じゃじゃ馬グルーミン★UP!
以下はWikipediaより引用
要約
『じゃじゃ馬グルーミン★UP!』(じゃじゃうまグルーミンアップ)はゆうきまさみによる競走馬の育成を題材とした漫画作品。
概要
小学館発行の『週刊少年サンデー (WS) 』誌上において、1994年(平成6年)44号から2000年(平成12年)42号まで連載。『機動警察パトレイバー』の次作にあたり、『WS』誌上において3作目となる長期連載作品。単行本は少年サンデーコミックスより全26巻が刊行されており、同一表題の作品としてはゆうき最長の作品となっている。2004年(平成16年)から2005年(平成17年)にかけては文庫版が全14巻で発売された。
北海道静内郡静内町(現:新ひだか町)の牧場を舞台に、ふとしたきっかけから競走馬の育成に携わるようになった主人公の成長を描いた作品。
馬産を取り扱った作品の性質上から登場する馬の血統は細かく設定されており、この血統の設定に苦心したことをゆうきが述べている。
時代設定
本作は1995年(平成7年)の3月から始まり、1999年(平成11年)6月までの4年強が描かれている。6年の連載で4年間を描いているため現実より遅いスピードで作中の時間は進行していたが、連載開始時の1年未来からはじまり連載終了時の1年過去で終了しているために現実との時間差は小さく、登場人物達も現実に近いスピードで年を重ねて行った。まだ携帯電話がさほど普及していない時代を舞台としているため「携帯電話を借りていく」といった当時の世相を反映した描写も見られる。
作中のルール等も当時の物を反映しており、今日とは異なる点がある。クラシックには外国産馬がまだ一切出場できず、馬齢については数え年が使われているため2001年以降の表記方法に比べて1歳多い表記となっている。
Sire Line
『じゃじゃ馬』の番外編となる短編で、本連載開始直前の『週刊少年サンデー』1994年(平成6年)43号に掲載された「Sire Line -父の血筋- (SL1) 」(サイアーライン ちちのちすじ) と、1995年(平成7年)4月増刊号に掲載された「Sire Line 2 (SL2) 」の2編があり、それぞれ本編の時系列に近い単行本の2巻と8巻に収録されている。
本編と同一の世界設定ながらも、騎手の竹岡一家にスポットライトを当てており、渡会牧場の面々は登場しない。「SL1」は本編内の1995年のダービーを、「SL2」は1996年のオークスを中心としている。
あらすじ
東京都内の有名進学校に通う久世駿平は、春休みに北海道旅行へとバイクで出かけ、ひょんなことから競馬馬生産の渡会(わたらい)牧場と関わることになる。そこで、渡会家の次女 ひびきに一目ぼれし、馬とふれあう中でその魅力に惹かれた駿平は、進学を諦めて渡会牧場で働くようになり、やがて日本一の競走馬の育成を目標とするようになる。
職場での成功と失敗、親との葛藤、恋愛といった人生の様々な出来事を体験し、思春期の少年は一人の大人へと育っていく……。やがて、両想いになった二人は結ばれ、ひびきの妊娠により結婚することになり、駿平は将来を考えて獣医を目指して大学受験することになる。
登場人物
登場馬
ストライクイーグル(イーグル)
ヒルデガード(ヒルダ)
ヒコ(アダタラヨイチ)
ヒメ(ドルチェヴィータ)
他作品との繋がり
ゆうき作品
ゆうきの作品では他作のキャラクターがしばしばモブとして登場するが、本作においても様々なキャラクターが登場している。
ゆうきまさみ
鉄腕バーディー
究極超人あ〜る
機動警察パトレイバー
その他の漫画作品
折々にパロディやオマージュ描写が見られる他、モブとしても描かれている。
めぞん一刻(高橋留美子)
オバケのQ太郎(藤子不二雄)
赤塚不二夫作品
かってに改蔵(久米田康治)
神聖モテモテ王国(ながいけん)
楳図かずお作品
月下の棋士(能條純一)
ど根性ガエル(吉沢やすみ)
いがらしみきお作品
競馬場での観客
Q太郎・イヤミ(上述)・鉄人28号(『鉄人28号』)・バルタン星人(『ウルトラシリーズ』)・ウルトラセブン(『ウルトラセブン』)。
『アクシデンツ -事故調クジラの事件簿-』(山田貴敏)・『アホアホ学園』(久喜青葉)・『うしおととら』(藤田和日郎)・『エンヤ KODOMO忍法帖』森下裕美・『GS美神 極楽大作戦!!』(椎名高志)・『"LOVe"』(石渡治)・『め組の大吾』(曽田正人)・『名探偵コナン』(青山剛昌)・『"LOVe"』(石渡治)。
書誌情報
全て著者はゆうきまさみ、発行は小学館。
- 『じゃじゃ馬グルーミン★UP! 』〈少年サンデーコミックス〉
- 1995年4月15日初版発行、ISBN 978-4091235213
- 1995年7月15日初版発行、ISBN 978-4091235220
- 1995年10月15日初版発行、ISBN 978-4091235237
- 1996年1月15日初版発行、ISBN 978-4091235244
- 1996年3月15日初版発行、ISBN 978-4091235251
- 1996年6月15日初版発行、ISBN 978-4091235268
- 1996年9月15日初版発行、ISBN 978-4091235275
- 1996年11月15日初版発行、ISBN 978-4091235282
- 1997年1月15日初版発行、ISBN 978-4091235299
- 1997年4月15日初版発行、ISBN 978-4091235305
- 1997年8月15日初版発行、ISBN 978-4091252418
- 1997年12月15日初版発行、ISBN 978-4091252425
- 1998年2月15日初版発行、ISBN 978-4091252432
- 1998年5月15日初版発行、ISBN 978-4091252449
- 1998年8月15日初版発行、ISBN 978-4091252456
- 1998年10月15日初版発行、ISBN 978-4091252463
- 1999年1月15日初版発行、ISBN 978-4091252470
- 1999年4月15日初版発行、ISBN 978-4091252487
- 1999年7月15日初版発行、ISBN 978-4091252494
- 1999年10月15日初版発行、ISBN 978-4091252500
- 2000年1月15日初版発行、ISBN 978-4091256713
- 2000年4月15日初版発行、ISBN 978-4091256720
- 2000年6月15日初版発行、ISBN 978-4091256737
- 2000年8月15日初版発行、ISBN 978-4091256744
- 2000年10月15日初版発行、ISBN 978-4091256751
- 2000年12月15日初版発行、ISBN 978-4091256768
- 『じゃじゃ馬グルーミン★UP! 』〈小学館文庫〉
- 2003年12月、ISBN 978-4091935014
- 2003年12月、ISBN 978-4091935021
- 2004年2月、ISBN 978-4091935038
- 2004年2月、ISBN 978-4091935045
- 2004年4月、ISBN 978-4091935052
- 2004年4月、ISBN 978-4091935069
- 2004年5月、ISBN 978-4091935076
- 2004年6月、ISBN 978-4091935083
- 2004年7月、ISBN 978-4091935090
- 2004年8月、ISBN 978-4091935106
- 2004年9月、ISBN 978-4091935410
- 2004年10月、ISBN 978-4091935427
- 2004年11月、ISBN 978-4091935434
- 2004年12月、ISBN 978-4091935441