すだちの魔王城
漫画
作者:森下真,
出版社:講談社,
掲載誌:月刊少年マガジン,
レーベル:講談社コミックス月刊マガジン,
発表期間:2021年10月6日 -,
巻数:既刊6巻,
以下はWikipediaより引用
要約
『すだちの魔王城』(すだちのまおうじょう)は、森下真による日本の漫画作品。『月刊少年マガジン』(講談社)にて、2021年10月号から連載中。2023年12月時点で累計部数は40万部を突破している。
2023年、「次にくるマンガ大賞 2023」コミックス部門にて5位を獲得。
あらすじ
魔王軍の脅威が去った世界。Lv.1の村・サイショ村で道具屋・すだち屋を営みながらも、平和による需要急減により経営不振に悩まされる少年・ムラビトは、勇者との戦いの果てに生き残ってしまった元魔王を名乗る少女・マオと出会う。期せずして魔王の力の継承先に選ばれてしまったムラビトと、魔王の力の開放を望むマオは、互いの目的のために共に道具屋を営むこととなる。その後、勇者として偶像を演じ続け精神を病んだ青年・アッシュも仲間に加わり、三人は崖っぷちの道具屋「すだち屋」再建に向けて奔走する。
登場人物
主要人物
ムラビト
本作の主人公。18歳。半魔の肉体であるが故に、夜になると魔族の特徴である黄金色の瞳・角が現れる。
サイショ村の唯一の道具屋であるすだち屋の店主。父親亡き後に1人で店を営んでいたものの、10年前に勇者が魔王を討伐し平和が訪れてからは、廃業の危機に陥っていた。
戦闘能力は皆無に等しいものの、極めてお人好しで周りが驚くほど勇敢な一面がある。また、仲間や己の居場所が危機に陥った際は、相手を畏怖させるような凄みのある表情を見せることも。
ある日、崖から身投げしたマオを身を呈して救い命を落としかけるも、彼女の血が分け与えられた際に、魔王の力の一つ「魔物ノ統率者(モンスター・コンダクター)」を継承してしまい、マオから第777代目魔王に任命される。当初は魔王になることを拒んでいたが、自らの命を救ったマオに報いるため、共に道具屋を営むことを提案する。
12年前に木の棒1本で来店した勇者アーサーが、再び来店することを夢見ていた。身分を隠しサイショ村に訪れた彼を、勇者アーサーとしてではなくアッシュとして受け入れ店員として雇う。勇者に憧れを抱く一方、アッシュの酒癖の悪さには辟易しており、扱いは徐々に雑になってきている。
マオ=マオーウ
黄金色の瞳、左右2本の角が特徴の美少女。ゴスロリ風の衣装を身に纏う。
その正体は第776代目魔王。10年前、勇者アーサーに敗れるも、不死身の魔力を持つ魔王であるが故に死ぬことができず、命を絶つ術を探してさまよっていた。サイショ村に訪れ崖から身を投げた際に、自らを庇って瀕死となったムラビトに情けをかけ、血を分け与える。その結果、ムラビトに魔王の力が一部継承されたため己の魔力への解放に望みをかけ、ムラビトを第777代目魔王に任命する。そして全ての力を受け継がせるまで、表向きはムラビトの嫁として居候を決め込む。
プライドが高く傲慢に振る舞っているが、自らを庇い二度負傷したムラビトに素直に謝るなど、心優しい性格。心の奥底では「普通」の生き方に憧れを抱いている。実は可愛らしいものが大好き。
アッシュ
金髪碧眼の青年。27歳。10年前、第776代目魔王を討伐し、世界を救った勇者アーサー本人。
物心着いた時には家族はおらず、荒んだ環境で育つ。15歳の時にサイショ村から旅立つと、思いがけず魔王討伐を実現してしまい、英雄に祭り上げられる。国王に名前を「アーサー」に変えられた上、平和と絶対の安心の「偶像」であることを強いられ、自らとかけ離れた勇者像を演じ続けた結果、精神を病んでしまう。
パーティーの協力のもと、居住を構える王都を抜け出し、旅立ちの村であったサイショ村で療養生活を送る。魔王の復活を悟るも、美少女の見た目になったマオの泣き顔を目撃し、倒錯した嗜虐心を抱く。当初は表向きでは夫とされているムラビトを逆恨みしていたが、自らを勇者アーサーとしてだけでなく、アッシュとして救おうとしたムラビトに心を開き、すだち屋の店員として働くこととなる。
金と名誉、マオの嫌がること全般が好物。「クズ」を自称しているが、その心根は勇者そのもの。自らの本性を知り、人々が幻滅することを恐れており、鬱の波に襲われることも。酒を飲まないと眠ることができない。
勇者アーサーとして振る舞う際は、目元に仮面を装着しキザな口調になる。
魔族
魔物・魔神獣
勇者一行
リラ=デギズマン
シャリテ=ホワイトクロス
サイショ村関係者
道具屋品評委員会
マダム・シンメトリー
書誌情報
- 森下真『すだちの魔王城』 講談社〈KCGM〉、既刊6巻(2023年11月16日現在)
- 2022年5月17日発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-527557-3
- 2022年7月14日発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-528069-0
- 2022年11月16日発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-529467-3
- 2023年3月16日発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-530799-1
- 2023年7月14日発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-531992-5
- 2023年11月16日発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-533420-1