ぢごぷり
以下はWikipediaより引用
要約
『ぢごぷり』は、木尾士目による日本の漫画。『月刊アフタヌーン』(講談社)にて、2008年7月号から2010年8月号まで連載された。単行本は全2巻。タイトルの「ぢごぷり」とは、「地獄から来たプリンセス」の略。
10代のシングルマザーである沖浦あゆみと、双子の妹のかなめによる子育てを描いた育児漫画である。この作品は、作者である木尾士目の育児経験がベースとなっている。子育ての楽しさよりも、赤ちゃんの夜泣き・排泄物の処理等、その苦労が強調されており、それに伴って母親であるあゆみが育児ノイローゼに陥っていく様が克明に描かれている。序盤では何故姉妹だけで生活・育児をしているのかなどは触れられないまま話は進行するが、終盤に至って、愛した男性であり、幼馴染の同級生で同じく画家志望の沖浦瞬介が病気により早世することが分かったため、その忘れ形見を授かろうとしたことなどがあかされていく。育児に悩み、ノイローゼを日々募らせていったあゆみは、いつしか愛の結晶であるはずの娘に憎悪や殺意さえも抱くようになり、葛藤する様が描かれている。
単行本のカバー裏には作者の代表作『げんしけん』のキャラクターが登場する。
登場人物
沖浦 あゆみ(おきうら あゆみ)
日野 かなめ(ひの かなめ)
沖浦 夢子(おきうら ゆめこ)
沖浦 瞬介(おきうら しゅんすけ)
書誌情報
- 木尾士目 『ぢごぷり』 講談社〈アフタヌーンKC〉、全2巻
- 2009年5月22日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-314567-0
- 2010年7月23日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-310683-1