かげふみさん
以下はWikipediaより引用
要約
『かげふみさん』は、小路啓之による日本の漫画作品。『Webコミック幻蔵』(幻冬舎コミックス)において2007年5月号から2009年2月号まで連載。尾行対象の影を踏めるほど近付いても気付かれない特殊能力の持ち主、通称「かげふみさん」を主人公に、暗殺ビジネスにまつわるドラマを描いた作品。読者は主にめぐみの視点で、対象人物が命を狙われる理由に肉薄していく。人の命を対象にしながらも決して過度に重苦しくはならず、スピーディな展開、洒落の効いた軽妙な会話、レトロながらどこか未来的なファッションや町並み、それぞれにこだわりを持ったどこか異常な対象者・依頼者・殺し屋などが作品を多彩に飾る。エピソードごとの扉絵ではめぐみのが手でタイトルの動物の影絵を作っている。
ストーリー
めぐみのメグは存在感が極端に希薄であるという能力の持ち主で、ひとたび群衆に紛れると個体識別がほぼ不可能になる。その才能を生かしてめぐみのは殺し屋からの依頼を受け、対象の人物に張り付いて行動を調査する仕事を請け負っている。ただしめぐみのには物事に関心を持つと、その理由や結末を知って納得するまで鼻血が止まらなくなるという強迫観念の持ち主でもあり、尾行対象の人となりを解き明かすことにたびたび没頭することになる。
登場人物
めぐみのメグ
がじゅ丸(がじゅまる)
華の子のルソルソ(はなのこの ルソルソ)
キリコ(漢字では“切離子”)
カイザーセゾ
首切り三瓶
クラッシャージョウ
こおろぎ'73
書誌情報
- 1巻 2007年9月24日発行(9月22日発売) ISBN 978-4-344-81085-3 帯の推薦文とめぐみののイラストは富沢ひとしによる。
甘い運命
1巻巻末に収録された短編。『幻蔵』2007年3月号と4月号に掲載された。
物語
テテは女性警察官。刑事のオーゴシに求愛されているが、テテはすげなくあしらっている。テテの本命は学生のとき自分の家に入った空き巣であり、本当なら1000兆分の1の確率でしか存在しえない、自分と同じ指紋の持ち主である。それを探すためにテテは警察官になったのだ。そしてとうとう見つかった運命の男性は別件ですでに投獄されていた。テテはオーゴシの協力を得てその男性の脱獄を計画する。