アイドルマスター ミリオンライブ! (門司雪の漫画)
漫画
原作・原案など:バンダイナムコエンターテインメント,
作画:門司雪,
出版社:小学館,
掲載誌:ゲッサン,
レーベル:ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル,
巻数:全5巻,
話数:全24話 +特別編3話,
以下はWikipediaより引用
要約
『アイドルマスター ミリオンライブ!』は、ソーシャルゲーム『アイドルマスター ミリオンライブ!』の漫画化作品。小学館の雑誌『ゲッサン』に2014年8月号から2016年10月号まで連載された。作者は門司雪、原作はバンダイナムコエンターテインメント。
連載誌名から『ゲッサンミリオン』『ゲッサン』と呼ばれることが多い。
概要
ライブイベント「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 1stLIVE HAPPY☆PERFORM@NCE!!」にて『ゲッサン』での連載が、『アイドルマスター ミリオンライブ! バックステージ』の『まんが4コマぱれっと』連載と共に発表された。元々は単行本2巻ほどの予定であったが、好評であったため5巻完結となった。作者の門司雪にとって初の連載作品である。
ストーリー
春日未来、最上静香、伊吹翼の3人メインにアイドル活動を通しての成長、すれ違い、夢と現実の違いによる苦しみが描かれる。
1巻
中学2年生の未来は、部活の雑用をしていたところ、ダンスを練習する静香と出会う。チケットを渡され、765プロライブシアターに行き、静香のステージを見たところアイドルの楽しさに気づき、自分もアイドルになる。静香の「私達二人」の言葉で初ステージを期待いっぱいで待っていた未来だったが、「私達」は静香と翼のことで、未来は入っていなかった、そんなことにはめげず、未来は友達のステージを心いっぱい楽しみにするが、静香は過労でステージに立てなくなってしまう。未来が代役となるが、静香の努力を見ていたため、立つことを嫌がる。そんな時、静香のメールが背中を押す。
2巻
ステージは大成功を収め、未来に感謝の手紙を書く静香。しかし仲間の言葉や学園祭のステージに未来が出ることで悔しさが募っていき、すれ違う2人。静香と仲直りするためには静香をステージに立たせればいい、そう思った未来は、初ステージの給料で静香に学園祭のステージをオファーするも、やり方が悪く気づかれず。そんな中迎えた学園祭、心配した仲間の箱崎星梨花、望月杏奈、馬場このみが様子を見に行くことになる。3人ははぐれ、星梨花、杏奈がステージに立つことになってしまう、このみは模擬店でうどんを茹でる静香にたどり着き、給料の件を伝える。未来の真意に気づいた静香はステージに立つ。学園祭の優勝は杏奈に決まり、静香と未来は仲直りすることが出来た。
3巻
先輩アイドルのバックダンサーオーディションに参加するアイドル達。そんな中、翼は憧れの先輩・星井美希がいることで張り切るも、協調性のない翼はバックダンサーには似合わないと落とされてしまう。コーラスを探していたジュリア、真壁瑞希と翼がコーラスになるも、翼は相変わらずで、ジュリアとはウマが合わない。瑞希の言葉で翼と向き合うと、翼の持ち味に気づくジュリア。翼メインの曲を書き上げ、本番で初披露、翼のステージは大成功も、ジュリアでのバックコーラスは上手くいかず、憧れの美希にはコーラスが上手に出来るようになったらバックダンサーになってもいいよ告げられ、何かをつかむ翼。
4巻
未来はCDデビューを果たし、アイドルとして人間として一歩成長。3人はおそろいの衣装をもらい、ユニット活動で胸が膨らむも、衣装は他のみんなも貰っておりユニットはおあずけに。アイドルフェス向けの新ユニットで静香、翼、未来はバラバラになり、未来はソロ活動でフェスに参加せず、未来と静香は翼を入れた3人でユニットを約束する。翼は同じユニットとなった熱血の高山紗代子が原因でサボらず練習、未来はサインを考える、静香はメンバーと衝突しながらも確実に成長と、3人はすれ違っていく。未来はCDの手渡しイベントで、ファンとの交流を通し、自分のアイドル道を見つけ始めていく。フェス当日、未来は遊園地でのライブのため2人のステージを見ることは叶わず、ライブは自分達を知らない子供達とお年寄りが観客という、完全アウェー状態であった。同じくフェスもアウェー、ギターなしのジュリアは完全に緊張してしまうが、メンバーの翼がかけた言葉で吹っ切れる。おとなしく自己紹介させてくれない、曲を聞いてくれない子供たちに苦労する未来達であったが、未来が自分の好きなアイドル、Jupiterしか聞かない子供を見つけ、ステージは好転していく。子供と一緒にJupiterの曲を歌う、人気アニメの主題歌を歌うと観客と一緒にステージを作っていく、同じ時翼もファンと一緒にステージを作っていった。ぽつりぽつりと嵐の予感、そして静香達のステージが始まる。
5巻
強まる雨の中、静香達は歌を歌い、踊りを踊りステージを続けていく、そして最後の曲を迎える、噛み合いきらなかった5人は一つとなり、ステージの上で溢れ出す。雨が上がり、静香の顔には雨と汗、やりとげた笑みが溢れていた。写真となった静香は話題を呼び、表紙を飾ることに。
3人のユニットがついに形を見せ始める。デモ曲、ユニット名の相談と進んでいくが、フェスでの成功から静香は大型新人コンテストにノミネート、アイドルは受験までと決められていた静香は夢のため、参加を決める。しかしその間、劇場での仕事は出来ず、3人のユニットは白紙に。美希に言われて言葉からセンターに指名された翼はそれを未来に譲る。静香はというと、ライバルだらけと劇場と違う環境、仕事仕事で仲間と過ごせない日々が続く中、コンテスト決勝で武道館に立つことが決まる。未来は見えるところに仲間のいないセンターの重圧から練習の成果が出ない。
そんな未来のために、仲間の横山奈緒は2人を会わせる。「行かないで欲しかった」涙ながらに思いの吐き出す未来、アイドルを続けていれば今じゃなくても武道館に立てるチャンスはあると。静香は受験までにアイドルを辞めると今まで黙っていたことを告げる。時間があるのは未来だけだと。納得できない未来は静香を問いただす。「アイドルやめたくない、未来と一緒にアイドルやりたい」泣きながら告げ、抱きしめあう2人だった。今年最後の公演となり、クリスマス公演、静香は武道館で、未来達は劇場で時を待つ。ライバルからひとりぼっちだとプレッシャーを受ける静香、円陣を組む劇場の仲間、そして幕が上がる。2つの場所で1曲目が終わり、2曲目に行くことに、同じ曲「君との明日を願うから」が流れる。劇場のスクリーンには武道館の静香が、武道館のスクリーンには翼と未来が映る、2つの会場が同時中継されたのだ。この曲は3人ユニットのデモ曲であった、そして武道館の静香は一人でなかった。そして未来はトップアイドルになる約束をプロデューサーと交わす。
全てが終わり、劇場の屋上でバーベキューをするアイドル達。静香は父親にアイドルを続けることを話し合うと決める。そして3人が劇場でライブをするところで物語が終わる。
登場人物
未来、静香、翼が物語の主軸で、他のキャラクターはあまり物語にかかわらない。アニメ版『アイドルマスター』の後のような世界設定で、アニメ版に登場したレッスントレーナーが登場する。しかし明確な繋がりがあるわけではない。ゲーム版との繋がりも同様である。
メインキャラクター
シアター所属アイドル
馬場 このみ(ばば このみ)
北沢 志保(きたざわ しほ)
箱崎 星梨花(はこざき せりか)
北上 麗花(きたかみ れいか)
野々原 茜(ののはら あかね)
ジュリア
宮尾 美也(みやお みや)
所 恵美(ところ めぐみ)
徳川 まつり(とくがわ まつり)
声 - 諏訪彩花
ステージ以外のオフでも素の姿を見せない、どんな時もアイドルである事を意識している。ヒロイン総選挙5位で特別編〈2〉ではびしょ濡れで帰ってきたアイドルに対して珍しく素の怒りの表情を浮かべた。
真壁 瑞希(まかべ みずき)
横山 奈緒(よこやま なお)
田中 琴葉(たなか ことは)
島原 エレナ(しまばら えれな)
永吉 昴(ながよし すばる)
望月 杏奈(もちづき あんな)
高山 紗代子(たかやま さよこ)
七尾 百合子(ななお ゆりこ)
周防 桃子(すおう ももこ)
先輩アイドル
その他の登場人物
早坂 そら(はやさか そら)
灰島
欄外企画
『ゲッサン』掲載ページの欄外にキャラクター紹介が載っており、公式Twitterとの連動企画でアイドル達への質問を募り、採用された質問とその答えが掲載された。単行本未収録、また2014年11月号は作者のミリオンラジオレポート漫画が掲載され、キャラクター紹介はなかった。
ヒロイン総選挙
ゲッサンにて行われた読者投票企画。投票によって上位に選ばれたキャラクターが特別編のヒロインとして漫画に登場した。また、結果発表に合わせた描かれたカラーイラストはタペストリーとして誌上販売が行われた。
ドラマCD
単行本特別版にCDが付属。ドラマパートのほか、アイドルマスターシリーズのカバー曲などを収録。
第1巻特別版
第2巻特別版
第3巻特別版
第4巻特別版
第5巻特別版
書籍情報
- 門司雪(漫画)、バンダイナムコゲームス(原作) 『アイドルマスター ミリオンライブ!』 小学館〈ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル〉全5巻
- 2015年3月17日発行(同年3月12日発売)、通常版 ISBN 978-4-09-125760-4 / 特別版 ISBN 978-4-09-159203-3
- 収録話数:第1話 - 第5話
- 2015年8月17日発行(同年8月12日発売)、通常版 ISBN 978-4-09-126286-8 / 特別版 ISBN 978-4-09-159213-2
- 収録話数:第6話 - 第10話
- 2016年1月17日発行(同年1月12日発売)、通常版 ISBN 978-4-09-126739-9 / 特別版 ISBN 978-4-09-159221-7
- 収録話数:第11話 - 第14話、番外編1・2
- 2016年7月17日発行(同年7月12日発売)、通常版 ISBN 978-4-09-127365-9 / 特別版 ISBN 978-4-09-159235-4
- 収録話数:第15話 - 第19話
- 2016年12月17日発行(同年12月12日発売、通常版 ISBN 978-4-09-127471-7 / 特別版 ISBN 978-4-09-941884-7
- 収録話数:第20話 - 最終話
収録話数:第1話 - 第5話
収録話数:第6話 - 第10話
収録話数:第11話 - 第14話、番外編1・2
収録話数:第15話 - 第19話
収録話数:第20話 - 最終話
参考文献
- 『THE IDOLM@STER MILLION LIVE! MAGAZINE』vol.1、一迅社、2017年3月1日、ISBN 978-4-7580-1580-6。
- 『THE IDOLM@STER MILLION LIVE! MAGAZINE』vol.2、一迅社、2017年7月1日。