わたるがぴゅん!
以下はWikipediaより引用
要約
『わたるがぴゅん!』は、なかいま強による日本の野球漫画作品。
概要
中学野球大会を舞台にした野球ギャグマンガ。野球とギャグとをコミカルに混ぜ合わせ、オリジナル魔球と登場キャラクターの個性とが光る、他とは違った味のある野球マンガである。
『月刊少年ジャンプ』において1984年8月号から連載開始し、2004年10月号で連載終了。全58巻。20年にわたる長期連載で、単行本は58巻まであるが、作中での経過時間はたったのひと夏だった。
作者の故郷沖縄の方言が対訳付きでよく使われる事が特徴的。
ストーリー
ごく普通の弱小校であった東和台中学校に、沖縄から転校生がやってくる。その転校生・与那覇わたるは、スポーツ万能児でありながら、沖縄で問題を起こしては転校を繰り返す問題児でもあった。最初は遊びで練習に勝手に混ざっていたわたるだったが、田中や丸山からの勧誘を受ける。最初は断っていたがマネージャーの関若葉に一目惚れし、野球部に入部する。
登場人物
東和台中学校(東京都)
東京都の端っこにある、平凡な中学校。野球部もさして強いわけではなかったが、わたると宮城の転校により、大会で活躍をし、周囲の注目を浴びることになる。東京にあるとはいえ、周りは田舎。西東京。
与那覇 わたる(よなは わたる)1番 投手
右投右打。沖縄から転校してきた天才児。特別野球が好きなわけではなく、サッカーやボクシングなど、どんなスポーツも好み、人並み以上にこなすが、実はチームプレーは嫌い。体は小さいが負けず嫌いで自由奔放、とにかく悪知恵と機転が利く。あまり熱心に野球をやっているようには見えないが、いざというときは人一倍の根性を見せる。この学校にやって来る前には沖縄の学校でさまざまな事件を引き起こしており、全ての学校が手に負えなくなったという。東京では親と同居はせず、親代わりのおじい、おばあと共に暮らしている。
投手としての実力は中学生離れしていて、一般的な変化球はあまり投げないが、速球はかなりのスピードを持つ。また、数々の試合を通し、ハブボールを始めとする4種類の魔球を作り出す。打撃面ではかなりトリッキーなことをやってのけ、特に走塁時は反則ギリギリなことを当たり前のようにやってのける。背番号は10。キャップはツバを後ろに向けてかぶっている。1年生であり周りは先輩ばかりで敬語は使わないが、「さん」付けで呼び敬意は彼なりに払っている(宮城だけは「がっぱい」と呼ぶ)。
ハブボール…最初は地を這うように低い弾道を行くが、手前で急激に上昇(ホップ)するボール。登場時は一段ホップだったが、その後青城中戦で二段ホップ、紀ノ川中戦で三段ホップに進化する。肩に強い負担をかけるため、わたるの体力でも15球が限界とされていたが、ストーリー後半では特に制限はみられない。
シーサーボール…わたるの球速が生み出した、ナックルの変化版。通常のナックル(佐田の投げていたもの)はブレてから真下に落ちるが、わたるの球は速いため、空気抵抗に少し変化が生じ、シーサーボールはカーブ方向かシュート方向にランダムで落ちる(保志いわく、落ちる方向の割合はカーブ6:シュート4らしい)。因みに、東京都大会の決勝・三島北中戦の対上原では真下に落ちる変化(フォークボール型)も見せたが、明確にその軌道が描写されているのはこれ一度だけである。わたるが主力としている変化球で、様々な攻略法が編み出された。
スコールボール…応援団が雨乞い音頭により降らした雨からヒントを得た魔球。アンダースローから投げるハブボール。上にボールを放り投げ、しばらくすると急激に下方向に変化し、ストライクゾーンギリギリをかすめる球。バウンドした後のボールは簡単に打てるという弱点を見つけられ、その後は滅多に投げられなくなった。
アベック台風ボール…滞空中にボールの速度が変化する魔球。原理は二つの回転をかけるというもの。タイミングをはずされるため、非常に打ちにくい。そのかわり盗塁をされやすいという欠点がある。前3つの魔球と比べて若干地味である。
宮城 正(みやぎ ただし)/5番(一塁手)
右投右打。腕っ節は強いが非常に優しい沖縄出身の母と、本島に根深く残る欧米人差別にめげず大学教授として教鞭を取る明るいイギリス出身の父の間に生まれたハーフ(日本国籍)。小学校就学直後こそ素直で聡明な男子だったものの、父親の遺伝による身体的特徴『がっぱいちぶる』(「がっぱい=後頭部が大きい」「ちぶる=頭」の意で医学的に言う長頭)を理由にいじめられて萎縮していたが、息子に惜しみない愛情を注ぐ両親のアドバイスから(自分なりに解釈した「スキンシップ」という名の腕力で)友だち作りに励み、壮大な勘違いも相まって「人を惹き付ける男になる=沖縄番長を目指す」という大きな目標に向かって邁進する。第二次性徴によって劇的に体格が大きくなって中年のような老け顔になった小学4年生以降、それまでの優しさや聡明さの欠片も感じさせない豪傑振りが板に付き、父譲りの恵まれた体格と母譲りの喧嘩センスで南部番長を名乗った中学2年生の時に北部および中部番長を倒して本島総番となった直後、その場に居合わせたわたるとの邂逅と喧嘩が今に続く腐れ縁となり、勝ち逃げのまま転校したわたるを追って東和台中学校に転入。以後はわたるの家の裏庭を勝手に借りて寝泊まりし、生活費である毎月の仕送りをわたるのおばあに一括管理される不自由な生活を送るようになったが、一宿一飯の礼儀として薪割りなどの雑事は進んで行う。東和台転校時も2年生であり、気性の荒さから主将の田中や神山までも呼び捨てにする上、そのほかの部員の名前を覚えていない。
鬼頭の計らいで野球部に籍を置くも、そもそも転入の目的はわたると喧嘩して勝つためであり、野球のルールを進んで覚えようとする努力や周囲に合わせて標準語に改めようとする姿勢を全く見せず、気の向くままに振る舞いウチナーグチ(沖縄方言)を使い続ける独立独歩を一貫する。本島に相思相愛の恋人「花子」(はなこ)がおり、周囲の目にはその顔貌と肥満体から豚を彷彿とさせる醜女にしか映らない花子の純粋な想いを心から大事にしているが、花子を想うあまり世に言う「恋は盲目」に陥り、全国大会決勝戦中に本島から単身駆け付けた花子の手弁当(沖縄の自宅で作って保冷処理せず札幌会場まで持ってきた)を平らげて食中りをおこした末、バックスクリーン直撃の超弩級ホームランを花子に捧げた代わりに盛大に脱糞してしまった。
マスコットバットを普通のバットの如く軽々と扱うだけでなくそれをホームランゾーンへ放り込む桁外れの腕力と筋骨の強さ、そして14歳とは思えない体格(推定身長190-200cm前後)から繰り出される豪快の一言に尽きる打撃は良くも悪くも試合の流れを一変させ、仕方なく一時的に投手を務めた際には同方向の手足が出る滅茶苦茶なピッチングフォームで神山のキャッチャーミットを吹き飛ばす剛速球を披露し、体格の割にスピードとスタミナを併せ持つなど打・投・走に関して恐るべき地力を持つ。また、右投右打ではあるが実際には「その時々に応じて都合の良いほうを使う」という無自覚極まりないスイッチプレイヤーであり、肩を脱臼したり指を骨折したり後頭部を強打したりと結構な重症を負っても平気で動き回る驚異的な体力と回復力、野生の熊と対峙しても何だかんだで引き分けに持ち込む度胸と強運まで兼ね備える。その反面、連載が進むに連れて基本ルールすら知らない様子が散見されるほど野球知識の欠落に拍車が掛かり、ファールはスタンドを超えてもホームランにならないという基本的なルールすらも連載最終盤を除いて理解していなかったほど。変化球には滅法弱く守備力も壊滅的という極端なパワーヒッター(ただし、宮城の思考を逆手に取ったわたるの悪知恵次第で変化球にも対応し守備力も格段に上がる)。
ただでさえ中学生規格外の体格に加え、後方に長く突き出た頭のために着用できる既成品キャップが無く、野球帽は後ろ半分を切り取ってゴムバンドを縫い付けたもの、バッターヘルメットは後ろ半分を叩き割ったものを専用している。小さな頃から苦労の絶えない頭の形でありながら、それでもそんな自身の頭を誇りに思っているらしく、特徴的な頭を持つ者(『たっちゅーちぶる』=とんがり頭=三島北中の上原、『たっぺーちぶる』=絶壁頭=宮古島中の金城)が現れるとそれを笑いつつも対抗意識を燃やしてしまう癖がある。
田中 将(たなか まさし)3番 遊撃手
神山 武(かみやま たけし)4番 捕手
丸山 ひろあき(まるやま ひろあき)補欠
宇野 孝太郎(うの こうたろう)2番 二塁手
石井(いしい)補欠
京井(きょうい)6番 左翼手
石田(いしだ)8番 三塁手
島津(しまづ)9番 中堅手
鬼頭(おにがしら)
関 若葉(せき わかば)
吉田 栄作(よしだ えいさく)
和泉中学校(東京都)
東京都を代表する強豪校で、ここ数年間地区大会で連続優勝している。チームの勢いづけのため、大会前に東和台中に練習試合を申し込むが、思わぬ苦戦を強いられた。後に地区大会の準決勝で対戦する。
佐田(さだ) 投手 7番
剛田(ごうだ) 左翼手 4番
石岡中学校(東京都)
青城中学校(東京都)
毎年ベスト4には残ってくる強豪だが、和泉中には勝った事がない。東和台中とは地区大会の三回戦で対戦。
友国(ともくに) 一塁手 4番
三島北中学校(東京都)
和泉中から土屋が転校してきた中学。東和台中とは、地区大会決勝で当たる。それまでは毎回初戦で敗退する弱小校だったが、土屋の好投と上原の打撃によって、神山いわく「和泉中より強い」学校となる。
土屋(つちや) 投手 6番
三島北中のエース。もともとは和泉中の控え投手として登場していたが、エースになれなかったため三島北中に転校する。その驚異的な握力から繰り出される重い球が武器。変化球は苦手で、上原いわく「ちょっとズレただけ」。過去に3tボールを編み出すために過酷な苦労をしてきて、その苦労を思い出すことで精神的なダメージを回復する。敗戦後に神山のシーサーボール捕球の特訓に協力し東和台が日本一になった事を誰よりも喜んでいた。
1tボール…遅刻した上原の代わりのキャッチャーは3tボールを取れないため、少し力を落とした3tボール。これでもホームランの当たりをレフトフライにするほどの力がある。
3tボール…土屋の全力投球から出される、恐ろしく重い球。並みのバッターは手も足も出ない。わたるが「ダッシュ打法」によって攻略した。
5tボール…宮城に対して投げた、究極の重い球。
3gボール…3tボールを攻略しようとしたわたるに対し投げた全くのスローボール。1度目はタイミングをずらされ空振りしたわたるだったが、2度目はバッターボックス内を一周することでタイミングを合わせ、バックスクリーンをはるかに超える特大アーチとなった。
上原 三男(うえはら みつお)捕手 4番
右投右打。三島北中の主砲で、準決勝の梅星中戦ではホームランを3本打った。明らかに縦に長い頭の形(宮城曰く『たっちゅーちぶる』)をバカにされたためか、宮城をライバル意識している。試合中でも、上原は頭でレンガを割り、宮城は薪を後頭部でたたき折るという「頭合戦」が行われた。
遅刻癖があり、試合の1回から出てきたことは一度もない。三島北中で土屋の3tボールを捕れる唯一の男である。打撃面では、二段ホップハブボールを一打席目で軽々と打つなど、剛田以上の実力を見せた。また、試合の最中、後ろを向いてポーズをとり、ボールを見るために首を180度回すというバッティングフォームを生み出した。座ったまま一塁に弾丸のような牽制球を投げる超強肩。走るのは苦手で少し走ると息を切らせる描写があり、二盗を試みてもセカンドが送球を収めたグラブを二塁ベースに構えている時点でその5mほど手前にいるなど非常に足が遅い。趣味は塗り絵で、連載当時に放送されていた特撮シリーズのファイブマンの塗り絵がお気に入り。試合後、宮城に自分と同様異様な頭の形であることの共感もあって、意地の張り合いで気絶したが「喧嘩ではお前の勝ち」と言われたことから、喧嘩の実力もかなり高いことが分かる。ただし、わたる相手では宮城と二人がかりでボコボコにされていた。
神谷中学校(東京都)
地区大会二回戦の相手。この試合では、わたるが先発出場せず。
南長万部中学校(北海道)
北海道の南長万部村にある中学校。鬼頭監督の母校で、村の発展をことごとく邪魔してきた鬼頭を描いた「鬼頭伝説」という伝説が伝わっており、村内では有名。東和台中とは、全国大会一回戦で当たる。
保志(ほし) 投手 4番
右投左打。南長万部村のニューヒーロー。南長万部中を引っ張る選手で、投打に渡って大活躍をする。「魔球ブーメラン」という、球が滞空中に戻るという魔球を投げる。投球フォームのアンダースローを宮城が「気持ち悪い」と嫌がっている。打撃面では、地区大会でも8割8分という驚異的な打率を残しており、わたるのシーサーボールを「ヤマカン打法」で見事打った。打撃フォームも一風変わっており、近藤和彦を思わせるような構えで打席に立つ。眉毛を大事にしていて、宮城に眉毛をそられ、わたるに落書きをされたときは、鬼のような形相で怒った。監督の秋元を慕っている。
魔球ブーメラン…滞空中にボールが戻るという魔球。タイミングをはずされるため打ちにくい。その原理は、初速(ボールが保志の手から離れた瞬間の球速)と終速(キャッチャーミットに収まる瞬間の球速)の差を大きくし、バッターに錯覚を起こさせるというもの。
秋元(あきもと)
紀ノ川第二中学校(和歌山県)
全国大会二回戦の相手。守備は弱い(鎌田によると打撃さえ良ければキャッチボールすらできない部員もレギュラーに据えるとのこと)が圧倒的な打撃力を誇る中学校で、一回戦の瀬戸内中戦では48得点をマーク。下位打線ですらハブボール・シーサーボールに対応する上、クリーンナップに至っては新魔球のスコールボールを破ってしまった。試合の裏では監督の田尻と鬼頭が、負けたら50万円を払うという賭けを行っている。
鎌田(かまだ) 捕手 3番
左投左打。小柄だがリストが超人的に強く、異常に速いスイングスピードの持ち主。その打球はフェンス間で跳ね回ったり、マンガ表現を抜きにしても会話が可能なほど滞空するフライになる、理不尽な強烈さを持つ。普段は計算高く立ち回る策士だが、わたるの反則ギリギリのプレーに腹を立てて「赤目」と呼ばれる凶暴化を起こし、故意の危険球や周囲への暴行で試合を壊していった。それでも、沈静化後は9回二死満塁から走者一掃の3点タイムリーを打ち、リーダーとしての仕事を果たした。捕手では珍しく左投げ。投手としてもかなりの速球と目にも止まらぬ牽制球を手首のスナップだけで投げるが、球質が致命的に軽いという弱点をわたるに見破られた。
森井(もりい) 投手 4番
右投右打。巨漢投手で医者の息子。カニ大食い競争で宮城には勝ったものの、わたるに負ける。普段は三島北中の土屋並の重く速い球(一日八食ボール)を投げるのだが、空腹になると信じられないような軽く遅い球になり、トリッキーズにすら打ちこまれた。このため、一度は鎌田とポジションを交替している。打者としても非凡な能力を見せ、ハブボールを初見でバックスクリーンに打ち込んだり、シーサーボールを特に何の工夫もなしに打って、わざとキャッチャーフライにしたりした(売店に行くため)。基本的に食べることしか頭になく、1イニングごとに2個の弁当を食べ、試合中に補欠に弁当を買いに行かせるほどの大食漢。「アホ」と言われると、相手が誰であろうが泣きじゃくりながら殴る。
西出(にしで) 中堅手 5番
田尻(たじり)
紀ノ川第二中の監督。恫喝スレスレの言動が絶えないチンピラのような男だが、数学教師。独身。何事においても攻めることが一番と考えており、選手が少しでも消極的なプレイをしようものなら、その選手のおでこに黒板用コンパスの芯をつきたて、火花が出るほどの勢いで回転をさせて容赦なく円を描く(このときのかけ声は「中心取ったる〜!」)。守備についてはほとんど関心がなく、味方選手が凡エラーを犯しても「攻めた上でのエラーならしかたがない」と放任している。飲酒癖があり、午後4時にならないと前日に飲んだ酒が抜けない。「赤目」と化した鎌田に叩きのめされたり、鬼頭に50万円の借用書を作られたりと、あちこちで報いも受けている。
山笠中学校(福岡県)
全国大会準決勝の相手で、エースで4番の藤が率いる中学校。この試合では、わたるがストレートのみで投げ抜いている。また、神山がサヨナラのホームを踏んだ際、手にケガを負う。元エースの石井が外野守備とバットで勝利に貢献。宮城が記憶喪失に陥るというハプニングにも見舞われた。
藤 綱道(とう つなみち) 投手 4番
右投右打。「スピンボール」の使い手で、投打の中心。アフロ風の天然パーマが目を引く陽気な偉丈夫だが熱くなりやすい面もあり、宮城の行動に怒り危険球を投げることもあった(結局はホームランを打たれたが)。サーカス団である両親ゆずりの足腰バランスで、人を足で回すという芸もできる。
スピンボール…正体は回転数の多いスローカーブ。しかし、異常に回転数が多いため、ジャストミートしても打球がスピンして内野フライになってしまう。東和台打線もこの球に苦しめられた。また、スピンボールは藤と対馬小路の二人が必死に積んだ特訓の末に完成したボールでもある。
スピンボールヨコヨコ…わたるにスピンボール対策で打たれ始めたときに、監督の考案で編み出したボール。スピンボールをただサイドスローで投げるという単純なものだがスピンボールとは違って打ち込まれることは無い。この他にもう一つアンダースローで投げるスピンボールがあるが、それは神山に対して投げた一球のみで、しかも簡単に打たれてしまった。
宮古島中学校(沖縄県)
全国大会決勝の相手で、選手全員が陸上選手クラスの俊足を誇る中学校。夫婦(守備監督:母ちゃん先生、攻撃監督:父ちゃん先生)でチームの指揮を執る。チームリーダーの東風平が足だけで勝ってきたことを自慢するだけあって、攻守でその実力を発揮している。試合途中から、宮城の彼女である花子が応援に駆けつけた。
東風平 光(こちんだ ひかる/ひかり?) 捕手 4番
金城 堅栄(きんじょう けんえい) 投手 9番
右投右打。宮城も倒す怪力投手。試合前に若葉に一目惚れして東風平と痴話ゲンカになり、試合中もこれがきっかけで田中と土門を刺激してしまう。彼の投げる球は、球威球速ともにこれまでの対戦相手の中でも群を抜いており、その威力はバットを弾き、捕球した東風平を宙に浮かせるほど。守備で、プロの試合でも滅多に見られない記録をマークする。
ヌメットボール…異常な汗かきであるという金城の体質を利用した魔球。汗でボールを濡らすことでバットと衝突したときの摩擦を減らし、回転を与えさせないというボール。簡単に言うと、「打者にフォークボールを打たせる魔球」。滞空中にボールが落ちてしまうので、宮城クラスのパワーを持っていてもホームランは打てない。
その他
おじい
おばあ
サッカー部顧問
書誌情報
ジャンプ・コミックスより全58巻が刊行。