アイアンマッスル
題材:巨大ロボット,
以下はWikipediaより引用
要約
- アイアン・マッスルは、園田光慶(ありかわ栄一)の貸本劇画。1965年。
- アイアンマッスルは、永井豪の漫画。1983年。本項で解説。
『アイアンマッスル』は、永井豪とダイナミックプロによる巨大ロボットを題材とする日本の漫画作品。講談社の週刊少年マガジンに1983年2月2日号から同年11月30日号の間連載された。
あらすじ
プロレスラーのように身体を鍛えた「グラップラー」が、自身の動きをトレースし動く人型ロボット「グラップルマシン」の内部に乗り込み、そのロボット同士が動けなくなるまで格闘する近未来格闘技「ハイパーグラップル」。
主人公・鋼光一は、激しい訓練を受けグラップラーとして成長。父を倒した偉大なるチャンピオン・オーディンとの対戦権を得るため、太平洋トーナメントシップに参加し世界各国の強豪と壮絶な戦いを繰り広げる。
主な登場人物
鋼光一(はがね こういち)
鋼勇次郎(はがね ゆうじろう)
炎桜子(ほのお さくらこ)
デビッド・エルマン
主なグラップルマシン
アイアンマッスル
キングアイアン
ファイアービューナス
ザ・サタン
しかし、王者の道を駆けるオーディンとは正反対に強すぎた(=機体そのものの出力とパワーがオーディンを上回っていた)ため、悲劇の道を歩まされることになる。その強すぎる力はデビュー戦で対戦相手を背後からのパンチ一発でコクピットをグラップラーごと打ち抜いてグラップラーを死亡させ、以後の対戦相手を確実に死または廃人、いずれかの道へと辿らせる悲劇をもたらす、いわく付きのマシンとして悪名を轟かせてしまう。
更に過去に所有した2人のグラップラーが自殺や怪死を遂げており、グラップラー達から「悪魔のマシン」と呼ばれ、その名を聞いただけで乗るのを拒むほどに忌み嫌われていたが、3代目となる新たなグラップラー、デビッド・エルマンを得たことで真の力を発揮していく(デビッド曰く「マシンを超えたマシン」「大いなる力を秘めた超マシン」)。
デビルマンもかくやと言わんばかりに悪魔の翼と尻尾を展開して飛翔したり、搭乗者の心象に呼応した幻覚でアイアンマッスルを惑わし、妨害電波で光一と勇次郎達との通信を遮断するなど、他のグラップルマシンには無い精神に作用する機能も備えている。アイアンマッスルに頭を破壊された直後に搭乗者であるエルマンの意志に反して暴走し、ポセイドンパレスから出たところで警官隊の攻撃でコクピットガラスを壊され、警官がすかさず発砲した事でデビッドは射殺されたが彼の意思が同調し、頭部に角を付加したデビッドの頭が現れ、尚も動き続けた。最後はアイアンマッスルに倒される。
ザ・ルシフェル
ゴッドゴーレム
ザ・サタンを倒し、搭乗者のエルマンの死ぬ遠因となったアイアンマッスルを逆恨みし、太平洋トーナメントシップに参加。アイアンマッスルとは決勝まで対戦できない組み合わせであったが、自身の準決勝戦前にアイアンマッスルを強奪し光一をおびき寄せ、火山地帯で光一に戦いを挑む。ところがゴーレムは火山の中に落ちかけ、アイアンマッスルが食い止めようとしたものの、ザ・サタンの亡霊に引きずり込まれ火口に消えることとなった。
エイリアン・ゾバダ
スコーピオン・バドー
マンモスマシン・ドノバ
ジェットタイガーオルゴン
マッド・ガイアス
得意の高速回転でアイアンマッスルを渦の中に巻き込むことに成功するも、脱力し流れに身を任せたアイアンマッスルは破壊されることなく渦を乗り切った。高速回転を解いたところでアイアンマッスルに組み付かれ、敗北する。
ボロボット・ボボット
オーディン・ザ・グレート
用語
グラップルマシン
グラップラー自身にスポンサーがつき、そのスポンサーである企業が製造・開発を行なっている。これは現実世界でのF1に近いシステムと言える。
インバージョン・シンドローム
また、ザ・サタンと対戦したグラップラーにもこれによって廃人になった者がいる(セリフのみで語られているのみ)が、これはザ・サタンのパワーがあまりにも強すぎたことによって起こったものであり、その強烈なダメージが相手グラップラーへダイレクトに伝わってしまったためである。
単行本
- KCマガジン 全5巻 1983年 講談社刊
- KCスペシャル 全3巻 1988年 講談社刊
- スターコミックス 全3巻 1997年 大都社刊