あるゾンビ少女の災難
以下はWikipediaより引用
要約
『あるゾンビ少女の災難』(あるゾンビしょうじょのさいなん)は、池端亮による日本のライトノベル。イラストはライトパブリシティ(単行本)、蔓木鋼音(文庫版)が担当している。単行本は角川書店より2007年9月に、文庫版は角川スニーカー文庫(角川書店)より2012年6月から同年11月までそれぞれ刊行された。2013年に実写映画化され、2018年にWebアニメが配信された。
あらすじ
ある夏休みにオカルト研究部メンバーが大学敷地内の図書館資料庫に肝試しとして侵入する。中にお宝があると聞かされていたメンバーが手分けして物色する中で高貴な女性のミイラの入った棺を発見する。その他に大した発見も無く落胆しながらゾロゾロと帰るが鴨志田だけはそのミイラの中から石を発見して持ち帰る。寮に戻ったメンバーは責任を押し付け合いで終わった反省会の後に床につこうとした頃にあのミイラが復活してメンバーを襲い始める。盗まれた生命の石を取り戻しに来たのであった。
登場人物
ユーフロジーヌ・シュトゥディオン
アルマ・V
小鳥遊 修一郎(たかなし しゅういちろう)
小鳥遊 眞子(たかなし まこ)
鴨志田 沙也香(かもしだ さやか)
阿部 昌弘(あべ まさひろ)
声 - 鈴木達央
大学2年。事の発端となった肝試しを立案した。オカルトを科学的な観点から分析することを信条とし、オカルトらしいオカルトは信じない。要領は良いが自己中心的な性格で、女性陣から嫌われている。沙也香が修一郎の意向でオカルト研究部を利用していたことを見抜き、半ば脅迫するような形で性行為に及ぼうとするが、ユーフロジーヌたちの来訪を受ける。沙也香たちを見捨てて自分だけ助かろうとしたが、ユーフロジーヌの投げた便器に潰されて死亡した。
皆川 由衣(みながわ ゆい)
須藤 紀子(すどう のりこ)
東 浩(あずま ひろし)
声 - 三輪隆博
大学2年。眼鏡をかけた低身長の青年で、機械とロリが好きなオタク。ピッキングを特技としており、資料庫への侵入の際には彼が進路上のドアを開錠する役目を負った。由衣とは互いの趣味をバカにし合っているが、腐れ縁の幼馴染で実際には仲が良い。眠りから覚めたユーフロジーヌに生命の石の在り処を尋ねられるも、馴れ馴れしい態度で不興を買って片腕をもぎ取られ、最後は首を捩じり切られて死亡した。
三宅(みやけ)
既刊一覧
単行本
- 池端亮(著) / ライトパブリシティ(イラスト) 『あるゾンビ少女の災難』 角川書店、2007年9月25日発売、ISBN 978-4-04-873761-6
文庫版
- 池端亮(著) / 蔓木鋼音(イラスト)、角川書店〈角川スニーカー文庫〉、全4巻
- 『あるゾンビ少女の災難 I』2012年6月30日発売、ISBN 978-4-04-100349-7
- 『あるゾンビ少女の災難 II』2012年6月30日発売、ISBN 978-4-04-100350-3
- 『あるゾンビ少女の入学 I』2012年11月30日発売、ISBN 978-4-04-100580-4
- 『あるゾンビ少女の入学 II』2012年11月30日発売、ISBN 978-4-04-100581-1
- 『あるゾンビ少女の災難 I』2012年6月30日発売、ISBN 978-4-04-100349-7
- 『あるゾンビ少女の災難 II』2012年6月30日発売、ISBN 978-4-04-100350-3
- 『あるゾンビ少女の入学 I』2012年11月30日発売、ISBN 978-4-04-100580-4
- 『あるゾンビ少女の入学 II』2012年11月30日発売、ISBN 978-4-04-100581-1
映画
『フジミ姫〜あるゾンビ少女の災難〜』のタイトルで製作された実写映画。2013年9月7日に東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズでのイベント上映のみで(同年12月公開予定の)一般劇場公開はされず、2014年10月3日にDVDが発売された。
スタッフ(映画)
- 監督 - 菱沼康介
- エグゼクティブプロデューサー - 近藤芳憲、川端基夫、木谷高明
- 企画プロデュース - 三澤友貴
- プロデューサー - 田中清孝、田中謙介、柴田愛之助、宮川宏三
- ラインプロデューサー - 岩淵規
- 原作 - 池端亮
- 脚本 - 小林弘利
- 撮影 - 古屋幸一
- 照明 - 酒井隆英
- 録音 - 山口満大
- 美術 - 山下修侍
- 装飾 - 柴田博英
- 特殊造形 - 梅沢壮一
- スタイリスト - EIKI
- ヘアメイク - 平岡美樹
- 衣装 - 森千晶
- CGプロデューサー - 成田剛
- 助監督 - 金子功
- 制作担当 - 蜂谷元浩
- 制作 - メディアンド
- 製作 - 「フジミ姫〜あるゾンビ少女の災難〜」製作委員会
主題歌(映画)
- 主題歌「UP↑SIDE↓DOWN」ヤナキク
- 挿入歌「とこしえロンド」春奈るな
Webアニメ
2018年7月4日よりデジタル配信。
スタッフ(アニメ)
- 原作 - 池端亮(「あるゾンビ少女の災難」KADOKAWA刊)
- 監督 - 岩見英明
- 脚本 - 金巻兼一
- キャラクター設定・総作画監督 - 高岡じゃんいち
- 作画監督 - 日下岳史、細越裕治、戸倉紀元
- 美術設定 - 小林雅代
- 色彩設定 - 水巻みゆき
- 美術監修 - 杉本あゆみ
- 美術監督 - 渡辺紳
- デジタルグラフィックワーク - 上倉元
- 撮影・編集 - スティングレイ
- 音楽 - 大谷幸
- サウンドディレクター - 野口あきら
- サウンドデザイナー - 今野康之
- アニメーション制作 - GONZO、スティングレイ
- アニメーションプロデューサー - 小島勉
- プロデューサー - 岩本克也
- 製作 - スティングレイ