かみさま日和
以下はWikipediaより引用
要約
『かみさま日和』(かみさまびより)は、森尾正博による日本の漫画。『週刊漫画TIMES(芳文社)』にて、2010年10月8日号から2012年3月2日号まで不定期に連載された。単行本全3巻(芳文社コミックス)。
福岡県のとある神社を舞台に、巫女となったヒロインが修業に励む奮闘ぶりや、そこで巻き起こる騒動を描いた「知識ゼロからのにわか巫女奮闘記」である。物語は、神社でヒロインが巫女舞の修行をする場面から始まり、その次に巫女となった経緯へと切り替わる。
森尾にとっては『週刊漫画TIMES』での初の連載で、森尾の作品としては珍しく、お色気などのサービスシーンの要素を取り入れた場面は少ない。
各話数は連載時には全て「奉職第○○日目」と表されていた。
ストーリー
主人公・有坂史美華はやっとの思いで再就職を果たしたものの、出社初日に転職先の会社が倒産し、同時に住む場所も失ってしまう。さらに立ち寄った喫茶店で、残りの全財産が入った財布も落としてしまい、無銭飲食寸前に。だが、そこへ現れた怪しげな男・矢部のおかげでこと無きを得る。そのまま彼に連れて行かれ、たどり着いた先は「天晴神社」と呼ばれる神社だった。史美華はその神社で巫女として働くことになる。
登場人物
主人公
有坂史美華(ありさか ふみか)
本作のヒロイン。24歳独身。父親曰く『中途半端でいい加減』な性格で、何をやっても途中でうまくいかず、物事が長続きしない。好奇心旺盛で、宮司の矢部からは子ども扱いされることもしばしば。劇中では語りも担当しているという設定である。
本来OLとして働くはずが、出勤初日から会社が倒産してしまい、残りの金も僅かな状況で喫茶店で昼食を取ったものの、今度は財布を失くしたため支払いが出来ず困っていたところを、たまたま店に居合わせていた矢部に助けられ、その代償として天晴神社で巫女として働くこととなる。神社とは正月くらいしか縁が無かったために、神道の知識はゼロ。社員寮目当てで出社当日にアパートを引き払ってしまったため、矢部の家に下宿している。
当初は戸惑いながらも、仲間達の支えや訪れる参拝客との触れ合いによって、ついには「ちょっとした有名人」と呼ばれるほど巷で噂に。そして、氏子総代の名越の推薦で正月の巫女舞に抜擢。期待に応えて奮闘を決意するも、本番前日に、事実を知った両親が神社に押しかけて来た。史美華自身は抵抗したものの、父親からの挑発に耐えかねた矢部から「いなくても困らない」と言われてショックを受け、図らずも実家へと帰ってしまう。
しかし、矢部からもらったアメ玉(矢部曰く『お守り』)の包み紙に書かれていたメッセージを見たことで、自分がみんなからまだ必要とされていることに気づき、神社へ戻ることを決意。打ち切り寸前になっていた巫女舞を無事に行い、初日の出と共に一回り成長した姿を見せた。
最終話では、復活した『天晴祭り』にて、神社の創建前から伝わる『露払いの舞(その言葉通り「晴天を願い、日の光を呼び、豊作を祈る」舞とされる。)』を舞う。
天晴神社(てんせいじんじゃ)
丘の上にある史美華が働くことになった就職先の神社。従業員は神主と宮大工を含んでたったの5名のみ。そこで勤めている者たちの大半はキャラの濃い者ばかりである。元は寂れた場所であったが、神主の矢部によって立て直されている。約1100年前の平安時代から健在している。
モデルとなったのは北九州市の八幡東区にある神社、天疫神社である。
矢部カツミ(やべ カツミ)
先代である父親の跡を継いだ天晴神社の神主。5月5日生まれの32歳。アゴ髭に眼鏡がチャームポイント。喫茶店で昼食を取っていた最中に会社が倒産して失職した史美華を引き取って神社の巫女として雇う。不器用で意地っ張りな性格ではあるが、帰る場所の無い史美華を自分の自宅に居候させるなど、思いやりな一面も持っている。ペットに亀の「もっきゅん」を飼っている。端午の節句に生まれたため、行事に忙しい親から誕生日を祝ってもらった経験が無く、その日が来る度にひねくれている。
かつての『天晴祭り』を復活させるのが夢だったが、戦争で文献がほとんど失われており、本人も半ば諦めていた。しかし15話で生き証人が見つかり、16話、東京の歴史博物館にて資料を発見することになる。
林田(はやしだ)
水無月シノ(みなづき シノ)
天晴神社の関係者とその家族
史美華の父
史美華の母
将太(しょうた)
ゲスト
デスブラザーズ
ジェイク
バイト巫女
新福(しんぷく)
過去編
天晴宮露払神子(てんせいぐうつゆはらいのみこ)
12話の過去編にのみ登場。
天晴神社に祭られている、土地神にして神の使い。かつて長雨を止め、凶作や土砂災害から村を守ったために神格化され、その名で呼ばれる。
今から千百年以上前の平安時代、純白の、人間大のイタチの姿で、今の天晴神社一帯に住み着いていたという。
しかし当時の村人たちは、神の使いであることに気付かず、彼女が美しい姫の姿を見せるまで、ハクテンと呼んでもののけ扱いしていた。
姫の姿で舞い、雨を止めた時、人々は初めてその正体に気付くが、それ以降、二度と姿を見せなかった。村人たちは、村を救った彼女を忘れぬため、石碑を立て祠を作ったという。
この時の出来事ゆえに、後に神として奉られることになった。天晴神社も天晴祭りも露払いの舞も、そのために出来たものである。なお姫の時の顔は、なぜか史美華に似ている。
備考
- 不定期に集中連続掲載を実施している。
- 第1回目は、初連載となる2010年9月24日発売の10月8日号から10月15日発売の10月29日号までの4週。
- 第2回目は、年末年始にちなんで2010年12月24日発売の1月7・14日号から翌2011年1月14日発売の1月28日号までの3週。
- 第1回目は、初連載となる2010年9月24日発売の10月8日号から10月15日発売の10月29日号までの4週。
- 第2回目は、年末年始にちなんで2010年12月24日発売の1月7・14日号から翌2011年1月14日発売の1月28日号までの3週。
書誌情報
1巻につき初回特典としてオリジナルイラストカードが導入されている。
- 森尾正博 『かみさま日和』 芳文社 〈芳文社コミックス〉、全3巻
- 2011年4月16日発売 ISBN 978-4-8322-3243-3
- 2011年12月15日発売 ISBN 978-4-8322-3277-8
- 2012年5月16日発売 ISBN 978-4-8322-3298-3
あとがき おまけ4コマ劇場
- 本編終了後に掲載されている4コマ漫画のコーナー。2話ずつの収録。