たいようのいえ
以下はWikipediaより引用
要約
『たいようのいえ』は、タアモによる日本の漫画作品。『デザート』(講談社)にて2010年6月号から2015年3月号まで連載された。後に、2015年4月号と5月号に「番外編」が掲載された。単行本は全13巻。なお、作者にとってはこの作品が初のオリジナル長期連載となる。2014年、第38回講談社漫画賞少女部門受賞。単行本は、第12巻発売時点で155万部を突破している。
2013年8月5日より『デザート』で連載されている5作品のスイーツが、池袋WhiteRoseにてコラボレーションスイーツとして販売され、本作のスイーツも登場した。
制作背景
作者は「『デザート』で描く際に恋愛以外のテーマを描きたい、もっと広い年齢層に読んでもらえる話を描きたい」と考えていたため、それまでの作品とは異なる路線の作品になった。疑似家族をテーマに描こうと考えた理由について、「家族」や「つながり」が好きだからだと答えている。
評価
ろびこは本作で一番好きなのはラジカルさんだと言い、「少しだけ変なかわいい女の人という感じだったが、真魚から知らなかった事実を打ち明けられたときに一瞬見せた厳しい顔、表情に心惹かれた」という。「ラジカルさんのような普通の女の子でも時にはこんな表情をするという風に描かれているのがタアモの漫画」だと語っている。
あらすじ
幼い頃、両親が離婚し父親についていった真魚。時は過ぎ高校生になり、父親が再婚して義母と義理の妹ができるが関係はうまくいかず、真魚は自分の家に居場所をなくしてしまう。そんな真魚を温かく受け入れてくれる家は、両親を亡くし、今はその家で一人暮らしをしている幼馴染みの基の家しかなかった。真魚は基と一緒に暮らすこととなった。
登場人物
※担当声優はドラマCD版のもの。
本宮 真魚(もとみや まお)
声 - 悠木碧
高校2年生。両親が離婚し父親についていくものの、義母や義妹とはうまくいかず家に自分の居場所がなくなり、幼馴染みの基の家に転がり込むこととなる。
「空海(くうかい)」というハンドルネームで『たいようのいえ』という自伝を交えた携帯小説をネットにアップしている。料理や掃除など家事全般が下手。甘いものが苦手。時折、「真魚(まぎょ)」と呼ばれることがあり、その度に「真魚(まお)」だと訂正する。荒っぽい言葉遣いが直らず、基によく注意される。基のことが好きであり、お母さんのようだとも思っている。真魚の名前の由来は空海の幼名から。
中村 基(なかむら ひろ)
声 - 中村悠一
24歳。新人プログラマー。真魚が書いている携帯小説『たいようのいえ』の読者であるが、作者は同僚の杉本だと思っているほか、ハンドルネームの読み方を「そらみ」と勘違いしている。両親は他界しており、家をなくしたくないという思いから両親が生前に買った家で一人暮らししているが、家に居場所がなくなった真魚が同居人として一緒に暮らすことになる。両親の他界の際にバラバラになった弟妹たちと、また一緒に暮らしたいと思っている。緑ガメの若葉と柴犬のコロッケを飼っている。
中村 大樹(なかむら だいき)
杉本 愛(すぎもと あい)
声 - 伊藤かな恵
基の会社の同僚。基より年上。基のことが好き。真魚が書く小説のファンで「ラジカル」という名で真魚とメールのやり取りをしていた。後に、実際に会ったり家に行ったりと交友するようになる。「ラジカル」の名前の由来は好きな人である基の名前から。二次創作で小説を書いている。伊達政宗と片倉小十郎が好きで、伊達政宗を「まーくん」と呼んでいる。「まーくん」の誕生日には、新暦・旧暦共にお誕生日会を開くほど。
近藤 類(こんどう るい)
藤田(ふじた)
ちーちゃん
織田(おだ)
中村 陽菜(なかむら ひな)
他作品とのコラボ
単行本が発売された際にはろびこの『となりの怪物くん』と数回コラボが企画された。本作の第2巻と『となりの怪物くん』の第6巻、本作の第3巻と『となりの怪物くん』の第7巻、本作の第4巻と『となりの怪物くん』の第8巻発売時の計3回。
『デザート』2011年7月号の表紙では、『となりの怪物くん』とのコラボイラストが掲載された。
『デザート』2015年7月号では金田一蓮十郎の『ライアー×ライアー』とのコラボ漫画が掲載された。
書誌情報
- タアモ 『たいようのいえ』 講談社〈KC デザート〉、全13巻
- 2010年9月13日発売、ISBN 978-4-06-365622-0
- 2010年12月13日発売、ISBN 978-4-06-365633-6
- 2011年5月13日発売、ISBN 978-4-06-365651-0
- 2011年10月13日発売、ISBN 978-4-06-365669-5
- 2012年2月13日発売、ISBN 978-4-06-365681-7
- 単行本5巻 ドラマCD付き 特装版 2012年2月11日発売、ISBN 978-4-06-358384-7
- 2012年6月13日発売、ISBN 978-4-06-365694-7
- 単行本6巻 ドラマCD付き 特装版 2012年6月13日発売、ISBN 978-4-06-358395-3
- 2012年11月13日発売、ISBN 978-4-06-365712-8
- 2013年4月12日発売、ISBN 978-4-06-365729-6
- 2013年9月13日発売、ISBN 978-4-06-365745-6
- 単行本9巻 漫画小冊子付き 特装版 2013年9月13日発売、ISBN 978-4-06-362261-4
- 2014年2月13日発売、ISBN 978-4-06-365763-0
- 2014年7月11日発売、ISBN 978-4-06-365776-0
- 2014年12月12日発売、ISBN 978-4-06-365795-1
- 2015年6月24日発売、ISBN 978-4-06-365823-1
- 単行本5巻 ドラマCD付き 特装版 2012年2月11日発売、ISBN 978-4-06-358384-7
- 単行本6巻 ドラマCD付き 特装版 2012年6月13日発売、ISBN 978-4-06-358395-3
- 単行本9巻 漫画小冊子付き 特装版 2013年9月13日発売、ISBN 978-4-06-362261-4