くるみと七人のこびとたち
以下はWikipediaより引用
要約
『くるみと七人のこびとたち』は、高瀬綾による少女漫画。
概要
『なかよし』(講談社)において、1992年12月号から1995年2月号まで連載された。全26話。単行本全5巻。
グリム童話をモチーフにしたファンタジー作品。高瀬綾の代表作で、ふわふわとした絵柄、パワフルな主人公、時折ミュージカル風に歌いだすキャラクターなどが特徴。
あらすじ
童話が好きな中学1年生・森本 くるみ(もりもと くるみ)は、親戚の童話作家・春日 春比(かすが はるひ)がドイツ旅行から帰ってくる日を楽しみにしていた。
しかし、ハルヒの家に行ってみると、既に帰っている形跡はあるのに姿が見当たらない。そのかわり、くるみは、ハルヒが旅先で買った奇妙な古い本を発見する。すると、その本からあわてる七人の小人とグリム兄弟があらわれた。なんとその本は、童話の住人たちが童話の通りに暮らしている「メルヘンランド」の扉であった。
グリム兄弟たちが言うには、ハルヒがメルヘンランドに入って来たことで童話のストーリーが変わってしまったという。
実は、メルヘンランドにやってきたハルヒは、白雪姫と恋に落ち、そのせいで白雪姫と王子の結婚式で死ぬはずだった白雪姫の継母・サザーヌが生き延びてしまったのだ。そしてサザーヌは、不思議な鏡の力でメルヘンランドの運命(童話の筋書き。善人は幸福になり悪人は滅ぶ)を知り、自分以外の童話の悪役も生き残らせようとし始めた。
メルヘンランドで悪が生き残り、正しいということになれば、くるみのいる現実の童話もそのような内容になってしまう。そこで、グリム兄弟は、くるみをメルヘンランドに呼び込み、サザーヌが狂わせた物語を修正することを頼む。
小人たちとメルヘンランドへ来たくるみは、白雪姫の王子・カイルと出会い、いずこかへ旅立った白雪姫とハルヒを探しはじめる。くるみたちは、シンデレラや赤ずきんなど童話の物語を修正するうち、2人がサザーヌの城にいることをつきとめる。
キャラクター
森本くるみ(もりもと くるみ)
こびとたち(クルーク、ルーイヒ、ラオト、ザット、エルガー、ヒュプシュ、トレーネ)
グリム兄弟
春日春比(かすが はるひ)
サブタイトル
第1巻 – 1993年10月6日発売/ISBN 4061787632
- 第1話 くるみと七人のこびとたち メルヘンランドの旅に出る
- 第2話 白雪姫の王子 カイル現る
- 第3話 迷える灰かぶりに愛の手を
- 第4話 赤ずきんちゃんは道草中
- 第5話 だれがいばら姫の王子さま?
第2巻 – 1994年2月5日発売/ISBN 4061787705
- 第6話 サザーヌの城へ
- 第7話 あらたなる旅立ち
- 第8話 ヘンゼルとグレーテル 夢の家
- 第9話 ヘンゼルとグレーテル 宝物
- 第10話 つぐみのひげの王子さま
第3巻 – 1994年6月6日発売/ISBN 4061787799
- 第11話 くつ屋のこびと
- 第12話 くつ屋のこびとのごほうびは
- 第13話 グーナじいさんの金のがちょう
- 第14話 金のがちょう「笑って ね」
- 第15話 ラプンツェル – 塔の上 カゴの鳥 –
- 第16話 レオを仲間に…?
第4巻 – 1994年10月6日発売/ISBN 4061787888
- 第17話 七つの木の実のゆくえ
- 第18話 神さまがふたり
- 第19話 くるみの世界とメルヘンランド
- 第20話 ユニコーンをさがして
- 第21話 モーヌの山のドラゴン
第5巻 – 1995年6月6日発売/ISBN 4061788078
- 第22話 ドラゴンさんのためにも
- 第23話 霧の湖マシュウ
- 第24話 黒井くんの正体
- 第25話 ユニコーン!!〜くるみたちの歩み〜
- 第26話 さよならメルヘンランド
備考
テレビアニメ化やOVA化は行われていないが、「なかよし」連載漫画のキャラクターが登場するテレビゲームソフト『なかよしといっしょ』(FC)や『PANIC IN なかよしワールド』(SFC)に本作のキャラクターが登場している。