漫画 アニメ 小説

シティーハンター


漫画

作者:北条司,

出版社:集英社,

掲載誌:週刊少年ジャンプ,

レーベル:ジャンプ・コミックス,集英社文庫,完全版,ゼノンコミックス,

発表期間:1985年13号 - 1991年50号,

巻数:全35巻,

話数:全336話,

漫画:今日からCITY HUNTER

原作・原案など:北条司,

作画:錦ソクラ,

出版社:徳間書店→コアミックス,

掲載誌:月刊コミックゼノン,

レーベル:ゼノンコミックス ,

巻数:既刊13巻,

漫画:CITY HUNTER外伝伊集院隼人氏の平穏ならぬ日常

原作・原案など:北条司,

作画:えすとえむ,

出版社:竹書房,

掲載サイト:コミックタタン,

レーベル:バンブーコミックス タタン ,

発表期間:2018年4月29日 - 2021年8月27日,

巻数:全5巻,

小説:CITY HUNTER

著者:外池省二,

出版社:集英社,

レーベル:ジャンプ ジェイ ブックス,

発売日:1993年4月26日,

巻数:1巻,

小説:CITY HUNTER SPECIAL

著者:天羽沙夜,

出版社:集英社,

レーベル:ジャンプ ジェイ ブックス,

発売日:1995年12月15日,

巻数:1巻,

小説:CITY HUNTER 2

著者:稲葉稔,

出版社:集英社,

レーベル:ジャンプ ジェイ ブックス,

発売日:1997年4月24日,

巻数:1巻,

小説:CITY HUNTER SPECIAL 2

著者:岸間信明,

出版社:集英社,

レーベル:ジャンプ ジェイ ブックス,

発売日:1999年4月2日,

巻数:1巻,

アニメ

原作:北条司,

監督:こだま兼嗣,

キャラクターデザイン:神村幸子,

メカニックデザイン:明貴美加,

音楽:国吉良一,矢野立美,

製作:読売テレビ,日本サンライズ→サンライズ,

放送局:日本テレビ系列,

話数:全51話,

アニメ:シティーハンター2

原作:北条司,

監督:こだま兼嗣,

キャラクターデザイン:神村幸子,

メカニックデザイン:明貴美加,

製作:読売テレビ、サンライズ,

放送局:読売テレビ・日本テレビ系列,

話数:全63話,

映画:シティーハンター愛と宿命のマグナム

原作:北条司,

監督:こだま兼嗣,

キャラクターデザイン:神村幸子,

メカニックデザイン:明貴美加,

音楽:矢野立美,

制作:日本ビクター,

アニメ:シティーハンター3

原作:北条司,

監督:こだま兼嗣,

キャラクターデザイン:神村幸子,

メカニックデザイン:小原渉平,

製作:読売テレビ、サンライズ,

放送局:読売テレビ・日本テレビ系列,

話数:全13話,

映画:シティーハンターベイシティウォーズ

原作:北条司,

監督:こだま兼嗣,

キャラクターデザイン:神村幸子,

メカニックデザイン:小林渉平,

音楽:矢野立美,

制作:読売テレビ,日本ビクター,サンライズ,

映画:シティーハンター百万ドルの陰謀

原作:北条司,

監督:こだま兼嗣,

キャラクターデザイン:神村幸子,

メカニックデザイン:小林渉平,

音楽:矢野立美,

制作:読売テレビ,日本ビクター,サンライズ,

映画:劇場版シティーハンター〈新宿プライベート・アイズ〉

原作:北条司,

総監督:こだま兼嗣,

キャラクターデザイン:高橋久美子,

メカニックデザイン:石垣純哉,

音楽:岩崎琢,

制作:サンライズ,

製作:「2019 劇場版シティーハンター」製作委員会,

映画:劇場版シティーハンター天使の涙

原作:北条司,

総監督:こだま兼嗣,

監督:竹内一義,

キャラクターデザイン:高橋久美子,北澤精吾,

音楽:岩﨑 琢,

制作:アンサー・スタジオ,

製作:「2023 劇場版シティーハンター」製作委員会,

アニメ:シティーハンター'91

原作:北条司,

監督:江上潔,

キャラクターデザイン:神志那弘志,

メカニックデザイン:山内則康,

製作:読売テレビ、サンライズ,

放送局:読売テレビ・日本テレビ系列,

話数:全13話,

アニメ:シティーハンターザ・シークレット・サービス

原作:北条司,

監督:こだま兼嗣,

キャラクターデザイン:神村幸子,

メカニックデザイン:ヲギミツム,

製作:読売テレビ、サンライズ,

放送局:読売テレビ・日本テレビ系列,

話数:全1話,

アニメ:シティーハンターグッド・バイ・マイ・スイート・ハート

原作:北条司,

監督:やまざきかずお,

キャラクターデザイン:さとうけいいち,

メカニックデザイン:ヲギミツム,

音楽:西田マサラ,

製作:読売テレビ、サンライズ,

放送局:読売テレビ・日本テレビ系列,

話数:全1話,

アニメ:シティーハンター緊急生中継!? 凶悪犯冴羽獠の最期

原作:北条司,

監督:奥脇雅晴,

キャラクターデザイン:さとうけいいち,

メカニックデザイン:ヲギミツム,

製作:日本テレビ,

放送局:日本テレビ系列,

話数:全1話,



以下はWikipediaより引用

要約

『シティーハンター』 (CITY HUNTER) は、北条司による漫画作品、およびこれを原作としたアニメ・映画等のメディアミックス作品。

本項目では原作の漫画作品を中心に、これに関連する作品全般について述べる。

概要

読切として描かれ好評であった『シティーハンター -XYZ-』、『シティーハンター -ダブルエッジ-』(後述)を元に『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)誌上において1985年13号から1991年50号にかけて連載。前作『キャッツ♥アイ』に続く北条司2作目となる連載作品。単行本はジャンプ・コミックスより全35巻。1996年から1997年にかけて文庫版が全18巻で発売されている。また、2004年から2005年にかけては『CITY HUNTER COMPLETE EDITION』として完全版が徳間書店より全32+3 (X,Y,Z) 巻で発売(X・Y巻はイラスト集、Z巻は読切版等を収録)。完全版では未収録ページ(扉絵など)の復活収録やカラーページの再現、加筆修正などが行われている。2020年12月時点で単行本の累計発行部数は5000万部を突破している。

東京・新宿で殺し・ボディーガード・探偵等を請け負うスイーパー「シティーハンター」の活躍を描くハードボイルドコメディ。現代劇として描かれたため、連載時の1980年代後半が舞台であり「シティーハンターが美人の依頼人から仕事を受け、その依頼を数話をかけてこなす。」というのが基本構成となっている。全体を通しての伏線などはあるものの依頼人・仕事の内容はその都度異なり、問題を解決した依頼人は原則として再登場せず各依頼の繋がりもない。

ジャンプ1980年代を担ったヒット作だが、少年誌への掲載としては内容がかなり大人向きのため単行本の売上とは裏腹に誌面での人気はさほど高くなかった。特に連載初期は正統派ハードボイルド色が極めて濃かったために人気が振るわなかった。このため、テコ入れという形でもう少し明るい作風にするという目的で「もっこりとかやっちゃったら?」という当時の担当編集者であった堀江信彦からのアドバイスを北条が真に受け、本当にもっこりを描いたことがきっかけで作風自体がコメディ色を色濃くしていき結果的に人気作品へとなっていった。

その後も担当編集者のサポートで連載は続けられたが、1990年代に入ると集英社社内でお家騒動が発生したため週刊少年ジャンプ編集部内の混乱が続き、本作の執筆に支障をきたす。最終的には突然4週後の連載終了を通告されて終了した。

連載終了が急遽決定した際、期間的な問題により中途半端な形で終了したため、後味が悪くならないように作者の意向によりコミックスに30ページ程度の加筆がされた話が収録された。また、このことが北条に本作を描き切っていないという強い思いを与え、後のリメイク作品『エンジェル・ハート (A.H.)』が誕生する原因となる。

本作ではヒロインであるボーイッシュな槇村香が「男受けするキャラではない」という判断から、毎回男受けする「美女」を登場させていた。多数登場する美女の顔の書き分けは、読者の求める「北条美人」を外さないようにという配慮から一切行わなかったと言う。

2015年には連載開始30周年を迎え、それを記念した『CITY HUNTER 30周年プロジェクト』を企画。さまざまなコラボ企画やイベントを予定している。また、7月から『CITY HUNTER -XYZ Edition-』(全12巻)が刊行される。これに合わせて新作アニメの制作が決定した。「獠のプロポーズ」のタイトルで、『CITY HUNTER -XYZ Edition-』全巻購入特典として贈呈されるDVDに収録される。

あらすじ

冴羽獠(さえば・りょう)は、欲望渦巻く大都市の東京・新宿で元刑事の槇村秀幸と共に依頼人の要望により、表社会では処理できない問題を始末する「スイーパー」という仕事をしている。しかし槇村は麻薬「エンジェルダスト」を仕切る国際的犯罪組織「ユニオン・テオーペ」の依頼を断ったため、ユニオン・テオーペにより殺害されてしまう。その後、獠は槇村の血のつながらない妹である「香」(かおり)を仕事上のパートナーとし、主に美女からの様々な難しい依頼を着実に処理していく。

主な登場人物

声→アニメ/宝→宝塚歌劇団/N→Netflixオリジナル映画

シティーハンター

冴羽 獠(さえば りょう)

声 - 神谷明 - 彩風咲奈N - 鈴木亮平
本作の主人公。自称二十歳の青年(実年齢は不明)。スイーパー(sweeper:始末屋)で、裏の世界でNo.1と呼ばれる程の腕を持つ。同時に無類の女好きで、美女絡みか「心が震えた時」しか依頼を受けない。肩書は冴羽商事取締役社長。

槇村 香(まきむら かおり)

声 - 伊倉一恵/宝 - 朝月希和/N - 森田望智
本作のヒロイン。獠の親友・槇村秀幸の義妹で、警察官だった秀幸の父親が追跡中に事故死させた殺人犯の娘である。身寄りの無い赤ん坊だった香を秀幸の父親が連れ帰ったことから妹となる。兄が麻薬組織に殺害されたことを機に獠の新たな相棒となる。義兄・秀幸は生前、彼女と血が繋がっていないことを知らせなかったが、香自身は薄々気づいていた。くせっ毛のため常にショートヘアにしておりボーイッシュな装いだが、実際は非常な美人である。獠は唯一もっこりしない女性と呼んでいる。劇中では依頼人に手を出す獠に100tハンマーで殴るなどの「天誅」を加えるのが定番。
「香」という名前は、北条の担当編集者・堀江信彦の当時生まれたばかりであった娘の名前から付けられた。

槇村 秀幸(まきむら ひでゆき)

声 - 田中秀幸/宝 - 綾凰華
1956年-1985年。獠の親友で相棒。警察官だった父親の志を受け継いで自らも刑事となるが、ある人身売買組織の捜査中に囮捜査官の婦人警官が殉職したため、責任をとって警察を辞め獠とコンビを組む。普段はとても冷静(獠曰く「冷静すぎるほど冷静」)だが、香のことになると落ち着きを失う。一見冴えない風貌に反してかなりの腕利きだったが、全米を牛耳る巨大麻薬シンジケート「ユニオン・テオーペ」の日本進出に伴う事件に巻き込まれ、その組織の手によって作品の序盤でエンジェルダストを打たれたチンピラに襲撃されて致命傷を負う。満身創痍の状態で獠の前に現れ、香の誕生日に渡すはずだった指輪を獠に託し「香を頼む…」と告げて息を引き取る。序盤のみの登場でありながらファンは多く、その後の物語を通してその存在感の大きさを感じさせた重要人物。冴子とは刑事時代の相棒であり、彼女に対して彼自身の容貌が冴えないため、「警視庁の月とスッポン」とあだ名されていた。重度の近眼のため眼鏡(二角眼鏡)を常用しているが、素顔は端整。愛銃はコルト・ローマン MkIII、愛車はマツダ・キャロル(初代)。アニメ版ではセスナの操縦もこなすなど多方面で獠をサポートする。
名前は、アニメ版で槇村を演じた声優の田中秀幸から付けられた。
原作ではいつ頃コンビを組んだのかや経緯などは不明だが、アニメ「91」の12話では獠が冴子や秀幸と知り合った経緯が描かれている。
TVアニメでは『無印』第5話で、麻薬組織「赤いペガサス」に雇われた殺し屋ジェネラルが右腕に仕込んだ銃で撃たれ、致命傷を負う。原作と同様、満身創痍の状態で現れ香に渡すはずだった指輪を獠に託し、最期は「黒い右手に、気を付けろ…。」と告げて息を引き取った。
この後オリジナルエピソードとして、『2』の27話・28話に登場したインターポール捜査官のケリー・ネルソン(声 - 田原アルノ)に頼まれてアジア地区の麻薬ルートの資料を集め、亡くなった日にデータを収めたフロッピーディスクを横浜の孤児院の院長(声 - 達依久子)に預けていたことが判明する。ネルソンは実際には「赤いペガサス」の組織拡大のため動いていたが、獠たちによってすべてを暴かれ本性を現す。香からフロッピーディスクを奪うも「赤いペガサス」の新ボス・ギルモア(声 - 広瀬正志)によって道連れにされる形で崖から転落していった。このエピソードでは槇村が麻薬密輸を行っていたのではという疑惑が浮上し、香がショックを受ける展開が描かれたが、最終的に潔白であったことが判明して事件解決後は獠と香が二人揃って彼の墓参りへとやって来る。
2023年公開の映画『劇場版シティーハンター 天使の涙』で劇場版初登場を果たし、田中が担当声優を続投することも決定。彼が死に至った経緯はテレビアニメ版を踏襲した上で、「赤いペガサス」が「ユニオン・テオーペ」の下部組織であることが明かされる他、彼の死にエンジェルダストが関与するという原作準拠の流れで物語が展開する。
ミック・エンジェル

声 - 成田剣〈ドラマCD〉/宝 - 朝美絢
アメリカNo.1のスイーパー。獠のアメリカでの相棒で、元々は二人でコンビを組んだ際のコードネームが「シティーハンター」だった。獠と同様に女好きだが、金銭の約束さえつけば恋人ですら殺すと言われるほどドライ。殺しのターゲットに恋人がいる際は、その恋人を自分のものにしてからでなければ殺しの仕事に入らないというポリシーを持っている。これは、ターゲットが死んだあとに残された恋人に悲しい思いをさせないためだと本人は述べているが、これを理由に恋人のいる女性に手を出したがる自分の性癖を正当化しているフシがある。獠と会う時は、互いの銃の弾が切れるまで撃ち合いを繰り広げるということを挨拶代わりにしている。
日本に獠を殺す依頼を受けて来日するもターゲットの相棒である香をおとせず本気で惚れこんだ為、結局依頼を果たせず依頼主であるユニオン・テオーペの怒りを買い、帰国の途についていた飛行機もろとも爆破され消息不明となる。その後海原が瀕死のミックに新型のエンジェルダストを投与したことで怪物的なパワーを得て理性を失った残虐なユニオンの番人となって再登場した。ユニオンとの最後の戦いでは海坊主を赤子の手をひねるかのごとく打ち倒すも香の活躍によって我に返り、組織のボスである海原を倒そうと突撃して端末に手を突き刺したことで感電し、重度の火傷を手に負う。教授の自宅で奇跡的な回復を遂げるもスイーパーとして致命的な“引き金を引けない”事態を知って愕然となる。復帰後「本家シティーハンター」を名乗り手首に仕込んだダーツを武器として使うも、拳銃を使えないことから一時的な“パートナー”となった香を敵にさらわれ、自身がスイーパーとしてやっていけないことを完全に思い知らされる。その後、療養中に知り合い献身的な看病を務めた名取かずえ(教授の助手)と恋仲となり、新聞記者として二人の新たな生活を始める。愛銃はデザートイーグル。
獠の前歴を語る上で重要な人物の一人であるが、初登場から1年も満たないうちに急遽連載終了が決定したため登場シーンは少ない。また、テレビアニメではユニオン・テオーペ及びエンジェルダストに絡むエピソードがまったく描かれなかったためミックの登場シーンはなかった。

喫茶キャッツアイ

伊集院 隼人(いじゅういん はやと)

声 - 玄田哲章/宝 - 縣千
通称・海坊主またはファルコン。2mを優に超える筋骨隆々の大男で、スキンヘッドとサングラスが特徴。日本人の元傭兵であり、獠と互角の凄腕を持つ同業者。後に喫茶キャッツアイの店主となる。スイーパーとしては獠とは基本的に敵対関係にあったようだが、日本での仕事(作中)では獠と手を組むことが多かった。獠とは悪友(親友?)のような間柄になるが、スイーパーのプライドをかけて命がけの決闘を行う局面もあった。亡き上官・氷室剛司の遺児で、孤児として育った氷室真希(原作の第13巻、アニメ第27、28話に登場、アニメの声は島本須美)を影から支えてきた。傭兵時代に中米のある国で政府側について参戦していたが、その時に戦場でゲリラ側にいてエンジェルダストを打たれて獠と対峙した。その際に獠から眼に傷を負わされたことで弱視となり、それ以降屋外ではサングラスを手放せなくなった。最終的にはストーリー後半で傷が更に悪化し、完全に失明している。だがスイーパーとしては勿論、日常生活においても支障が出ている様子は一切無く、車の運転まで平然とこなしている。バズーカや機関銃などの重火器(M60など)を好んで扱い、トラップの名手でもある。寡黙な男で、女性や猫(特に子猫)が苦手。猫は本人曰く、鳴き声だけでなく人間が鳴き声を真似た程度のものでも聞くと力が抜けて失神するというが、猫に好かれる傾向が強い。女性や美樹に対してはゆでたタコのように真っ赤になるというお茶目な一面がある。また「海坊主」は獠が「『伊集院隼人』という本名が似合わない外見」という理由でつけたニックネームであり、裏の世界では通称で呼ばれており誰も本名を呼ばず、妻である美樹ですら「ファルコン」と呼ぶ。真希に「伊集院さん」と呼ばれた際には「その名はやめろ、照れる。」と赤面するなど本名を(特に女性に)言われることは恥ずかしがる様子を見せる。
傭兵となって裏社会へ入った詳細な経緯や家族関係等の素性などは語られていない。38口径程度の銃では筋肉を貫通させることは不可能で、体内にめり込んだ弾丸を全身の筋肉に力を入れた際の収縮作用だけで体外に排出している。スイーパーとしての総合的な実力は獠とほぼ互角で、その体格と筋肉に違わずスピード面では獠に割合譲る部分もあるが、パワー面においては獠を大きく上回っている。また視力にハンデを抱える分、感覚は人並外れており、気配だけで敵の人数を正確に把握して暗闇での狙撃も朝飯前にこなす。ただし巷の評判では裏の世界のナンバー1は獠と言われているらしく、それは世間に見る目が無いだけだと本人は豪語していた。愛車はトヨタランドクルーザー60、フォードの4WD(彼の性格や体格に合う車はこれぐらい)。愛銃はS&W M629。
美樹(みき)

声 - 小山茉美 / 伊藤美紀(百万ドルの陰謀、ベイシティウォーズ)/宝 - 星南のぞみ
海坊主の相棒で、美人スイーパー。苗字は不明だが原作の最後で海坊主と結婚した。均整の取れた体格を持つ。1月15日生まれ。後に海坊主と共に喫茶キャッツアイの切り盛りをする。元々日本人だったが内戦国で両親を失って孤児になった所を海坊主に育てられ、現地で身を守る術を教わるも彼女が海坊主の傭兵部隊に本格的に加わると言い出した時、海坊主は彼女を戦場から遠ざけて普通の女性としての人生に戻すために嘘をつき彼女を置き去りにした。海坊主と結婚することを夢見て彼を追い続け、日本へ帰国して海坊主の前に再び現れる。育てられた現地ではその後も頻発した内戦を海坊主から守られつつも教わった技術を使って必死に潜り抜ける経験を積んでおり、磨かれた腕は一流である。特技は催眠術で自己催眠を行った他、獠に頼まれて依頼人が催眠状態であることを突き止めたことがある。獠の力添えもあって海坊主と共に喫茶店を切り盛りするようになり、そこに獠が入り浸るようになるが、そんな獠への香のハンマー攻撃に巻き込まれてよく店内を破壊されていた。海坊主の視力が悪化した時、二人の関係に転機が訪れ最後には彼女の念願が海坊主に受け入れられた。一度窮地に立たされた海坊主を救うため、変装して平山希美子の名で獠に海坊主救援を要請した。その際、獠には正体が最後までバレなかった。単行本35巻では海坊主と結婚式を挙げる最中に撃たれるが、教授の手術により一命を取り留める。愛銃はコルト・KING COBRA。
獠のことは「冴羽さん」と呼んでいるが、『劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ』では直接獠に名前で呼びかける場面はないものの「獠」と言っている。
麻生 かすみ(あそう かすみ)

声 - 冨永みーな/宝 - 羽織夕夏
通称 怪盗305号。麻生家は代々泥棒請負業の家系。丸顔で額が広い童顔のため実年齢よりもやや幼い印象を受けるが、顔立ち自体は清楚である。スリーサイズは香より上。獠とは高校生の時、警察に追われている所に遭遇する。この時レオタード姿ですばしこく跳びながら警察の追及をかわしていたため、「空跳ぶオシリ」と呼ばれる。獠との関係は、とある老花師(原作では依頼人だがアニメでは祖父(声 - 島香裕))が育てた黒いチューリップが超常現象研究家の不律乱寓(ふりつ・らんぐう)に奪われたため、これを奪い返すべく協力を依頼したことに始まる。その後、成人し一族の掟により祖母の麻生やよい(声 - 山口奈々)から許婚の麻生崇司(声 - 塩沢兼人)との結婚を迫られ、この掟を逃れようと獠にニセ恋人を演じてもらいたいと再び依頼する。獠は許婚の崇司の強力な催眠術でもっこり出来なくなりつつも「持ち主の命より大切なものは決して盗んではいけない。」という麻生一族の家業心を理解して崇司との勝負に勝利(なお、その過程で崇司の暗示にかけられたかすみの色仕掛けでもっこりは光と共に復活)。また、獠は祖母のやよいに対しても婚約の掟によってやよい自身が背負った過去の悲しみを見抜き、かつて破れた恋の橋渡しを演じた上で同じ悲しみを孫にまで背負わせないよう説いてかすみは婚約の掟から解放された。しかし「獠に心を奪われた」と祖母に指摘され、獠の心を盗むまで一族の元に帰ってはならぬと宣告された。海坊主の喫茶キャッツアイを住み込みで手伝いながら獠の心を奪うべく虎視眈々と機会を狙う。同じく獠に心を寄せる麗香と時に共闘しながらも獠を巡って競う。メインキャストで唯一獠に「二度」仕事の依頼をしており、かつ純粋な依頼人からレギュラーに昇格したキャラクター。誕生日は美樹と同じで、原作では1969年1月15日生まれ。シティーハンターのメインキャストでは数少ない誕生日が明確になっているキャラクター。なお、レオタード姿は作者の前作である『キャッツ♥アイ』の主人公と似ており、作者本人もそれを認めている。

野上一家

野上 冴子(のがみ さえこ)

声 - 麻上洋子(現:一龍斎春水)/宝 - 彩みちる
「警視庁の女狐」と呼ばれる妖艶な美人刑事であり、鼻筋が通った品のいい顔立ちをしている。父親は警視総監で彼女自身は5人姉妹の長女であり、麗香・唯香・さらに女性の双子と妹が4人いる。槇村秀幸とは彼が刑事だった時の同僚で獠とも長い付き合いであり、色香でつっては危険な仕事を押し付けていた。自らも腕が立ち、服の下に隠している投げナイフを自在に操る。「自分より弱い男には興味がない」と言って相手の腕を試し、父の用意した見合い話を何度もぶち壊しにするなど、男を寄せ付けない仕事一筋ぶりだが、以前は生前同僚だった槇村と獠を交えた三角関係にあり、いずれかを選ぼうかとしていた。だが、その矢先に槇村が亡くなったことによって、心中に槇村へのこだわりが強く残った。獠に対してあまり気のないような態度をとることもあるが、香には密かに自分が槇村へのこだわりが消えたら、また獠と香と自分との三角関係になるかもしれないという言動を残している。本来は左利きのようだが、右手でも銃を撃ち命中させられるスイッチハンダー。バストは87cm。愛銃はニューナンブM60(警察の備品の改造)。愛車は赤のポルシェ・930ターボで、A級ライセンスを持つほどのドライビングテクニックを持つ。下着はオーダーメイドであり、このことで獠と冴子が香に隠れて密会していたことがバレて、獠は天誅を受けたことがある。獠には「一発、もっこり」の借りがあるが、いざ冴子が体を許す気になったところ、獠は槇村への後ろめたさから逃げ出した。頭脳明晰で刑事としての捜査能力も高く、獠から皮肉られる程に抜け目のない切れ者だが、その一方で獠など他者の珍妙な言動に振り回された挙句、間抜けな事態に遭わされてコミカルな表情を見せる事も少なくない。作者の次作『こもれ陽の下で…』において主人公達のクラスメートとして名前だけが登場。
野上 麗香(のがみ れいか)

声 - 鷹森淑乃/宝 - 希良々うみ
野上警視総監の次女。冴子の妹。職業は元刑事で探偵。容姿はやはり美人だが、姉とはあまり似ていない。眉毛と目の感覚が広い上に顎が細く小さい。姉よりも割と華やかである。RN探偵社の責任者。刑事時代の上司で相棒でもあった友村刑事(声 - 秋元羊介)が飲酒運転の事故と見せかけて殺され、その真犯人を見つけるために刑事を辞め探偵になり、獠のマンションの隣のビルに住む。元々は意地っ張りで図々しく、また宵越しの金は持たない、好き嫌いで人と仕事を選ばない、男嫌い、人を信用しないなど自分なりの主義主張が強いが恩人・友村刑事の冤罪を晴らすべく真犯人を探し出そうとした時はわざと標的になることも厭わないほどの芯の強さもある。友村刑事の死亡事件を追ううちに次第に獠に惚れ込み、獠と結婚して夫婦探偵になる夢を持つ。そのため冴子が警官復帰の話を持ってきたにも関わらず、新宿に留まる。妹に高校生作家の野上唯香と双子の妹がいる。バストは88cm、Cカップ。愛銃はコルト・ウッズマン、COP357。姉・冴子ほど「男を利用する」ことは考えておらず、物腰も姉より柔らかい。
女性キャラクターでは唯一香の突っ込みの餌食を受けている。
香や冴子と同様に嫉妬を感じるとハンマーを時々出すが、当たることはまずない。
香とは恋敵であり、お互いに獠が好きなため敵視をしているが獠本人が香の方を意識していることに加え、野上姉妹にトラウマがあることから基本的に相手にされることはない。
初登場(1987年夏)の時点で24歳。
野上 唯香(のがみ ゆか)

宝 - 有栖妃華
野上警視総監の三女。冴子の妹。高校生探偵小説作家。
野上警視総監

声 - 亀井三郎(91)→有本欽隆(スペシャル版)/宝 - 奏乃はると
冴子、麗香ら5人姉妹の父親。親バカなところがあり、よく縁談を持ちかけてくる。

その他・獠と香の関係者

教授(きょうじゅ)

声 - 茶風林(新宿プライベート・アイズ)/宝 - 橘幸
世界中の情報を覗ける老人。獠のゲリラ時代の軍医でもあり、手術の腕は超一流。獠の過去を知る数少ない人物の1人で、獠は彼に敬語を使って話す。かつてエンジェルダストの禁断症状により生死の境をさまよっていた獠の治療・リハビリも担当していた。また、獠の相談相手でもあると同時に獠のもっこりの師匠であり、自身ももっこりスケベで気絶していてもお尻を触ってくる。テレビアニメには登場しなかったが、『劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ』でアニメ作品に初登場。
名取 かずえ(なとり かずえ)

声 - 山本百合子/宝 - 華蓮エミリ
元はT大研究室に籍をおいた博学な免疫学者で、才色兼備な女性。かつての恋人が医薬品会社・喜多川産業の指示で兵器となることを知らず殺人バチの開発をし、それに気づいて解毒剤の開発をしたことから口封じで殺害されたため、彼の遺志を継いで解毒剤を開発すべく単身で喜多川産業に乗り込んだ際に帰り途に獠に助けられる。彼の協力を得て喜多川産業の殺人バチの開発を阻止させた。アメリカの研究所から誘いが来ていたが、獠に心を寄せるようになったため彼の師である教授の元でアシスタントとなり接近を試みるものの香との関係に入り込む余地がないと知りやがて諦める。その後4年ほど登場しなかったが、獠のかつてのパートナー・ミックがエンジェルダストに侵されて教授の元に運ばれてきた時、彼のリハビリを手伝った過程で互いに心を通わせるようになった。
アニメでは『1』の第23話で登場。原作の喜多川産業にあたる与太川産業に上述の経緯で乗り込み、原作と同様に獠達の協力を経て恋人の無念を晴らす。その後アニメ作品には一切登場しなかったが、『劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ』に教授のアシスタントとして再登場する。
マリィー

声 - 高坂真琴
獠の元パートナーでアシスタントだった。落ち着いた雰囲気のクールな美女。裏の世界では「ブラッディ・マリィー」の名で知られる。その後引退して「ローズマリィー・ムーン」の名でアメリカのトップモデルとなる。しかしスイーパーの世界を脱しモデルの成功への機会を与えてくれた婚約者エリック(声 - 若本規夫)が、獠とマリィーに情報部を壊滅されて国外追放になったことを恨んだ「地獄のテロリスト」の異名を持つ元情報部長官デビット・クライブ(声 - 石丸博也)に誘拐され、その指示で獠の殺害を試みるようになる。だがどうしても彼を殺すことが出来ず自殺しようとするも制止され、急な来日に疑問を抱いた獠が海坊主に依頼して調査してエリックの居場所と敵の正体を知り、一人で乗り込もうとしてこっそりついてきた香と共に戦いエリックを救出する。しかし自身が一緒にいたのでは今回のようなことが繰り返されると思い去ろうとする。最終的には香に励まされてエリックと共に生きる決意をし、2人でアメリカに帰って行った。その際、原作ではモデルとしてのローズマリィー・ムーンは誘拐殺人で亡くなったと獠が手を回した。その後、ユニオン・テオーペとの全面抗争の際に再登場した。
名前はカクテルの一種、Bloody Maryが由来である。名前の通りブラッディ・マリーのカクテルを好む。
モデルをやっているだけあってスタイルはよい。獠によれば、24歳ということになっているものの実年齢はもっと上とのこと。
ソニア・フィールド

声 - 松本梨香
獠のかつてのパートナーであるケニー・フィールド(声 - 柴田秀勝)の一人娘で、アニメでは『91』で登場する。容貌は美しく、かなりの長身で白人的な濃い顔をしている。元々は獠を兄のように慕っていた。
来日の6年前、それまで事故死と伝えられていた父・ケニーが実は獠に殺されたということをケニーの知人から知らされる。それを機に獠を仇として狙い、裏の世界に入るが獠を倒すまでの力は得られなかったため、海坊主に獠の抹殺を依頼。さらに独断で香を人質に取った上、決闘の場で「獠が海坊主に勝ったら香を開放する。」約束を反故にして香を撃とうとしたため、これに怒りを露わにした美樹によって持っていた銃を弾き落とされ、ケニーの死の真相を聞かされることとなる。
実はケニーは当時「冴羽獠を殺さなければ娘を殺す。」と巨大な犯罪組織に脅迫されており、この組織から彼女を守りつつ逃げ切る自信がなかったため、ケニーから獠に決闘を挑む形で敢えて獠に殺されるという筋書きを立ててこれを実行したのであった。すぐにはそのことを信じられなかったものの、生前のケニーが最後に言った「俺に何があっても獠を信じろ。」という言葉を思い出し、それが真実だと悟る。獠と海坊主の決闘を止めるため海坊主に獠殺しの依頼を取り消し、獠との決闘をやめるよう頼むが断られ危うく二人の決闘は本当に殺し合う寸前まで行ったが、最終的に引き分けという形で幕を閉じることとなった。
全てが終わった後、自分の行為を心の底から悔い獠には裏の世界から身を引くことを話す。香には「獠のパートナーはあなたがふさわしい。」と告げて帰国した。日本語が苦手なのか、「人質」を「質札」と真顔で言い間違えていた。
北原絵梨子(きたはら えりこ)

声 - 篠原恵美
香の高校時代の親友で厚化粧でおかっぱ頭。北原エリ名義で有名デザイナーとして活動しており、頭の中はデザインのことしかない。またモデルとしての活動経験もあり、ファッションセンスが低い人を嫌う傾向にあり厳しい態度を取るが、自分が気に入った人物にはファッションセンスのことはお構い無しになる。とあるフィルムに書かれた化学式を水着のデザインに採用したところ、そのデザインが周囲の評判となる。しかしそのフィルムは化学兵器開発のために作られたものであったため、狙われる羽目になった。獠らの尽力も会って事件は解決したが、結局その水着のデザインは使用できなくなった。
事件後、香にかつらをかぶらせて獠とデートさせた(「都会のシンデレラ」)。
ミック帰国の朝に香が話した、香の高校生時代の獠との初対面(1巻よりも前)の回想エピソードにわずかながら登場している。この頃からデザインのことしか考えていなかった模様。
北尾裕貴(きたお ひろたか)

宝 - 眞ノ宮るい
刑事であり、冴子の婚約者候補の1人。冴子が唯一実力を認めたほどの人物である。槇村秀幸に瓜二つだが、肩幅が少し狭く少し華奢。表面上は大人しそうに見えるが、かつて刑事であった兄が殺害されたこともあって殺し屋という類のものに相当な憎しみを持っており、冷徹な目で見る。当初は獠を逮捕することに執念を燃やしていた。一緒に拉致された香の行動に心打たれ、香が獠のパートナーであり“心は同じはず”ということや、獠の言葉を聞くうちに「毒をもって毒を制す。」ことも必要であることを認識して彼の逮捕を諦めた。
冴子に実力を認められていた一方で、同時に彼女から警戒されていた。上司である野上警視総監にも気に入られていたが、上記の一件で町を去ったため実際に結婚することはなかった。
アニメ版では登場しないが槇村とは全く異なる容姿で、冴子の婚約者候補という設定がオミットされたオリジナルキャラクター・桑田刑事(声 - 池田秀一)がほぼ同様の立ち位置を担う。

主な依頼人・保護対象者

岩崎 めぐみ(いわさき めぐみ)

声 - 上田みゆき
医者。プロボクサーで恋人の萩野俊一(声 - 幹本雄之)を殺した稲垣(声 - 広瀬正志)の殺害を、自分の命を依頼料にする形で依頼する。自身も癌を患っているため先は長くない。原作では自身の病と荻野の死を前にしても表面上は比較的落ち着いた人物として描かれているが、アニメでは人物像が若干異なり、前述の状況から自暴自棄に陥り自棄酒をあおる描写がある。
亜月 菜摘(あづき なつみ)

声 - 藤田淑子
原作では2番目、アニメでは最初の依頼者として登場した女性。妹の裕子(声 - 岡本麻弥)を殺害した犯人を捜して欲しいと依頼する。獠と最初に会ったトップレスバーで、獠の驚異的な射撃術を目の当たりにする。
萩尾(はぎお)

声 - 清川元夢
国会議員の天地宗造の元運転手。道子という娘がいる。
佐藤 由美子(さとう ゆみこ)

声 - 戸田恵子
ワタナベプロダクション所属の女優。
片岡 優子(かたおか ゆうこ)

声 - 渡辺菜生子
大学生。世界のトップ企業片岡グループ会長の孫。
アルマ王女

声 - 小林由利/宝 - 夢白あや
セリジナ公国の王女。
及川優希(おいかわ ゆうき)

声 - 高田由美
記憶喪失のスタントマン。その正体はアリナミア王国の王女、ユキグレース。

ユニオン・テオーペ

南米を中心に活動している麻薬組織で、原作の序盤と終盤に登場した本作最大の敵勢力。傭兵を攻撃マシーンに変える麻薬「エンジェルダスト」を開発し、組織の傭兵に投与していた。

テレビアニメ版の監督を長年務めたこだま兼嗣によると、テレビアニメ版では麻薬を描くことが難しかったために制作陣の自主規制によって「エンジェルダスト」はアニメ版に一切登場しない。原作者の北条によると、エンジェルダストを作り出した組織「ユニオン・テオーぺ」と首領の海原の存在がアニメ版では完全に省略される形となっていた。アニメ版では原作の「ユニオン・テオーペ」が新興麻薬組織「赤いペガサス」に置き換えられている。

その後2023年9月に公開された『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』にて「ユニオン・テオーペ」と首領の海原がアニメ版に初めて登場することになった。これと同時に「赤いペガサス」が「ユニオン・テオーペ」の下部組織であることも明かされている。

「エンジェルダスト」は原作では麻薬として登場しているが、アニメ版では「ナノマシンテクノロジーを用いて人体の能力を極限まで引き上げる薬」に設定変更されている。また、アニメ版のエンジェルダストの描写はナノマシンテクノロジーを主体としており、可能な限り麻薬を想起させない演出が施されている。

なお、2019年にフランスで制作された実写映画『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』ではアニメ版に先駆けて「ユニオン・テオーペ」の名前が作中に登場している。

海原 神(かいばら しん)/長老(メイヨール)

声 - 堀内賢雄 / 宝 - 夏美よう
ユニオン・テオーペの首領であり、獠の育ての父。血の繋がりはないものの、獠とどことなく獠と顔つきが似ている。ゲリラ時代に獠を裏切ってエンジェルダストを打ち、洗脳した獠を独断で戦場に送り、当時海坊主が所属していた一部隊を全滅させる。しかしその陰惨な殺害の仕方に恐れをなした上層部によりゲリラ組織を追放された。作品後半ではミックに獠を殺す依頼をする。本来は理想に燃えた善良な人間だったが、戦場の中を生き延びるため狂気に走り今に至る。終盤で獠と対峙し、ミックのペンダントが足に絡まった事で紙一重で獠敗れ去る。心臓を打ち抜かれて死亡したはずが、その直後に昔の善良さを取り戻し逃げ場を失った獠を助けることになる。使用拳銃はコルト・アナコンダ。左足はゲリラ時代に獠を助ける時に失っており、義足には高性能の爆弾を積んである。
作者の前作『キャッツ♥アイ』にも同名のキャラが登場するが、同姓同名の別キャラクターである。
2023年公開の『劇場版シティーハンタ― 天使の涙』でアニメ作品に初登場。原作同様「ユニオン・テオーペ」の首領という立場であり、獠を自身の最高傑作と評している。
将軍(ジェネラル)

声 - 納谷六朗 宝-真那春人
ユニオン・テオーペの幹部。美しいものを好み醜いものを嫌い、失態を犯した部下は即座に処刑する冷酷非情な性格。サイボーグの如く全身に武器を内蔵しており、右手と一体化したグレネードランチャー装備型のM16を主に使用する。獠によって自身が経営している宝石店や屋敷を荒された揚句(それも一番嫌いな家畜の豚に)、上納金をすべて持っていかれた。それが原因で海原から最後通告を出され、自らエンジェルダストを投与して獠に挑むも劣勢に立たされ事で足に隠したグレネードランチャーから発砲せんとした瞬間、銃弾を撃ち込まれて爆散した。死ぬ間際、獠に「お前は004か」と言われた。
アニメでは麻薬組織「赤いペガサス」に雇われた殺し屋として登場。原作に比べて老けて描かれ、右手は拳銃を仕込んだ義手になっている。槇村を殺害するが、獠との戦いで原作同様の最期を遂げた。
男爵(バロン)

カジノを預かるユニオン・テオーペの幹部。獠の報復により毒殺される。将軍には「豚」と見下され嫌われていた。
シルキークラブの幹部

声 - 加藤治
ユニオン・テオーペの幹部で、名前は不明。「シルキークラブ」を運営する傍ら麻薬の密輸も行い、従業員の女性に麻薬を投与して働かせていた。対立する組織のボスを殺す依頼を槇村秀幸に持ち掛けるが、これを断られる。チンピラの大男にエンジェルダストを投与し、自身の依頼を断った槇村を殺させるが獠によってチンピラは始末され、自身も乗り込んできた獠の報復で頭を撃ち抜かれて殺害される。
依頼内容を聞くため訪れた槇村の身なりをドブネズミと侮辱するが、「ボロは着てても、俺の魂はおたくらみたいに安くない。」と軽くあしらわれる。香のことを調べ上げた上で彼女に危害を加えることを示唆するような発言をした際には「貴様らが殺し合うのは勝手だが、俺の身内に手を出した時は命はないと思え!」と激昂され、「悪魔に魂を売る気はない。悪魔はドブネズミにも劣る!」と吐き捨てられた。
アニメ版では麻薬組織「赤いペガサス」のボスであり、名前はガルシア。槇村の復讐を誓い「シルキークラブ」に乗り込んできた獠に手下を皆殺しにされ、自身も身に着けていた指輪の反射で獠に居場所を見抜かれた所を撃たれて致命傷を負い、獠には「貴様の汚い指に宝石は似合わないぜ!」と痛罵される。ジェネラルに助けを求めるも「冴羽獠を殺すことが私の仕事。あなたを助けるために雇われたのではない。」と見放されて死亡した。

暴力団関係者

竜神信男

声 - 田中康郎
竜神会の会長。計算高く、獠曰く「タヌキ親父」。
竜神さやか

声 - 三田ゆう子/宝 - 花束ゆめ
竜神信男の娘。白泉女子学園の学生で、レディースの頭。スケバンで当初は獠を嫌っていたが、牛次との決闘を見て考えを改める。その後は一転して、獠のアパートに移り住み、偽装殺人の手伝いを行った。
寅吉/タイガー

声 - 鈴木清信
青堅会の会長の息子で、さやかの許婚。ブルーオイスターのヘッド。坊主頭。極端に身長が低いためシークレットブーツを履いていたが、それでも小さいことに変わりはなく獠達から馬鹿にされていた。
牛次/バッファロー

声 - 笹岡繁蔵
ブルーオイスターの一員。いかつい外見だがあっさりと獠に倒された。見かけによらず気弱。
ドラゴン

ブルーオイスターの一員。寅吉が影武者に使っていた。
西岡忠

ユニオン・テオーペからの依頼のターゲットである青狼会幹部。関東一円を支配している。
牧野陽子

声 - 川浪葉子
鬼英会お抱えのディーラー。ギャンブルの腕では超一流で、自分に勝てない男を近づけない性格だった。獠と接しているうちに考えを改め、ついには結婚を申し込もうとする。原作とアニメ版では容姿がやや異なる。
平尾

声 - 屋良有作
鬼英会の若頭。

声 - 鈴置洋孝
高円会に雇われた流れのディーラー。カードを切りながらカードの順番を全て記憶するという特技を持っている。殺し屋としての顔も持っており、牧野陽子の命を狙う。
高宮

声 - 塩沢兼人
高円会の若頭。

冴羽獠の赤いミニクーパー

冴羽獠の愛車は赤いモーリス・ミニクーパーMk.I(1964~1967年生産)であり、本作の代名詞ともなっている。長期間生産されていたミニには様々なバリエーションモデルが存在するが、「クーパー」は高性能モデルを指す。詳細はミニ (BMC)#クーパー/クーパーSの項目を参照。

ただし原作では、獠が当初からミニクーパーに乗っていたわけではない。ホンダ・CR-X(初代前期型)やトヨタ・スポーツ800などにも乗っており、初期の頃はCR-Xの登場頻度が比較的高かった。原作31話「愛ってなんですかの巻」(初出1986年、文庫版4巻所収)で、ようやくミニクーパーが初めて登場している。一方、アニメ版では第1話「粋なスイーパー XYZは危険なカクテル」から獠が赤いミニクーパーに乗っている。

2019年にBMW Japanが実施したインタビューによると、作者の北条司が獠の愛車としてミニクーパーを採用したのは「デザインが好みだったため」であり、新宿の狭い道を走り回ったり、獠と香の距離感を縮めて描きたいときに、ミニクーパーの小ささが役に立ったと述べている。北条は当初、ミニクーパーのボディ色はブリティッシュグリーンと考えていたが、アニメでの色指定が赤になったため、それ以降はボディ色が赤ということで定着した。

なお、北条の作品である「キャッツ・アイ」のメインキャラクターである内海俊夫が乗っていた車は、ホンダ・N360をミニクーパー風に改造した「Nクーパー」であった。

獠の愛車がミニのMk.I(初期型、1959~1967年生産)である判別ポイントとして、車外に露出したドアヒンジ、スライド式のフロントサイドウィンドウ、グリル形状、テールランプ形状、小径の10インチホイールなどが挙げられる。また、獠のミニクーパーは左右後ろ側に給油口が1ヶ所ずつ、合計2ヶ所装備されており、Mk.Iのミニクーパーの特徴であるツインタンクを搭載していることがわかる。通常のミニの給油口は左後ろに1ヶ所のみである。

初期型のMk.Iは現在では希少車のため、フランスで制作された実写版映画『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』では、後年の形式であるMk.III(1969~2000年生産)、それも後期の比較的年式の新しいミニクーパーが使用されていた。ただし、原作らしさを出すためにドアミラーを撤去してフェンダーミラーに換装するなど、監督兼主演で本作の大ファンであるフィリップ・ラショーの強いこだわりが伺える。

北条は原作の作画資料として、タミヤのプラモデル「モーリス・ミニクーパー1275S Mk.I」(1/24スポーツカーシリーズ No.39、2023年現在は絶版)を参考にしたと見られる。タミヤが取材対象とした実車のミニクーパーは内外装が多数カスタマイズされており、プラモデルも同様の構成となっている。そのため、本作のミニクーパーも、このカスタマイズ箇所(アルミホイール、前後バンパーのオーバーライダー、ステアリングホイール換装、センターマフラーなど)がそのまま絵に反映されていた。

その後、原作やアニメなどでミニクーパーについて複数の設定変更が行われた。「出逢って恋して占っての巻」(初出1987年、文庫版6巻所収)以降、ミニクーパーの屋根がノーマルルーフからキャンバストップに変更されている。「思い出を消して…の巻」(初出1990年、文庫版15巻所収)では、フェンダーミラーが丸形から砲弾型に変更された。

アニメ版では作画監督などの好みによって仕様が度々変わっており、放映回によってはオーバーフェンダーが装着されたERAミニターボ(英語版Wikipedia記事)のように描かれていることもある。

「出逢って恋して占っての巻」ではナンバープレートの文字が描かれており、「歌舞伎町69 あっ 19-19」であることが明らかになった。一方、アニメ版のナンバープレートは「練馬56 さ 32-98」「新宿56 さ 32-98」などで数字は「32-98」となっており、原作のナンバーの数字「69」「19-19」が意味するところの卑わいな意味を薄める努力がなされていた。フランスで製作された実写映画版のナンバープレートもアニメ版に準拠しており、「32-98-NL」となっている。NLは、「シティーハンター」フランス語版で冴羽獠が「Nicky Larson」という名前に設定変更されていたため、その頭文字である。

このミニクーパーは何回破壊されてもいつの間にか元通りに修復されているというマンガらしい表現もあり、「女心を知るものは…の巻」(初出1989年、文庫版12巻所収)では海坊主に助手席の椅子を力ずくで取り外された上に、巨体の海坊主の頭がキャンバストップを破ってしまっている。

2019年以降に再起動したアニメ版に登場するミニクーパーは、原作と以下の相違点がある(過去のアニメ版で設定変更された箇所も含む)。

  • フォグランプが2個、フロントバンパーに付いている。(原作ならびにタミヤのミニクーパー(ラリー仕様版除く)はフォグランプなし)
  • ホイールがメッシュになっている。(原作ならびにタミヤのミニクーパーとは異なる形状)
  • マフラーが2本出しになっている。(原作ならびにタミヤのミニクーパーはセンター1本出し)
  • ナンバーが「新宿300 あ 19-19」に変更された。ミニは本来、車体サイズ・排気量のいずれも日本の5ナンバー登録であり、改造などを行わない限り3ナンバー登録にはならない。
読切版

シティーハンター(読切版)
ジャンル ハードボイルド少年漫画
漫画:シティーハンター - XYZ -
作者 北条司
出版社 集英社
その他の出版社
徳間書店(完全版)
掲載誌 週刊少年ジャンプ』1983年18号
レーベル ジャンプ・コミックス (JC)
集英社文庫(文庫)
徳間コミックス(完全版)
その他 45ページ
収録:JC1 / 文庫1 / C.H.
漫画:シティーハンター - ダブル-エッジ -
作者 北条司
出版社 同上
掲載誌 フレッシュジャンプ』1984年2月号
その他 33ページ
収録:JC1 / 文庫1 / C.H.
備考
  • JC1:天使の贈りもの 北条司短編集[1]
  • 文庫1:北条司短編集1 シティーハンター -XYZ-
  • C.H.:CITY HUNTER COMPLETE EDITION Z巻
テンプレート - ノート

その他の出版社
徳間書店(完全版)

『キャッツ♥アイ』の登場人物である神谷真人(ねずみ)をモデルにした凄腕のスイーパーが登場するストーリー『シティーハンター -XYZ-』と、その続編『シティーハンター - ダブル-エッジ -』の2作からなる。

ストーリーの発案は『キャッツ♥アイ』担当編集者だった堀江信彦による。どちらの作品も「女好きで普段は節操がないが、仕事となると超一流で銃の名手」といった獠の基本設定や、獠・香・美人依頼人という物語の基本構造は完成済みであるものの、登場人物の設定や性格などには異なる点も多く、連載作品とは世界設定を共有していないパラレルワールドの話となっている。特に香は、容姿も性格も連載作品とは大きく異なり、男っぽさがまったくない。こうした違いからどちらの作品も連載版の単行本には未収録となり、『天使の贈りもの 北条司短編集[1]』(ジャンプ・コミックス)・『北条司短編集1 シティーハンター -XYZ-』(文庫)に収録された。また、完全版Z巻においても『XYZ』と『ダブルエッジ』の2編に加え、「獠の原点」として真人が活躍する2編が『キャッツ♥アイ』より収録された。

シティーハンター - XYZ -
『週刊少年ジャンプ』1983年18号に愛読者賞用の読切として掲載され、同賞1位に輝いた作品。45ページ。冴羽獠のデビュー作。
依頼は父と共に人間にも効果のある去勢細菌を開発してしまった女性研究者からで、ワクチン開発前に捕まってしまった際には自身を殺害してほしいというもの。
『キャッツ♥アイ』の連載中に描かれた作品であり、作中には喫茶店キャッツ♥アイの店主夫婦として瞳と俊夫らしきモブキャラクターが登場している。なお、読み切り掲載時の依頼の仕方は、掲示板に「清掃人求む」だったが、単行本収録時には連載版と同じものに変えられた。また、本作は設定を連載のものに変更し、アニメでは第2話として放送された。ただし、アニメではこの段階で香がまだ登場していなかった為、香の役回りは槇村秀幸が担っている。
また、アニメ版ラストシーンでは獠をセスナに乗せてしまったが、原作では明かされていなかったものの作者はこの時点ですでに「飛行機事故時のトラウマで飛行機恐怖症」という獠の設定を固めていた。アニメ版スタッフが作者と打ち合わせした段階では修正が困難だったため、この設定はアニメ版『2』終了まで原作にも登場していないし、アニメではこの設定は破棄されている。このときのことは文庫版コミックス第1巻末の解説に詳しい。
シティーハンター - ダブル-エッジ -
『フレッシュジャンプ』1984年2月号に掲載。33ページ。短編集初版では冒頭のネームが落ちている。
依頼は有名女優からで、殺人鬼の役を演じるためにそれを理解しようとして本当に殺人鬼になってしまった恋人である俳優を殺害してほしいというもの。
なお、作者は後に同じく殺人鬼を理解した俳優をモチーフとした短編『THE EYES OF ASSASSIN』を描いている(『Parrot 幸福の人』に収録)。

アニメ

1987年に『シティーハンター』としてテレビシリーズ化されたのを皮切りに、テレビアニメとしては4度のシリーズ化と3度のスペシャルが放映、またアニメ映画としては3本が発表され、いずれの作品も制作には読売テレビとサンライズが関わっている。2019年には4作目の映画が公開された。アニメシリーズは改変箇所が多く、一部の展開や結末が異なるものがある。また後期に放映された大半がアニメオリジナルエピソードとなっている。

ただし、本作の場合きわめてユニークなのは、一般的なアニメ化作品とは異なり、原作者の北条司自身がアニメの制作に深く関わっている点である。

北条司自身が文庫版18巻の「あとがき」で述べたところによると、北条はアニメ会社(サンライズ)と協業の上、原作の連載中に時間的な問題で取り上げることができなかったストーリーをアニメ版の原案としていることが多く、シナリオ・絵コンテにも北条が相当程度関与しており、アニメ版オリジナルキャラクターのキャラクターデザインも全て北条本人が行っている。この手法は、2019年に本作のアニメ版映画が再起動した後も継続している。

フランスでは『Nicky Larson』のタイトルで放映された。

実写映画

著作権管理元の公認作品は1993年公開のジャッキー・チェン主演作品、2019年公開のフィリップ・ラショー主演作品、製作のみが発表されたホァン・シャオミン主演作品のみ。そのほか、無断で作成された非公認作品が2作存在する。フィリップ・ラショー主演作品、ホァン・シャオミン主演作品以外はいずれも香港での製作となっている。作品の詳細については各記事を参照。

公認映画

シティーハンター
1993年の香港映画。原題は『城市獵人』。ジャッキー・チェン主演。ジャッキーがファンから「冴羽獠に似ている」と言われたことがきっかけとなり、製作につながった。
シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション
2019年2月6日よりフランスで公開されたフランス映画。日本では2019年11月に公開。フィリップ・ラショー監督・主演。原題がフランス語で『ニッキー・ラルソンとキューピッドの香水(Nicky Larson et le Parfum de Cupidon)』になっているが、これはアニメ版がフランスで公開された際の冴羽獠の名前「Nicky Larson」によるもの。
城市獵人
中国全土で公開予定の中国映画。2016年10月11日に会見が行われ、2018年12月以降に中国全土で公開予定と発表されていたが、2020年11月現在公開されていない。ホァン・シャオミン主演。ノース・スターズ・ピクチャーズのほか、アニメ版に参画していた読売テレビなども参画している。
シティーハンター Netflixオリジナル映画

2022年12月15日、Netflixが実写版映画を製作し、2024年に全世界で配信することを発表した。日本では初の実写映画化で、監督は佐藤祐市、脚本は三嶋龍朗、音楽は大友良英がそれぞれ担当、鈴木亮平が冴羽 獠役で主演する。

非公認映画

神鳥伝説(中国語版)
1991年の香港映画。原題は『九一神鵰俠侶』。アンディ・ラウ主演。冴羽獠、槇村兄妹、野上冴子、銀狐などに似ているキャラクターが登場。
孟波
1996年の香港映画。日本未公開。マイケル・チョウ(中国語版)主演で、冴羽獠の香港名「孟波」を題名とした作品。

実写ドラマ

著作権管理元の公認作品は2011年放送のイ・ミンホ主演作品のみ。そのほか、無断で作成された非公認作品が2作存在する。詳細については記事を参照。

シティーハンター in Seoul
2011年5月25日より放送開始。放送局:韓国SBS、制作:SSD。放送形態20話。ジン・ヒョク監督、ファン・ウンギョン脚本。シリーズを原作としつつも、設定やストーリーが大幅に変更されている。主人公にイ・ミンホ、パク・ミニョンを迎え、韓国を舞台に繰り広げられるアクションストーリー。KARAのメンバー、ク・ハラも出演することで話題を呼んだ。韓国の中高生の間では、原作漫画よりもこちらのドラマ版の知名度のほうが高いとされている。

舞台

CITY HUNTER - 盗まれたXYZ -

2021年、宝塚歌劇団雪組により舞台化。主演は彩風咲奈・朝月希和。脚本・演出は齋藤吉正。2021年8月7日〜9月13日に宝塚大劇場で、10月2日〜11月14日東京宝塚劇場で上演。

すみれコードにより「もっこり」を「ハッスル」に置き換えるなど一部の表現を変更している。

主なキャスト 本公演 新人公演 冴羽獠 彩風咲奈 縣千 槇村香 朝月希和 音彩唯 ミック・エンジェル 朝美絢 彩海せら 槇村秀幸 綾凰華 眞ノ宮るい 海坊主(伊集院隼人) 縣千 壮海はるま

スピンオフ

『今日からCITY HUNTER』
錦ソクラ作。
『月刊コミックゼノン』にて2017年9月号より連載。同年時点でアラフォーだった独身女性が不慮の死を遂げるも、何故か女子高生当時の姿に戻って『シティーハンター』の世界(物語中盤)に転生するという、パロディ色の強い物語。獠と香も登場する。
『CITY HUNTER外伝 伊集院隼人氏の平穏ならぬ日常』
えすとえむ作。
『コミックタタン』にて2018年4月29日から2021年8月27日まで連載された。美樹と共に喫茶キャッツアイを営む海坊主が、店を訪れる依頼人の悩み相談に応えていく物語を描く。

書誌情報

1990年代後半に集英社内部でお家騒動が発生したことにより、北条の担当編集者であり「週刊少年ジャンプ」元編集長だった堀江信彦(現:コアミックス代表取締役社長)が集英社を退社し、新会社「株式会社コアミックス」を2000年6月に設立した。北条司、原哲夫、次原隆二(いずれも堀江の担当漫画家)、そして本作アニメ版の冴羽獠役、『北斗の拳』でケンシロウ役を務める声優の神谷明も同社の設立に参画した(詳しくは「コアミックス」「北条司#コアミックスの設立」などを参照)。そのため、2003年頃以降に出版された『シティーハンター』関連出版物の版元は集英社ではなく、コアミックスと親密な関係にある徳間書店になっている。

単行本
  • 北条司 『シティーハンター』 集英社〈ジャンプ・コミックス〉、全35巻
  • 「恐怖のエンジェルダストの巻」1986年1月15日第1刷発行、ISBN 4-08-852381-4
  • 「将軍の罠!の巻」1986年4月15日第1刷発行、ISBN 4-08-852382-2
  • 「裸足の女優の巻 1986年6月15日第1刷発行、ISBN 4-08-852383-0
  • 「鐘とともに運命が!の巻」1986年9月15日第1刷発行、ISBN 4-08-852384-9
  • 「ワン・オブ・サウザンドの巻」1986年12月10日第1刷発行、ISBN 4-08-852385-7
  • 「哀愁のギャンブラーの巻」1987年2月15日第1刷発行、ISBN 4-08-852386-5
  • 「危険な国からきた女!の巻」1987年4月15日第1刷発行、ISBN 4-08-852387-3
  • 「天使のほほえみの巻」1987年6月15日第1刷発行、ISBN 4-08-852388-1
  • 「思い出の渚の巻」1987年8月15日第1刷発行、ISBN 4-08-852389-X
  • 「看護婦には手を出すな!の巻」1987年10月15日第1刷発行、ISBN 4-08-852390-3
  • 「槇村の忘れものの巻」1987年12月9日第1刷発行、ISBN 4-08-852391-1
  • 「トラブル・スクープの巻」1988年2月15日第1刷発行、ISBN 4-08-852392-X
  • 「海坊主と足ながおじさんの巻」1988年4月15日第1刷発行、ISBN 4-08-852393-8
  • 「がんばれ!香ちゃん!!の巻」1988年6月15日第1刷発行、ISBN 4-08-852394-6
  • 「告白のエアポートの巻」1988年8月15日第1刷発行、ISBN 4-08-852395-4
  • 「恋人はシティーハンターの巻」1988年10月15日第1刷発行、ISBN 4-08-852396-2
  • 「暁のMEMORYの巻」1988年12月11日第1刷発行、ISBN 4-08-852397-0
  • 「海坊主にゾッコン!!の巻」1989年2月15日第1刷発行、ISBN 4-08-852398-9
  • 「哀しい天使の巻」1989年4月15日第1刷発行、ISBN 4-08-852399-7
  • 「さよならの向こう側…の巻」1989年6月15日第1刷発行、ISBN 4-08-852400-4
  • 「ビル街のコールサインの巻」1989年8月15日第1刷発行、ISBN 4-08-852612-0
  • 「お嬢さんにパイソンを!の巻」1989年10月15日第1刷発行、ISBN 4-08-852613-9
  • 「明日へのリバイバルの巻」1989年12月10日第1刷発行、ISBN 4-08-852614-7
  • 「大空の告白の巻」1990年2月15日第1刷発行、ISBN 4-08-852615-5
  • 「Play it again, Mami! —あの曲をもう一度!—の巻」1990年4月15日第1刷発行、ISBN 4-08-852616-3
  • 「突然の出会い!!の巻」1990年6月15日第1刷発行、ISBN 4-08-852617-1
  • 「都会のシンデレラ!!の巻」1990年8月15日第1刷発行、ISBN 4-08-852618-X
  • 「勝敗の行方!!の巻」1990年10月発行、ISBN 4-08-852619-8
  • 「伊集院隼人氏の平穏な一日の巻」1990年12月発行、ISBN 4-08-852620-1
  • 「思い出を消して…の巻」1991年2月発行、ISBN 4-08-852191-9
  • 「ふたりでひとりの心!!の巻」1991年5月発行、ISBN 4-08-852192-7
  • 「おかしなふたり!!の巻」1991年8月発行、ISBN 4-08-852193-5
  • 「地獄への出航!!の巻」1991年12月発行、ISBN 4-08-852194-3
  • 「にせC・H登場!!の巻」1992年2月発行、ISBN 4-08-852195-1
  • 「FOREVER, CITY HUNTER!!の巻」1992年4月発行、ISBN 4-08-852196-X
  • 北条司(原作)・錦ソクラ(作画) 『今日からCITY HUNTER』 徳間書店→コアミックス〈ゼノンコミックス〉、既刊13巻(2023年8月19日現在)
  • 2018年4月20日発行、ISBN 978-4-19-980488-5
  • 2018年7月20日発行、ISBN 978-4-19-980503-5
  • 2019年1月19日発行、ISBN 978-4-19-980543-1
  • 2019年6月20日発行、ISBN 978-4-19-980574-5
  • 2019年11月20日発行、ISBN 978-4-19-980604-9
  • 2020年4月20日発行、ISBN 978-4-86720-113-8
  • 2020年8月20日発行、ISBN 978-4-86720-162-6
  • 2021年2月20日発売、ISBN 978-4-86720-193-0
  • 2021年8月20日発売、ISBN 978-4-86720-250-0
  • 2022年2月19日発売、ISBN 978-4-86720-250-0
  • 2022年8月20日発売、ISBN 978-4-86720-403-0
  • 2023年2月20日発売、ISBN 978-4-86720-468-9
  • 2023年8月19日発売、ISBN 978-4-86720-536-5
  • 北条司(原作)・えすとえむ(作画) 『CITY HUNTER外伝 伊集院隼人氏の平穏ならぬ日常』 竹書房〈バンブーコミックス タタン〉、既刊5巻(2021年10月20日現在)
  • 2019年1月19日発行(同日発売)、ISBN 978-4-8019-6492-1
  • 2019年6月20日発行(同日発売)、ISBN 978-4-8019-6645-1
  • 2020年3月20日発行(3月18日発売)、ISBN 978-4-8019-6896-7
  • 2020年11月19日発売、ISBN 978-4-8019-7066-3
  • 2021年10月20日発売、ISBN 978-4-8019-7463-0
文庫版
  • 北条司 『シティーハンター』 集英社〈集英社文庫〉、全18巻
  • 1996年6月発行、ISBN 4-08-617161-9
  • 1996年6月発行、ISBN 4-08-617162-7
  • 1996年8月発行、ISBN 4-08-617163-5
  • 1996年8月発行、ISBN 4-08-617164-3
  • 1996年10月発行、ISBN 4-08-617165-1
  • 1996年10月発行、ISBN 4-08-617166-X
  • 1996年12月発行、ISBN 4-08-617167-8
  • 1996年12月発行、ISBN 4-08-617168-6
  • 1997年2月発行、ISBN 4-08-617169-4
  • 1997年2月発行、ISBN 4-08-617170-8
  • 1997年4月発行、ISBN 4-08-617171-6
  • 1997年4月発行、ISBN 4-08-617172-4
  • 1997年6月発行、ISBN 4-08-617173-2
  • 1997年6月発行、ISBN 4-08-617174-0
  • 1997年8月発行、ISBN 4-08-617175-9
  • 1997年8月発行、ISBN 4-08-617176-7
  • 1997年10月発行、ISBN 4-08-617177-5
  • 1997年10月発行、ISBN 4-08-617178-3
完全版

発行は全て徳間書店(レーベルは徳間コミックス)

  • 北条司 『CITY HUNTER COMPLETE EDITION』、全32巻
  • 2003年12月15日発行、ISBN 4-19-780213-7
  • 2003年12月15日発行、ISBN 4-19-780214-5
  • 2004年1月15日発行、ISBN 4-19-780219-6
  • 2004年1月15日発行、ISBN 4-19-780220-X
  • 2004年2月14日発行、ISBN 4-19-780224-2
  • 2004年2月14日発行、ISBN 4-19-780225-0
  • 2004年3月15日発行、ISBN 4-19-780230-7
  • 2004年3月15日発行、ISBN 4-19-780231-5
  • 2004年4月15日発行、ISBN 4-19-780236-6
  • 2004年4月15日発行、ISBN 4-19-780237-4
  • 2004年5月15日発行、ISBN 4-19-780242-0
  • 2004年5月15日発行、ISBN 4-19-780243-9
  • 2004年6月15日発行、ISBN 4-19-780247-1
  • 2004年6月15日発行、ISBN 4-19-780248-X
  • 2004年7月15日発行、ISBN 4-19-780252-8
  • 2004年7月15日発行、ISBN 4-19-780253-6
  • 2004年8月16日発行、ISBN 4-19-780257-9
  • 2004年8月16日発行、ISBN 4-19-780258-7
  • 2004年9月15日発行、ISBN 4-19-780262-5
  • 2004年10月15日発行、ISBN 4-19-780268-4
  • 2004年10月15日発行、ISBN 4-19-780269-2
  • 2004年11月15日発行、ISBN 4-19-780273-0
  • 2004年11月15日発行、ISBN 4-19-780274-9
  • 2004年12月15日発行、ISBN 4-19-780278-1
  • 2004年12月15日発行、ISBN 4-19-780279-X
  • 2005年1月15日発行、ISBN 4-19-780283-8
  • 2005年1月15日発行、ISBN 4-19-780284-6
  • 2005年2月15日発行、ISBN 4-19-780287-0
  • 2005年2月15日発行、ISBN 4-19-780288-9
  • 2005年3月15日発行、ISBN 4-19-780293-5
  • 2005年3月15日発行、ISBN 4-19-780294-3
  • 2005年4月15日発行、ISBN 4-19-780298-6
  • 『CITY HUNTER COMPLETE EDITION X』2004年9月15日発行、ISBN 4-19-780263-3
  • 『CITY HUNTER COMPLETE EDITION Y』2005年5月15日発行、ISBN 4-19-780302-8
  • 『CITY HUNTER COMPLETE EDITION Z』2005年6月15日発行、ISBN 4-19-780306-0
XYZ Edition
  • 北条司 『シティーハンター XYZ Edition』 徳間書店〈ゼノンコミックスDX〉、全12巻
  • 全巻購入特典のAとして神風動画によりモーショングラフィックアニメ「獠のプロポーズ」が制作された。アニメ版声優陣の変更はない。
  • 2015年7月18日発行、ISBN 978-4-19-980281-2
  • 2015年7月18日発行、ISBN 978-4-19-980282-9
  • 2015年8月20日発行、ISBN 978-4-19-980291-1
  • 2015年8月20日発行、ISBN 978-4-19-980292-8
  • 2015年9月19日発行、ISBN 978-4-19-980297-3
  • 2015年9月19日発行、ISBN 978-4-19-980298-0
  • 2015年10月20日発行、ISBN 978-4-19-980307-9
  • 2015年10月20日発行、ISBN 978-4-19-980308-6
  • 2015年11月20日発行、ISBN 978-4-19-980315-4
  • 2015年11月20日発行、ISBN 978-4-19-980316-1
  • 2015年12月19日発行、ISBN 978-4-19-980322-2
  • 2015年12月19日発行、ISBN 978-4-19-980323-9
  • 全巻購入特典のAとして神風動画によりモーショングラフィックアニメ「獠のプロポーズ」が制作された。アニメ版声優陣の変更はない。
小説版
  • 集英社〈ジャンプ ジェイ ブックス〉
  • 『CITY HUNTER』外池省二(著者)、1993年4月26日発売、ISBN 4-08-703005-9
  • 『CITY HUNTER 2』稲葉稔(著者)、1997年4月24日発売、ISBN 4-08-703058-X
  • 『CITY HUNTER SPECIAL』天羽沙夜(著者)、1995年12月15日発売、ISBN 4-08-703042-3
  • 1996年のスペシャル『ザ・シークレット・サービス』のノベライズ版。セリフの中にスペイン語が頻繁に登場する。
  • 『CITY HUNTER SPECIAL 2』岸間信明(著者)、1999年4月2日発売、ISBN 4-08-703082-2
  • 1999年のスペシャル『緊急生中継!?凶悪犯冴羽獠の最期』のノベライズ版。アニメではオミットされていた過去のサユリやジャックらとの関係が描かれている。
  • 『CITY HUNTER』外池省二(著者)、1993年4月26日発売、ISBN 4-08-703005-9
  • 『CITY HUNTER 2』稲葉稔(著者)、1997年4月24日発売、ISBN 4-08-703058-X
  • 『CITY HUNTER SPECIAL』天羽沙夜(著者)、1995年12月15日発売、ISBN 4-08-703042-3
  • 1996年のスペシャル『ザ・シークレット・サービス』のノベライズ版。セリフの中にスペイン語が頻繁に登場する。
  • 『CITY HUNTER SPECIAL 2』岸間信明(著者)、1999年4月2日発売、ISBN 4-08-703082-2
  • 1999年のスペシャル『緊急生中継!?凶悪犯冴羽獠の最期』のノベライズ版。アニメではオミットされていた過去のサユリやジャックらとの関係が描かれている。
  • 1996年のスペシャル『ザ・シークレット・サービス』のノベライズ版。セリフの中にスペイン語が頻繁に登場する。
  • 1999年のスペシャル『緊急生中継!?凶悪犯冴羽獠の最期』のノベライズ版。アニメではオミットされていた過去のサユリやジャックらとの関係が描かれている。
  • 徳間書店〈徳間文庫〉
  • 『劇場版シティーハンター 〈新宿プライベート・アイズ〉 公式ノベライズ』 福井健太/加藤陽一/北条司著、2019年2月8日発売、ISBN 4-19-894435-0
  • 『劇場版シティーハンター 〈新宿プライベート・アイズ〉』(2019年)のノベライズ版。劇場版本編では語られなかった御国の過去が詳細に明かされている。また、香の獠に対するハンマー攻撃の制裁などが、別の方法に変更されている。
  • 『劇場版シティーハンター 天使の涙 公式ノベライズ』 福井健太/むとうやすゆき/北条司著、2023年9月8日発売、ISBN 4-19-894891-7
  • 『劇場版シティーハンター 天使の涙』(2023年)のノベライズ版。カメオ出演するキャラクターの登場場面が省略されている他、香の獠に対する制裁方法がハンマー攻撃から「蹴り」や「掌底」など、別の方法に変更されている。
  • 『劇場版シティーハンター 〈新宿プライベート・アイズ〉 公式ノベライズ』 福井健太/加藤陽一/北条司著、2019年2月8日発売、ISBN 4-19-894435-0
  • 『劇場版シティーハンター 〈新宿プライベート・アイズ〉』(2019年)のノベライズ版。劇場版本編では語られなかった御国の過去が詳細に明かされている。また、香の獠に対するハンマー攻撃の制裁などが、別の方法に変更されている。
  • 『劇場版シティーハンター 天使の涙 公式ノベライズ』 福井健太/むとうやすゆき/北条司著、2023年9月8日発売、ISBN 4-19-894891-7
  • 『劇場版シティーハンター 天使の涙』(2023年)のノベライズ版。カメオ出演するキャラクターの登場場面が省略されている他、香の獠に対する制裁方法がハンマー攻撃から「蹴り」や「掌底」など、別の方法に変更されている。
  • 『劇場版シティーハンター 〈新宿プライベート・アイズ〉』(2019年)のノベライズ版。劇場版本編では語られなかった御国の過去が詳細に明かされている。また、香の獠に対するハンマー攻撃の制裁などが、別の方法に変更されている。
  • 『劇場版シティーハンター 天使の涙』(2023年)のノベライズ版。カメオ出演するキャラクターの登場場面が省略されている他、香の獠に対する制裁方法がハンマー攻撃から「蹴り」や「掌底」など、別の方法に変更されている。
関連書籍
  • ガイド本『シティーハンターパーフェクトガイドブック』2000年1月発行、ISBN 4-08-782038-6
  • 短編集『天使の贈りもの 北条司短編集[1]』〈ジャンプ・コミックス〉1988年11月15日発行、ISBN 4-08-871268-4
  • 短編集『北条司短編集1 シティーハンター -XYZ- 』〈集英社文庫〉2000年1月18日発行、ISBN 4-08-617304-2
  • ガイド本『シティーハンター完全読本』2015年7月25日発行徳間書店〈ロマンアルバム〉、ISBN 978-4-19-720429-8
  • ガイド本『シティーハンター 冴羽獠 ぴあ』ぴあ〈ぴあMOOK〉2018年3月26日発行、ISBN 978-4-8356-3422-7
  • ガイド本『シティーハンター アニメ全史 ぴあ』ぴあ〈ぴあMOOK〉2023年9月30日発行(2023年8月21日発売)、ISBN 978-4-8356-4448-6
ドラマCD

CDカセットブック

  • シティーハンター ドラマCDブック 恐怖のエンジェルダスト編 (元のタイトルはパートナーに口づけを)
  • シティーハンター ドラマCDブック編 哀しい天使

CITY HUNTER dramatic master
1トラックの中で曲の前にミニドラマを挟むスタイルをとっている。

  • CITY HUNTER dramatic master - 1989年12月1日発売 CD1枚組 ASIN: B00005G4D9
  • CITY HUNTER dramatic master II - 1990年1月21日発売 CD2枚組 ASIN: B00005G4DD
ゲーム
コンシューマーゲーム

ファミコンジャンプ 英雄列伝(ファミリーコンピュータ)
1989年2月15日にバンダイより発売。『週刊少年ジャンプ』のオールスターゲームの1作品として、冴羽獠がプレイヤーキャラクターの一人として、その他の人物も槇村香と野上冴子がサブキャラクターとして、海坊主ファルコンこと伊集院隼人が一般雑魚敵として登場。
シティーハンター(PCエンジン用HuCARD)
1990年3月2日にサンソフトから6300円で発売された。横スクロールのアクションゲーム。
『シティーハンター』単独では唯一の家庭用ゲーム作品となる。

モバイルゲーム

シティーハンター 100万人のスイーパー(GREE)
2010年6月29日よりエンタースフィアのGREE向けソーシャルゲーム第一弾として配信開始。駆け出しのスイーパーになって、原作のスイーパー達を相棒にしてさまざまな事件を解決する。

体感型ゲーム

シティーハンター 狙われた天使のレクイエム
2020年1月18日から2024年1月18日(当初は、2023年1月17日までの3年間の予定だったが、1年間延長された)にかけて催された、じぞう屋主催、タカラッシュ!企画制作による東京都武蔵野市吉祥寺を開催地にしたリアル宝探しゲームイベント。参加キットを購入し、謎を解きながら開催地を巡る。Webサイト上で行う仕組みが途中にあるため、インターネットに接続できるスマートフォンが必須だった。
また、封入冊子であるストーリーブック(冴羽獠・海坊主編)12Pに誤植がありタカラッシュ!のサイト上にお詫びと訂正(以下)が載った。
【誤】白猫を見かけた場所1 →【正】白猫を見かけた場所2
【誤】白猫を見かけた場所2 →【正】白猫を見かけた場所1
【誤】白猫を見かけた場所1 →【正】白猫を見かけた場所2
【誤】白猫を見かけた場所2 →【正】白猫を見かけた場所1

パチンコ・パチスロ

2003年10月にサミーから、2009年3月にHEIWAからパチンコ機が、2007年11月に銀座からパチスロ機「パチスロシティーハンター」が発売され、2014年1月にオリンピア (企業)から「パチスロシティーハンター」が発売された。「平和CRシティーハンター」・「オリンピアパチスロシティーハンター」は神谷明はじめオリジナル声優を起用。銀座から発売された「パチスロシティーハンター」は冴羽獠の声が神谷明から子安武人に変更されている。

その他
  • 「X-Y-Z」という名のカクテルは存在し、エピソードの小道具として使われている。
  • 堀江や信彦という名前がよく作中に登場する。また、担当編集者の堀江と佐々木尚が結婚生活を嘆く会話を作中でそのまま引用している。