てんむす
漫画
作者:稲山覚也,
出版社:秋田書店,
掲載誌:週刊少年チャンピオン,
レーベル:少年チャンピオン・コミックス,
発表期間:2011年10号 - 2012年53号,
巻数:全10巻,
話数:全90話,
以下はWikipediaより引用
要約
『てんむす』は、稲山覚也による日本の漫画作品。『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて、2011年10号から2012年53号まで連載された。
食いしん坊の女の子を主人公にした、大食い競技を描いた漫画である。作中では、大食い競技を、ただたくさん食べればいいということではなく、スポーツと同様にテクニックや体力などを必要とする、しっかりとした競技として描いている。
作品の取材協力として、テレビ東京の番組『元祖!大食い王決定戦』がクレジットされている。また、本作は名古屋を主な舞台としているため、同じく名古屋を拠点に活動するアイドルグループ「SKE48」の一員である松井玲奈(現在は卒業)が、単行本に帯コメントを寄せたことがある。その後も、松井玲奈は本作の単行本を入手している姿を公表している。
あらすじ
食べることが大好きな、食いしん坊な少女・春風天子。しかし、天子は女の子らしくなるために、高校入学を機に食いしん坊をやめようとしていた。そんな天子を、上級生の荒木遊がクラブに勧誘する。その部活動とは、食い道部。女の子らしくなることと、たくさん食べること。2つを両立できる部活動を見つけた天子は、部の仲間達と共に、天を目指し、食の道を駆けていく!!
登場キャラクター
結日高校
春風 天子(はるかぜ てんこ)
主人公。結日(むすび)高校1年生。長い髪をお団子結びにし、ツインテールにしている女の子。実家は神社。
中学1年生の時、クラスメイトの前で団子を大量に食べてしまったことから「食いしん坊のダンゴ」というあだ名を付けられ、それ以来、大食いキャラとして定着してしまい、女の子扱いされなくなったことにコンプレックスを抱いていた。運動も勉強も苦手で、得意なのは食べることだけ。また、精神面が脆い一面もある。
高校入学をきっかけに、食いしん坊であることを隠して女の子らしくなろうとしていた。しかし、食い道部の部長である百理亜が美女であったため、食い道部を「女の子らしくご飯をいっぱい食べる部活動」と認識し、食い道部に入部する。
忍足 九士朗(おしたり きゅうしろう)
天子の家族
尾張大付属高等学校
平成22年度の天食祭中部地区予選優勝校。
赤西 陽菜(あかにし ひな)
私立桜学院喰い道部
龍星学院
長野女子体育大学付属高校
スポーツ推薦で入学した学生が大半を占めるスポーツ名門校。食い道部は創設2年目。部員は、怪我が原因で部を辞めざるを得なかったスポーツ特待生たち。
岡崎 ミク(おかざき ミク)
荒川 氷華(あらかわ ひょうか)
以勢日輪高校
天食祭本選が開かれる以勢神宮の地元の高校。食い道部は創部100年で、天食祭予選に30年連続出場・本選優勝5回の実績を持つ古豪。ただし、今では部が衰退し、正部員も2名のみ。部室も築30年以上の木造小屋で、伝統保存の理由で改築はされていない。
東京青葉学園
夕張農業高校
札幌白墨高校
なにわ商業高校
土佐鳳高校
琉球女子高校
用語
天娘(てんむす)
食い道部(くいどうぶ)
実際に食べるだけでなく、長時間の大食いに耐えるための体力作り、データに基づく研究なども部活動の一環としている。
天食祭(てんじきさい)
全国を8ブロックに分けて予選を行い、各ブロックの1位と2位の計16校のみ本戦に出場できる。各ブロックは、「北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州/沖縄」の8つで、結日高校の所属する中部ブロックは「新潟県・長野県・山梨県・静岡県・富山県・石川県・福井県・岐阜県・愛知県・三重県」の10県。
予選は全国で6月末から開催。週に1試合のペースで計5回の大食い競技をトーナメント形式で行い、各ブロックから2校選出する。基本ルールは各校4名ずつの団体戦で、試合内容は各校1名ずつ1対1で食し、より多く食した方の勝ちとなる。3勝したチームの勝利となるが、2対2となった場合は4名の食べた総重量が上回る方の勝利とする。競技のメニューは5回戦全てで異なる。
フライング・相手への妨害・“食”を愚弄する行為などが見られ、大食い競技の競技性を著しく逸していると判断された選手にはペナルティが課される。
書誌情報
- 稲山覚也 『てんむす』 秋田書店〈少年チャンピオン・コミックス〉、全10巻
- 2011年6月8日発売、ISBN 978-4-253-20615-0
- 2011年8月8日発売、ISBN 978-4-253-20617-4
- 2011年11月8日発売、ISBN 978-4-253-20618-1
- 2012年1月6日発売、ISBN 978-4-253-20619-8
- 2012年3月8日発売、ISBN 978-4-253-20620-4
- 2012年5月8日発売、ISBN 978-4-253-20623-5
- 2012年7月6日発売、ISBN 978-4-253-20626-6
- 2012年10月5日発売、ISBN 978-4-253-20627-3
- 2012年11月8日発売、ISBN 978-4-253-20628-0
- 2013年1月8日発売、ISBN 978-4-253-20629-7