ま・り・あ
ジャンル:少女漫画,
以下はWikipediaより引用
要約
『ま・り・あ』は、武内直子による日本の漫画作品。『なかよし』(講談社)1989年12月号から1990年5月号にかけて連載された。
及び、小泉まりえによる、上記をノベライズしたライトノベル作品。
ストーリー
16歳のまりあは、唯一の肉親である母の入院を機に学校を辞めて、自宅の薬局で治療費を稼ぐつもりでいた。そんなまりあに、母は「足長おじさん」が現れたのよ、と聖信濃苑学院への転入を告げる。
何とか試験をクリアして転入初日を迎えたまりあは、遅刻しそうになりながら坂道を走っていたところ、1人の少年と出会う。彼にからかわれて結局遅刻したまりあは、彼がクラスメートであり、成績優秀者の称号でもある特待生であることを知るのだった。
小説『あしながおじさん』に従って、自分を転入させてくれた謎の人物に度々手紙を書くまりあ。しかし、返事は来ず、不安を募らせる。そんなある時、薔薇の花束とカードが届けられた。それは足長おじさんからの返事で…。
登場人物
冬海 まりあ(ふゆみ まりあ)
真家 数馬(まいえ かずま)
庭月野 えま(にわつきの えま)
真家先生(まいえ)
作中用語
足長おじさん(あしながおじさん)
聖信濃苑学院(セントしなのえんがくいん)
学費が高いことでも有名な私立学校だが、幅広く門戸を開くため特待生制度を採用しており、特待生は、在学中は学費を免除される(数馬は「学校に奨学金っていう借金してる」と表現)。特待生になるための条件の1つが「成績優秀者」であることから、学内では特待生=成績優秀者という図式が成立する。生徒の大半は幼稚舎から通っており、数馬やまりあのように「親が卒業生」であることもある。
男子の制服はシャツの襟に三角の模様が入っている以外はシンプルなブレザーだが、女子の制服は丈がやや長めで全体的にクラシカルなデザインのワンピース。「髪の長い女の子は幸せな花嫁になれる」という言い伝えがあり、女子の多くは髪を長く伸ばしている。
舞台は高等部だが、幼稚舎から中等部も存在し、『Theチェリー・プロジェクト』でも、この学園の中等部から3人の転入生が主人公のクラスにやってくる。
出版情報
KCなかよしより単巻
- 1990年10月6日発行 ISBN 4-06-178672-5
小説版:原作・イラスト 武内直子/文 小泉まりえ 講談社X文庫ティーンズハートより単巻
- 1994年8月25日発行 ISBN 4-06-199307-0
関連作品
- その後のま・り・あ - 『なかよし』1990年8月増刊号に掲載された番外編。本作の登場人物が『きんぎょ注意報!』(作:猫部ねこ)の登場人物とやりとりをするパロディ作品。『Theチェリー・プロジェクト』の第3巻に収録されている。