに行くためママ友たちの人気を独り占めしているが、千春にだけは快く思われていない。そのことを気にしていたため、銭天堂で「みせびら菓子」を買って食べたことで千春も美沙子を見て羨ましがるようになる。だが他の人が「羨ましい」と言ってしまったため人の恨みが見えてしまった。
神田川 千春(かんだかわ ちはる)

声 - 永井真里子
『みせびら菓子』に登場。美沙子のママ友で、愛梨の母。いつもブランドものの服を着て息子の迎えに行っている美沙子のことが嫌いな上、着かざった美沙子を見ても「羨ましい」と言わない。美沙子が「みせびら菓子」を食べてから他のママ友が千春に話しかけるようになり、自分が人気者でなくなってしまったことで元気がなくなってしまった。その後、愛梨が銭天堂で買った「ほっとけケーキ」を食べ元気になった。
神田川 愛梨(かんだかわ あいり)

声 - 鷹雄葉月
『みせびら菓子』に登場。千春の娘で幼稚園児。元気がない母の為に銭天堂で「ほっとけケーキ」を購入する。
園田 勇太(そのだ ゆうた)

声 - 漆山ゆうき
『みせびら菓子』に登場。美沙子の息子。愛梨と同じ幼稚園に通っている。
大野 藍花(おおの あいか)

声 - 大野柚布子
『インココイン』に登場。物真似芸人になりたい少女。学校でコウメ太夫の物真似をするが、同級生から似ていないと言われてしまう。そのことで悩んでいたところ辿り着いた銭天堂で、インコのようにモノマネが上手くなるという「インココイン」を買って食べる。そのお陰でモノマネが本人そっくりにできるようになり、クラスの人気者になった。しかし蛇のモノマネをすると声が戻らないことを知らずにやってしまい、ロボットのような声になったまま戻らなくなってしまった。元に戻そうと医者に行ったが原因がわからず、治療をしてもらえなかった。
コウメ太夫(こうめだゆう)

声 - コウメ太夫(本人)
『インココイン』に登場。藍花が好きな芸人。七色の声を持つと言われている。様々な声を手に入れるために銭天堂で「インココイン」を買って食べたが、藍花同様蛇のモノマネをしてしまい声が戻らなくなってしまった。
東山 果穂(ひがしやま かほ)

声 - 久野美咲
『熱帯焼き』に登場。南国のフルーツが大好きな女の子。マンゴーをお腹いっぱい食べたいと思い、庭に種を埋めるが芽は出なかったため困っていた。そこに現れた伯母の瑠璃子から不思議な小銭袋貰い、銭天堂へと辿り着く。そこで「熱帯焼き」を買って南国のフルーツを育てることができたが、注意書きを読まなかったため尻尾から食べてしまい、冬なのに家を熱帯にしてしまう。
瑠璃子(るりこ)

声 - 合田絵利
『熱帯焼き』に登場。果穂の母の従姉妹。六条研究所で六条教授とともに銭天堂について調べている。果穂に小銭袋をあげた。
関ノ瀬 なつめ(せきのせ なつめ)

声 - 白砂沙帆
『見定メーター』に登場。学校のクラス替えで友達ができるか不安な女子児童。父・和彦からもらった小銭袋を持っていると、銭天堂に辿り着き「見定メーター」を買う。それで友達になれそうな人を探すが、見定メーターが指したのはおとなしくて無愛想な千鶴だった。自分と彼女の趣味が合わないのでメーターが壊れていると思い、自分を誘ってくれた美月のグループに入った。しかし彼女はオシャレのことと友達の悪口ばかり言っているため、未定メーターで確認したらマイナスを指したので未定メーターは壊れていないと分かった。だがそのことで美月に文句を言ったところ、グループから外されてしまった。
『元研究員の悩み』で再登場。ずっと引きこもっている父に元気を出してほしいと思っていると、紅子と再会できたため喜んでいた。
千鶴

『見定メーター』に登場。なつめのクラスメイト。大人しくて無愛想な女子。なつめが見定メーターで見つけたなつめの友達。
美月

声 - ファイルーズあい
『見定メーター』に登場。なつめのクラスメイト。自分のグループになつめを誘ったが、オシャレのことと友達の悪口しか話していない。
関ノ瀬 和彦(せきのせ かずひこ)

声 - 上田燿司
『見定メーター』に登場。なつめの父。六条研究所で働いており、娘に小銭袋をあげた。六条を尊敬しているが、以前から彼の様子がおかしいことに悩んでいた。
『元研究員の悩み』で再登場。仕事を辞めて1日中家に閉じこもっている。そこに紅子が訪ねてきて、以前銭天堂の危機を知らせてくれたお礼に「まねまねマネー」を売ろうとしたが、銭天堂の商品には頼らないと受け取らなかった。
竹塚 信太(たけづか しんた)

声 - 漆山ゆうき
『もうひとりの紅子』に登場。風呂に入るのが嫌いな幼稚園児。入ったふりをしてごまかそうとするが、いつも母にばれて怒られてしまう。ある時紅子と出会い、「クリーングリーンティ」を貰った。風呂に入らなくてもいい匂いがするようになったため大喜びするが、「クリーングリーンティ」は汚れを落とすのではなく匂いで誤魔化すだけだったので、ちゃんと風呂に入らなかったため頭にシラミが湧いてしまい髪を短くされてしまった。
『いいものナゲット』で再登場。「クリーングリーンティ」のせいで大変な目に遭った後、「ウルトラタイガー」のグッズを友人ののんに自慢されたことで羨ましく思っていた。そんな信太の元に本物の紅子が現れ、「いいものナゲット」をプレゼントされた。次の日、芋掘りに行った際には友人よりも大きな芋を掘ろうとしていた。友達の方が大きいイモを掘ったが、信太は代わりに珍しい鳥の羽を見つけた。それからは大きい魚を釣れたりくじ引きで自転車を当てたりしたと珍しいものや貴重なものをたくさん手に入れることができた。そんな中でのんが自転車を欲しがっていた。信太にとっては自転車が大きくてまだ乗れそうになかったので譲ったところ、お礼にウルトラタイガーのグッズを貰えて喜んだ。
信太の母

声 - 塙英子
『もうひとりの紅子』に登場。風呂に入りたがらない息子をいつも叱る。紅子を「変なものを売りつける人」呼ばわりするが、そのおかげで紅子は一連の事件に気づいた。
のん

声 - 池田海咲
『いいものナゲット』に登場。信太の友人。特撮ヒーロー「ウルトラタイガー」のグッズを信太に自慢していた。
梅田 博人(うめだ ひろと)

声 - 下妻由幸
『忍者ジンジャー』に登場。連載を3つ抱えている人気漫画家。原稿を描くのが遅いため指原から逃げ切ろうとするが、どこへ逃げてもいつも見つかってしまう。紅子から「忍者ジンジャー」を貰ったことで忍者のように追っ手から逃げたり、身を隠したりできるようになった。ある時指原に見つかってしまい3階から逃げようとしたが、かつて「食らいつきクッキー」を食べたことがあった指原に再び見つかってしまった。
指原(さしはら)

声 - 武田幸史
『忍者ジンジャー』に登場。博人を担当するベテラン編集者。「ダメダメ」と言われていた新人の頃に銭天堂で「食らいつきクッキー」を買って食べたことで、逃げている人を捕まえられるようになった。そのお陰で「忍者ジンジャー」を使って脱走しようとした博人をすぐに見つけられた。
羽生 滋(はにゅう しげる)

声 - 田村睦心
『猛獣ビスケット、ふたたび』に登場。祖母の家で飼われている猫のしじみと遊びたいが、しじみは気難しく凶暴で、祖母以外の人間になかなか懐いてくれないことを気にしている。なんとかしてしじみに懐いてもらう方法はないかと考えていると、いつのまにか銭天堂にたどり着き、紅子から「猛獣ビスケット」を勧められる。入っていた虎のビスケットを食べたことで祖母よりも懐かせることができた。その後はいつも吠えてくる犬や、乱暴をしている新太郎も猛獣ビスケットのお陰で大人しくさせることができた。
迷い家不動産主人(まよいやふどうさんしゅじん)

声 - 麦人
『その名は「銭天堂」』に登場。不動産会社「迷い家不動産」の主人を務める老人。紅子に座敷童が住んでいた家を売った。
白野 聖(しろの きよし)

声 - 鷄冠井美智子
『とりあげもち』に登場。小さいころにお気に入りだったおもちゃの木馬を、いとこの亮にあげてしまったことを後悔している。何とかして取り戻したいと考えていると銭天堂へ辿り着き、紅子から「とりあげもち」を買う。それを食べてから母のみやびから財布ごとお金を貰う、おもちゃ屋のキックボードを無料で貰う、友達からはゲーム機、先生からは腕時計を貰うなどしてその力を満喫する。その後亮から木馬を取り戻すことに成功したが、すぐに飽きて今まで貰ったものを全て捨ててしまった。その夜捨てられて悲しんだおもちゃたちの夢を見て、朝になると自分が木馬になっていた。聖が木馬になっていたことを知らないみやびに他のおもちゃと一緒にリサイクルショップに売られてしまったことで、聖の部屋に飾ってある木馬に乗った小さい頃の自分と両親が写っている写真立ての写真から自分が消えて木馬と両親だけの写真になってしまった。
白野 みやび(しろの みやび)

声 - 塙 英子
『とりあげもち』に登場。聖の母。聖に「お金をちょうだい」と言われて財布ごと渡したり、聖が「とりあげもち」で貰ったおもちゃや腕時計などをリサイクルに出した。  
中村 明(なかむら あきら)

声 - くまいもとこ
『兄弟だんご』に登場。4人兄弟の長男。いつも父や母に「お兄ちゃんなんだから」と言われ、末っ子の弟や双子の妹たちの面倒を見なければならないことにうんざりしている。銭天堂へ辿り着いて「兄弟だんご」を買い、4人兄弟の末っ子になった。
中村 美音(なかむら みお)

声 - 池田海咲
『兄弟だんご』に登場。明の双子の妹。
中村 美奈(なかむら みな)

声 - 池田海咲
『兄弟だんご』に登場。明の双子の妹。
中村 光(なかむら ひかる)

声 - 漆山ゆうき
『兄弟だんご』に登場。明の弟。
明の父

声 - 佐々木義人
『兄弟だんご』に登場。4兄妹の父。
明の母

声 - 小平有希
『兄弟だんご』に登場。4兄妹の母。
井口 智美(いぐち ともみ)

声 - 植田佳奈
『留守電でんシール』に登場。スマートフォンを買ってもらったばかりの女子児童。友達からの電話に出たり、メッセージを返したりするのが億劫になっている。誰かが自分の代わりに電話に出てメールの返信もしてくれないかと思っていたところ銭天堂へ辿り着き、「留守電でんシール」を買う。シールに描かれたでんでん虫の「六号」が代わりに電話に出たり、メッセージを返したりしてくれるようになり任せられると安心していた。ある日母から友人のさやかが夜になっても自宅に戻っていないことを聞き、面倒でも自分で連絡をとっていればよかったと後悔した。その後も友達から連絡が来たが友達にはスマホが壊れて使えなくなったことにしておき、「今の自分にはスマホは必要ない」と使用をやめてしまった。
鳥山 浩(とりやま ひろし)

声 - 永塚拓馬
『分身風船ガム』に登場。塾に通っている男子児童。塾のテストを受けるのを面倒がり、サボってゲームセンターに行こうとしたところ銭天堂に辿り着き「分身風船ガム」を買う。これを噛んで膨らませて生み出した自分そっくりの分身に塾のテストを受けさせ、自分はゲームセンターへ遊びに行った。知り合いに会ったが顔が変わっていて自分だとは気づかれなかったため、母に見つかっても平気と思いその後もゲームセンターで遊んでいた。その後も分身に入試試験を受けている間にゲームセンターに行こうとしたがお金が足りずゲームが遊べなくなってしまう。の前に宝くじ屋があったため宝くじで1億円を当てよう気持ちを切り替えるも、「自分じゃ当たるはずがない」とくじ運の良い分身を作ろうする。しかし古い方の分身を壊さずに作ろうとしたため人の形にならずに破裂してしまい、同時に自分の名前や住んでいた家などの今までの記憶が無くなってしまった。
山中 勇太郎(やまなか ゆうたろう) 

声 - 新田杏樹
『リプレイプリン』に登場。中学時代の同級生・璃々愛に年の頃から好意を抱く男子生徒。掃除当番で2人きりになれたところを見計らって彼女に告白しようとするが、勇気がなく失敗してしまう。もう一度同じ1日をやり直したいと思ったところで銭天堂で「リプレイプリン」を買う。プリンの力で勇太郎は今度こそ璃々愛に告白しようとするが、なかなか告白ができずに何度も2人だけの掃除当番の日になってしまう。告白をしなければ失敗しないと学校をサボろうとしたが、また掃除当番の日へと戻ってしまい告白できないと後悔。何度も同じ日を繰り返してしまうと気づき勇気を出して告白をしたところ、璃々愛も勇太郎のことが好きだったことことが分かり、2人は付き合うことになった。
魚津 藍音(うおづ あいね)

声 - 須藤沙織
『シークレットタブレット』に登場。友人の亜由美から裕真のことが好きだと打ち明けられ、「他の子には絶対に秘密にする」と約束したが、誰かに言いたくてたまらなくなってしまう。「口に鍵がついていればいいのに」と思っていたところ銭天堂で「シークレットタブレット」を勧められる。後日、亜由美から「裕真のペーパーナイフを盗んだことを秘密にして欲しい」と言われ約束をしたが、裕真がペーパーナイフがないことに気づき教室で騒ぎが発生してしまう。なかなか亜由美が「自分が盗んだ」と言わないので自分から言おうとしたが、「シークレットタブレット」を余分に食べたせいで言えなくなってしまったどころか、自分の秘密も暴かれてしまうので言わないようにしていた。それでも他の生徒のせいにされてしまうので、とうとう「亜由美がやった」と言ってしまったが、それは他の生徒を守るための発言だったため自分の秘密は暴かれなかった。
大平 哲(たいへい てつ)

声 - 大地葉
『サイン・コイン』に登場。アメリカのおじさんが誕生日にくれたスケボーを大切にしている少年。ある日スケボーが友人の淳輔に盗まれてしまうが、名前を書いておかなかったため自分のものだという証明が出来ずに悔しがっていた。その時出張営業中の銭天堂で「サイン・コイン」をすすめられる。この力で名前を浮き上がらせて淳輔からスケボーを取り返せた。後日、友人の雪也が学校に持ってきていた水晶が欲しくなり水晶を盗んでしまった。しかしその後名前が「どろぼう」に変わってしまい、先生や友達に「どろぼう」呼ばわりされたどころか自分の持ち物の名前欄までもが「どろぼう」に書き換えられてしまった。
伊達原 龍三(だてはら りゅうぞう)

声 - 山岸治雄
『軽々カルメ焼き』に登場。運送会社で働く男性。一人娘の亜由を大学に行かせたいと仕事に熱が入っている。しかしある日の仕事中に肩を痛めてしまい、3ヶ月間荷物を持てない体になってしまう。そんな時に神社で銭天堂の紅子に出会い、「軽々カルメ焼き」を買う。だが「人間を持ち上げると効果が消える」という副作用を知ったことで、足をくじいた女性を助けなかった。そのことが亜由にばれ、「軽々カルメ焼き」の効果がなくなるから助けなかったと話したが最初は信じてもらえなかった。その後亜由が足を挫いてしまい、病院に連れて行くために亜由を持ち上げたことで「軽々カルメ焼き」の効果が切れ、再び肩が痛くなってしまった。
伊達原 亜由(だてはら あゆ)

声 - 池田海咲
『軽々カルメ焼き』に登場。龍三の娘。龍三が必死に働いたことで陸上部のある大学に進学する。
神原 一郎(かんばら いちろう)

声 - 小林大紀
『スクープクレープ』に登場。学校で新聞係をしている男子児童。他のクラスメイトが自分の学級新聞ではなく隣のクラスの新聞ばかり見るため、皆がびっくりするようなスクープ写真を撮って学級新聞に載せたいと考えている。ある日、銭天堂へ辿り着き買った「スクープクレープ」を食べ、公園の木に雷が落ちる瞬間を写真に収めたことでそれを載せた学級新聞がみんなの注目を集める。その後も排水溝に落ちたおばあさんを助け警察に表彰された記事を載せた。後日、古いアパートから火が出ている写真を載せようと接近したところ、火事になっていることに気付く。中の住民を助けようとしたところ火事に巻き込まれてしまい、自分自身が全国の新聞に載って日本中の人に知れ渡ってしまった。
小湊 俊子(こみなと としこ)

声 - すずき紀子
『プレゼント扇子』に登場。季節の贈り物を決めるのにいつも苦労している女性。中でも義理の父の豊隆の好みがわからない。そこで銭天堂で買った「プレゼント扇子」を使ってプリンやジュース炭火焼きの詰め合わせを送り、相手に気に入ってもらえるようになった。一番心配だった豊隆にも気に入ってもらえたことで「プレゼント扇子」に効果があることがわかり、夏にしか使えないことを知らずに年末のお歳暮に使ってしまう。夏向けの商品であることにも気付かずに送ってしまい相手は喜ばれなかったが、豊隆には扇子に書いてあったアイスクリームではなくルームソックスを送ったことで喜ばれた。後日、扇子が教えてくれたプレゼントが喜ばれなかったので「扇子が壊れているのかも」と思いよく見たところ、「夏以外には使用しないこと」という注意書きにようやく気付いた。
小湊 豊隆(こみなと とよたか)

声 - 高岡瓶々
『プレゼント扇子』に登場。俊子の夫・豊の父で、俊子の義父。普段はプレゼントを貰ってもお礼を言ったりしないが、淑子がプリンを送った時はお礼の電話をした。彼女がルームソックスを送った時はお礼の手紙を書いたりした。
神子山 香枝(かみこやま かえ)

声 - 楠見藍子
『ごまかしボーロ』に登場。呉美とは幼稚園の頃からの友人。しかし、最近呉美から見下されて子分扱いされていたのを気にしている。呉美を避けたかったのだが怪しまれてしまい、上手くごまかすことができずにいた。悩んでいたところ銭天堂へ辿り着き「ごまかしボーロ」を買う。これを食べたことでたちまちごまかすのが上手くなり、母に部屋の匂いがで買い食いしたことがバレて怒られると思い、ちょうど手に持っていたお菓子が入っていた小箱のせいだと誤魔化せたことでバレずにすんだ。次の日、呉美に謝ったが許してもらえなかったため、「テストの点数が下がらないように勉強していた」と誤魔化したことで呉美に許してもらえた。その後友達にショッピングモールに行こうと誘われたが、呉美に言った誤魔化しが友達にバレてしまったことで呉美に対して気持ちを爆発させてしまう。結果、いつも強気で泣いたりしない呉美を泣かせてしまったため彼女に謝りに行き、「もう誤魔化すのは止めよう」と反省した。
呉美(くれみ)

声 - 小平有希
『ごまかしボーロ』に登場。香枝の幼馴染の少女。わがままで気が強い性格で、香枝の事を子分扱いして酷い発言をする。香枝が呉美に誤魔化しのために言った事を他の友達にバラして香枝を怒らせてしまい、酷いことを言われたことで泣いてしまった。
土田 陸人(つちだ りくと)

声 - 小松昌平
『迷宮メロンパン』に登場。友人のソラ、海次と共に危険な廃墟に勝手に忍び込んで、脱出するゲームを楽しんでいる大学生。その一環で勝手に私有地に入ったり物を壊したりしているため警察に追われていた。誰にも見つからずもっとスリルのあるゲームがしたいと考え、3人で銭天堂へ辿り着き「迷宮メロンパン」を買って食べる。迷路のような街の中に迷い込み、そこで脱出ゲームを楽しみ始めたが海次やソラがミノタウロスに捕まり居なくなってしまった。加えて「迷宮メロンパン」1人用だとは知らずに3人で食べていたので迷宮から出られなくなってしまった。
入間 幸ニ(いるま こうじ)

声 - 松田颯水
『チリチリチェリー』に登場。辛い料理が食べられない少年。辛い料理が好きな兄の謙一に「お子ちゃま」と言われて、悔しい思いをしている。なんとかして謙一より辛い料理を食べて見返してやりたいと思ったことで銭天堂へ辿り着き、「チリチリチェリー」を買う。このおかげでどんなに辛い料理を食べても平気になり、自分から辛い料理をリクエストするほどになり謙一を見返すことに成功する。ある日、超激辛カレー大会に出場して「チリチリチェリー」の効果で他の出場者が食べれなかったカレーを完食し大会で優勝したが、そのカレーに含まれていた唐辛子は10本分以上だったため腹痛を起こしてしまった。
なお、アニメ版の幸ニ役の松田颯水と謙一役の松田利冴は実の姉妹である。
入間 謙一(いるま けんいち)

声 - 松田利冴
『チリチリチェリー』に登場。幸ニの兄。彼とは対照的に辛いものが食べられる。このことが嬉しくて辛いものが苦手な幸ニを「お子ちゃま」と言ってからかっていたが、小学1年生まで辛い料理は苦手で食べられなかった。
美歌(みか)

声-
『悪魔あめ』に登場。アイドルを目指す少女。同じ夢を持つ少女たちと合宿オーディションに参加している。あるとき、大事なお守りを無くしてしまい、探していると、たたりめ堂のよどみが現れ、参加者の中に美歌の敵がいると言う。そして、よどみは美歌に『悪魔あめ』をくれる。それを食べると、自分に悪意を持っている人間の顔が悪魔に見えるという。

ふしぎ駄菓子

銭天堂やたたりめ堂の商品の総称。「駄菓子」という名がついてはいるものの、実際は駄菓子屋で販売されている商品の範疇のため、菓子類以外も含まれている。

正しく使用すれば客の願いを叶えられるが、恐ろしい効果や副作用を持つふしぎ駄菓子もある。そのため、使用者は必ず紅子の話をちゃんと聞くか説明書をしっかり読む必要がある。

凡例

  • ○…公式サイト「ふしぎ駄菓子図鑑」では紹介されていないふしぎ駄菓子
  • ※…たたりめ堂のふしぎ駄菓子
  • △…六条研究所のふしぎ駄菓子
  • ()内…アニメ版で登場した話数

第1巻

  • 型ぬき人魚グミ(TV版第1話)

型と材料の袋がセットになっている。食べると人魚のように速く泳ぐことができる。ただし、食べたあとにコップ一杯の塩水を飲み忘れると使用者はだんだん人魚と化してしまう。塩水を飲み忘れた場合、付属の人間の型で作ったグミを食べれば脚が元に戻るが、完全に人魚になってしまった場合二度と人間には戻れなくなる。人間の型で作ったグミが完全に固まらないうちに食べると、人魚グミの効果が少し残る。

  • 猛獣ビスケット(TV版第2話・第99話)

様々な猛獣型のビスケットの詰め合わせと猛獣使い型のビスケットのセット。箱から出すと本物のように動き出す。猛獣遣いを先に食べれば食べた者を主と認めて大人しくなり残りを安全に食べられるが、逆に猛獣を先に食べてしまうと「仲間を食べた不届き者」と見なされ、巨大化したビスケットに襲われてしまう。
「ふしぎ駄菓子屋銭天堂にようこそ」収録の「猛獣ビスケット、ふたたび」では、「食べたビスケットと同じ動物(近縁種含む)に指示を聞かせることができる」という効能が描写されている。

  • リング・キャンディ○(TV版第2話)

呪文を唱えると恐ろしいものを吸収して、その分だけ甘くなる指輪型の飴。人間も場合によっては吸収してしまう。

  • ホーンテッドアイス(TV版第3話)

食べるとひんやり冷たいアイスクリーム。半分だけ食べて残りを冷蔵庫にしまっておくと心霊現象を体験できる。最初から完食するか、残りを食べてしまえば効果はなくなる。ただし複数人で食べてしまった場合はお化けが混乱し最後に食べた人に取り憑いてしまうため、必ずアイス一つにつき一人しか食べてはならない。

  • 釣り鯛焼き(劇場版)

鯛焼きを釣ることができるバケツと釣竿のキット。ただし付属の釣竿以外を使用すると鯛焼きのいない本物の海に通じてしまい、場合によっては海に引きずり込まれてしまう。

  • カリスマボンボン(TV版第4話)

食べるとカリスマ性を発揮し、あらゆる人からもてはやされるマシュマロ入りのボンボン。

  • 実力ボンボン○(TV版第4話)

努力している者が食べると報われるが、努力を怠る者が食べると没落するナッツ入りのボンボン。

  • クッキングツリー(TV版第5話)

鍋に肥料と種を埋めると美味しい料理の実がなる木。台所の神様が宿り、いくらでも実をつけてくれる。「いただきます」と「ごちそうさま」をちゃんと食前と食後に言わないと、木が枯れてしまうばかりか木に心を食べられてしまう。しかし、木が食べるのは「優しくない心」だとされている。

第2巻

  • 怪盗ロールパン(TV版第6話)

髭を模したロールパン。食べるとルパン能力が身に付き、他人に顔を覚えられたり気づかれたりすることなく物を盗める。ただしあまりいい気になりすぎると、警察や探偵からしっぺ返しを食らう。

  • 正義の味方・ヒーロー刑事(デカ)プリン○(TV版第6話)

食べるとどんな悪事も見逃さない能力が身に付き、文字通り正義感のある英雄になれる大きなプリン。ただし自分が悪事を働くと災いが降りかかる。

  • ドクターラムネキット(TV版第8話~第9話)

白衣・喋る眼鏡・「お薬ラムネ」と呼ばれる薬型のラムネのセット。白衣と眼鏡を身に付けると病人から色のついた煙が見えるようになる。眼鏡のアドバイスに従って煙と同じ色をしたラムネを処方すると、食べた人の病気や怪我が治る。普通にラムネを食べれば薬としての効果はない。ラムネを使い切ると眼鏡は二度と喋らなくなる。

  • 元気ドリンク○(TV版第8話~第9話)

「お薬ラムネ」を特定の割合で調合することで作成できる飲み物。元気のない人が飲むと元気溌剌になる。ただし元気があり余っている人が飲むと、逆に元気を吸い取られてしまう。

  • お稲荷せんべい(TV版第21話)

不思議な模様や文字が黒胡麻で描かれた煎餅。食べてから付属のおみくじキーホルダーを振ると、お稲荷様が知りたいことを教えてくれる。ただし質問の最後に「お稲荷様の言う通り~!」と唱えなければならず、お告げに逆らうような態度を取るとお稲荷様が罰を与えに来る。

  • 巫女缶○(TV版第21話)

持っていると缶の中の巫女が預言を教えてくれ、占い師としてのカリスマ性が備わる。ただし遠い未来はわからない他、お告げに逆らうと閉じ込められる。こがね曰く「非常に危険な代物」。
第8巻にも登場している。

  • ミュージックスナック(TV版第7話)

音符の形をしたスナック菓子。食べると音楽の天才になれる。1袋につきなれる音楽家タイプは1人まで(種類は色々ある)のため、袋に記載された作曲家の作った曲しか上手に弾けない。元は音楽を楽しむ目的のために開発されたふしぎ駄菓子。

  • 消し消しガム○(TV版第7話)

噛むと指定した時期までの記憶や時間を消し飛ばし無かったことにできるミント味のガム。雑念が多いと半端な形でしか記憶が消えないので、使う際は取り消したいことを考えるのに集中しなければならない。

  • しっぺがえしメンコ(TV版第23話)

悪魔柄のメンコ1枚と白い無地のメンコ10枚のセット。嫌いな相手の名前を白いメンコに書き、悪魔のメンコを叩きつけて引っくり返すとその相手に仕返しできる。仕返し方法を使用者は決められないため、予期せぬ結果になることがある。元々は銭天堂が設置したカプセルトイの景品。

  • おもてなしティー(TV版第10話)

お客様用のコップに注ぐと、孤独を癒してくれる友を呼び出せる茶葉。呼び出された相手が使用者の元にいられる時間はコップ1杯分のみで、相手が全て飲み干してしまうと元々いた場所に帰されてしまう。最後の一杯分には強い出会いの魔法が掛けられていて、運命の人を呼び出すことができる。ただし、その出会いが本当に成就するかどうかは使用者次第。

第3巻

  • 獏ばくもなか(TV版第11話~第12話)

神獣・獏の力が宿る最中。食べると悪夢を見た時に獏が現れ、夢を食べてくれる。ただし夢の中に出てくる獏とは仲良くしなければならず、喧嘩すると二度と助けてもらえなくなる。

  • わら人形焼き○※(TV版第11話~第12話)

食べると嫌いな相手に悪夢を見せて呪うことができる人形焼き。ただし跳ね返されると使用者自身が酷い目に遭う。

  • 逆襲ジンジャーエール○(TV版第11話~第12話)

炎のような真っ赤な泡を出す金色のジンジャーエール。飲むと自分を攻撃してきた相手を見つけ出し復讐できる。ただし自身の憎しみが消えるまで際限なく相手に災いをもたらすため、非常に危険なことになる。

  • 留守電でんシール(TV版第103話)

カタツムリが描かれたシール。貼っておくと電話やメールに持ち主の代わりに応答してくれる。ただしそれ以外のことに使用するとオーバーヒートを起こして消滅してしまう。

  • 絵馬せんべい(TV版第13話)

神様の好物である、絵馬の形をした煎餅。付属の醤油ペンで願いを書き神社に奉納すると、その願いが叶う。ただし複数人が矛盾した願いを書き込むと、神様が混乱し双方が相殺されて無効化されてしまう(そうなった場合は返金してくれる)。

  • しわとり梅干し(TV版第22話)

1日3個食べるとシワが消える緑色の梅干し。紅子も愛用している。食べ過ぎると「皺逆流」が発生し、逆にシワが増えてしまう。また、1つだけ入っている赤い梅干しを誰かに食べさせると、その人にシワを移せる。

  • 兄弟だんご(TV版第102話)

漢数字が書かれた団子。兄弟で食べると兄弟順が食べた数字の順に入れ替わる。4つしかないので一度に使えるのは4人兄弟まで。ただし後先を考えずに入れ替えてしまうと予期しないことが起こることもあるので、慎重に食べなければならない。

  • かりんとうばん○(TV版第102話)

食べると家族の役割が毎日入れ替わるかりんとう。ただし、「父」「母」「兄弟姉妹」が入れ替わる上、誰が何の役をやるのかといった指定はできない。

  • ミイラムネ(TV版第14話)

ファラオも愛飲していた飲み物。飲むと痩せられ、何千年も生きることができる。ただし一度に3分の2以上飲むと強制的にミイラ化し、1時間後に棺型の容器に2000年間閉じ込められてしまう(中では生きられるらしいが、こがね曰くこんなもので2000年生きるのはたまったものじゃないらしい)。時間内に「元通り薬」をかければ容器を破壊し飲んだ人も元に戻ることが出来る。

第4巻

  • ヤマ缶詰(TV版第15話)

食べると何となくテストの問題がわかるフルーツ缶。相応の事前勉強は必要だが、ピンときたところを重点的に勉強すれば高得点も取れる。

  • ずるずるあげもち※(TV版第15話)

食べると勉強しなくてもテストの結果がわかり満点を取れる。ただし解答欄に答えが映って見える都合上、知ることができるのは問題に対する答えそのものだけであり、解法まではわからない。その副作用を憎むと効果が消される。

  • ウルフまんじゅう(TV版第16話)

月を連想させる饅頭。食べると狼のような強大な力を得られる。ただし力を求め過ぎてしまうと使用者の姿が狼になってしまう。力ではなく勇気を望めば元の姿に戻る。

  • 眠り貯金箱(TV版第82話)

余分な睡眠時間を貯金できる、時計と一体化した貯金箱。セットした時間より多く寝るとその時間が貯金される。1時間貯まると金貨チョコ1枚になり、このチョコを1枚食べると1時間寝たことになる。ただし金貨チョコを他人に食べさせると使用者自身が眠れなくなってしまう。

  • 眠れませんべい※(TV版第82話)

目玉模様がプリントされた煎餅。食べると眠れなくなる。

  • ゴブリンチョコエッグ(TV版第17話)

願いを叶えてくれるゴブリンのフィギュアが付属しているチョコエッグ。報酬を前払いで与えれば何でも言うことを聞いてくれる。ただしゴブリンは素直な性格ではなく、報酬をケチると使用者の望まない回りくどい方法で願いを叶えようとする。

  • 歯磨きナッツ○(TV版第18話)

歯の形をした白いナッツ。食べると歯を磨かなくても歯が綺麗になる。ただし歯の健康が保たれるのはナッツを食べている間だけなので、切らしたら自分で手入れをしなければならない。

  • 虫歯あられ※(TV版第18話)

食べさせた相手に自身の虫歯を移せる。自身が移させたい相手に直接使わなければならず、誰かに譲渡すると購入者の歯が全て消えてしまう。

  • 虹色水あめ(TV版第19話~第20話)

付属の変化液を垂らして混ぜると様々な美しい色に変化し心が洗われる水飴。色によって味も変化する。使用者の本心と呼応すると液を入れなくても虹色に輝き、相手の心も綺麗になる。

  • デッサン汁粉(TV版第19話~第20話)○※

食べると嫉妬している相手から画力を奪えるお汁粉。ただし食べたことを後悔し、相手と仲良くなると視力を取られる。

第5巻

  • 新品ピン(TV版第25話)

カプセルトイの景品の、「新」と書かれた10円玉サイズのピンバッチ。これを着けると身に付けている服が新品同様に見えるようになる。ただし留め具が弱く落下しやすい他、人に貸したあとで自分に使うと何を着ても古着にしか見えなくなる「おんぼろの呪い」が掛かってしまう。

  • おじょうさまココア(TV版第26話)

金粉を散らしたチョコレート色の缶に入ったココア飲料。飲むと仕草や口調がお嬢様のようになる。ただし中身が伴っていないと化けの皮が剥がれて辛い思いをすることになる。

  • バーチャルバッジ(TV版第78話~第79話)

小判を連想させる、鮮やかな金色のアルミ製の缶バッジ。着けるとゲームの中のバーチャル世界に入って、ゲームのキャラクターとして生きていける。ただし外すと二度とゲームの中に行けなくなる。

  • イケ面(TV版第27話)

被るとイケメンになれるパック型マスク。男性だけでなく女性が使っても効果はある。ただし着ける前に顔に油を塗っておかないと容易には取れなくなる。

  • 身代わり風船○(TV版第27話)

一定時間周囲の人に本物と認識される、使用者そっくりに膨らむ風船。

  • スピーチジュース(TV版第28話~第29話)

毒々しいピンクと黄緑色の入り混じったジュース。飲むとスピーチや音読が苦手な人でも上手に話せるようになる。ただし人の悪口を言うと顔にジュース同様のピンクと黄緑の斑模様が浮かび上がる。

  • 守らニャイト○(TV版第28話~第29話)

小さな黒猫型のフィギュアが付いたストラップ。持ち主を全力で守ってくれる。心の綺麗な人のみに仕えるが、悪意があっても断ち切ることができれば助けてくれる。フィギュアのモデルになったのは墨丸。

  • つるつる茶○(TV版第29話)

飲むと肌がつるつるになる。ただし一気に飲むと髪が禿げる。

  • またたび香○※(TV版第30話)

香りを嗅いだ猫を眠らせることができる。

  • 変化ヒゲ○(TV版第30話)

付けると任意の相手に変身できる。外すと元に戻る。

第6巻

  • ビッグリもなか(TV版第31話)

栗を象った最中。食べると細かいことを気にしない、周囲から頼りにされる大物になれる。ビッグはビッグでも体型のことではないので注意。

  • にょきにょきクッキー○(TV版第31話)

筍を象ったクッキー。食べると筍のように背が伸びる。

  • バランスラスク(TV版第32話)

砂糖がふりかけてある、1箱あたり2枚入っている薄切りのラスク。2人で1箱を食べると、バランスが取れて仲良くなれる。ただしそれ以上食べるとアンバランスな形で未来に影響を与えてしまう。

  • がまんエンピツ(TV版第33話)

この鉛筆で我慢したいことと共に「がまんがまん」と書くとそのことを我慢できる。ただし一度書いたことを取り消すと10倍になって返ってくるため、我慢の中身によってはとんでもない苦しみになることもある。

  • チャーミングミ(TV版第36話)

宝石のような色鮮やかなグミ。食べるとあらゆる人から愛されるようになる。ただし本当に大切な人からは嫌われやすくなるので、ある意味では自分というものが試される駄菓子。

  • ラプンツェル・プレッツェル(TV版第34話~第35話)

食べた後に、伸ばしたい髪の長さを決めて「ラプンツェル、ラプンツェル、髪を○cm伸ばしておくれ」という呪文を唱えると、その長さまで髪が伸びる。「ラプンツェル、ラプンツェル、元の長さに戻しておくれ」と唱えれば元に戻る。ただし今後生える分の髪を間借りして伸ばしている都合上、一生分伸びる髪の長さを使い切ると二度と髪が生えてこなくなる。

  • もじゃもんじゃ焼き○(TV版第35話)

食べるともじゃもじゃの髪が生えてくる。

  • 堂々ドーナッツ○(TV版第35話)

食べると自信をつけられる。ただし自信過剰になって威張ったり態度が大きくなってしまうと効果が消えるので、いつでも謙虚な心を忘れないように心がける必要がある。こがね曰く、自身が最初に作ったふしぎ駄菓子らしい。

  • 子守コウモリ(TV版第37話)

ベビーベッドの上に取り付けると、回転しながら特殊な超音波を発し赤ちゃんの世話をしてくれるコウモリ型のマスコット。ただし気を付けないとコウモリが子供を奪おうとするほか、赤ちゃんが喋る前に取り外さないと「ママ」呼ばわりされたコウモリが自分が母親だと勘違いを始めてしまう。こうなった場合は本物の母親がコウモリと戦って子供を取り返さなければならなくなる。

第7巻

  • ドリームドーム(TV版第39話)

理想世界が広がるドーム型の置物。付属のチヂミントガムを噛むと小さくなって中に入ることができる。ただしガムを紙に包まずに捨てたり飲み込んだりしてしまうと、大きなショック(ドームが破損するなど)が起こらない限り現実世界に戻ってこられなくなる。

  • 最後にわら麩(ふ)(TV版第40話)

香ばしい黒砂糖が使われた、軽い食感の麩菓子。食べると実力以上の力を発揮でき、ここぞという勝負に勝てる。ただし油断したり全力を出さなかったりして、本気で戦おうとしないと例え相手が弱くても勝てない。

  • 負け知らずアンズ○※(TV版第40話)

食べるとどんな勝負にも勝てるようになる。しかし必ず勝てることが分かっている以上、勝負がつまらなく感じてしまう。

  • シェフ・ショコラ※ (TV版第42話)

悪魔を象ったチョコレート。どんな人でも最高のシェフになれる。ただし食べた人が相手に無理矢理料理を食べさせるような性格だと暴君のようになり、食べた人が味の虜になってしまう。

  • ハンターバターサンド(TV版第41話)

食べると探したいと思っている獲物にいち早く気付ける一流のハンターになれる。ただしこちらが意識していないと、自分に身の危険が迫っていても気付けない。

  • 強欲アンコ○※(TV版第41話)

アンコウを象った餡。食べると強欲な性格になり、望んだ全てのものを手に入れられる。しかしどんなに欲しいものが次々と思い浮かぼうと心は満たされないため、ずっと自分の強欲さに悩まされることになってしまう。

  • おもてナシ※(TV版第43話)

お辞儀をしたような形の洋梨。食べると愛想がよくなり、体が勝手におもてなしの行動を取るようになる。ただし相手の望み通りの態度を取るようになるため、あとで後悔することもある。

  • らくらくがん○(TV版第43話)

食べると人生が楽しくなり、人との付き合いも楽に感じる。ただしお茶とセットで食べないと真面目であるべき場所でもふざけてしまう。

  • 餓鬼ニッキ※(TV版第44話)

ほのかな苦みがある白い骨を模した飴。食べると勝利に飢え、どんな練習でもこなすことができる。ただしとにかく勝ちたくてたまらなくなるため、思いやりの精神もなくなる。

  • 団結ナッツ○(TV版第44話)

仲間と分け合うと固い絆で結ばれる。ただし相手を束縛しがちになってしまうので、自分の時間を大切にしたい人には向かない。

  • 王メン○※(TV版第44話)

王冠が描かれたカップ麺。食べると王の力が身に付き、周囲が食べた人の言うことを何でも聞いてくれるようになる。しかし全て自分の思い通りになると思い込む暴君のような性格になる。

  • 閻魔あめ○※(TV版第45話)

閻魔大王の頭部を模した赤い飴。食べると強い正義感が沸く。ただし時間が経つにつれて正義感が暴走して周囲に身勝手な正義感を振りかざすようになり、最終的に食べた者は破滅する。

第8巻

  • ほしいイモ(TV版第46話)

食べると欲しい物を欲しいと素直に言えるようになる干し芋。

  • さもしいイモ○※(TV版第46話)

食べると見苦しいほど「欲しい」を連呼して他人の持ち物を何でも欲しがるようになり、相手との関係を壊してしまう。

  • おっかさん仮面(TV版第47話)

他の人やぬいぐるみに被せるだけで家事を全部やってくれるお面。ただし母の日は無敵モードになり、母親にちゃんと感謝できない人が使おうとすると、逆に家事を無理矢理やらされる。

  • 泣かんパイ(TV版第48話)

チョコと苺ジャムで顔が描かれ、中にはカスタードクリームが詰まったパイ。食べると泣きたい時に涙を我慢できる。泣きたい時には自然と涙が出る。

  • 泣けんパイ○※(TV版第48話)

食べると涙が出てこなくなる。ただし全く泣けなくなるので、周囲から薄情な人だと思われてしまう。

  • マスク・メロンパン(TV版第49話)

チョコチップで顔が描かれ、見る角度によって表情が変わるメロンパン。食べるとどんな表情でも自在に演じられる。

  • なげきのマスク・メロンパン○※(TV版第49話)

食べると悲しい表情しかできなくなる。

  • なりきりくずきり○(TV版第49話)

食べると与えられた役になりきれる葛切り。ただし喉ごしの良さにつられて啜ってしまうと、役者としての持ち味が薄っぺらになる。

  • 正直ニッキ○(TV版第49話)

食べると自分の心に正直になれる飴。ただし演技もできなくなるため、役者等になりたい人は食べない方がいい。

  • バイリンガール(TV版第50話)

この人形を身に付けたりポケットに入れたりすると、言語がわからなくても外国人と話せる。ただし小さいので落としやすく、話している最中に紛失すると会話ができなくなる。

  • スリスリリンゴ※(TV版第51話)

黒に近い深紅色をした、果汁たっぷりで甘いリンゴ。食べると貴重品の放つ光(貴重品は青、銭天堂の駄菓子は赤)を感じ取れ、欲しいと思えばすぐに盗むこともできる。ただし「怪盗ロールパン」と同様、警察に捕まる危険性も高まる。

  • 貧乏神ガム〇※

食べさせた相手を貧乏にすることができる、貧乏神の力が宿るガム。ただし食べた人にガッツがあり、貧乏を気にせずに頑張ると貧乏神は福の神へ転じ、多くの財産をもたらす。

  • 悪魔あめ〇※

悪魔の頭を模した飴。食べると自分に悪意を持つ相手が悪魔に見える。敵味方を知ることができるが、自分のことが嫌いな人が食べると自分の姿が悪魔に見えてしまう。

  • 横取りゼリー〇※

食べると他人の手柄を横取りできる。ただし愛は横取りできないため、愛を無理に手に入れようとすると自分の手柄が他人に奪われてしまう。

  • 冷や冷やアイスキャンディ〇(TV版第52話)

食べると程よい涼しさをもたらすアイスキャンディー。

第9巻

  • 酔わんようかん(TV版第54話)

食べると乗り物酔いしなくなる。ただし乗り物に乗っている最中にアルコール類を飲むなど、2種類の酔いには同時に対応できないため気持ち悪くなってしまう。

  • 肩こり地蔵まんじゅう(TV版第55話~第56話)

この饅頭を食べると肩こりの原因となる「肩こり地蔵」が見えるようになり、食べた人がかき混ぜたお湯にはそれを落として肩凝りを治す力が備わる。ただしお湯の中に落ちた肩こり地蔵は拾い集めて日向に置いて消滅させなければならず、放置すると他の人が入浴した際にくっついてしまうこともある。
なお、作中では既に販売を終了している。

  • 写らんシール(TV版第57話)

このシールをカメラに貼り写真を撮ると、人が写らない綺麗な風景が撮影できる。ただし、一度剥がした後にまた貼り直すと、撮った写真が全て心霊写真になってしまう上に生きている人も写らなくなってしまう。

  • 底なしイ~カ(TV版第58話)

食べると胃の中に貪欲なイカ「胃イカ」が住み着き、いくらでも食べられるようになる。ただしよく噛んで飲み込まないと「胃イカ」が暴走し、際限なく食べ続けてしまう(際限なく食べ続けている時の記憶はない)。

  • カモメアメ(TV版第59話)

海の香りと甘くて爽やかな味がする、ガラス細工のような色の飴。食べると1分後にカモメに変身する。ただし自由に空を飛べる喜びが強いと人間に戻れなくなる。

  • 連絡落雁○(TV版第59話)

鳥の形をした落雁。2つセットで入っており、特定の人を思い浮かべながら片方を食べると、その相手の元へもう片方が飛んでいき伝言を伝えてくれる。

  • ジュエリージェリー〇(TV版第70話)

宝石を模したゼリー。食べると宝石に関するセンスが良くなる。ただし宝石の輝きに囚われすぎると心の余裕を失ってしまい、些細なことで悩み続けることとなる。

  • アイディアあんこ(TV版第60話~第61話)

花の蕾を模した和菓子。食べると花が開くように新しいアイディアが浮かぶようになる。ただしお茶と一緒に食べないと「案」のことしか考えられずアイディア一辺倒になり、他のことに目が行かなくなってしまう。

第10巻

  • 天晴れレモン(TV版第63話)

舐めるとおめでたい日の天気を晴れにすることができる、太陽のしずくを練り込んだレモン味の飴。ただし本当におめでたい日でないと好天にならず、おめでたくない日は逆に大嵐になる。

  • 聞き耳グミ(TV版第64話)

赤はサクランボ、黄色はバナナ、緑はライムの味がするグミ。食べると人のひそひそ話を聞き取れるようになる。気持ちを一ヶ所に集中させればそこからピンポイントに聞き取れるが、悪口は耳を塞いでも流れ込んできてしまう。また、耳垢が溜まりやすくなるのでこまめに耳掃除をしなければならず、耳が塞がると効果が消え、二度と元に戻らなくなる。

  • 家カエル(TV版第65話~第66話)

所持しているとどんな時でも帰宅できる、茸と蛙の形をしたストラップ。行きたい場所を念じればそこに行くこともできる。ただし過去に訪れたことがある場所にしか行けず、雨の日は蛙が抜け出して効果が無くなる。

  • コントロールケーキ(TV版第67話)

敬礼する軍人の絵が描かれている箱に入ったロールケーキ。食べると念じただけで食欲がコントロールできる。ただし自分の食欲しかコントロールできず、他の人の食欲まで意のままにしようとすると自身の食欲が暴走する。

  • アドベン茶~(TV版第69話)

ペットボトル入りのお茶。半分だけ飲むとファンタジーの世界に行ける。もう半分を飲むと帰ってこられる都合上、一気に全て飲み干すと二度と現実世界に戻れなくなる。

  • やりなおしおこし(TV版第71話)

空色の和紙に入っている、醤油の香りがする渦巻の形をしたおこし。食べると記憶が消える代わりに、時間を戻し好きな所からやり直せる。どこからやり直したいかをよく考えないと全てが無駄になってしまう。なお、似たような効果を持つ「消し消しガム」は記憶は消えないのに対しこちらは記憶が全て消えてしまうのが特徴。

第11巻

  • ダイナソーダ(TV版第73話~第74話)

マスカット味の瓶入りソーダ。飲んだ後に瓶のキャップに付いている恐竜の頭の飾りを身に付けると、鈴のような音で古代の化石が埋まっている場所がわかる。ただし、飲んだ人が掘り出せる深さにあり持ち帰れるサイズの化石しか見つけられない。

  • 遺跡おかき※(TV版第73話~第74話)

袋に入った塩味のおかき。食べると古代遺跡を見つけられる。ただし自分が本当に見つけたい物は見つけられなくなる。

  • 虫よけ香水(弱・強)(TV版第75話)

体に吹きかけると虫が寄り付かなくなる。害虫に効くライムの香りの「弱」とそれ以外のあらゆる生きている虫にも効果があるミントの香りの「強」の二種類があるが、必ず「弱」から使わなければならない。

  • 虫よけ香水(最強)※(TV版第75話)

「虫よけ香水」の非正規品。生死構わずあらゆる害虫を寄せ付けない効果があるが、名前に虫の名が入っている人(「蜂谷」「虻川」「治虫」など)も近寄れなくなる。

  • チュチュットチューインガム(TV版第76話)

甘酸っぱいジャム入りの、赤と黄色のガムのセット。相手に赤いガムを食べさせ、自身は黄色いガムを噛むと、赤を噛んだ相手の才能や能力を少しだけ吸い取れる。ただし1対しかない都合上、能力を吸い取れる相手は1人だけ。

  • つまみぐいサブレ※(TV版第77話)

カラスを模したサブレ。食べて相手をつねると何人からでも能力や才能を奪い取れる。ただし調子に乗ると相手にバレてしまいトラブルになる。

  • いそげもち(TV版第80話)

紅子が直接焼いてくれる餅。時間にルーズな人が食べると少しせっかちになれる。遅れてくる人の気持ちも理解できるようになる。

  • のんびりりんご※(TV版第80話)

食べるとのんびり屋になれるりんご飴。「いそげもち」を食べた人との相性は最悪になってしまうが、元はよどみが銭天堂への嫌がらせ用として作ったものなだけなので、それ以外の副作用は特にない。

  • すいすいソーダ水(TV版第81話)

飲むと人混みの中をぶつからずにすり抜けられ、すぐに目的地へ到着できる。ただし行列の前の方に行けるわけではない。

  • 先頭糖(せんとうとう)※(TV版第82話)

食べると行列の先頭に並べる薄紫色の金平糖。ただし面倒な役目も率先して回されることになる。

  • 引きさきイカ※(TV版第83話~第84話)

付属している醤油ペンで仲を引き裂きたい2人の名前を書き、夜中に墓場でイカを裂いて食べると、その人たちの仲を壊すことができるスルメイカ。名前を書かれると縁が切れ、お互いの姿も見えなくなってしまう。縁を切りたい相手と自分に使っても効果はある。紅子はこの駄菓子のお陰で自分の店の客がよどみに関われないようにすることに成功した。

第12巻

  • 楽だお札(らくだおふだ)

楽にやりたいことを裏に書くと願いが叶う。ただし繰り返し叶えたい場合は細かく書きすぎない方がよく、条件が違ってくる(例えば、「2月8日、試験楽勝」と書くと、毎年2月8日しか効果を発揮しない)と叶えられなくなる。

  • インココイン(TV版第89話)

王冠を被ったインコが描かれている金紙に包まれた、ナッツ味のコイン型チョコレート。食べるとインコのように物真似がうまくなる。ただしインコの天敵である蛇の物真似をすると力が消え、ロボットのような声しか出なくなる。

  • 田舎もなか(TV版第87話)

中に餅が入っている小さな最中。割らずに食べると自然に恵まれた場所で暮らせる。割って食べると祖父母が田舎に引っ越すなどして田舎ができる。食べ方を間違えた場合は包み紙を破れば効果を取り消せる。

  • ホームズビーンズ

食べると名探偵のように隠された物や秘密を発見できる。知る必要のない秘密までわかってしまうこともあり、それを防ぎたい場合は食べる前に「ワトソン」と3度唱えれば程々の効き目になる。

  • お仲間まんじゅう(TV版第86話)

薄茶色の皮の中央に赤い花丸が描かれた、胡麻と餡子の味の饅頭。食べると使用者と同じ趣味の相手の上に花丸マークが見えるようになる。ただし相手に趣味を切り出す際にはタイミングを考えなければならない。

  • なつかれナッツ

自分で赤いナッツを1粒食べ、懐いて欲しい子供や動物にピンクのナッツを1粒食べさせると懐いてもらえる。ただし赤を食べたあとにピンクを自分で食べると効果が消える。

第13巻

  • 熱帯焼き(TV版第90話)

フルーツジャムが入った鯛焼き。食べると熱帯ジャングルの力をもたらし、庭に南国フルーツの種を蒔けば翌日に実がなる。ただし頭から食べないと室内までもが熱帯夜になり、真冬でもクーラーが必要になる暑さになってしまう。

  • スクープクレープ(TV版第110話)

紅子が直接焼いてくれるクレープ。食べるとスクープに近付いた時に音が鳴り、スクープを集められる。ただしそれなりの装備と覚悟がないと、危険な目に遭い死ぬ場合もある。

  • ぴったりピーナッツ

食べると自分にぴったりの洋服が光って見える。ただし2粒セットで食べなければならず、片方だけ食べると上半身か下半身のどちらかしか合わない変なコーディネートになる。

  • ヒップポップコーン

食べるとヒップホップダンスを踊れる。一気食いしようとせずに、半分食べてから1時間後に残りを食べれば他のダンスも踊れるようになる。

  • 先取りメガネ

掛けると連載漫画の続きを読める。続きを読めるのは一度だけであり、あとでその漫画を買わないと周囲から悪者扱いされ孤立することもある。

  • 見定メーター(TV版第91話)

腕時計型のメーター。見定めたい相手に向けると、その人が自分にとって良い人か悪い人かがわかる(+に近いほど相性がよく、-に近いほど悪い)。同じ相手でも時間が経てば結果が変わることがある。自身のイメージとメーターの結果にズレが生じると使用者の心の中に葛藤が生まれてしまうため、結果を信じることが重要。

第14巻

  • もてもてもち

ハート型のピンクの餅。食べると周囲に好かれるようになる。「イケ面」のように姿形を変えるわけではなく、そのままの姿で異性が好きになってくれる。ただし誰かに酷い態度を取った回数分だけ振られ、品格と優しさを持たないと本当に好きになった人から嫌われる。

  • チリチリチェリー(TV版第114話)

激辛サクランボの激甘シロップ漬け。食べると辛いものを食べられるようになる。ただし1日に唐辛子10本分以上の辛いものを食べると尻から火を吹くので、調子に乗りすぎないようにしなければならない。

  • プレゼント扇子(TV版第111話)

相手の顔を思い浮かべながら扇ぐとその人にふさわしいプレゼントが紙に浮かび上がる。ただし夏にしか使えず、それ以外の時期に使うと的外れの品物が浮かび上がる。

  • タイムライム

食べたあとに「タイムタイム」と唱えると時間が2倍になる。「クイックタイム」と唱えると早送りできる。ただし戻す際に「タイムストップ」と唱えないとタイムラグが発生し、1日中自分の時間が10倍になってしまう。
実物はライムの輪切りにビターチョコレート味の時針と分針がついたものであるが、アニメ版第26・28・29話に登場する自動販売機には、飲み物としての「タイムライム」が確認できる。

  • レアレアチーズケーキ

食べると珍しく価値のあるものが光って見える。ただし専用のスプーンで食べないと生ものに当たってしまう。

  • みせびら菓子(TV版第88話)

孔雀の羽を模したクッキー。食べると周囲から羨ましがられる。ただし「羨ましい」と言うと周囲の妬みが見えてしまう。

  • ほっとけケーキ○(TV版第88話)

袋に入ったホットケーキとバター、メープルシロップがセットになっている。3分間温めバターをつけて食べると、心の中の醜い気持ちが洗われて心が晴れやかになる。ただし温める時間を守らなければならず、温かいうちに食べないとだらしない人になってしまう。

第15巻

  • シークレットタブレット(TV版第106話)

食べると1粒につき1つ秘密を守れるようになる。その秘密を紙に書けば取り消せるが、代わりに自分の秘密が1つ他の人に知られてしまう。ただし守る必要のない秘密は暴かれない。

  • ラプンツェル~プレッツェル~△

食べると身体中のあらゆる毛が伸びて毛むくじゃらになる。

  • サイン・コイン(TV版第107話)

食べると自分の所有物に名前が浮き上がる。しかし、他人の物を自分の物として証明しようとすると、それを返すまで名前が「どろぼう」になってしまう。

  • マッチョーレオーレDX△

飲むと細胞を異常に活発化させ、筋肉をつけることができる。だが、海やプールに入ると体がパンパンに膨れ上がってしまう。

  • ピチピチピーチ

食べると一番輝いていた頃の自分になれる桃のシロップ煮。冷やして食べると効果が上がる。ただし、他人の悪口を言うと効果が切れてしまう。

  • クリーングリーンティ△(TV版第93話)

飲むと風呂に入らなくても石鹸の香りが体から出るようになる緑茶。しかし効果はそれだけなので、実際に体はきれいにならない。

第16巻

  • いいものナゲット(TV版第94話)

醤油とにんにくの味がするスナック菓子。食べた人にとっていい物を手に入れられる。欲しくない物が手に入った場合でも、それを欲しい人に渡してあげれば「幸せのおすそ分け」が発生し、本当に欲しい物がお礼に貰える。

  • メイク・アップル

リンゴ型のグミ。食べると手早く化粧ができる。

  • ごまかしボーロ(TV版第112話)

食べると気の利いた言葉で誤魔化すのが上手になる。ただしあくまでもその場しのぎの手段にしかならず、あとで相手を怒らせたり悲しませたりしてしまうこともある。

  • 忍者ジンジャー(TV版第95話)

忍者が描かれた黒い袋に入った、ドライフルーツ風に加工された生姜。食べると忍者の能力が備わり、相手に気付かれることなく逃げ切れるようになる。

  • ゴーストトースト〇△(TV版第95話)

食べると幽霊のように存在感が薄くなる。

  • 食らいつきクッキー〇(TV版第95話)

怪獣の口が描かれたクッキー。食べると狙った獲物に食らいついて離さなくなる。

  • まねまねマネー(TV版第96話)

紙幣を模したおもちゃ。利息や返済期間を気にせずに買い物ができる。もしも使ったあとに本物のお金が手に入った場合、今まで使ったお金をお店に返さなければいけなくなってしまう。

  • デジタルト(TV版第97話)

パイナップルで歯車を象ったタルト。食べるとデジタル分野に詳しくなれる。しかし元々詳しい人が食べた場合、効き目が強すぎて逆にデジタル恐怖症になってしまう。

  • 天才サイダー〇(TV版第97話)

飲むと天才になれる。

第17巻

  • とりあげもち(TV版第101話)

ひよこを模した餅。食べると他人の物を取り上げて自分のものにできる。しかし取り上げたものは大切に使わないと「欲張りの報い」が来てしまい、使用者の人生が取り上げられ最初に取り上げたもの自体に変身してしまう。

  • ルールキャラメル

食べた人の作ったルールに相手を従わせることができる。

  • 断捨離だんご

3つセットの団子。食べると断捨離せずにはいられなくなる。しかし効果が強めなため、3つ全部食べると配偶者といった大切な存在までも断捨離してしまう。

  • おおらか落花生

食べるとおおらかな性格になる。

  • いた板チョコ

食べると痛みを感じなくなる。

  • スカウトまんじゅう

目玉が描かれた饅頭。食べると他人の才能を見抜くことができるようになる。

第18巻

  • 妖刀糖

食べると妖刀と畏れられるほどの刀を鍛えられるようになる。

  • 舌鼓

音を聞いている間、どんな食べ物でも美味しく感じられるようになる鼓。

  • 写し柿

食べると写したい物をそっくりに描き写せるようになる干し柿。

  • 夢あめ

六角形の箱に入った飴。食べると見たいと思った夢を見せてくれる。

  • 育て手

両手を模したストラップ。「こういう風に育って欲しい」と願いながら撫でると、その通りに動植物が育つ。

  • 景気ケーキ

太陽と月の飾りがついたカップケーキ。食べると世の中の景気に合わせて生活できるようになる。

第19巻

  • ライバルバルーン

ハート形の風船。膨らませると誰かに負けたくない気持ちが出てくる。

  • あまえん棒

箸に掴まっている赤ちゃん型の饅頭。食べると甘えたい相手から好きなだけ甘えさせてもらえるようになる。

  • 相談だんご

食べると周囲からあれこれ相談されるようになる。

  • ゴーストロベリー

水色のイチゴ飴。食べると幽霊が見えるようになり、助けを必要としている幽霊に寄り添う力が備わる。

  • ごめんラーメン

涙柄のパッケージに入ったカップラーメン。食べると素直に謝れるようになる。

  • ドラマチックどら焼き

食べるとドラマチックな出来事が次々と起こるようになり、退屈とは無縁な日々を過ごせる。

Web限定

  • きっちりがま口

欲しい物を紙に書き入れると、その代金に達するまで無駄遣いをしなくなる。ただし、目当ての商品の購入前に他の物を買うためにお金を出そうとすると指を噛まれる。

公式サイト「ふしぎ駄菓子図鑑」限定

  • マスターチョップスティック

箸そっくりの2本1組のスナック菓子。食べると箸の達人になれる。

  • 甘えん棒

食べると甘えん坊になれるキャンディ。食べ過ぎた時用の「しっかりかりん糖」も付属している。

  • こんこん雪砂糖

食べると雪を降らせられる氷砂糖。一度に3つ以上食べると猛吹雪になってしまう。

アニメ版限定

  • リプレイプリン(TV版第105話)

食べると後悔した日に戻ることができる。ただし容器を逆さまに引っくり返して取り出さなければならず、結果に満足しないと何度も後悔した日を繰り返してしまう。

  • 迷宮メロンパン(TV版第113話)

食べると巨大迷路の中に入って、スリル満点の脱出ゲームが楽しめる。ただし1人用なので、複数人で食べるとゾンビに捕まり迷路から出られなくなってしまう。

公式ガイドブック 「ふしぎ駄菓子屋銭天堂にようこそ」限定

  • 兵糧キャラメル(TV版第85話)

米俵を模した1箱20粒入りのキャラメル。一粒食べると一食分食べたようにすぐに満腹になれる。しかし満腹の時に食べると、栄養が脳にまで行き渡りすぎて冬眠に入ってしまう。
元は本作のプロトタイプとなる作品「不思議駄菓子屋」に登場したもの。

  • 分身風船ガム(TV版第30話・第104話)

噛んで膨らませると自分そっくりの分身を生み出せる。頼み事をすれば代わりにこなしてくれるが、先に作った分身を消す前に次の分身を作ろうとすると自分の記憶が消えてしまう。

  • 軽々カルメ焼き(TV版第108話)

食べるとどんなに重い物でも簡単に持ち上げられるようになる。ただし人間を持ち上げた場合は効果が消える。

北海道新聞道新こども新聞『週刊まなぶん』限定

  • 初夢わたあめ

フルーツ味の氷砂糖が散りばめられた綿飴。新年に食べると見た初夢が正夢になる。真東に頭を向けて寝れば良い夢を見られるが、それ以外の方角に向けて寝ると悪夢を見る上にそれが正夢になってしまう。

ゲーム版「ふしぎ駄菓子話50選」限定

  • ラブどっちボール

ドッジボール型のイチゴ味のチョコレート。食べた人自身にしか見えない神様が現れ、恋愛のサポートをしてくれる。

  • モンキーバナナチョコ

バナナ味の棒付きチョコレート。食べると猿のように運動神経がよくなる。

  • シンパインアメ

袋入りのパイナップル味の飴。食べると身近な人がとても心配してくれるようになる。

  • ネバーギブアップル

リンゴ味の飴。食べると不屈の闘志が湧き、どんなことも諦めずにやり遂げられるようになる。

  • オレンチシャーベット

カップ入りのシャーベット。憧れる家の子供に食べさせると自分もその家の子供になれる。

  • イロメガネチョコ

サングラス型の容器に入ったチョコレート。食べた後にサングラスを覗くと、覗いた人がその本性に応じた妖怪に見えるようになる。何の種類かは教えてくれないため、事前に妖怪に関する知識が必要。

  • 都会っ子昆布

箱入りのしょっぱい塩昆布。食べると自分の地域に関するとっておきの情報を知ることができる。1枚につき効果は1時間。

  • オンリーミーントガム

箱に入ったミント味のガム。兄弟の名前を思い浮かべながら噛むと、その人がいなくなる。

  • 寝棒ゼリー

羊の頭が付いた棒状のゼリー。食べるとどんなに夜更かししても眠くならなくなる。寝なかった分の時間は起きている間に少しの間気を失うことでまとめて支払うことになることに加え、それでも食べ続けた場合顔に大きな隈が出来てしまう。

  • なんかヨウカイ

妖怪の絵が描かれたカードのセット。絵柄の妖怪を呼び出し、願い事を叶えてくれる。

  • バチバチロシアンルーレットガム

小さな箱に入った丸いガム。ピンク・水色・紫・オレンジの4色がセットになっており、これを食べて幸運になるか不運になるかは食べた人次第。

作風とテーマ

本シリーズの物語のテーマは「世の中うまいことばかりがおきるわけではない。欲を出し過ぎると失敗する」と「幸せも不幸も、自分で選べる」である。

本シリーズは、駄菓子屋「銭天堂」を訪れた客が、店主の紅子から不思議な効能のある駄菓子を買い、悩みを解決したり、願いをかなえるという筋書きとなっている。ただし、ハッピーエンド一辺倒ではなく、商品の注意書きを守らずに食べた者がトラブルに遭う場面も描かれている。

たとえば、専用の釣り竿で釣り糸をバケツの中に垂らすと鯛焼きが釣れる「釣り鯛焼き」は、専用の釣り竿以外のものを使うと、持ち主が本物の海に引き込まれてしまう。

また、ライターの飯田一史は、本シリーズの登場人物には、大人が思うような「いい子」ばかりではなく、約束を反故にしたり誘惑に負ける者が多いとしつつも、「こうあるべき」という押し付けではなく「人間って、そんなもんだよね」という共感を集めるところが、子どもに好かれる理由ではないかとし、『ドラえもん』や『かいけつゾロリ』の登場人物にも通ずると朝日新聞の記事に寄せたコメントにて述べている。

製作背景

もともとお気に入りのイラストレーター・jyajyaのウェブサイトに雰囲気のある横町や路地の絵を見つけて興味を持ち、このような場所にある店について考える中で、「魔法のようなお菓子を売る駄菓子屋」の案を思いつき、その店主である紅子や「銭天堂」という店名などといったアイデアが一気にまとめて出来上がった。 その後、本シリーズの出版が決まり、廣嶋玲子の指名でjyajyaが挿絵を描くこととなった。

駄菓子のアイデアは、廣嶋の願望などがもとになって生まれる。前述の「釣り鯛焼き」は、「大好物の鯛焼きたくさん食べたい」という願い、と「鯛焼きを自分で釣ることができたらいいのに」という望みをもとに生み出された。

また、願望だけでなく実体験がもとになった駄菓子も存在する。たとえば、無くした者や秘密などを見つけやすくする「ホームズビーンズ」は部屋の中にあったはずの物が見つからないという経験がヒントになっている。

既刊一覧
  • 廣嶋玲子(著) / jyajya(挿絵) 『ふしぎ駄菓子屋_銭天堂』 偕成社、既刊20巻(2023年9月現在)
  • 2013年5月発行、ISBN 978-4-03-635610-2
  • 2014年1月発行、ISBN 978-4-03-635620-1
  • 2014年8月発行、ISBN 978-4-03-635630-0
  • 2015年5月発行、ISBN 978-4-03-635640-9
  • 2015年9月発行、ISBN 978-4-03-635650-8
  • 2016年5月発行、ISBN 978-4-03-635660-7
  • 2017年2月発行、ISBN 978-4-03-635670-6
  • 2017年10月発行、 ISBN 978-4-03-635680-5
  • 2018年4月発行、 ISBN 978-4-03-635690-4
  • 2018年10月発行、ISBN 978-4-03-635700-0
  • 2019年4月発行、ISBN 978-4-03-635710-9
  • 2019年10月発行、ISBN 978-4-03-635720-8
  • 第12巻から第2シーズンとなっている。
  • 2020年4月発行、ISBN 978-4-03-635730-7
  • 2020年9月発行、ISBN 978-4-03-635740-6
  • 2021年4月発行、ISBN 978-4-03-635750-5
  • 2021年9月発行、ISBN 978-4-03-635760-4
  • 2022年4月発行、ISBN 978-4-03-635770-3
  • 2022年9月発行、ISBN 978-4-03-635780-2
  • 2023年4月発行、ISBN 978-4-03-635790-1
  • 2023年9月発行、ISBN 978-4-03-635800-7
  • 廣嶋玲子(著) / jyajya(挿絵) 『ふしぎ駄菓子屋銭天堂にようこそ 公式ガイドブック』2021年1月発行、偕成社、ISBN 978-4-03-635600-3
  • 廣嶋玲子(著) / jyajya(挿絵) 『あやし、おそろし、天獄園 銭天堂 番外編』2022年11月発行、偕成社、ISBN 978-4-03-635850-2
  • 廣嶋玲子(著) / jyajya(挿絵) 『にゃははな毎日 銭天堂の招き猫たち』2023年11月発行、偕成社、ISBN 978-4-03-635590-7
  • 第12巻から第2シーズンとなっている。
反響

朝日新聞の中井なつみによると、願いが叶う駄菓子を手にした登場人物に対して羨望が芽生える一方、今後の展開が気になるスリルも味わえるというバランスを気に入り、親子の愛読者も少なくないとされている。

アニメ映画

『映画 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂 つりたい焼き』は、東映まんがまつり枠で公開された。キャッチコピーは「幸福な人だけがみつけられる、ふしぎな駄菓子屋に、いらっしゃいませ。」。オープニング・エンディングの監督は宇治茶監督が務め、監督が得意とする“ゲキメーション”で描かれている。

当初は2020年4月24日公開予定であったが、新型コロナウイルス感染状況とこれに伴う政府および関係機関等の方針により公開延期となり、緊急事態宣言解除に伴い2020年8月14日に公開された。

スタッフ

  • 原作 - 廣嶋玲子、jyajya
  • 監督 - 富岡聡
  • 脚本 - 小林雄次
  • 音楽 - 未知瑠
  • 製作 - 2020東映まんがまつり製作委員会
テレビアニメ

2020年9月8日よりNHK Eテレにて放送中。2022年4月8日以降の放送からは一部スタッフが変更となり、同時に3DCGアニメから2Dセルアニメの作風にリニューアルしている。

スタッフ

2020年9月 - 2022年3月 2022年4月 - 2023年3月 2023年4月- 2023年8月 2023年9月-
原作 廣嶋玲子、jyajya
企画 鷲尾天、今村正樹
田邊良成 柴田裕司
監督 富岡聡 小野勝巳
シリーズ構成 小林雄次
キャラクターデザイン 関厚人 渡辺はじめ 横田明美 原憲一
総作画監督 -  原憲一
プロップデザイン 関厚人 佐藤よしひろ 安倍麻衣子
美術監督 古部満敬 中村典史(スタジオなや)
色彩設計 - 横井正人
撮影監督 枝光弘明 小町哲
編集 楫野允史
音響監督 松田悟
音響効果 白石唯果
音楽 未知瑠
プロデューサー 柳川あかり 伊藤志穂
早坂寛
野島恵里 角学
アニメーションプロデューサー - 市川正純 黒田博亮
アニメーション制作 東映アニメーション
カナバングラフィックス ぎゃろっぷ
制作・著作 銭天堂製作委員会

主題歌

「奇想天外ふしぎをどうぞ」
野田愛実によるオープニングテーマ。作詞は六ツ見純代、作曲と編曲は福田陽司。
「はにゃ○満点、銭天堂。」
KOCHOによるエンディングテーマ。作詞はKOCHO、作曲と編曲は坂東邑真。

各話リスト

話数サブタイトル初放送日
第1話型ぬき人魚グミ 2020年
9月8日
第2話猛獣ビスケット 9月15日
第3話ホーンテッドアイス 9月22日
第4話カリスマボンボン 10月6日
第5話クッキングツリー 10月13日
第6話怪盗ロールパン 10月20日
第7話ミュージックスナック 10月27日
第8話ドクターラムネキット 前編 11月10日
第9話ドクターラムネキット 後編 11月17日
第10話おもてなしティー 11月24日
第11話獏ばくもなか 前編 12月8日
第12話獏ばくもなか 後編 12月15日
第13話絵馬せんべい 12月22日
第14話ミイラムネ 2021年
1月5日
第15話ヤマ缶詰とずるずるあげもち 1月12日
第16話ウルフまんじゅう 1月26日
第17話ゴブリンチョコエッグ 2月2日
第18話虫歯あられ 2月16日
第19話虹色水あめ 前編 2月23日
第20話虹色水あめ 後編 3月2日
第21話お稲荷せんべい 4月6日
第22話しわとり梅干し 4月13日
第23話しっぺがえしメンコ 4月20日
第24話銭天堂と金色の招き猫 4月27日
第25話新品ピン 5月11日
第26話おじょうさまココア 5月18日
第27話イケ面 5月25日
第28話スピーチジュース 前編 6月8日
第29話スピーチジュース 後編 6月15日
第30話銭天堂、危機一髪 6月22日
第31話ビッグリもなか 7月6日
第32話バランスラスク 7月13日
第33話がまんエンピツ 9月7日
第34話ラプンツェル・プレッツェル 前編 9月14日
第35話ラプンツェル・プレッツェル 後編 9月21日
第36話チャーミングミ 9月28日
第37話子守コウモリ 10月5日
第38話怪童、現る 10月19日
第39話ドリームドーム 10月26日
第40話最後にわら麩と負け知らずアンズ 11月2日
第41話ハンターバターサンド 11月9日
第42話シェフ・ショコラ 11月23日
第43話おもてナシ 11月30日
第44話餓鬼ニッキ 12月7日
第45話因縁のはじまり 12月14日
第46話ほしいイモ 2022年
1月18日
第47話おっかさん仮面 1月25日
第48話泣かんパイ 2月1日
第49話マスク・メロンパン 2月15日
第50話バイリンガール 2月22日
第51話スリスリリンゴ 3月8日
第52話祝福の招き猫 3月15日
第53話紅子、旅に出る 4月8日
第54話酔わんようかん 4月15日
第55話肩こり地蔵まんじゅう 前編 4月22日
第56話肩こり地蔵まんじゅう 後編 4月29日
第57話写らんシール 5月13日
第58話底なしイ〜カ 5月20日
第59話カモメアメ 5月27日
第60話アイディアあんこ 前編 6月10日
第61話アイディアあんこ 後編 6月17日
第62話ふしぎなお客様 6月24日
第63話天晴れレモン 7月8日
第64話聞き耳グミ 7月15日
第65話家カエル 前編 7月22日
第66話家カエル 後編 7月29日
第67話コントロールケーキ 9月2日
第68話健太の秘密 9月9日
第69話アドベン茶∼ 9月16日
第70話本当の望み 9月23日
第71話やりなおしおこし 9月30日
第72話消えたよどみ 10月14日
第73話ダイナソーダと遺跡おかき 前編 10月21日
第74話ダイナソーダと遺跡おかき 後編 10月28日
第75話虫よけ香水 11月11日
第76話チュチュットチューインガムとつまみぐいサブレ 11月18日
第77話盗まれた商品 11月25日
第78話バーチャルバッジ 前編 12月9日
第79話バーチャルバッジ 後編 12月16日
第80話いそげもちとのんびりりんご 12月23日
第81話すいすいソーダ水と先頭糖 2023年
1月20日
第82話眠り貯金箱と眠れませんべい 1月27日
第83話引きさきイカ 前編 2月10日
第84話引きさきイカ 後編 2月17日
第85話兵糧キャラメル 4月7日
第86話お仲間まんじゅう 4月14日
第87話田舎もなか 4月21日
第88話みせびら菓子 4月28日
第89話インココイン 5月12日
第90話熱帯焼き 5月19日
第91話見定メーター 5月26日
第92話六条教授のたくらみ 6月9日
第93話もうひとりの紅子 6月16日
第94話いいものナゲット 6月23日
第95話忍者ジンジャー 6月30日
第96話元研究員の悩み 7月14日
第97話デジタルト 7月21日
第98話ふしぎ駄菓子のできるまで 7月28日
第99話猛獣ビスケット、ふたたび 9月1日
第100話その名は「銭天堂」 9月8日
第101話とりあげもち 9月15日
第102話兄弟だんご 9月22日
第103話留守電でんシール 10月6日
第104話分身風船ガム 10月13日
第105話リプレイプリン 10月20日
第106話シークレットタブレット 10月27日
第107話サイン・コイン 11月10日
第108話軽々カルメ焼き 11月17日
第109話歌う銭天堂 11月24日
第110話スクープクレープ 12月8日
第111話プレゼント扇子 12月15日
第112話ごまかしボーロ 2024年
1月19日
第113話迷宮メロンパン 1月26日
第114話チリチリチェリー 2月2日

放送局

日本国内 テレビ / 放送期間および放送時間
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 備考
2020年9月8日 - 2022年3月15日 火曜 18:45 - 18:54 NHK Eテレ 日本全域 天てれ第2部
2022年4月8日 - 金曜 18:40 - 18:50 NHK Eテレ 日本全域
2020年10月3日 - 2021年4月3日 土曜 9:20 - 9:29 NHK Eテレ 日本全域 再放送
2020年10月3日 - 2021年9月25日 土曜 17:25 - 17:34 NHK Eテレ 日本全域 再放送
2022年6月18日 - 土曜 17:45 - 17:54 NHK Eテレ 日本全域 再放送

NHK Eテレ 火曜18:45 - 18:54
前番組 番組名 次番組
ブレーカーズ
(2020年1月7日 - 9月1日)
ふしぎ駄菓子屋 銭天堂
(2020年9月8日 - 2022年3月15日)
ピタゴラスイッチ
(2022年4月5日 - )
※18:40 - 18:50
忍たま乱太郎
(2022年4月5日 - )
※18:50 - 19:00
  • ※いずれも帯番組
NHK Eテレ 金曜18:40 - 18:50
ビットワールド
(2017年4月7日 - 2022年3月25日)
※18:20 - 18:55
  • ※同日17:35 - 18:00に移設。
ふしぎ駄菓子屋 銭天堂
(2022年4月8日 - )
-

DVD

全て日本コロムビアより発売。

巻数 発売日 収録話 品番
1 2021年8月25日 第1話 - 第10話 COBC-7242
2 第11話 - 第20話 COBC-7243
3 2022年1月26日 第21話 - 第30話 COBC-7268
4 第31話 - 第40話 COBC-7269
5 2022年6月29日 第41話 - 第52話 COBC-7296
6 2022年10月26日 第53話 - 第62話 COBC-7307
7 2023年2月22日 第63話 - 第72話 COBC-7327

イベント

ふしぎ駄菓子屋 銭天堂 ザ・リアル
2022年4月27日より西武園ゆうえんちで開催されている。園内の「夕日の丘商店街」のどこかに「銭天堂」が登場し、ゲストはそこを探す所から始める。また、作中に登場するふしぎ駄菓子をリアルに再現したお土産も販売されている。

舞台

夏休み!オン・ステージ「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」
2023年8月17日から27日に品川プリンスホテル クラブeXにて上演予定。

キャスト
  • 紅子 - 池谷のぶえ(声の出演)

ぜにてんプレイヤーズ

  • 佐川大樹
  • 坪倉康晴
  • 桑原勝
  • 広井雄士
  • 酒寄楓太
  • ザンヨウコ
  • 酒井敏也

ぜにてんキッズ

  • 田中悠貴
  • 令旺
  • ミヤシロ藍玲
  • 榊原友梨花
  • 白石真奏
  • 石堂真悠花
  • 山本海瑠
  • 藤本風悟
スタッフ(舞台)
  • 脚本 - 渡辺雄介
  • 演出 - 小林顕作