小説

わが母は聖母なりき




以下はWikipediaより引用

要約

『わが母は聖母なりき』(わがはははせいぼなりき)は、八木隆一郎が1936年、30歳の時に発表した自伝的小説である。『婦人公論』に掲載された。2度テレビドラマ化されている。

概要

明治42年(1909年)、秋田県能代。貧しい小作農と結婚し、息子を産んだふみは、流産がたたって家事も満足にできない身体になってしまう。そのため夫と姑に疎まれたふみは、24歳の時に離縁され、息子を置いて実家に戻る。しかし弟夫婦が仕切っている実家も、彼女にとって居心地のよい場所とはいえず、居心地の悪さを感じながら過ごす。

ある時、風のうわさで、置いてきた息子が折檻されていると聞いたふみは、元の婚家から息子を連れ出し、北海道は函館へと渡る。頼る人もいない函館の地で、ふみは野菜や果物の行商、土木工事人(ヨイトマケ)、果ては料理屋での酌婦をしながら、息子とふたりで生きていくが…。

TVドラマ
1969年版

1969年4月1日から7月29日まで、関西テレビ「火曜劇場」枠にて放送された。

キャスト
  • 水野久美
  • 香川秀人
  • 中村嘉葎雄
  • 伴淳三郎
スタッフ
  • 監督 - 木原紘一
  • 音楽 - 渡辺岳夫
主題歌
  • 作詞:渡辺岳夫 / 編曲:毛利猛
ネット局

特筆の無い限り全て同時ネット

  • 関西テレビ(制作局)
  • フジテレビ
  • 富山テレビ
  • 石川テレビ
  • 長野放送

関西テレビ制作・フジテレビ系列 火曜劇場
前番組 番組名 次番組
わが母は聖母なりき
(1969年版)

1980年版

1980年5月12日から7月7日まで、TBS「花王 愛の劇場」枠にて放送された。

キャスト
  • ふみ - 市原悦子
  • 福次郎 (子役)- 庄司顕仁 1話-10話まで
  • (子役)- 築山栄志11話- (8歳から)
  • 福次郎 - 坂東正之助(現・河原崎権十郎 (4代目))
  • 滝田 - 三ツ木清隆
  • 財吉 - 河原崎次郎
  • きよ(姑) - 三戸部スエ
  • 達造 - 小栗一也
  • 喜田晋平
スタッフ
  • 監督 - 高橋繁男、菱田義雄
  • 助監督 - 山田良美
  • 記録 - 馬場マリ
  • 進行 - 平川秀
  • 製作主任 - 石和薫
  • プロデューサー - 藤川忠勝、井上博 (TBS)
  • 音楽 - 木下忠司
  • 美術 - 横山豊
  • 装飾 - 菊武敏行
  • 装置 - 谷津勝利
  • 床山 - 三岡洋一
  • 美粧 - 近江かおる
  • 題字 - 大谷栄昌
  • 撮影技術 - 西川芳男
  • 照明 - 麓山仁志
  • 録音 - 高橋和久
  • 編集 - 鶴田益一
  • 制作 - 松竹、TBS
  • 制作協力 - 番衆プロダクション
主題歌
  • 「ねねしな灯台」 歌 - 市原悦子