おたすけ人走る!!
以下はWikipediaより引用
要約
『おたすけ人走る!!』(おたすけにんはしる)は弓月光による日本の漫画。集英社『週刊マーガレット』1980年に連載された青春スポーツコメディー。
あらすじ
創立50年の伝統を誇る私立の女子校、清澄女学院。近年生徒が激減しており、学園長の長沢節子は学園を共学化して「PR学園」と校名変更し、スポーツ校として知名度を高めようとしていた。
男子部の記念すべき第1期生の入試のために、全国からスポーツにだけは自信がある落ちこぼれたちが集まり、園長の娘である長沢可奈の指示の下、無茶苦茶な体力テストに挑む。
晴れて入試に合格し織田助作はじめPR学園運動部の特体生となった男子生徒15名は、校名の通りスポーツに特化した活動で学校をPRしていくこととなる。
主な登場人物
織田 助作(おだ すけさく)
主人公。群馬県出身。明るいお調子者。勉強はからっきしで、最後の砦としてPR学園のスポーツ入試に挑む。抜群の運動神経を誇りスポーツ全般が得意だが、秀でて得意な競技はなく器用貧乏。ネットのあるスポーツ(卓球、テニス、バレー等)はそこまで経験がない。
非常にずる賢く、スポーツ万能ながら無駄な力は使わず勝つための手段は選ばないため、スポーツマンシップは欠落しており、可奈からは「抜け作」と呼ばれる。男子運動部キャプテン決定戦デスマッチに勝ち抜き、運動部キャプテンとなる。
野球でのポジションはピッチャー兼キャッチャー。運動部が甲子園出場を決めた際は、部内で1人だけ無安打であり、女子にも一切モテなかったことで落胆する。単純でいい加減だが情には厚い性格で、監督を差し置いて指示を出す、部員たちを奮い立たせるなど野球の試合時には思わぬキャプテンぶりを発揮する。可奈のことが好き。
長沢 可奈(ながさわ かな)
PR学園1年。園長の娘で、園長代理として男子生徒の入試を取り仕切っていた。後に園長命令で男子運動部のマネージャー、同時に寮に住みこんで彼らの世話をすることになる。実力で正々堂々と勝負せず、姑息な手ばかり使う助作に悉く反発するなど勝ち気な面があるが、至って普通の女子高生。
助作はじめ男子達を痛い目に遭わせるために無茶な対外試合を企画したりしていたが、ある日助作の命令で運動部に強制入部させられ、夏の全国高等学校野球選手権大会の西東京予選に出場させられてしまう。野球でのポジションはキャッチャー兼ピッチャー。球が遅すぎて打たれづらく、甲子園出場時は強豪校相手に9回まで失点は2点と、意外にも軟投派として好投する。
なお、性別を偽るために津和野になりすまして試合に出場している。
馬場 明吉(ばば あきよし)
長沢 節子(ながさわ せつこ)
津和野 那智(つわの なち)
釜田 晴彦(かまだ はるひこ)
大願寺 誠(だいがんじ まこと)
金田 正一郎(かねだ しょういちろう)、金田 正二郎(かねだ しょうじろう)、金田 正三郎(かねだ しょうざぶろう)
加藤(かとう)
書誌情報
- 弓月光『おたすけ人走る!!』集英社、全3巻
- 1980年7月25日、ISBN 4-08-850493-3
- 1980年8月25日、ISBN 4-08-850502-6
- 1980年9月25日、ISBN 4-08-850511-5