ぱすてる
漫画
作者:小林俊彦,
出版社:講談社,
掲載誌:週刊少年マガジン,マガジンSPECIAL,
レーベル:少年マガジンコミックス,
巻数:全44巻,
話数:全213話,
漫画:キャンディーガールに花束を
作者:小林俊彦,
出版社:講談社,
掲載誌:『マガジンSPECIAL』2005年1号,
漫画:あぷりこっとガール
作者:小林俊彦,
出版社:講談社,
掲載誌:『マガジンワンダー』2004年夏号,
漫画:ハッピーアイスクリーム
作者:小林俊彦,
出版社:講談社,
掲載誌:『マガジンSPECIAL』2009年6号,
漫画:みかんの心
作者:小林俊彦,
出版社:講談社,
掲載誌:『マガジンSPECIAL』2009年6号,
以下はWikipediaより引用
要約
『ぱすてる』 (Pastel) は、小林俊彦によるラブコメディ漫画作品。
概要
『週刊少年マガジン (WM) 』(講談社)において2002年32号から2003年33号まで連載。その後、兄弟誌である『マガジンSPECIAL (MS)』(同)に掲載誌を移し、2003年10号から2017年2号(最終号)まで連載された。単行本はKCマガジンコミックスより全44巻が発売されている。
広島県尾道市を舞台に、父の死によって只野家に同居することとなった美少女月咲ゆうと、彼女に思いを寄せる心優しい高校生只野麦の二人を中心とした恋愛模様が描かれる。
作者の前作『ぱられる』のリメイク作品であり、「尾道市を舞台に、思春期の男女が親不在の家で同居する」という大枠の設定が引き継がれている。
ゆうが一度、尾道を離れるまでを描いた第1部(WM連載、単行本1 - 6巻)と、ゆうが再び尾道に戻ってきてからを描いた第2部(MS連載、7巻 - )の2部構成となっている。
あらすじ
第一部
彼女と別れた寂しさを紛らわすために海の家でバイトをしていた只野麦は、店の裏で着替えていた美少女・月咲ゆうと出会い、彼女に惚れるが、連絡先も聞かずに別れてしまう。もう一度会うことを胸に誓い帰宅した麦は、誰もいないはずの自宅でなぜかゆうとの再会を果たす。ゆうの父親が死に、親友である麦の父親に娘を託したため、ゆうとゆうの妹つかさと一緒に住むようになったためであった。ゆうへの思いを秘めたままの同居生活がはじまる。3か月の共同生活の後、ゆう達は再婚していた母の元へと向かうこととなり、尾道を後にする。
第二部
義父がアメリカへと赴任することとなったため、日本の大学への進学を希望するゆうは日本へ残ることとし、再び只野家での共同生活が始まる。新たな同居人に南野マコが加わってからしばらく経ち、周りの後押しも受けてついに麦はゆうへと告白をする。恋人としてつきあいはじめた2人であったが、同居を続けるために極近しい人物以外には二人の関係は隠し、高校卒業までは密かな交際を続けることとなる。
登場人物
※年齢などは初登場時のもの。
只野家
只野 麦(ただの むぎ)
本作の主人公。初登場時高校1年生。父・健が仕事のためにほとんど家におらず、幼い時に母親を亡くして以降、実質的に一人暮らしであった。このため、家事全般に通じており(自称「日本一所帯染みた高校生」)、特にお好み焼きを始めとして料理が非常に得意で、将来は料理の道に進むことを夢見る。ゆう達と暮らし始めて以降もほとんどの家事は麦が受け持っている。
高1の夏に向島でゆうと出会い惚れる。ゆうに一途で、何度か女の子からの告白を受けるも全て断っている。何度も告白する機会を得ながらも、ゆうの居場所を奪ってしまう可能性を考え、自分の気持ちを抑えるような思いやりがあって優しい性格。自分のことを思ってくれていた人達のことを思い、遂に14巻で告白をする。
学力は大学進学が危ぶまれるレベル。
月咲 ゆう(つきさき ゆう)
本作のヒロイン。初登場時高校1年生。亡父の遺言により健(麦の父)を頼り、つかさと共に東京都の阿佐ヶ谷から只野家へと引っ越してくる。その後1部終了時に母の思いを汲み一度東京へと戻るが、義父の渡米が決まった際に、行きたい獣医学部があるとの理由から日本に残ることを決め、再び只野家にやって来た。
天然ボケで多少抜けたような所もあるが、姉としてしっかりしており、明るく優しい性格。だが、結構焼き餅焼きで怒らすと冷たい態度となる。食べることが大好きなため多少の不機嫌は美味しい物で解決。しかし自分で料理するのは大の苦手であり、味噌汁を爆発させたこともある。その他の家事もあまり得意ではないようであるが、洗濯だけは父が入院していたこともあり得意である。
寝起き・寝相が悪く、プロレスが好きで雷が苦手。勉強スポーツ共に得意で、写真部に所属。高1時のサイズは T162/B87/W56/H84。バストの重さは片方800g。
月咲 つかさ(つきさき つかさ)
只野 健(ただの けん)
南野 マコ(みなみの マコ)
豆太郎(まめたろう)
麦の周りの人々
三宮 一機(さんみや かずき)
麦とまなみの幼なじみ。麦との付き合いはまなみよりも古く親友。色黒で背が高く、20歳以上に見えるが麦と同い年。バイクに乗り、腕っ節が強く、無茶なことをし続けるワイルドな性格なため、まなみの友達など一部の生徒からは恐れられている。よく髪型を変える。遊びに行く先々でナンパをしており、軽薄な男に見られがちだが、実は10年間まなみを思い続けており、後輩から告白をされた際にもわざと嫌われるような行動をとっている。麦のことを好きなまなみを見守り続け、自分の気持ちを隠し続けていた。自身の18歳の誕生日についに告白をし、付き合うこととなる。勉強はあまり出来ないためか高校を出たら働くつもりでいる。姉がいるが弟同様かなりワイルドなようである。
崎谷 まなみ(さきや まなみ)
加山 ひな子(かやま ひなこ)
渡瀬 さゆり(わたせ さゆり)
志波 哲(しば てつ)
その他
村上 菊(むらかみ きく)
麦と同学年で同じ高校に通う、目が大きく、人形のようなかわいい娘。勉強が得意。「いやし系」として非常にもてるが、実際には計算された演技であり、だまされている人間を小馬鹿にしている。合コンで場違いな麦をからかい遊ぼうとするが、ゆうの登場で失敗し、「気に入らない」という理由だけでゆうに化けて悪い噂を流す。ゆうへの嫌がらせとして麦を落とそうとするが、麦の純粋さに触れたことによって自身が変わることとなった。実家は金持ちで向島に別荘を持っている。
岩井(いわい)
岩井 めぐみ(いわい めぐみ)
春野 うらら(はるのうらら)
同時収録短編
『ぱすてる』の単行本に併録されている短編。
キャンディーガールに花束を
あぷりこっとガール
ハッピーアイスクリーム
みかんの心
書誌情報
- 小林俊彦 『ぱすてる』 講談社〈KCマガジンコミックス〉、全44巻
- 2002年11月15日第1刷発行(11月13日発売)、ISBN 4-06-363175-3
- 2002年12月17日第1刷発行(12月14日発売)、ISBN 4-06-363181-8
- 2003年2月17日第1刷発行(2月7日発売)、ISBN 4-06-363206-7
- 2003年5月16日第1刷発行(5月14日発売)、ISBN 4-06-363238-5
- 2003年7月17日第1刷発行(7月16日発売)、ISBN 4-06-363264-4
- 2003年9月17日第1刷発行(9月14日発売)、ISBN 4-06-363288-1
- 2004年2月17日第1刷発行(2月15日発売)、ISBN 4-06-363340-3
- 2004年7月16日第1刷発行(7月14日発売)、ISBN 4-06-363402-7
- 2004年12月17日第1刷発行(12月16日発売)、ISBN 4-06-363463-9
- 2005年4月15日第1刷発行(4月14日発売)、ISBN 4-06-363511-2
- 2005年7月15日第1刷発行(7月14日発売)、ISBN 4-06-363555-4
- 2005年11月17日第1刷発行(11月16日発売)、ISBN 4-06-363595-3
- 2006年3月17日第1刷発行(3月16日発売)、ISBN 4-06-363640-2
- 2006年7月14日第1刷発行(同日発売)、ISBN 4-06-363693-3
- 2006年12月15日第1刷発行(同日発売)、ISBN 4-06-363758-1
- 2007年4月17日第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-363817-2
- 2007年8月17日第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-363866-0
- 2007年12月17日第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-363926-1
- 2008年5月16日第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-363984-1
- 2008年9月17日第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-384039-1
- 2009年1月16日第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-384084-1
- 2009年4月17日第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-384119-0
- 2009年8月17日第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-384169-5
- 2009年12月17日第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-384222-7
- 2010年4月16日第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-384280-7
- 2010年9月17日第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-384361-3
- 2010年12月17日第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-384414-6
- 2011年4月15日第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-384472-6
- 2011年7月15日第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-384518-1
- 2011年11月17日第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-384578-5
- 2012年3月16日第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-384641-6
- 2012年7月17日第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-384703-1
- 2012年11月16日第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-384766-6
- 2013年3月15日第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-384828-1
- 2013年7月17日第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-384892-2
- 2013年11月15日第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-394963-6
- 2014年4月17日第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-395026-7
- 2014年10月17日第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-395216-2
- 2015年3月17日第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-395290-2
- 2015年8月17日第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-395465-4
- 2015年12月17日第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-395568-2
- 2016年4月15日第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-395655-9
- 2016年10月17日第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-395786-0
- 2017年2月17日第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-395864-5