漫画 アニメ

ほえろブンブン


ジャンル:冒険,テレビ東京系,動物漫画,

主人公の属性:イヌ,

漫画:ほえろボボ

作者:村野守美,

出版社:虫プロダクション,

掲載誌:COM,

レーベル:COMコミックス,

話数:全6話,

アニメ:ほえろブンブン

監督:大町繁,

音楽:角田圭伊悟,上野哲生,

アニメーション制作:ワコープロ,

放送局:テレビ東京,

話数:全38話,

映画:ほえろブンブン

監督:平田敏夫,

制作:マッドハウス,



以下はWikipediaより引用

要約

『ほえろブンブン』は、「COM」等で連載されていた村野守美による日本の漫画作品(原題は『ほえろボボ』)、およびこれを原作とする和光プロダクション制作のテレビアニメ、マッドハウス制作の劇場アニメである。

当初は「ほえろボボ」というタイトルであったが、一部地域において放送コードに抵触する惧れがあったため、テレビアニメ化に際して「ほえろブンブン」に変更された。

概要

本作は、小さな雄の子犬・ブンブンの冒険と成長を描いた冒険漫画である。

『ほえろボボ』のタイトルで「COM」及び「COMコミックス」1971年9月号から1972年3月号にかけて第1部が連載された。第2部の連載はされることなく作者の村野が2011年3月7日に死去したため本作は絶筆の作品となった。

「COM」「COMコミックス」での連載後、「週刊少年マガジン」1972年7月9日号(29号)から9月10日号(39号)にかけてリメイク版(舞台が日本に変わるなど設定が変更されている)が連載されたほか、「月刊テレビランド」1973年3月号から9月号にかけて2度目のリメイク版が連載されている。 後に村野は、「COM」「COMコミックス」に連載されたものが本編で、他誌に連載されたものは別伝であると語っている。

その後、1981年にテレビアニメ化されたのに伴い、「ほえろブンブン」とタイトルを変えて3度目のリメイク版が「テレビランド」「中日新聞」「東京新聞」に連載された。

ストーリー

生まれてすぐ飼い主に捨てられた小さな雄の子犬・ブンブン。ブンブンは母犬を探す旅路の中で、優しい老犬・ノラや他の犬達と出逢い、逞しく成長してゆく。果たして彼は、無事母犬に再会できるのであろうか?

飼い主である謎の男は闘犬のブリーダーであり、アラスカのホッキョクグマに勝てる最強のマスチーフ犬に鍛え上げるために、わざとブンブンを野良犬の社会に放ったのだった。

単行本
  • Grand comics「ほえろボボ〈第一部〉」全1巻(1978年、翠楊社)※COM版
  • アクションコミックス「ほえろブンブン」全2巻(1980年、双葉社)※COM版に加筆修正を加えたもの
  • ヒーローコミックス「ほえろブンブン」全3巻(1980年、日本文芸社)※東京新聞ほか版
  • 電子書籍「ほえろブンブン」全4巻(2000年、eBookJapan)※東京新聞ほか版
アニメ版

以下のアニメ作品が制作されている。それぞれにストーリーの繋がりは全くない。

企画書・パイロットフィルム
ほえろボボ

1972年頃によみうりテレビで企画されていたが、諸般の事情で幻に終わった企画。早稲田大学演劇博物館に企画書が所蔵されている。1973年には本作のリメイク版が連載されていた「テレビランド」において「テレビ化決定」との煽り文句が掲載されていた。 本企画との関連性は不明であるが、ナックのフィルム倉庫には「ボボ」と書かれたパイロット版のフィルムが所蔵されている。。なお、よみうりテレビとナックは前年に「いじわるばあさん」において手を組んでいる。

のら犬ペスの冒険

ナックの企画・制作によるパイロットフィルム。2000年代初頭にニューシネマジャパンから発売されたDVD「アニメの王国・ドナルドダック」および2021年にベストフィールドから発売された『チャージマン研!』のBlu-ray付属の特典DVDに収録。 前述の理由により、今作では「ボボ」から「ペス」にタイトルが変更されている。作中には「BOBO」と書かれたタイヤが登場するシーンが存在し、原作が「ほえろボボ」であることを示唆している。また、ペスの声を野沢雅子が演じている。

テレビアニメ
ほえろブンブン(単発特番)

東京12チャンネル(現:テレビ東京)にて1980年4月2日にアニメ特番として放送された。和光プロダクション制作。30分ものが3本のオムニバス形式で、テレビシリーズとのストーリー上の繋がりは無い。映像ソフト化はされていない。

ほえろブンブン(テレビシリーズ)

特番の好評を受けて、1980年10月9日から翌年7月9日まで、週一放送のレギュラー番組としてお菓子メーカー・ギンビスの一社提供で放送された。全38話。放送時間は、木曜 19時00分 - 19時30分。

全話の映像ソフト化はされていないが、総集編の形でVHSやDVDが発売されている。なお、2001年にAT-Xやキッズステーションにて再放送が行われたことがある。

キャスト
  • ブンブン - 松島みのり
  • ノラ - 前田昌明
  • ポン太 - 肝付兼太
  • ビッグ - 田の中勇

その他 - 藤本譲、池田勝、屋良有作、たてかべ和也、前田敏子、武藤礼子、向殿あさみ、二又一成、名取幸政、西村知道、石丸博也、潘恵子、千葉繁、他

スタッフ
  • 原作 - 村野守美(徳間書店刊、『月刊テレビランド』連載)

※なお、OPクレジットには表示されないが、『中日新聞』と『東京新聞』の日曜版にも連載されていた。

  • 企画 - 高橋澄夫(和光プロダクション)
  • プロデューサー - 江津兵太(東京12チャンネル)、郷田三郎(和光プロダクション)
  • 制作デスク - 杉山健児
  • 脚本 - 鳥海尽三、海老沼三郎、三宅直子、山中延高、雨宮雄児、中原朗 他
  • チーフディレクター、演出 - 大町繁
  • サブ・ディレクター - 正木修一
  • 作画監督 - 昆進之介、森安夫、鈴木英二、篠田章、鈴木康彦
  • 原画 - 平山則夫、鈴木康彦、井上和夫、外山一博、原完治、箕輪美恵子、田渕正三、アド・コスモ他
  • 動画 - 滑川悟、林田雅子、正井融、小山規、堀田繁夫、佐藤隆幸、土肥一宏、堀口元気、中島京子、福山正敏、佐々木真由美、只野和子、荒木理恵、臼井孝二、池内美雪、本間典子、岩堀房子、鈴木大介、高橋公、藤井一郎、豊島光子、富川由紀子、祝浩司、井内弘子、他
  • 美術 - 畑淳一、池田祐二、小林七郎
  • 色指定 - 伏見和、高橋行子、田島好永、伊藤早苗、他
  • 仕上 - にしこプロダクション、スタジオ・ユニコーン、龍プロダクション、イージーワールド・プロ、アド・コスモ他
  • 撮影監督 - 弘野正之、角田秀一、武川昌志
  • 音楽 - 角田圭伊悟、上野哲生
  • 録音演出 - 千葉耕市
  • 音響効果 - 佐藤一俊(E&M)
  • 音響プロデューサー - 千田啓子
  • オーデオ制作 - 千田啓子(クルーズ)
  • 現像 - 東京現像所
  • 製作 - 東京12チャンネル、和光プロダクション
主題歌

「遙かなる旅路」
作詞 - 村野守美、雨宮雄児 / 作曲 - 角田圭伊悟 / 編曲 - 上野哲生 / 唄 - 松尾香
「遙かなる旅路」
作詞 - 村野守美、雨宮雄児 / 作曲 - 角田圭伊悟 / 編曲 - 上野哲生 / 唄 - 松尾香

「ママのセレナーデ」
作詞 - 雨宮雄児 / 作曲 - 角田圭伊悟 / 編曲 - 上野哲生 / 唄 - 松尾香
「ママのセレナーデ」
作詞 - 雨宮雄児 / 作曲 - 角田圭伊悟 / 編曲 - 上野哲生 / 唄 - 松尾香

※主題歌EPは、東芝EMI(現 - EMIミュージック・ジャパン)からリリースされた。

各話リスト

サブタイトル 初回放送日
1 母を探して・・・川をながされてきた小犬 1980年
10月9日
2 母を探して・・・のら犬のおきて 10月16日
3 母を探して・・・ぼく、のら犬になるんだ 10月23日
4 母を探して・・・ブンブン、旅に出る 10月30日
5 母を探して・・・闘犬ラッキーの友情 11月6日
6 母を探して・・・ブンブンの初恋 11月13日
7 母を探して・・・ブンブン、危機一髪 11月20日
8 母を探して・・・ゴーストタウンの口笛 11月27日
9 母を探して・・・犬のいない町 12月4日
10 母を探して・・・ハイヒールをはいたポンタ 12月11日
11 母を探して・・・ブンブン、サーカスで闘う 12月18日
12 母を探して・・・ママは金網の中 12月25日
13 母を探して・・・ママの顔はどんな顔? 1981年
1月8日
14 母を探して・・・火を吹く銃口 1月15日
15 母を探して・・・砂漠で生きろ 1月22日
16 母を探して・・・嵐に負けるな 1月29日
17 母を探して・・・のら犬の城 2月5日
18 母を探して・・・嵐に走れ!SOS 2月12日
19 母を探して・・・死神のいる町 2月19日
20 母を探して・・・炎の森の奇跡 2月26日
21 母を探して・・・闘犬師のワナ 3月5日
22 母を探して・・・めざせ!ママのいる町 3月12日
23 母を探して・・・乱闘・闘犬場 3月19日
24 母を探して・・・あれがママの声 3月26日
25 ママに会う日・・・ママ、ぼく、ブンブンだよ 4月9日
26 母を探して・・・新しい旅立ち 4月16日
27 母を探して・・・ママの箱舟 4月23日
28 母を探して・・・ワンワン大脱走 4月30日
29 母を探して・・・5匹の小犬 5月7日
30 母を探して・・・草原の対決 5月14日
31 母を探して・・・消えた猛獣 5月21日
32 母を探して・・・死神の洞窟 5月28日
33 母を探して・・・闘犬場の決闘 6月4日
34 母を探して・・・のら犬の友情 6月11日
35 母を探して・・・ママが呼んでいる 6月18日
36 母を探して・・・大空へ消えたママ 6月25日
37 母を探して・・・銃撃戦の町 7月2日
38 母を探して・・・ママ、もうどこにも行かないで 7月9日

放送局

放送時間は個別に出典が提示されているものを除き1980年10月中旬 - 11月上旬時点のものとする。

  • 東京12チャンネル:木曜 19:00 - 19:30
  • 青森放送:火曜 17:00 - 17:30(1980年10月21日から放送開始)
  • 秋田テレビ:月曜 17:00 - 17:30
  • 山形テレビ:日曜 6:00 - 6:30
  • 福島中央テレビ:日曜 7:00 - 7:30(1981年5月 - 9月)→ 日曜 6:15 - 6:45(1981年11月 - 1982年1月)
  • 新潟総合テレビ:火曜 17:30 - 18:00
  • KBS京都:金曜 18:30 - 19:00
  • サンテレビ:木曜 19:00 - 19:30
劇場アニメ
ほえろブンブン

1987年4月にマッドハウスによって劇場アニメ化された。キャストやスタッフはテレビアニメ版とは異なる。

キャスト
  • ブンブン - 戸田恵子
  • ノラ - 大塚周夫
  • ボス犬 - 塩沢兼人
  • 不良犬A - 塩屋浩三
  • 不良犬B - 平野正人
  • 子供 - 江森浩子
スタッフ
  • 原作:村野守美(汐文社刊)
  • 監督:平田敏夫
  • 脚本:竹内啓雄
  • キャラクターデザイン・作画監督:兼森義則
  • 美術監督:青木勝志
  • 撮影監督:石川欽一
  • 音響監督:明田川進
  • 音楽:小森昭宏
  • プロデューサー:丸山正雄、岩瀬安輝
  • 製作:マッドハウス、マジックカプセル
  • 配給:宮城祭映画センター