すずめの戸締まり
以下はWikipediaより引用
要約
『すずめの戸締まり』(すずめのとじまり、英: Suzume)は2022年(令和4年)に公開された日本のアニメーション映画。脚本・監督は新海誠。日本各地の廃墟に点在する災いの出口・“扉”を閉じていく少女の解放と成長を描くロードムービー。
ストーリー
宮崎県の静かな町で叔母・岩戸 環(いわと たまき)と暮らす17歳の女子高校生・岩戸 鈴芽(いわと すずめ)はある日夢を見る。一人の幼い少女が廃墟も立ち並ぶ草原の中をひたすら歩き、母を探すも見つからず疲れ果て蹲る。そこに一人の女性が歩いてくる。その女性を少女は見つめるがその瞬間鈴芽は夢から目覚めてしまう。
2023年9月25日。鈴芽は青年・宗像 草太(むなかた そうた)と登校中すれ違う。鈴芽は彼が気になり通学路を引き返し後を追い、山中の今は廃れたリゾート地にある廃屋で水溜りの中に佇んでいた一つの古い扉を見つける。鈴芽は何かに引っ張られるように扉に手を伸ばし、引き込まれる。その扉の向こうの世界には、広い草原と全ての時間が混ざりあった空があった。鈴芽はその世界に驚愕し足を踏み入れようとしたが何故か世界に入れず、足元にあった猫の形をした石を見つける。好奇心からその石を持ち上げると白い猫に姿を変え逃亡し、それを見た鈴芽も堪らずその場から去っていった。
鈴芽がようやく登校し友人らと昼食を取ろうとした時に窓の向こうの山から煙が登っているのを目撃するが、彼女以外誰にも見えていなかった。その時緊急地震速報のアラームが教室中に響き渡る。揺れは直ぐ収まったが鈴芽は煙が赤黒くなり空へと登っていくのを目撃するもこれも彼女以外誰にも見えなかった。堪らず彼女は再び廃屋へと向かうがそこには必死に戸締まりしようとしている草太の姿があった。彼は鈴芽に警告するかも煙のようなものの勢いに押され吹き飛ばされる。鈴芽は駆け寄るが地中から金色の細い糸が現れ煙に付着すると煙が倒れ町中を再び地震が襲う。落下してきた鉄骨から鈴芽を庇い怪我を負いながらも草太は再び戸締まりしようとし、そこに鈴芽も加わる。草太が何かを唱えたその時、幾つもの温泉街が繁栄していた頃の人々の声が鈴芽の耳に入り二人は戸締まりに成功する。
その後怪我した草太を介抱するため鈴芽は家へ向かう。彼は『扉』を探して締めることで、要石で封印していた日本列島の下をうごめくミミズの暴走を防ぐべく仕事をしていたことを伝え互いに自己紹介を済ますと痩せた白い猫が再び現れる。鈴芽が餌を与え「うちの子になる?」と話すと「うん」と人間の言葉で返す。更に「すずめ、優しい、好き」「お前は、邪魔」と話した瞬間、草太は鈴芽がまだ幼い頃に使っていた三本足の椅子に姿を変えられてしまう。二人は驚き草太は白い猫を追い二階の窓から飛び降りる。続けて鈴芽も追おうとすると彼女が心配で帰宅した環と鉢合わせになるが鈴芽は急いで向かう。彼女は通行人らの注目を浴びながら白い猫と草太が乗船したフェリーに乗船する。草太は猫と対峙するも猫は巡視船に飛び移り逃げられてしまう。
フェリーで一晩を過ごした鈴芽と草太は愛媛に到着したのちに猫を探す。道中ですれ違いざまに原付から落ちたみかんを二人がキャッチしたことで、民宿で働く海部 千果(あまべ ちか)と出会う。千果と会話をしている最中に二人は再びミミズを目撃する。千果の協力も得て二人は後ろ戸がある中学校に辿り着き後ろ戸を締める。その後千果の民宿で一晩を過ごし別れた二人はヒッチハイクをしようとしたが中々うまく行かず、さらには雨も降り始めたことからバス停に向かう。そこへ立ち寄ったスナックのママ、二ノ宮 ルミ(にのみや るみ)と出会い、彼女の助けを得て神戸へと向かう。ルミの子どもたちの面倒を見ながらスナックの手伝いをしていたが席に座っていたダイジンを目にする。追いかける道中でまたもミミズを目撃し、二人は後ろ戸がある廃れた遊園地に向かい、草太はダイジンを捕らえようとタックルするが遊園地の電源が作動し鈴芽は観覧車で落下しそうになりながらも奮闘するが窓から再び夢で見た光景を目にして触れようとする。その様子を見た草太は急いで彼女の元に向かい呼びかけ、鈴芽は気を取り戻し観覧車の後ろ戸を締める。その後ルミのバーで一夜を過ごし駅でルミと別れる。
二人は東京に到着し草太のアパートへと向かい部屋で様々なミミズに関する文献を読み漁っていた時、草太の友人の芹澤 朋也(せりざわ ともや)と出会うが小さな揺れが襲い、鈴芽は部屋の外に出ると近くで動いていたミミズの姿を目にする。彼女と草太は急いで後ろ戸の元へと向かうがダイジンも現れる。二人はダイジンを追い、後ろ戸は地下にあることを知るがその時再び揺れが襲い、東の要石も抜けてしまったことに気がつく。一人でミミズに飛び乗った草太の後を追うように鈴芽もミミズに飛び乗り、二人は東京上空に上昇する。ミミズは空へと高く登り始め、やがて広がっていき東京の上空を覆ってしまう。そしてダイジンと対峙した二人はダイジンに説得するもダイジンは草太に「かなめいしはおまえだ」と伝える。草太は段々凍りついて行き要石と化してしまう。その様子を見た鈴芽は涙を流すがミミズが地面に向かって落下し始め、要石になった草太を刺すしかないと悟った鈴芽は要石をミミズに突き刺す。ミミズは爆散し鈴芽は空から落下するがダイジンが巨大化しすずめを守る。地下ですずめは後ろ戸の向こうの常世でミミズに刺さっていた草太を目撃するがやはり常世には入れなかった。そこにダイジンが鈴芽の元にすり寄るが彼女はダイジンを拒絶する。ダイジンはみるみる痩せていき何処かへと立ち去る。後ろ戸を締め、地上に出た鈴芽は草太の育ての親であり閉じ師の師匠でもある祖父の宗像羊朗の入院している病院へ行き、常世へ入る方法を聞く。草太を助けに行くことを決意し草太の部屋で身支度し出発すると御茶ノ水駅前で芹澤に声をかけられそこに鈴芽を迎えにいくために来た環も鉢合わせする。更にダイジンも乗車し一同は東京を発つ。
一同は道の駅大谷海岸に到着する 。彼女を心配していた環は鈴芽と口喧嘩をするも鈴芽とダイジンは側にいた巨大な黒い猫に気付く。猫は「サダイジン」と名乗りダイジンは応戦するも咥えられ、環は一瞬気を失う。一同はサダイジンを載せ実家へと向かうがオープンカーが故障してしまう。それに焦った鈴芽は二匹と実家へ走って向かうも環も廃棄されていた自転車に乗り、後を追う。鈴芽達は今は無き実家の跡地に辿り着く。近くを掘り「すずめのだいじ」と書かれた缶を見つけ開き、日記帳を見つける。開くと3月11日からページが黒く塗りつぶされていたが最後のページには夢で見た光景、そしてかつての彼女を常世へと導いた一枚の扉が描かれていた。彼女は扉を探しダイジンに声をかけられ、後を追うと草木に覆われた今は錆びた扉を見つけ、ダイジンはこれまで後ろ戸のある場所に案内していたことに気づいた鈴芽はダイジンに礼を言い、元気を取り戻したダイジン、サダイジンと共に常世へ向かう。
常世へと入った鈴芽とダイジン、サダイジンは再び扉から抜け出そうとするミミズを目にするがサダイジンが巨大化し応戦する。鈴芽はダイジンと共に要石と化した草太の元に駆け寄り抜こうとするも抜けずダイジンも加わり必死に抜こうとすると鍵が光り草太の声を耳にする。鈴芽は完全に凍りつきかけていた草太を救い、そして要石を引き抜いたのだった。鈴芽はようやく草太と再会するがダイジンは力尽き「鈴芽の手で 元に戻して」と話し要石へと姿を変える。草太は祝詞を唱え、鈴芽は人々の声を耳にする。サダイジンの手により空中へと転移した二人はミミズの先頭に要石を突き刺す。ミミズは倒れやがて草木が生い茂った丘へと姿を変える。燃え盛っていた周辺もも広い草原と化していった。
その後鈴芽は常世に迷い込んだ幼い鈴芽を見つける。母を探す彼女にかつて夢で見た白い服の姿で駆け寄り諭すが彼女は諦めず泣きながら母を探そうとする。鈴芽は幼い彼女に再び諭す。幼い彼女が「お姉ちゃん、誰?」と問うと鈴芽は「私は、すずめの、明日」と答え、三本足の椅子を託す。彼女は扉から出ようとし振り返ると、その丘には一人の女性と男性が見守っていた。全てが終わり二人は常世から帰還し、鈴芽は「行ってきます」と呟き扉を締めた。その後草太と別れ、鈴芽は、草太と辿った道を環らと辿り帰路につく。
戸締まりの旅から数か月後のある2月の朝。鈴芽は登校中に草太とかつてすれ違った通学路で彼女に会いに来た彼の姿を見つける。そして鈴芽は「おかえり」と話しかけ、微笑んだのだった。
登場人物
岩戸 鈴芽(いわと すずめ)
声 - 原菜乃華(幼少時代:三浦あかり)
本作品の主人公。2006年5月24日生まれ。出身と故郷は岩手県宮古市赤前地区。宮崎県の静かな町で叔母の環と2人で暮らす17歳の女子高校生。4歳の頃に母親を亡くす。脚が一本欠けている椅子(母の形見)を大切にしている。
宗像 草太(むなかた そうた)
ダイジン
声 - 山根あん
人間の言葉を話す白い猫の姿をした神獣。扉が存在する場所に現れては鈴芽たちを翻弄する。街の人々から白くもっさりと蓄えたヒゲが昔の大臣のように見えることから「ダイジン」と名付けられており、以降鈴芽達からも呼ばれている。
実はすずめが最初にたどり着いた廃墟の後ろ戸を封印していた西の要石であり、何も知らないすずめが引き抜いたことによって、猫の形を象った石から元の姿に戻って逃げ去ってしまう。やせこけた姿ですずめと再会した際に彼女に親切にされた嬉しさからすずめに懐き、傍らにいた草太を邪魔ものとみなして呪いをかけすずめの椅子に姿を変えてしまった。怒った草太に追いかけられると同時に逃げ出し、後を追うすずめたちをその先々で開いていく後ろ戸へと導いていく。
草太の家にあった古文書によると、生前は奈良県の子どもの閉じ師だった。西の要石がミミズとの戦いに敗れて泡となってしまった際、西の閉じ師・石上(いそのかみ)氏に「自分が要石になる」と申し出、要石となった。
岩戸 環(いわと たまき)
岡部 稔(おかべ みのる)
二ノ宮 ルミ(にのみや るみ)
海部 千果(あまべ ちか)
声 - 花瀬琴音
鈴芽が愛媛で出会う同い年の活発な少女。伊予弁を話す。千果が愛媛県新居浜市の新居浜ナンバーを取り付けた原付から落としたみかんを草太と鈴芽がキャッチした縁で仲良くなる。家族経営の民宿「あまべ」で働いている。鈴芽の宿泊や食事を世話した上、別れる際に制服では目立つから、と私服を譲る。鈴芽と草太(椅子の姿)の愛媛で扉を閉じる学校は、千果の昔の中学校であり、土砂災害で廃棄された、と言う。
岩戸 椿芽(いわと つばめ)
芹澤 朋也(せりざわ ともや)
声 - 神木隆之介
草太の友人。愛車は中古車で大石という先輩から安く買えた赤色のアルファロメオ・ジュリア似のコンバーチブル。2001年7月6日生まれの芹澤家長男。教師を目指しており、立教大学教育学部に在籍している(なお、立教大学に同学部は実在しない。文学部教育学科はある)。口は悪いが、草太を心配するなど友達思いな性格。喫煙者。
宗像 羊朗(むなかた ひつじろう)
ミキ
用語
扉
すずめの椅子
要石
ミミズ
常世
すずめのだいじ
作品の舞台・モデル
公開後、モデルとなった場所にファンが訪れる、いわゆる「聖地巡礼」が話題となり、各地でそれに合わせた取り組みが行われている。また、今作の公開前から製作委員会が公式サイトやTwitterで「映画『すずめの戸締まり』ご鑑賞後、本編中に登場する、または関連のある場所への訪問をされる皆様におかれましては、近隣住人の方々へのご配慮、及び節度のある行動、マナーに十分心掛けながらお過ごし頂きます様、お願い申し上げます。」と注意喚起をしている。
宮崎県
宮崎県が冒頭の舞台になった理由について、新海誠監督は『宮崎日日新聞』の取材に「宮崎が日本神話の始まりの場所であるから」と答えている。また、主人公、すずめの名前についても「(日向神話の)アメノウズメノミコトの『ウズメ』から取った」と話している。
日南市
油津港
熊本県
湯の鶴温泉
大分県
枝立温泉
湯平温泉
豊後森機関庫
祇園踏切
佐賀関港
九四オレンジフェリー
愛媛県
愛媛が映画の舞台のモデルの一つになった理由について「去年ロケハンに来て、色々愛媛を歩いて回って。ちょうどこの場所をすずめが経由していくと、映画前半の楽しいムードをより強くできるかなと思って、愛媛を通過することにしたんです」と監督の新海は語っている。
八幡浜港
八幡浜駅
JR四国「キハ54」
関川駅
伊予大洲駅
大洲城
大谷池周辺
下灘駅
岡山県
鷲羽山ハイランド
兵庫県
監督の新海は、「かつて大きな災害に遭ったが、それを乗り越え、ごく普通の生活を送っている人たちと鈴芽を出会わせたかった。必ずしも日々が順調でも平穏でもなくても、大変さを感じさせない。旅ですれ違った温かな思い出として、鈴芽の心に残る場所になるように、と考えた」と作中に神戸の町が登場する理由を語っている。
明石海峡大橋
東山商店街・二宮商店街
神戸おとぎの国
六甲山
新神戸駅
東京都
東京駅
御茶ノ水駅
聖橋・神田川
順天堂大学医学部附属順天堂医院
損保ジャパン本社ビル
ビックカメラAKIBA
栃木県
大谷資料館
宮城県
道の駅大谷海岸
岩手県
すずめの実家
織笠駅
はまゆり
三重県
佐瑠女神社(さるめ神社)
スタッフ
原作・脚本・監督 | 新海誠 |
キャラクターデザイン | 田中将賀 |
企画・プロデュース | 川村元気 |
エグゼクティブプロデューサー | 古澤佳寛 |
プロデューサー | 岡村和佳菜、伊藤絹恵、伊藤耕一郎 |
作画監督 | 土屋堅一 |
美術監督 | 丹治匠 |
演出 | 徳野悠我、居村健治、原田奈奈、下田正美、湯川敦之、井上鋭、長原圭太 |
CG監督 | 竹内良貴 |
音楽 | RADWIMPS、陣内一真 |
音楽プロデューサー | 成川沙世子 |
音響監督 | 山田陽 |
音響効果 | 伊藤瑞樹 |
撮影監督 | 津田涼介 |
色彩設計 | 山本智子 |
助監督・特殊効果 | 三木陽子 |
アシスタントプロデューサー | 加瀬未来、今福太郎 |
制作 | コミックス・ウェーブ・フィルム |
制作プロデュース | STORY inc. |
製作 | 「すずめの戸締まり」製作委員会 (コミックス・ウェーブ・フィルム、東宝、STORY inc.、voque ting、KADOKAWA、ジェイアール東日本企画、ローソングループ、アニプレックス) |
配給 | 東宝 |
製作
監督の新海誠は「(2011年から)10年間は、ずっと3.11のことを考えながら映画を作っていた」と振り返り、本作でも東日本大震災をテーマに選んだ。そして前2作の『君の名は。』『天気の子』では震災を彗星や天候がもたらす災害というように形を変えて描いていたが、本作では震災で親を失い、故郷を離れた女子高校生を主人公とすることで直接描いている。新海は完成報告記者会見で、「観客の多くは10歳代で、共通体験としての震災が薄くなっている。でも今なら同じ気持ちを共有できるかもしれない」とその思いを語った。
新海は舞台挨拶などで全国を回った経験から、地方では過疎化が進み、かつての賑わいが失われた場所が増えたことを実感し、「新しい建造物を建てるときには地鎮祭のような儀式があるが、町でも土地でも"終わる"ときには葬式のような儀式は存在しない。それならば人々の思いや記憶が眠る廃墟を悼み、鎮める物語を作ろう」と考えて本作を制作した。そして「場所を悼む」という物語の原型を膨らませた結果、ストーリーの構造上、必然的にロードムービーといった形式になった。
新海は本作に影響を与えた作品として、村上春樹の『かえるくん、東京を救う』や、宮崎駿監督の『魔女の宅急便』を挙げている。
経緯
- 2020年(令和2年)
- 1月 - 企画開発開始(3月まで)
- 4月 - 脚本開発開始(8月まで)
- 9月 - 絵コンテ開発開始(翌年12月まで)
- 2021年(令和3年)
- 4月 - 作画作業開始
- 12月15日 - 製作発表会見にてタイトル、ティーザービジュアル、主要スタッフ(キャラクターデザイン、作画監督、美術監督など)、公開時期(2022年秋)が発表された。
- 2022年(令和4年)
- 4月9日 - 朝日新聞朝刊の全面広告にて、ポスターが発表され、公開日(2022年11月11日)と主人公・鈴芽の姿が明らかになった。
- 4月10日 - 20時から特報映像が公開。新海は同日にTwitterにて「歌い手の方も、作曲家の方も、いずれ明らかになりますので楽しみにしていてください」とツイート。
- 6月10日 - KADOKAWA「カドブン夏フェア2022」の無料配信の小冊子にて、新海による『小説 すずめの戸締まり』の一部を先行配信。
- 7月5日 - 岩戸鈴芽役のキャストが発表。
- 7月15日 - 予告編公開。
- 8月24日 - KADOKAWAより『小説 すずめの戸締まり』発売。
- 9月6日 - 宗像草太役のキャストが発表。
- 9月20日 - RADWIMPS、陣内一真が本作の作曲を手掛けることが発表、また、十明が本作の主題歌を担当することが発表された。
- 9月30日 - RADWIMPS 『すずめ feat.十明』 を主要音楽配信サイト・各種サブスクリプションサービスにて配信開始。
- 10月上旬‐ダビング(映像と音楽を合わせる作業)開始。
- 10月21日 - 完成。
- 10月25日 - 完成報告会見。
- 10月28日 - RADWIMPS『カナタハルカ』を主要音楽配信サイト・各種サブスクリプションサービスにて配信開始。
- 10月28日 - 同日放送の『金曜ロードショー』(日本テレビ系列)において、本編冒頭の映像12分間が公開された。この冒頭映像は翌29日18時から一部の定額制動画配信サービスでも公開された。
- 11月7日 - 各地のIMAXスクリーンにて先行上映を開催。
- 11月11日 - 映画公開。また同日にRADWIMPS&陣内一真よりサウンド・トラック『すずめの戸締まり』を発売する。CDでの発売と、主要音楽配信サイト・各種サブスクリプションサービスにて配信される。
- 2023年(令和5年)
- 3月8日 - RADWIMPS&陣内一真より『すずめの戸締まり』のサウンド・トラックのアナログ盤を発売。
- 5月27日 - 日本国内での劇場公開を終了。
- 5月28日 - 宮城県気仙沼市の気仙沼市民会館にて、「気仙沼プレミアム上映会」を開催。
- 9月20日 - 本作のBlu-ray&DVDを発売。また、Blu-ray&DVDの発売されること、本作が主に2023年9月25日から9月29日までの計5日間の出来事であることを記念して9月20日から10月5日まで、全国100館で『おかえり上映』が開催された。おかえり上映では、来場者特典として数量限定でオリジナルクリアファイルが配布された。また、新海誠監督の舞台挨拶も行われ、初日となった9月20日の東京・TOHOシネマズ日比谷では、新海誠監督と岩戸椿芽役の花澤香菜による舞台挨拶が実施された。
- 1月 - 企画開発開始(3月まで)
- 4月 - 脚本開発開始(8月まで)
- 9月 - 絵コンテ開発開始(翌年12月まで)
- 4月 - 作画作業開始
- 12月15日 - 製作発表会見にてタイトル、ティーザービジュアル、主要スタッフ(キャラクターデザイン、作画監督、美術監督など)、公開時期(2022年秋)が発表された。
- 4月9日 - 朝日新聞朝刊の全面広告にて、ポスターが発表され、公開日(2022年11月11日)と主人公・鈴芽の姿が明らかになった。
- 4月10日 - 20時から特報映像が公開。新海は同日にTwitterにて「歌い手の方も、作曲家の方も、いずれ明らかになりますので楽しみにしていてください」とツイート。
- 6月10日 - KADOKAWA「カドブン夏フェア2022」の無料配信の小冊子にて、新海による『小説 すずめの戸締まり』の一部を先行配信。
- 7月5日 - 岩戸鈴芽役のキャストが発表。
- 7月15日 - 予告編公開。
- 8月24日 - KADOKAWAより『小説 すずめの戸締まり』発売。
- 9月6日 - 宗像草太役のキャストが発表。
- 9月20日 - RADWIMPS、陣内一真が本作の作曲を手掛けることが発表、また、十明が本作の主題歌を担当することが発表された。
- 9月30日 - RADWIMPS 『すずめ feat.十明』 を主要音楽配信サイト・各種サブスクリプションサービスにて配信開始。
- 10月上旬‐ダビング(映像と音楽を合わせる作業)開始。
- 10月21日 - 完成。
- 10月25日 - 完成報告会見。
- 10月28日 - RADWIMPS『カナタハルカ』を主要音楽配信サイト・各種サブスクリプションサービスにて配信開始。
- 10月28日 - 同日放送の『金曜ロードショー』(日本テレビ系列)において、本編冒頭の映像12分間が公開された。この冒頭映像は翌29日18時から一部の定額制動画配信サービスでも公開された。
- 11月7日 - 各地のIMAXスクリーンにて先行上映を開催。
- 11月11日 - 映画公開。また同日にRADWIMPS&陣内一真よりサウンド・トラック『すずめの戸締まり』を発売する。CDでの発売と、主要音楽配信サイト・各種サブスクリプションサービスにて配信される。
- 3月8日 - RADWIMPS&陣内一真より『すずめの戸締まり』のサウンド・トラックのアナログ盤を発売。
- 5月27日 - 日本国内での劇場公開を終了。
- 5月28日 - 宮城県気仙沼市の気仙沼市民会館にて、「気仙沼プレミアム上映会」を開催。
- 9月20日 - 本作のBlu-ray&DVDを発売。また、Blu-ray&DVDの発売されること、本作が主に2023年9月25日から9月29日までの計5日間の出来事であることを記念して9月20日から10月5日まで、全国100館で『おかえり上映』が開催された。おかえり上映では、来場者特典として数量限定でオリジナルクリアファイルが配布された。また、新海誠監督の舞台挨拶も行われ、初日となった9月20日の東京・TOHOシネマズ日比谷では、新海誠監督と岩戸椿芽役の花澤香菜による舞台挨拶が実施された。
音楽
『君の名は。』、『天気の子』に引き続きRADWIMPSが音楽を担当しているが、本作は加えて作曲家の陣内一真も参加した。レコーディングの一部は、新海誠監督作品初となる海外で実施。
2022年11月11日に、本作で使用されている25曲の劇伴と2曲の主題歌「すずめ feat.十明」「カナタハルカ」を収録し、映画制作の過程で生まれた野田洋次郎が歌う本編未収録の新曲「Tamaki」「すずめの涙」も収録しているRADWIMPS&陣内一真のアルバム『すずめの戸締まり』が発売された。
挿入歌
- 神戸のルミのスナック
- 「2億4千万の瞳-エキゾチック・ジャパン-(郷ひろみ)」(小説版)
- 「俺ら東京さ行ぐだ(吉幾三)」(小説版)
- 「男と女のラブゲーム(日野美歌、葵司郎)」
- 「ギザギザハートの子守唄(チェッカーズ)」
- 新神戸駅の発車メロディー
- 「銀河鉄道999(ゴダイゴ、タケカワユキヒデ)」
- 芹澤 朋也の車内BGM
- 「ルージュの伝言」(荒井由実)
- 「SWEET MEMORIES」(松田聖子)
- 「夢の中へ」(井上陽水)
- 「卒業」(斉藤由貴)
- 「バレンタイン・キッス」(国生さゆり with おニャン子クラブ)
- 「けんかをやめて」(河合奈保子)
- 「2億4千万の瞳-エキゾチック・ジャパン-(郷ひろみ)」(小説版)
- 「俺ら東京さ行ぐだ(吉幾三)」(小説版)
- 「男と女のラブゲーム(日野美歌、葵司郎)」
- 「ギザギザハートの子守唄(チェッカーズ)」
- 「銀河鉄道999(ゴダイゴ、タケカワユキヒデ)」
- 「ルージュの伝言」(荒井由実)
- 「SWEET MEMORIES」(松田聖子)
- 「夢の中へ」(井上陽水)
- 「卒業」(斉藤由貴)
- 「バレンタイン・キッス」(国生さゆり with おニャン子クラブ)
- 「けんかをやめて」(河合奈保子)
公開
興行成績
日本では、2022年(令和4年)11月11日に全国公開され、公開3日間(11日~13日)の興行成績(11月7日実施のIMAX先行上映分含む)が発表され、観客動員数133万1081人、興行収入18億8421万5620円を記録。新海誠監督作品史上最高となる。
公開初週は全国のシネマコンプレックスが本作の上映回数に影響され、他作品の上映回数が減少するケースが相次いだ。これに対し、ジャーナリストの宇野維正は、「8月以降、新作では最終興収30億円の大台にギリギリ届きそうな『沈黙のパレード』をほとんど唯一の例外として、『ONE PIECE FILM RED』におんぶに抱っこ状態だった国内の映画興行。『すずめの戸締まり』は待ちに待った「大ヒットが約束された作品」なのだ。「観客を取りこぼすようなことがあっては、経営が傾いてしまうシネコン運営会社だって少なくないはずだ。」と理解を示している。
2022年12月26日に7週目の興行成績が発表され、公開45日間で興行収入100億円を達成した。これで『君の名は。』、『天気の子』に続いて、3作品連続で興収100億円を突破した。
2023年2月6日に、公開87日で観客動員数が1000万人を突破したと発表された。新海誠監督の観客動員数が1000万人を突破するのは『君の名は。』、『天気の子』に続き、3作連続の記録となる。
2023年3月27日に、20週目の週末(3月24日・25日・26日)の累計興行収入143.1億円で、前作「天気の子」(142.3億円)を超え、「歴代興収ベストランキング」で14位となった。
2023年5月27日をもって終映した。
最終興行収入は147億9478万2390円、観客動員人数は1115万2970人となった。歴代興行収入ランキングでは、最終的に14位にライクインしている。
2023年7月27日に、興行収入は東宝の会見で148.6億円に上方修正された。
なお、2023年より週末興行成績ランキングの集計日が金土日の3日間に変更された。
動員数 (万人) |
興行収入 (億円) |
備考 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
週末 | 累計 | 週末 | 累計 | |||
1週目の週末 (2022年11月12日・13日) |
1位 | 98.3 | 133.1 | 13.9 | 18.8 | |
2週目の週末 (11月19日・20日) |
82.9 | 299.6 | 11.5 | 41.5 | ||
3週目の週末 (11月26日・27日) |
61.2 | 460.4 | 8.4 | 62.7 | ||
4週目の週末 (12月3日・4日) |
2位 | 55.5 | 561.5 | 7.5 | 76.0 | 週末動員数1位は『THE FIRST SLAM DUNK』。 |
5週目の週末 (12月10日・11日) |
43.2 | 636.7 | 5.7 | 85.9 | ||
6週目の週末 (12月17日・18日) |
31.6 | 693.9 | 4.1 | 93.4 | ||
7週目の週末 (12月24日・25日) |
29.9 | 745.2 | 4.0 | 100.1 | 公開45日で興収100億円を突破。 | |
8週目の週末 (12月31日・2023年1月1日) |
19.9 | 2.5 | 109.9 | 1月3日まで累計興収113.5億円、動員851万人。 | ||
9週目の週末 (1月6日・7日・8日) |
28.1 | 913.0 | 3.8 | 121.3 | 累計動員・興収は1月9日(祝日)までのもの。 | |
10週目の週末 (1月13日・14日・15日) |
19.3 | 939.8 | 2.6 | 124.9 | ||
11週目の週末 (1月20日・21日・22日) |
16.3 | 963.8 | 2.2 | 128.0 | ||
12週目の週末 (1月27日・28日・29日) |
4位 | 20.0 | 990.1 | 2.7 | 131.6 | |
13週目の週末 (2月3日・4日・5日) |
5位 | 1009.5 | 1.4 | 134.2 | 公開87日で観客動員数1000万人突破。 | |
14週目の週末 (2月10日・11日・12日) |
4位 | 1023.1 | 1.2 | 136.0 | ||
15週目の週末 (2月17日・18日・19日) |
9位 | 1034.6 | 0.9 | 137.5 | ||
16週目の週末 (2月24日・25日・26日) |
7位 | 1048.5 | 1.0 | 139.3 | ||
17週目の週末 (3月3日・4日・5日) |
8位 | 1057.3 | 0.6 | 140.4 | ||
18週目の週末 (3月10日・11日・12日) |
7位 | 1064.8 | 0.6 | 141.4 | ||
19週目の週末 (3月17日・18日・19日) |
圏外 | 1071.5 | 0.4 | 142.2 | ||
20週目の週末 (3月24日・25日・26日) |
1078.7 | 0.5 | 143.1 | 前作「天気の子」を超え、歴代14位へ浮上。 | ||
21週目の週末 (3月31日・4月1日・2日) |
1085.4 | 143.9 | ||||
22週目の週末 (4月7日・8日・9日) |
1089.8 | 144.5 | ||||
23週目の週末 (4月14日・15日・16日) |
1092.2 | 144.8 | ||||
24週目の週末 (4月21日・22日・23日) |
1094.6 | 145.1 | ||||
25週目の週末 (4月28日・29日・30日) |
1096.9 | 145.4 | ||||
26週目の週末 (5月5日・6日・7日) |
1102.4 | 0.3 | 146.1 | |||
27週目の週末 (5月12日・13日・14日) |
1105.7 | 146.6 | ||||
28週目の週末 (5月19日・20日・21日) |
1109.3 | 147.1 | ||||
29週目の週末 (5月26日・27日) |
8位 | 1115.* | 147.9 | 歴代興収14位となる。 | ||
最終 | 148.6 |
海外
海外での公開が決定しており、『君の名は。』、『天気の子』の公開規模を上回る199の国と地域で公開される。クランチロールは、ソニー・ピクチャーズ・リリーシング(ソニー・ピクチャーズ・リリーシング・インターナショナル名義)およびワイルド・バンチ・インターナショナルと提携しアジアを除く世界配給権を獲得し、2023年4月12〜14日の間に、北米、ヨーロッパ、ブラジル、オーストラリアなどで一斉公開される。配給については、クランチロールは北米配給を担当し、北米以外の地域では、クランチロールの親会社、ソニー・ピクチャーズが担当、ヨーロッパ地域では、ワイルド・バンチ・インターナショナル、ユーロズームが担当する。 ただしアジア地域については、今回のクランチロールを中心とした配給とは別の枠組となる。
海外公開がスタートし、公開された国・地域すべてで公開日デイリーランキング1位を達成し、海外の観客動員数が200万人を突破した。
アジア
韓国
公開初日に約14万3500人の観客動員を記録し、興行ランキング1位を記録。
公開6日で、観客動員数100万人を達成した。今年韓国で公開された映画の中で最速の動員数となる。
観客動員数が300万人を突破したことを受けて、新海誠監督が4月27日から4日間の日程で来韓。
中国
3月24日に公開され、公開前の前売り券が1億元(約19億円)を超えた。公開3日間で、動員数が1000万人以上、興行収入3.4億元(約65億円)を突破した。
4月4日に、興行収入6.11億元(約117億円)を記録し、これまで日本映画の1位だった『君の名は。』(5.74億元)を超えた。
4月17日に、興行収入7.52億元(約146億円)となり、日本での興行収入を超えた。
7月23日に、中国本土での上映を終了し、最終的に8.07億人民元の興行収入を上げ、『すずめの戸締まり』にとって最も興行収入の多い地域となった。
Dolby Cinema(ドルビーシネマ)での上映
地震および緊急地震速報の描写
本作では地震の描写があり、緊急地震速報を受信した際の音声が流れるシーンがあることから、公式サイト、公式Twitterおよび劇場において注意喚起がなされている。ただし、台湾限定で公開された中華民国国語(北京語)版で使用されている緊急地震速報の音声は、台湾で実際に使われている音声と同じものを使用している。
テレビ放送
評価
映画批評サイトRotten Tomatoesでは、『すずめの戸締まり』は、120件のレビュー中96%で、平均値は7.8/10を記録している。サイト側による批評家の見解の要約は「『すずめの戸締まり』は新海誠監督が以前の作品で設定した基準をわずかに下回っているものの、これほど視覚的にスリリングで感情的にインパクトがある結果の場合、多くの欠点を見つけるのは困難である」となっている。
受賞・ノミネート
賞 | 部門 | 対象 | 結果 | 出典 |
---|---|---|---|---|
第47回報知映画賞 | アニメ作品賞 | すずめの戸締まり | ノミネート | |
第77回毎日映画コンクール | アニメーション映画賞、大藤信郎賞 | ノミネート | ||
第46回日本アカデミー賞 | 優秀アニメーション作品賞 | 受賞 | ||
最優秀音楽賞 | RADWIMPS/陣内一真 | 受賞 | ||
話題賞 俳優部門 | 松村北斗 | 受賞 | ||
VFX-JAPANアワード2023 | 劇場公開アニメーション映画部門最優秀賞 | すずめの戸締まり | 受賞 | |
第73回ベルリン国際映画祭 | コンペティション部門 | ノミネート | ||
ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭 | シルバー・レイブン賞 | 受賞 | ||
ワールド・サウンドトラック・アワード | Discovery of the Year | RADWIMPS/陣内一真 | ノミネート | |
ニュータイプアニメアワード2022-2023 | 作品賞 劇場上映作品部門 | すずめの戸締まり | 第2位 | |
第16回アジア太平洋映画賞 | アニメーション映画賞 | ノミネート | ||
セレブレーション・オブ・シネマ&テレビジョン: オナリング・ブラック・ラティーノ・AAPIアチーブメント |
国際アニメ映画賞 | 受賞 | ||
インディアナ映画ジャーナリスト協会賞 | アニメ映画賞 | ノミネート | ||
外国語映画賞 | ノミネート | |||
第28回フロリダ映画批評家協会賞 | アニメ映画賞 | ノミネート | ||
2023シアトル映画批評家協会賞 | アニメ映画賞 | ノミネート | ||
2024アストラ映画賞 | アニメ映画賞 | ノミネート | ||
第19回オースティン映画批評家協会賞 | アニメ映画賞 | ノミネート | ||
第81回ゴールデングローブ賞 | アニメ映画賞 | ノミネート | ||
第44回ロンドン映画批評家協会賞 | アニメ映画賞 | 未決定 | ||
第48回サターン賞 | アニメ映画賞 | 未決定 | ||
第28回サテライト賞 | アニメーション・ミックスメディア映画賞 | 未決定 | ||
第51回アニー賞 | 長編作品賞 | 未決定 | ||
長編作品声優賞 | 松村北斗 | 未決定 | ||
長編作品脚本賞 | 新海誠 | 未決定 | ||
長編作品ストーリーボード賞 | 未決定 | |||
長編作品音楽賞 | RADWIMPS/陣内一真 | 未決定 | ||
長編作品キャラクター・アニメーション賞 | 土屋堅一 | 未決定 | ||
長編作品視覚効果賞 | 竹内良貴/瀬下寛之 | 未決定 |
- ドイツ・ベルリンで2023年2月16日から26日まで開催された第73回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に出品。日本アニメーションでは「千と千尋の神隠し」以来、21年ぶりとなる。23日午後に本作が、メイン会場のベルリナーレ・パラストで公式上映された。25日夜(日本時間26日未明)の授賞式で結果が発表されたが、ノミネートにとどまり受賞はしなかった。
メディアミックス
小説
- 新海誠『小説 すずめの戸締まり』KADOKAWA〈角川文庫〉、2022年8月24日。ISBN 9784041126790。
- 新海誠『すずめの戸締まり』KADOKAWA〈角川つばさ文庫〉、2022年10月13日。ISBN 9784046321909。
漫画
コミカライズが『月刊アフタヌーン』(講談社)にて、2022年12月号から2024年2月号まで連載された。漫画は甘島伝記が担当。
- 新海誠(原作)・甘島伝記(漫画)『すずめの戸締まり』講談社〈アフタヌーンKC〉、既刊2巻(2023年9月22日現在)
- 2023年3月23日発売、ISBN 978-4-06-530880-6
- 2023年9月22日発売、ISBN 978-4-06-532975-7
ビジュアルガイド
新海誠監督作品 すずめの戸締まり 公式ビジュアルガイド KADOKAWA、2023年1月16日。 ISBN 978-4041132296。
絵本
ハンバーガーチェーンのマクドナルド(日本マクドナルド)の「ハッピーセット」のおまけとして、2022年11月4日から前日譚『すずめといす』が一部店舗を除いて販売される。海島千本が平仮名名義の「うみしませんぼん」で絵を担当。
展覧会
作画や絵コンテ、美術背景などの貴重な制作資料を展示する「すずめの戸締まり展」を開催。札幌、大阪、金沢、福岡ほか順次全国巡回予定。
開催
プロモーション
入場者プレゼント
新海誠本
新海誠本2
「小説 すずめの戸締まり〜環さんのものがたり〜」
「小説 すずめの戸締まり〜芹澤のものがたり〜」
感謝の戸締まりポストカード
イベント・コラボ企画
舞台挨拶
- 「初日舞台挨拶」と称して、2022年11月11日にTOHOシネマズ六本木ヒルズスクリーン7で開催。登壇者は新海誠監督、岩戸 鈴芽役の原菜乃華、宗像 草太役の松村北斗、岩戸 環役の深津絵里、岡部 稔役の染谷将太、海部 千果役の花瀬琴音が登壇。
- 11月18日にTOHOシネマズ六本木ヒルズにて上映開始前の舞台挨拶の模様を全国の劇場で生中継された。
全国舞台挨拶キャンペーン「行ってきます日本」
『すずめの戸締まり』の公開を記念して、全国の劇場にて舞台挨拶を行うキャンペーン。
開催地 | 開催日 | 会場 | 上映回 |
---|---|---|---|
兵庫・大阪 | 2022年11月17日 | OSシネマズミント神戸 | 10:40の回上映終了後 |
OSシネマズ神戸ハーバーランド | 11:45の回上映終了後 | ||
TOHOシネマズなんば | 13:30の回上映終了後(IMAX上映) | ||
TOHOシネマズ梅田 | 15:40の回上映終了後 | ||
19:20の回上映開始前 | |||
静岡・愛知 | 2022年11月20日 | シネシティザート | 12:10の回上映終了後 |
TOHOシネマズららぽーと磐田 | 14:20の回上映終了後 | ||
109シネマズ名古屋 | 17:25の回上映終了後(IMAX上映) | ||
愛知 | 2022年11月21日 | TOHOシネマズ赤池 | 15:10の回上映終了後 |
ミッドランドスクエアシネマ | 16:45の回上映終了後 | ||
熊本 | 2022年11月23日 | TOHOシネマズ光の森 | 10:00の回上映終了後 |
TOHOシネマズ熊本サクラマチ | 15:40の回上映終了後 | ||
19:00の回上映開始前 | |||
福岡 | 2022年11月24日 | T・ジョイ博多 | 15:10の回上映終了後 |
18:30の回上映開始前 | |||
TOHOシネマズららぽーと福岡 | 17:20の回上映終了後 | ||
宮崎 | 2022年11月25日 | ワンダーアティックシネマ | 17:00の回上映開始前 |
セントラルシネマ宮崎 | 16:00の回上映終了後 | ||
岡山 | 2022年11月29日 | TOHOシネマズ 岡南 | 13:550回上映終了後 |
イオンシネマ岡山 | 15:20の回上映終了後 | ||
広島 | 2022年11月30日 | サロンシネマ | 9:40の回上映終了後 |
広島バルト11 | 14:45の回上映終了後(IMAX上映) | ||
TOHOシネマズ 緑井 | 16:05の回上映終了後 | ||
北海道 | 2022年12月2日 | 札幌シネマフロンティア | 15:40の回上映終了後 |
ユナイテッド・シネマ札幌 | 16:50の回上映終了後 | ||
宮城 | 2022年12月3日 | イオンシネマ名取 | 10:15の回上映終了後 |
MOVIX仙台 | 12:30の回上映終了後 | ||
TOHOシネマズ 仙台 | 16:10の回上映終了後(IMAX上映) | ||
岩手 | 2022年12月4日 | フォーラム盛岡 | 12:20の回上映終了後 |
15:40の回上映開始前 | |||
新潟 | 2022年12月6日 | T・ジョイ新潟万代 | 17:00の回上映終了後 |
2022年12月7日 | イオンシネマ新潟南 | 11:10の回上映終了後 | |
T・ジョイ長岡 | 13:25の回上映終了後 | ||
富山 | 2022年12月9日 | TOHOシネマズ ファボーレ富山 | 16:10の回上映終了後 |
石川・福井 | 2022年12月10日 | イオンシネマ金沢フォーラス | 9:50の回上映終了後 |
イオンシネマ白山 | 12:55の回上映終了後 | ||
福井コロナシネマワールド | 15:40の回上映終了後 | ||
愛媛 | 2022年12月12日 | シネマサンシャインエミフルMASAKI | 15:10の回上映終了後 |
シネマサンシャイン衣山 | 16:40の回上映終了後 | ||
愛媛・香川 | 2022年12月13日 | TOHOシネマズ 新居浜 | 10:00の回上映終了後 |
イオンシネマ高松東 | 13:55の回上映終了後 | ||
イオンシネマ綾川 | 15:35の回上映終了後 | ||
長野 | 2022年12月15日 | 松本シネマライツ | 11:10の回上映終了後 |
長野グランドシネマズ | 16:40の回上映終了後 | ||
2022年12月16日 | 佐久アムシネマ | 15:00の回上映終了後 | |
鳥取 | 2023年1月14日 | MOVIX日吉津 | 12:28の回上映終了後 |
島根 | 2023年1月15日 | 松江東宝5 | 11:00の回上映終了後 |
T・ジョイ出雲 | 13:50の回上映終了後 | ||
沖縄 | 2023年1月21日 | シネマQ | 13:55の回上映終了後 |
2023年1月22日 | シネマライカム | 11:10の回上映終了後 | |
12:10の回上映終了後 | |||
ユナイテッド・シネマPARCO CITY浦添 | 14:00の回上映終了後 | ||
福島 | 2023年1月28日 | イオンシネマ福島 | 9:15の回上映終了後 |
郡山テアトル | 14:35の回上映終了後 | ||
千葉 | 2023年1月29日 | TOHOシネマズ 流山おおたかの森 | 12:40の回上映終了後 |
『小説 すずめの戸締まり』ディスプレイコンクール
- 映画公開を全国の書店から盛り上げるべく、『小説 すずめの戸締まり』書店店頭ディスプレイコンクールを開催。優秀店舗(2店舗)では「新海誠監督のサイン会」を開催、そして最優秀店舗(1店舗)では、「新海誠監督と原菜乃華によるサイン会」を開催。詳細については、『すずめの戸締まり』関連書籍公式サイトにて公開。
コラボレーション企画
- 『日本の戸締まりプロジェクト』 - 全国47都道府県の地元企業47社が参加した大規模プロジェクト。本作のメッセージビジュアルを使用したポスターやCM、コラボ商品などを通じて日本各地で映画の宣伝を行う。
- もちまる - 本作の広報大使に任命。Youtubeチャンネル「もちまる日記」にて、「もちまる」とのスペシャルコラボ動画を配信。
- 『すずめと旅する日本』 - KDDI・沖縄セルラーの協賛による地域共創プロジェクト。コラボレーションCMの公開やARを活用した同社コンテンツ企画の展開、キャンペーンを実施。
- 『FUN!TOKYO! すずめの戸締まり』 - JR東日本の山手線沿線を中心とした東京エリアの魅力発信プロジェクト「FUN!TOKYO!」とコラボ。新宿駅東口および劇中に登場する御茶ノ水駅のお茶の水橋口にフォトスポットを設置。
- acure(アキュア) - JR東日本が駅などに設置する飲料品の自動販売機。劇中で鈴芽が御茶ノ水駅ホームの自販機でミネラルウォーターのFrom AQUAを買って飲むシーンがあることから、自販機を期間限定で広告仕様にしている。なお、設置場所は改札外になる。
- 『カドブン夏フェア 2022』 - 角川文庫の夏のフェアとのコラボを全国の書店で開催。
- ローソンストア100 – 同社の全国の店舗で作品とコラボレーションした商品を販売。「第73回ベルリン国際映画祭」コンペティション部門に正式出品を記念して、2月15日から再販。また、すずめの声優を務めた原菜乃華のメッセージが、2月15~21日に店内で放送。
- マクドナルド - 同社の商品「ビッグマック」とコラボし、新海監督によるオリジナルCMを制作するほか、前述の通りセット商品「ハッピーセット」にて公式スピンオフ絵本「すずめといす」を販売。
- ジェイアール東海パッセンジャーズ - 本作とのコラボ「アルミアイスクリームスプーンセット」を販売。3本のスプーンにはそれぞれ、本作に登場する「すずめ」「草太」「ダイジン」がデザインされている。東海道新幹線「のぞみ」「ひかり」の車内とJRCPオンラインショップで販売。
- 『すずめの戸締まり Limited Cafe』
BOX cafe & space 新宿ミロード1号店にて2022年12月1日から2月5日まで期間限定で開催されている「すずめの戸締まり」コラボカフェであり、作中に登場するシーンや食事、キャラクターをイメージした美しく彩り豊かでSNS映えするフォトジェニックなメニューが提供されている。2023年3月23日から4月22日に大阪・心斎橋にあるkawara CAFE&DINING 心斎橋店にて期間限定オープン。
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