となりの魔王
小説
著者:雪乃下ナチ,
出版社:KADOKAWA,
掲載サイト:小説家になろう,
レーベル:ビーズログ文庫アリス,
連載期間:小説家になろう,2013年,8月23日,
巻数:既刊2巻,
漫画
作画:松本蜜柑,
出版社:KADOKAWA,
掲載誌:B's-LOG COMIC,
発表期間:2023年,5月5日,
以下はWikipediaより引用
要約
『となりの魔王』(となりのまおう)とは、雪乃下ナチ(インターネット上ではナチ名義)による日本のオンライン小説及びライトノベル。イラストをちほが担当し、書籍化された。
概要
元々は個人サイト連載だったが、転載先の小説投稿サイト小説家になろうで人気を博す。短編連作の形式をとっており、現在は不定期連載。2015年にKADOKAWAの女性向けライトノベルレーベル・ビーズログ文庫アリスから書籍版が出版された。オンライン上の女性向け小説には珍しく恋愛色が薄く、ひたすらコメディ主体なのも特徴。現在は「到来編」と「襲来編」の計2巻が出版されている。
B's-LOG COMICVol.124から松本蜜柑の作画でコミカライズが連載されている。
あらすじ
日本のどこにでもありそうな田舎町に住む女子高生・夏織の家の隣に「魔王」が越してきた。――引越し蕎麦をひっさげて。
黒くて禍々しいソレの異常性を訴える夏織だが、家族を含めた町の人々は意に介さないどころか当然のごとく魔王の存在を受け入れていた。
実は夏織の住む田舎町は魔王の「保養地」で、休暇中にやって来て暫くの間住み着いた後「地元」に帰っていくらしい。
無駄に物騒で仰々しい口ぶりに反して礼儀をわきまえ町内に溶け込む魔王と、隣人として彼の世話を焼くはめになった夏織の奇妙な異文化交流を描くハートフル日常コメディ。
登場人物
魔王
長い黒髪に琥珀色の二本角を生やし、左目に傷のある美貌の青年。黒いベールの下には悪魔のような羽が畳まれている。外見年齢は26、27程だが実年齢は15歳。別の世界を管轄する魔王からは「牙の魔王」と呼ばれているが、正直八重歯にしか見えない。
仰々しく物騒な口調だが、意外にも良識と礼儀をわきまえた模範的住人で町内会にもきちんと参加している。義理堅いが大人げない所があり、大の犬好き。一方で、冷徹で厳格な施政者らしい一面も。女児向け変身ヒロインアニメの悪役にそっくりだが無関係。
趣味は通販と時代劇鑑賞で、特に暴れん坊将軍がお気に入り。のどかな田舎町にも関わらずドアチェーンを施錠し夏織にしつこく防犯指導を説くほど警戒心が強いが、オレオレ詐欺にはあっさり引っかかった。意外と日本の田舎生活をエンジョイしている。収入源は不明だがそこそこ裕福らしい。ピーマンが好物だがゴーヤは嫌いな模様。
勇者
魔王の天敵で知られる勇者。天運が異常に強く、魔王を探し回る内に保養地に辿り着いた。思い込みが激しく、他人の迷惑を一切顧みない性格。黄金の魔王が管轄する世界出身。
黄金の魔王の撒いた疫病で他界した恋人・マリアンヌと悪魔に取り憑かれた父親の仇として魔王を狙っていたが、実際は父親が不倫に走り勇者の母親を捨て、疫病については幼い頃から勇者につきまとわれ迷惑がっていたマリアンヌの狂言だと判明。
失恋し聖剣にも見放されて夏織の家に住み着こうとするが、夏織の這いずりさんの話に怯えて逃げ去った。元の世界に帰ってからは聖剣に認められようと修行の旅に出た模様。なお、勇者の残した甲冑は夏織と魔王の押し付け合いの末ゆるキャラ「ナイト★くん」になった。
既刊一覧
書籍版
巻数 | 初版発行日 | ISBN | |
---|---|---|---|
1 | となりの魔王 到来編 | 2015年5月15日 | ISBN 978-4-04-730488-8 |
2 | となりの魔王 襲来編 | 2015年7月15日 | ISBN 978-4-04-730560-1 |