おれはキャプテン
以下はWikipediaより引用
要約
『おれはキャプテン』は、コージィ城倉による日本の漫画作品。野球を題材としている。『週刊少年マガジン』(講談社)2003年第41号より連載開始、2005年第1号まで連載された後、同社の『マガジンSPECIAL』に掲載を移した。『第1部・中学野球の章』と『第2部・くたばれ甲子園の章』『第3部・新主将の章』『第4部・高校3年生の章』とシリーズ化され、講談社のコミック単行本レーベル「KCマガジン」より単行本が発刊。全35巻。
35巻の時点で主人公の属する朋王学園高校は地区予選で優勝を果たし、二度目の甲子園出場を決め、物語は一応の区切りを迎えた。
続編として舞台を東京六大学野球に移した『ロクダイ』が開始された。
あらすじ
中学時代
東京都・狛江市にある公立中学校「狛駒中学校」野球部では、次期キャプテンが誰になるのかの話題で持ちきりとなっていた。その野球部に所属する霧隠主将は影の薄い補欠選手であり、部活にも熱心ではなく、家で引きこもりがちな生活を送っていた。そのことを心配した母親が、担任であり野球部の顧問である教師に相談したところ、顧問の「環境は人を変える」という信念に基づき、主将を野球部のキャプテンに指名してしまう。
最初は本人も戸惑い、他の部員からも反発されるが、キャプテンとなった主将は、自らハードなトレーニングを課して、短期間でレギュラーの座を勝ち取る。さらに、独創的な練習方法をチームメイトに提案して、試合では見事な采配を発揮するなど、反発していた部員達も徐々に引き込まれていく。
高校時代
千船中との対戦から月日が流れ、カズマサは中学卒業を目前としていた。その後の狛駒中は、東京都大会を制し、関東大会から全国大会に出場し、ベスト8に進出する強豪校となっていた。特にカズマサは全国大会で5割2分6厘のアベレージを残し、名だたる強豪高校からスカウトされる程の選手となっていた。そんな中、強豪校である東香西校を見学することになるが、そこで目にした『体育会』的な高校野球に嫌悪感を抱き、一緒に見学に行ったデレック井慈田と共に無名高校に進学し、自分達の好きな野球をすることを決意する。この計画のために蝦名やデレックの父親を引き込み、カズマサの高校野球生活が始まる。
登場人物 (第1部)
狛駒中学
狛江市にある市立中学校。野球部の戦績は創設以来2回戦を突破したことがないという平凡なものだったが、霧隠主将がキャプテンになったことにより、一気に強豪チームとなる。
霧隠主将(きりがくれ かずまさ)
今作品の主人公。ニックネームは『カズマサ』。ポジションは捕手。部活に熱心ではなく、他の部員達から「霧の中に隠れて消えそうな部員」と冷笑されているが、実は学年トップになるくらい頭が良い。将来は野球を中心としたフリーのスポーツジャーナリストになることが夢で、そのために学生時代に野球を経験していた方が良いと考え野球部に入部している(そのため、部活の成績には興味はなかった)。部活以外は部屋に閉じこもり、ゲームやインターネットに明け暮れ、時折寝坊して遅刻したり休んだりしている。顧問である草刈によって、荒療治として本来は部員内での投票によって決められるキャプテンに独断で任命されてしまう。当初はそのことに戸惑うものの、幼馴染のユッキー(塚田柚希)の言葉からやる気を出し、自らハードなトレーニングを課して、それまでの人畜無害な人当たりからは豹変した、まるで独裁者のような強権的な指導で部員達を引っ張っていく。当初は反発していた部員達も、試合に勝ち続けて行くに随い、カズマサの持つ不思議なカリスマ性で、徐々に引き込まれていく。目標とする野球スタイルは『打って打って打ち勝つ野球』。
本町鉄雄(もとまち てつお)
横須賀昌輝(よこすか まさき)
那巳川(なみかわ)
曽根(そね)
二瓶(にへい)
蛭間(ひるま)
塚田柚希(つかだ ゆずき)
草刈(くさかり)
狛駒中学校の教師。野球部顧問でカズマサの担任。生徒達からは影で『かりチャン』と呼ばれている。『環境が人を変える』が持論で、カズマサの母親から相談を受け、荒療治としてカズマサを野球部キャプテンに任命するが、そのために野球部が変わったことに驚き戸惑っている。監督としての指導力が心許ないため、部員達から監督としては少々軽んじられている一面があるが、カズマサの特訓により、何か問題が起きるのではないかと言う他の教師達の意見に対し、その時には、自分が批判の矢面に立ち、生徒達の防波堤になろうと決意するなど、結構男気を持っている。そのためか、カズマサたちが卒業した後、後輩部員のコーチを依頼したさい、カズマサたちも快く依頼を受けたり、横須賀や那巳川が高校3年最後の大会が終わった後に訪れ話を聞く等、教師として尊敬され恩師として交流している。
喜田野中学
1回戦で狛駒中と対戦した中学校。互いに2km程しか離れていないため、頻繁に練習試合を行っている間柄。野球部員同士もだいたい顔見知り。カズマサがキャプテンになる前までは対戦成績4勝4敗と互角。
沢崎(さわざき)
脇谷中学
千船中学
ブロック決勝で狛駒中と対戦した中学校。今大会の優勝候補。
デレック井慈田(デレックいじた)
下の名前については、続編になる「ロクダイ」で判明する。
その他
カズマサの父
ロジャー井慈田(ロジャーいじた)
登場人物 (第2部~第4部)
朋王学園高校
狛江市と武蔵野市の中間にある仙川町に新設された私立高校。大手企業の『たこちゃんほんぽ』が学校経営に乗り出し創立された。スポーツに力を入れ、野球にも力を入れようとしていたが、当初は硬式野球部では無く、軟式野球部を創部させようとしていた。だが、カズマサの売り込みから硬式野球部に転向する。元々、軟式野球で全国大会を目指そうとしていたので、集められたメンバーもカズマサやデレック曰く「そこそこの実力」を持っていた上、カズマサのアイデアによる特訓で鉄壁の守備を身に付け、メンバー全員が1年生ながら西東京大会でベスト8に進出し、その後も、地区予選では必ずベスト8以上に進出する強豪高となっている。『体育会』を嫌悪しているカズマサの考えから、トレーニングはハードだが、厳しい上下関係や、上級生による下級生への理不尽なシゴキは存在しない。カズマサが2年の夏の予選決勝で東香西高校と対戦し、惜敗するが、東香西高校が部員同士の暴行事件により甲子園出場を辞退したため、カズマサの思惑とは全く違う形で甲子園大会に出場、カズマサの言動や行動により良くも悪くも注目される中、ベスト8に勝ち残る。その後、選抜大会出場を目指し、秋季都大会準決勝に進出するが、松予野高校に敗戦し選抜出場を逃してしまう。そして、カズマサたち高校3年生最後の西東京大会にて、美波里高校に勝利し、実力で甲子園大会への出場を掴み取る。なお、続編である『ロクダイ』にて実力で掴み取った甲子園大会出場だか、一回戦での不慮のアクシデントが原因で惨敗し、一回戦負けしてしまった事が語られている。
霧隠主将(きりがくれ かずまさ)
中学時代、全国大会に出場し、キャプテンとしてチームを引っ張りベスト8に進出する活躍を見せ、強豪高校からスカウトされる程の選手に成長する。そんな中、野球部顧問の草刈の頼みで、東香西高校を見学に行くことになるが、下級生をシゴくことを生き甲斐とする上級生や、それを知りつつ黙認している指導者達の姿を見て、その体育会系さと、現状抱えている高校野球の問題点に嫌気がさし(ただし、高校野球や甲子園大会が嫌いな訳ではなく、「日本の夏は甲子園大会があるから美しい」と発言している)、無名の新設校である朋王学園に進学。そこで強引に硬式野球部を作り、自らキャプテンになり甲子園出場を目指していたが、上記の様に本人が望まない形で甲子園出場が決まってしまい、インタビューでそのことに対する怒りを爆発させ、さらに、始球式の球でホームランを打つなど観客やマスコミを敵に回してしまう(新聞の見出しは『ふてくされ王子』)。だが、2回戦終了後、対戦チームに行った行為がマスコミにより美談として報道され、『ふてくされ王子』から『美談王子』として、良い人扱いされてしまう。それ以降、その活躍は良くも悪くも注目されることになる。
デレック井慈田(デレック いじた)
千船中野球部元キャプテンでカズマサの盟友。初めて対戦して以来、友人となる。中学時代は狛駒中にことごとく破れているが、その野球センスからカズマサ同様、強豪高校から注目されている。ユッキーに惚れていて、カズマサとユッキーの家が隣同士なのを知り、毎日のようにバスで40分かけてカズマサの家に通っていた(ただし、ユッキーには相手にされていない上、デレック自身も女性に対して奥手な性格なため、高校入学後も仲は進展していない)。カズマサについて行き東香西高校に見学へ行くが、その際カズマサと同じ思いをし、カズマサの誘いで朋王学園に進学する(実は心の中で、カズマサと同じチームで野球をしたいと思っていた)。父親譲りの野球の才能に加え、母親譲りなのか、カズマサに勉強を教えられる程頭が良い。カズマサ同様、望まない形で得た甲子園出場を不満に思っていた。
蝦名(えびな)
千船中野球部の元エース。デレックの父親ロジャーに鍛えられ、さらにレベルアップする(だが、立ち上がりの悪さは相変わらずで、それが原因で負けてしまうパターンが多い)。ロジャーは、蝦名を無名高校に進学させ、荒削りなまま注目されずに日本のプロ野球からドラフトされないようにし、メジャーリーグのチームに入団させようとしていたが(実際には中学卒業の時点で、有望選手として強豪高校から注目されていた)、本人は甲子園に行きたいし、アメリカには行きたくないと思っていたところに、カズマサとデレックに引きずり込まれる形で朋王学園に進学することになる。ロジャーは、出来るだけ蝦名を目立たせないように起用していたが、地区予選から甲子園大会での活躍により、徐々に日本のプロ野球のスカウトから注目されるようになり、すでにドラフト上位指名の有力候補となっている。蝦名もまた、カズマサやデレック同様、望まない形で得た甲子園出場を不満に思っていた。打者としても朋王最強で、「朋王三連星」最後の3番でスリーランホームランを量産する。第2部では「蛯名の立ち上がりが悪いのは驕り故に士気を欠いているからであって、失点を重ねた後で慌てて集中力が上がる」というロジャーの分析が見られる。栄光城学園との甲子園大会での対戦で、同点ホームランを打つものの、1塁ベースを踏み忘れ、ホームランは無効となり、その結果負けてしまうというミスをしてしまう(ただし、そのことについてはチームの誰も怒っていない)。甲子園大会出場を決めた後、どさくさ紛れにユッキーに告白していて、実はユッキーに好意を寄せていた事が判明する。甲子園大会にて、不慮のアクシデントが原因で利き腕の骨折という重傷を負い、順調だった野球生活が大きく変わってしまった事が、続編である『ロクダイ』で語られている。
野口拓一(のぐち たくいち)
武広潤(たけひろ じゅん)
西神仁(にしじん ひとし)
篤士田太(あつしだ ふとし)
塚田柚希(つかだ ゆずき)
ロジャー 井慈田(ロジャーいじた)
カズマサの策略で朋王学園野球部監督に就任する。監督になったことで、食堂はランチタイムのみの営業で、野球部監督を優先するので休業することもあり、そのことを不満に思っているが、元々閑古鳥が鳴く程客が来ず、奥さんの学習塾が家計を支えているので、あまり生活に支障は出ていない。カズマサのことを「恐ろしい子供」と思いつつも、その才能を高く評価している。息子のデレックを甲子園に行かせたいが、蝦名をメジャーリーグに入団させることも諦めきれず、板挟みになっていたが、蝦名の才能が日本のプロ野球のスカウトに知れ渡ってしまい、メジャーリーグに入団させることは自棄気味に諦めている。アメリカ人だが、甲子園に対して何故か人一倍思い入れがあり、そのために体育会系を必要悪として容認している節がある。策略で監督になったが、監督になった後は結構乗り気で、自ら率先してランニングしたり、部員たちを「私のかわいい息子」と呼んだりしている。元3Aの力は伊達でなく、真剣勝負として蛯名の投球を打つ形のノックでは初めてその打球と対峙したショートが慄いて逃げる場面もあった。チーム内ではカズマサのアイデアで『ボス』と呼ばれ、本人も気に入っている(カズマサはたまに『ロジャー』・『おとっつぁん』とか呼ぶことがあり、本人は嫌がっている)。女性に関しては意外に奥手で、その性格はデレックに引き継がれている。
流山均一(ながれやま きんいち)
本町鉄雄(もとまち てつお)
日弦悟(ひげん さとる)
蟹江西人(かにえ さいと)
大州圭(おおす けい)
カズマサよりも2学年下のハーフで金髪の女学生。カズマサより「オースチン」の愛称で呼ばれる。中学時代、ソフトボール日本一のチームでエースであった実績を持ち、その実績で入学できる高校が多々あるにもかかわらず、朋王学園に進学した上、女子ながらも野球部に入部し、男子に混じっての硬式の練習を難なくこなしている。同じく中学時代ソフトボール日本一であった美波里高校のハーディ西井戸と宗谷岬とは幼馴染であり盟友だが、姉御肌で気が強いため二人は逆らえない。腕試しに3ヶ月のみ在籍したスワローズジュニアでは3人とも出色の存在であった。美波里高校監督の大州は実父だが、野球にのめりこみ過ぎて家庭をないがしろにしたことや、後述の田中沙流の一件で、関係はギクシャクしている。朋王学園に入学したのは父親に対する反発もあったが、実はカズマサのことが好きで、一緒に野球をやりたかったと言うのが一番大きな理由であったが、意外と惚れっぽい性格で、デレック・蝦名・本町にときめく描写もある。家庭内でのゴタゴタや気の強い性格から、父親を含む男性に叱られた事がなく、尊大な態度や我儘な振る舞いもしていたが、本町に態度を忠告され厳しく叱られてからは、本町にしおらしく従うようになっている。最終回には、やはりカズマサの事が一番好きだと告白している。恋多き美少女
松予野高校
西東京地区の強豪高校。横須賀がスカウトされ入学する。カズマサが1年生の時、甲子園に出場。その後、2年の秋季大会で朋王学園を破り決勝に進出。決勝で昭明高校を破り選抜大会東京都代表に選ばれ、選抜大会ではベスト4まで勝ち残る。
横須賀昌輝(よこすか まさき)
麻生(あそう)
昭明高校
西東京地区の強豪高校。那巳川がスカウトされ入学する。2年の秋季大会で決勝に進出、松予野高校に敗れるものの、共に選抜大会東京都代表に選ばれ、準優勝をという結果を得る。
那巳川(なみかわ)
横須賀と共に狛駒中の投手二枚看板として全国大会でベスト8まで進出する原動力となったことを評価され、昭明高にスカウトされ入学する。捕手出身のため「かつぎ投げ」「キャッチャー投げ」などと呼ばれる独特の投球フォームをするが、それがボールの出所を見えにくくさせると言う副産物を生み出し、球は速くはないが、「絶対に高めにはいかない」絶妙のコントロールを持っている。1年の夏の大会終了後に監督の判断でエース格として指名される。これは上級生のエース候補を発奮させるためであったが、エース格に選ばれた彼のモチベーションと実力を上げ、実質的にもチームのエースとして認められる結果になった。2年の夏には準決勝まで防御率0点台を誇り蝦名をライバル視するほどの投手となり、「那巳川ギャル」も出現するほどになった。しかし、カズマサ達と戦い敗れる。2年夏の予選の決勝で敗れ、ふてくされているカズマサの下に、横須賀・二瓶と乗り込んでいった。夏の大会後、新チームでキャプテンに就任する。
3年の夏の予選前にムービングをマスターし、投手としてレベルアップしている。
東香西高校
西東京地区の強豪高校。カズマサをスカウトするべく、OBのルートで野球部への見学に誘うが、そこでカズマサに体育会系の嫌な面を見せてしまい、結果的にカズマサやデレックが朋王学園に入学する原因を作ってしまう。カズマサ達が2年の春にはコールド負けするなどあまり良くない戦績だったが、夏の予選では決勝に進出、朋王学園と対戦、勝利し、甲子園行きのキップを掴むものの、その後、部員同士による暴力事件が発覚。このことにより出場を辞退する。翌年、その雪辱を果たすべく西東京大会に出場するが、美波里高校との対戦で敗退してしまい、雪辱を果たせなかった。
田浦浩(たうら ひろし)
北(きた)
茉莉村(まりむら)
栄光城学園高校
東東京地区の強豪高校。創立3年目の新設高校だが、全国から才能ある中学生をスカウトし、1・2年生のみのチームで夏の大会ベスト4、秋の大会で優勝している。仏教系の私立高校で、グランドや体育館等、運動施設は全て野球部が使用するため、この高校の生徒が野球以外の運動部を作ろうとしても練習できる場所が無く、そのため実質的に運動部は野球部しか存在しない。東東京代表として甲子園大会に出場、準々決勝で朋王学園と対戦する。
郡司(ぐんじ)
清原雅数(きよはら まさかず)
脇谷中を卒業後、スカウトではなく、自ら希望して栄光城学園に進学する。中学時代より体格が大幅に向上している。将来は高校野球の監督になりたいという目標があり、人心掌握術を学ぶために郡司の下で指導を受け、補欠とは言えベンチ入りする実力を身につける。中学時代は、怒りっぽい性格だったが、栄光城学園での厳しい環境を経験しているからか、落ち着きのある性格に変わっていた。郡司の監督としての能力の高さは認めているものの、全国から集められた野球エリートの上級生と、自ら希望して入学した自分達との差から来る人間関係など、チームに不満も感じていたが、朋王学園との対戦で、『野球の真の恐怖』を知り、それがちっぽけなものだったことを知る。3年生が引退後、部員達による投票で新キャプテンに選ばれる。
吟南高校
西東京地区にある高校。野球部の実力は強豪校までは行かないが、結構強い。カズマサが2年生時の夏の地区予選で松予野高校に勝利すると言う番狂わせを起こし、準々決勝で朋王学園と対戦する。上級生の理不尽なシゴキにより、2年生と3年生の仲は悪く、この環境が『怨念パワー』という原動力となって強くなった(ロジャーが体育会系を必要悪と語ったのはこの部分)。翌年夏の地区予選にも朋王学園と対戦、球場へ向かう途中、踏切で立往生した幼稚園の送迎バスをチーム全員で助けた事で、美談として球場の観客を味方につけ、朋王学園を苦戦させたものの敗れる。
二瓶(にへい)
美波里高校
春の都大会で一回戦で朋王学園と対戦した高校。古豪ではあるが、10年以上、実績を上げていない。かつてリトルリーグ世界一となったチームの監督である大州をスカウトし、古豪復活を目指している。1年生ながら、かつてのリトルリーグ世界一となったメンバーを中心としたチームで、春の都大会で朋王学園と対戦し、勝利するという番狂わせを起こし、夏の西東京大会でも強豪高を次々と撃破し決勝に進出、朋王学園と対戦し優位に試合を進めたが、最後に逆転負けを喫し、甲子園大会出場を逃す。
大州(おおす)
宗谷岬(そうや みさき)
紅山農林高校
三省工業高校
伊賀丸高校
甲子園大会の三回戦で朋王学園と対戦した、三重県代表高校。チーム方針として機動力に優れる。
服部早門(はっとり さもん)
その他
国沢(くにさわ)
東中野茂樹(ひがしなかの しげき)
田中沙流(たなか さりゅう)
かつて、大州の元でリトルリーグ世界一になったチームの投手。投手として超一流の技術を持っている訳ではなく、リトルリーグ時代はチームの打撃力に支えられているに過ぎなかった(そのため、「ガラスのエース」と揶揄され、本人も「大した実力もないエース」「ダメダメエース」と認めている)が、チームを引っ張る『リーダーとしての資質』を持ち、周囲の打力に支えられながらも世界一になる原動力となった。大州の、かつての教え子を集め甲子園を目指すという誘いを受け、ハーディ・宗谷の2人を除くかつてのチームメイトたちと共に美波里高校を受験しようとした。実は、幼少の頃から心臓に持病を患い、日常生活には支障はないが、ハードな運動が出来なくなり、かつての仲間たちと野球で『てっぺん』を目指すため成功率80%の手術を受けるが、手術の甲斐なく亡くなってしまう。このことがきっかけになり、ハーディ・宗谷の2人は美波里高校に進学することを決めるが、大洲圭からは、父親が沙流の死を利用してハーディと宗谷を美波里高校に入学させたという疑念を持たれてしまう。
この項目は、漫画に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:漫画/PJ漫画/PJ漫画雑誌)。
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