するめいか (漫画)
漫画
作者:ルーツ,
出版社:幻冬舎,
掲載誌:コミックバーズ,
レーベル:バーズコミックス,
発表期間:2010年1月号 - 2013年11月号,
巻数:全5巻,
アニメ:するめいか(第1期)するめいか二枚目(第2期)するめいかさん(第3期)するめいか氏(第4期)
原作:ルーツ,
総監督:ルーツ,
シリーズ構成:ご存知ルーツと半端無い羅刹達,
キャラクターデザイン:ルーツ,
製作:ルーツ,
配信サイト:ニコニコ動画,
配信期間:第1期:2009年7月 -第2期:2009年12月 -第3期:2010年7月 -第4期:2011年6月 -,
話数:第1期:全12話第2期:全12話第3期:全12話第4期:全5話,
以下はWikipediaより引用
要約
『するめいか』は、ルーツによる日本の漫画作品。また、それを原作としたLive2Dアニメーション作品である。『Webマガジン幻冬舎』にて2009年4月1日から2010年3月1日まで連載後、『コミックバーズ』にて2013年11月号まで連載。話数のカウントは「○○枚目」。また、2011年6月15日からはニコニコ静画の『ニコニコで漫画を描いてみた』(以下『ニコ漫』)内にて同時連載を開始している。こちらも2013年8月28日更新分の50話と番外編1話の計51話で完結。キャッチコピーは「荒ぶる女子高生4人組の、超新世紀型スラップスティックコメディー!!」
東京都江東区亀戸が舞台となっており、女子高生4人組のとんがりまくった日常を描いている。シュール且つ不条理・超展開な作風が特徴。作者が北海道日本ハムファイターズのファンであるためか、主要キャラクターの名前は同球団の選手にちなんだものになっている。これは同作者のノベルゲーム『のべるげ!』にも共通する。
タイトルの由来は、作者の一番好きなおつまみが「するめいか」であることから。
登場人物
主要キャラクター
太字括弧内はキャッチフレーズ。
渡辺 三木(わたなべ みき)
声 - 小岩井綾
「ツッコミマシーン」「ツッコミ界期待の若手ホープ」
通称「ミッちょん」。本作におけるツッコミ役で、作中では希少な常識人だが口が悪く、手が出ることも多い。ツインテールにした金髪セミロングと青い(アニメ第2期のみ黒い)瞳が特徴。また、『ニコ漫』及びアニメ第4期・単行本第2巻カバーイラストでは前髪を左側は切り揃え、右側はイカの飾りが付いたヘアピンで留めている。サチとは幼馴染であり、「ミッちょん」という愛称もサチが最初につけた。アニメでは、野外撮影風にルーツ(声のみ)と彼女が対話するコーナーがある(三木以外の場合もあるが、大半は彼女である)。
同作者のノベルゲーム『のべるげ!』に登場したキャラクター「奈良原ケイ」に容姿や性格が似ているが、作者によると三木とケイは同一人物であるらしく、このことから彼女らは平行世界上の存在であると思われる(後述の八千穂・楓も同様)。
自宅では亀を飼っており、見ると和むらしい。4人の中では成績は最も優秀で、得意科目は世界史。好きな食べ物はドーナツと炭酸、嫌いな食べ物はコーヒー。
身長153センチメートルくらい、体重43キログラムくらい、胸は小さい。名前の由来は北海道日本ハムファイターズコーチ「三木肇」から。
鵜久森 サチ(うぐもり サチ)
声 - 小春かんき
「ボケ・オブ・亀戸」「等身大の風来坊」
ボケのエース。本作の主人公で、八千穂からは「サッちん」と呼ばれている。常にマイペース且つ掴みどころのない性格で、何を考えているのか分からない。毎回突拍子もない発言や行動で三木を振り回しているが、時々三木に対しては百合的な発言が出ることもある。髪型は基本的にショートボブだが、『Webマガジン幻冬舎』連載当時は腰まで届くほどのロングヘアや丸坊主で登場したこともある。髪と瞳の色は黒で、頭頂部に大きなアホ毛が付いている。アニメではアホ毛がメトロノームのように動いており、これが止まると死ぬらしい。また、アニメ第4期ではアホ毛をプロペラのように回転させて浮遊している(何故かこれに関しては三木からもツッコまれなかった)。
普段は飄々としているもののアニメではカメラ嫌いのようで、カメラを向けられると緊張してしまい、まともに喋れなくなるという意外な一面も見受けられる。時々悪魔が降臨することがあり、その際は瞳の色が赤くなり口調も冷静なものに変化する。また、漫画では稀に強烈なギャグ顔を披露することもある。
ゲームが好きで料理も得意。運動は見るのもやるのも好きである。好きな食べ物はカニ、嫌いな食べ物はところてん。
身長156センチメートルくらい、体重48キログラムくらい、胸はでかい。名前の由来は「鵜久森淳志」から。
星野 八千穂(ほしの やちほ)
声 - 小春かんき
「腹黒暗黒物質」「何事にも動じぬもののふ」
漫画版第4話、アニメ版第1期第11話から登場。サチからは「やっちん」と呼ばれている。愛くるしい顔立ちの裏に、闇を隠し持つ少女。常時左目に眼帯を付けているが、それついての詳細は不明。表裏の激しい性格で、表向きは普通に接するものの、裏では非常に腹黒且つ残酷な発言をする毒舌家である(この状態では瞳が黒一色に変化するほか、アニメでは声のトーンも低くなる)。髪型はストレートのロングヘアをハーフアップにしている。髪と瞳の色は黄緑(アニメ第1期のみ深緑)。
クラスでは学級委員を務めているが、これは委員決めの日に八千穂が欠席したため、勝手に決められてしまったらしい。三木が不在の時はツッコミ役に回ることもあるが、感情的なツッコミを入れる三木に対し、八千穂はあまり動じず冷ややかにあしらうことが多い。基本的にテンションは低めだが、アニメでは感情的になると「うがー」という鳴き声のようなものを発することがある。漫画版第13話ではサイボーグ化された「メカ八千穂」として登場するが、最後まで特に何もすることはなかった。また、単行本第1巻のカバー下では表・裏・背表紙を全て彼女が独占しており、表表紙のタイトルも『戦え!!メカ八千穂』に差し替えられている。不死身なことを利用して楓に暴力を振るったり、三木とは普通に接しながらも内心ではひどく見下したりしている。
異常なほど知名度の低い漫画作品『マイナルモーション』のファン。
前述の『のべるげ!』にも同名のキャラクターが登場しており、容姿も完全に一致しているが、性格は大きく異なる。
4人の中では一番背が低く、唯一原付とフォークリフトの免許を所持している。好きな食べ物は大豆類全般、嫌いな食べ物は辛いもの。
身長147センチメートルくらい、体重36キログラムくらい、胸は無い。名前の由来は同名の野球選手から。
糸井 楓(いとい かえで)
声 - 小岩井ことり
「不思議系不死身少女」「荒唐無稽の体当たりやろう」
漫画版第4話、アニメ版第2期第3話から登場。サチと八千穂からはちゃん付けで呼ばれている。左側頭部に矢が刺さっている少女。矢は弓道部の前を横切った際に刺さってしまったらしいが、特に生活に支障はないようであり、本人曰く「にきびみたいなもん」。一人称は「わし」で、絵に描いたような年寄り口調で話すが、これは祖父の影響である。作者のホームページでは、彼女のイラストが背景に使用されている。髪型はサチよりも若干長いセミロングのボブで、髪と瞳は藍色。漫画では髪の色がサチと被るためか、サチに比べてハイライトが強くなっている。
見かけによらず体が不死身と言えるほど丈夫で、トラックに轢かれたり、銃で蜂の巣にされたとしても次のコマでは何事もなかったかのように振る舞えるほどの驚異的な生命力を持つ。そのため体を張ったギャグを担当することが多く、八千穂にはサンドバッグ代わりにされることもあるという。ケガをしてもすぐに治るが、運動音痴。本人によると不死身だが不老不死ではないようである。アニメでは、距離は定かではないが瞬間移動ができる模様。また、一部の回では彼女が心の中で一言つぶやく『今日の楓ちゃん』というコーナーがある。
八千穂同様、こちらも『のべるげ!』に登場した同名のキャラクターと容姿・設定が完全に一致しているが、性格は若干異なる。
薄(すすき)という姉がおり、自宅では「ぶなしめじ」という名前のフェレットを飼っている。好きな食べ物はレバニラ・たこわさ・ハチノス、嫌いな食べ物は鳥皮・塩辛・ミノ。
身長163センチメートルくらい、体重54キログラムくらい、胸はやや大きい。名前の由来は「糸井嘉男」から。
その他のキャラクター
榊原 諒(さかきばら りょう)
田中 賢治(たなか けんじ)
糸井 薄(いとい すすき)
糸井 嘉男(いとい よしお)
破壊屋・翔(クラッシャー・しょう)
第20話に登場。ゲーム中にキレてコントローラーをぶん投げて破壊した男。典型的な昭和のヤンキーのような出で立ちをしているが、グラタンをフーフーして食べるほか、未だに母親とよく買い物に行っているらしい。偶然目の前を原付で通り掛かった八千穂を伝説の走り屋“龍神の辰(たつ)”の生まれ変わりと勘違いし、仲間と共にバイクで彼女を追い抜くことでナンバーワンになろうとする。仲間が次々とリタイアする中、彼だけが最後まで残ったが、終盤で偶然飛び出してきた誰かのおかんに激突し、あえなくリタイアとなってしまった。
単行本第2巻のカバー下では何故か彼が表紙を飾っており、タイトルも『走り屋伝説(モーターサイクルレジェンド)・破壊屋翔』に差し替えられている。
位置取り王・昇(ポジショニングキング・のぼる)
解体屋 ジョセフ(バラシや ジョセフ)
大食いゴム八(グラディエーターゴムはち)
宮西(みやにし)
馬糞
菅原道真(すがわらの みちざね)
単行本
- ルーツ 『するめいか』 幻冬舎コミックス〈バーズコミックス〉、全5巻
- 2010年8月24日発売 ISBN 978-4-344-82014-2
- 2011年6月24日発売 ISBN 978-4-344-82244-3
- 2012年3月24日発売 ISBN 978-4-344-82465-2
- 2012年11月24日発売 ISBN 978-4-344-82651-9
- 2013年10月24日発売 ISBN 978-4-344-82937-4
カバーとカバー下の表紙ではそれぞれイラストの内容が異なるのが特徴。第1巻には『Webマガジン幻冬舎』連載当時の4コマ漫画も収録されている。
アニメ
ルーツ本人がLive2Dで自主制作しており、ニコニコ動画にてアップロードされている。背景には主に実写が使われているが、第3期以降は作画による背景も導入された。動画の再生数に関する話や、アニメーションではなくノベルゲームの実況プレイ風にしたり、アイキャッチに他の有名実況プレイヤーが起用される等、動画サイトならではのテイストが組み込まれていたりするのが特徴である。
次回予告では「見なきゃ死ぬぞ!」と言うのがお馴染みになっている。
スタッフ
- 原作:ルーツ「するめいか」 幻冬舎WEBマガジン 実況野郎B-TEAM→幻冬舎刊「月刊コミックバーズ」連載中
- 総監督・企画・製作総指揮・キャラクターデザイン・作画総監督・プロデューサ・撮影監督・脚本・演出・写真撮影・設定・設定・その他いろいろ - ルーツ
- シリーズ構成:ご存知ルーツと半端無い羅刹達
- 音楽 - mone、クマトン(クマー)
- 美術 - ルーツ→シルバー、hiku
- 背景 - 亀戸
主題歌
オープニングテーマ
「王侯貴族のためのするめいか」(第1期 第1話 - 最終話、第2期 第6話 - 第8話、第3期 第8話、第4期 第1話 - 最終話)
「放蕩息子のためのするめいか」(第2期 第1話 - 第5話、第9話 - 最終話)
「するめいかさんの閑雅な食欲」(第3期 第1話 - 第7話、第9話 - 最終話)
挿入歌
「Lovin' Forever!」(第1期 第5話、第8話、第2期 最終話、第3期 最終話)
各話リスト
第1期「するめいか」
話数 | サブタイトル | 配信日 |
---|---|---|
予告編 | 2009年7月4日 | |
第1話 | 印鑑忘れる病 | 2009年7月11日 |
第2話 | ホッケのムニエル | 2009年7月18日 |
第3話 | トリュフ丼 | 2009年7月25日 |
第4話 | 泥臭い一点 | 2009年8月1日 |
第5話 | 洗濯ばさみ恐怖症 | 2009年8月8日 |
第6話 | 酢飯デイ | 2009年8月16日 |
第7話 | 壊れ続ける空調 | 2009年8月22日 |
第8話 | 長万部←道民しか読めない | 2009年8月30日 |
第9話 | お尻かゆいよー | 2009年9月5日 |
第10話 | “水上置換”が受ける時代 | 2009年9月12日 |
第11話 | 酵素の力 | 2009年9月19日 |
最終話 | アホ・イン・ザ・フッド | 2009年9月26日 |
第2期「するめいか二枚目」
話数 | サブタイトル | 配信日 |
---|---|---|
予告編 | 2009年12月5日 | |
第1話 | おかずなしごはん | 2009年12月12日 |
第2話 | サムデイインザワタミ | 2009年12月19日 |
第3話 | 糸井覚醒 俺夢精 | 2009年12月26日 |
第4話 | ミッちょん尻から火炎噴射 | 2010年1月2日 |
第5話 | 積丹に住んでました | 2010年1月9日 |
第6話 | 中二病集団in亀戸 | 2010年1月17日 |
第7話 | TVショー | 2010年1月23日 |
第8話 | オリーブオイル飲ますぞ | 2010年1月30日 |
第9話 | リーマソコンプレックス | 2010年2月6日 |
第10話 | “何も無い”日 | 2010年2月20日 |
第11話 | ホトケ | 2010年2月27日 |
最終話 | ホーム便器アウェイ便器 | 2010年3月6日 |
第3期「するめいかさん」
第1話は漫画版の単行本第1巻発売に合わせてアップロードされた。
話数 | サブタイトル | 配信日 |
---|---|---|
予告編 | 2010年7月23日 | |
第1話 | 星野八千穂の星野八千穂による星野八千穂のためのキャラ紹介 | 2010年7月30日 |
第2話 | 学級委員 | 2010年8月6日 |
第3話 | フリートークフリーク | 2010年8月13日 |
第4話 | ウィズアウト・ミー | 2010年8月20日 |
第5話 | ボツ | 2010年8月28日 |
第6話 | マイナルモーション | 2010年9月5日 |
第7話 | でじゃびゅ | 2010年9月21日 |
第8話 | 和気藹々炒飯 | 2010年9月28日 |
第9話 | ほたるいか | 2010年10月5日 |
第10話 | ―そこが、境界線 | 2010年10月12日 |
第11話 | ミッちょんツッコミ20連発スペシャル | 2010年10月21日 |
最終話 | 2010年11月21日 |
ラジオ
DVD
とらのあなから委託販売されている。DVDにはアニメ本編の他に、作者であるルーツ本人による副音声、ニコニコ動画では未公開の特別編やおまけ映像が収録されている。