すすめ!!ダイナマン
以下はWikipediaより引用
要約
『すすめ!!ダイナマン』は、『月刊少年ギャグ王』に連載された池田匠(現:川野匠)作のギャグ4コマ漫画作品。1994年8月号から1998年12月号まで連載され、『月刊少年ガンガン』でも1995年5月号から1998年No.5-6まで掲載された。単行本全6巻(絶版)。
作者のウェブサイトにて『すすめ!ダイナマン21』が掲載されている。
概要
4コマ漫画で(最終回のみストーリー形式)、基本的にはダイナマンが唯一の武器である爆弾で対象者や物を爆破するというスタンスである。また、日常生活でよくあるイライラすることや腹の立つことも爆破している。ギャグ王誌上では、読者から寄せられた日常の怒りを書いた葉書を作者が漫画にし、ダイナマンが爆破して解消する「ダイナマン世界平和向上委員会」というコーナーがあった。連載開始前には少年ギャグ王創刊号(1994年5月号)で、『それゆけボンバーマン』というタイトルの読み切りとして掲載された。
ストーリー
宇宙のかなたのボムボム星から(頼みもしないのに)やって来た落ちこぼれのヒーロー・ダイナマンが、地球の悪人や邪魔星からの刺客達を相手に、爆弾を武器に戦い、爆破する。
登場人物
地球
ダイナマン
本作の主人公。N64星雲ボムボム星からやって来た落ちこぼれヒーロー。爆弾を武器に戦う。
地球に着いたと同時にゴキブリに驚き、自分の乗ってきたUFOを爆破してしまい、ボムボム星との連絡は愚か帰還も出来なくなってしまった。宇宙船を壊してしまった後は自分で家を建てて住んでいるものの地主に追い出されたり、火事で燃えたりと苦労している。
性格はスケベでいいかげん。街中で平気で爆弾を出し、一般人相手でも爆破しまくる等、ヒーローとは思えない行動を取る。しかしながら良心や正義感が皆無なわけではない為、ヒーローらしいことをすることもある。アイドルの内田ゆりのファン。
劇中で言葉を発するシーンはないものの言いたい事は相手に伝わり、相手がダイナマンの言っていることを口にするというスタイルになっている。又、口も描かれていないが飲食はできる。
最終回で皇帝の部下の不意打ちを受けて一度死亡したが、100万人に1人の奇跡でハイパーダイナマンとなって蘇った。ヒーローとして力も大幅にパワーアップしたが、スケベな性格も一緒にパワーアップした。ボムボム星に帰還する話を断り、王様に「地球の悪を根絶やしにするまで帰らない」と宣言し、見違えるように立派になり、地球に留まる事を選んだ。
光・直樹(ひかる・なおき)
見栄春 春雄(みえはる はるお)
見栄春の友人(本名不明)
白百合 香(しらゆり かおり)
忌野 怪子(いまわの かいこ)
相川 奈々江(あいかわ ななえ)
博士(本名不明)
内田 ゆり(うちだ)
ドロボー(本名不明)
作者
徳田(とくだ)
カブキ
宇宙
ボムボム星
地球から気が遠くなる程遠い所にある星。その名の通り、爆弾の形をしていて、土星のように輪がある。
王様(本名不明)
けらい(本名不明)
ガンダマン
ターバン
ボムボム星のヒーローの1人。その名の通り、頭にターバンを被った蛇使い。UFOは、壺型ガンダマンがダイナマンを連れ帰るのに失敗した後、2人目の使者として同じく適当に選ばれ地球にやって来た。3匹の蛇を操るが、蛇が冬眠している冬場はサーベルを使って戦う。ボムボム星には親が勝手に決めた許婚・ローズマリーンがおり、彼女によって何度も死にかけるはめになった。ガンダマンとの合流後は一反は共に帰ろうとしたが、UFO着陸地点にあったダイナマンの家を潰してしまい、怒ったダイナマンにUFOを破壊されて帰れなくなった。
ガンダマンと共にホームレス同然の生活をしている。ボムボム星に帰るためや、金に目がくらみ、おこぼれを期待して邪魔星の刺客と手を結んだりと、ヒーローと思えない事をする。
最終回でも立派になったダイナマンと違い、2人共まったく成長が見られなかったので、王様に置き去りにされた。
ローズマリーン
邪魔星
悪の宇宙人の巣窟となっている星。ボムボム星同様、地球から気が遠くなるほど離れた場所にある。髑髏のような形の見るからに危なそうな外見をしている星。美醜の感覚は地球やボムボム星とは正反対をしている。通貨単位はマニー。
皇帝(本名不明)
刺客達
邪魔星からダイナマン達を倒すため送られた、悪の宇宙人達。
シャドーマン
マダムーン
ガメツイン
刺客第3号。S88星雲一の賞金稼ぎ。その名の通り金にがめつい性格。首にがま口を提げ、背中にそろばんを背負っている。そろばんを地面に突き刺すことで大地に根を張るものなら何でも操ることが出来る。自ら地球に行くと皇帝の部下に志願し、報酬として300万マニーを要求したが通らず、交通費さえも碌に出なかった。ガンダマン達と手を組みダイナマンを捕まえたが、逆にダイナマンに500円で雇われてガンダマン達を裏切った。それまで金を得るためには、賞金稼ぎしかないと思っていたが、ダイナマンと話し合った末、賞金稼ぎを辞めて地球に残り、とある会社の経理部に就職した。そのため邪魔星では裏切り者扱いされ、サトリーンの抹殺の対象に入れられていた。刺客で唯一ダイナマンと親交を深めた人物。
サトリーン
カワリーン
バブルーン
ダマシーン
コギャルーン
コーリーン
ゴロニャーン
クワガターン
エカキーン
エルドラドーン
パパラッチーン
モノノフーン
サーベルーン&ガードーン
刺客第17・18号。サーベルーンはサーベルの姿をしていて、本人いわく何でも切り裂く事が出来るらしい。自分を所持した者を操る事が出来、サーベルをモノノフーンに壊され武器を失ったターバンに憑り付いた。ガードーンは盾を前に装備し、2枚刃の剣を持った宇宙人。本人いわく、壊せる物は無い。サーベルーンはガンダマンを、ガードーンはダイナマンをそれぞれ襲っていたが、その最中、互いに対面する。その時、ガンダマンにそそのかされ、どっちが強いか勝負をする事に。その結果サーベルーンは粉々に砕け散り、ガードーンは盾を破壊され、ターバン共々爆破された。ちなみにガードーン本人自体は特に特徴のない宇宙人だった。2人の元ネタは矛盾。
ウラシマーン
ウエスターン
番外編
どれも本編とは関連のないパラレルの話。本編のキャラも出てこない。
刑事編
ダイナマン刑事長が、爆弾を武器に部下と共に犯罪者達や悪と戦う。
ダイナマン刑事長
部下(本名不明)
昔話編
有名なおとぎ話や、偉人の逸話を元としたパロディの話。
ダイナももたろう
この他、赤ずきん、猿蟹合戦、眠り姫、泣いた赤鬼、白雪姫、 コロンブスなど、和洋問わず様々な昔話や童話、偉人伝のパロディがあった。
OLダイ子
とある会社に勤めるOL、ダイ子を主役とした話。作者のネタ切れに伴って僅か5回で終了するも、その後読者の声で復活して、終盤まで続いた。
用語・道具
武器
爆弾
ロブスター
サーベル
針
杖
そろばん
アイテム類
ダイナマンハウス
マニー
UFO
ダイナマン・ガンダマン・ターバンのUFOはそれぞれ、爆弾・カウボーイハット・壺型をしていたが、全てダイナマンの爆弾の爆破によって大破している。
発明品
博士が作った発明品。効果は本物の、本当に凄い品もあるが、その殆どが碌でもない代物ばかりだった。
透明人間になる薬
小さくなる薬
小さくなる薬その1
小さくなる薬その2
惚れ薬
博士は悪用するなと言ったが、ダイナマンは悪用する気満々だった。しかし地面に落として割ってしまい、本人の気持ちを察し、ダイナマンのことを諦めようとしていた白百合の恋心を復活させてしまった。
ダイナマシン
スパイセット
その他
ギャグ王
ダイナマンの単行本
TVCM
ギャグ王が発行されていた頃にTV放映されていたCM。ダイナマンがギャグ王型の爆弾をあちこちの家に投げ込んで、笑いを届けるといった内容。漫画内で再現された際には、作者の家で届けるが、爆風で原稿を燃やしてしまった。