なるかみ長屋
以下はWikipediaより引用
要約
『なるかみ長屋』(なるかみながや)は、島津蓮による日本の女性向け漫画作品。江戸時代を舞台とし、田舎を出て祖父の暮らす"なるかみ長屋"へやってきた12歳の少女木の葉と彼女を取り巻く周囲の日常を描く。家の光協会が発行する子ども向け雑誌『ちゃぐりん』で3年間連載され、密林社から単行本が出版されている。全3巻。
内容
祖母を亡くし気力を失った祖父の生活を助けるため、12歳の少女木の葉は田舎の母から祖父の暮らすなるかみ長屋へ送られる。木の葉は祖父の心を癒しながら、長屋の住民たちと打ち解けていく。
基本的に現実離れした物語ではないが、年に一度は竜宮城や産土神といったファンタジー的なエピソードも掲載された。なお、『ちゃぐりん』は子ども向け雑誌であるが、本作は家族が読むことも考慮して全年齢対象が意識されており、大人目線のエピソードも存在する。
主な登場人物
木の葉の家族
木の葉
藤次
鳥飼家
一州
一州の父
その他の長屋の住人
小梅
長屋外部の登場人物
燕
製作
木の葉と羽墨と巽は、元々1999年頃に構想されていた別の作品の登場人物であった。両親から虐待を受けて家を飛び出した木の葉が羽墨と出会い、彼の世話をしながら二人で怪事件を解決するという内容であったが、この作品はお蔵入りとなった。その後、彼らの設定は『なるかみ長屋』に引き継がれることになる。作者の島津蓮は『ちゃぐりん』からは人情ものを依頼されていたが、忍者ものと聞き間違えてしまい、木の葉をはじめとするキャラクター設定を掘り起こして人情ものに仕上げ直して『なるかみ長屋』の基本設定ができあがった。連載当初は1年で終了すると考えていたという。
劇中に登場するなるかみ桜は福井県越前市正覚寺の桃の木と味真野のサクラ(越前市味真野小学校)がモデルに採用されている。
時代考証はなされているが、登場人物には現代的な価値観を持つ人物が多く、作者は実際の江戸時代とは乖離しているであろうと主張している。
展開
2006年5月号から2009年4月号まで『ちゃぐりん』で連載。『ちゃぐりん』連載の漫画作品には単行本化されないものが多いが、本作は2015年5月26日に密林社からAmazon.com向けに単行本が公開され、発売に至った。またマンガ図書館Zでも全3巻が無料公開され、LINEマンガでも全巻が配信されている。