あるいは現在進行形の黒歴史
ジャンル:コメディ,
小説
著者:あわむら赤光,
出版社:ソフトバンククリエイティブ,
レーベル:GA文庫,
巻数:既刊10巻,
以下はWikipediaより引用
要約
『あるいは現在進行形の黒歴史』(あるいはげんざいしんこうけいのくろれきし)は、あわむら赤光による日本のライトノベル。イラストはrefeiaが担当している。GA文庫(ソフトバンククリエイティブ)より2011年8月から刊行されている。
あらすじ
主人公、吉岡英二の妹、楓子は美少女なのに重度の中二病患者。彼女がノートに書いたキャラクターたちが、ひょんなことから実体化してしまう。しかし、彼女たちの魂は幽霊とそれを追っていた死神だった。
登場人物
声は本作と同じあわむら原作・GA文庫刊行作品を原作とするテレビアニメ『聖剣使いの禁呪詠唱』第7話カメオ出演時。
吉岡家
吉岡 英二
声 - 田丸篤志(配役は「エイジ」)
主人公。父・京平や兄にしごかれていたため、運動神経はよく、幾つかのプロレス技を習得している。また、進学校通いゆえ成績もそこそこある。
A.N.G.が現れる前までは学校の勉強に勤しむ普通の高校生1年生だったが、マリスの胸を事故で揉んでしまってばかりに《婚約(エンゲージ)》を強要され、さらには成り行きでロザリンドともエンゲージし、今に至る。
楓子に毎度手を焼かれているせいか楓子には厳しい。しかしそれは「愛の鞭」であり、内心では何度邪険に扱っても慕う楓子を勉強に対する心の支えにしている。
妹のみならず周囲の女子にもツンデレめいた言動が多く、キキに咬まれた時にも発揮されたほど。しかし、芯はとても優しく、そこにほれ込んでいる者も。
その性格からか、眼鏡をかけていない(自称:2.0)がキキからは「メガネ」と呼ばれている。また、楓子からもことあるごとに「メガネ」と連呼されることもあった。
吉岡 楓子
声 - 鈴木絵理(配役は「デコスケ」)
英二の妹で《絶対少女黙示録(エンジェリックコード)》の作者。
通称:デコ助、でこちゃん、メープル。中学2年生。
「エンジェリックコード」というと重たく聞こえるが、実際はただの妄想ノートで、英二らからは『妹ノート(いもノート)』と言う通称で呼ばれる。
容姿は実兄の英二も認めるほどの美少女で、そこに惚れる男も多い。しかし、本人は厨二病にしてブラコンで、3次元の男は英二以外興味がなく、顔もおぼえようとしない。(対照的に、A.N.G.らかわいい女の子は「嫁」というほど)しかも、頭があまりよくなく、エンジェリックコード内で「わだつみ」と「海妃」が被ったり、最強のA.N.G.(アンジェ)・メープルの持ち技の【華麗なる逆転劇(トリックスター)】の上限値が108個だったり、メープルの僕のベルナスサレスが無敵だったりなど、無茶な設定が見られる。
額が広いことを気にしており、英二が「デコ助」と呼んだりデコピンをすると嫌がる。因みに理子の「でこちゃん」、「デコ助」は「かえでこ」からとったもの。自分の名前を気に入っておらず、最強のA.N.G.の名前を「メープル」にしたり、舞子から「メープル」と呼ばれていたりする。
英二のことは通常「兄ちゃん」と呼んでいるが、ラノベに影響されて「ブラザー」などと呼び名を変えることがある。
吉岡 京平
吉岡 優子
英二と楓子の母。見た目が若く、神社の巫女をやっている。霊力が強く、撒く塩には本当に除霊効果がある。また、学校占領事件においてキキが噛みついても洗脳されることはなかった。
頭がライトノベル脳で、英二には彼女を作ってラブコメのような関係に至って欲しいと考えている。
それを除けば包容力のある大人の女性で、理子と舞子の魂が肉体を離れた際には全く動じることなくアドバイスを送っている。
京平のことを誰よりも愛しており、京平からも誰よりも愛されたいと思っている。それ故、京平がキキによってキキを崇拝したときは激怒して「マジカルキャットプリンセス・クレッシェントネイル」という技を使った。英二曰く、「10の爪が全て赤く染まり、霞んで見えなくなるほどの速さ」だったという。
山本家
山本理子
英二の幼馴染。見た目は、英二曰く「どこかの令嬢のよう」。妹の舞子曰く「美人なのにどこかモサッとしている」。実際どこかボケッとしており、セリフにはよく平仮名や長音がはいったり、人を呼ぶときは平仮名だが学校の成績は学年トップである。
英二に隠し事をされたり嘘をつかれるのを何より嫌っており、A.N.G達が英二の家に集まっていることを知った時は「嘘つき。死ね。」と吐き捨てた。
よく英二をみかけては背中からだきついてきたりなど、異性と思っていないかのような行動をとる。
夏休みに東京に家族で遊びに行った際 、交通事故に遭い、幽体離脱をする。元の体に戻れず魂だけで英二のいる神社に訪れて優子に相談をした後死神に襲われる。再び神社に逃げ戻ってきたところ、丁度その場ではA.N.G.が誕生していてそれに巻き込まれ、無貌の天使・ナーシェとなる。
ナーシェになった時は「山本理子」でなくなったことを嘆いていたが舞子に変幻自在であることに気づかされ、以降「山本理子」として英二に接している。
変幻自在で他人や物に変身することはもちろん、体の一部を変えることもできる。実際、6巻に体の一部をボーラや煙幕弾に変化させる場面がある。
A.N.G.
マリス
声 - 内田彩
設定名は「マリシエル」で二つ名は「殺戮の天使」転生前の名:W型。「マリス」というのは楓子が考えた愛称で、本人もこの名で呼んでいいと言っている。
設定上A.N.G最弱だが中に入っているのが死神な為、本来ならA.N.Gにとって最も恐ろしい存在である。
しかし、合理主義者であり、他のA.N.G.達が悪い人ではないことから、「魂葬」(成仏)をしていない。
これまで機械のように死神としての仕事を行ってきたため、人間たちの楽しみ(特に食事)を知らなかった。吉岡家での暮らしでそれらを知り、大切に思うようになる。
青い髪をもち、ショートヘア+1本結びという髪型にしているが、髪が伸縮自在で硬度も自由に変更でき、自由自在に動かせる。これにより【鋼糸鏖陣(スティールゴルゴン)】を発動できる。また、髪を切っても即座に復元したり、髪のうちの1本を人に絡み付けて追跡用の道標にすることも可能。
ロザリンド
アイシャ
その他
村井翔也
敵対者たち
死神(D型)
吉岡天下泰平/キャスパー・フォン・ローエングリン
吉岡家長兄。19歳。『キャスパー・フォン・ローエングリン』と言う名前は自称であり本名では無く、『天下泰平』が本名。
英二からは単にアニキ、父や近子らからは略して『泰平』と呼ばれている。
1巻から存在のみは触れられていたが、姿は8巻より登場。9巻で本名が明かされる。
整った容姿に、スポーツ万能、成績トップ、優れたリーダーシップの持ち主、と言う完璧超人。
ただし、性格は傲慢かつ冷酷なサディストで、英二は幼いころから何かと虐められることも多かった。
そのため、英二は強いコンプレックスを抱いているが、天下泰平本人は彼との勝負を楽しんでいる節がある。
楓子からも、彼女の趣味を否定していたことから蛇蝎のごとく嫌われている。
東京の大学に通い始めて以来、長らく音信不通だったが、8巻では上記の名と『神聖ローエングリン帝国』を自称し、7巻終盤に手に入れた『妹ノート』の力である暴挙を成し遂げる。
カイ・セイトゥー
菅仲(コァン・チョン)
既刊一覧
- あわむら赤光(著) / refeia(イラスト) 『あるいは現在進行形の黒歴史』 ソフトバンククリエイティブ〈GA文庫〉、既刊10巻(2013年6月15日現在)
- 「殺戮天使が俺の嫁?」2010年8月15日発売、ISBN 978-4-7973-6147-6
- 「紅バラの剣姫が俺の嫁?」2010年11月15日発売、ISBN 978-4-7973-6226-8
- 「わだつみの海妃が俺の嫁?」2011年2月15日発売、ISBN 978-4-7973-6365-4
- 「リトル・ヴァンパイア☆が俺の嫁?」2011年5月15日発売、ISBN 978-4-7973-6517-7
- 「(堕)天使たちの夏休み」2011年8月15日発売、ISBN 978-4-7973-6692-1
- 「幼馴染が俺の嫁?」2011年12月15日発売、ISBN 978-4-7973-6736-2
- 「中二天使(メープル)が俺の嫁?」2012年4月15日発売、ISBN 978-4-7973-6888-8
- 「キモウトのシナリオで俺が嫁?」2012年8月11日発売、ISBN 978-4-7973-7131-4
- 「覇権を賭けた大運動会」2013年1月16日発売、ISBN 978-4-7973-7253-3
- 「比類なき天空の兄弟ゲンカ」2013年6月15日発売、ISBN 978-4-7973-7442-1