いのちの初夜
以下はWikipediaより引用
要約
『いのちの初夜』(いのちのしょや)は、北条民雄の短編小説。雑誌『文學界』(1936年2月号)に掲載され、第2回文學界賞を受賞した。原題は「最初の一夜」で、川端康成により「いのちの初夜」に改題された。第3回芥川賞の候補にもなった。
概要
ハンセン病の診断を受け、療養施設に入所した日とその夜に起きた出来事や、感じたことを、手記風にまとめた小説である。作品の冒頭でその施設を、「東京から二十マイルそこそこの」と記述してあり、彼が入所した東京府北多摩郡東村山村の国立療養所多磨全生園(全生園)とほぼ一致する。
角川文庫で発売されていた同名の本には、そのほかに「眼帯記」「癩院受胎」「癩院記録」「続癩院記録」「癩家族」「望郷歌」「吹雪の産声」の7作が収められているが、いずれも癩(らい、ハンセン病)の隔離施設が舞台になっている。