きょうふのキョーちゃん
アニメ:きょうふのキョーちゃん
監督:松本人志,
アニメーション制作:TEAビデオセンター,
製作:フジテレビ,
放送局:フジテレビ系列,
話数:全7話,
以下はWikipediaより引用
要約
『きょうふのキョーちゃん』とは、フジテレビのバラエティ番組、『ダウンタウンのごっつええ感じ』内で放送された松本人志原作のアニメである。フジテレビ系列初のデジタル制作アニメ。そのグロテスクな描写などから、打ち切られたため未完、現在まで商品化及び配信化されていない。
概要
本作のコンセプトは「普通のアニメでは出来ないことをやろう」というもの。画風は一見児童アニメ風でコミカルなものだが、血肉や内臓が飛散するスプラッターかつグロテスクな描写や、露骨な下ネタや性表現、他局番組や有名人をモデルにしたキャラクターが痛烈に皮肉られ書き下ろされたりするなど、極めて過激かつブラックな内容となっている。
7話で放送終了。この記録は、東京キー局のアニメとしては『ドン・ドラキュラ』に次ぎ2位だが、『ドン・ドラキュラ』は一部地域では8話まで放送されソフト化もされているため、正確な放送回数や総放送時間の短さでは日本一。
その後も『ごっつええ感じ』のシリーズはDVD化されているが、本作は内容がブラックだったことも影響して現在まで商品化及び配信化されてはいない。
なお、原作者の松本人志は後にこのアニメでネタにした田原総一朗や『笑点』のメンバーなどとダウンタウンの番組で共演を果たしている。
ストーリー
第1話:電気屋さんは大騒ぎの巻(1994年11月13日)
第2話:あこがれの大スターの巻(1994年11月27日)
第3話:プロレスだよ全員集合!!の巻(1994年12月11日)
プロレスラーの入場曲には本物を使用している。
第4話:大好き!紅白歌合戦の巻(1994年12月18日)
劇中では篠原も登場し「恋しさと せつなさと 心強さと」を歌っていたが、シンイチに「誰これ?」とあしらわれた。篠原は実際にこの年の紅白に出場し、同曲を歌っている。
第5話:ハブ・ア・ナイス・デー!ビッキーさんの巻(1995年1月22日)
第6話:朝まで血みどろ生テレビの巻(1995年2月12日)
第7話:笑店は笑いすぎの巻(1995年3月5日)
最後にはいつも通り、シンイチのオチの一言後「つづく」とエンドマークが表示されたが、この回で打ち切りとなった。
キョーちゃん
『オバケのQ太郎』のパロディキャラクター。鋭い目つきは小須田和彦番組プロデューサー(当時)をモデルにしたもので、髪の毛はモヒカン風。出っ歯が生えていて、人間の言葉は理解できるものの話すことはできず、常に獣のように咆哮している(ただし、意思の疎通は出来るようである)。エイリアンのような粘液質の音を出して常にカメラ目線で移動し、歩いた後には必ず粘液のようなものが残っている。オープニングで「恐本(きょうもと)」という名字が出てくる。
好きな食べ物は豚足で、それを食べると犬歯が抜けてそこから足が生えて早く走ることができ、さらには後頭部から巨大な筋肉質の腕が生えてきたり、モヒカンを翼のようにはばたかせ飛行することもある。最終話では、巨大な陰茎も披露した(モザイク加工あり)。シンイチとは親友で、彼や彼が肩入れする人物が窮地に陥ると必ず助ける。が、そのためとあらば敵対する人物を周囲関係なく残酷な手段を用いて殺したり、女にわいせつ行為を加えるなど手段を選ばない。オチではシンイチがストーリーの成り行きに対し、突っ込み的な一言で締めくくられてアニメは終わる。
登場人物
ゲスト
浜田雅功(声:田中一成)
ジャントニオ・イバ(声:塩屋浩三)
アノトキノ・ハボキ(声:大滝進矢)
西島三郎(声:緒方賢一)
ビッキー(声:緒方賢一)
ホクトメ(声:堀内賢雄)
野坂昭如(声:大山高男)
オジマ(声:長島雄一)
栗本慎一郎(声:山崎たくみ)
円楽(声:島香裕)
木久蔵(声:鈴木みえ)
歌丸(声:田口昂)
主題歌
きょうふのキョーちゃん
浜田雅功もコーラス(ツッコミ)で参加。当時、『週刊少年ジャンプ』で連載していた漫画『陣内流柔術武闘伝 真島クンすっとばす!!』(作/にわのまこと)では、主人公がこの歌をフルコーラスで歌うシーンがある。
スタッフ
- 原作・演出・監督 - 松本人志
- アニメーター - 白石洋
- アニメーション制作 - TEAビデオセンター
- 製作著作 - フジテレビ