われらホビーズ ファミコンゼミナール
以下はWikipediaより引用
要約
『われらホビーズ ファミコンゼミナール』は、あおきけいによる日本のギャグ漫画作品。ファミリーコンピュータ(ファミコン)を中心としたテレビゲームのパロディ漫画である。
概説
『月刊少年ジャンプ』(集英社)1986年(昭和61年)4月号から1990年(平成2年)11月号まで連載されていた。全56話+番外編1話。単行本は全4巻。
『月刊少年ジャンプ』増刊『HOBBY's JUMP』に連載されていた『われらホビーズ』(以下『ホビーズ』)が前身。ラジコンや自転車などといった様々なホビーを題材としたショートギャグ漫画で、テレビゲームを題材としたファミコン編6話とウィザードリィ編も掲載している。
『われらホビーズ ファミコンゼミナール』(以下『ファミコンゼミナール』)は『月刊少年ジャンプ』にスピンオフされる形で連載がスタート、タイトルにもあるように題材はファミコンゲームに一本化されたが、メインキャラクターとその容姿および設定はそのまま『ホビーズ』から引き継がれ、『ホビーズ』でも、ファミコン編とウィザードリィ編では『ファミコンゼミナール』のレギュラーキャラクターが登場している。以降『ホビーズ』と『ファミコンゼミナール』は同時に連載していたが、『ホビーズ』は単行本化されていない。
『ファミコンゼミナール』連載開始時点は『ホビーズ』と同じくショートギャグ漫画で、ファミコンというホビーそのものを題材としたものと、登場人物がゲームキャラクターに扮したゲームの世界観を題材としたものが混在していた。『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』を題材にした第27話「ホビーズクエスト?の巻」以降は一話読み切りの短編エピソードへと変化し、内容もゲームの世界を舞台としたパロディ漫画に変化していった。この頃になるとファミコンだけではなくPCエンジンのゲームを題材としたエピソードが掲載されるようになる。末期には最早題材の原型をほとんど留めないエピソードや、ゲームの原作となったアニメや映画のパロディが主流となっていった。
本編終了後に読み切りとして『スーパーマリオワールド』を題材とした『われらホビーズ スーパーファミコンゼミナール』が掲載、単行本未収録となっていたが、マンガ図書館Zにて同じく単行本未収録となっていた『われらホビーズ・ファミコン編』全6話、『われらホビーズ・ヴィザードリィ編』と合わせて収録された『われらホビーズ ファミコンゼミナール Ex』として2018年7月3日に電子書籍化された。
登場人物
われらホビーズ初出
シゲ坊
マコ
ファミコンゼミナール初出
ゴージ
兵頭
初出は第12話「ファミコン傭兵登場」。10円でどんなゲームでも攻略するファミコン(テレビゲーム)専門の傭兵。常に迷彩服を着ている。寡黙で表情は表に出さないが、10円以上の金額を出されると動揺してしまう。27話以降は貯金箱の10円玉をぶちまけると大慌てでかき集めたり、誰かに10円玉を取られると熱を出して寝込んでしまうなど、今まで以上に10円玉に固執するキャラに。また、27話以降はタカやゴージと同じくストーリの中核を占めることが多いが、基本的にゴージとは対立関係であるため、ゴージが主役の場合は悪役を演じることが多い。ゴージと同じく『マンモス』からのパロディキャラクターで、モデルは主人公である兵頭一平から。
トモ
アヤ
西園寺レイ
こもる
ジョージ
ケン
発出は第31話「究極ハチャメチャスタジアム」。野球チーム「ハリキリーズ」のキャプテン役で登場。作中初の7頭身キャラクターで、ファミコンが大嫌いなスポーツマンという異色キャラクター。以降その頭身ゆえにほぼ青年役で統一される。一度アヤと共に兵頭の父親役で出た。
ファミコン嫌いの理由は、3年前にファミコンとスーパーマリオを買ったものの、自身が不器用なせいで1年経っても1面をクリアできなかったため、という、逆恨みとしか思えないもの。そのせいで、ファミコンそのものだけでなく、ファミコンをやる者まで「ついでに」憎んでいる。他人が目の前でファミコンをやっていると激怒して叩き壊すという八つ当たりぶりで、3巻では十字ボタンを見るとアレルギー反応を起こす、という設定まで出ている。
ゴージの部下
ファミンシュタイン博士
ゴージの子孫
モチーフにされたゲームソフト
この漫画は『ファミコンゼミナール』と銘打っているため、ゲームをモチーフにしたギャグを題材としており、作品初期は1P、後期は1話分でソフト1本分をネタにしている。ここでは27話以降の元ネタを記述する。
2巻
- 27話:ドラゴンクエストIII
- 28話:信長の野望
- 29話:ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者
- 30話:R-TYPE
- 31話:究極ハリキリスタジアム
3巻
- 32話:ファミコンウォーズ
- 33話:ファミリーサーキット(ファイナルラップ?)
- 34話:源平討魔伝
- 35話:スーパーマリオブラザーズ3
- 36話:ロックマン2
- 37話:桃太郎電鉄
- 38話:AKIRA
- 39話:ダウンタウン熱血物語
- 40話:ファイナルファンタジーII
- 41話:じゃじゃ丸忍法帖
- 42話:ロボコップ
- 43話:スーパーチャイニーズ2
4巻
- 44話:美味しんぼ
- 45話:MOTHER
- 46話:ツインビー3
- 47話:ふぁみこんむかし話 遊遊記
- 48話:ゴジラ
- 49話:ゴーストバスターズ2
- 50話:バットマン
- 51話:キャプテン翼
- 52話:ドラゴンクエストIV
- 53話:ウルトラマン
- 54話:ファイナルファンタジーIII
- 55話:ドクターマリオ
- 56話:スーパーマリオブラザーズ1〜3(ストーリーはターミネーターを元にしている)