新竹取物語 1000年女王
以下はWikipediaより引用
要約
『新竹取物語 1000年女王』(しんたけとりものがたり せんねんじょおう)は、松本零士の漫画、及びそれを原作としたアニメ。
作品解説
連載開始当時の1980年から見て近未来となる1999年を舞台に、1000年周期で地球に大きな災害をもたらす惑星ラーメタルの最接近という天文スペクタクルを交えながら、地球人の少年・雨森始とラーメタルから派遣された1000年女王であるラー・アンドロメダ・プロメシュームこと雪野弥生の交流を描いた作品。またこの機に乗じて地球移住をもくろむラーメタル人と地球人達との戦いも描かれる。
「産経新聞」(当時の題字はカタカナ表記の「サンケイ」)の朝刊と「西日本スポーツ」で1980年1月28日から1983年5月11日までの月曜〜金曜版に1ページずつ連載されていた。全1000回(全1000ページ)。なお、連載が休みとなる日曜版では「1000年女王ひろば」という読者投稿コーナーを設け、読者から寄せられた意見やイラストを掲載していた。漫画版、テレビ版、映画版ではキャラクターデザインや性格の設定に異同があり、ストーリー展開もそれぞれ異なる。
1978年から1981年にかけてヒットした『銀河鉄道999』を受けて、フジサンケイグループと東映が松本零士に原作を提供してもらい、産経新聞では漫画連載、フジテレビでは『999』の後番組としてテレビアニメシリーズ放映、映画版公開時にはニッポン放送でラジオドラマ放送など、グループを挙げての盛んなメディアミックス展開を行なった。宣伝も盛んに行われたことから、「宣伝女王」と揶揄されることもあった。映画版は、後に多くのアニメの製作で行なわれることとなる製作委員会方式の先駈けである。
しかし、先に『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』で爆発的なブームを巻き起こしていた松本アニメブームはこのとき既に陰りを見せており、アニメファンの注目は同時期の『機動戦士ガンダム』へ移行し、『999』ほどの人気は得られずにこのプロジェクトは終了した。
タイトルとモチーフ
原作およびテレビアニメ版のタイトルロゴは「1000年女王」の文字を大きくとり、台形を逆さまにしたような形のデザインの上に尾を引く流星が描かれ、尾の中に「新竹取物語」と副題が書かれていた。この副題にあるように、モチーフは『竹取物語』(かぐや姫)である。松本によれば、本作を連載する6、7年前に描いていた漫画『ダイバー0』の「金星の1000年女王」というサブタイトルの回で1000年女王というキャラクターを登場させて以来、いつか長編にしようと構想を練っていたという。また、タイトルで「1000」と付いているのは「(銀河鉄道)999」の次ということを意識しているからでは、との問いに対し松本は「いや、まったくの偶然です」と答えている。
松本作品における位置づけと『銀河鉄道999』との関連性
松本は本作について「この『1000年女王』はメーテルの母親にまつわる物語、つまり、時系列的に『999』以前のもので、私の宇宙物にとって、絶対に欠かせない作品なんです。この『1000年女王』が無いと、一つの輪の重要な接点が無くなるんです。」と述べており、自身の作品世界を構築する上で重要な位置づけであることを明言していた。だが劇中ではそうした『999』との関連性については明示されることはなく、映画版のテレビCMで「1000年女王は、メーテルなのか?」というコピーが使われ始めた頃には松本自身も「雪野弥生はメーテル」と言い出したこともあって連載中は本作が『999』の前史であることや、メーテルの母・プロメシュームの物語ということが大きくアピールされることはなかった。しかしその後、本作の後日談で『999』の前日談となるアニメ作品『メーテルレジェンド』(2000年)と『宇宙交響詩メーテル 銀河鉄道999外伝』(2004年)で本作のヒロイン・雪野弥生が『999』のプロメシュームであることが作中で明示された。2009年末から2010年初頭にかけて産経新聞出版より全3巻で刊行されたコンビニコミック版では、表紙に「メーテルの母の青春」というコピーが入っており、本作が『999』の前史であることと、メーテルの母・プロメシュームの物語であることをアピールするものとなっている。
本作の「姉妹が女王に反抗し、一方は賊に身を落とす」という設定は1996年にビッグゴールドで連載を再開した『999』とその関連作品に引き継がれ、これに伴いプロメシュームの一人娘という設定のメーテルと彼女とはライバルという位置づけだった女海賊エメラルダスは姉妹となり、『メーテルレジェンド』と『宇宙交響詩』は「かつてセレンと共に姉妹で女王ラーレラに反抗した弥生が、やがて自らが女王プロメシュームとなり、そして娘のメーテルと海賊エメラルダスの姉妹に反抗される」という因縁話となっている。
あらすじ
1999年、地球へと接近する太陽系第10番惑星の存在が確認された。東京郊外のとある町に住む中学生の少年・雨森始は、学校から帰宅した際に自宅の電子鉄工所で起こった爆発事故で両親を失ってしまう。自身も爆発に巻き込まれ、入院先の病院で謎の女性と出会う。数日後、伯父が所長を務める筑波山天文台を訪れると、そこには病院で出会った謎の女性がいた。彼女の名前は雪野弥生で、伯父の助手だという。
爆発事故と前後して、始の周りで怪事件が起こり始める。そこにちらつく謎の組織・1000年盗賊の影。やがて始は地球に近づく謎の惑星がラーメタルという名の星であること、弥生の正体がそのラーメタルから派遣され、永い間人知れず地球を導いてきた1000年女王であることを知る。
そして運命の時「1999年9月9日零時9分9秒」が、刻一刻と迫りつつあった。
登場人物
主要キャラクター
雨森 始 (あまもり はじめ)
声 - 戸田恵子
主人公。ごく普通の中学生で、容姿は『999』の星野鉄郎に学生服を着せた感じのキャラクター。宇宙に強い関心を持ち、弥生に好意を寄せている。学校の成績はあまりいい方ではないが、真面目で心優しい少年。当初は両親の死を1000年盗賊によるものだと考え、仇を討とうとしていた。
当初は鉄郎の1000年前の先祖という設定だったが、後に同じく『999』に登場するドクター・バンと同一人物とする説も出て、その説は根強く、別冊宝島982『松本零士 大宇宙ファンタジー』などでそうした記述を確認できる。
〔漫画版〕
弥生や夜森により知能をアップする装置にかけられ、宇宙船の操縦を行うなどの活躍を見せる一方、ラーレラの我が侭に散々振り回されつつも、ラーメタルに拉致されるなどの災難に逢う。その後、命がけのハンガーストライキを実行したり、弥生に一時天才に改造させられた潜在能力を駆使したり、夜森を自分の側に寝返らせる事で、ラーレラの心境に変化を与え、最終的に地球移住計画を断念させた。先祖はソフと呼ばれる弥生のはるか先代の女王が愛した原人だった。
弥生や夜森により知能をアップする装置にかけられ、宇宙船の操縦を行うなどの活躍を見せる一方、ラーレラの我が侭に散々振り回されつつも、ラーメタルに拉致されるなどの災難に逢う。その後、命がけのハンガーストライキを実行したり、弥生に一時天才に改造させられた潜在能力を駆使したり、夜森を自分の側に寝返らせる事で、ラーレラの心境に変化を与え、最終的に地球移住計画を断念させた。先祖はソフと呼ばれる弥生のはるか先代の女王が愛した原人だった。
〔TV版〕
1000年盗賊とも接点を持っていくうち、彼らもまた地球を救おうとしているのだと考えるようになり、反目しあう1000年女王と1000年盗賊を和解させるきっかけを作り、その行動力とひたむきさは、弥生とセレンの地球を救おうとする活動にも大きな影響を与えていく。終盤では、ヘリコプターを操縦し、ラーメタル接近による天変地異で逃げ遅れた人々の救助活動にも携わった。
1000年盗賊とも接点を持っていくうち、彼らもまた地球を救おうとしているのだと考えるようになり、反目しあう1000年女王と1000年盗賊を和解させるきっかけを作り、その行動力とひたむきさは、弥生とセレンの地球を救おうとする活動にも大きな影響を与えていく。終盤では、ヘリコプターを操縦し、ラーメタル接近による天変地異で逃げ遅れた人々の救助活動にも携わった。
〔映画版〕
弥生の教え子の劣等生という設定で登場。地球を守るべく、両親の仕事の事を知った後に、博物館にあるゼロ戦を使用するなどしてラーメタル兵とも戦った。ラーメタルとの戦いの後、死の床の弥生から、弥生の依頼が原因で両親を死なせる羽目になった事を詫びられるが、自分よりも長い年月の中で苦悩し、地球のために故郷と戦う羽目になり、セレン、ミライ、夜森、ファラといった自分よりも遙かに多くの大切な人々を喪ってしまった弥生の心中と悲しみ、立場を理解して許し、涙の別れを迎える。
弥生の教え子の劣等生という設定で登場。地球を守るべく、両親の仕事の事を知った後に、博物館にあるゼロ戦を使用するなどしてラーメタル兵とも戦った。ラーメタルとの戦いの後、死の床の弥生から、弥生の依頼が原因で両親を死なせる羽目になった事を詫びられるが、自分よりも長い年月の中で苦悩し、地球のために故郷と戦う羽目になり、セレン、ミライ、夜森、ファラといった自分よりも遙かに多くの大切な人々を喪ってしまった弥生の心中と悲しみ、立場を理解して許し、涙の別れを迎える。
雪野 弥生 (ゆきの やよい)
声 - 潘恵子
本作のヒロイン。アニメ版ではTV・映画ともにトップクレジットとして表示され主人公となっている。ラーメタル名は、映画版と漫画版ではラー・アンドロメダ・プロメシュームII世。TVでは「II世」が省略されている。
1000年間、地球を見守る歴代1000年女王の一人で、地下大空洞内のラーメタル人による地下組織の頭目であり、漫画版と映画版では、1000年もの長い間に地球を支配する傍ら、地球人の良さと心を知って、地球を愛し、地球人に味方する心が芽生えていくが、自分の治世の間に優しかった地球人が、武器を手に採って戦い、血生臭い歴史を造るようになっていった事で、そうした地球人を変えてしまった母星ラーメタルと、その指令を実行した自分への後悔と嫌悪の念を人知れず抱き続けたり、自分の依頼発注したものが原因で始の両親が死ぬ結果となった事で、始への負い目も抱いている。
シンボルの三つ叉になっているような形状で、中央にハートマークがあるラーメタル王族のラー一族を意味する王冠は、TV版では自らの超能力を発揮する際の、強力な思念増幅装置ともなっており、その力はビルの高さをも超える巨大大津波をも食い止める程の超常的、超自然的な力を発揮するが、使用した場合の身体への負担は著しく大きく、天変地異を食い止めた使用後には立っていられず、失神してしまう程となる。最終話での暗黒彗星ラーへの突入の際には、大宇宙船内の動力となっている隕石のエネルギーと爆発力を増幅させ、その起爆剤となる大宇宙船の出力を臨界以上まで上げて自らの身を犠牲に地球とラーメタルを救った。漫画版と映画版では、そういった超人的な力を発揮する場面は殆どない。
原作の漫画版、および映画版はメーテルそっくりの容姿で切れ長の目をしているが、TV版では大きな丸い目となった。
筑波天文台勤務の雨森教授の秘書をしているのはTV&漫画、映画版いずれも共通しているが、漫画版とTV版、そして映画版で以下の点が異なっている。
〔漫画版〕
雨森教授に拾われた後、地球上での両親に相当する老夫婦が経営しているラーメン屋・「三食ラーメン堂」に預けられて成長し、出前などもしている看板娘で、ラーメン屋の二階に住んでいる。TV版よりもはやく1000年盗賊と和解し、共に地球の為にラーメタルと戦う決意をするが、はるか昔の先代の女王が愛した原人ソフの面影(子孫)を持つ始の人を思いやる心に次第に感化されていき、ラーメタルとの戦いの中で、セレン、夜森、ミライを喪い、争いを終局させ、地球のためにラーメタルに戻る決意をし、ラーレラと和解、凍り付きながら地球から離れていくラーメタルに帰還する。
雨森教授に拾われた後、地球上での両親に相当する老夫婦が経営しているラーメン屋・「三食ラーメン堂」に預けられて成長し、出前などもしている看板娘で、ラーメン屋の二階に住んでいる。TV版よりもはやく1000年盗賊と和解し、共に地球の為にラーメタルと戦う決意をするが、はるか昔の先代の女王が愛した原人ソフの面影(子孫)を持つ始の人を思いやる心に次第に感化されていき、ラーメタルとの戦いの中で、セレン、夜森、ミライを喪い、争いを終局させ、地球のためにラーメタルに戻る決意をし、ラーレラと和解、凍り付きながら地球から離れていくラーメタルに帰還する。
〔TV版〕
漫画版同様に「三食ラーメン堂」の看板娘で、虎縞の猫のレイジを飼っており、始達のマドンナだった。始とは所長との絡みからつきあい始め、当初は大宇宙船の設計図を入手する為、始に父の形見の設計図を半ば強引に提供するように持ちかける場面もあるが、次第に母星ラーメタルのやり方に疑問を覚えはじめ、両親を喪いながらも希望を棄てずに難局に向かう始の行動と熱意に心を打たれ、1000年盗賊との和解に尽力し、両親の力にもなっている始への協力と支援を惜しまなくなり、「始君は、私に人を愛することの大切さと、素晴らしさを教えてくれた。」として彼を愛し、助ける事にも全力を注いでいき、やがて地球とラーメタルを救う為に大宇宙船に乗って、暗黒彗星ラーへの特攻を決意する。
漫画版同様に「三食ラーメン堂」の看板娘で、虎縞の猫のレイジを飼っており、始達のマドンナだった。始とは所長との絡みからつきあい始め、当初は大宇宙船の設計図を入手する為、始に父の形見の設計図を半ば強引に提供するように持ちかける場面もあるが、次第に母星ラーメタルのやり方に疑問を覚えはじめ、両親を喪いながらも希望を棄てずに難局に向かう始の行動と熱意に心を打たれ、1000年盗賊との和解に尽力し、両親の力にもなっている始への協力と支援を惜しまなくなり、「始君は、私に人を愛することの大切さと、素晴らしさを教えてくれた。」として彼を愛し、助ける事にも全力を注いでいき、やがて地球とラーメタルを救う為に大宇宙船に乗って、暗黒彗星ラーへの特攻を決意する。
〔映画版〕
秘書の傍ら、始の通う学校の教師をしており、高級マンション風の部屋に住んでいる。当初はラーメタルと地球の狭間に居る自分に悩んでいたが、漫画版、TV版と同じように始のひたむきさに感動し、セレン、夜森、ミライを喪ってなお、自分と、地球人の心と善意を踏みにじるように地球に侵攻してくるラーメタルに反旗を翻して抵抗し、ラーレラと差し違える。
秘書の傍ら、始の通う学校の教師をしており、高級マンション風の部屋に住んでいる。当初はラーメタルと地球の狭間に居る自分に悩んでいたが、漫画版、TV版と同じように始のひたむきさに感動し、セレン、夜森、ミライを喪ってなお、自分と、地球人の心と善意を踏みにじるように地球に侵攻してくるラーメタルに反旗を翻して抵抗し、ラーレラと差し違える。
万能ネコ(レイジ)
雨森教授
声 - 永井一郎
筑波天文台の所長。始の伯父で、TV版では始の父は彼の弟に当たる(映画版では兄)。爆発事故で死亡した始の両親に代わり、彼の身柄を引き取ることとなる。太陽系第10番惑星の存在を初めて確認し、地球との衝突時間をコンピューターで「1999年9月9日零時9分9秒」と割り出した。当初は髪が生えていたが、映画版で爆風でカツラが飛ばされ禿げていたことがわかる(TVでは禿げていない)。
靴は下駄履きであり、漫画版、映画版ではこの下駄をラーメタルとの戦いに於いて、投擲武器として使用したが、その威力は信じられない事に、ラーメタルの戦闘艦に甚大なる大ダメージを与える程だった。
〔漫画版〕
TV版、映画版と異なって当初は頭髪があり、始や弥生と一緒に行動する描写も多い。三食ラーメン堂の弥生の両親からは、娘に悪い事を教えているなどと誤解もされている。ラーメタルの接近による地球の現状を憂いたり、それに関わる始と弥生の身を案じるストレスのあまりに、つるっパゲとなってしまった。
TV版、映画版と異なって当初は頭髪があり、始や弥生と一緒に行動する描写も多い。三食ラーメン堂の弥生の両親からは、娘に悪い事を教えているなどと誤解もされている。ラーメタルの接近による地球の現状を憂いたり、それに関わる始と弥生の身を案じるストレスのあまりに、つるっパゲとなってしまった。
〔TV版〕
地球の未来を憂う姿が描かれ、各国のIDH(国際防衛組織)委員が地球の危機を目前にしながらエゴをむき出しにしている様子に憤りを感じている(地球脱出用の大宇宙船の設計図のコピーも、非協力的な彼等の眼前で燃やしたり、(自分と始を含めた)天文台所員全員が、脱出宇宙船の乗客に選ばれなかった事についても皮肉っている。)。謎めいた行動ばかり採る弥生や、行動的過ぎる始に手を焼かされ、特に始にはやや口五月蠅い態度と口調で接するが、それは兄弟の忘れ形見である彼の身を案じて故である。
地球の未来を憂う姿が描かれ、各国のIDH(国際防衛組織)委員が地球の危機を目前にしながらエゴをむき出しにしている様子に憤りを感じている(地球脱出用の大宇宙船の設計図のコピーも、非協力的な彼等の眼前で燃やしたり、(自分と始を含めた)天文台所員全員が、脱出宇宙船の乗客に選ばれなかった事についても皮肉っている。)。謎めいた行動ばかり採る弥生や、行動的過ぎる始に手を焼かされ、特に始にはやや口五月蠅い態度と口調で接するが、それは兄弟の忘れ形見である彼の身を案じて故である。
〔映画版〕
侵攻してくるラーメタルの軍勢に対し、三八式歩兵銃を手にして、前述のようにカツラを飛ばされながらも戦った。ラストで弥生と別れ、悲しみに沈む始を「女王の愛はお前の中で永遠に生きる」と云って励ましている。
侵攻してくるラーメタルの軍勢に対し、三八式歩兵銃を手にして、前述のようにカツラを飛ばされながらも戦った。ラストで弥生と別れ、悲しみに沈む始を「女王の愛はお前の中で永遠に生きる」と云って励ましている。
アラジン
漫画版の途中から登場。レオパルドが始や地球を知るスパイとして差し向けたロボットで、役割的には『ヤマト』でいうところのアナライザー的存在。人間同様の感情と思考を持ち、友人になりたいとして始と接触するが、始に拒否される。だが彼への親愛の情は本物であり、その友情を優先した結果、レオパルドの命に背いて自身の回路を焼き切り自殺した。その後弥生の修理により復活、始の親友となる。
中がコクピットとなっており、二人程度なら乗せることも可能。足がキャタピラとなっているため地上走行が可能な他、下部ジェットで飛行も可能。ロボットなのでコンピューターが搭載されてはいるものの計算はまったくできず、幽霊のようなオカルトを怖がるロボットらしからぬ面もある。本人が豪語する特技は、衝撃を受けた時にタヌキ寝入りをする「死んだ振り」だが、その演技は警備ロボットを誤魔化せないので、上手いとは言い難い。後半には始と弥生を乗せて、小型ビークルの代わりを務めたり、所長と共に旧式兵器を用いたラーメタルとの戦闘にも参加。全てが終わった後には地球に残り、雪野家に身を寄せるようになる。
TV版でも登場が予定され、設定画も描かれていたが、打ち切りで登場しなかった。『宇宙交響詩メーテル』ではアラジンと似たデザインの、機械帝国を憎み、メーテルと共にプロメシュームと戦う少年ナスカの友人であるロボットランパが登場している。
1000年盗賊
セレン
声 - 麻上洋子、曽我部和行(TV版での覆面時)
秘密結社1000年盗賊の首領。ラーメタルのために地球人を利用するのはよくないとの考えから、1000年女王を中心とする地下組織と対立している。容姿は弥生と瓜二つだが、髪の色は漫画版と映画版はブラウンで、TV版は弥生よりややくすんだ金髪。弥生とは双子の姉妹だが、それぞれの媒体で設定が異なる。
〔漫画版〕
弥生の妹で、漫画版ではTV版と同様、覆面と黒いコートを着用していた。弥生と同様に始の父に宇宙船の部品供給と製作を依頼しており、それが始の両親の命を奪う事になったので、弥生同様に始へ負い目を抱いている。ラーメタル機甲団のレオパルドとは激しく激突し、ラーメタルの伝説の英雄ハンニバルとも旧知の関係で、漫画版の終盤で再登場した際には顔に傷ができエメラルダスのような容姿になった。物語終盤でレオパルド機甲団との激突で満身創痍となりながらも戦い続け、力尽きた。
弥生の妹で、漫画版ではTV版と同様、覆面と黒いコートを着用していた。弥生と同様に始の父に宇宙船の部品供給と製作を依頼しており、それが始の両親の命を奪う事になったので、弥生同様に始へ負い目を抱いている。ラーメタル機甲団のレオパルドとは激しく激突し、ラーメタルの伝説の英雄ハンニバルとも旧知の関係で、漫画版の終盤で再登場した際には顔に傷ができエメラルダスのような容姿になった。物語終盤でレオパルド機甲団との激突で満身創痍となりながらも戦い続け、力尽きた。
〔TV版〕
古びた建物をアジトとして使用している。弥生の姉として登場しているが、TV版では二人ともクローン技術によって聖女王のクローンとして生み出されており、その為に弥生と瓜二つの外観となっている。
本来なら弥生より先に1000年女王として地球に派遣されるはずだったが、ふとした事で地球人に興味を持ち、ラーメタルでの地球人居住区の出入りをしていくうちに地球人と交流を結んだ事で、地球人と地球の素晴らしさを知っていくが、その為に母親の聖女王の怒りに触れて追放され、1000年盗賊を組織する事になったいきさつがある。IDH委員長とも協力関係にある。
当初は覆面と黒いコートを着用し、変声機で声を変えていた。第26話で正体が明らかになるまでクレジット表記は1000年盗賊ボス、首領だった。はじめはラーメタルの尖兵的役割だった弥生の1000年女王とのグループとは、地球を救う考えの相違や、始の父の大宇宙船設計図を巡って争奪戦をしていたが、始の誠意に心を打たれ、そして弥生との誤解からの対決時に落としたペンダントが拾われて、弥生が自分と同じ女王の証のペンダントを持っていた事で正体を知ったのに加え、ラーメタルからのスパイとなったゲランとの戦いをきっかけに素顔となり、抗争にピリオドを打った。
弥生と和解後には、ふたつ星でラーメタル機甲団を迎え撃つようになり、様々な形でサポートしていく。最終回ではラーへと特攻する弥生の決意と願いを無駄にしない為、聖女王の元へ赴き、妹が地球と母星の為に命を捧げた事を告げて和睦する。ラーの破壊後には母からは戻ってきて欲しいと懇願されていた。
古びた建物をアジトとして使用している。弥生の姉として登場しているが、TV版では二人ともクローン技術によって聖女王のクローンとして生み出されており、その為に弥生と瓜二つの外観となっている。
本来なら弥生より先に1000年女王として地球に派遣されるはずだったが、ふとした事で地球人に興味を持ち、ラーメタルでの地球人居住区の出入りをしていくうちに地球人と交流を結んだ事で、地球人と地球の素晴らしさを知っていくが、その為に母親の聖女王の怒りに触れて追放され、1000年盗賊を組織する事になったいきさつがある。IDH委員長とも協力関係にある。
当初は覆面と黒いコートを着用し、変声機で声を変えていた。第26話で正体が明らかになるまでクレジット表記は1000年盗賊ボス、首領だった。はじめはラーメタルの尖兵的役割だった弥生の1000年女王とのグループとは、地球を救う考えの相違や、始の父の大宇宙船設計図を巡って争奪戦をしていたが、始の誠意に心を打たれ、そして弥生との誤解からの対決時に落としたペンダントが拾われて、弥生が自分と同じ女王の証のペンダントを持っていた事で正体を知ったのに加え、ラーメタルからのスパイとなったゲランとの戦いをきっかけに素顔となり、抗争にピリオドを打った。
弥生と和解後には、ふたつ星でラーメタル機甲団を迎え撃つようになり、様々な形でサポートしていく。最終回ではラーへと特攻する弥生の決意と願いを無駄にしない為、聖女王の元へ赴き、妹が地球と母星の為に命を捧げた事を告げて和睦する。ラーの破壊後には母からは戻ってきて欲しいと懇願されていた。
〔映画版〕
映画版は漫画版と同じく妹設定で、漫画版やTV版とは容姿が大きく異なり、セミロングの髪型となり、覆面も被ってはおらず、最初から素顔で登場。弥生側との対立は殆どなく、全面的とはいわずとも、独自の協調関係で結ばれていた。姉がラーメタルと地球の板挟みになっている事での苦悩を理解し、気遣う面もある。TV版、漫画版と同じように空洞船ノアの盾となって母星ラーメタルと戦うが、漫画版同様に戦死する。
映画版は漫画版と同じく妹設定で、漫画版やTV版とは容姿が大きく異なり、セミロングの髪型となり、覆面も被ってはおらず、最初から素顔で登場。弥生側との対立は殆どなく、全面的とはいわずとも、独自の協調関係で結ばれていた。姉がラーメタルと地球の板挟みになっている事での苦悩を理解し、気遣う面もある。TV版、漫画版と同じように空洞船ノアの盾となって母星ラーメタルと戦うが、漫画版同様に戦死する。
トレンチの男
リトル・ハンニバル
声 - 池田秀一
映画版に登場する顔の上面が頭髪で覆われたセレンの副官で、TV版でのトレンチの男に相当するキャラクター。後述する漫画版のハンニバルとの区別の為か、「リトル」という設定名が付けられている。戦闘時にセレンを支え続けたが,セレンと共に戦死。
漫画版でも1000年盗賊の一員に、そうした目の部分が覆われている人物が見られる。
1000年女王の部下達
夜森 大介 (やもり だいすけ)
声 - 古谷徹
ラーメタル名は、ラー・エルス・ミリュー。1000年女王の部下だが、本来はラーメタルの空間機甲団に所属しており、階級は大尉。地球人を猿扱いしたり、始のことを見下す態度や言動が目立つ。
各媒体では、始を見下す態度、特徴は変わらないものの、それぞれ思考と思想、そして最期を遂げる描写が異なる
〔漫画版〕
先述の通り当初は始を見下す態度や言動が目立ったが、やがて始やアラジンに友情を感じるようになった。かつては弥生を愛するあまり、始の先祖であり弥生のはるか先代の女王が愛した地球人の原人ソフを嫉妬から殺してしまい、その過ちによる負い目を後半抱くようになり、覆面を被ってラーメタルアンドロイド師団指揮官の「デラ・マース・フロンティアラ」という偽名でラーメタルの為に働いていたが、弥生と始の行動と、ミライからの難詰などから、次第に心が揺れ始め、最期は始との友情に殉じて、ファラの攻撃から始を庇って相討ちとなった。
先述の通り当初は始を見下す態度や言動が目立ったが、やがて始やアラジンに友情を感じるようになった。かつては弥生を愛するあまり、始の先祖であり弥生のはるか先代の女王が愛した地球人の原人ソフを嫉妬から殺してしまい、その過ちによる負い目を後半抱くようになり、覆面を被ってラーメタルアンドロイド師団指揮官の「デラ・マース・フロンティアラ」という偽名でラーメタルの為に働いていたが、弥生と始の行動と、ミライからの難詰などから、次第に心が揺れ始め、最期は始との友情に殉じて、ファラの攻撃から始を庇って相討ちとなった。
〔TV版〕
1000年女王親衛隊隊長として登場。初期にはパイロットを目指す始の教官だったが、地球人である始を見下し、彼や地球人に対する弥生の接し方を見て、彼女への不信感を次第に強めていき、遂には弥生に叛旗を翻して、ラーメタルと聖女王の為に手段を選ばぬようになり、燃料隕石を強奪し、筑波天文台を爆破しようと脅しをかけたり、弥生の両親の雪野夫妻を人質に大宇宙船を強奪しようとするなどの強硬手段に出た挙句、最期は大宇宙船を奪回しようとするミライと差し違えた。ノベルズ版(若桜木版)では、始に射殺されている。
1000年女王親衛隊隊長として登場。初期にはパイロットを目指す始の教官だったが、地球人である始を見下し、彼や地球人に対する弥生の接し方を見て、彼女への不信感を次第に強めていき、遂には弥生に叛旗を翻して、ラーメタルと聖女王の為に手段を選ばぬようになり、燃料隕石を強奪し、筑波天文台を爆破しようと脅しをかけたり、弥生の両親の雪野夫妻を人質に大宇宙船を強奪しようとするなどの強硬手段に出た挙句、最期は大宇宙船を奪回しようとするミライと差し違えた。ノベルズ版(若桜木版)では、始に射殺されている。
〔映画版〕
地球の探査チームの一員で、表面的には弥生の部下だったが、正体はファラのスパイであり、本来の目的は弥生の監視役だった。しかし、漫画版同様に弥生を愛し、地球や女王のために戦う始にも刺激された結果、彼女を守るために祖国を裏切り、ラーメタルの戦闘艦に自爆攻撃を敢行した。
地球の探査チームの一員で、表面的には弥生の部下だったが、正体はファラのスパイであり、本来の目的は弥生の監視役だった。しかし、漫画版同様に弥生を愛し、地球や女王のために戦う始にも刺激された結果、彼女を守るために祖国を裏切り、ラーメタルの戦闘艦に自爆攻撃を敢行した。
ミライ
声 - 杉山佳寿子
歴代1000年女王の眠る「聖なる墓地」の墓守で裸体の女性の姿をしており、黄色く光る体を持つ。弥生の忠実な部下であり、漫画版&映画版では彼女の呼びかけに応じて歴代の1000年女王を一時的に復活させて最期を迎える。
TV版銀河鉄道999の最終回にも、別人ではあるが、似たような容姿で、同名のプロメシュームの部下が出演している(999原作版でのメノウ的な役割)。
〔漫画版〕
掌に強力なエネルギーを発生させ、相手に向かってそれを幾筋ものエネルギー波として放つことができ、墓に近づこうとする者を攻撃する。また、レーザー光線も通用しない。始のことを原人ソフの生まれ変わりとして女王同様に丁重に接しているが、アンドロイドと勘違いされたことは悲しんでいた。その先祖ソフと、夜森との因縁も知っている。
掌に強力なエネルギーを発生させ、相手に向かってそれを幾筋ものエネルギー波として放つことができ、墓に近づこうとする者を攻撃する。また、レーザー光線も通用しない。始のことを原人ソフの生まれ変わりとして女王同様に丁重に接しているが、アンドロイドと勘違いされたことは悲しんでいた。その先祖ソフと、夜森との因縁も知っている。
〔TV版〕
やや無表情だった原作漫画よりも、鼻と口がはっきり描かれている。当初は始にも容赦はなかったが、やがて協力者となり、最期は弥生の両親と大宇宙船を奪回する為、夜森や永久管理人と戦って死ぬ。レーザー光線が効かないのは漫画版と同じだが、乱闘の際に、至近距離から夜森に撃たれたのが致命傷となった。ノベルズ版(若桜木版)では、永久管理人と共倒れとなる。
やや無表情だった原作漫画よりも、鼻と口がはっきり描かれている。当初は始にも容赦はなかったが、やがて協力者となり、最期は弥生の両親と大宇宙船を奪回する為、夜森や永久管理人と戦って死ぬ。レーザー光線が効かないのは漫画版と同じだが、乱闘の際に、至近距離から夜森に撃たれたのが致命傷となった。ノベルズ版(若桜木版)では、永久管理人と共倒れとなる。
〔映画版〕
漫画版、TV版と異なり、緑色に光る身体を持つ。TV版のように墓守として侵入者と戦う描写は無い。始に母星ラーメタルへの帰還を拒み、愛する地球に眠ることを選んだ歴代1000年女王達の説明をする。なお、映画版ではかつては1000年女王の1人だったものの、自ら望んで地位を棄てて、墓守になったとされている。但し、劇中ではそのような説明は無い。
漫画版、TV版と異なり、緑色に光る身体を持つ。TV版のように墓守として侵入者と戦う描写は無い。始に母星ラーメタルへの帰還を拒み、愛する地球に眠ることを選んだ歴代1000年女王達の説明をする。なお、映画版ではかつては1000年女王の1人だったものの、自ら望んで地位を棄てて、墓守になったとされている。但し、劇中ではそのような説明は無い。
永久管理人
声 - 弥永和子(TV版)・増山江威子(映画版)
地下大団地の管理人。見た目は弥生に似ているが、弥生を老婆にしたような姿で描かれている。髪はグレーがかった青色で、肌は薄緑色をしている。ラーメタル人は数万年に及ぶ寿命を持つため、見た目に老化はみられないが、彼女の場合は老婆のような容姿をしていることから、ラーメタル人の中でも相当な高齢だと推定される。
〔漫画版〕
地下団地の管理人として、団地全体を統率し、地球人避難を行う。しかし、本心ではここに地球人達が避難する事が無いように願っていた。
地下団地の管理人として、団地全体を統率し、地球人避難を行う。しかし、本心ではここに地球人達が避難する事が無いように願っていた。
〔TV版〕
弥生よりも目が切れ長で細く、TV版女性キャラ(雪野夫人を除く)では唯一原作作者画に近く描かれている。夜森同様に弥生よりもラーレラへの忠誠心が強く、地下団地に入ってきた始を問答無用に射殺しようとしたり、地球人を救おうとしている弥生の行動に不信感を抱くようになり、終盤において夜森の呼びかけに応じて叛旗を翻した。また、髪の毛を相手に絡みつけてエネルギーを吸収することができる。最期はミライに焼き尽くされた。
弥生よりも目が切れ長で細く、TV版女性キャラ(雪野夫人を除く)では唯一原作作者画に近く描かれている。夜森同様に弥生よりもラーレラへの忠誠心が強く、地下団地に入ってきた始を問答無用に射殺しようとしたり、地球人を救おうとしている弥生の行動に不信感を抱くようになり、終盤において夜森の呼びかけに応じて叛旗を翻した。また、髪の毛を相手に絡みつけてエネルギーを吸収することができる。最期はミライに焼き尽くされた。
〔映画版〕
関東平野の地下大空洞全体を管理している。映画版ではミライと同じく、以前は1000年女王の1人だったが、同じように地位を棄てて、管理人になった設定があるが、同じく劇中ではその説明は無い。弥生のために危険を顧みずに駆け付けた始に対し、「勇気のある優しい子」と評して、空洞内を案内する。物語ラストでは、弥生との死別を悲しむ始に「人の世に『生まれ変わり』というものがあるなら、あなたとこの女王は遠く時の流れの接する所で、愛し合う人として巡り逢うことがあるでしょう。私は、そう信じています」と告げる。
関東平野の地下大空洞全体を管理している。映画版ではミライと同じく、以前は1000年女王の1人だったが、同じように地位を棄てて、管理人になった設定があるが、同じく劇中ではその説明は無い。弥生のために危険を顧みずに駆け付けた始に対し、「勇気のある優しい子」と評して、空洞内を案内する。物語ラストでは、弥生との死別を悲しむ始に「人の世に『生まれ変わり』というものがあるなら、あなたとこの女王は遠く時の流れの接する所で、愛し合う人として巡り逢うことがあるでしょう。私は、そう信じています」と告げる。
ラーレラとその配下
ラーレラ
声 - 中西妙子(TV版)・武藤礼子(映画版)
ラーメタルの指導者であり支配者で、TV版では「聖女王」、そのノベルズ版では「ゴッドマザー」と呼ばれている。漫画版と映画版の容姿は地球人の幼い少女に酷似するが、実年齢は数百万歳に達している。外観からは下半身が存在しないように見え、空中を滑るように移動する。頭上と足元には光の輪が浮かび、頭上のものは「知恵の輪」と呼ばれる。「知恵の輪」はラーレラが強く思考することで発生し、これを他人に掴まれると脱力し、腰が抜けてしまう(漫画版)。
〔漫画版〕
顔つきが映画版よりもさらに幼く、黒い目をした少女のように描かれている。それに伴い、我が侭で非常に子供っぽい性格に変更されており、映画版で見せた指導者の威厳もあまり無い。当初は地球人を見下しており、始のことも単なる遊び相手と見做していたが、やがて本気で恋愛感情を抱くようになり、地球移住計画よりも始を懐柔することに傾注するようになる。その後、始がハンガーストライキを行ったことにショックを受け、何事も自分の思うとおりにならないことを思い知らされると、徐々に地球人への態度を軟化させていく。最終的にレオパルドの艦隊が敗退したことを受けて移住計画を断念し弥生と和解する。最後は始に世界で一番好きだったと告白して弥生と共にラーメタルに戻って地球を離れていった。
顔つきが映画版よりもさらに幼く、黒い目をした少女のように描かれている。それに伴い、我が侭で非常に子供っぽい性格に変更されており、映画版で見せた指導者の威厳もあまり無い。当初は地球人を見下しており、始のことも単なる遊び相手と見做していたが、やがて本気で恋愛感情を抱くようになり、地球移住計画よりも始を懐柔することに傾注するようになる。その後、始がハンガーストライキを行ったことにショックを受け、何事も自分の思うとおりにならないことを思い知らされると、徐々に地球人への態度を軟化させていく。最終的にレオパルドの艦隊が敗退したことを受けて移住計画を断念し弥生と和解する。最後は始に世界で一番好きだったと告白して弥生と共にラーメタルに戻って地球を離れていった。
〔TV版〕
中盤より登場する惑星ラーメタルの聖女王。弥生&セレンの母親でもあり、弥生を本名の「アンドロメダ・プロメシューム」と呼ぶ。普段は幻影で本当の姿を隠しており、TV版で素顔を現したのは最終話のみで、漫画版や映画版と異なって完全な大人の女性の容姿で、弥生やセレンをやや老けさせたような素顔だった。ラーメタルの安泰のみを考え、地球には侮蔑的であり、地球人へ興味を持ち始めた娘達への扱いは冷たかったが、プロメシューム(弥生)が、自ら命を棄てて、全能の神と信じてきた災厄の元凶であるラーに突入するとセレンから告げられ、ラーを破壊された事でラーメタルが地球の軌道に入って。共に太陽の恩恵により暖かさが戻り、そのことで迷信に囚われて娘を信じてやれなかった自分の愚かさを悔やみ、更にセレンから弥生の願いである「ラーメタルに住む地球人達を地球へ帰して欲しい」という言葉を受け容れて和解する。
中盤より登場する惑星ラーメタルの聖女王。弥生&セレンの母親でもあり、弥生を本名の「アンドロメダ・プロメシューム」と呼ぶ。普段は幻影で本当の姿を隠しており、TV版で素顔を現したのは最終話のみで、漫画版や映画版と異なって完全な大人の女性の容姿で、弥生やセレンをやや老けさせたような素顔だった。ラーメタルの安泰のみを考え、地球には侮蔑的であり、地球人へ興味を持ち始めた娘達への扱いは冷たかったが、プロメシューム(弥生)が、自ら命を棄てて、全能の神と信じてきた災厄の元凶であるラーに突入するとセレンから告げられ、ラーを破壊された事でラーメタルが地球の軌道に入って。共に太陽の恩恵により暖かさが戻り、そのことで迷信に囚われて娘を信じてやれなかった自分の愚かさを悔やみ、更にセレンから弥生の願いである「ラーメタルに住む地球人達を地球へ帰して欲しい」という言葉を受け容れて和解する。
〔映画版〕
容姿は幼いものの、言動は成人女性のそれであった。また瞳が描かれていないため、仮面のような容姿となっており冷たい印象を与える。地球人や配下である弥生に対しては、基本的に冷酷な態度で接していたが、ラーメタル人の将来を憂い、指導者としての任に殉じる面も多々見られた。また、「知恵の輪」からはレーザーに似た光線を放つ事が可能で、新1000年女王や弥生を攻撃し、新女王は絶命した。しかし、瀕死の重傷を負わせた弥生をファラに改造を行わせようとした時に始の介入に遭い、更に起き上がった弥生から背中を銃撃されて致命傷を負い、その後の歴代の1000年女王の集中攻撃を受けて死亡した。
容姿は幼いものの、言動は成人女性のそれであった。また瞳が描かれていないため、仮面のような容姿となっており冷たい印象を与える。地球人や配下である弥生に対しては、基本的に冷酷な態度で接していたが、ラーメタル人の将来を憂い、指導者としての任に殉じる面も多々見られた。また、「知恵の輪」からはレーザーに似た光線を放つ事が可能で、新1000年女王や弥生を攻撃し、新女王は絶命した。しかし、瀕死の重傷を負わせた弥生をファラに改造を行わせようとした時に始の介入に遭い、更に起き上がった弥生から背中を銃撃されて致命傷を負い、その後の歴代の1000年女王の集中攻撃を受けて死亡した。
新1000年女王
声 - 潘恵子
名前は漫画版での表記で、TV版でのクレジット表記は新女王。
セレンと同様に弥生と瓜二つの姿をしているが、漫画版では弥生と違い、傲慢な性格で地球人を見下している。TV版では彼女のほうが弥生に比べて釣り目である。次代の1000年女王としてラーメタルより遣わされた。しかし弥生は交代を拒否し、金星の黒い都での決闘を行うことになる。なお、スタッフによるイメージセルでは、弥生を緑がかった黒髪にしたような姿でも描かれている。
〔漫画版〕
宇宙船で地球に飛来し、弥生と始を船に招き入れて、黒い都で弥生と果たし合いを誓わせる。弥生と同型の三つ叉の王冠をしているが、弥生のと違い、こちらには中央に♡マークはない。
金星での弥生との対決に敗れて燃え尽きるが、弥生自身は本心では争いを望んでいなかったようで、決闘後に弥生は、自分と同じ顔をして希望と野心に燃えていた新女王に手を下したのを悲しんでいた事を始に漏らす。
宇宙船で地球に飛来し、弥生と始を船に招き入れて、黒い都で弥生と果たし合いを誓わせる。弥生と同型の三つ叉の王冠をしているが、弥生のと違い、こちらには中央に♡マークはない。
金星での弥生との対決に敗れて燃え尽きるが、弥生自身は本心では争いを望んでいなかったようで、決闘後に弥生は、自分と同じ顔をして希望と野心に燃えていた新女王に手を下したのを悲しんでいた事を始に漏らす。
〔TV版〕
声は弥生と同じ藩恵子だが、弥生に比べ、やや感情の抑揚が乏しい冷たい口調が特徴。弥生と連れのミライ、そして弥生を追って来た始を船に入れ、聖女王の命令で弥生に交代を迫るものの、弥生が拒否した為に黒い都での決闘となり、敗れ去った。
その後に新女王を支持していた夜森は当初、弥生を新女王だと思い込んでいたが、始を殺そうとした事で新女王になりすましていた弥生の失望と怒りを買い、追放される。
声は弥生と同じ藩恵子だが、弥生に比べ、やや感情の抑揚が乏しい冷たい口調が特徴。弥生と連れのミライ、そして弥生を追って来た始を船に入れ、聖女王の命令で弥生に交代を迫るものの、弥生が拒否した為に黒い都での決闘となり、敗れ去った。
その後に新女王を支持していた夜森は当初、弥生を新女王だと思い込んでいたが、始を殺そうとした事で新女王になりすましていた弥生の失望と怒りを買い、追放される。
ヤゴ
声 - 小山茉美
名前は映画公開後、漫画版で登場した際の表記。映画では名前がなく、クレジット表記は新女王。
〔漫画版〕
新1000年女王が倒された後に立体映像による通信装置で登場し、弥生に交代を迫ったが再登場することはなかった。
新1000年女王が倒された後に立体映像による通信装置で登場し、弥生に交代を迫ったが再登場することはなかった。
〔映画版〕
次代の1000年女王として登場。交代を拒否した弥生に対して対抗意識を見せたが、「出過ぎた真似をした」としてラーレラに処刑される。
次代の1000年女王として登場。交代を拒否した弥生に対して対抗意識を見せたが、「出過ぎた真似をした」としてラーレラに処刑される。
ゲラン大佐
声 - 野島昭生
TV版に登場。夜森から「弥生が祖国ラーメタルを裏切っている」との報告を受けた聖女王が真偽を確認すべく、派遣したラーメタル人で死神ゲランと恐れられている。弥生の祖国への忠誠を一旦は確認したものの、夜森の密告から腑に落ちない点を感じたため引き続き再調査を行うことになり、夜森と共に1000年女王と1000年盗賊の和解の妨害を繰り返すようになり、始を殺害しようとしたところでレイジと弥生の攻撃を受けて倒れ、1000年盗賊に拘留される。
かつてはラーメタル星の戦闘機隊の教官として新米パイロット達を訓練しており、セレンも訓練を受けた生徒の1人だったが、最期は1000年盗賊と和解した弥生に射殺される。だが、絶命前に弥生の裏切りを夜森に連絡し,夜森がそれを聖女王に伝えた為、弥生は1000年盗賊と和解した代償として、ラーメタルが送り込んだ新1000年女王との決闘を強いられる事になる。
レオパルド指令
声 - 曽我部和行
フルネームはラー・フランケンバッハ・レオパルド。聖女王の親衛隊機甲団総司令の肩書きを持ち、ラーメタル最強の機甲団を率いる。
『宇宙交響詩メーテル』では、漫画版に近い容貌で(声は松本保典)、プロメシューム、ラーレラと共に登場している。
〔漫画版〕
若い将校といった風貌をしている。始のことを見下し、サル呼ばわりするが、敵ではあっても相手が立派な戦士であれば、敬意を払う。機甲団を率いて地球に残った1000年盗賊達と戦い、彼らを圧倒するが、地球人達の思わぬ兵器により苦戦を強いられ、やがて敗北を認め、その責任を採って自害する。
若い将校といった風貌をしている。始のことを見下し、サル呼ばわりするが、敵ではあっても相手が立派な戦士であれば、敬意を払う。機甲団を率いて地球に残った1000年盗賊達と戦い、彼らを圧倒するが、地球人達の思わぬ兵器により苦戦を強いられ、やがて敗北を認め、その責任を採って自害する。
〔TV版〕
高齢の風貌をしている。巨大な宇宙船で地球に接近し、迎撃に当たったIDHの戦闘機隊を全滅させ、地球防衛軍の地上施設にも壊滅的被害を与えた。戦いを決めるのは軍事力ではなく、頭脳であるとの考えからこうした勝利に驕らず、地球の頭脳集団を潰すよう地球にいる夜森に指示を送るが、その計画は悉く失敗し、最後は母艦で猛攻をかけ、立ちはだかるセレンのふたつ星を追い詰めたが、弥生のゴンドラの参戦によって敗北する。
高齢の風貌をしている。巨大な宇宙船で地球に接近し、迎撃に当たったIDHの戦闘機隊を全滅させ、地球防衛軍の地上施設にも壊滅的被害を与えた。戦いを決めるのは軍事力ではなく、頭脳であるとの考えからこうした勝利に驕らず、地球の頭脳集団を潰すよう地球にいる夜森に指示を送るが、その計画は悉く失敗し、最後は母艦で猛攻をかけ、立ちはだかるセレンのふたつ星を追い詰めたが、弥生のゴンドラの参戦によって敗北する。
ドクターファラ
声 - 野沢那智
映画及び漫画版に登場。ラーメタル星にいる弥生の婚約者で地球移住用の巨大宇宙船・宮殿船の操艦を行い、地球侵攻の司令官としてラーメタル人を率いる。
映画版では弥生のことをラーメタル名の「プロメシューム」と呼んでいる。漫画版ではラーメタル名で呼ぶことはほとんどない。
〔漫画版〕
レオパルドの弟で、ラーメタル人の医学者でもある。弥生を宮殿船に連れ去り、自ら性格改造手術で弥生を自分の思い通りにしようとするが、救出に来た始に阻止され、敗北の責任を採った兄と違って未練がましく逃げ出して始を狙うが、夜森と相討ちとなった。
レオパルドの弟で、ラーメタル人の医学者でもある。弥生を宮殿船に連れ去り、自ら性格改造手術で弥生を自分の思い通りにしようとするが、救出に来た始に阻止され、敗北の責任を採った兄と違って未練がましく逃げ出して始を狙うが、夜森と相討ちとなった。
〔映画版〕
ラーレラからは次期指導者として目をかけられていた。ラーメタル人が地球のっとりの計画を立てているという事実を隠し、弥生を欺いていたことを心苦しく思っていた。性格改造手術で彼女をロボット同然にしようとするラーレラの命を受け、やむなく改造手術を実行しようとしたところを、宮殿船に侵入した始に撃たれ、そして自らの過ちを悔いてラーレラの最後の攻撃から弥生を庇い、始に後を託して死亡する。
ラーレラからは次期指導者として目をかけられていた。ラーメタル人が地球のっとりの計画を立てているという事実を隠し、弥生を欺いていたことを心苦しく思っていた。性格改造手術で彼女をロボット同然にしようとするラーレラの命を受け、やむなく改造手術を実行しようとしたところを、宮殿船に侵入した始に撃たれ、そして自らの過ちを悔いてラーレラの最後の攻撃から弥生を庇い、始に後を託して死亡する。
パイロットA、パイロットB
声 - 堀秀行、座間吉宏
映画版で登場するラーメタルの空間機甲団所属パイロット達。戦闘機隊で「大気の橋」を渡ろうとする地球の空洞船を迎え撃つ。
パイロットAはセレンの戦艦が向かってくることをファラに伝え、指示を求めていた。そしてファラから向かって来る戦艦が1000年盗賊セレンの船と聞かされると「裏切者」として始末すべく、戦闘機隊に攻撃命令を下した。
パイロットBは戦闘シーンで夜森大介に地下空洞破壊の指令を出している。ニッポン放送「夜のドラマハウス」『アマチュア声優コンテスト』のグランプリ受賞の副賞に当選したファンが声を担当した。
下町の人たち
始と弥生の住んでいる下町の人たち。TV版では町の名前が泉町と設定されている。始と弥生の両親以外はTV版のオリジナルキャラクター。
雨森夫妻(始の両親)
声 - 野島昭生(始の父/雨森元)、青木和代(始の母/雨森恵利奈)
始の父が自宅の電子鉄工所で作業中に爆発事故を起こしたため、始の母も爆発に巻き込まれて二人とも死亡してしまう。始は両親の死後も変わることなく誇りに思い、TV版ではその死を侮辱した者達には怒りを露わにしている。
〔漫画版〕
始の父は弥生やセレンが発注した宇宙船の部品を製造していた。ラーレラは始の心を読み取り、それを利用して作り出された生前の両親の姿を影(立体映像)として登場させたが、アニメとは姿が異なる。
始の父は弥生やセレンが発注した宇宙船の部品を製造していた。ラーレラは始の心を読み取り、それを利用して作り出された生前の両親の姿を影(立体映像)として登場させたが、アニメとは姿が異なる。
〔TV版〕
父親は死の間際に「始よ広い宇宙を見ろ」という言葉を遺すと共に、彼にプレゼントした天体望遠鏡に大宇宙船の設計図を隠していたほか、始に対しては生前、人のために何ができるか考えることの重要性や生きる厳しさを説いており、始の回想にも頻繁に登場する。漫画版や映画版と異なり、セレンからは宇宙船の部品を発注されてはいない。母親は生前、始に対して自分の喜びは人に分け、人の悲しさは自分が背負ってやれと説き、他人と自分の区別をするなとも説いていた。
父親は死の間際に「始よ広い宇宙を見ろ」という言葉を遺すと共に、彼にプレゼントした天体望遠鏡に大宇宙船の設計図を隠していたほか、始に対しては生前、人のために何ができるか考えることの重要性や生きる厳しさを説いており、始の回想にも頻繁に登場する。漫画版や映画版と異なり、セレンからは宇宙船の部品を発注されてはいない。母親は生前、始に対して自分の喜びは人に分け、人の悲しさは自分が背負ってやれと説き、他人と自分の区別をするなとも説いていた。
〔映画版〕
映画版では父親の生前の姿が始の脳裏をよぎる場面で確認できる程度で、母親の出番も始の家が爆発するシーンで悲鳴が響くだけである。父親には雨森元と名前が設定されていて、エンディングのクレジットで確認できる。
映画版では父親の生前の姿が始の脳裏をよぎる場面で確認できる程度で、母親の出番も始の家が爆発するシーンで悲鳴が響くだけである。父親には雨森元と名前が設定されていて、エンディングのクレジットで確認できる。
ラーメン屋のおじさん、おばさん(雪野夫妻)
声 - 田の中勇、杉山佳寿子
漫画版とTV版に登場。弥生が父さん、母さんと呼ぶ老夫婦で、ラーメン屋「三食ラーメン堂」を経営している。二人とも行方をくらますことの多い弥生の身を案じており、いつか彼女がどこか遠くに行ってしまうのではないかと心配している。
おじさんは弥生と始が一緒にいることに対しあまりいい顔をしていないが、おばさんは始のことをまんざらでもないらしく、漫画版では二人が一緒に風呂に入ることを勧めたりもしている。漫画版でのおばさんの弁によれば、ラーメン屋を経営して50年くらいとのことである。
〔漫画版〕
雨森教授から弥生を引き取り、一人娘として育ててきた。TV版に比べて肝が据わった性格のようで、非常事態でもマイペースで構え、地下空洞にラーメン屋が落ちる最中でも「空飛ぶラーメン屋が一軒くらいあってもいいじゃん」と豪語したり、空洞内の鳥を捕まえて、丸焼きにして食べたりしている。
雨森教授から弥生を引き取り、一人娘として育ててきた。TV版に比べて肝が据わった性格のようで、非常事態でもマイペースで構え、地下空洞にラーメン屋が落ちる最中でも「空飛ぶラーメン屋が一軒くらいあってもいいじゃん」と豪語したり、空洞内の鳥を捕まえて、丸焼きにして食べたりしている。
〔TV版〕
ラーメタルによって連れ去られた地球人の子孫で、聖女王によってラーメタルから地球へ幼少時の弥生を派遣する際に記憶操作で「弥生が実の娘である」というかりそめの記憶を植え付けられ、弥生の養育係として地球へ派遣されたことが34話で弥生の弁により明かされる。それゆえ弥生のことを実の娘と信じ愛を注いで育てていた。ラーメタル接近に前後して不審な行動を繰り返す弥生を案じたり、その周囲をうろつく始を警戒するものの始と弥生の関係が深まる中で心を開き、何度も弥生と始に助けられる事になる。第41話で瀕死の重傷を負った夜森から弥生が自分たちの娘でないことを明かされて衝撃を受けるも、弥生との親子の絆は本物でありそれが揺らぐことはなかった。
ラーメタルによって連れ去られた地球人の子孫で、聖女王によってラーメタルから地球へ幼少時の弥生を派遣する際に記憶操作で「弥生が実の娘である」というかりそめの記憶を植え付けられ、弥生の養育係として地球へ派遣されたことが34話で弥生の弁により明かされる。それゆえ弥生のことを実の娘と信じ愛を注いで育てていた。ラーメタル接近に前後して不審な行動を繰り返す弥生を案じたり、その周囲をうろつく始を警戒するものの始と弥生の関係が深まる中で心を開き、何度も弥生と始に助けられる事になる。第41話で瀕死の重傷を負った夜森から弥生が自分たちの娘でないことを明かされて衝撃を受けるも、弥生との親子の絆は本物でありそれが揺らぐことはなかった。
※以下はTV版オリジナルキャラクター
番長、キザ
チコ
番長の父
声 - 玄田哲章
39話で登場。典型的なトラック野郎という感じのキャラクター。ラーメタルの接近による天変地異で逃げ遅れた人たちを、トラックに乗せて大空洞にある団地へ運ぼうと自主的に活動している。子供思いで、番長とチコの写真を車内に飾っている。
その他
十文字博士
声 - 寺田誠
TV版5話に登場する科学者で、雨森教授とは大学の同期で友人だった。謎の失踪で行方不明となっていたが、筑波天文台周辺の森で発見される。死に際に「地底に船が…」という謎の言葉を遺し、息絶える。
百合(声・恵比寿まさ子)という一人娘がいる。
委員長
委員
声 - 戸谷公次、佐藤正治
TV版に登場。謎の惑星ラーメタルの対策会議に出席している各国の委員。当初はラーメタルが地球に衝突するという雨森教授の話を信じようとしなかったが、衝突が避けられないと聞くや我先に地球脱出用の宇宙船を作ろうとエゴをむき出しにしている。
ヒミコ、楊貴妃、クレオパトラ
声 - 松島みのり、来宮良子、池田昌子
映画版に登場する歴代の1000年女王達で、本作では歴史上の人物達も1000年女王だった、という解釈がなされている(ただし、楊貴妃は「妃」であり、「女王」ではない)。聖なる墓地に安置されていた彼女達はいずれも、地球を愛し、母星ラーメタルへの帰還を拒んだとされている。ミライの力で一時的に復活し、地球を守るべくラーメタル人と戦い、見事に撃退して弥生の期待に応えるものの、それは故郷ラーメタルに反逆し、滅ぼす事も意味していた。
クレオパトラは漫画版にも登場。ヒミコは漫画版に登場してはいないものの、始が聖なる墓地で見たことを語る場面がある。映画終盤でクレオパトラは始に弥生からの臨終の手紙を手渡し、ヒミコはそれを読んだ後に、死に目に会おうとする始を抑え、死ぬと姿が変わるラーメタル人としての姿を始に見せたくない弥生の願いに応えている。そして最後は弥生の遺体を伴って、彼女達は全ての女王達と共に宇宙へと去って行く。
1000年の間に女王が二人いるという指摘に対し、松本は「1000年の間といっても、不慮の死などがあるからそういうこともありえる」とコメントしている。また、ミライや永久管理人のように自らその地位を棄てた事例もあるため、きっかり1000年間務めているわけではない。なお、劇場版ではクレオパトラが歴代の1000年女王たちを指揮する指揮官のような役目を務めている。
ハンニバル
漫画版に登場。映画に登場した同名キャラクターとは完全な別キャラクターである。
常に全身を黒装束に包み、ラーメタルの軌道付近を遊泳する魔女惑星・カーミラにおいて一人隠遁生活を続け、賢者のような風格を漂わせる。ラーメタル人にとっては、古くから「地獄の戦士」と恐れられる伝説的な英雄である。その正体はラーメタルのオリジナルの機械化人間であり、歴代の1000年女王を見守り、コントロールするための存在であった。ラーメタルの指導者、ラーレラとは旧知の間柄であり、弥生やセレンとも面識がある様子である。ハンニバルの体調は常に一定に保たれ、彼の製造するアンドロイドはラーレラやレオパルドを欺くほどに精巧である。また、詳細な方法は不明だが、何らかの攻撃手段を用いてラーレラの精神分離体を消滅させ、本体にまで及ぶダメージを与える実力者である。
当初はラーメタルと地球に対し中立の立場をとっていたが、物語が進行するにおいて徐々に始や弥生に協力的な態度を見せ始め、セレン率いる1000年盗賊とラーメタル機甲団との戦闘に際しては、カーミラを機甲団への防壁としてセレンを庇っている。
登場メカニック
インセクターシップなど、後日談である『宇宙交響詩メーテル 銀河鉄道999外伝』にも、登場するものが多い。
ラーメタルと地球では、ラーメタルが惑星の軌道をもコントロール出来るほどの科学力(但し、暗黒彗星ラーのコントロールと破壊までは出来なかった(TV版))を持つ故に、大きな開きがあるため、TV版ではラーメタル機甲艦隊の攻撃に対し、地球側戦力が苦もなく撃破され、実質的に地球側の兵器では太刀打ちできなかった。
そうした力の差は漫画版や映画版でも如実に表れている。しかし、漫画版と映画版では、投石機や、大型弓矢、槍や下駄(雨森所長の)等といった取るに足りない地球の原始的な武器に対する処置を持ち合わせていなかった事が仇となり、これらの武器が命中すると、完璧に造られていた筈のラーメタルのメカニズムとコンピューターシステムに重大な支障が生じて、想定されていないマシントラブルによって撃破に至るほどの大ダメージを受けてしまい、地球側につけ込まれる要因となった。
更に一方で漫画版と映画版の空洞船の開発や、それを動かす際と、TV版での大宇宙船建造には、地球の技術=始の父による開発を必要としていて、映画版では空洞船のみならず、セレンのふたつ星にも地球の技術が応用されているという夜森の弁もあり、前述の地球製原始的旧式兵器に対する無力さと共に、ラーメタル技術といえど万能ではない描写もある。
艦船
TV版のラーメタル機甲団の艦船や、映画版に登場した歴代1000年女王の宇宙船を含め、ラーメタル人が使用する宇宙船には人の顔が配されたものが多く、さながら「人面(女面)船」である。
ゴンドラ
武装も施されており、左右の側面にビーム発射口を3門装備しているが漫画版では使用していない。
TV版DVD-BOXの初回購入特典にはこれのストラップが付属している。
〔漫画版〕
夜森曰く「1000年女王の自家用車」で、弥生が新女王との決闘に赴く際に使用したのが初出。その際は発光する隕石の外皮の下に有機的なフォルムの外皮が施され、2重のカモフラージュがなされていた。ラーメタル司令船に弥生が向かう際にも使用されたが、かつての婚約者だったファラを撃てなかった事で、逆にファラからの攻撃で撃沈されてしまう(弥生は助かったものの、拉致された)。
夜森曰く「1000年女王の自家用車」で、弥生が新女王との決闘に赴く際に使用したのが初出。その際は発光する隕石の外皮の下に有機的なフォルムの外皮が施され、2重のカモフラージュがなされていた。ラーメタル司令船に弥生が向かう際にも使用されたが、かつての婚約者だったファラを撃てなかった事で、逆にファラからの攻撃で撃沈されてしまう(弥生は助かったものの、拉致された)。
〔TV版〕
オープニングで1話から登場しているが、本編での登場は29話からである。その時の偽装カムフラージュの時の姿は、漫画版と異なり、後述する漫画版の護衛船に近い形状をしている。レオパルド機甲団に苦戦するセレンのふたつ星の援護に出たり、ラーメタルへ赴いたりする際にも使用されたが、最終回では大宇宙船のコントロールコアとなって最上部に据えられて、ラーの破壊に向かった。
なお詳しいスペックは不明だが、28話でのカムフラージュ時の時に天文台職員が計測したデータでは、全長200m、全高80mとなっている。
オープニングで1話から登場しているが、本編での登場は29話からである。その時の偽装カムフラージュの時の姿は、漫画版と異なり、後述する漫画版の護衛船に近い形状をしている。レオパルド機甲団に苦戦するセレンのふたつ星の援護に出たり、ラーメタルへ赴いたりする際にも使用されたが、最終回では大宇宙船のコントロールコアとなって最上部に据えられて、ラーの破壊に向かった。
なお詳しいスペックは不明だが、28話でのカムフラージュ時の時に天文台職員が計測したデータでは、全長200m、全高80mとなっている。
〔映画版〕
弥生がラーメタルの宮殿船に赴く際に使用した後、エンディングでは弥生の遺体を連れ添った歴代1000年女王達の魂を乗せて地球を去っている。設定では全長が、TV版より少々長くなっている。
弥生がラーメタルの宮殿船に赴く際に使用した後、エンディングでは弥生の遺体を連れ添った歴代1000年女王達の魂を乗せて地球を去っている。設定では全長が、TV版より少々長くなっている。
ふたつ星
『宇宙交響詩メーテル』では、本艦に酷似したトチローによって建造されたメーテルとナスカが乗り込む艦として、リファイン(艦橋下部の翼が延長され、上甲板に3連ショックカノン一基配置)されて登場。
〔漫画版〕
1000年盗賊専用艦として活躍し、金星での新女王との決闘に向かう弥生の妨害を排除する為に初登場。これを果たした後に、レオパルド機甲団の攻撃に向かったものの、撃沈された。後に改良・強化されたものが量産され、セレンは星が3つ描かれた「三つ星」、星が5つ描かれた「五つ星」に乗り換えている。
1000年盗賊専用艦として活躍し、金星での新女王との決闘に向かう弥生の妨害を排除する為に初登場。これを果たした後に、レオパルド機甲団の攻撃に向かったものの、撃沈された。後に改良・強化されたものが量産され、セレンは星が3つ描かれた「三つ星」、星が5つ描かれた「五つ星」に乗り換えている。
〔TV版〕
本編では28話から登場。ゴンドラ同様に海中から発進する。漫画版と同じく、金星での決闘に向かう弥生を追って、セレンが始を連れて乗り出している。その後のレオパルド機甲団との戦いでは、ラーメタルの侵攻から地球を守れる数少ない地球戦力となった。最終話では弥生と、彼女が乗る大宇宙船に別れを告げた後、母との面会に向かうセレンを乗せてラーメタルに赴いている。
また、『Dr.スランプ』との共演のスペシャル版では、本編には無い弥生と始が乗るゴンドラと戦うシーンがあり、これがゴンドラと共にTV版での初登場となった。
本編では28話から登場。ゴンドラ同様に海中から発進する。漫画版と同じく、金星での決闘に向かう弥生を追って、セレンが始を連れて乗り出している。その後のレオパルド機甲団との戦いでは、ラーメタルの侵攻から地球を守れる数少ない地球戦力となった。最終話では弥生と、彼女が乗る大宇宙船に別れを告げた後、母との面会に向かうセレンを乗せてラーメタルに赴いている。
また、『Dr.スランプ』との共演のスペシャル版では、本編には無い弥生と始が乗るゴンドラと戦うシーンがあり、これがゴンドラと共にTV版での初登場となった。
〔映画版〕
セレンは同様のデザインの戦闘艦に搭乗しているが、艦首部が延長されてカラーリングが異なるほか、星などは描かれていない。ラーメタルの前衛部隊とぶつかり合い、次々撃破していくが、物量で圧してくるラーメタル戦力の前に抗しきれず、撃沈される。なお全長はTV版の約2倍の322mに設定されている。
セレンは同様のデザインの戦闘艦に搭乗しているが、艦首部が延長されてカラーリングが異なるほか、星などは描かれていない。ラーメタルの前衛部隊とぶつかり合い、次々撃破していくが、物量で圧してくるラーメタル戦力の前に抗しきれず、撃沈される。なお全長はTV版の約2倍の322mに設定されている。
護衛宇宙船
TV版ではノベルズのみに登場している。
新1000年女王の宇宙船
両端を丸くした双円錐状のカプセルのような形をしており、中央部は透明なガラス状のカバーがされ、パイプのようなもので繋がっているのが見える。新1000年女王以外に乗組員はおらず、漫画版では内部のコンピュータが新1000年女王と会話していた事から、人工知能のようなソフトウェアによって船自体が制御され、一人でも運用出来る模様。
〔漫画版〕
ラーメタルから飛来し、新1000年女王は始を連れた弥生を艦に連れ込み、金星での果たし合いを誓うようにする。
金星に来て新1000年女王が弥生との決闘に敗れた後、空船となった事で、弥生は金星に着いて護衛船を失った始と夜森に対し、本船を使って帰るよう促した事で、2人は地球へ帰還出来た。後に歴代の1000年女王たちもこの船を多数使用し、その人数から船団の規模は艦隊レベルとなっていた。
ラーメタルから飛来し、新1000年女王は始を連れた弥生を艦に連れ込み、金星での果たし合いを誓うようにする。
金星に来て新1000年女王が弥生との決闘に敗れた後、空船となった事で、弥生は金星に着いて護衛船を失った始と夜森に対し、本船を使って帰るよう促した事で、2人は地球へ帰還出来た。後に歴代の1000年女王たちもこの船を多数使用し、その人数から船団の規模は艦隊レベルとなっていた。
〔TV版〕
作中でのスペックは全長200メートル、直径40メートル、推定重量5万トンとされている。ゴンドラ同様、船体から放たれた光の中に入ると自動的に船内に運ばれる。地球上にはない金色の超金属でできており、船内には庭園のような景色の広がるキャビンがある。船首部にはビーム砲を4門持つが、後部のエンジンは『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』に登場する幽霊列車のフロントライト部に酷似している。
地球に降下した際、領空侵犯で迎撃に当たった地球人たちの戦闘機を撃墜した後、EXPO'85の際に建てられた1000メートルタワーの上に現れ、新1000年女王は弥生と、弥生を追って来た始を入れて、漫画版同様に決闘を誓わせる。
TV版のエンディング冒頭では金星の黒い都上空に停泊している姿が描かれているほか、後半パート開始時に使用されるアイキャッチの初期版では、この船の上に腰掛ける弥生の姿が描かれているが、本船自体は28話で、弥生と決闘していた新1000年女王の誤射によって破壊されてしまう。
作中でのスペックは全長200メートル、直径40メートル、推定重量5万トンとされている。ゴンドラ同様、船体から放たれた光の中に入ると自動的に船内に運ばれる。地球上にはない金色の超金属でできており、船内には庭園のような景色の広がるキャビンがある。船首部にはビーム砲を4門持つが、後部のエンジンは『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』に登場する幽霊列車のフロントライト部に酷似している。
地球に降下した際、領空侵犯で迎撃に当たった地球人たちの戦闘機を撃墜した後、EXPO'85の際に建てられた1000メートルタワーの上に現れ、新1000年女王は弥生と、弥生を追って来た始を入れて、漫画版同様に決闘を誓わせる。
TV版のエンディング冒頭では金星の黒い都上空に停泊している姿が描かれているほか、後半パート開始時に使用されるアイキャッチの初期版では、この船の上に腰掛ける弥生の姿が描かれているが、本船自体は28話で、弥生と決闘していた新1000年女王の誤射によって破壊されてしまう。
作中でのスペックは全長200メートル、直径40メートル、推定重量5万トンとされている。ゴンドラ同様、船体から放たれた光の中に入ると自動的に船内に運ばれる。地球上にはない金色の超金属でできており、船内には庭園のような景色の広がるキャビンがある。船首部にはビーム砲を4門持つが、後部のエンジンは『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』に登場する幽霊列車のフロントライト部に酷似している。
地球に降下した際、領空侵犯で迎撃に当たった地球人たちの戦闘機を撃墜した後、EXPO'85の際に建てられた1000メートルタワーの上に現れ、新1000年女王は弥生と、弥生を追って来た始を入れて、漫画版同様に決闘を誓わせる。
TV版のエンディング冒頭では金星の黒い都上空に停泊している姿が描かれているほか、後半パート開始時に使用されるアイキャッチの初期版では、この船の上に腰掛ける弥生の姿が描かれているが、本船自体は28話で、弥生と決闘していた新1000年女王の誤射によって破壊されてしまう。
大宇宙船
漫画版や映画版に登場する関東大空洞船と同様に、当初は選ばれた地球人達をラーメタルに運ぶ目的で建造されていたが、弥生は自らの命を以て隕石のエネルギーを充満したこの船を、ラーメタルを地球に迫らせる事を強制している元凶たる暗黒彗星ラーにぶつけ、粉砕させる事に使用した。
歴代1000年女王の宇宙船
地球を守るべく、ラーメタルの侵略に立ち向かってラーメタル戦力を壊滅させ、ラーメタルの宮殿船に対し、船全体から高エネルギーを噴出し、それを身に纏うようにして一斉に体当たり攻撃を仕掛け、ラーレラもろとも宮殿船を葬った。
ディスプロシウム
艦名は同名の金属から。
クイーンマザウルス
〔TV版〕
ラーメタル機甲団の主力艦。34話で機甲団母艦から発進し、艦橋脇のハッチには多くの艦載機を搭載していて、地球攻撃に向かったが、出撃したふたつ星に敗れて撃沈される。カラーは暗色のブルーで、TV版後期OPラストと中盤アイキャッチ前半にはゴンドラと、終盤アイキャッチ前半でも毎回登場しているが、本編登場はこの回のみ。
ラーメタル機甲団の主力艦。34話で機甲団母艦から発進し、艦橋脇のハッチには多くの艦載機を搭載していて、地球攻撃に向かったが、出撃したふたつ星に敗れて撃沈される。カラーは暗色のブルーで、TV版後期OPラストと中盤アイキャッチ前半にはゴンドラと、終盤アイキャッチ前半でも毎回登場しているが、本編登場はこの回のみ。
〔映画版〕
「移住船母船」という名で登場。両舷に3隻ずつ移住船(設定名のカウメカ)を取り付けている。乗員は移住民を含め10万人まで可能。地球へ向け出撃するが、艦橋に夜森の特攻を受ける。なお、TV版と異なり、映画版は赤いカラー。
「移住船母船」という名で登場。両舷に3隻ずつ移住船(設定名のカウメカ)を取り付けている。乗員は移住民を含め10万人まで可能。地球へ向け出撃するが、艦橋に夜森の特攻を受ける。なお、TV版と異なり、映画版は赤いカラー。
機甲団母艦
機甲団空母
ゲラン艦
武装探査船
ラーメタル破壊艇
宮殿船
〔漫画版〕
アフリカ大陸の1.5倍もあるラーメタル星のラーミユ大陸全体が船という大陸船の内部に存在し、大陸という外皮を砕いて登場する。だが、始が操作する空洞船によって潰され、身動きが採れぬまま撃沈される。
アフリカ大陸の1.5倍もあるラーメタル星のラーミユ大陸全体が船という大陸船の内部に存在し、大陸という外皮を砕いて登場する。だが、始が操作する空洞船によって潰され、身動きが採れぬまま撃沈される。
〔映画版〕
巨大船首砲、3連装主砲塔を装備。ファラの号令と共にラーメタルから発進し全貌を現すも、地球側の必死の防戦で侵攻を阻まれ、歴代1000年女王たちの攻撃で爆沈する。
巨大船首砲、3連装主砲塔を装備。ファラの号令と共にラーメタルから発進し全貌を現すも、地球側の必死の防戦で侵攻を阻まれ、歴代1000年女王たちの攻撃で爆沈する。
夜森艦
レオパルド艦
『宇宙交響詩メーテル』でも、レオパルド専用艦として一部アレンジを加えて登場。
脱出宇宙船
映画のノベルズ版では、一部の宇宙船のみラーメタルに到着出来た描写があるが、それ以降は描かれていない。
探査船母船
飛行機
インセクターシップ(昆虫船)
この設定により松本は必然的にヌードを描くこととなり、読者の子供から多数寄せられていた「弥生の裸が見たい」という声に応えた。
TV版での登場も予定され設定画も描かれていたが、打ち切りで登場しなかった。なお、バンダイで予定されていたキットは、漫画版とは異なるデザインだった。
1000年盗賊の戦闘機
探索艇
宇宙戦闘機
後半アイキャッチには、始と弥生と共に登場。
ラーメタル艦載機
戦闘攻撃機
ラーメタル戦闘機
なおゲームの『松本零士999』では、ラーメタル艦として登場し、ラーメタルを侵略しにきたマゾーンと戦うべく出撃するものの、マゾーン艦の前にあっさり全滅し、アルカディア号の救援を待たなければならなかった。
始のヘリコプター
1000年盗賊のヘリコプター
ラーメタルヘリコプター
超大型ヘリ
零式艦上戦闘機、メッサーシュミットBf109他
漫画版では先述の昆虫船と共に、空洞船の最下層にある発着場に保管されている。映画版では東京都内の博物館に置かれていた。始たちが搭乗し、ラーメタルの戦闘機と空中戦を展開した。夜森はロッキードPー38ライトニングに搭乗している。
その他の兵器・メカ
アンドロイド戦車
ラーメタル戦車
地下空洞専用円盤
TV版では、地下大空洞に降り立った始に、地底大団地をはじめとした場所へと案内した。
警備ロボット
昇降リフト
探査衛星
フェニックス
弥生のバイク
1000年盗賊の専用車
雨森所長の車
重力バイク
エアカー
ラーメタルエアカー
盗聴器
改造マシン
本編ではその改造を受けるのはもっぱら始だったが、改造時には強烈な脳刺激が及び、失神する程の衝撃が走るので当の始もかけられるのを嫌がっていた。TV版と映画版では劇中に登場しないが、TV版と映画版で脚本を担当した藤川桂介がノベライズしたコバルトシリーズ版には登場している。
『宇宙交響詩メーテル』では、プロメシュームが「儀式」と称してメーテルにこの装置を使用し、歴代1000年女王の記憶の引き継ぎを行っている。この場面では地下大空洞内のジャングルやメーテルにとって面識のない永久管理人やミライ、夜森などのイメージ映像が挿入され、彼女に歴代女王の記憶が引き継がれていることが描写された。
登場種族・生物
地球人
TV版での弥生やセレンにとっては、ラーメタル人として産まれ、1000年女王として生きてきた自分達にとって、ラーメタル人からは学べなかった生活や愛を学び、自分達を変えて、素晴らしい事を教えてくれた反面、セレンの分析では「財産に執着し、ラーメタル人ほど統率は採れず、利己的な部分ではラーメタル人よりも上」という辛辣かつ的確な評価もされている。
ラーメタル人
マユ
漫画版での弥生の弁によれば、地球に降り立った初代の1000年女王が初めて出会った「知恵」ある2足動物だったという。鳴き声は「キュン」、「キュ〜ン」など。漫画版では弥生の元で保護されており、空洞船の揺れで落下してしまった始と所長を受け止めて助けた。
映画版では地下大空洞に生息し、始と戯れている。空洞船が動き出す際には、身を寄せ合って恐怖に耐えていた。
ヌナ
このほか、松本作品で頻繁に登場するトリさんそっくりの黒い鳥が登場し、地下大空洞に生息している。
登場建造物・惑星
雨森電子鉄工所
筑波山天文台
〔漫画版〕
天文台から少し離れたところに落ちた隕石を分析しようと、その分析中に生じた事故で跡形もなく吹き飛んでしまった。
天文台から少し離れたところに落ちた隕石を分析しようと、その分析中に生じた事故で跡形もなく吹き飛んでしまった。
〔TV版〕
ラーメタル接近に伴い、建造物は大きな被害を受けるものの、最終回まで残存し、雨森教授をはじめとして天文台所員がここでラーメタルの分析に当たった。
ラーメタル接近に伴い、建造物は大きな被害を受けるものの、最終回まで残存し、雨森教授をはじめとして天文台所員がここでラーメタルの分析に当たった。
〔映画版〕
やや厳ついデザインの漫画版、TV版と形状が異なっており、より未来的にリファインされ、望遠鏡は大きな物が1つだけである。デザインは板橋克己。
やや厳ついデザインの漫画版、TV版と形状が異なっており、より未来的にリファインされ、望遠鏡は大きな物が1つだけである。デザインは板橋克己。
三食ラーメン堂
なお物語と直接関係ないが、TV版では当初250円だった「ラーメン」が2か月後あたりには360円へと大きくインフレーションを起こしており、終盤では350円に値下がりしている。
〔漫画版〕
TV版と異なり、雨森教授と一緒に育て親のおばさんも入ってきたため、弥生が地下で活動していることがバレてしまった。弥生達の手により、大空洞へは店舗毎避難するように後で改造され、そこで再びラーメン屋を継続する事になる。
TV版と異なり、雨森教授と一緒に育て親のおばさんも入ってきたため、弥生が地下で活動していることがバレてしまった。弥生達の手により、大空洞へは店舗毎避難するように後で改造され、そこで再びラーメン屋を継続する事になる。
〔TV版〕
TV版では押し入れの偽装が巧妙に施され、弥生以外にそのからくりを知るのは始だけだった。物語後半では、度重なる天変地異によって店舗に被害が及ぶようになる。そのような状況下でも地下空洞への避難疎開を渋る父親の為に、始は弥生と所長に相談し、空洞内にそっくりそのままの新店舗を建てるよう頼んでいた。その始の思いやりに弥生は感動し、父親もまた、始への感謝として新店舗最初の1号ラーメンを造って御馳走した。
TV版では押し入れの偽装が巧妙に施され、弥生以外にそのからくりを知るのは始だけだった。物語後半では、度重なる天変地異によって店舗に被害が及ぶようになる。そのような状況下でも地下空洞への避難疎開を渋る父親の為に、始は弥生と所長に相談し、空洞内にそっくりそのままの新店舗を建てるよう頼んでいた。その始の思いやりに弥生は感動し、父親もまた、始への感謝として新店舗最初の1号ラーメンを造って御馳走した。
泉中学校
雨森始が通う東京都内にある中学校。
物語序盤で校舎の情景と中が描かれる以降には、ほぼ登場しない。
物語序盤で校舎の情景と中が描かれる以降には、ほぼ登場しない。
漫画版よりも幾分描かれており、始は番長とキザと同学年同クラスである。校舎内は1970年代~1980年代のごく一般的な造りになっている。
漫画版よりも幾分描かれており、始は番長とキザと同学年同クラスである。校舎内は1970年代~1980年代のごく一般的な造りになっている。
漫画版、TV版との大きな違いは、弥生が始のクラスの担任教師として赴任していることだが、設定だけであり、作中には登場しない
漫画版、TV版との大きな違いは、弥生が始のクラスの担任教師として赴任していることだが、設定だけであり、作中には登場しない
第四科学局ビル
〔漫画版〕
ごく普通の超高層ビルといった風貌をしている。ラーメタル接近によって倒壊が迫る中でも持ち堪えていたが、その頃には1000年盗賊によってビルは占拠されていた。
ごく普通の超高層ビルといった風貌をしている。ラーメタル接近によって倒壊が迫る中でも持ち堪えていたが、その頃には1000年盗賊によってビルは占拠されていた。
〔TV版〕
漫画版と異なり、より未来的な設計となり、中央のメインビルの周囲に低いビルが土台のようにヘキサゴン状に集まっているのが特徴。地球でのラーメタル対策の中心の場となった。
漫画版と異なり、より未来的な設計となり、中央のメインビルの周囲に低いビルが土台のようにヘキサゴン状に集まっているのが特徴。地球でのラーメタル対策の中心の場となった。
IDH本部
TV版のみに登場する東京近郊にある国際防衛軍(IDH)基地で、ヘキサゴン状の中央部に会議場があり、周辺には戦闘機や航空機の離発着の滑走路がある。雨森所長は委員長と共に、ここで地球各国の代表と共にラーメタル観測の報告を行い、それに対するために地球人類全体の協力と団結による活動を呼びかけるが、各国代表による、それぞれの国の利益が絡んだ態度や、自国民、更には自分達だけが助かりたいという、剥き出しになった彼等のエゴに対し、失望と怒りを覚えている。後半にはラーメタル機甲団の攻撃と、弥生を裏切った夜森による爆破テロ活動によって、IDHは壊滅し、ラーメタルにはほぼ無力と化したのみならず、委員長亡き後には、地球一般人への救出を放り投げてしまい、地球脱出の為の各国エリートの選別の方に力を注ぐ有様だった。
1000年盗賊のアジト
TV版に登場する1000年盗賊の本部で、寂れたコンクリート洋館の外観に似合わず、内部には様々な最新設備があり、セレンの机には、IDHとの隠密回線を仕込んだTV電話があり、弥生との和解後には、1000年女王の地下基地とも回線を結んだ。地下には牢獄もある。
始が21話、弥生が25話、雨森所長は33話で始めて訪れ、首領(セレン)と面会を果たす。
川田医院
TV版のみに登場する東京都内にある小さな病院。物語冒頭で雨森夫妻と始が爆発事故に巻き込まれた際に運び込まれ、始は助かったものの、両親はそこで死亡が確認された。番長の妹のチコも、ここに運び込まれて治療を受けている。
後に天文台や1000年盗賊が利用する病院となり、建物は地震で被害を受けながらも機能し、後半には負傷した夜森や、東京を大津波から守って疲弊して失神した弥生も運び込まれた。しかし、夜森には彼の部下の襲撃により、見張りのトレンチの男達は隙を突かれて逃走されてしまった。超能力を使って消耗して倒れた弥生は、ここで一時療養している。
関東大空洞船「ノア」
映画版で弥生がこの空洞船をノアの方舟と表現しているように、名前はこれに由来する。
TV版ではこれに変わり、大宇宙船を地下大空洞で建造していた。女王控室では地上各地とすぐに電話で話すことが可能であるが、ハンズフリーであったり受話器が使用されたりと描写が一貫していない。
〔漫画版〕
ラーメタル接近に伴う惑星規模の災害から逃れる為に浮上。世界中の大都市が同様に宇宙空間に浮上し、各国の空洞船の代表者は弥生そっくりの顔をしている。地球各地の大都市や首都の機能を移転してはいるが、地球全ての人々や静物を避難させる事までは出来なかった。セレンが使用するものは「ミユ」と呼ばれる。
物語後半でのラーメタルとの戦いでは、レオパルド機甲団の進撃に対し、雨森所長達が原始的旧式兵器を以て防衛線を敷いて、ラーメタル勢を圧倒した。
ラーメタル接近に伴う惑星規模の災害から逃れる為に浮上。世界中の大都市が同様に宇宙空間に浮上し、各国の空洞船の代表者は弥生そっくりの顔をしている。地球各地の大都市や首都の機能を移転してはいるが、地球全ての人々や静物を避難させる事までは出来なかった。セレンが使用するものは「ミユ」と呼ばれる。
物語後半でのラーメタルとの戦いでは、レオパルド機甲団の進撃に対し、雨森所長達が原始的旧式兵器を以て防衛線を敷いて、ラーメタル勢を圧倒した。
〔映画版〕
関東平野そのものを浮上させ、大気の橋から来るラーメタル侵攻からの防波堤という形となる。映画では関東平野のみの登場だったが、漫画版同様に各種旧式兵器や、歴代1000年女王達の復活と活躍でラーメタルの侵攻を食い止めた後に、再び元の関東平野だった場所に降りたって機能を停止した。
関東平野そのものを浮上させ、大気の橋から来るラーメタル侵攻からの防波堤という形となる。映画では関東平野のみの登場だったが、漫画版同様に各種旧式兵器や、歴代1000年女王達の復活と活躍でラーメタルの侵攻を食い止めた後に、再び元の関東平野だった場所に降りたって機能を停止した。
魔女惑星カーミラ
機械宮殿
聖なる墓所
地球
地下大空洞
9800万年前の白亜紀ごろに小惑星が衝突。それによって生じたクレーターに物が溜まりこんでいった後、その堆積物が天井部分を残して収縮したことで生じた隙間が大空洞となった。大空洞内部には弥生たちのいる機械宮殿、歴代1000年女王の眠る聖なる墓地が存在するほか、多数の人口を収容可能な大団地が林立している。
漫画及び映画版では、この空洞を補強して関東大空洞船が作られ、これらの施設がその内部にあるというものであった。
ラーメタル
金星
書誌情報
サンケイ出版(現:扶桑社)ワクワクコミックスとして刊行
劇画版
新書版に先行して刊行された。B5サイズで、1巻につき約100回分(100ページ)収録。冒頭10数ページがカラーになっているほか、セル画やピンナップの付録があり、巻末には作者やアニメ製作スタッフのインタビュー、読者の投稿などが掲載されていた。PART10までの刊行予定だったが、PART5までしか刊行されなかったため完結していない。
- 『新竹取物語 1000年女王 PART1』サンケイ出版、1980年7月20日。
- 『新竹取物語 1000年女王 PART2』サンケイ出版、1980年12月1日。
- 『新竹取物語 1000年女王 PART3』サンケイ出版、1981年4月16日。
- 『新竹取物語 1000年女王 PART4』サンケイ出版、1981年7月15日。
- 『新竹取物語 1000年女王 PART5』サンケイ出版、1981年12月25日。
新書版
全5巻。一般的なサイズのコミックス。1巻につき約200回分(200ページ)収録。
小学館より刊行
※小学館版は「1000年女王」のタイトルで刊行されている。
B6ハードカバー版、文庫版
共に全3巻。
My First WIDE版
上下巻。コンビニコミック。
産経新聞出版より刊行
2009年12月から2010年2月まで産経新聞出版から、上・中・下巻の全3巻が1ヶ月に1巻ずつのペースで刊行された。コンビニコミック。
アニメ
TV版
1981年4月16日から1982年3月25日までフジテレビ系で毎週木曜日19時から『銀河鉄道999』の後番組として放映された。アニメーション制作は東映動画。プロデューサー・土屋登喜蔵の弁によればアニメの場合、普通3、4か月と放映期間を決め、視聴率がよければさらに伸ばすというやり方をとるが本作は第1回が始まった時点で1年間の放映が予定されているという、破格の扱いだった。これにより全52話の放映が予定され、初回視聴率は20%台だったが、作品解説の節にあるように前番組『999』ほどの人気を得られず、全42話となっている。
各回の冒頭は来宮良子のナレーションで始まり、第2話以降は前回までのあらすじから始まる形をとっている。ただし、20話のみ石原良がナレーションを行っている。次回予告は始が行い、最後は「次回 新竹取物語1000年女王(サブタイトル)見てね!」で締める。
日本国外でも放映され、アメリカでは1984年に『Captain Harlock and the Queen of 1.000 Years』のタイトルで同じく松本原作のテレビアニメ『宇宙海賊キャプテンハーロック』と併せて再編集された65話が放映されたが、視聴率は芳しくなかったという。
スタッフ
- 企画:土屋登喜蔵(フジテレビ)、横山賢二、小湊洋市
- 製作担当:佐伯雅久
- チーフディレクター:西沢信孝
- 総作画監督(キャラクターデザイン):兼森義則
- メカニックデザイン:板橋克己
- チーフデザイナー(美術設定):土田勇
- 音楽:宇崎竜童、朝川朋之
- 制作:フジテレビ、東映動画
主題歌・イメージソング など
主題歌
- OP「コスモス・ドリーム」(歌 - 高梨雅樹)
- ED「まほろば伝説」(歌 - 石川まなみ)
上記2曲共に 作詞 - 阿木燿子 / 作曲 - 宇崎竜童 / 編曲 - 船山基紀
高梨、石川ともに後述するイメージソング「愛は翼に乗って」の歌手募集で、全国1898人の応募者の中から選ばれた。1981年3月21日発売。
「コスモス・ドリーム」は、2013年12月6日に高梨(原大輔)による「PARADISE-K」名義でのセルフカバー版がインディーズで発売している(編曲は船山と高橋登也の共同名義)。また、成田賢によるカバーバージョンも日本コロムビアから発売のアルバム「松本零士のすべて SFロマンの世界」に収録されている。
挿入歌 (作中では未使用)
- 「明日の明星(ヴィーナス)」 (歌 - 戸田恵子)
作詞 - 阿木燿子 / 作曲 - 宇崎竜童; 編曲 - 大村雅朗
雨森始役の戸田恵子が、両親を喪い、地球の運命を左右する事態に巻き込まれた境遇にある主人公雨森始の心情を唄う。
- 「ラーメタルララバイ」 (歌 - 藩恵子)
作詞 - 阿木燿子 / 作曲 - 宇崎竜童; 編曲 - 大村雅朗
雪野弥生役の藩恵子が、故郷である遊星ラーメタルへの思いを抱くテーマの唄。
- 「飛べ!鉄のペガサス」
作詞 - 阿木燿子 / 作曲 - 宇崎竜童; 編曲 - 大村雅朗 (歌 - 高梨雅樹)
高梨雅樹が唄うOPアニメや、最終回ラストで弥生が駆る天馬(ペガサス)をイメージしたソング。
- 「さよならからの旅立ち」(歌 - 戸田恵子)
作詞 - 阿木燿子 / 作曲 - 宇崎竜童; 編曲 - 大村雅朗
雨森始役の戸田恵子が唄う、弥生との出逢いと愛、別れを綴るイメージソング。
イメージソング
- 「星空のメッセージ」(歌 - 潘恵子、スラップスティック / 編曲 - 船山基紀)
- 「愛は翼に乗って」(演奏 - 1000年女王グランドオーケストラ / 編曲 - 青木望)
上記2曲共に 作詞 - 阿木燿子 / 作曲 - 宇崎竜童
アニメの放送に先立ち、1980年9月21日に上記2曲を収録したシングルレコードがキャニオン・レコードより発売された。A面が「星空のメッセージ」、B面が「愛は翼に乗って」で、A面の「星空のメッセージ」は、アニメ放映前のテレビ特番(下記参照)でも流された。「愛は翼に乗って」はカラオケとなっており、アニメ主題歌の歌手を一般から募集するのに使用された。なお、2曲ともアニメ本編中では使用されてはいない。
各話リスト
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 作画監督 | 美術 |
---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | 1981年 4月16日 |
1999年9月9日零時9分9秒 | 藤川桂介 | 西沢信孝 | 及川博史 | 松本健治 |
第2話 | 4月23日 | 始よ、広い宇宙を見ろ! | 葛西治 | なかじまちゅうじ | 田中資幸 | |
第3話 | 4月30日 | 1000年盗賊の陰謀 | 田口成光 | 川田武範 | 落合正宗 | 土田勇 |
第4話 | 5月7日 | 消えた隕石 | 大谷恒清 | 津野二朗 | 坂本信人 | |
第5話 | 5月14日 | 地底に船が… | 山浦弘靖 | 井内秀治 | 内山まさゆき | 土田勇 |
第6話 | 5月21日 | 地底の大団地 | 川田武範 | 落合正宗 | 坂本信人 | |
第7話 | 5月28日 | 地下基地への招待 | 藤川桂介 | 井内秀治 | なかじまちゅうじ | 田中資幸 |
第8話 | 6月11日 | 危機を呼ぶ地下爆発! | 久岡敬史 | 稲野義信 | 松本健治 | |
第9話 | 6月25日 | 大空洞の謎に迫れ! | 田口成光 | 葛西治 | 長崎重信 | 坂本信人 |
第10話 | 7月9日 | 聖なる墓地の戦い | 大谷恒清 | 落合正宗 | 土田勇 | |
第11話 | 7月23日 | 1000年盗賊は敵か味方か!? | 山浦弘靖 | 川田武範 | 津野二朗 | |
第12話 | 7月30日 | 天体望遠鏡の秘密 | 井内秀治 | 内山まさゆき | 坂本信人 | |
第13話 | 8月13日 | 処刑の夜明けが来る | 藤川桂介 | 久岡敬史 | 落合正宗 | 松本健治 |
第14話 | 8月27日 | 機械宮殿の女王 | 葛西治 | なかじまちゅうじ | 坂本信人 | |
第15話 | 9月10日 | 真実は夕闇の中に | 田口成光 | 箕ノ口克己 | 及川博史 | 松本健治 |
第16話 | 9月17日 | 悪魔の星ラーメタル | 川田武範 | 長崎重信 | 坂本信人 | |
第17話 | 9月24日 | 弥生が天文台を去る日 | 山浦弘靖 | 大谷恒清 | 落合正宗 | 土田勇 |
第18話 | 10月1日 | 破局の前ぶれ地震 | 久岡敬史 | 津野二朗 | 坂本信人 | |
第19話 | 10月8日 | 明日への決断 | 田口成光 | 井内秀治 | 内山まさゆき | 土田勇 |
第20話 | 10月15日 | 迫り来る地球の危機!! | 安藤豊弘 | 西沢信孝 | 兼森義則 | 坂本信人 |
第21話 | 10月22日 | 死神ゲランの疑惑 | 田口成光 | 葛西治 | 落合正宗 | |
第22話 | 10月29日 | 影にうごめく男 | 山浦弘靖 | 箕ノ口克己 | なかじまちゅうじ | 土田勇 |
第23話 | 11月5日 | 嵐の夜の対決 | 川田武範 | 稲野義信 | 坂本信人 | |
第24話 | 11月12日 | 二つのペンダント | 田口成光 | 久岡敬史 | 内山まさゆき | 松本健治 |
第25話 | 11月19日 | 宿敵を結ぶ絆 | 井内秀治 | 長崎重信 | 坂本信人 | |
第26話 | 11月26日 | 運命の再会 | 葛西治 | 津野二朗 | 土田勇 | |
第27話 | 12月3日 | 悪魔の星の使者 | 箕ノ口克己 | 石井邦幸 | 坂本信人 | |
第28話 | 12月10日 | 反逆への旅立ち | 大谷恒清 | なかじまちゅうじ | 松本健治 | |
第29話 | 12月17日 | 黒い都の決闘 | 安藤豊弘 | 川田武範 | 及川博史 | 坂本信人 |
第30話 | 12月24日 | 宿命の星を撃て! | 久岡敬史 | 石井邦幸 | 松本健治 | |
第31話 | 1982年 1月7日 |
飛べ! フェニックス | 葛西治 | 稲野義信 | 土田勇 | |
第32話 | 1月14日 | 地球攻撃命令 | 田口成光 | 箕ノ口克己 | 内山まさゆき | 坂本信人 |
第33話 | 1月21日 | 1000年女王の奇跡 | 川田武範 | 津野二朗 | ||
第34話 | 1月28日 | 戦闘艦ふたつ星出撃! | 山浦弘靖 | 久岡敬史 | 石井邦幸 | 土田勇 |
第35話 | 2月4日 | 地底大避難! | 葛西治 | なかじまちゅうじ | 坂本信人 | |
第36話 | 2月11日 | 地球壊滅の序章 | 田口成光 | 箕ノ口克己 | 及川博史 | 土田勇 |
第37話 | 2月18日 | 絶望の海を渡れ! | 川田武範 | 内山まさゆき | 坂本信人 | |
第38話 | 2月25日 | 大決戦前夜 | 安藤豊弘 | 久岡敬史 | 津野二朗 | 土田勇 |
第39話 | 3月4日 | 明日なき勝利 | 箕ノ口克己 | 稲野義信 | 坂本信人 | |
第40話 | 3月11日 | 暗黒彗星の呪い | 山浦弘靖 | 川田武範 | 落合正宗 | 脇威志 |
第41話 | 3月18日 | 地球最期の日 | 久岡敬史 | 津野二朗 | 坂本信人 | |
第42話 | 3月25日 | 1000年女王の伝説 | 西沢信孝 | 兼森義則 |
放送局
※放送日時は1982年3月終了時点、放送系列は放送当時のものとする。
放送地域 | 放送局 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
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関東広域圏 | フジテレビ | 木曜 19:00 - 19:30 | フジテレビ系列 | 制作局 |
北海道 | 北海道文化放送 | |||
宮城県 | 仙台放送 | |||
長野県 | 長野放送 | |||
静岡県 | テレビ静岡 | |||
富山県 | 富山テレビ | |||
石川県 | 石川テレビ | |||
福井県 | 福井テレビ | |||
中京広域圏 | 東海テレビ | |||
島根県・鳥取県 | 山陰中央テレビ | |||
岡山県・香川県 | 岡山放送 | |||
広島県 | テレビ新広島 | |||
福岡県 | テレビ西日本 | |||
佐賀県 | サガテレビ | |||
長崎県 | テレビ長崎 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 |
||
沖縄県 | 沖縄テレビ | フジテレビ系列 | ||
青森県 | 青森テレビ | 水曜 17:30 - 18:00 | TBS系列 | |
岩手県 | テレビ岩手 | 木曜 17:30 - 18:00 | 日本テレビ系列 | |
秋田県 | 秋田テレビ | 月曜 17:00 - 17:30 | フジテレビ系列 テレビ朝日系列 |
|
福島県 | 福島テレビ | 日曜 7:00 - 7:30 | TBS系列 フジテレビ系列 |
|
山梨県 | 山梨放送 | 水曜 17:30 - 18:00 | 日本テレビ系列 | |
新潟県 | 新潟総合テレビ | 木曜 19:30 - 20:00 | フジテレビ系列 テレビ朝日系列 |
現・NST新潟総合テレビ。 |
近畿広域圏 | 関西テレビ | 月曜 19:00 - 19:30 | フジテレビ系列 | |
愛媛県 | 愛媛放送 | 火曜 17:25 - 17:55 | 現・テレビ愛媛。 | |
高知県 | テレビ高知 | 月曜 17:00 - 17:30 | TBS系列 | |
熊本県 | テレビ熊本 | 土曜 6:15 - 6:45 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
|
宮崎県 | テレビ宮崎 | 木曜 17:30 - 18:00 | ||
鹿児島県 | 鹿児島テレビ | 金曜 17:15 - 17:45 |
テレビ特番
新竹取物語 1000年女王 松本零士の世界
ヤマトが横浜港に、999号が上野駅に到着。その後999号には『男おいどん』の大山昇太が乗り込み、松本の故郷である九州を訪ねに行く。クライマックスでは『ヤマト』から森雪、スターシャ、テレサ、サーシャ(二代目)、『999』からメーテルとクイーン・エメラルダス、そして『1000年女王』からアニメ初披露となる雪野弥生らヒロイン陣が松本と対談する(アニメーション部分も実写部分と同じVTR撮影で、VTR撮影の絵を動かしながら声優がしゃべっている)という、当時の技術的にも非常に凝ったものだった。アニメ関連スタッフが大きく異なる『ヤマト』と『999』のコラボレーションなど、現在に至ってもここまで凝った形態の作品はあまり作られておらず、当時の松本ブームの熱狂ぶりをよく現している作品となっている。
ソフト化はされていないが、視聴者有志による録画が残されており、アマチュア団体の主催した『ヤマト』のイベントで、ごく一部が上映されたことがある。
'81春休みアニメまつり
夏休み人気アニメ祭り アラレちゃん一家総登場!! 1000年女王の正体は!?
フジテレビ系(一部除く) 木曜19時台前半枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
新竹取物語 1000年女王
|
映画版
原作タイトルから「新竹取物語」を抜いた『1000年女王』に改題し、英タイトル兼小タイトルで『QUEEN MILLENNIA』という小さな文字も入った。タイトルロゴの形状も漫画版やTV版の飛び出したような逆三角的な文字と異なり、両端から中央に向かって奥まった形となり、「1000年女王」の文字の中央の最後の「0」と「年」の部分が一番小さくなり、「女王」の「女」文字の中に「♡」マークが入るものとなった。
TV版終了より一足早く1982年3月13日に東映系で公開。TVCMでのキャッチコピーは、1000年女王は メーテルなのか?。タイトルが「1000年女王」となった理由について、TV版およびこの映画の脚本を担当した藤川によれば「TVアニメでは『竹取物語』同様に弥生が老夫婦に育てられているが、映画ではそうした描写がないため」との趣旨を映画ノベライズ本巻末でのあとがきで述べている。『銀河鉄道999』のヒロインであるメーテル役の池田昌子は、本作では実在の人物であるクレオパトラ役として出演している。その他、多くの主要声優も『銀河鉄道999』に別の重要キャラクター役(例えばTV版、映画版999のプロメシューム役で、TV版ナレーションも務めた来宮良子の場合は、本作では楊貴妃役)で出演している。
TV版の再編集ではなく、キャラクターデザインも一新されたオール新作である。原作者の松本は公開前のインタビューでこの映画について「ミステリアスでオカルトっぽい映画になります。」とコメントし、ポスターのキャッチコピーも「今、地球は巨大なミステリーに飲み込まれる!」というもので、ミステリー色をアピールしたものとなっている。ヒロイン・雪野弥生の容姿も「ミステリアスでオカルト的な雰囲気が半減する」という松本の意向を受け、原作のそれに準拠したものとなった。
映画の連動企画としてニッポン放送「夜のドラマハウス」で『アマチュア声優コンテスト』が行われた。また、公開前の1月3日には「オールナイトニッポン新春スペシャル 1000年女王・超人ロック」、2月13日には「1000年女王愛のバレンタインデー」、3月3日には「1000年女王愛のフェスティバル」に声優陣などが参加して行われた。
なお、金田伊功の原画シーンでラーメタル機が被弾する欠番カットがあり、そのシーンは「ロマンアルバムEXTRA49 1000年女王」に収録されている。
同日には松竹系で『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』が公開されている。この対決は、配給収入10億円の本作に対して、12億円の『ガンダムIII』に軍配が上がった。TV版及びこの映画版のキャストには、『機動戦士ガンダム』にも出演している者が多い。公開当時には東映配給の本作の前に『ガンダムIII』の予告編が、松竹配給の『ガンダムIII』の前に本作の予告編が上映された。配給会社の違う作品の予告編を流すのは当時としては珍しく、画期的なことだった。
なお初めてTV放映は、1983年8月にTV版を放送していたフジテレビ系列のローカル粋だった。
その他のスタッフ
- 作画監督(キャラクターデザイン):山口泰弘
- メカニック作画監督:金田伊功
- メカニックデザイン協力:板橋克己
- 製作協力:東映動画
- 製作:1000年女王製作委員会
音楽
- 喜多郎/1000年女王・オリジナル・サウンドトラック(1982年、CANYON、C28G0124)
映像ソフト化
2005年6月21日に、TVアニメ全話を収録したDVD-BOXと映画版DVDが発売。TV版DVD-BOXはDVD1枚につき6話収録で全7枚。また2012年にTV版の単巻DVDでのリリースが行われ、VOL.1が2月21日に、VOL.2が3月21日に、VOL.3が4月21日に発売された。
ラジオドラマ
オールナイトニッポン ラジメーション 新竹取物語 1000年女王(1981年04月16日)
オールナイトニッポン新春スペシャル 1000年女王・超人ロック(1982年01月03日)
特集スペースアドベンチャー 新竹取物語 1000年女王(1992年01月04日〜01月05日)
雪野弥生をこだま愛が、雨森始をあづみれいかが演じ、夜森役には松重豊が起用されている。
その他のキャストは前田悠衣、ハマン、紘美雪、大島蓉子、松葉口泉、伊藤高史、石川秀樹。
演劇
松竹歌劇団
1981年3月7日から同年6月15日まで松竹歌劇団が国際劇場で公演した。演出は星野和彦が担当。
キャスト
- 雪野弥生 - 高城美輝
- 雨森始 - 滝真奈美
- 雨森教授 - 鵬寿美
- 夜森大介 - 千晶薫
- セレン - 奈津このみ
- 新1000年女王 - 立原千穂
- クレオパトラ - 藤川洋子
- アントニー - 薫京子
- シーザー - 峰かおり
朗読劇
2019年5月3日「1000年女王・復活祭」の名で、2020年に再始動するミュージカルのプレ公演として物語の重要な舞台でもある茨城県つくば市で声優による朗読劇が行われた。プロデューサーは野村道子。このイベントでは原作者の松本零士による開催メッセージがVTRで発表されたほか、アニメで弥生役を担当した潘恵子と娘の潘めぐみ親子による約30分のトークショーもあり、司会は野村が務めた。
キャスト
- ラーレラ - かないみか
- 雪野弥生 - 稲川英里
- 雨森教授 - 北沢洋
- 夜森大介 - 濱健人
- 雨森始 - 益山武明
- セレン - 夏吉ゆうこ
- ミライ - 齋藤綾
- レオパルド - 柿崎弟知
- Dr.ファラ - 小島権徳
- ナレーター - 長南翔太
関連書籍
フィルムコミックス
TV、映画版ともに、サンケイ出版より「ワクワク・フィルム・コミックス」としてフィルムコミック化された。
- TV版 - 全8巻。最終巻となる9巻は刊行されなかったため完結していない。
- 映画版 - 全2巻。上下巻で刊行。
小説
- サンケイ出版 ジュニア小説版
B6版サイズで全2巻。井口佳江子の脚色により原作の漫画版を小説化。1巻につき新聞連載200回分を小説化して全5巻刊行予定だったが2巻までとなっている。第1巻のサブタイトルはラーメタルの花嫁、第2巻サブタイトルはラー・暗黒太陽。
- 集英社文庫 コバルトシリーズ版
TV版と映画版の脚本を担当した藤川桂介の手により、TV版と映画版が小説化されている。TV版は全3巻、映画版は『1000年女王 映画篇』という題名で全1巻。
- 文化出版局 ポケットメイツ版
若桜木虔によるTV版の小説化。part1、part2、part3の全3巻。
ゲームでの登場
プレイステーション用ゲーム『松本零士999 〜Story of Galaxy Express 999〜』では本作から雨森教授とミライ、ヤゴ(劇場版の新女王)が登場。雨森教授は「宇宙五大頭脳」という宇宙を代表する5人の天才科学者の1人で、土星の衛星タイタンで雪林という偽名を用いて暮らしているという設定。声はアニメと同じく永井一郎が担当している。ミライは劇場版に準じて体色が緑色となっており、声は宇和川恵美が担当。ヤゴ(新女王)は新1000年女王というクレジット表記となっていて声は大本眞基子が担当。またラーメタルが『キャプテンハーロック』の敵組織マゾーンから侵略されている、地球以外の有人惑星にも1000年女王を派遣していた、となっているなどゲームオリジナルの設定で登場している。
なお雪野弥生は『999』のプロメシュームと同一人物という1990年代以降の設定を反映し、プロメシュームがかつては1000年女王だったことについてメーテルやミライのセリフで言及されてはいるものの、雪野弥生と名乗っていた頃の生身の人間の姿で登場するシーンはない。
その他のグッズ
TV放映時セイカノートから、ノートやかるた、ツクダからはジグソーパズル等が発売。
バンダイのプラモデルで999と同様に、登場メカのキット化が予定されていたが、前述のように999ほど人気が得られなかった為に、キット類は発売されなかった。なお、キットはゴンドラ、ふたつ星、クイーンマザウルス、そしてTV未登場のインセクターシップがラインナップにあった。https://twitter.com/v_mx/status/1050752103549825024/photo/3