女神のカフェテラス
以下はWikipediaより引用
要約
『女神のカフェテラス』(めがみのカフェテラス)は、瀬尾公治による日本の漫画作品。『週刊少年マガジン』(講談社)にて、2021年12号から連載中。
瀬尾としては、通算6作目となる『週刊少年マガジン』連載作品であり、前々作の『風夏』同様、前作『ヒットマン』の最終回と同時に第1話が掲載された。
舞台のモデルは、神奈川県にある三浦海岸であり、主人公が祖母の遺産である喫茶店を舞台に、5人の女の子の共同生活を描くラブコメディとなっている。
2024年1月時点で累計部数が140万部を突破している。
あらすじ
東京大学に合格した男子学生・粕壁隼は、喧嘩別れした祖母の訃報を聞き、3年ぶりに帰郷する。
祖母が経営していた喫茶店「Familia」に足を踏み入れると、そこには強気な性格をしている服飾系の専門学校生 幕澤桜花、空手の使い手でギャグ好きの高校生 鶴河秋水、元子役タレントの女子大生 月島流星、料理人を目指している女子大生 小野白菊、バンド活動をしているフリーター 鳳凰寺紅葉という5人の美少女たちがいた。彼女たちは「Familia」に住み込みで働いている従業員であり、先代マスターである亡き祖母を慕って働いていた。
隼は「Familia」を畳んで月極駐車場にしようとするが、祖母の想いや桜花たちとの絆を知り、1年間で結果が出なければこんどこそ駐車場にするという条件で「Familia」を再建することを決める。
登場人物
声の項は特記がない限り、テレビアニメ版における声優。
主人公
粕壁 隼(かすかべ はやと)
声 - 水中雅章、田中あいみ(幼少期) / 服部想之介(ボイスコミック版)
本作の主人公。誕生日 - 2001年7月30日、身長 - 178cm、体重 - 61kg、血液型 - O型。
東京大学に現役合格した男子学生であり、2代目マスター。外側に跳ねた天然パーマが特徴。理知的でプライドが高く、嫌味っぽい口調を用いる。腕っぷしは非力。大の嫌煙家。祖父の大洋に非常によく似た顔つき。
幼い頃、不慮の交通事故により両親を亡くし、祖母・幸子に引き取られた孤児。中学校を卒業する前、幸子と喧嘩別れをして上京。それから3年後、祖母の訃報により一時帰郷し、「Familia」を畳んで月極駐車場にしようとする。しかし、祖母の想いや桜花たちとの絆を知ると、考えを改めて1年間の休学を決行。「Familia」の再出発を図り、メンバーたちとの共同生活を始める。
学生時代から趣味で株取引を行っており、店の経営及び千代田食堂の買い取りなどに活かしてる。ただし肝心な時に大損したりと、運が悪いこともある。
洞察力は非常に高く、「Familia」のメンバー達の悩みを見抜いて適切な対応を取れる他、家族でさえ見分けがつかない桜花と橘花を一目で見分けている。恋愛についても全く鈍くなくヒロイン達の恋愛感情には感づく事ができるが、「Familia」の経営が最優先であるため回答を後回しにしている。また運悪く恋愛感情が遊びかのように受け取れる言動を聞いてしまい、一時的に恋愛感情に対して不信気味になってしまっている。
喫茶店「Familia」
初期メンバー
本作のヒロインたち。いずれも住み込みで働いているメイド。第1巻の発売記念で制作されたテレビCMおよびPVでは鬼頭明里、YouTubeで配信されているボイスコミックでは辻美優が全キャラクターを担当。
幕澤 桜花(まくざわ おうか)
声 - 青木瑠璃子
専門学校生。誕生日 - 2001年3月7日、身長 - 156cm、血液型 - B型、3サイズ - B81/W58/H83。
赤髪のお嬢様結びが特徴。ヒステリックで負けん気が強く、反骨精神が旺盛。料理全般が苦手ながら先代直伝のピラフだけは作れる(隼曰く「味は普通」)それ以外は全く駄目で、コーヒーすらうまく入れられない。服飾系の専門学校に通っており、「Familia」のメイド服を製作した。
主に秋水のボケにツッコミを入れる役割で、時には秋水の悪戯に振り回されることがある。また、舞乙とはファッション関連で意気投合するが大の下ネタ嫌いである桜花とは正反対な性格の持ち主である舞乙からセクハラされることも多い。
身内が全員東大に進学した経験がある名門の家系。しかし桜花自身は東大に行くことに興味は無く、ファッションの道に進みたいと考えている。
ファッションの道に進むことを両親から反対され、この時は妹が東大へ進学することで許されたものの、桜花は「妹に嫌なことを押し付けた」と勝手に思い込んだことで姉妹の仲に亀裂が生じてしまう。その後も仲は改善しないまま桜花が逃げるように「Familia」の住み込みを始め、家を出て行ってしまう。
桜花を追って「Familia」に来た橘花に対しては他のメンバーに悪口を言ったためビンタをして更に仲がこじれるものの、その後隼のアドバイスに後押しされ、橘花と仲直りする事が出来た。
第89話で専門学校側からフランスの有名ファッションブランドでの仕事を紹介されたことで渡仏。同時に「Familia」を退職し、物語からフェードアウトする。しかし実力不足を理由に解雇され1カ月後に帰国、同時に専門学校を卒業と同時に「Familia」に復職した。
好きな漫画は『ランウェイで笑って』。
テレビアニメ版では、テレビの字幕放送で準主人公に相当する人物に充てられる「水色」で表示される。
鶴河 秋水(つるが あみ)
声 - 鈴代紗弓
高校生。誕生日 - 2003年1月20日、身長 - 167cm、血液型 - O型、3サイズ - B88/W59/H92。
メンバー内における最年少者。空手部所属。黒髪のポニーテールが特徴。マイペースで空気の読めないいわゆるアホの子。あだ名を付ける癖があり、隼のことを「はやっち」と呼ぶ。
腕っぷしが強く、蹴り技が得意。初期の頃は自分で洗濯物を洗濯しない主義などと口にしており隼から呆れられていたが、次第にコメディリリーフとしての活躍が目立ち、様々な漫画やアニメ作品のパロディ描写が目立つ。よくダンベルを使ってトレーニングをするが、大抵手を滑らせてダンベルを落とし、物を壊す(それも隼のパソコンなど、高価かつ重要なものであることが多い)。
かなりのいたずら好きで隼にいたずらをして怒られる度に「おっぱい揉んどく?」と自身の胸を揉ませるサービスをしようとして許してもらおうとしていた。しかし当初は胸を揉む行為を拒否していた隼も自身のノートパソコンを秋水の悪ふざけで破壊された際には流石に激怒し、隼に対しいつもの調子で許しを請うが怒りで我を忘れた隼に強引に胸を揉まれてしまい放心状態になっていた。
漫画やアニメ、特撮、ゲームが好きで、その中でもストリートファイターシリーズを好んでおり、作中では不破の孫たちに絡まれた際に『昇竜拳』、ツッコミなどのギャグ描写で『竜巻旋風脚』『スーパー頭突き』を披露したり『波動拳』の練習をしたり空手のインターハイで波動拳を出そうとして当然失敗した隙に零からかかと落としを喰らって負けたことがある。なお、隼と『スーパーストリートファイターII』で対戦した時にはブランカを使い49連勝している。
テレビアニメ版では、テレビの字幕放送で準々主人公に相当する人物に充てられる「緑色」で表示される。
月島 流星(つきしま りほ)
声 - 山根綺
大学生。誕生日 - 1999年8月7日、身長 - 152cm、血液型 - A型、3サイズ - B78/W56/H79。
白菊と並んで最年長者。茶髪の二つ結びが特徴。打算的かつ腹黒い性格をしているが、作中の5人の中で一番の常識人で店の経営も店長である隼以上に考えている。ワインを初めとした酒類が好き。
隼と出会って間もない頃は懐柔させるためハニートラップを仕掛けるが、すべて不発に終わる。
幼少期から子役として活躍し天才子役の名を轟かせていたが、次第に人気が低迷し現在に至っている。
子役として大成させたい母親と流星の体調を心配する父親は衝突が絶えず、人気低迷後は離婚に至り、父親は家を去っていった。このことがトラウマとなって「誰かに必要とされること」に対して躍起になっており、店の経営に積極的に係わるのもこの過去が原因。躍起になり過ぎてオーバーワークで体調を崩すこともしばしば。また人気低迷後蔑まれるのを避けるため、芸能の世界を離れて素性を隠し、「Familia」のバイトを行っていた。
海の家にて当時を知るテレビ取材のスタッフによって過去が暴露され一時落ち込むが、その後隼の優しさに触れて復帰。また隼に好意を寄せるようになり、白菊、紅葉とは恋のライバル関係となる。その後、紅葉が遠回しに告白したのに対し、自分は直接的な言葉で告白、しかし隼は紅葉と同様経営を優先として返事を保留にされてしまった。
ちなみに子役の経歴について桜花は知らなかったが、白菊と紅葉は初対面時から既に把握しており、その上で「今は家族」と、全く気にしないと宣言している。
小野 白菊(おの しらぎく)
声 - 和氣あず未
大学生。誕生日 - 1999年11月11日、身長 - 163cm、血液型 - A型、3サイズ - B89/W59/H90。
メンバー内における最年長者。姫カットのおかっぱ頭が特徴。普段は控えめで大人しい性格。アルコール類に極端に弱く、飲酒はおろかアルコールの入ったウェットティッシュの匂いを嗅いだり、料理の過程で気化した料理酒を吸い込んだだけで酔ってしまう。酔うと匂いフェチの淫乱に変貌し見境なく隼に抱き着いたりパンツを脱がそうとする。酔った時は「にゃーん」と叫んでいる。本人は酔った時の記憶は必ず飛んでおり、周囲も隠している為自分に何が起きているのか全く把握していない。得意料理は日本食。
幼少期に隼と既に出会っており、重久の嫌がらせを撃退したことで好きになった。その後幸子に料理を習い、いつか隼が「Familia」に帰ってきた際に全面的に支援することを約束した。
週刊少年マガジン2021年17号で以前本誌で実施した第1回人気投票の結果が発表され1位を獲得している。
鳳凰寺 紅葉(ほうおうじ あかね)
声 - 瀬戸麻沙美
フリーター。誕生日 - 2000年12月1日、身長 - 160cm、血液型 - AB型、3サイズ - B79/W57/H80。
名家の出身。左目が隠れる金髪のショートカットが特徴。掴みどころのない飄々とした性格。クールな言動が目立つものの、同時に怪談噺やお化けが苦手など臆病な面もある。好きな食べ物はシガレットチョコ。
普段はガールズバンドで音楽活動を行い、ヴォーカル兼ギタリストを務めている。
元々飽き性で物事を長く続けられず、また主体性が欠けており困難に遭遇するとすぐ他人に頼ろうとする悪癖がある。「Familia」でのバイトは幸子の支援もあって初めて長期間続けられているが、それを知らない母親からは一年間の猶予の後鳳凰寺家が経営する貿易会社への就職と母親が決めた相手と結婚することを強制されていた。猶予の期限が迫ったときに母親、隼との3人で会議を開く。このとき母親に意見を言えず隼を頼ろうとしたところで、隼から他人に頼る悪癖を叱られたことでそれを自覚。バイト生活で培ったコーヒーと隼の口添えによりバイトを続けることを認められ、またこの件を通して隼に好意を寄せるようになる。その後、遠回しな言い方で告白。隼が経営を優先して返答を保留するとの発言を確認した後、告白ではないと嘘をついて誤魔化した。
週刊少年マガジン2021年34号で以前本誌で実施した第2回人気投票の結果が発表され、前回1位だった小野白菊を抑えて1位を獲得し、第3回、第4回とも1位を獲得、本作の全キャラクター部門でも1位を獲得している。
粕壁家
粕壁 幸子(かすかべ さちこ)
声 - 伊倉一恵
本作のキーパーソン。隼の祖母にして、初代マスター。故人。1945年石川県生まれ。旧姓は松島。
息子夫婦が亡くなった後、孫である隼を引き取ったが、3年前に喧嘩別れをしてしまう。独りで「Familia」を切り盛りしていたが、商才は無かったらしく経営難が続いていた(隼曰く「ほとんど赤字」)。
隼の上京後、桜花たちを住み込みで雇い、楽しい日々を過ごしていた。そんな中、「笑い疲れたから横になる」と言い、コタツで横になったまま永眠する。葬儀は桜花たちで執り行われ、隼には役所の報告があるまで長らく知らされていなかった。桜花たちは全く家事をしないため家事を全て一人で行っており、初対面時の隼にはそれが永眠の遠因ではないかと疑われていた。
1961年、16歳の頃に集団就職により「喫茶ファミリア」の従業員として雇われ、後にヒロイン5人の祖母になる面々と共に住み込みをしながら働いていた。18歳の頃からプロの料理人を目指すため様々な有名店で修業を積む。1988年の43歳の頃に息子の高校卒業と共に渡西。15年間総料理長を務めたスペインのレストランで三ツ星シェフとして名を馳せ、白菊の父・賢雄も幸子の下で修業し三ツ星シェフとして活躍するなど弟子の育成も行っていた。
2005年にはスペインで新たな店をオープンする予定だったが、息子夫婦が交通事故で他界したことで、幼い隼を引き取るために帰国したことが明らかになっている。また、隼の面倒を見るためにシェフとして活動することを諦め自宅兼喫茶店「Familia」をオープンさせていたが赤字経営であったことと、不破や弟子の賢雄からも借金をしてまで経営していた。これらは全て自身がシェフとして店を持つことで幼い隼を独りぼっちにさせないための幸子なりの配慮であったことも後々に明らかになった。
粕壁 大洋(かすかべ まさひろ)
後の幸子の夫にして隼の祖父。故人であり、前身「喫茶ファミリア」の店長。
従業員のことは「二等兵」と呼ぶ、寮生活では金曜日には必ずライスカレーを食べるという軍隊を模した独自の風習があるが、春恵によると手料理は不味かったとのことで、幸子がファミリアに来るまではまともに料理を出来る者がいなかったことから勝代からは不評であった。
大晦日には年越し蕎麦よりうどんを好む点は孫の隼にも受け継がれており、バレンタインにおいてもチョコレートより羊羹を好み、自動車に関しても外国車より日本車を好むなど欧米文化を嫌っている節がある。
不破とは幸子が強姦されそうになった際に救い出したことから強い恨みを買ってしまい、「喫茶ファミリア」が放火され全焼してしまう。この時に勝代が火事の中店の制服を探しに行っていたため大洋が救出に向かい救助に成功するも代償として右腕を失った。
火事により「喫茶ファミリア」は閉店を余儀なくされ、それぞれが解散した後に行く当てのない幸子と共に実家に帰郷している。
隼の娘(仮称)
声 - 稗田寧々
原作第27話及びアニメ版第1期の最終回で10数年後の話に登場する隼の娘。容姿は若かりし頃の曾祖母・幸子と瓜二つであり、母親は5人のヒロインのうちの誰かと明かされている。
頭の良さは受け継がれておらず、隼が勉強を手伝った上でギリギリ赤点を回避している。
親族
幕澤家
幕澤 橘花(まくざわ きっか)
声 - 上坂すみれ
桜花の双子の妹。誕生日 - 2001年3月7日。
顔立ちは瓜二つだが、眼鏡を着用している。隼と同じく東京大学文科一類に通っている。眼鏡を外すと両親でさえ間違えるほど違いが分からない。
桜花がファッションの道へ進む相談をした際、自分は東大に進学する事を宣言。これが桜花に誤解を与えたが、元々自分の為に進学をするつもりであり桜花の身代わりとは欠片も思っていない。しかしそれを伝えられないまま桜花が家を出て「Familia」の住み込みを始めてしまう。
その後桜花を追いかけて「Familia」を訪れるが、桜花への心配からメンバーの悪口を言ってしまい桜花にビンタされ更に仲がこじれてしまうものの、その後隼のアドバイスを受けた桜花と会話しようやく桜花の身代わりとは思っていないことを伝え、仲直りする事が出来た。
隼の事は最初桜花の身の心配から辛辣な対応をしていたが、桜花との仲直り後は、自分と桜花を初対面でいきなり見分けたことに好印象を持っている。
鶴河家
月島家
姉川 由美子(あねかわ ゆみこ)
月島 流凛(つきしま るり)
声 - 櫻庭有紗
流星の母。義母や娘と同じく元役者。
かつて女優として活躍していたが由美子を超えることが出来ず、役者としても芽が出ず成功出来なかったことから流星に自分の夢を託すが、流星の体調よりも「自分の代わりとして成功させる」という自分の都合を優先し、必要以上に働かせていた事で和行と対立し離婚。
しかし、流星の人気に陰りが出てくると酒浸りの日々を送り流星の事まで冷たくあしらいはじめ、流星からも見放されてしまう。
その後、和行が流星に末期癌で余命3か月である事が告げたことで再会し、話し合いの末に和解し手術を決意。その後手術は無事成功し、和行とも再婚することを決意する。
月島 和行(つきしま かずゆき)
声 - 金光宣明
由美子の息子にして流星の父。
流凛が子役時代の流星を必要以上に働かさせるために無理をさせない様に休みを取る様に何度も進言し、流凛に内緒でテレビ局にも同じ進言をするも、この事が原因で流凛と対立し流凛から一方的に離婚を突き付けられる。
離婚後の流凛が雇った優秀な弁護士の手によって流星が20歳になるまでの養育費とそれまでに一切会ってはならないという条件を飲ませられたことが原因で会うことが出来ず、そのため流星は父親に捨てられたものだと思い続けていた。
流星が「Familia」で働いているという情報を報道番組で知り店に訪れたが、帽子にサングラスと怪しい格好で6時間以上店に座り続けていたことから秋水に不審者だと勘違いされスクリューパイルドライバーを喰らわされている。
小野家
小野 賢雄(おの けんゆう)
鳳凰寺家
鳳凰寺 洋子(ほうおうじ ようこ)
紅葉の母(仮称)
声 - 本田貴子
本名は不明。紅葉の母であり貿易会社を経営している。
物事を長く続けられない飽き性の紅葉の事を心配しており、紅葉のために、あえて強引に貿易会社への就職と結婚をさせようとしたが、隼、紅葉との会議を通してバイトを続けることを認めた。
会議を通して隼の事は紅葉の結婚相手として相応しいと認めているようで、紅葉に「鳳凰寺家の娘として欲しいと思ったものは必ず手に入れるように」とアドバイスした。
千代田食堂
不破が「Familia」を潰すために立ち上げたファミリーレストラン。当初は「Family」という店名だったが、後先を考えない経営方針ですぐに閉店。その後、隼から借金をする形で買収し、リニューアルオープンした食堂。後に隼が土地ごと地主から購入したことにより隼が正式にオーナーとなった。
メンバー全員が巨乳であり、ヒロイン勢とよく似た風貌をしている。
千代田 莉々歌(ちよだ りりか)
高崎 舞乙(たかさき まお)
宗谷 萌美(そうや もえみ)
吉野 碧流(よしの へきる)
ヴァレンティーナ吾妻(ヴァレンティーナ あずま)
周辺の人物
不破 重久(ふわ しげひさ)
声 - 飛田展男
資産家の老人。作中序盤から登場する悪役。
官僚だった父親の代から政界や警察、果ては芸能界にまで顔が利く。その権力を振りかざしていい年こいて好き放題しており、町の住人からは嫌われている老害。
粕壁家とは大洋の代から因縁があり、親の権力を盾に「ファミリア」に勤務していた幸子に手を出していたが大洋から返り討ちにあって以降、粕壁家に孫と共に嫌がらせを続けている。
不破の孫(仮称)
声 - 岡本幸輔
重久の孫で普段は祖父の権力を利用して3人組でつるんで悪さをしている不良少年。
「桜まつり」にて出張店を出したFamiliaに勤務していた桜花に手を出そうとするが失敗に終わる。翌日には店を破壊する妨害行為を行い、更には隼にまで暴力を振るうがこれは隼の作戦であり、「正当防衛」と秋水をけしかけられて一蹴される。この際に隼が桜花のことを「狂犬の桜花サン」と紹介したことが原因で街で桜花を見掛ける度に怯えるなど勘違いし続けていた。
その後は秋水を倒すために空手を習い(曰く「もうすぐ初段」)復讐を企てていたが、桜花がフランスに旅立ったという情報を知ってから「Familia」本店に乗り込んで暴れようとするも今度は新入りの零の拳による一撃で数メートル吹き飛ばされて逃亡、更に妹の橘花を桜花と勘違いして怯えていた。
フルネームは明かされていないが作中では不良仲間から「エーちゃん」と呼ばれている。
光井 周斗(みつい しゅうと)
魚屋のおじさん(仮称)
声 - 木村隼人
隼たちの協力者の一人。
作中で隼のイチモツの大きさをいち早く指摘した人物であり、この事が後に白菊、流星、紅葉らの行動にも一定の影響を与えることになる。
テレビアニメ版の字幕では「魚屋」と表記されている。
和菓子屋のおばちゃん(仮称)
声 - 竹内恵美子
隼たちの協力者の一人。秋水から慕われている。
「おばちゃん」呼びされているとは思えない程スタイルが良く、腹筋も6パックに割れている。海ではハイレグの際どい水着を披露し、秋水のイタズラの餌食となった。
フルネームは明かされていないが作中では魚屋から「アッちゃん」と呼ばれている。
テレビアニメ版の字幕では「和菓子屋」と表記されている。
深山(ふかやま)
とあるレコード会社の音楽プロデューサー。紅葉からは「シンさん」と呼ばれている。
紅葉を単独でスカウトしようとしていたが、最終的には断られている。しかし、そのやり取りを見た隼が勘違いで嫉妬してしまう。
その後再登場した時には紅葉のバンドに野外フェスの前座としての出演の交渉を行い、出演は決定するも他のメンバーが家庭の事情により出演出来なくなってしまったため、急遽「Familia」の面々が隼の思い付きでサポートメンバーとなったが案の定4人の演奏技術が未熟な上に紅葉とバンド仲間が4人を指導しても人の話を聞かないことから紅葉から呆れられており、話を聞いてスタジオに訪れた莉々歌の提案でアイドルグループ「ファミリア5」としての出演を提案され、深山にダメ元で聞いてみたが「面白そう」という理由であっさり承諾され更に頭を抱える事態となった。
書誌情報
- 瀬尾公治 『女神のカフェテラス』 講談社〈講談社コミックス〉、既刊13巻(2023年12月15日現在)
- 2021年5月17日発売、ISBN 978-4-06-523407-5
- 2021年7月16日発売、ISBN 978-4-06-524008-3
- 2021年9月16日発売、ISBN 978-4-06-524832-4
- 2021年12月17日発売、ISBN 978-4-06-526289-4
- 2022年3月17日発売、ISBN 978-4-06-527290-9
- 2022年6月17日発売、ISBN 978-4-06-528182-6
- 2022年9月16日発売、ISBN 978-4-06-528662-3
- 2022年11月17日発売、ISBN 978-4-06-529633-2
- 2023年2月17日発売、ISBN 978-4-06-530576-8
- 2023年4月17日発売、ISBN 978-4-06-531253-7 / ISBN 978-4-06-531254-4(鳳凰寺紅葉推し小冊子『紅葉本』付き特装版)
- 2023年7月14日発売、ISBN 978-4-06-532185-0
- 2023年10月17日発売、ISBN 978-4-06-532897-2
- 2023年12月15日発売、ISBN 978-4-06-533905-3
コラボレーション
2021年2月の連載開始前より、お笑いコンビ『キャッチTHEドリーム』と『らららら』によるYouTubeチャンネル『アンマナメテットchannel(現『警備員 山城義郎』)』にて週刊少年マガジン編集部と瀬尾の公認で本作のネームや考察が公開されていた(外部リンク参照。)が、同年7月31日をもってキャッチTHEドリームの2人が芸能界を引退したため、2021年7月16日に配信された「オタクが本気ダイエットで30kg痩せた」を最後にコラボ企画が自然消滅する形で終了となった。
2022年6月15日発売の『週刊少年マガジン』29号にて、カプコンのゲーム『ストリートファイター』とコラボレートを実施。本作の鶴河秋水と『ストリートファイター』のリュウ、ケン、ブランカが描かれたコラボイラストが掲載された。また、アニメ版第4話では秋水が昇龍拳や竜巻旋風脚、第5話ではスーパー頭突き、第6話では波動拳、第9話で様々な必殺技に言及するなど、それぞれ使うシーンがある事からカプコンが協力とという形でスタッフロールに記載されている。
テレビアニメ
2023年4月から6月まで、毎日放送・TBS系列『スーパーアニメイズム』枠ほかにて放送された。
第1期の放送終了後に第2期の制作が発表され、2024年放送予定。
スタッフ
- 原作 - 瀬尾公治
- 監督 - 桑原智
- シリーズ構成 - 大知慶一郎
- キャラクターデザイン - 野口征恒
- プロップデザイン - 山田菜都美、後藤伸正、新名昭彦、今井直人、永尾真琴、小出知沙、吉田琴音、風童じゅん
- 衣装デザイン - 笛木優奈、朝國祥史
- 美術監督 - 斉藤雅己
- 色彩設計 - 油谷ゆみ
- 撮影監督 - 設楽希
- 編集 - 内田渉
- 音響監督 - 本山哲
- 音響制作 - HALF H・P STUDIO
- 音楽 - 兼松衆、櫻井美希
- 音楽制作 - 日音
- 音楽プロデューサー - 水田大介
- プロデューサー - 青井宏之、山崎博昭、加藤正純、秋田規行、宇田川純男
- アニメーションプロデューサー - 大澤宏志
- アニメーション制作 - 手塚プロダクション
- 製作 - 「女神のカフェテラス」製作委員会、MBS
主題歌
「運命共同体!」
「ドラマチック」
「My Standard」
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 初放送日 |
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第1話 | ファミリア | 大知慶一郎 | 桑原智 | 武藤公春 |
|
| 2023年 4月8日 |
第2話 | おばあちゃんとの約束 | 尾上皓紀 |
|
| 4月15日 | ||
第3話 | 開店! | 森田眞由美 | セトウケンジ | 神崎ユウジ |
|
| 4月22日 |
第4話 | 桜まつり! | 大知慶一郎 | 桑原智 | 川西泰二 |
|
| 4月29日 |
第5話 | 定休日 |
| 上間由梨 |
|
| 5月6日 | |
第6話 | 2か月! | 森田眞由美 | 桑原智 | 平向智子 |
|
| 5月13日 |
第7話 | アタシの1年 | 大知慶一郎 | 松島未恵 |
|
| 5月20日 | |
第8話 | 海の家! | 森田眞由美 | 前田基匡 |
|
| 5月27日 | |
第9話 | 流星と、その過去 | 松村幸治 |
| 潮月一也 | 6月3日 | ||
第10話 | 桜花と橘花 | 大知慶一郎 | 松島未恵 |
|
| 6月10日 | |
第11話 | 恋の火花 | 上間由梨 |
|
| 6月17日 | ||
第12話 | 二つの出会い | 川西泰二 |
|
| 6月24日 |
放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2023年4月8日 - 6月24日 | 土曜 1:25 - 1:55(金曜深夜) | 毎日放送(製作局)をはじめとする TBS系列全28局 | 日本国内 | 連動データ放送 / 字幕放送 『スーパーアニメイズム』枠 |
2023年4月10日 - 6月26日 | 月曜 23:30 - 火曜 0:00 | BS日テレ | 日本全域 | BS/BS4K放送 / 『アニメにむちゅ〜』枠 |
2023年4月12日 - 6月28日 | 水曜 21:30 - 22:00 | AT-X | 日本全域 | CS放送 / 字幕放送 / リピート放送あり |
配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト |
---|---|---|
2023年4月8日 | 土曜 2:55(金曜深夜) 更新 | |
2023年4月11日 | 火曜 2:55(月曜深夜) 更新 | |
2023年4月13日 | 木曜 2:55(水曜深夜) 更新 |
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BD
ボイスドラマ
原作者である瀬尾の描き下ろしボイスドラマがMBSのYouTubeチャンネルにて配信。
毎日放送・TBS系列 スーパーアニメイズム | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
女神のカフェテラス
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彼女、お借りします(第3期)
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