ご覧の勇者の提供でお送りします
ジャンル:バトル,
小説
著者:田口仙年堂,
出版社:富士見書房,
レーベル:富士見ファンタジア文庫,
巻数:全2巻,
以下はWikipediaより引用
要約
『ご覧の勇者の提供でお送りします』(ごらんのゆうしゃのていきょうでおおくりします)は、田口仙年堂による日本のライトノベル。イラストはしらびが担当している。2014年3月から富士見ファンタジア文庫より刊行されていた。
あらすじ
ゼルニア王国に突如出現する人類の敵・モンスター。そのモンスターと戦い倒す勇者たちの活躍を放送するゼルニア王国の大人気テレビ番組、それが「勇者テレビ」だ。勇者たちはそれぞれ組織の代表として街を守り、そして自身の人気を獲得しながら勇者の頂点を目指している。そんな勇者たちに新たな仲間が加わることになった。伝説の勇者の息子で学生でありながら勇者に選ばれたフウト。フウトは学園代表として勇者としては異例となるタッグを組んでのデビューとなったのだが、そのパートナーは色々と問題がある人物だった。はたしてフウトは勇者の仕事を無事にこなすことはできるのか。
登場人物
勇者
                                フウト・ソーン
 
                                                     
                     
                    
                    
                    
                                
                                本作の主人公。17歳。ファティマ学園所属。
「伝説の勇者」の息子で、勉学・武術・素行どれをとっても文句なしの優等生。学園からの指示で、勇者としては異例となるフィオーネとタッグを組んで勇者をやることになった。
だらけた人間が嫌いで許すことができない性格。このため、異なる意見を持つフィオーネとはよく喧嘩をすることがある。
勇者の息子ということもあり、様々な武器の使い方を習得している。最も相性がいい武器は槍。魔法も使うことができるが、戦いの補助として使う程度であまり得意ではない。父親の影響もあり、みんなから頼りにされ安心させることができる勇者を目指している。
フウトが持っているスキルは「偶像守護者(アイドルセイバー)」。周囲の希望を力に変える能力。このため、周囲から希望を得られればそれだけ強力な力を手にすることができるが、希望が得られないと力が弱くなっていく変動の大きいスキル。
                                フィオーレ・ローゼンガルデ
 
                                
                                アスタナシア
 
                                
                                エリュシオン
 
                                
                                セシル
 
                                
                                ギョクレン
 
                                
                                ディンゴ
 
                                
                                
用語
勇者・モンスター
                                勇者
                                
最近の勇者はモンスターを倒す以外にお金儲けの為にやっていることが多く、自身のスポンサーとなる組織の宣伝を行うことも少なくない。
                                勇者テレビ
                                
勇者は倒したモンスターの数と質によってポイントを得ることができ、そのポイントはシーズンごとと年間で集計される。年間で1位となった勇者には莫大な賞金とゼルニア王国最強の名誉を手に入れることができる。また、番組では公式の賭博も行われており、勇者のランキングを予想した国民にも配当金が配られる。
番組は国民の税金とスポンサーの協力によって運営されている。
                                化物(モンスター)
                                
黒い肉体はこの世の生物の常識には当てはまらず、あらゆる生態にも属していない。攻撃力はとても強く勇者以外はまともな戦いができない。このため、25年前に「伝説の勇者」が現れるまで人類がモンスターに対抗する手段は持っておらず、ただひたすらに逃げることしかできなかった。
                                時空振動
                                
                                魔王事件
                                
この事件がきっかけで魔法技術の向上や勇者制度の誕生など様々なものが生まれ発展した。
                                
技術
                                特殊技能(パッシブスキル)
                                
勇者にとっては必要な能力であるが、スキルを持った者全てが勇者になれるとは限らず、大半の人間にとっては邪魔なものに過ぎない。スキルが発動した時、本人はそのスキルが発動していると自覚することができる。
スキルには様々な種類が存在し、特殊な条件を満たさないと発動しないスキルも存在する。
                                魔法
                                
大気中にある魔力と自らの体内にある魔力を練り、戦いに最適化するのが魔法の真髄である。魔法は万能の力ではなく、大気や体内の魔力には限りがある。膨大なエネルギーを扱うには技術が必要となるが、その膨大なエネルギーは簡単に集めることはできない。
魔術結社ベルコーストで活躍する魔導士は巨大な材質を扱う技術者のようなもので事故のリスクも高い。
                                テレース・ヴィジョン
                                
ゼルニア城に建てられている巨大な魔法塔から発せられる微弱な魔力が国中を包み込み、そこに撮影用の水晶で撮った映像を映し出す仕組みで、開発者の「千里眼のテレーズ」の名を取りテレース・ヴィジョンと名付けられた。
                                カメラ妖精
                                
時空振動が発生した際には勇者へ通達を行う役目も担っている。
                                
国家・組織
                                ゼルニア城
                                
ゼルニア城の特徴として、敷地内にテレビ用の魔力を送る大きな塔が建っており、日夜魔導士が魔力を送り続けている。番組が放送されていない時でも定期的に魔力を流して実験を行っており、放送技術の向上に努めている。
                                ファティマ学園
                                
近年では魔法関係の入門者は殆どが魔術結社ベルコーストに奪われている。このためファティマ学園も学園の宣伝のために勇者をたてた。
                                魔術結社ベルコースト
                                
魔導士の育成と魔法の研究が行われており、ゼルニア王国でも最高の知性が揃っている。ファティマ学園と似た部分もあるが、魔法の実にカテゴリを絞っているため、魔力を持たない人間には縁がない。
                                ゾロリアン訓練所
                                
ギョクレンとバーナードはこの訓練所の出身で、その頃から仲が良い。
                                ジャッジ
                                
                                
書籍
富士見ファンタジア文庫より刊行。
| タイトル | 発売日 | ISBN | 表紙 | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ご覧の勇者の提供でお送りします | 2014年3月20日 | ISBN 978-4-04-070067-0 | 勇者全員 | 
| 2 | ご覧の勇者の提供でお送りします 2 | 2014年7月19日 | ISBN 978-4-04-070129-5 | フィオーレ・アナスタシア | 
