やけっぱちのマリア
以下はWikipediaより引用
要約
『やけっぱちのマリア』は、1970年(昭和45年)4月から同年11月まで『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)に連載された手塚治虫の少年漫画。青少年向けの性教育を意図して書かれた。
概要
主人公の焼野矢八と対立する不良グループと、そのボスである影のスケ番とが入り乱れての学園恋愛ドタバタナンセンスコメディ作品である。
同時期の永井豪の漫画でもある『ハレンチ学園』に代表されるエログロナンセンス漫画の潮流に乗って書かれたが、結果的に性表現ブームの過熱や学園青春漫画における暴力表現などに幾ばくかの諷刺のこめられた内容となっている。
しかし同年8月27日、『やけっぱちのマリア』を掲載したことで『週刊少年チャンピオン』1970年8月23日号が福岡県の児童福祉審議会から有害図書の指定を受けた。
あらすじ
父子家庭に育った暴れん坊の焼野矢八の体から、ある日エクトプラズムが産まれる。それは矢八の父のダッチワイフの身体に宿り、マリアと呼ばれて人間生活を送るようになる。しかしマリアは「産みの親」の矢八から、やんちゃな性格を受け継いでいた。
登場人物
焼野 矢八(やけの やはち)
雪杉みどり(ゆきすぎ みどり)
若松(わかまつ)
幽霊
単行本
- 少年チャンピオンコミックス『やけっぱちのマリア』(秋田書店)全2巻
- 手塚治虫漫画全集『やけっぱちのマリア』(講談社)全2巻
- 秋田文庫『やけっぱちのマリア』(秋田書店)全1巻
- 手塚治虫文庫全集『やけっぱちのマリア』(講談社)全1巻
ラジオドラマ
2012年12月、NHK-FMの青春アドベンチャーにてラジオドラマ化された。全10回。
キャスト
- 出演:竹内順子、前田希美、平田裕香、佐藤せつじ、梅沢昌代、春海四方、佐藤誓、山﨑千惠子、小杉幸彦、大西多摩恵、金内喜久夫、小林勝也、関輝雄、天野勝弘、村澤寿彦、佐久間哲、嶋田真、白倉裕二、上田桃子、下池沙知
スタッフ
- 原作:手塚治虫
- 脚色:阿部美佳
- 選曲:黒田賢一
- 演出:木村明広
- 技術:西田俊和、山田顕隆
- 音響効果:米本満、岩崎進