さよならピアノソナタ
小説
著者:杉井光,
出版社:メディアワークス,アスキー・メディアワークス,
レーベル:電撃文庫,
巻数:全5巻,
漫画
作画:赤坂アカ,
出版社:アスキー・メディアワークス,
掲載誌:電撃マオウ,
レーベル:電撃コミックス,
話数:全3巻,
以下はWikipediaより引用
要約
『さよならピアノソナタ』は、杉井光による日本のライトノベル。イラスト担当は植田亮。電撃文庫より2007年11月から2009年10月まで刊行されていた。コミカライズ版として『電撃マオウ』にて赤坂アカにより連載されていた。2015年10月時点でシリーズ累計発行部数は30万部を突破している。
音楽評論家を父に持つ男子高校生桧川直巳と、音楽界から突然失踪した若き天才少女ピアニスト蛯沢真冬との出逢いから始まる、青春恋愛小説である。主人公たちがロックバンドを組んで活動する物語であり、また蛯沢真冬以外にも登場人物にクラシック音楽の関係者が多いこともあり、全編にわたって実在するロックとクラシックの様々な音楽が作品に関わってくる。
あらすじ
登場人物
桧川直巳(ひかわなおみ)
本作の主人公。女っぽい名前という理由で普段は「ナオ」の愛称で呼ばれる。音楽評論家の息子である、ごく普通の男子高校生。音楽鑑賞と機械いじりが趣味のインドア派で、楽器はかじったことがあるもののほとんど演奏したことがなかった。海辺のゴミ捨て場で出逢った真冬と、新学期の高校で再会し、ひょんなことからギター演奏で勝負することになり、それをきっかけにしてバンドへとのめり込んでいく。パートはベースギター、ヴォーカル。アリアプロIIに自分で手を加えた物を使用。演奏技術は、作中での成長はかなり見られるものの、他のメンバーと比べて低い。詳述されていないが歌唱力はかなりあるものと見られる。また父親から評論の原稿を任されてしまうことが多々あり、実際に、作中に登場する多くの音楽関係者から、その評論家としての能力が認められている。
ちなみに、本名が明かされたのは2巻である(一巻の口絵では『桧川ナオ』と表記)。
使用しているベースはアリアプロIIのMAB-60を改造したものである。
蛯沢真冬(えびさわまふゆ)
本作のヒロイン。大指揮者の娘で、自身も東欧の国際コンクールでの史上最年少優勝経験を持つ天才ピアニスト。ハンガリー人を母親に持つ、ハーフの美少女。あとがきにおいて、グレン・グールドがモデルであることが公言されている。バッハを中心としたレパートリーや、リズムが正確ながら批判を受けやすい奏法などがモデルと共通している。ある理由からピアノを弾かなくなり、かわりにエレクトリックギターを弾くようになる。直巳と同じ高校に転校してくるが、当初は他者に対して非常に閉鎖的で攻撃的な態度をとっていた。直巳とのギター勝負を通じて徐々に打ち解け、バンドに加入する。バンド名「フェケテリコ」(ハンガリー語で「クロウタドリ」を意味する。ビートルズの「Blackbird」に出てくる鳥)は彼女の命名。パートはギター。フェンダー・ストラトキャスターの60年代ヴィンテージモデルを使用。
相原千晶(あいはらちあき)
神楽坂響子(かぐらざかきょうこ)
桧川哲朗(ひかわてつろう)
蛯沢千里(えびさわちさと)
既刊一覧
小説
- 杉井光(著) / 植田亮(イラスト)、メディアワークス→アスキー・メディアワークス〈電撃文庫〉、全5巻
- 『さよならピアノソナタ』2007年11月10日発売、ISBN 978-4-8402-4071-0
- 『さよならピアノソナタ 2』2008年3月10日発売、ISBN 978-4-8402-4195-3
- 『さよならピアノソナタ 3』2008年8月10日発売、ISBN 978-4-04-867182-8
- 『さよならピアノソナタ 4』2008年12月10日発売、ISBN 978-4-04-867429-4
- 『さよならピアノソナタ encore pieces』2009年10月10日発売、ISBN 978-4-04-868078-3
漫画
- 杉井光(原作) / 植田亮(キャラクター原案) / 赤坂アカ(作画) 『さよならピアノソナタ』 アスキー・メディアワークス〈電撃文庫〉、全3巻
- 2011年7月27日発売、ISBN 978-4-04-870704-6
- 2012年2月27日発売、ISBN 978-4-04-886295-0
- 2012年8月27日発売、ISBN 978-4-04-886820-4