¥十億少女
以下はWikipediaより引用
要約
『¥十億少女』(ビリオンガール)は、酒井美羽による日本の漫画作品。 『メロディ』(白泉社)にて1999年5月号から連載。 その後、『月刊Asuka』(角川書店)に移籍し、2000年8月号から2004年9月号まで連載された。「第一部完結」の状態で続編の発表は長期停止していたが、2014年に講談社より刊行された文庫版にて描き下ろしの最終章が収録され完結した。
あらすじ
明治創業の老舗和菓子店「おゝば」の娘三姉妹の末っ子大葉 鹿の子は、店の借金と引き換えに名家の当主で官能小説家の北条大我と結婚するはめになる。
登場人物
主要人物
大葉鹿の子(おおば かのこ)
本作の主人公。老舗和菓子屋「おゝば」の末っ子で、高校二年生の16歳。クラスはA組。お下げに眼鏡の冴えない風貌だが、顔立ちは可愛らしい。性格はおとなしいが情に厚い部分もある。和菓子屋の子だけに和菓子に関しては舌が肥えている。名前を「おおばかのこ」と揶揄されることも。借金返済の代償として大我に嫁入りする。初めの頃は大我と馴染めず、そんな彼女の様子を不審に思った鳩彦達に心配されていた。だが北条家の因縁を大我と共に乗り越える内に、彼に愛を抱くようになっていった。実は幼い頃に店先で大我と会い、「結婚しないか?」と問われた事がある。鳩彦に誘われ、「LUCCI」のモデルに。姉は22歳OLの萩、19歳短大一年生のしぐれ。母は49歳の静香、父は48歳で「お々ば」の三代目である功一。祖父は72歳で「お々ば」の二代目、剛。
北条 大我(ほうじょう たいが)
北条家十七代目当主であり、官能小説家。功一と、十億円の借金の整理・精算の代わりに娘を一人嫁に貰うという約束を取り付ける。約束は履行され、鹿の子と結婚、共に家で暮らすことに。帯刀と、乳母代わりのヤギ・お母さん三号と同居している。官能的な描写に定評があり、『週刊現在』に連載の予定もある売れっ子小説家。 20歳の時に純文学・自叙伝的な『泥濘の家』でデビュー。著作は『アニマルフラワー』など十数冊、発売後回収されたものが一冊、一部地域で不良図書として発禁となったものが三冊ある。第128回直夷賞を受賞。母は薔子、父は彪斗。父が母の双子の姉、莢子と結婚しながらも薔子に手をつけ、彼を産ませた。 礼生とは異母兄弟。
鹿の子の友人達
雨宮鳩彦(あまみや やすひこ)
忍成数馬 (おしなり かずま)
大我の関係者
帯刀(おびなた)
伊集院礼生(いじゅういん れお)
伊集院莢子(いじゅういん きょうこ)
伊集院彪斗(いじゅういん たけと)
その他
白神玖貴(しろがみ たまき)
用語
北条家
書籍情報
単行本
- 酒井美羽『¥十億少女』角川書店〈あすかコミックス〉既刊10巻(※第一部完結・以下未刊)
文庫版
- 酒井美羽『¥十億少女』講談社〈講談社漫画文庫〉全5巻(※完結)