さんてつ
以下はWikipediaより引用
要約
『さんてつ〜日本鉄道旅行地図帳 三陸鉄道 大震災の記録〜』(さんてつ にほんてつどうちずちょう さんりくてつどう だいしんさいのきろく)は、吉本浩二による日本の漫画。『月刊コミック@バンチ』(新潮社)にて、2011年12月号から2012年4月号まで連載。単行本は全1巻。
東日本大震災で被害を受けた三陸鉄道が復旧する過程を描いた作品である。吉本と編集者・岩坂による三陸鉄道の取材レポートをもとにしたノンフィクションで、中心人物は三陸鉄道の旅客サービス部長・冨手淳である。そのため、冨手本人の話が中心となるが、吉本らが独自に取材したエピソードもある。また、原武史や石井光太ら、震災や三陸鉄道に関係した著名人も実名で登場する。
制作の経緯
新潮社で地域毎に出版された『日本鉄道旅行地図帳』(田中比呂之・編集)の「東日本大震災の記録」を漫画化する構想が立てられて岩坂を通じて吉本に打診される。被災者でも地元出身者でもない吉本は当初躊躇したが、受諾する前に単身で現地を訪れた際に被災者から「興味本位のヤジ馬でも大歓迎ですよ。私たちはできるだけ多くの人にこの被災地に来てほしいんです。そして、ここで起こったことを、この光景を目に焼き付けていってほしいんです」という言葉をかけられ、震災を漫画で記録することに意義があると考えて引き受けたという。
連載当時は、北・南リアス線復旧前を取材したものであり、(山田東線編入後の「リアス線」誕生も含めて)復旧後のことは漫画化されていない。
登場人物
肩書きなどは全て出版当時のものである。
三陸鉄道
その他
原 武史(はら たけし)
石井 光太(いしい こうた)
書誌情報
- 吉本浩二 『さんてつ』 新潮社 〈BUNCH COMICS〉、全1巻
- 2012年3月9日発売 ISBN 978-4-10-771652-1