われらはレギオン
以下はWikipediaより引用
要約
『われらはレギオン』(原題: We Are Legion (We Are Bob))は、カナダのSF作家デニス・E・テイラー(英語版)のSF小説。第1巻は2016年に発表された。日本語版は2018年に金子浩の訳でハヤカワ文庫SFから刊行された。
概要
SF作家デニス・E・テイラー(英語版)の商業デビュー作で、第1巻のWe Are Legion (We Are Bob) が2016年9月、第2巻のFor We Are Manyが2017年4月、第3巻の All These Worldsが2017年8月に刊行された。1巻と2巻のタイトルは新約聖書『マルコによる福音書』に記されている悪霊の集団レギオンに由来する。また第3巻のタイトルは『2010年宇宙の旅』作中のメッセージに由来する。
アメリカの投稿型書評サイトGoodreadsでは、読者投票による「21世紀のベストハードSFリスト」で2位を獲得している(2018年現在)。また日本においても、早川書房が刊行する 『SFが読みたい!』においてベストSF2018 海外篇7位を獲得している。
あらすじ
SFファンでプログラマのボブは、SF大会の会場で交通事故に遭い死亡してしまう。だが、ボブが目を覚ますと、そこはキリスト教原理主義が支配する2133年のアメリカで、ボブは人間ではなく人間の脳を複製して作られたコンピュータプログラム「レプリカント」となっていた。高い適応力を示したボブは恒星間探査船「ヘヴン1」の電子頭脳に抜擢され、地球を離れエリダヌス座イプシロン星に旅立つ。自分自身を作成可能なフォン・ノイマン探査機となったボブは、イプシロン星にて自身の複製を作り、あるものは新たな世界の探査へと、またあるものは地球へと旅立っていく。
主な登場人物
ボブ
ボブ(オリジナル)
ボブ(ボブ1)
FAITH
USE
用語集
レプリカント(複製人)
FAITH(自由アメリカ神聖盟主国)
USE(ユーラシア合衆国)
ブラジル帝国
ヘヴン計画
ヘヴン船
エクソダス号
SURGE機関
SUDDAR
SCUT通信
GUPPI
ボブネット
ボビヴァース
アザーズ
書誌情報
- デニス・E・テイラー『われらはレギオン1 AI探査機集合体』金子浩訳、早川書房、2018年。ISBN 9784150121785。
- デニス・E・テイラー『われらはレギオン2 アザーズとの遭遇』金子浩訳、早川書房、2018年。ISBN 9784150121891。
- デニス・E・テイラー『われらはレギオン3 太陽系最終大戦』金子浩訳、早川書房、2018年。ISBN 9784150122027。
- デニス・E・テイラー『われらはレギオン4 上 驚異のシリンダー世界』金子浩訳、早川書房、2022年。ISBN 9784150123635。
- デニス・E・テイラー『われらはレギオン4 下 驚異のシリンダー世界』金子浩訳、早川書房、2022年。ISBN 9784150123642。