ひみつ指令マシン刑事999
以下はWikipediaより引用
要約
『ひみつ指令マシン刑事999』(ひみつしれいマシンけいじキューキューキュー)は、すがやみつるによる日本の漫画作品。『テレビマガジン』(講談社)に、1977年5月号から1978年3月号にかけて連載された。
概要
掲載方法は、別冊ふろくに収録される形式が基本となっている。テレビマガジン本誌に収録されているのは、最終回と、『テレビマガジン増刊号』掲載分のみである。
当時、『週刊少年ジャンプ』連載の『サーキットの狼』(池沢さとし)が牽引したスーパーカーブームが日本でまきおこっており、そのブームにあやかろうと企画された漫画である。
原作者として「響わたる」の名が記載されているが、これはアニメ番組のシナリオライター3名による共同ペンネームである。しかし、その原作が、いかにもアニメといった荒唐無稽な内容であったため、すがやは編集者と話し合ってオリジナルのストーリーを展開することになった。「大藪春彦作品の児童版」を目指し、ガンアクションを加えたのが功を奏したか、人気は上位を維持し、全5巻の単行本もそこそこに売れて、すがやが所沢に建売住宅を購入する資金ともなった。
発表当時はタイトルの「999」にルビがなく正式な読みは不明で、2017年にすがやが「『キューキューキュー』と呼んでました、作者は」とTwitter上で明かした。
ポルシェ934ターボを駆る刑事、嵐真一が主人公。敵もスーパーカーを使用しており、スーパーカー同士のカーアクションが見所となっている。
スーパーカーブーム最中の連載であり、登場したスーパーカーは、ロータス・ヨーロッパ、フェラーリ・512BB、ランボルギーニ・カウンタック等。
最終回
最終回では、同じポルシェであるポルシェ・928が登場。「ポルシェ934ターボ敗北か?」との危機感が煽られた(それまでは無敵を誇っていた)。
しかし、嵐真一は「排気量は劣るが、この934はターボ付き。決して928に負けない」と述べ、持ち前のドライビングテクニックで敵を凌駕した。
書籍情報
『ひみつ指令マシン刑事999』(講談社、講談社コミックステレビマガジン)
『ひみつ指令マシン刑事999』(英知出版、トラウママンガブックス)
関連作品
『ラジコン探偵団』…スピンオフ作品。本作のサブキャラクター・大助が主人公となり、嵐真一の愛車・赤いポルシェ934(ナンバー999)を模したラジコンカーを使い活躍する。