爆球連発!!スーパービーダマン
以下はWikipediaより引用
要約
『爆球連発!!スーパービーダマン』(ばくきゅうれんぱつ スーパービーダマン)は、小学館の『月刊コロコロコミック』、『別冊コロコロコミック』にて1995年9月号から2001年12月号まで連載されていた、今賀俊による日本の漫画。タカラから発売された玩具「ビーダマン」シリーズを題材にした作品で、ビーダマンとそれを操るビーダー同士の戦いを描いている。
概要
仮タイトルは『GO!GO!タマGO! ビーダマン!!』だったが、当時の作者の担当がNGを出し、現在の題名に落ち着いた。愛称・略称はスパビー。物語は「サラー・円編」・「全日本ビーダー選手権編(地区大会)」・「TOPビーダー選手権編(全国大会)」・「ダークマター編」の4つに分かれる。漫画として最も人気が高かったのは「全日本ビーダー選手権編」から「TOPビーダー選手権編」にかけてであり、OS・PIビーダマンが登場したころである。『コロコロコミック』でよく見られる玩具の宣伝を目的とされた漫画作品であるが、劇中に登場したOSビーダマン以後の極めて多種多様で自由度の高いデザイン(ボンバーマン型ではありえなかった)は高い人気を得た。
ビーダマン20周年となった2015年10月27日より、Amazonほかで電子書籍版の配信が開始されている。
この際にボンバーマンタイプはオリジナルのベーシックビーダマンへと描き替えられたほか、細部に加筆修正を施したものとなっている。原作者によれば、この電子配信の際、各関係者間の交渉においてタカラトミーおよび小学館、コナミデジタルエンタテインメントには印税などの権利が発生しないこと、原作者にとって非常に好意的条件下での配信決定であったことが語られている。これにあわせて、原作者Twitterでは本作品の新作短編が不定期で配信されているほか、裏設定なども明かされることがある。なお、最終巻は2万部ほど。本作品の電子化にあたって、終盤の単行本は原作者所有の2冊のうち1冊を原本として解体し使用している。
2021年3月15日発売の『コロコロアニキ』2021年春号ではキャップ革命 ボトルマンを題材にした新作読み切り作品『爆球連発!!スーパービーダマン ボトルマン特別編』が掲載された。
登場人物
チームガッツ
全日本ビーダー選手権の際にタマゴ、ガンマ、サラーで結成されたチーム。TOPビーダー選手権に進出するにあたって3人制から5人制に変更されることに伴い追加招集のバトルを実施、勝ち抜いたビリーと猫丸が新たに加わった。
戸坂 玉悟(とさか たまご)
声 - 瀧本富士子
本作品の主人公。5月5日生まれ、小学5年生で11歳。髪型はニワトリの鶏冠の如く赤くやや逆だった長髪。天真爛漫で、少し天然ボケの入った少年。最初は連射機能の無いビーダマンを使っていたが、それを玉四が改造し2連射までできるようになったスーパービーダマンを使う。全日本ビーダー選手権の途中からフェニックスシリーズを使用。
バトル好きで興奮すると目がビー玉になる。強い相手を見ると勝負せずにはいられないが、負けるとしつこく追い回してくるネコ丸だけは避けている。
バトルでは生来の単純な性格が災いしてチームの足を引っ張ることもしばしばだが、勝負を諦めずどんな時にも正々堂々とした姿勢で周りを励ましたり、過去を乗り越えるきっかけを与えていく。
同い年のガンマやサラーと比べ一回り小さい体格からするとそうは見えないが、普通のビーダマンでは馬鹿力で壊してしまうほどのパワーシューターで、円戦の時には発射強度を上げ過ぎたメタル・ウイングを使った状態での狙い撃ちを完成させた「エースショット」で、円の放った大きい鉛玉の「ヘビーボム」を変形させる威力を見せた。
手に脚の力を加えて締め撃ちをする「キャノンショット」を得意とする。はじめは「脚を使った締め打ち」と呼ばれていたが、バーグラーズ戦から「キャノンショット」と統一されている。キャノンショットは水中から撃っても相当な威力があり、最終戦では水を割って飛ばすほどの勢いを見せた。
親代わりである叔父の玉四が仕事の都合で引越しを繰り返してばかりいたため友達がいなかった。それゆえ、彼にとってビーダマンは親友である。よく建築現場にビーダマンを設置して遊んでいた。そのためビーダマンやバトルに対する想いは人一倍強く、他人のビーダマンが壊されそうになったときでも自ら助けに飛び出していくほどである。ゆえに物語初期のサラーや円との戦いでは相手の戦い方や行いを強く非難し、伊集院に対しては「奴はライバルなんかじゃない、敵だ!」と言い切るなど、珍しく敵意を剥き出しにしている一幕もあった。
パソコンなどのハイテク関連が苦手で無茶をやりやすく、プレス機でファイティングフェニックスのパーツを作っている最中、プレス機が故障し圧力が低下した時は対処法がわからず、自分の力で押さえつけたりしたこともあった。
大食漢であり、土管に頭から突っ込んで病院に運ばれた際、怪我自体は大したことはなかったが、食事をあまりにも食べるので、頭を打った影響ではないかと医者に心配されて入院したことがある。
アニメでは、持っているビー玉の色は赤。
西部 丸馬(にしべ がんま)
声 - 芝原チヤコ
小学5年生で11歳。関西から転校してきたビーダーで、タマゴの相棒的存在。タマゴとのコンビプレーも作中に数多く見られ、それによって勝利を収めたことも多い。
愛機はマグネットボンバー、予備のプラズマボンバー、クイックローダー、片手撃ちサーバー、ワイバーンシリーズを使用。
通り名は「(元)西の殺し屋:スナイパーガンマ」。後述の「東の連射王」と対比して「西の連射王」と呼ばれることもある。早撃ちや連射の腕は一級品で、スナイパーの名のとおり狙い撃ちの達人。
当初からビーダマンの改造をしたりパソコンでビーダマンの設計図を描いたりしており、技術力も相当の腕である(さすがにDr.タマノには及ばないが)。自分のワイバーンシリーズはもちろん、タマゴのフェニックスシリーズも大半は彼が手を加えている。
関西出身ということもあり常に関西弁を使い、一人称は「ワイ」。片手撃ちと連射が得意技であるため当初はパワー勝負が苦手だったが、タマゴとの出会いを経てパワーショットにも目を向けるようになり、OSパーツをサーバーからマガジンに変え片手打ちでのパワーショットを身に付ける。それ以降のワイバーンシリーズにも必ずパワー対策の機能を搭載している。
戦術眼や統率力にも優れており、事実上チームガッツの司令塔。反面やや短気なところがあり、頭に血が上るとスタンドプレーに奔り敵の策略に嵌ったりチームのメンバーに八つ当たりをしてしまうなど彼の欠点としてしばしば窮地に陥った。幽霊が苦手で、番外編で悪霊に憑かれたこともあった。初期は負けた対戦相手のビー玉を取り上げていたがタマゴと出会ってからはそうした行為を改めている。
競技中はアイウェアタイプのサングラスを着用していることが多い。また、関西にいたころは違うサングラスを使っていたが、引っ越す際に後輩のトキオに譲った。
アニメでは、持っているビー玉の色は藍。
サラー
声 - 今井由香
アラブの石油王の息子。11歳。ウェーブのかかった金色の長髪がトレードマークの一見女性と見紛うような美少年。しかしこの容姿が仇となり後述のいじめを受けたことにより、初期においてはそういった指摘は彼にとって禁句であった。ゴールデンビーダマン、スフィンクスシリーズ(中盤はケルベロスシリーズ)を使用。「魔術師サラー(サラー・ザ・ウイザード)」、「ビー玉の魔術師」を自称するとおりの変化球の使い手。変化球の性質上、連射・パワーにおいて不利だったが、Dr.タマノやガンマの協力もあり後にスタッグスフィンクスを開発したことにより両方克服する。アニメ版では一弾目のバックスピンを二弾目のドライブで弾き飛ばすという変則的なダブルバーストをスタッグスフィンクスで撃ったことがある(同時に発射しているわけではないので厳密にはダブルバーストではない)。
テニスの試合中に、ポールへの衝突事故により顔を出血しても試合を続けようとする伊集院に対して足を挫いたと称して試合を放棄したため、恨みを買って学校で伊集院とその取り巻きからいじめをうけていた。
それらのトラウマからビーダマンでの勝負で勝つことに自分のプライドを見い出し、細工したビー玉を使ったり財力をふんだんに使って多数のビーダマンを使い捨てながら連射するなど手段を選ばず戦っていた。さらにその勝負でタマゴに負けた時は刀剣で襲いかかるなどの行為も見せていたが、タマゴの叱咤激励と彼と正々堂々と勝負することで、最後まで決して諦めないビー魂を学ぶ。伊集院が元は明朗快活な人物だったのを一変させてしまったのは自分が原因であることに気づき、その怨念めいた勝利への執着心にかつての自分の姿を重ね、過去から目を背け続けることを止め彼に敢然と立ち向かい、タマゴが伊集院を倒したのちに和解した。
伊集院との和解後は過去の自分への決別として髪形を長髪から短髪に変え大幅なイメチェンを行い、同時に友情の証としてスタッグケルベロスを伊集院と共同開発した。向きが変わると前髪の分け目も変わる。これは本作品掲載の雑誌コロコロコミックの『スネカミコーナー』でもツッコまれていた。ダークマターとの決戦後は故郷に帰りアラブ代表として世界戦に参加する。
ファミリーネーム(苗字)は作中に登場していないが、ラボの表札では苗字部分のアルファベット表記が「WIZ」となっている。
アニメでは持っているビー玉の色は黄色。
風間 美利(かざま よしのり)
声 - 私市淳
ガンマと双璧をなしていた東の連射王。11歳。クイックローダーマガジンを採用した2体のビーダマン(アニメ版ではライトイーグルとレフトレオンに似たオリジナルビーダマンを使用)とグリフォンシリーズを使用した二刀流スタイルのビーダー。
通り名は「風のビリー(美利の音読みから)」。服装もバトルスタイルも西部のガンマン風で常にテンガロンハットを被っており、何かにつけてハットのツバを指先で弾くのが癖で言動も常にクールでニヒルめいており、悪く言えばキザな性格。欠点はカナヅチであること。ガンマがパワーと命中力で優れているのに対し、ビリーはガンマンさながらの早撃ちと二刀流ならではの小技(二発同時発射)などで秀でている。
元々はバーグラーズのリーダーで、全日本TOPビーダー選手権からチームガッツに参加した。全日本ビーダー選手権まではクイックローディングマガジンを装備したボンバーマンタイプのビーダマンを使っていたが、番外編において、Dr.タマノの落とし物である最新鋭機であるX-01を持っていた札月鋭一とのヘビー・カン・シューティングに敗れ、機体の性能差を痛感。タマゴ、ガンマと一緒にパワーと連射を兼ね備えた合体機能を持つPIビーダマン・ブラストグリフォンを造って再戦を挑み、勝利する。その後、全国大会決勝戦を前にタマゴとガンマの伸び続ける実力に追いつくべく特訓を積むが、ハードな訓練と自身の能力の向上にブラストグリフォンがついていけなくなり大破、修理ついでにPI-EXビーダマン・ファントムグリフォンに改修される。終盤は同じ二刀流使いである津印とライバル関係になりE-Unitビーダマン・ミラージュを巡り死闘を繰り広げた。
アニメでは、持っているビー玉の色は緑。
飛田 猫丸(とだ ねこまる)
声 - 渡辺久美子
小学3年生の9歳でチームガッツ最年少。歳相応のかなりの甘えん坊でわがままな性格でビーダーとしての実力は作中最低クラス。にもかかわらず常に根拠の無い自信に満ち溢れているが、逆境に弱く円や津印のような強面相手には弱腰になり逃げ出そうとするなど基本的にはヘタレである。
特技として夜目がきく。初登場時、暗い夜の墓地で行ったバトルではビーダーとしての低い実力を補うために夜目がきくことを活かしてタマゴをギリギリまで追い詰めた。
当初はボンバーマンタイプのビーダマンを使用していたが、チームガッツ追加メンバー募集大会の際にはプロト01を使用。その後、ハンティングリンクスをDr.タマノから渡され、致命的だった命中率の悪さが解消された。『スーパービーダマン バトルフェニックス64』ではニャンコロファイターを使用。
以前からタマゴを追い掛け回していたビーダーで、タマゴを勝手にライバル視している。彼とバトルして敗れて以来のことだが、タマゴ本人は全く覚えがないらしい。
ビリーと同じくチームメイト選抜のバトルを経て、全日本TOPビーダー選手権からチームガッツに参加した。その時のバトルでは遠方からのあてずっぽうでシャドウボムに当てての奇跡的なメンバー入りであった。その後も特に実力が向上した様子はなく、ハンティングリンクスの能力をもってしても札月兄弟に勝つのが精一杯という有様で、全日本TOPビーダー選手権においてもチームの足を引っ張る場面が散在しているが、小柄な体格を活かした軽業師のような身のこなしと異常なまでの逃げ足の速さでチームの危機を何度か救ったことがある。
語尾に「ニャ」と付けるのが癖。常に「ミミ」という名前の猫を頭の上に乗せている。
アニメでは、持っているビー玉の色は水色。
キングビーダーズ
全日本ビーダー選手権決勝でチームガッツと戦い、敗れた。
伊集院 圧政(いじゅういん あつまさ)
声 - 結城比呂
キングビーダーズのリーダー。
サラーの元クラスメイト。全日本ビーダー選手権編でのボス的存在。勝利のためには手段を選ばずビーダマンの破壊は勿論、逆上した際には平気で相手に向かってビー玉を撃とうとするなど極めて冷酷で攻撃的かつ陰湿な性格で、自分に歯向かう者は誰だろうと叩き潰し、追い詰め、屈服させることに半ば狂ったように執着している。特にサラーには下記の出来事への報復としてトラウマになるほどの執拗ないじめを繰り返した。
かつては全国ジュニア上位にも名を連ねるほどの天才的な少年テニスプレーヤーとして名を馳せ、性格もプライドが高いものの礼儀正しい明朗快活な誰からも信頼される人物だった。転校してきたサラーに生まれて初めてテニスで負け、その時点では身近に強力なライバルが現れたことを喜びサラーの存在を肯定的に捉えていたが、リベンジマッチの際に過度なトレーニングによりボロボロになった姿で現れ、頭部を負傷してまでも試合を続けようとする自らの情熱を当時のサラーに理解されず試合を放棄され、周囲には憐憫の目を向けられ酷くプライドを傷つけられたことにより性格、人相が一変してしまう。上述のようなそれまでとは正反対の負の感情の塊のような人物となり重度の精神的ストレスによって黒かった頭髪は白髪となり、目つきも悪くなり朗らかな表情は一切見せなくなった。
初登場時はスリークロウズ仕様のスーパービーダマンを使用し、圧倒的な実力をもって予選を一位で通過。また予選通過までの捨て駒としてしか見ていなかった後藤と三上を一方的に切り捨て、介入してきたタマゴのビーダマンを破壊した。
チームガッツとの決勝戦ではケーニッヒケルベロスを使用。回転式スリークロウズ・ブラッディクロウズを利用したイングリッシュボールとダブルバーストの圧倒的な攻撃力で終始試合を有利に進め、ファイティングフェニックスも破壊するがバトルフェニックスの登場により戦局は一変、追い詰められると狂乱状態となり指の骨を折るほどの力を込めた締め打ちを使うなど怨念めいた勝利への執念を見せ付けた。チームガッツに負けた後はまるで憑き物が落ちたかのようにかつての性格に戻りサラーと和解し、これまでの所業への償いの印として自身の魂とも言えるケーニッヒケルベロスを彼に預ける。その後は主にサラーの特訓相手として度々登場し、頭髪こそ白いままだがかつてのような爽やかな笑顔を取り戻していた。 サラーのビーダマンのなかで最も活躍したスタッグケルベロスはサラーと彼との共同開発でもある。
北条 明(ほうじょう あきら)
声 - 夏樹リオ
キングビーダーズの一員。男のような風貌をしているが実は女の子で伊集院とは「あっくん」と呼ぶ程の幼馴染。当初は伊集院のプライドを傷つけ、性格を変えたサラーを強く恨んでいた。自分を忘れるなど何もかも変わってしまった伊集院に付いて行くために性別を偽り、女らしさを捨てていた。昔から伊集院に好意を抱いており試合の際には伊集院の身代わりになったりするなど盲目的なまでに彼に献身的だったが、それは今の伊集院の唯一の心の拠り所である勝利への執着心を守るためであり、戦いの中でそんな庇護的な方法では彼を立ち直らせることはできないことに気づく。戦いの最終盤では追い詰められ自身を傷つけながらも戦い続けようとする伊集院の姿に涙するなど、一途に彼を慕い続けた。ビーダー選手権の決勝戦終結後自分を取り戻した伊集院の復活を心から喜びサラーとも和解し、伊集院の頼みでケーニッヒケルベロスをサラーに託す。その後は、伊集院とともにサラーに協力している。最初は髪を結わいていたが全国大会編から下ろしている。
ユンカーユニコーンを使用。
早乙女 基夫(さおとめ もとお)
声 - 伊崎寿克
キングビーダーズの一員。長身痩躯に眼鏡が特徴でガンマ曰く「めがね男」。物語の中で最初にPIビーダマンを使った人物であり、JBAの開発中だったPIビーダマン「X-01」の設計図を基に開発したアイアンサイクロプスを使用し、その圧倒的な性能と背負ったリュックに増設した台に明を乗せ、大柄な自身と小柄な明の体格差を活かした上下からの波状攻撃でチームガッツを苦しめた。表情の変化に乏しくまた台詞も登場回数の割には少なく非常に寡黙。一方で男として本当に大切な物はしっかり理解しているようで、伊集院がタマゴを直接撃とうとした時はそれを諌め彼も素直に従うなど、伊集院にも一目置かれた人物であることが窺い知れ、明が反則負けをしてでも伊集院に敗北をさせまいとした時もまたそれを諌め、伊集院が自分を取り戻した際には笑顔を見せた。
作中では伊集院のチームに加わった経緯が描かれることがなかったが、電子書籍化後の作者の発言によるとサラーや伊集院と同じ学校の生徒であり、図体に反して臆病な性格で、それゆえ後藤たちにいじめられていたところを豹変前の伊集院に助けられたという設定があったが、ページ数の都合で描くことができなかったと明かされている。電子書籍化後の書き下ろしでは伊集院の敗北シーンの再現を本人にリクエストするという茶目っ気も見せた。
バーグラーズ
全日本ビーダー選手権準決勝でチームガッツと対戦した。ウエスタンな雰囲気でまとめられたチーム。
井出 安行(いで やすゆき)
声 - 浅野まゆみ
バーグラーズの一員。アメリカ先住民風の外見をしている。パチンコを応用したインパクトトリガーを装着したビーダマンを使用する。空中での発射力はファイティングフェニックスを上回る。その圧倒的な破壊力がタマゴに気に入られ、お互いにバトルを楽しみ友人となった。
ビーダー選手権決勝戦時にはインパクトトリガーでタマゴにバトルフェニックスを届けた。
大倉 剛(おおくら つよし)
声 - 保志総一朗
バーグラーズの一員。胸にバッジをつけた保安官風の外見をしている。別名「乱れ撃ちの剛」。巨大なタンク状のマガジンを装着したビーダマンを使う。高速連射を得意とするが、命中率はきわめて低く、連射はそれを補うためのものでターゲットを自分の身体で防いで相手のショットを妨害しつつ連射しながら近づき、至近距離から当てるスタイルをとる。英語を交えた口調で話し、口癖は「イヤッハーッ!」(のちに「イーッハーッ!」に変更)。彼にとって「連射は生きがい」。
瀬戸内バイキング
全日本TOPビーダー選手権第一回戦でチームガッツと対戦した。第三研究所所属で、水上戦を得意とする。
村上 海人(むらかみ かいと)
瀬戸内バイキングのリーダー。瀬戸内の怪人の異名を持つ並外れた身体能力の持ち主であり、特に体力においてはガンマとの激しい連射合戦の後にもかかわらず息一つ切らさないほどである。訓練を逃げ出す常習犯で、海に囲まれた船の上での訓練から丸二日泳いで脱走し、流れ着いたところをサラーによって助けられたが、その影響で記憶喪失になっていた。その後ガンマとの勝負で記憶を取り戻し、天狗になっていたと反省し己を鍛え直すために自ら訓練に戻った。
連射が得意。基本的には単細胞な性格で攻撃はデタラメなほどすごいが、守りに関しては全く意識を向けないなどの無鉄砲さを見せ、ガンマ曰く「ただのアホ」。しかし、その予測不能かつ破天荒なバトルスタイルでチームガッツを苦しめた。ハチマキのドクロのマークは海人と同じ表情をするときがある。ノーチラスポセイドンを使用。
真鈴(まりん)
太洋(たいよう)
ヴァンクィッシャーズ
全日本TOPビーダー選手権準決勝でチームガッツと対戦した。第四研究所所属で、ガンマがかつていた関西の後輩である我猛トキオがリーダー。団員のうちの数名の苗字はおでん種の名前にちなんでいる(我猛→ガンモ(がんもどき)、近輪→ちくわ、大根→だいこん)。全員がバーニングアトラスを使用。
我猛 トキオ(がもう トキオ)
ヴァンクィッシャーズのリーダーでガンマの関西時代の後輩であり、彼から直接手ほどきを受けていた弟分にしてただ一人の弟子だった。ガンマにくっつき、いつも彼の真似をしていたため、関西では「ガンマもどき」を略して「スナイパーガンモ」というあだ名で呼ばれていた。円同様に偵察していた天空を相手に仲間共々全滅し、ビーダマンを奪われた。同日にトキオたちに泣き顔を見られたくなかったガンマが黙って引っ越していったことを自分たちを見捨てたと誤解してしまい、逆恨みに近い感情で彼を敵視するようになり了承も得ずに独断で「新・西のスナイパー」を名乗り、ガンマのいない関西で名を馳せていた。
その一方戦術や相手への挑発のやり方はほとんどがガンマ譲りのものであり、ガンマの引っ越しの際に置き土産として譲り受けた以前から自分が欲しがっていた彼のサングラスを今もなお着用している。
バトル前半では頭に血を登らせたガンマを孤立させ、バーニングアトラスのハンマーショットによる息の合ったチームプレーでの波状攻撃で優位に立つが、冷静さを取り戻したガンマの自分の予想の上を行く奇策と完全な性能を発揮したコンバットフェニックスを前に惜敗した。バトル後にガンマに黙って関西を出て行ったことへの真意を問いただそうと食って掛かるが、ガンマの本懐を知ると涙ながらに和解し正式に「西のスナイパー」の通り名を譲り受けるが「センパイに勝つまでは」とこれを返上、その後ガンマからは名前で呼ばれるようになった。
シャイニングウォリアーズ
全日本TOPビーダー選手権決勝戦でチームガッツと対戦。ダークマターの乱入により試合は中断されノーゲーム。第一研究所所属だが、代表地域は不明。
高原 命(たかはら みこと)
円 大作(まどか だいさく)
声 - 梁田清之
シャイニングウォリアーズのメンバーで、ガーディアンの1人。ハチマキが特徴で、後にマダラによって左目部に3本の傷をつけられる。冷静沈着で用心深い性格。小学6年生だが大の大人をはるかに上回る圧倒的な体躯(バスの運転手に大人料金を払えと間違えられた)を誇り、天空、たけるとともに「パワーショット三羽烏」と呼ばれる凄腕のパワーシューターで、通常よりも大きいビー玉・ジャイアントボムを使用する(ヘビーボム同様に後述の相手に全力を出させるための手段であり、ビーダー選手権ではルール違反になることから未使用)。筋肉のみならず腕に覚えもあるようで、サラーのボディガードのボブを人さらいと勘違いして叩きのめしてしまったことがある。
ビーダー選手権開幕前は、ガーディアンとしてスカウトできる実力の高いビーダーを見つけるべく、相手に全力を出させるためにビーダマンバトルで勝利した相手からビーダマンを奪うという卑劣漢をあえて演じながら、各地を回る偵察員的な役割を果たしていた。そしてスナイパーガンマのデータを取るべくタマゴらの街を訪れ、ガンマ、そして偶然実力を見出したタマゴと因縁の対決を行うことになる。タマゴを追い込むべく巨大な鉛玉・ヘビーボムを使用してタマゴたちを苦しめたが、タマゴとガンマの特訓により敗れ去った。
その後TOPビーダー選手権におけるメンバー増員で天空とともにチームに合流。命の組んだプログラムに従ってチームガッツと戦い、天空、たけるの3人でタマゴ以外のメンバーを全滅させるほどの実力を見せた。ダークマター襲来後はガーディアンフェニックスを受け継いだタマゴたちのサポートのため、サラーの城に滞在する。
初登場時はジャイアントボム仕様のゴーレムボンバー、大会ではギガサラマンダーを使用。『スーパービーダマン バトルフェニックス64』ではバーストギガンテスを使用。
高尾 天空(たかお てんくう)
草薙 たける(くさなぎ たける)
JBA
Dr.タマノ
Dr.矢部(やべ)
菊地(きくち)
マスター攻略王
高原 夜見(たかはら やみ)
高原兄弟の長兄。ダークマターのリーダーであり、ガーディアンの創始者でもある(ガーディアンは現役を退いている)。実はJBAのオーナーであった。それまでルールを守らなかった者をダークマターとして切り捨ててきたが、ガーディアンであったマダラが過ちを犯してしまったため罰を与えたものの、幼いマダラにはそれが理解できずかえって最凶最悪のダークマターになってしまう。
このことから間違いに気づき、ダークマターを組織化した。理由として、どんなかたちであれビーダーとダークマターたちが平等な立場で直接交わるきっかけを作りたかったと語っている。大会後、Dr.タマノと一緒にJBAの再建に協力している。エターナルエクリプスを使用しているが、作中では撃っている描写がない(発射の瞬間は描写されていないが、フラッシュワイバーンが撃ち落とされている)。
ダークマター
ビー魂を持たないビーダマン使いのことであり、勝利という快楽の追求を目的とし、そのためなら平気で人を撃つ。物語の後半に夜見が「僕たちはルールを守れないビーダーをダークマターとして切り捨ててきた」「ダークマターを組織化したのは」と発言しているため、元々は組織的なものではない。TOPビーダー選手権に津印が乱入してきたことでそれまで存在を知らなかった一般のビーダーにも広く知れ渡り、恐れられた。その後、Dr.迫により表向きはJBA本部直属のビーダーとされ、全国にある各研究所のトップを倒してビーダーの制圧を行った。組織の運営上の仕組みや構成員、その人数などは全く不明。
主にタマゴたちと戦ったメンバーは以下の4人。
津印(ついん)
初めて現れたダークマター。ジェミニシリーズの使い手で、ビリーと同じ二刀流。回想ではX-01を使用。しがみついていたタマゴの口を狙ってビーダマを撃ち、くわえていたコンバットフェニックスを落下させ破壊した。タマゴたちの町に現れた時は札月兄弟のイカサマに引っかかりストライカージェミニを奪われ、取り戻してもなお収まらぬ怒りを札月にぶつけようとしたがタマゴとビリーに介入されこのことが因縁となりビリーとライバル関係となる。元々は普通のビーダーだったが、腕が良かったゆえに周りから妬まれ、ビー玉を人に当てたとされて(実際には当たっていない)、公園から追放された。その後、相手に謝ろうとした時先述の企みを聞いて激怒し、今度は本当に相手にビー玉を当て、ダークマターへと入った。愛機はストライカージェミニとハンマージェミニの変則二刀流であり、樹の幹にハンマーを垂直に叩きつけハンマーショットを放ったり、ストライカージェミニのトリガーショットとハンマージェミニのハンマーショットの同時発射など技量に関しては死闘を繰り広げたビリーも素直に認めるほどに高い水準にある。
上記のような横暴こそ行うものの、負けた際には自らダークマターの最下層に落ち、100人抜きを達成して幹部に復帰したり自分たちが負けたのにもかかわらずE-Unitのデータを仲間が強奪した際には激高し、故障したガルムを心配するなどビーダー憎しの感情のみならず勝負に対して独自の強いこだわりを持ち、完全な外道ではなくビリーとの戦いの後にはビー魂を取り戻しつつある姿があり夜見も「彼はもうダークマターとは言えない」と判断するなど、ダークマターのビーダーへの復帰の足がかりとなった人物でもある。
伴太(ばんた)
マダラ
高原兄弟の末弟。天才と呼んで差し支えない実力の持ち主だったが年齢ゆえに精神的に幼かったためルールを守ることに必要性を見出せず光を庇った円を撃った罰としてビーダマンを取り上げられたことがトラウマとなり最凶最悪のダークマターと化してしまった。彼のショットは真空の刃(かまいたち)が走るほど強烈。語尾に「だな」をつけて話す。対戦相手をおもちゃと呼ぶなど遊びと競技の区別が付いておらず、ルールなど意に介さない正に悪鬼の如きバトルスタイルでガンマたちチームガッツを含めたビーダーたちを次々に戦闘不能にしたがタマゴとの最終バトルでルールを守った上での真剣勝負に敗北、同時にその楽しさに気付く。ガンマには「努力する天才」のタマゴに対して「あまったれの天才」と言われた。愛機はスティンガースコーピアス。
その他のキャラクター
戸坂 玉四(とさか たまし)
声 - 玄田哲章
玉悟の父親の弟(玉悟の叔父)。兄からタマゴを任され、ビル建設の工事現場で働いている。その都合で引越しを繰り返し、工事現場を渡り歩いていた。タマゴからは「玉四」と呼び捨てされている。
タマゴの理想型ビーダマン「スーパービーダマン」を、落書きのような汚い設計図から一晩で作り出してしまうなど、手先はかなり器用で、ガンマも一目置くほど。
作者のTwitterによると、当初この玉四が本編におけるドクター・タマノの役を担うはずだったのだが、実在のタマノ本人から「自分を漫画に出してくれ」という要望があったため、そのまま先述の設定が有耶無耶となったまま外伝編を除いて作中から姿を消した。
かける
声 - 加藤優子
タマゴのビーダー仲間。その中では名前で呼ばれている数少ない人物。ビーダーとしての腕前は並。よく公園でビーダマンバトルをしている。番外編で預かっていたバトルフェニックスを札月兄弟に奪われた時に、それを取り返すためマスター攻略王SPIIIをDr.タマノから借りて使用した。
本作品よりも先に連載されていた同作者の『コロコロまんがアカデミー』の主人公。同作品において、苗字が「角野」であり、「カコ」という名の妹がいることが判明している。
まもる
黒羽兄弟(くろはきょうだい)
北山 隼人(きたやま はやと)
サッカー部のキャプテン
後藤、三上(ごとう、みかみ)
チームシャドウズ
パーフェクトハンターズ
T・レックス(チーム・レックス)
セバスチャン
札月 鋭一(ふだつき えいいち)
ビリーの住む町にいる、イカサマを使う鼻つまみ者のビーダー。寿利亜という姉と鋭二という弟がいる。よく鋭二と一緒にいるので、札月兄弟と呼ばれる。
当初はプロト01を使っていたが、後にEX-01に代える。
ビー玉を人に当てたために街を追放され、以来ビリーをライバル視する。勝つためなら手段を選ばない質の悪い性格で、卑怯なやり方なら何でも思いつく。ビーダマンバトルでは、イカサマを駆使した戦い方をするが、それでもガンマやビリーには勝てず、しまいには作中で唯一ネコ丸にまで敗れている。
そんな行いが災いし、津印からイカサマでストライカージェミニを奪ったことで目をつけられる。公園のビーダーたちに助けを求めた際も「自業自得」「札月が悪い」と相手にされなかったが、完全に追い詰められた際には自分を助けようとしてくれているタマゴとビリーを見捨ててでも逃れようとするのは流石に憚られたのか、潔く姿を現しビリーも「いいところあるじゃないか、札月」と彼を認めた。
チームガッツには、最終回で全世界ビーダー選手権が開かれた際に、故郷に帰りアラブ大会で代表になったサラーの代わりに加入。ガンマの話ではイカサマをトリックプレイに進化させたという。初登場より髪が長くなっていた。
オーグル
ガルム
オーディーン
SFC版ソフト『爆球連発!!スーパービーダマン』のストーリーを漫画化した番外編に登場。
B・パークのマザーコンピューターで自身はOSギア専用ビーダマンらしきビーダマンを使用。Dr.タマノの言葉に反旗を翻し闇の攻略王と化した。「死闘」のバトルでタマゴたちに敗れ改心し、ビー魂を得た。
なお、ゲームと漫画では人間体、ビーダマン共にまったくデザインが違う。
漫画版では監視カメラを通じてタマノとマスターの会話を読み取り、人間に反乱を起こすというスタンリー・キューブリックの映画『2001年宇宙の旅』のHAL 9000をモチーフにしたストーリーとなっているが、このことについてオーグルと同じく後年ファンに指摘されるまで作者はまったく気付いていなかったという。
小野寺 マリ(おのでら まり)
声 - 池澤春菜
女の子だけのチームを作って、ビーダー選手権に出場するのが目標。だが友達は初心者であったため、教えていたところに小さい子が集まり、両方をコーチしている。用事でいない間に、チームガッツが一方的なバトルで子どもたちからビー玉を奪ったという話を聞き激怒。制裁を加えるべくチームガッツに会いに行くが、ニセチームガッツの仕業だったことが発覚しニセチームガッツと戦うことになる。ニセチームガッツと戦う時、正体がばれないようにタマゴとガンマに女装させたが、後から来たサラーが2人の女装姿を見て「見てはいけないものを見てしまった」と勘違いし逃げ出したため、代わりに3人目として戦う。バトル後、「チームガッツは強くてステキなビー魂を持っている」と称賛していた。原作ではサっちんとエリカという友達がいる。
アニメでは、ビーダー選手権予選で中尊寺ミキと大豪寺ナナと一緒に「B.Bハニーズ」として登場。チームガッツとバトルし、中盤まではリードしていたが、最後タマゴに逆転され敗退した。その後も観客席で試合を観ている。ガンマが完成したワイルドワイバーンの試し撃ちの際に乱入してきたビリーとの初対決の後、ビリーに勝つにはどうしたらいいのかと悩んでいる時にバトルを挑む。このバトルがきっかけでガンマはスピードローダーマガジンを開発する。
ニセチームガッツ
ビー玉番長
札月 寿利亜(ふだつき じゅりあ)
ビーダマン
括弧内はシリーズ名。詳しくはビーダマン#スーパービーダマンを参照。
フェニックスシリーズ
タマゴ専用機。パワーに優れており、共通して3方からビーダマをホールドし強力なドライブショットを発射できる「デルタシステム」を採用。「壊されて、修復ないし新規開発する」というのが基本的なスタンスである。
赤ボン (スーパー)
2連射式ビーダマンは連載当初彼らの街では一般的ではなかったようで、円をはじめとして初めてタマゴとバトルした際には驚かれることも多かった。ガンマの製作したカスタムパーツとも一通り互換性が保たれており、ロングバレルやメタルウイングといった部品で通常のビーダマン以上の性能を発揮した。後にこのタマゴ発案のスーパータイプは「頭の空洞からの給弾」「スプリング内蔵による半自動トリガー」という有効性が認められたのか、JBAからも同様のものが発売されたらしく、ビーダー選手権では独自のOSビーダマンを開発していないチームが多く使用していた。
最終的には後藤の改造レプリカビーダマンを庇う形で伊集院のパワーショットを受け大破。なお、破壊描写が雑誌版と単行本で若干異なる。破損したホールドパーツの一部はファイティングフェニックスのデルタシステム構成樹脂と同一素材だったため、欠片を溶かしてプレスされている。
ファイティングフェニックス (OS)
本機のデルタシステムにおける「腕とホールドパーツを直結して斜めに配置する」という構造は後のシリーズの基礎となり、その優れた機構は味方のガンマ機はおろか、敵チームの伊集院機でさえも採用している。
アニメではホワイトビーダマンをベースにしており、伊集院に破壊されたホワイトビーダマンの頭部のシールを流用している。
バトルフェニックス (PI)
コンバットフェニックス (PI-EX)
ガーディアンフェニックス(ガーディアンモデル)
バンガードフェニックス (E-Unit)
ワイバーンシリーズ
ガンマ専用機。片手撃ちに特化したシステムになっている。ガンマのビーダマンは当初は連射のみに特化していたが、ワイバーンシリーズになってからはパワーショットを撃てるようになった。
マグネットボンバー
クイックローダー (スーパー)
しかし、自身でも計算外だったパワー対策についての円に弱点を悟られ敗北。円との対決はタマゴが引き継いだ。ビーダー選手権では円との対戦で編み出した荒業の空中給弾で1回戦相手のシャドウズの度肝を抜いたが、無理のある戦い方だったために終盤でピンチに陥り、ファイティングフェニックスの文字通りの一発逆転のデビューを印象付ける形でスナイパースペシャルに改造されハンターズ戦の後サラーのゴールデンビーダマン同様出番は終了となった。
スナイパースペシャル (OS)
ワイルドワイバーン (OS)
バリアントワイバーン (PI)
スプレッドワイバーン (PI-EX)
フラッシュワイバーン (R)
スフィンクスシリーズ
サラー専用機。変化球を連射するために頭部にトリガーを設置しているのが最大の特徴。
ゴールデンビーダマン (スーパー)
スタッグスフィンクス (OS)
パワードスフィンクス
ケルベロスシリーズ
伊集院専用機だったが、後にスリークロウズ以外どちらもサラー機になる。スリークロウズによるハイスピードドライブに加え、特殊な内部構造により、一度に2発の玉を打ち出すダブルバーストを可能にした。また通常はドライブ回転をかけるスリークロウズのホールドパーツをずらすことにより回転の向きを変え、それを利用して壁などに当たった際の反射の向きを調節するイングリッシュボールが武器。
スリークロウズ (スーパー)
スリークロウズは今賀が発案したオリジナルで、実機は存在しないが、これを再現する改造を施す者もいる。
ケーニッヒケルベロス (OS)
スタッグケルベロス (PI)
その圧倒的な性能はバトルフェニックスをも上回っていると言われ、トレーニングを積んだサラーも反動の大きさで最初は上手く扱えなかったほど。
TOPビーダー選手権決勝戦では、カラーリングをホワイトに変更した「ホーリーケルベロス」が使用された。
: タカラから実際に販売された実機はダブルバースト可能な上にトリックショットの豊富さが全機体中最多で、一通りPIパーツによる強化が可能な事からビーダマンシリーズの最高傑作の一つにも挙げられる名機で、説明書ではそのショットのバリエーションの多さから、Dr.タマノのコラムが省略されているほどだった。中古市場では組み立て済品でも定価を大きく上回る価格、新品の未組み立て品であればさらに高値で取り引きされている。
グリフォンシリーズ
ビリー専用機。基本的に2体一組で運用し、場合によって連結して1体にする。
ブラストグリフォン(右*ライトイーグル、左*レフトレオン) (PI)
ファントムグリフォン(右*ファントムイーグル、左*ファントムレオン) (PI-EX)
ミラージュ(右*ミラージュイーグル、左*ミラージュレオン) (E-Unit)
またダークマターもE-Unitのデータを入手していたので、ミラージュを量産し最終戦で使用している。
その他
ボンバーマン型ビーダマン
特殊なパーツや機構を持つ物のみ紹介。
ウインタースペシャル
ゴーレムボンバー
ショット・バレル
インパクト・トリガー
大倉剛のビーダマン
OSギアビーダマン
ユンカーユニコーン
PIビーダマン
X-01(プロト01)
全日本ビーダー選手権予選で選手が作った特注パーツを引き続き装備している者もいる。
アイアンサイクロプス
ノーチラスポセイドン
ハンティングリンクス
金棒(メタルスティック)ビーダマン
バーニングアトラス
マスター攻略王SPIII
PI-EXビーダマン
EX01
ギガサラマンダー
クリムゾンギガント
ブレードオロチ
クールヘリオス
Rビーダマン
ストライカージェミニ
ハンマージェミニ
バーストオライオン
ギャラクシーフォートレス
E-Unitビーダマン
スティンガースコーピアス
テレビアニメ
1999年1月4日から10月1日にかけて、テレビ東京系の番組『おはスタ』に内包されつつ放送された。
声の出演
- 戸坂玉悟:瀧本富士子
- 西部丸馬:芝原チヤコ
- サラー:今井由香
- 飛田猫丸:渡辺久美子
- 風間美利 / 三上:私市淳
- 大倉剛:保志総一朗
- 井出安行:浅野まゆみ
- Dr.タマノ:堀内賢雄
- 円大作:梁田清之
- 伊集院圧政:結城比呂
- 北条明:夏樹リオ
- 早乙女基夫:伊崎寿克
- 小野寺マリ:池澤春菜
- 中尊寺ミキ:豊島まさみ
- 大豪寺ナナ:菊地祥子
- 黒羽光一:矢島晶子
- 黒羽剛:山田美穂
- 渡辺完治:柏倉つとむ
- 修二:阪口大助
- 基司:陶山章央
- カケル:加藤優子
- マモル:山崎依里奈
- 後藤:吉野裕行
- 青木:日高奈留美
- 原田:山口隆行
- 片山:河内麻友子
- セバスチャン(サラーの執事):糸博
- マスター攻略王:森久保祥太郎
- 戸坂玉四 / ナレーション:玄田哲章
スタッフ
- 原作 - 今賀俊(小学館「コロコロドラゴンコミックス」刊)
- 監督 - 日下直義
- シリーズ構成 - 富田祐弘
- キャラクターデザイン - 池上太郎
- メカニックデザイン - 友杉達也、今石進、斉藤まさかつ
- 色彩設計 - 金丸ゆう子
- 美術監督 - 朝倉千登勢
- 撮影監督 - 金沢章男
- 音響監督 - 田中英行
- 音楽 - 渡部チェル
- 編集 - 山森重之
- 音楽プロデューサー - 田中統英
- アニメーションプロデューサー - 千野孝敏、佐藤徹
- プロデューサー - 古市直彦
- アニメーション制作 - XEBEC
- 製作 - テレビ東京・小学館プロダクション
主題歌
オープニングテーマ
「READY B-FIGHT!」(1 - 10話)
「WIN A FIGHT」(11 - 18話)
エンディングテーマ「弾けろ!マックスショット」
各話リスト
話数 | サブタイトル | 放送日 |
---|---|---|
1 | 爆闘ライバル! ビー玉戦士 | 1999年 1月4日 - 1月8日 |
2 | 爆対決 黄金の魔術師サラー! | 1月11日 - 1月15日 |
3 | 爆登場 最強ビーダー猫丸? | 2月1 - 2月5日 |
4 | 爆心! ライバルだけどトモダチだ | 2月8日 - 2月12日 |
5 | 爆襲! 流浪の巨人ビーダー | 3月1日 - 3月5日 |
6 | 爆怒のダイナマイトショット! | 3月8日 - 3月12日 |
7 | (総集編) | 3月29日 - 4月2日 |
8 | 爆スタート! 全日本ビーダー選手権 | 4月5日 - 4月9日 |
9 | 爆ピンチ! 美少女ビーダーにメロメロ? | 4月26日 - 4月30日 |
10 | 爆ミッション ファイティングフェニックス! | 5月3日 - 5月7日 |
11 | 爆勇気 オレたちはチームガッツ! | 5月24日 - 5月28日 |
12 | 爆決定! 炎のベストバトル | 5月31日 - 6月4日 |
13 | 爆連射! あつき壁をブチ破れ | 6月21日 - 6月25日 |
14 | 爆突! スナイパーガンマvs風のビリー | 6月28日 - 7月2日 |
15 | 爆麗! サラーイリュージョン | 7月19日 - 7月23日 |
16 | 爆風 荒野の連射王! | 7月26日 - 7月30日 |
17 | 爆決戦 ゴールデンターゲットを撃て! | 8月16日 - 8月20日 |
18 | 爆誕 バトルフェニックス! | 8月23日 - 8月27日 |
19 | 爆炎! 光と影の対決 | 9月20日 - 9月24日 |
20 | 爆烈! 優勝への道 | 9月27日 - 10月1日 |
関連商品
ゲーム
ハドソンより発売
- スーパービーダマン ファイティングフェニックス(1997年7月11日、ハドソン、ゲームボーイ)
- 爆球連発!!スーパービーダマン(1997年12月19日、ハドソン、スーパーファミコン)
- スーパービーダマン バトルフェニックス64(1998年7月24日、ハドソン、NINTENDO64)
タカラより発売
- 爆球連発!! スーパービーダマン激誕! ライジングヴァルキリー!!(2000年3月24日、タカラ、ゲームボーイカラー)
食品
江崎グリコよりキャラクターを印刷したペロティが発売された。