まりかセヴン
漫画:まりかセヴン
作者:伊藤伸平,
出版社:双葉社,
掲載誌:漫画アクション,WEBコミックアクション,
レーベル:アクションコミックス,
発表期間:2010年10月19日号 - 2015年4月24日号,
巻数:全8巻,
以下はWikipediaより引用
要約
『まりかセヴン』は、伊藤伸平による日本の漫画作品。『漫画アクション』(双葉社)の2010年10月19日号より不定期連載されていたが、第8話(連載通算14回目分)より無料ウェブコミック「Web漫画アクション堂」に移籍、さらに同サイトが「WEBコミックハイ!」と合併しリニューアルした「WEBコミックアクション」にて定期連載されていた。2015年4月24日配信分の32話後編で連載終了。
通常、連載2回分で1話の構成で話が展開されている(ただし、第3話および第15話は1回、第10話および第18話は3回構成になっている)。
各話のタイトルは、ウルトラQ、ウルトラマン、ウルトラセブンなどウルトラシリーズのエピソードタイトルや、東宝の怪獣映画の題名をモチーフにしている。
概要
作者の伊藤が、(巨大化する)「女子変身ものを描きたかった」 と述べているとおり、『ありそうでなかった「巨大変身ヒロイン」漫画』と称している作品。女子が変身・巨大化する作品は他にもあるが、本作では特撮としての正当・王道を意識して描かれており、巨大特撮ヒーロー作品を意識した臨場感で描かれるまりかセヴンと怪獣の戦闘や、コメディタッチで描かれる日常的な光景から醸し出される往年の特撮番組のおおらかな作風など、特撮への愛情が感じられる。また、特撮作品に慣れ親しんだ日本が舞台であることから、まりかセヴンを視認した自衛隊員が「ヒーローっぽい」と発言するなどのメタフィクション的描写は、“特撮の国ニッポン”を再認識させると評される。
さらに本作は、パロディが多分に含まれていることも特徴で、これまでの特撮作品に似通ったタイトルである「ひみつの湖」や「三大怪獣!地上最大の決戦!!」、他作品を彷彿とさせる台詞 なども多い。加えて、球体の回収用デバイスを見た登場人物が「ナニモンボール」と感想を漏らしたり、まりかセヴンの手に装着されたアイテムを見て「何トラブレスレット」と突っ込むなど、前述のメタフィクション的要素を逆手に取った場面も描かれている。
なお、本作の原案は、伊藤が過去にとある4コマ漫画雑誌に読み切りで掲載した作品と語っている。
物語
ごく普通の女子高生である三條まりかが住む町を怪獣が襲う。怪獣を撮影しようとする憧れの先輩・田子ノ浦と一緒に町に出たまりかは何者かに操られるように町中を走り、気が付くと怪獣並みの大きさの巨人に変身して怪獣と戦うことになる。まりかはひょんなことから、東ヤ-20a星雲からやってきた宇宙人セヴンと融合してスーパーヒロイン・まりかセヴンとして宇宙から来た怪獣と戦うことになってしまっていたのである。やがて変身してもマイペースなまりかをよそに、彼女を巡って自衛隊が動きだし、田子ノ浦やセヴンの思惑も絡んでいくことになる……。
登場人物
主人公と友人
三條まりか
かさねヶ淵高校に通う女子高生。流れ星に願い事をしている時に地球に不時着したセヴン(まりかは流れ星と思っていた)と融合した。
性格はマイペースでかなりの天然、成績は全教科赤点という有様、平らな何もないところでも転ぶほどの運動音痴。セヴンからは「意志も体力もなくて冷え性で御しやすいダメ人間」「計画性がなく衝動的で投げやり」「全宇宙でもっとも巧妙さから縁遠い存在」と評価されており、使命感が皆無とは言わずとも基本的に個人的感情を優先させる。虫やタコが大嫌い(イカは大丈夫)であり、それらに似た怪獣が出現すると場合、変身して戦うことを拒否することも多い。また、友情に厚いと見られる行動も多い。
同じ高校の先輩・田子ノ浦に恋心を抱き、周囲からはカップルとして半ば公認されているが、その関係をカレシ・カノジョとして指摘されると赤面しながら否定する。田子ノ浦がヘンタイである事を否定しており(アレな人であると実は認識しているが)、頻繁にみられるダメ発言をかなり強引に曲解して肯定的に受け取り、彼が提案する作戦や変身ポーズ、それに伴うマニアなこだわりを熱心かつ素直に実行する。コードネームはウサギ。
まりかセヴン
まりかとセヴンの融合によって誕生した身長38メートル の巨人型スーパーヒロイン。
まりかと同じ三つ編みの髪が特徴的であるが、まりかがそのまま巨大化した訳ではなく、胸などにはまりかの願望が加味されている。まりかとセヴンの意思が同調しないとまりかセヴンは十分な力を発揮できないため、融合中は意識のみが可視化した空間で、まりか(三つ編みがほどけて裸の状態)とセヴンが会話することがある。基本的には、戦闘中もまりかの意思で動き、セヴンは助言役に徹するが、行動方針などが対立すると意識空間内で肉弾戦が行われ、勝者がまりかセヴンの制御権を得る。逆に、深刻なダメージを受けてもどちらかが無事なら再変身等が可能であるため、どちらかの意識が『逃げる』もしくは相方を『庇う』ことにより致命傷をさけられる。なお、会話に熱中すると外部への注意がおろそかになるため、しばしば怪獣にかじられる。
前述のまりかの運動能力が継承されるため、走ると転ぶ・足が遅い・泳げないという欠点がある。必殺技は「セヴンストライカー」など。背中から反重力エネルギーの羽を出して飛ぶことができるが、「すごく高くつく」のでセヴンは使いたがらない。等身大サイズへの変身も可能。
「まりかセヴン」の呼び名は田子ノ浦が命名して2ちゃんねるで広めた。それまでは「ブレイド(三つ編み)」のコードネームが官民において用いられていた。
セヴン
地球に不時着した際にまりかと融合・憑依してしまった宇宙人。その正体は東ヤ-20a星雲からやってきた銀河連邦所属のプログラム生命体で、宇宙的に希少な野生動物である地球人類の保護監視員である。人類に脅威を与えそうな怪獣を捕獲している途中、自らの不注意で怪獣たちを地球に逃がしてしまったために地球に降り立った。
まりか(及びまりかセヴン)を超人的な身体能力で動かすこともできるが、日頃から運動不足なまりかは筋肉痛に襲われるため嫌がる。前述の理由からまりかや地球人の感情を理解しようと努力している。次第に信頼関係・仲間意識を築きつつあるものの、彼女らの影響で投げやりで大雑把で横着な思考・言動が目立つようになり、サブカルチャーを理解し物真似を披露するなど妙な意味で人間臭くなってきている。毒舌家だが、本部の査定を気するなど小役人的な側面がある。小人サイズのホログラムでまりか達の前に現れたり、通信システムに侵入して人類と会話したりできる(人類の暗号通信は「ちょっとひねる感じ」で解読している)。強力な磁力の中では機能が正常に働かず、まりかとのコンタクトが断絶されて変身等が不可能になる。弱点はカプサイシン(唐辛子)およびアルコール等の刺激物。外見上は鼻が無いように見えるがあるらしい。
田子ノ浦
まりかの先輩で、彼女の憧れの存在。通称は「センパイ」。
一見眼鏡の似合う爽やかで知的なイケメンだが、大の怪獣及びミリタリーマニア、2ちゃんねらー、鉄ちゃん、ブルース・リー信者など趣味の範囲は幅広い。さらに、相当の膝の裏側フェチ でもある。キヤノン EOS 5Dを常備し、高性能かつ高価な撮影機材(Xactiなど)と編集機材を多数所持しており、タブレット端末の画像フォルダは18ギガもある。まりかに負けず劣らず運動が苦手で体育祭では戦力外扱いされるが、いつも無駄に不敵で冷静沈着である。その代わりと言っては何だが協調性は皆無で自分の都合のみを優先するためか、クラスに友達はいないが、本人は全く気に掛けていない。情報収集能力は高く、セヴンにはまりかに対するより状況説明がしやすいと評価され、怪獣の特性などにより怪獣対策機能が働かないケースでも僅かな手がかりから自衛隊より早く怪獣出現を察知した。反面、簡単なトラップにかかるなどその知識はかなり偏っている描写もある。セヴン・サエ・涼からは「ヘンタイ」扱いを受けているが、恋するまりかにはそうした部分が見えなくなっている(あるいは意図して見ない様にしている)。
まりかの良き相談相手となっている一方で、自らが考えた「まりかセヴン」の名前を2ちゃんねるを使って広めており(自衛隊がまりかセヴンの正体を掴む一因となった)、その主な目的は「まりかセヴン」の商標登録を抑えてストラップでひと儲けするためであった。3Dデータの意匠登録もしてフィギュアでも莫大な利益を得たが、3Dデータが各国の諜報機関から狙われたため中国のスパイと関わって、スパイ容疑をかけられたうえに莫大な負債を抱えたこともある。事業については、最初は上海に工場を設け、ベトナム工場の計画が頓挫した後にミャンマーに新工場を設けた。シュヴァルツの商品化も展開している。
まりかの新しい水着よりフィギュアのためのデータを優先するなど、まりかに対する普通の意味での感情には疑問符がつくものの、まりかのためにヘリコプターから飛び降りたり、彼女を背負って逃げたりするなどしている。まりかがごねて戦闘や変身を拒否しようとした際に説得できる数少ない人間であり、対怪獣戦においては数々の名案・迷案でまりかセヴンと自衛隊を勝利に導いているブレーンである。コードネームはタヌキ。
サエ
まりかの同級生で親友。名字は「三枝」だが、読みが「サエグサ」なのか「サエ」なのかは現在のところ不明。体操着には「サエ」と縫い付けられていた(まりかは「三條」)。
怪獣出現事件に巻き込まれてまりかセヴンの正体を知ったため、様々な事件に巻き込まれることになった。常識的な思考でまりかの身を案じているほぼ唯一の人物で、手刀打ちでセンパイを気絶させて黙らせるのが主な仕事。
登山が趣味のいわゆる「山ガール」で、方位磁石等を常に携帯している。体力があり、センパイをかついで逃げ回ったりテーザー銃の攻撃を受けてもかなり短時間で立ち上がったりする。コードネームはカメだが、このコードネームはまりかにこそふさわしいとサエ自身は不満に思っている。季節関係なくテンションが上がるとはしゃいで回り、周囲からは「犬」と称されている。
自衛隊
鈴森涼
自衛隊の情報部 に属する少佐。怪獣出現とブレイド(まりかセヴン)の関連性に気付き、2ちゃんねるの田子ノ浦の書き込みから解析してまりかやセヴンとの接触に成功。自衛隊とまりかセヴンの共闘関係を構築した立役者。花粉症。
自衛隊の広報活動の一環として週刊誌で水着グラビアを飾っていたこともある美女。「ミスさくらんぼ」になったこともあり、そのせいか海がらみの任務では自発的に水着姿になる。26話ではまりか達の文化祭の出し物(メイド喫茶)で制服のまま指名ナンバー1の座を獲得した。一方で、田子ノ浦に水着グラビアの過去を暴露された(週刊プレイボーイのグラビアは普通だが、週刊大衆のものは秘密らしい)ことや、まりか&セヴンに振り回されるにつれ、彼らに感化されて大雑把で投げやりな言動・思考になりつつある。子供の頃になりたかった職業は女スパイである。
「怪獣は悪いやつだからじゃなくて怪獣だから倒す」のが信条。
佃
自衛隊情報部所属の女性一曹で、第1話から登場。鈴森少佐の副官。当初は防衛省市ヶ谷中央指揮所所属のオペレーターだったが、第7話以降コマンドトレーラー勤務になった。鈴森に代わってまりかや自衛隊員たちに適切な指示を出すこともある。鈴森の大雑把で投げやりな言動へのツッコミ役を務め、温泉入浴中の鈴森の「あ゛ーっ」としか聞こえない命令を聞きわける。鈴森が水着になるときにコマンドトレーラー内で水着を着用し、良いスタイルを披露した。眼鏡を着用している。冷え性。
メギルダ事件では鈴森の姿をしたメギルダに唇を奪われて涙を流すほど普段は控えめで清楚だが、酒が入ると一変して誰彼かまわずディープキスをする悪癖がある。ただし、本人はそれを覚えていない。
磯部
黄瀬
佐倉
緋村
浦沢
シュヴァルツとリト
シュヴァルツ=メルダー
斬矢シュレディンガー昴
シュヴァルツ=メルダーの地球における仮の姿で、通称「シュバ子」。22話の最後に顔見せ程度に登場、24話で米軍の工作によりまりかのクラスに転入した。
表向きは人当たりが良く、気さくで上品、学業もスポーツも優秀な美少女なので、まりかをはじめとしたクラスメートたちからは性別問わず人気が高いが、賞金稼ぎらしく極めてビジネスライクかつドライな思考の持ち主。まりかに対しても友好的で、友人としても共に戦う仲間としても良好な関係を築きつつあるが、その言動からはセヴンとまりかの関係を崩そうとする魂胆も見え隠れしており、純粋な友情とは言い難いものがある。怪獣退治もあくまでビジネスであり、依頼とあれば殺人にも躊躇しない。
自分の正体を見抜いた田子ノ浦に一目置いており、彼のマニアなこだわりも素直に実行する反面、シュヴァルツのフィギュア化事業においてはとことんビジネスライクに接する。また、彼と親しげに接する様子は、まりかを嫉妬させている。
学校生活などの地球での暮らしを謳歌する反面、シュバ子やネコセヴンといった自分の通称やセンパイやまりかのマニア的思考や発言に関しては戸惑っている模様。住居は学校からは遠い米軍基地内にあると示唆され、緊急怪獣速報を含む一切の電波を通さない隔離環境。米軍のホワイトマンとはスマートフォンで通信するが、セヴンと同様の通信能力で暗号通信に侵入することもある。
その他
ジョン・ホワイトマン
牧野雄次
三波洋
イリーナ・ベレゾフスカヤ
根室美津代
ピザッツ精工 に勤務している派遣社員。宅地建物取引士・第二類危険物取扱者・大型特殊運転免許・簿記一級・英検二級など数々の資格を持つキャリア志向のOLだが、本番に弱いらしく第一志望への内定が取れない。さらに、パラゾイドの出現で勤務先まで失い、将来への希望を無くし鬱屈した感情を抱えていた。
実はパラゾイドの本体に寄生されており、ストレスを感じると無意識にパラゾイドの影を出現させていた。パラゾイド本体に精神まで乗っ取られると、超人的な身体能力を発揮して武装した自衛隊員を蹴散らすほどに暴れるが、シュヴァルツに本体を破壊されて元に戻った。
事件解決後は建築解体業者に就職、資格を活かしてホイールローダでピザッツ精工跡の瓦礫を笑顔で撤去する溌剌とした姿を見せた(この性格の変化はパラゾイドと同化した影響で、脳機能の一部が変化した結果とされる)。
登場怪獣・宇宙人
ゴリアデス
カリウス
巨大化後の身長は58メートル、体重は1200トン。ダイオウグソクムシによく似ている。口からの火炎放射や火炎弾が武器で、球体状に変形して身を守る。東京スカイツリーを破壊した罪を全て押し付けられた。
プレシウス
5話では保護監視員として働くセヴンに捕獲される怪獣の例としてイメージで登場している。
テラバーン
航空自衛隊の新型戦闘機ピンキーパンチ1・2と戦闘中にセヴンストライカーによって倒された。
マズル星人
その後、新商品グテプラケネスのテストのために別グループが地球へ来訪。グテプラケネスと母船を失うと、銀河中央販売戦略最終奥義で合体・巨大化。まりかセヴンとのビジネス交渉が決裂すると実力行使を開始する。怪光線ソリュージョンビームや指にあたる触手によるイノベーションアタックを用いて互角に戦う一方、地球に怪獣をばら撒いたセヴンの責任を指摘して彼を落ち込ませた。
ベベルギウス
グランケ
デスガイラ(別名ニャンゴロス)
第11話ではまりかがナジャスの毒で戦闘不能になった際、田子ノ浦の判断でデバイスから解放され時間稼ぎに用いられたものの、あまり役に立たなかった。第21話のダルードとステラゴンの戦いに向けて使われたが、同様に役に立たなかったばかりか、逃亡して南房総市で山林を食い荒らした。
バルキブロス
セヴンストライカーの攻撃を吸収、セヴンソードも両肘の刺で巧みに防御してみせた強敵で、セヴンも特に警戒していた。エネルギー波を発し、まりかの精神を庇ったセヴンのデータに損傷を与えた。自衛隊の陽動によって背後に回り込んだまりかセヴンに、鎧の隙間からセヴンソードで貫通されて倒された。
メギルダ
ネットから仕入れた情報により鈴森少佐のキャンペーンガール時代の裸体の姿を持ち、光る痴女として出現した。金属が好物で人間から情報や記憶を摂取するついでに、ズボンのチャックからパトカーまで金属製の物体を手当たりしだいに食べた。人類との共存は不可能と判断した後は、記憶をトレースした田子ノ浦の思考パターンの影響により自らが地球の支配者になると宣言、まりかセヴンの姿へと合体・巨大変身した。サエの姿でまりかのファーストキスを奪っている。
ニセまりかセヴン
グテプラケネス
メギルダ戦後に本調子ではないまりかセヴンを苦戦させるが、まりかが元気を取り戻すとセヴンソードであっさり首を落とされた。
ナジャス
海から出現して江の島の灯台を破壊。セヴンを庇ったまりかの意識を毒で麻痺させた上で飲み込もうとした。その後、自衛隊に誘導されたジライヤーと戦い、ジライヤー諸共に倒された。
ジライヤー
田子ノ浦の家の近所に出現、彼の提案を受けた自衛隊によって海に誘導されナジャスと戦う。田子ノ浦の戦略により、まりかセヴンを飲み込んで毒を中和したが、ナジャスとともにまりかフライングクロスソードで倒された。
ガルムンガ
体育祭中のかさねヶ淵高校の校庭に出現する。セヴンいわく強さと危険度は“並み”であるにもかかわらず、体育祭の競技をセヴン任せにしたツケで激しい筋肉痛に見舞われたまりかセヴンでは勝負にならず、90式艦対艦誘導弾も超低周波で無力化した。田子ノ浦の提案により超低周波を筋肉痛の治療に利用されると、回復したまりかセヴンにあっけなく仕留められた。
モルバリク
その暴食ぶりがダイエットに腐心するまりかの逆恨みを買うが、田子ノ浦の入れ知恵でビルを被って接近したまりかセヴンを丸呑みしてしまい、体内で発射されたセヴンストライカーにより爆散四散した。
ガライバ
大量の米軍無人攻撃機と巡航ミサイルによる攻撃も平気であったが、怒って赤熱化した際に田子ノ浦の提案で貯水池に落とされ、構造が脆くなったところで米軍がトドメを刺した。
ギガザ
サエ宅でのカニ鍋パーティーに浮かれるまりか達の前に出現、カニ鍋を楽しみに食事を抜いていた挙句自分を巨大なカニ鍋と見間違えたまりかセヴンをハサミと溶解泡で打ち負かし、空海からのミサイル飽和攻撃にも脚一つがもげただけであったが、最後はセヴンストライカーの接射で吹き飛ばされた。
ブリザードン
高熱放射で暖をとりつつ接近攻撃を試みたまりかセヴンを凍結させた。冷凍怪獣のため当初は熱に弱いと思われたが、逆に熱が餌(エネルギー源)であることが判明すると、防衛研究所の浦沢が秘密裏に開発していた冷凍光線銃を利用して倒された。
ブローダ
日本上空の衛星軌道に出現し、各国の人工衛星の太陽光パネルを食べる一方、多数の鳥型怪獣を日本国内に派遣してビルの窓ガラスや土中の珪素を食い荒らした。最終的に太陽光をエネルギー源として地球を覆いつくすまで成長するとされ、地球から日照を奪って生物や文明を滅亡させる危険性があったが、電子機器への悪影響が懸念され核攻撃も出来なかった。ロケットに乗ってきたまりかセヴンによって大気圏に突き落とされ、自衛隊の巡航ミサイルに仕留められた。
ガリヤスタ
セヴンのアドバイスにより焼夷弾攻撃が計画されたが、体が巨大なダイヤモンドであることを知った鈴森・佃・サエの共謀により作戦は中止された。さらに、資金に困っていた田子ノ浦が生け捕りを指示したが、体を覆うダイヤモンドはまりかセヴンの攻撃をまったく受け付けず、近接状態で口蓋内部へのセヴンソード&セヴンストライカーを連続で攻撃することで倒された。ガリヤスタの倒れたあとに落ちていた大量のダイヤモンド片を原資として、怪獣被害復興予算が増額された。
マキューア
ゲリラ豪雨を装ってかさねヶ淵高校のプールに侵入、スプリンクラーを利用して分身を校舎の中の生徒達や自衛隊情報部員など多数に憑依させてまりか達に襲い掛かった。田子ノ浦のアイデアで、家庭科室に大量に死蔵されていた食塩をプールに投入されると、浸透圧により水分を失い、分身達と再合体したところで、体内に飛び込んだまりかセヴンの高熱放射により蒸発した。
ダルード
ステラゴンと同時に出現してまりかセヴンに対して共闘、甲羅をステラゴンの盾とした。
ステラゴン
ダルードと同時に出現してまりかセヴンに対して共闘した。遠距離攻撃能力を持たないダルードに代わり、破壊光線で自衛隊を攻撃した。
ザンジバル
尻尾で吸い寄せた自動車等の鉄塊を高速で射出するリニアレールガン攻撃を行う。連射できる上に長射程も長い武器であるため、まりかセヴンも防戦一方であった。物理的に強い衝撃を受けると一時的に磁力が弱まるのが弱点。
コングレン
ガスを摂取するため都内のガスタンクを襲撃、大規模な火災を巻き起こした。まりかが風邪を引いたために本調子が出ないまりかセヴンを苦戦させるが、シュヴァルツによって倒された。
ビエラ
モバイガ
まりか達を出し抜いて単身挑んできたシュヴァルツを毒針で窮地に追い込むが、まりかセヴンによるセヴンストライカーの接射で『壷焼き』にされた。
バグモン
自衛隊の手で幼体があらかた倒された後に出現した成体は、駆けつけたまりかセヴンとシュヴァルツにより倒されたが、その死骸からも幼体が大量に孵化たため、まりかセヴンとシュヴァルツの手で地道に駆除された。
バリアント
2月13日に路地裏に転がっていた怪獣回収デバイスから復活して暴れるが、頭上にバリアの隙間があることを田子ノ浦に見抜かれて、まりかセヴンとシュヴァルツの合体必殺技バレンタイン・キックで刺を折られた後に倒された。バリアの隙間については、バリアントの進化の過程で遭遇した敵が全て陸上生物だったため(=頭上からの攻撃を受けない)からだと田子ノ浦は推測している。
パラゾイド
本体に特に武器は無いが、寄生相手を制御して超人的な身体能力を発揮させる。影の武器は鋭い両腕の爪と両目からの怪光線で、本体からエネルギーが供給される限り全くの不死身であり、一瞬にして何の痕跡も残さず消滅するので追跡も不可能であった。
知的生命体の負の感情によって次元位相差エネルギーを操る宇宙的に稀有な生物(宿主の精神的な拠り所を意図的に破壊する性質がある)であり、幾多の星間文明がその能力の制御を試みたが成功せず、危険性も利用価値も薄いので放置されていた。人間に寄生する点や次元位相差エネルギーを駆使できる点など、ある意味まりかセヴンのネガ像と言うべき存在である。
エレゴラス
電気欲しさに埼玉県の山奥の変電所を荒らした後、東埼玉蓋馬車町を通過して江戸川河畔にある首都圏外郭放水路庄和排水機場を襲撃した。虫嫌いを起こしたまりかを一度は討ち破り、再変身したまりかセヴンと調圧水槽内で激闘を展開。放電器官である角の片方をセヴンソードで折られ、まりかエレクトリックサンダーで過充電状態にされて大爆発を起こした。
レリカー星人
田子ノ浦の理想の膝の裏を持つ美女に化けて彼に憑依、デートを装って誘き出したまりかをテロリストに狙わせるよう仕組んだ。地球には2人で来訪しており、正体を見抜かれて巨大化した後は田子ノ浦を人質にまりかを翻弄するが、田子ノ浦を取り込んでいた方が彼に意識や思考を乗っ取られたことが敗因となった。
グラビラー
パズゼア星人にエネルギーを与えられ再起動した後、彼らからもたらされたブレスレッドを駆使したまりかセヴンに仕留められた。
パズゼア星人
グラビラー殺害成功後はブレスレッドを売りつけようとするが、セヴンに脅され試験モニターという名目で無償で提供させられる羽目になってしまう。
グライブ星人
暗殺機人タマミネーター
用語
アーニー
アームズ・ギア
牛野屋
エネルギー結晶体障壁
NHKのライブ映像
女投げ
回収用デバイス
怪獣
怪獣出現地点
ガ壱號作戦
なお、藤子・F・不二雄原作の漫画『超兵器ガ壱號』と名称が似ており、本作と同様に「漫画アクション」に掲載されていた。
キヤノン EOS 5D
銀河中央
銀河連邦
緊急怪獣速報
グリフォン
激辛キムチ牛丼
高熱放射
護衛艦
各艦の名称は現存しない架空のものだが、いずれもAKB48メンバーの愛称である。なお、伊藤伸平は年季の入ったアイドルオタクでもあり、本作はアイドルなどのサブカルチャー要素を「全部入りで融合させる」と話している。
コマンドトレーラー
サラマンダー
次元位相差エネルギー
シュヴァルツクーゲルブリッツ
スカイラーク
セヴンストライカー
セヴンソード
ソユーズ宇宙船
チェックメイトキング2、こちらホワイトロック
TEXT構想
テーザー銃
テレ東
トイザらス
東京急行
2ちゃんねる
ノンレム睡眠
パーマン
東ヤ-20a星雲
ひぐらし荘
ビッグバード
ピンキーパンチ1・2
ブラックビートル
ブルーサンダー
ブレイド
プログラム生命体
防衛研究所
マテル
まりかエレクトリックサンダー
まりかフライングクロスソード
まりかヘナちょこパンチ
まりか闇討ちキック
YouTube
ヨナグニサン
冷凍光線銃
レッドスコルピオン
陸上自衛隊の他の部隊名として、10式戦車を運用する「ホワイトタイガー」(22話)や、16式機動戦闘車部隊の「グレイハウンド」(25話・29話)や「ポインター」(29話)「セッター1」(29話)などが存在する。
エピソードリスト
話数 | タイトル | 初出 | 登場怪獣・宇宙人 | あらすじ | 単行本 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 「まりかセヴン参上!」前編・後編 | 漫画アクション2011年10月18日号・ 2010年11月1日号 |
ゴリアデス | 突如出現し街を破壊する怪獣ゴリアデス。高校で事件に遭遇したまりかは内なる声に導かれて怪獣に接近し巨人に変身する。セヴンと名乗る宇宙人とともにセヴンストライカーで無事怪獣を倒すことができたが、変身後の写真に写ったひざの裏側の形でセンパイに正体が知られてしまう。 | 第1巻 |
2 | 「人形使いと牛丼」前編・後編 | 漫画アクション2011年1月18日号・ 2011年2月1日号 |
宇宙寄生体カリウス | 都内で無銭飲食事件が頻発、牛丼屋でセヴンと話し合いを行っていたまりかとセンパイも食い逃げの現場に遭遇する。寄生体カリウスの仕業と睨んだセヴンの機転でカリウスは一斉に宿主の体を放棄、合体巨大化するが、対するまりかは大の虫嫌いであった・・・。 | |
3 | 「ひみつの湖」 | 漫画アクション2011年5月10日号 | プレシウス | 茨城県北部竜神湖にUMAが出現したという情報をつかんだセンパイは、まりかとその親友サエを伴って調査に赴く。情報は釣り客の減少に悩む土産物屋の主人が流した嘘だったが、本当に湖から怪獣プレシウスが出現してしまう。ブレイドに変身するまりかであったが、その瞬間をサエに目撃され正体を知られてしまう。 | |
4 | 「大きい鳥をみた」前編・後編 | 漫画アクション2011年8月2日号・ 2011年8月16日号 |
テラバーン・マズル星人 | セヴンにとっても想定外の存在、怪鳥テラバーン。その正体がマズル星人の商品であることを見抜いたセヴンは、変身して怪鳥と星人に戦いを挑むが空を飛ぶ相手に苦戦する。一方、自衛隊も怪獣やブレイドに対して手を打つべく本格的に動き出していた・・・。 | |
5 | 「まりかとセヴン」前編・後編 | 漫画アクション2011年10月18日号・ 2010年11月1日号 |
ベベルギウス | センパイの2ちゃんねるを利用した工作により、『まりかセヴン』の名が世間に定着。その行為は自衛隊情報部がまりか達の秘密へとたどり着く結果へと繋がった。自分の力を見せつけた後、改めて自衛隊との共闘を提案するセヴン。そしてその口からついに怪獣出現の真相が語られる。 | 第2巻 |
6 | 「南海の大決闘」前編・後編 | 漫画アクション2012年1月24日号・ 2012年2月7日号 |
グランケ | 怪獣目撃の情報が相次ぐ六畳島近海に、海上自衛隊の駆逐艦隊と共にやって来たまりか達。鈴森少佐の過去が明らかになるなどの騒ぎの中、怪獣グランケが出現。変身するまりかであったが、彼女が泳げないなど様々な要素が重なり、想像以上の苦戦を強いられてしまう。 | |
7 | 「宇宙怪獣がこんなにカワイイわけがない」前編・後編 | 漫画アクション2012年4月3日号・ 2012年4月17日号 |
デスガイラ(地球名ニャンゴロス) | 湾岸地区に現れた怪獣デスガイラ。その第二形態のあまりの愛らしさにまりかは戦意喪失、市民達もその虜になり自衛隊の攻撃を断固として阻む。保護か抹殺かで世論が真っ二つに分かれる中、鈴森少佐はまりかにデスガイラの危険性と、中国とアメリカが日本へ向けて軍事行動を開始したことを教える。思い悩んだ末にまりかの起こした行動は・・・。 | |
8 | 「まりかセヴンは二度死ぬ」前編・後編 | Web漫画アクション堂2012年5月1日・ 2012年5月15日 |
バルギブロス | 湾岸地区に出現した怪獣バルキブロス、それはセヴンが捕獲した怪獣の中でも特に手強い存在だった。一敗地に塗れ、セヴンもまりかを『庇った』ため、かなりの損傷を負ってしまう。打倒バルキブロスの特訓も大した効果を見せない中、バルキブロスが石油コンビナートに迫り来る! | |
9 | 「人間そっくり」前編・後編 | Web漫画アクション堂2012年6月12日・ 2012年6月26日 |
液体金属生命体メギルダ | 都内に夜毎現れる光る痴女、それは好物の金属と情報を求める液体金属生命体メギルダの変身であった。センパイの思考と情報を手に入れたメギルダ達は、自らが地球を支配することを宣言し、まりかセヴンそっくりに合体変身する。取材に来ていたTV局の協力のもと、『情報』を電波で発信してメギルダを一網打尽にする作戦が開始される。 | 第3巻 |
10 | 「逆襲のマズル星人」前編・中編・後編 | Web漫画アクション堂2012年7月10日・ 2012年7月24日・ 2012年8月14日 |
グテプラケネス・ マズル星人 |
前回で大々的に恥をかかされたサエは、センパイがいる限りまりかとは行動しないことを宣言する。マズル星人の新商品グテプラケネスと戦うまりかセヴンだが、セヴンすら情報を持ってないことと、まりかがサエとの事で悩んでることが重なり苦戦する。サエかセンパイかで悩むまりかにセヴンは、どちらかを選ぶならセンパイを選ぶべきだと薦める・・・。 | |
11 | 「三大怪獣!地上最大の決戦!!」前編・後編 | Web漫画アクション堂2012年9月11日・2012年9月25日 | ナジャス・ジライヤー・デスガイラ | 海水浴を楽しむまりかとサエの前にヘビ型怪獣ナジャスが出現する。同じころ、都内にはカエル型怪獣ジライヤーが出現した。ジライヤーを海岸に誘導し戦わせる作戦がとられるが、ナジャスと戦闘を始めたまりかセヴンはナジャスの尾から毒を受け、倒れる。ジライヤーの唾液によりナジャスの毒を中和し、ナジャスとジライヤーをまりかセヴンは二本のセヴンソードをクロスさせて投げる新必殺技まりかフライングクロスソードで倒した。 | |
12 | 「まりかSOS」前編・後編 | Web漫画アクション堂2012年10月9日・2012年10月23日 | ガルムンガ |
セヴンはまりかの身体運動機能の制御データを蓄積するため、高校の体育祭に参加していた。そこにガルムンガが出現。ガルムンガの強さは並みであったが、まりかの運動不足が人並はずれていたため、突然筋肉痛に襲われ、戦闘不能となる。自衛隊によるミサイルはガルムンガが発する超低周波によって破壊された。これを見たセンパイは、もう一発の誘導弾の発射を提案。ミサイルは再び破壊されるもののその際に発した超低周波によりまりかセヴンの筋肉痛が完治し、セヴンストライカーによって倒すことができた。 |
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13 | 「700kcal を突っ走れ!」前編・後編 | Web漫画アクション堂2012年11月13日・2012年11月27日 | モルバリク | 東京湾に暴食怪獣モルバリクが出現。モルバリクはセメントを主食とし、ビルなどを食い荒らした。 体重に関するセヴンの心無い発言により出撃を拒否していたまりかであったが、モルバリクがビルなどを大量に食べてもやせているのを見て一転して出撃。 しかしモルバリクは背中から生えたコンクリートのトゲを発射し、セヴンストライカーや自衛隊の攻撃を防御。センパイの発案により空きビルの中に潜み、ビルごと食われることで体内からモルバリクを破壊した。 | 第4巻 |
14 | 「怪獣秘宝館」前編・後編 | Web漫画アクション堂2012年12月25日・2013年1月16日 | ガライバ | まりか達のハイキング先の怪獣秘宝館に展示されていた破損した怪獣回収デバイスからガライバが出現。自衛隊の攻撃が始まる前に報告を受けていた米軍は物量作戦で攻撃を開始。大量の無人攻撃機と巡航ミサイルを投入するが効果はあがらなかった。センパイの発案によりまりかセブンはガライバを水源地に落とす作戦を実行。米軍の援護も受けて水中に落ちてひびの入ったガライバはトマホークで破壊された。 | |
15 | 「宴会は誰れのために」 | Web漫画アクション堂2013年1月29日 | なし | 鈴森少佐の発案で膝見縄温泉で怪獣関係者の慰労会が開かれた。名前が判明していなかった登場人物の名前が多数判明した。宴会は怪獣出現の報を受けて解散となったが、この怪獣が何であるかは不明。 | |
16 | 「まりかが来りてカニを炊く」前編・後編 | Web漫画アクション堂2013年2月12日・2013年2月26日 | ギガザ | 怪獣ギガザが出現。前後左右に高速で移動しまりかセヴンの攻撃を翻弄する。さらに強酸性の泡を吐いて、まりかセヴンを倒した。自衛隊の攻撃もギガザの機動性や泡により効果はあがらない。鈴森少佐は気力のないまりかを説き伏せることに成功し、泡の出口からセヴンストライカーをうちこみ、ギガザは倒された。 一方、制限区域内で遺品のメディアを収集していたジャーナリストの牧野は情報部に追われながらまりかセヴンの戦いを目撃、政府が秘密にしている怪獣戦闘の真実を知るのであった。 | |
17 | 「東京氷河時代」前編・後編 | Web漫画アクション堂2013年3月12日・2013年3月26日 | ブリザードン | 東京湾が凍りつくほどの寒波が襲来。その原因は冷凍怪獣ブリザードンであった。悪天候のために自衛隊の攻撃が著しく困難である中、まりかセヴンに期待がかかったが、まりかも人一倍の冷え性であったために活動できなくなっていた。鈴森少佐はセンパイの「冷凍怪獣は熱に弱い」との助言によりナパーム攻撃を行うが、逆効果であった。 まりかセヴンは防衛技術研究所で浦沢が極秘に開発していた冷凍光線銃を使って攻撃。怪獣から熱エネルギーをすいとることで弱らせ、最後にフライングクロスソードで倒した。 | |
18 | 「ISSから来た男」前編・中編・後編 | Web漫画アクション堂2013年4月19日・2013年5月10日・2013年5月24日 | ブローダ(本体・鳥怪獣) | 人工衛星が日本上空で次々と消滅、セヴンも知らない鳥怪獣が暴れ回る中、ISSから宇宙飛行士三波洋が緊急帰国する。彼のもたらした情報により、鳥怪獣の正体が浮遊怪獣ブローダの捕食器官であることが判明。スペースデブリ発生の危険性などで攻撃を仕掛けられない状況の中、ブローダのISS接近の危険性が高まり宇宙ステーション補給機“こうのとり”でまりかを宇宙空間に送り込む。『ガ壱號作戦』が功を奏しブローダは倒された。鈴森少佐は三波にモーションをかけるが、彼にはISSに婚約者がいて無事に結婚することができた。 | 第5巻 |
19 | 「ダイヤモンドが永遠に!?」前編・後編 | Web漫画アクション堂2013年6月7日・2013年6月21日 | ガリヤスタ | 東京湾に結晶怪獣ガリヤスタが出現。火に弱いというセヴンの情報により焼夷弾による攻撃が有効と思われたが、セヴンが漏らした炭素の結晶という言葉で司令室の全員がダイヤモンド怪獣であることに気づき、欲にかられて攻撃を中止してしまう。さらに一般人に情報が漏れ、ダイヤを求めて結晶化される被害者が続出。唯一正気を保っていたまりかは司令室(除く鈴森少佐)を説得し怪獣を燃やすことを決意。セブンストライカーは屈折して効果がなかったが、接近戦で振り回したセヴンソードが偶然怪獣を突き刺し、怪獣はほとんどが燃え尽きた。燃え残ったダイヤモンドは復興予算に組み入れられたとみられる。 | |
20 | 「ドキッ!スク水だらけのプール開き」前編・後編 | Web漫画アクション堂2013年7月5日・2013年7月19日 | マキューア | まりかの高校上空に液体怪獣マキューアが出現。まりかを除く水泳授業中の全員がマキューアに体を乗っ取られる。マキューアはさらにスプリンクラーを通じて校内全体を支配する。まりか以外にもセンパイも被害を受けていなかった。二人は脱出を図るが、マキューアは乗っ取られた生徒を利用して肉弾戦を開始。セヴンはそれを利用し逆にマキューアの拡散を防ぐことにする。さらに現場近くにいた鈴森少佐もマキューアに乗っ取られ、強敵となる。まりかとセンパイは家庭科室から調達した食塩をマキューアの核があるプールに投げ込むことに成功。苦しみプールから飛び出したマキューアを高熱放射で蒸発させた。 | |
21 | 「留年寸前ゾーン」前編・後編 | Web漫画アクション堂2013年8月2日・2013年8月19日 | ダルード、ステラゴン、デスガイラ | 怪獣と戦うために出席日数が足りず全科目赤点だったまりかは、留年を避けるために夏休みに補習授業を受けていた。しかしその授業中にも怪獣は出現。ダルードとステラゴンを授業と小テストの間の休み時間に倒す綱渡り状態になった。ダルードは防御力が高く、ステラゴンは口から強力な光線を発射するため苦戦する。自衛隊による仲たがい作戦は失敗するが最終的にダルードの甲羅による防御を逆に利用した攻撃で撃破することに成功し、さらに留年も回避できた。ただ、センパイが考え無しに放ったデスガイラはその後も森を食べ続けた。 | |
22 | 「恐怖の磁力線」前編・後編 | Web漫画アクション堂2013年9月6日・2013年9月20日 | ザンジバル | 強力な磁力線を発するザンジバルが出現。磁力線は周囲の通信や電力を途絶したため、怪獣の出現情報が自衛隊の司令部にまったく届かない状況になった。おおまかな位置は特定できたが、電子制御による正確な攻撃はできない。怪獣の発する磁力線でセヴンとの会話もできなくなり、まりか単独で変身する。怪獣は背中のレールガンで遠距離攻撃をするため近づけない。戦車の肉眼による砲撃で一時的に磁力線が弱まった瞬間を狙って接近、セヴンソードで怪獣は倒されるが、その光景を見守る謎の美少女と黒猫に気づく者は誰もいなかった・・・。斬矢シュレディンガー昴登場。リト登場。 | 第6巻 |
23 | 「黒い追跡者」前編・後編 | Web漫画アクション堂2013年10月4日・2013年10月18日 | コングレン | 都内に火焔怪獣コングレンが出現し、周囲を火の海に変える。出撃したまりかセヴンはまりかが夏風邪を引いたためにまったくかなわない。そこに突然猫耳の人型巨大宇宙人が出現。セヴンはその宇宙人がシュヴァルツ=メルダーといい、宇宙の賞金稼ぎで敵であるという。セヴンは免疫機能を一時的に抑えて体調を回復するが、それは同時にまりかの生命を危険にさらすことであった。しかしそれでも苦戦してしまう。シュヴァルツは必殺技シュヴァルツクーゲルブリッツを発射し、怪獣を退治。変身を解いて高熱に苦しむまりかの横に美少女と黒猫が現れ、謎の言葉を残す。シュヴァルツ=メルダー登場。 | |
24 | 「炎の転校生」前編・後編 | Web漫画アクション堂2013年11月1日・2013年11月15日 | ビエラ | まりかのクラスに「斬矢シュレディンガー昴」が転校し、美人でスポーツ万能・成績優秀なためたちどころにクラスの人気者になる。実は彼女はシュヴァルツ=メルダーの人間態であり、米軍の工作で編入したのであった。ビエラの出現によりまりかは現場に急行するが、鈴森少佐から攻撃をシュヴァルツに任せるように要請される。セヴンはその要請を無視するが、シュヴァルツと共闘せず足を引っ張り合う。その後まりかの説得によりようやく共闘して怪獣を倒せた。怪獣退治後に現れた昴をまりかは心配をするが、センパイは膝の裏の映像からシュヴァルツと昴が同一人物であることを見抜く。 | |
25 | 「変身少女と(関西弁しか)喋らない猫。」前編・後編 | Web漫画アクション堂2013年12月6日・2013年12月20日 | モバイガ | クリスマスプレゼントを探しに街に出たまりかは、ファミレスで親しげに談笑するセンパイと昴を目撃する。実は二人はシュヴァルツのフィギュアの商談をしていたのだが、まりかは完全に誤解をした。次の朝、体育倉庫にまりかを連れ込んだ昴は電磁パルスでセヴンを無効化・まりかを拘束し、出現したモバイガに単独で向かう。シュヴァルツは剣で触手を切断するが、急速に復元する触手の針に刺され、毒に侵されてしまう。一方、センパイは電磁波の異常を探してまりかを発見する。変身したまりかセヴンは、シュヴァルツや自衛隊の援護を受けて真上から接近、セヴンストライカーでモバイガを退治する。 | |
26 | 「飾りじゃないのよ猫耳は」前編・後編 | Web漫画アクション堂2014年1月10日・2014年2月7日 | バグモン | 文化祭で猫耳メイド喫茶を出店していたまりかのクラスでは、まりかと昴が人気萌えメイドの首位を争っていた。同じころ、大蜘蛛怪獣バグモンが出現。大量の幼体が街にあふれ出た。自衛隊は火炎放射でほぼ殲滅したが、巨大な成体が地中から出現したため敗走。首位争いを優先させ出撃を拒んでいたセヴンと昴のもとに怒った鈴森少佐が乗り込み、強制出撃。変身したまりかセヴンとシュヴァルツはバグモンの張った網にとらわれ、苦戦。バグモンの成体は二人の必殺技の合わせ技で倒したが、体内現れた無数の幼体を二人で踏みつぶし退治を完了。二人が高校に戻ると二人を抜いて鈴森少佐がトップ指名になっていた。 | 第7巻 |
27 | 「必殺!バレンタイン・キック」前編・後編 | Web漫画アクション堂2014年2月21日・2014年3月7日 | バリアント | バレンタインデーの前日にオーブンが壊れ困っているまりかに、昴は一緒にチョコを作ることを提案。昴はまりかとサエを拉致し、米軍基地内にあると思われる住居に連れ込む。同じころ有刺怪獣バリアントが都内に出現。昴とまりかはオスプレイで出撃するが、10分で戻らないとクッキーが焦げるために3分で怪獣と戦う必要が生じた。バリアントは電磁バリアですべての攻撃を跳ね返すため苦戦するが、ヘリに乗っていたセンパイが怪獣の頭上にバリアのない領域があることを発見。「必殺!バレンタインキーック!!」で退治した。次の日、まりかはセンパイに「まりかセヴンチョコクッキー(特大)」を渡し、昴はまりかにチョコを渡した。 | |
28 | 「まりかセヴン対暗黒大怪獣」前編・中編・後編 | Web漫画アクション堂2014年4月18日・2014年5月9日・2014年5月23日・2014年6月6日 | パラゾイド | 派遣社員根室は、怪獣が訪問先の商社を破壊する現場に遭遇する。怪獣は会社を一つ破壊すると忽然と消滅。翌日再び怪獣が出現、今度は勤務先を破壊されつつも生き延びた根室であったが、その心は絶望に支配されていく。上条大尉とセヴンは根室を訪問、セヴンがストレスをかけるとパラゾイドが出現。パラゾイドは根室の体を乗っ取り、驚異的な体力を示し逃走。セヴンはパラゾイドの正体に気づき、街を破壊し始めたパラゾイドの影と戦うが、パラゾイドの影は破壊できない。一方昴はパラゾイドが憑依した根室を発見、人間大のシュヴァルツとなり、パラゾイドの分離に成功。本体を破壊する。事件解決後、かつての勤務先の跡地で重機を操作する根室の明るい姿があった。 | |
29 | 「雨の午後はヤバいの」前編・中編・後編 | Web漫画アクション堂2014年7月4日・2014年7月18日・2014年8月8日 | エレゴラス | 山間部にエレゴラスが出現し、電気設備を破壊してエネルギーを吸っていた。目撃情報がなく緊急怪獣速報がない中、センパイは独自の情報で怪獣の出現を探知した。エレゴラスは街中に降りてきたが、中継映像を見たまりかは、そのヘラクレスオオカブトに似た姿形から虫アレルギーを発症出撃を拒否する。何とか説得され戦闘を始めたが、やはり虫であることに気づき、心を閉ざす。センパイの声で目を覚ましたまりかは戦闘を再開。エレゴラスとともに庄和排水機場に転落する。狭い空間に苦戦するが、エレゴラスの放電角をセヴンソードで破壊することに成功。その後まりかエレクトリックサンダーで過充電にし、エレゴラスを倒した。 | |
30 | 「俺を継ぐもの」前編・中編・後編 | Web漫画アクション堂2014年8月22日・2014年9月5日・2014年9月19日・2014年10月3日・2014年11月7日 | レリカー星人 | センパイは街中で理想のひざの裏を持つ少女と遭遇する。実はそれはレリカー星人が見せた幻だった。レリカー星人はセンパイと融合しまりかセヴンの情報をテロリストに漏えいすることで地球人同士を戦わせ、地球の地上げを図る。センパイの人望がなく人質としての価値がないと判断したレリカー星人は巨大化するが、逆にセンパイの意識に支配されていく。レリカー星人の中にセンパイがいるため攻撃をためらうまりかだったが、シュヴァルツからフィギュアの契約を聞かされて激高したまりかがセヴンストライカーを発射、レリカー星人を倒した。 | 第8巻 |
31 | 「怪獣ウォッチ」前編・中編・後編 | Web漫画アクション堂2014年11月21日・2014年12月19日・2015年1月23日 | グラビラー・パズゼア星人 | 突然巨大タンカーが空中に巻き上げられ、反重力怪獣グラビラーが現れた。兵器として開発されたが失敗作だったためパズゼア星人に遺棄されたものだった。グラビラーがダウンしたのを待って攻撃を開始したまりかセヴンだったが、防御力が大きいため歯が立たない。そのとき、パズゼア星人から装着する新兵器を渡される。操作が難しい兵器だったが、槍型に変形した際にグラビラーの角を破壊、その後鞭状になった兵器を使ってグラビラーを倒した。兵器はモニターとすることでセヴンの所有になった。 | |
32 | 「まりかセヴン暗殺計画」前編・中編・後編 | Web漫画アクション堂2015年2月20日・2015年3月6日・2015年3月20日・2015年4月3日・2015年4月24日 | タマミ・暗殺機人タマミネーター・グライブ星人 | 地球の再開発をたくらみその邪魔になる地球人類とまりかセヴンの抹殺を企てるグライブ星人は人間サイズのロボット「タマミ」をつれ、女子小学生そっくりの宇宙服でまりかと昴を襲う。自衛隊や米軍情報部も加わり乱戦になるが、宇宙服を破壊されたグライブ星人はタマミに乗り換え、巨大化して暗殺機人タマミネーターになる。タマミネーターの発する光線兵器を受けたまりかセヴンは倒れ、エネルギー障壁フィールド に閉じ込められる。セヴンはエネルギーが切れるとまりかとともに消滅するため、分離することを提案する。一方、廃棄された宇宙服の解析からグライブ星人の円盤の位置が特定され、ピンキーパンチで攻撃を開始。円盤がダメージを受けたために障壁フィールドが消え、動作が不安定になったタマミネーターをまりかセヴンが倒した。最後にシュヴァルツによって円盤が破壊された。 |
セヴンはまりかの身体運動機能の制御データを蓄積するため、高校の体育祭に参加していた。そこにガルムンガが出現。ガルムンガの強さは並みであったが、まりかの運動不足が人並はずれていたため、突然筋肉痛に襲われ、戦闘不能となる。自衛隊によるミサイルはガルムンガが発する超低周波によって破壊された。これを見たセンパイは、もう一発の誘導弾の発射を提案。ミサイルは再び破壊されるもののその際に発した超低周波によりまりかセヴンの筋肉痛が完治し、セヴンストライカーによって倒すことができた。
既刊一覧
- 『まりかセヴン』《双葉社・ACTION COMICS》 全8巻
- 2011年10月28日発行 ISBN 978-4-575-83981-4(帯推薦文:吾妻ひでお)
- 2012年7月28日発行 ISBN 978-4-575-84109-1(帯推薦文:樋口真嗣)
- 2012年11月28日発行 ISBN 978-4-575-84160-2(帯推薦文:あさりよしとお)
- 2013年7月26日発行 ISBN 978-4-575-84266-1
- 2013年11月28日発行 ISBN 978-4-575-84317-0(帯推薦文:出渕裕)
- 2014年5月28日発行 ISBN 978-4-575-84415-3(帯推薦文:庵野秀明)
- 2014年10月28日発行 ISBN 978-4-575-84520-4
- 2015年5月28日発行 ISBN 978-4-575-84629-4