ひみつ戦隊ゴレンジャーごっこ
以下はWikipediaより引用
要約
『ひみつ戦隊ゴレンジャーごっこ』(ひみつせんたいゴレンジャーごっこ)は、石ノ森章太郎(当時、石森章太郎)の漫画。
『週刊少年サンデー』(小学館)1975年18号から1976年23号にて連載された。当初は特撮テレビ番組『秘密戦隊ゴレンジャー』の漫画版としてタイトル・内容とも番組に準拠したものであったが、1975年第33号より本物のゴレンジャーに憧れた5人の少年少女が「ゴレンジャーごっこ」をするというギャグマンガに変更された。石ノ森は『ゴレンジャー』について、まんがよりもテレビでこそ生きるキャラクターであると評している。
石ノ森による連載は小学館の学年別学習雑誌『小学五年生』1975年4月号から1976年2月号まででも行われた。単行本では『週刊少年サンデー』版とともに『小学五年生』版も併録しているほか、第1話は『週刊少年サンデー』版と『小学五年生』版を組み合せたものとなっている。
本項目では、同時期に連載された他の作者による『秘密戦隊ゴレンジャー』の漫画版についても記述する。
『秘密戦隊ゴレンジャー』
連載当初は「SFスパイアクション」と銘打たれていた。キャラクターなどはおおむねテレビ版に準拠しているが、総司令の名が大江戸博士である、海城の父がイーグルの指揮官であったなど細部は異なっている。
連載時にはサブタイトルはなく、単行本でもサンワイドコミックス版のみサブタイトルが存在する。
登場人物
海城剛 / アカレンジャー
新命明 / アオレンジャー
大岩大太 / キレンジャー
明日香健二 / ミドレンジャー
ペギー松山 / モモレンジャー
大江戸博士
剛の父
陽子
『ひみつ戦隊ゴレンジャーごっこ』
本物の「ゴレンジャー」に憧れ、ゴレンジャーのコスプレをした5人の少年少女を主人公とするギャグ作品で、町内で悪さを行うイジワリさんばあ、ガキ十字軍と、ゴレンジャーメンバーとの対決がメインとなっている。路線変更後は、他の作家による連載も含めお色気描写が多く見られるようになった。
石森原作の『がんばれ!!ロボコン』の主人公ロボコンが登場しており、ロボコンの口から漫画版のキャラクターのその後が語られるなど、同作の外伝としての面も持つ。
小学生時代に本作品の読者であった東映の白倉伸一郎は、この路線変更について石ノ森にとって『ゴレンジャー』はストーリーではなくごっこ遊びが本質であったのだということに衝撃を受け、実写ヒーローそのものが転換点に来ていることを突きつけられたと語っている。
登場人物(ごっこ)
アカ(アカレンジャー)
アオ(アオレンジャー)
キ(キレンジャー)
モモ(モモレンジャー)
ミドリ(ミドレンジャー)
イジワリさんばあ(胃痔割 産婆)
ガキ十字軍
渡スケ兵衛()
ロボコン
他の作家による連載
小学館の学習雑誌などの他誌作品では、タイトルは『秘密戦隊ゴレンジャー』のまま連載が続けられたが、ストーリーは、同様にギャグマンガに路線変更された。
小学四年生(小学館)
小学三年生(小学館)
小学二年生(小学館)
小学一年生(小学館)
幼稚園(小学館)
テレビランド(徳間書店)
単行本
双葉社版
週刊少年サンデー版に小学五年生版の一部を併録している。第5巻には、『星の子チョビン』と『ボンボン』を収録している。
朝日ソノラマ版
メディアファクトリー版
他誌連載版の単行本
徳間書店版
テレビランド版だけでなく、やまと虹一による小学四年生版も収録されている。
参考文献
- 『秘密戦隊ゴレンジャー大全集:ジャッカー電撃隊』講談社〈テレビマガジン特別編集〉、1988-06-31。ISBN 4-06-178409-9。
- 岩佐陽一 編『秘密戦隊ゴレンジャー大全 仮面怪人大百科』双葉社、2001年2月10日。ISBN 4-575-29186-2。